JP2005218254A - 一方向クラッチ及び発電機用アウタロータの組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】工数を大幅に削減してコストの低減を可能にする外,クラッチアウタ及びアウタロータの同心精度を高めて,アウタロータ及びステータ間の間隙を狭めることを可能にした,一方向クラッチ及び発電機用アウタロータの組立体を提供する。
【解決手段】始動用一方向クラッチ3のクラッチアウタ9に,発電機4のアウタロータ5を結合した,一方向クラッチ及び発電機用アウタロータ5の組立体において,クラッチアウタ9を,クラッチインナ8を囲繞する環状部9aと,この環状部9aに一体に形成されて半径方向内方に延びる側壁部9bと,この側壁部9bの内周端に一体に形成されてクランク軸2に固着されるボス9cとで構成し,その側壁部9bの外側面に,外周側を開放した環状の凹部20を設け,該凹部20にアウタロータ5の内周端部を嵌合して溶接22した。
【選択図】 図1

Description

本発明は,エンジンのクランク軸に相対回転自在に支承され,一側に始動ギヤを有するクラッチインナと,このクラッチインナを同心上で囲繞するように配置されて前記クランク軸に固着されるクラッチアウタと,これらクラッチインナ及びクラッチアウタ間に介装されて前者から後者への一方向のみの伝動を可能にする一方向伝動駒とで一方向クラッチを構成し,前記クラッチアウタには,エンジンの固定構造体に固着されるステータと共同して発電機を構成するアウタロータを結合した,一方向クラッチ及び発電機用アウタロータの組立体の改良に関する。
かゝる一方向クラッチ及び発電機用アウタロータの組立体は,例えば下記特許文献に開示されるように,既に知られている。
特公平6−65899号公報
ところで,従来のかゝる一方向クラッチ及び発電機用アウタロータの組立体では,アウタロータをクラッチアウタに複数のリベットにより固着していたので,クラッチアウタ及びアウタロータには,複数のリベットを挿通するための複数のリベット孔を穿設しなければならず,これが工数を多くしてコストの低減を妨げるのみならず,リベット孔の加工誤差を見込んで,アウタロータと,エンジンの固定構造体に固着されるステータとの対向周面間の間隙を大きめに設定することを余儀なくされていた。ところで,上記間隙は,発電機の発電効率を高める上に,極力小さくすることが望まれている。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,工数を大幅に削減してコストの低減を可能にする外,クラッチアウタ及びアウタロータの同心精度を高めて,アウタロータ及びステータ間の間隙を狭め,発電機の発電効率の向上を図ることを可能にした,前記一方向クラッチ及び発電機用アウタロータの組立体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,エンジンのクランク軸に相対回転自在に支承され,一側に始動ギヤを有するクラッチインナと,このクラッチインナを同心上で囲繞するように配置されて前記クランク軸に固着されるクラッチアウタと,これらクラッチインナ及びクラッチアウタ間に介装されて前者から後者への一方向のみの伝動を可能にする複数の一方向伝動駒とで一方向クラッチを構成し,前記クラッチアウタには,エンジンの固定構造体に固着されるステータと共同して発電機を構成するアウタロータを結合した,一方向クラッチ及び発電機用アウタロータの組立体において,前記クラッチアウタを,前記クラッチインナを囲繞する環状部と,この環状部の,前記始動ギヤと反対側の一端部に一体に形成されて半径方向内方に延び,前記クラッチインナ及び一方向伝動駒の一端面を覆う側壁部と,この側壁部の内周端に一体に形成されて前記アウタロータに囲繞されるように軸方向に延び,前記クランク軸に固着されるボスとで構成し,前記側壁部の外側面に,外周側を開放した環状の凹部を設け,この凹部に前記アウタロータの内周端部を嵌合すると共に,それらの嵌合部相互を溶接したことを第1の特徴とする。
尚,前記エンジンの固定構造体は,後述する本発明の実施例中のサイドカバー15に対応する。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記凹部への前記アウタロータの内周端部の嵌合を圧入としたことを第2の特徴とする。
さらに本発明は,第1又は第2の特徴に加えて,前記凹部を,前記環状部の半径方向最小肉厚部の側方投影面内に配置したことを第3の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,クラッチアウタを,クラッチインナを囲繞する環状部と,この環状部の,始動ギヤと反対側の一端部に一体に形成されて半径方向内方に延び,クラッチインナ及び複数の一方向伝動駒の一端面を覆う側壁部と,この側壁部の内周端に一体に形成されてアウタロータに囲繞されるように軸方向に延び,クランク軸に固着されるボスとで構成し,前記側壁部の外側面に,外周側を開放した環状の凹部を設け,この凹部にアウタロータの内周端部を嵌合すると共に,それらの嵌合部相互を溶接したので,孔あけやリベット止めを必要とした従来のものよりも工数を削減しながら,クラッチアウタ及びアウタロータを一体化することができ,コストの低減に寄与し得る。
