JP2005218389A - 麺類製造方法及び麺類製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 麺粉と水という原材料から短時間で一人前又は少人数分の食用に供されるような麺への製造が可能で、かつ非常に小型の麺類製造装置や製造方法は知られていなかった。
【解決手段】 麺粉を入れた粉投入部と水投入部とから1人前又は少人数分の量の麺粉と水を攪拌部に投入し、攪拌部によって麺粉と水を攪拌混入して1つ乃至複数の玉状物を形成した後、攪拌部の移動底板を移動して攪拌部底面を開放し、玉状物を押出用カップに移動させ、次に押出用カップ内の玉状物を押出装置により押圧し押出用カップの多数の孔のある押出口から紐状麺として押出し、移動籠付き茹で部の中へ紐状麺を入れ、次に移動籠付き茹で部内で適度の温度の熱湯により加熱し茹で上げ、次に茹で上がった麺を移動籠から、麺洗浄部へ移動させた後、茹で上がった麺を洗浄、冷却して麺類を製造する麺類製造方法及び麺類製造装置による。
【選択図】 図1

Description

この発明は、蕎麦、うどん、きしめん等の麺類製造方法及び麺類製造装置に関する。詳細には、狭い店舗内に設置及び移動可能で、かつ一人前から注文を受け短時間に麺粉と水から人の手に触れずに食用可能な麺類を製造可能な麺類製造方法及び麺類製造装置に関する。
従来の蕎麦、うどん等の麺類は、自家用に製造する場合は、作業者がそば粉や小麦粉に水を加えながら手で捏ね、綿棒などで延ばし、包丁により切る作業により行っていた。
また、現在一般的に市販されている蕎麦、うどんの生麺、茹で麺、乾麺などは、工場における大量生産により製造されており、何千乃至何万食分の麺粉と水を大きな容器内で捏ね、それを延ばし作業等により紐状に成形し、適当に切り、一人前乃至適宜量の蕎麦、うどんを袋詰めにして製造していた。それらの製造装置、製造方法は、一般的に麺粉と水を混入するタンク、それを順次紐状にし、生麺、茹で麺、乾麺にと加工するものであって、その工程は、広い工場をおおよそ水平方向へ素材がコンベアー等の搬送装置を使用して運ばれ、商品としての生麺、茹で麺、乾麺等を製造する装置、方法である。
そして、このように工場等で大量に生産された同質の生麺、茹で麺、乾麺等は、家庭や蕎麦、うどんの店によって食品として再度茹で、または加熱して食される。
特に、いわゆるファストフード店の一種である蕎麦、うどんの立食系店舗においては、前記した工場の大量生産により予め一人前分にまとめられている茹で麺、生麺などの麺玉を熱湯によって温め、あるいは短時間茹でて、それらを客に供するスタイルが一般的である。
前記したように従来、麺粉から直ぐに食用に供されるような麺への製造が可能な小型の麺類製造装置及び麺類製造方法は知られていなかった。そのため、蕎麦、うどんの立食系店舗においては、同一店舗では、同一の蕎麦又はうどんを使用して、具のみを替え、かき揚げそばや月見そばなどとして客に供することしかできなかった。
したがって、このような立食系の小型の店舗においては、麺粉から打ち立ての蕎麦、うどんを供することは、手打ち作業を行って供する以外方法がなかった。特に十割蕎麦などのそば粉を100%使用した蕎麦のように短時間で食感が低下する麺などを商品として客に供することには問題があった。
また、生絞りジュース店のように多数の野菜や果物を店舗内に用意しておき、客の依頼に応じてから数種類の野菜や果物をブレンドして客に好みの混合ジュースを供するように、各種香料や薬種の粉を混入した茶そば、梅そば、ワサビそばなどの変わり蕎麦やうどんを即座に客に供することは、従来不可能であった。
上記課題を解決するために、麺粉を入れた粉投入部と水投入部とから1人前又は少人数分の量の麺粉と水を攪拌部に投入し、攪拌部によって麺粉と水を攪拌混入して1つ乃至複数の玉状物を形成した後、攪拌部の移動底板を移動して攪拌部底面を開放し、玉状物を押出用カップに移動させ、次に押出用カップ内の玉状物を押出装置により押圧し押出用カップの多数の孔のある押出口から紐状麺として押出し、移動籠付き茹で部の中へ紐状麺を入れ、次に移動籠付き茹で部内で適度の温度の熱湯により加熱し茹で上げ、次に茹で上がった麺を移動籠から、麺洗浄用容器へ移動させ、茹で上がった麺を洗浄して麺類を製造することを特徴とする麺類製造方法を提案する。
また、本体と、本体に着脱可能で粉投入口を有する粉投入部と、水投入部と、粉投入部の粉投入口から麺粉及び水投入部から水を受けかつ麺粉と水を攪拌可能な攪拌部と、攪拌部の底面を形成するとともに上下及び水平方向に移動可能な移動底板と、攪拌部によって攪拌された麺粉と水から形成される1つ乃至複数の玉状物を受けるとともに押出口に多数の孔を有する押出用カップと、押出用カップ内の1つ乃至複数の玉状物を押出口から押出し可能な押出装置と、押出用カップの押出口から押出される紐状麺を受けて茹で上げ、麺洗浄用容器へ移動可能な移動籠を有する移動籠付き茹で部と、前記した作動可能なそれぞれの作動部を自動又は手動で制動制御可能なコントロール装置とを有することを特徴とする麺類製造装置を提案する。
更に、0010欄記載の麺類製造装置に、移動籠付き茹で部の茹で上がった麺を、移動籠から麺を受け洗浄及び冷却をする麺洗浄部を設けた麺類製造装置を提案する。更にまた、0010欄記載の麺類製造装置の粉投入部が、本体に対して着脱可能であり複数備えられているカセット式の粉投入部である麺類製造装置を提案する。
この発明によれば、従来の製造装置に比べ非常に小型でコンパクトな構成であり、かつ原材料(麺粉と水)を作業者の手に触れることなく加工し非常に3分前後の短時間に食用として供することの可能な蕎麦、うどんを製造できる。即ち、一人前又は少人数分の量の麺粉と水を作業者の手などに触れることなく、攪拌、絞り(紐状麺に形成する)、茹で、洗浄、冷却の工程を順次、非常に短時間に自動的に行うことができる。したがって、狭い店舗や家庭にも設置することが可能であり、蕎麦、うどんを一人前分から、又は少人数分を非常に短時間、約3分前後の時間で麺粉と水から、作業者の手に触れずに食用可能な麺として、客等の依頼者に供することができる。
そのため、特にそば粉100%の十割蕎麦など短時間で麺が延びて食感が落ちやすく作り置きができない特殊な蕎麦などを、依頼を受けてから短時間で製造することができるため、新鮮で食感のある十割蕎麦を依頼者に供することができる。
また、麺粉と水から作業者の手等に触れずに加工が行われるため、雑菌が混じり込む可能性も少なく非常に衛生的にも優れる。
更にまた、フレーム状の本体を含み各部材が、容易に着脱分解可能なため、清掃が容易で保守点検も容易にでき、運搬も容易であるという効果がある。
また、請求項4記載の発明のようにカセット式の粉投入部を数種類用意しておき、それぞれに予め複数の各種香料や薬種の粉を混入したそば粉や小麦粉、またはそば粉と小麦粉の割合を変えた麺粉を入れて用意しておけば、茶そば、梅そば、ワサビそばなど各種香料や薬種の粉を入れた変わりそばを、客等の依頼者にそれぞれの好みに応じて短時間で容易に供することができるという効果がある。
この発明の麺類製造装置及び麺類製造方法の1つの実施形態について、図1乃至図5に基づいて説明する。図1は、この発明の麺類製造装置の実施形態を示す正面図、図2及び図3は、同じくカセット式の粉投入部及びカップ用ホッパーなどを除いた状態の上フレームであり、移動底板及び押出用カップの移動状態を示す正面説明図である。図4及び図5は、下フレームであり、移動籠の移動状態及び麺洗浄部の昇降枠の昇降状態を説明する正面説明図である。
初めに、この発明の1つの実施形態を示す麺類製造方法について説明する。この発明の実施形態である麺類製造方法は、麺粉を入れた粉投入部2と水投入部3とから1人前又は少人数分の量の麺粉と水を攪拌部4に投入し、攪拌部4によって麺粉と水を攪拌混入して1つ乃至複数の玉状物を形成した後、攪拌部4の移動底板5を移動して攪拌部底面を開放し、玉状物を押出用カップ6に移動させ、次に押出用カップ6内の玉状物を押出装置7により押圧し押出用カップ6の多数の孔のある押出口60から紐状麺Nとして押出して移動籠付き茹で部8の中へ紐状麺Nを入れ、次に移動籠付き茹で部8内で適度の温度の熱湯により加熱し茹で上げ、次に茹で上がった麺を移動籠81から、洗浄する麺洗浄部9へ移動させた後、麺洗浄部9において、茹で上がった麺を洗浄して、麺粉と水から麺を製造する。
また、粉投入部2をカセット式にして変更可能として複数備えておき、複数の異なる種類の麺粉を予め粉投入部2内に入れて用意しておき、依頼者の要求により、粉投入部2を交換して、複数の異なる種類の麺類を製造可能である。
更に、詳細にこの発明の他の実施形態を示す麺類製造方法について説明する。Cは、コントロール装置であり、それぞれの作動部、即ち粉投入部2の粉移動モータ23、攪拌部4の攪拌モータ42、水投入部3の水流開閉部、移動底板5の底板移動モータ兼押出用カップ6の押出カップ移動モータ51、底板昇降モータ兼押出装置7の押出用モータ70、加熱用ヒータ83、籠回転モータ84及び麺洗浄部9の昇降枠移動モータ92のそれぞれと接続し、それぞれの作動部の作動を手動又は自動制御により行うことができる。
自動制御で行う場合は、それぞれの作動部について、予め作動時間、作動の速さ、強さ等の設定値を入力しておき、作動スタート後自動制御させる。例えば、粉投入部2の粉移動モータ23の作動時間、回転数を決めることにより粉投入口20から攪拌部4に一人前の麺粉の量を投入し、水投入部3の水流開閉部の開放時間を決めることで、攪拌部4に一人前の水量を投入することができる。同様に、攪拌部4の回転攪拌装置41の回転時間、回転数等の設定値を決めて自動的に麺粉と水を攪拌混入し玉状物を形成する。玉状物は1つに固まる方が良いが、大小複数でもかまわない。
1つ乃至複数の玉状物を形成する予め設定した時間で回転攪拌装置41が停止後、攪拌部4の移動底板5は、底板昇降モータ70によりやや移動底板5の片側のみをを、攪拌部4の円筒体40から下方に離し、次に底板横移動モータ51により移動底板5を移動させ攪拌部底面を開放させる。この実施形態では底板横移動モータ51は、押出カップ移動モータを兼用しているが、別個に設けてもよい。円筒体底面の開放は、底面全部であってもよく、底面の一部であってもよい。底面の一部開放の場合は、移動底板5が斜めになっているので玉状物は、転がってカップ用ホッパー61を経由して下部の押出用カップ6に落下して移動させることができる。
次に、押出用カップ6のみをカップ用ホッパー61とは別に押出カップ移動モータ51により移動底板5と同時に水平方向に横移動させ、押出装置7の押出棒71の真下に位置させる。その位置にくると、自動制御により押出用モータ70により押出棒71が下降し、押出用カップ6内の玉状物を押出棒71により押圧する。この押圧により押出用カップ6内の玉状物は、底面に設けられている多数の孔のある押出口60から紐状麺Nとして押し出される。
押出口60から多数の紐状麺Nとして押出されると、その下方に設けられている移動籠付き茹で部8の移動籠81内へ自然落下して入る。このとき移動籠付き茹で部8の加熱容器80内には適度の温度の熱湯が入っており、さらに加熱し移動籠81内の紐状麺Nを茹で上げる。この茹で時間、加熱温度も予めコントロール装置Cによって設定しておく。次に、茹で上がった麺は、移動籠81が籠回転モータ84により半回転することにより、茹で上がった紐状麺Nを隣接する麺洗浄部9のザル90の上に置く。他の実施形態として麺洗浄部9を備えない場合、ザル状の麺洗浄用容器を置いておき、そこに移動籠から移された茹で麺を麺洗浄用容器毎、作業者が取り出して通常の水道水のある場所で、茹で上がった麺を洗浄及び冷却をしてもよい。
麺洗浄部9のザル90は、昇降枠91上に着脱可能に載置してあり、昇降枠91は、昇降枠移動モータ92により上昇し、シャワー部93に近接した後、シャワー部93からのシャワー状の洗浄水の放水により、紐状麺Nのぬめりを取るとともに冷却する。依頼者からの注文がモリソバ、ザルソバなどの場合、そのまま昇降枠91からザル90を取り、タレを付して製造されたばかりの蕎麦等の麺類を依頼者に提供することも可能である。この場合、ザル90は、竹製のザルを使用する。
以上は、コントロール装置Cにより予め全ての作動部の作動を設定し自動制御とした場合の麺製造方法であるが、コントロール装置Cを手動制御として全てを作業者が様子を見ながら手動制御することも可能である。更に作動部の幾つかを自動制御にし、残りを手動制御にすることも可能である。
次に、この発明の1つの実施形態を示す麺類製造装置について説明する。麺類製造装置は、フレームからなる縦長の直方体である本体1と、本体1に着脱可能で下部に粉投入口20を有する粉投入部2と、水投入部3と、粉投入部2の粉投入口20の下方に位置し粉投入部2から麺粉を受け、かつ水投入部3から水を受けた後、麺粉と水を攪拌して1つ乃至複数の玉状物を形成する攪拌部4と、攪拌部4の底面を形成するとともに上下及び水平方向に移動可能な移動底板5と、攪拌されて麺粉と水によって形成される玉状物を受けるとともに押出口60に多数の孔を有する押出用カップ6と、押出用カップ6内の1乃至複数の玉状物を押出し可能な押出装置7と、押出用カップ6の押出口60から押出される紐状麺を受け茹で上げる移動籠付き茹で部8と、前記した各部材のそれぞれの作動部の作動を自動又は手動で制動制御可能なコントロール装置Cとを有する。又、前記の麺類製造装置に、移動籠付き茹で部8の移動籠内80の茹で上がった麺を受ける麺洗浄部9を設けて、そこで麺を洗浄及び冷却する麺類製造装置である。
本体1は、金属製フレームからなる直方体を複数、この実施例では上フレーム10と下フレーム11との2つを上下に積み重ねてボルト等により着脱可能に結合してなり、縦長のほぼ直方体であり、各部材を設置するために必要な縦横のフレームは適宜設ける。本体1、又は本体1を形成する上フレーム10、下フレーム11の形状、大きさは、この麺類製造装置を設置する店舗内の設置場所の大きさ、形状等によって適宜変更可能である。
粉投入部2は、上部が広く下部が狭くなったホッパー状の形体であり上部に蕎麦粉、うどん粉等の麺粉を投入可能な開閉可能な蓋を有する上部投入口21を有し、下部に粉移動装置22及び攪拌部4の上面開口部40aに麺粉が投入可能な粉投入口20を有している。粉移動装置22は、粉移動モータ23の回転作動によりホッパー内の麺粉の一部(通常は一人前の麺食分の粉)を粉投入口20へ移動させて粉投入口20から攪拌部4へ落下させ投入する。粉移動装置22は、この実施形態では、粉移動モータ23により回転可能な中心棒を有する水平螺旋体を設け一定時間回転させることにより一人前又は少人数の量の麺粉をホッパー内の下部で水平方向に移動させ粉投入口20から攪拌部4へ落下させる。
粉投入部2は、本体1の上面部に着脱可能に設けており、カセット式にして複数備えられておき、予めそれぞれの粉投入部2の中に十割そば、二八そば、茶そば、ワサビそば、梅そばなど各種そばや薬香料入りそばなど入れておき、依頼者の好みによって直ぐに粉投入部2を交換して、複数の異なる種類の蕎麦を製造することもできる。
水投入部3は、上水道等の水源に上流端部を接続したホースからなり、ホースの中間部に図示しない水流開閉部を備えており、下流側端部30を攪拌部4の開口上面に向けて開放している。
攪拌部4は、透明又は不透明な硬質合成樹脂等からなり上面開口部40aを有する円筒体40と、円筒体40の内部に設けた回転攪拌装置41とを備える。円筒体40の底面は上下及び水平方向に移動可能な移動底板5により形成される。回転攪拌装置は41は、図 に示すように円筒体内部中心に移動底板5に対して垂直方向に設けられ攪拌モータ42により回転可能に設けられる回転棒43と、2つの形状の異なる斜め状攪拌羽根44aと、水平状攪拌羽根44bとからなる。2つの攪拌羽根44a、44bは、回転棒43を中心に180度の位置に設けられており、斜め状攪拌羽根44aは、移動底板5に対しておおよそ45度程度の角度を有する羽根であり、水平状攪拌羽根44bは、移動底板5に対して、ほぼ水平な羽根からなる。攪拌羽根44は、数及び形状は、この実施例とは異なる他の形体でも良く、短時間で麺粉と水を攪拌混入させ玉状物を形成できればよい。
移動底板5は、本体1に水平方向に設けられる2本の並行の支持枠50に移動可能に支持されており、支持枠50に対して水平方向に移動可能に設けられており底板横移動モータ(兼押出用カップモータ)51の作動により、支持枠50に沿って移動し攪拌部4の円筒体40の底面全てを閉鎖して攪拌部4の底面を形成する位置から、円筒体40の底面一部又は全てを開放する位置まで移動できる。
2本の支持枠50は、図2及び図3に示されるように右側端部50aが上下移動可能に設けられており、右側端部50aが下端に移動すると2本の支持枠50は、攪拌部4の底面部に対して右斜めが下がった斜状になり、同時に移動底板5は、攪拌部4の底面部に対して右側が間隔が開いた斜状になる。この2本の支持枠50の右側端部50aの上下移動は、底板昇降モータ70の作動によるが、この実施形態では押出用モータ70が兼用している。
押出用カップ6は、上部に上部が広く下部が狭いカップ用ホッパー61を固定して設けており、その下方に設けられている。押出用カップ6は、上面を開口させ、下面に押出口60を設けてある円筒体からなる。押出口60には、多数の同じ径孔の孔を設けている。孔の径は、蕎麦、うどんによって異なるが、蕎麦の場合が2mm前後、うどんの場合が5mm前後が標準である。
カップ用ホッパー61は、攪拌部4の円筒体40の底面の下方に開口する上面を対向させる位置に設けてある。押出用カップ6は、カップ用ホッパー61の開放下面から、押出装置7の下方の位置まで水平方向に往復移動可能である。押出用カップ6は、攪拌部4の円筒体40の底面が開放した状態で、攪拌部4で攪拌され形成された1乃至複数の玉状物Bを上面開口部から受け取り、押出用カップ移動モータ51により水平移動し、押出装置7の垂直移動方向下方位置まで移動して停止可能である。この実施形態では押出用カップ移動モータ51は、底板横移動モータ51が兼用している。
押出装置7は、押出用モータ70により上下移動する円柱状の押出棒71からなる。押出棒71の外径は、ほぼ押出用カップ6の内径と同じである。押出装置7の押出棒7は、下降することで押出用カップ6内の1乃至複数の玉状物を、押出口60の多数の孔から紐状麺として押し出す。なお、押出棒71の移動は、エアシリンダー、オイルシリンダー等の動力源によって行うこともできる。
移動籠付き茹で部8は、押出装置7の下方に間隔を空けて位置し、押出用カップ6の押出口60から押出された紐状麺Nを上面から受け取る位置に設けられる。移動籠付き茹で部8は、加熱容器80と、加熱容器80の内部にある移動籠81との内外二重構造からなり、加熱容器80の下部には加熱用ヒータ83を備えている。加熱容器80及び移動籠81は、上面のみが開口する直方体であり、加熱容器80は熱伝導率の高い金属板状体からなり水、お湯を入れることが可能である。移動籠81は、金属製網体からなりお湯等の液体を切って、紐状麺Nのみが籠内に残る。
移動籠付き茹で部8の移動籠81は、正面視で前後方向水平状に設けられた回転部82に一辺を複数のアーム部81bで固定されており、回転中心部82の180度近くの半回転により回転中心部82を中心に半回転される。この半回転により移動籠81は、加熱容器80内部から浮き上がり、上面開口部81aを麺洗浄部9へ向けて半回転し、移動籠81内部の茹で上がった麺Nを、麺洗浄部9へ移動させる。回転中心部82の回転は、籠回転モータ84によって行う。
麺洗浄部9は、浅い金属製ザル90と、ザル90を載置させている昇降枠91と、昇降枠91を昇降ワイヤー94により昇降させる枠昇降モータ92と、洗浄水を上部からシャワー状に放水するシャワー部93を有する。ザル90は、昇降枠91に着脱可能に載置されており、手動で容易に昇降枠91より外すことができる。昇降枠91は、昇降枠移動モータ94により昇降し、91aの下端位置から91bの上端位置まで昇降可能である。
ザル90を載せた昇降枠91は、下部に位置して移動籠81から茹で上がった麺Nを受け取った後、上昇して上部にあるシャワー部93に近接後、シャワー部93から放水される洗浄水、一般的には冷却を兼ねた洗浄冷却水により茹で上がり熱い麺Nを洗浄してぬめりをとり、同時に冷却する。依頼者からの注文がモリソバ、ザルソバなどの場合、そのまま、タレを付して依頼者に提供することも可能である。
コントロール装置Cは、本体1に設けてもよく、無線又は有線により本体1から離れた近くから作業者が手に持ってもよい。コントロール装置Cは、各作動部、即ち粉移動モータ23、攪拌モータ42、水流開閉部、底板移動モータ51,底板昇降モータ、押出カップ移動モータ62,押出用モータ70、加熱用ヒータ83、籠回転モータ84及び昇降枠移動モータ94のそれぞれと接続し、それぞれの作動部の作動を手動又は手動スタート後は自動制御により、制御、調整、コントロール可能である。
この発明の麺製造装置は、従来と比べ非常にコンパクトな構造であるため、立食い蕎麦店等の比較的狭い店舗に置くことができ、来客等の注文を受けて一人前の麺粉から作業者の手に触れることなく3分程度の短時間に蕎麦(そば切り)、うどんが食用として来客に供せることができるため、比較的狭い面積の店や、一般家庭でも利用可能性が高い。
この発明の麺製方法は、一人前又は少人数の蕎麦等の麺類を、麺粉と水から非常に短時間で茹でたて麺として食用に供することが可能なため、茶そば、ワサビそば、梅そばなど多くの種類の麺粉を予め準備しておくことで、来客等に容易に提供することができ、比較的狭い面積の店や一般家庭の他、一般の蕎麦店でも利用可能性が高い。
この発明の一つの実施形態を示す麺類製造装置の正面図 同じくカセット式の粉投入部及びカップ用ホッパーなどを除いた状態の上フレームであり、移動底板及び押出用カップの移動状態を示す正面説明図 同じくカセット式の粉投入部及びカップ用ホッパーなどを除いた状態の上フレームであり、移動底板及び押出用カップの移動状態を示す正面説明図 同じく下フレームであり、移動籠の移動状態及び麺洗浄部の昇降枠の昇降状態を説明する正面説明図 同じく下フレームであり、移動籠の移動状態及び麺洗浄部の昇降枠の昇降状態を説明する正面説明図
符号の説明
1 本体
10 上フレーム
11 下フレーム
2 粉投入部
20 粉投入口
21 上投入口
22 粉移動装置
23 粉移動モータ
3 水投入部
30 下流側端部
4 攪拌部
40 円筒体
41 回転攪拌装置
42 攪拌モータ
43 回転棒
44 攪拌羽根
44a 斜め状攪拌羽根
44b 水平状攪拌羽根
5 移動底板
50 支持枠
50a 支持枠の右側端部
51 底板横移動モータ兼押出用カップモータ
6 押出用カップ
60 押出口
61 カップ用ホッパー
7 押出装置
70 押出用モータ兼底板上下移動モータ
71 押出棒
8 移動籠付き茹で部
80 加熱容器
81 移動籠
81a 上面開口部
81b アーム部
82 回転中心部
83 加熱用ヒータ
84 籠回転モータ
9 麺洗浄部
90 ザル
91 昇降枠
92 枠昇降モータ
93 シャワー部
94 昇降用ワイヤー
C コントロール装置
N 紐状麺

Claims (4)

  1. 麺粉を入れた粉投入部と水投入部とから1人前又は少人数分の量の麺粉と水を攪拌部に投入し、攪拌部によって麺粉と水を攪拌混入して1つ乃至複数の玉状物を形成した後、攪拌部の移動底板を移動して攪拌部底面を開放し、玉状物を押出用カップに移動させ、次に押出用カップ内の玉状物を押出装置により押圧し押出用カップの多数の孔のある押出口から紐状麺として押出し、移動籠付き茹で部の中へ紐状麺を入れ、次に移動籠付き茹で部内で適度の温度の熱湯により加熱し茹で上げ、次に茹で上がった麺を移動籠から、麺洗浄用容器へ移動させ、茹で上がった麺を洗浄して麺類を製造することを特徴とする麺類製造方法。
  2. 本体と、本体に着脱可能で粉投入口を有する粉投入部と、水投入部と、粉投入部の粉投入口から麺粉及び水投入部から水を受けかつ麺粉と水を攪拌可能な攪拌部と、攪拌部の底面を形成するとともに上下及び水平方向に移動可能な移動底板と、攪拌部によって攪拌された麺粉と水から形成される1つ乃至複数の玉状物を受けるとともに押出口に多数の孔を有する押出用カップと、押出用カップ内の1つ乃至複数の玉状物を押出口から押出し可能な押出装置と、押出用カップの押出口から押出される紐状麺を受けて茹で上げ、麺洗浄用容器へ移動可能な移動籠を有する移動籠付き茹で部と、前記した作動可能なそれぞれの作動部を自動又は手動で制動制御可能なコントロール装置とを有することを特徴とする麺類製造装置。
  3. 本体と、本体に着脱可能で粉投入口を有する粉投入部と、水投入部と、粉投入部の粉投入口から麺粉及び水投入部から水を受けかつ麺粉と水を攪拌可能な攪拌部と、攪拌部の底面を形成するとともに上下及び水平方向に移動可能な移動底板と、攪拌部によって攪拌された麺粉と水から形成される1つ乃至複数の玉状物を受けるとともに押出口に多数の孔を有する押出用カップと、押出用カップ内の1つ乃至複数の玉状物を押出口から押出し可能な押出装置と、押出用カップの押出口から押出される紐状麺を受けて茹で上げる移動籠付き茹で部と、移動籠付き茹で部の移動籠内の茹で上がった麺を受け洗浄及び冷却をする麺洗浄部と、前記した作動可能なそれぞれの作動部を自動又は手動で制動制御可能なコントロール装置とを有することを特徴とする麺類製造装置。
  4. 粉投入部が、本体に対して着脱可能であり複数備えられているカセット式の粉投入部である請求項2又は請求項3のいずれかに記載の麺類製造装置。
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