しかもクラッチアウタ及びアウタロータの,凹部での嵌合により,両者の同心精度を高めることができるから,エンジンの組立時,アウタロータ及びステータ間の同心誤差を少なくすることができ,したがってアウタロータ及びステータの対向周面間の間隙を狭めて発電機の発電効率の向上に寄与し得る。
また本発明の第2の特徴によれば,溶接に先立って,凹部へアウタロータの内周端部を圧入することにより,クラッチアウタ及びアウタロータを高い同心精度で仮止めすることができ,次の溶接工程でも同心精度の狂いを効果的に防ぐことができる。
さらに本発明の第3の特徴によれば,凹部を,クラッチアウタの環状部の最小肉厚部の側方投影面内に配置したので,クラッチアウタの環状部及び側壁部の軸方向に沿う総合肉厚の大なる部分が,凹部の分だけ肉抜きされることになり,したがって側壁部の単独部分の肉厚を減少させることなく,即ち側壁部の強度を損じることなく,クラッチアウタの軽量化を図ることができる。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明の第1実施例に係る一方向クラッチ及び発電機用アウタロータの組立体を備えたエンジンの要部縦断面図,図2は第1実施例におけるクラッチアウタ及びアウタロータの溶接方法説明図,図3は上記クラッチアウタ及びアウタロータの別の溶接方法説明図,図4は本発明の第2実施例を示す,図1との対応図である。
先ず,図1及び図2に示す本発明の第1実施例より説明する。
図1において,符号Eは自動二輪車や自動車に搭載されるエンジンを示し,そのクランクケース1に支承されるクランク軸2の一端部には,始動モータ(図示せず)の駆動力をクランク軸2に伝達する一方向クラッチ3と,クランク軸2により駆動される発電機4のアウタロータ5とが取り付けられる。
一方向クラッチ3は,クランク軸2の外周にニードルベアリング7を介して相対回転自在に支承されるクラッチインナ8と,このクラッチインナ8を囲繞するように同心配置されてクランク軸2に固着されるクラッチアウタ9と,これらクラッチインナ8及びクラッチアウタ9間に介装され,クラッチインナ8からクラッチアウタ9への一方向のみの伝動を可能にする,複数のローラやスプラグ等の一方向伝動駒10,10…とから構成され,クラッチインナ8の一端部には,始動モータの出力軸に連結したピニオン(図示せず)により減速駆動される始動ギヤ12が一体に形成される。その際,クラッチインナ8及び始動ギヤ12は鍛造により一体に成形される。
またクラッチアウタ9は,クラッチインナ8を囲繞する環状部9aと,この環状部9aの,始動ギヤ12と反対側の一端部に一体に形成されて半径方向内方に延び,クラッチインナ8及び一方向伝動駒10,10…の一端面を覆う側壁部9bと,この側壁部9bの内周端に一体に形成されて,クランク軸2の軸方向に沿って始動ギヤ12と反対方向に延びるボス9cとで構成されるもので,このクラッチアウタ9も鍛造により一体に成形される。上記環状部9aには,側壁部9bと共同して一方向伝動駒10,10…の側方移動を抑えるリテーナ11がカシメにより固着される。
上記ボス9cは,クランク軸2にテーパ嵌合されると共に,キー13を介して結合され,更にそのテーパ嵌合部が,クランク軸2に螺着されるナット14又はボルトにより緊締される。
発電機4は,クラッチアウタ9に同心結合されて前記ボス9cを囲繞する前記アウタロータ5と,クランクケース1の一側面に位置決めしてボルト接合されるサイドカバー15の内壁に位置決め固定されてアウタロータ5内に同心配置されるステータ16とで構成される。
上記アウタロータ5は,ステータ16を囲繞する円筒部5aと,この円筒部5aの一端から半径方向内方に屈曲する側壁部5bと,円筒部5aの内周面に固設される環状配列の複数の永久磁石5c,5c…とからなっており,円筒部5a及び側壁部5bは,鋼板を素材として一体にプレス成形される。
またステータ16は,サイドカバー15の内壁にボルト18で固着されるステータコア16aと,このステータコア16a外周部の複数のポールに巻装される複数のステータコイル16bとからなっており,これらアウタロータ5及びステータ16の対向周面間には一定の間隙が設けられる。
上記アウタロータ5は,クラッチアウタ9に次のようにして結合される。
先ず,クラッチアウタ9において,その側壁部9bの外周部に,側壁部9bの外側面より凹入した環状の凹部20が形成され,この凹部20は,深さがアウタロータ5の側壁部5bの板厚と略同寸法で,且つクラッチアウタ9の環状部9aの半径方向最小肉厚部9aaの側方投影面21内に収まる大きさになっている。この凹部20は,クラッチアウタ9の鍛造時に成形され,若しくは鍛造後,切削により形成される。この凹部20に,アウタロータ5の側壁部9bが嵌合され,望ましく圧入される。その際,クラッチアウタ9及びアウタロータ5の両側壁部5b,9bの,アウタロータ5内に臨む面は略面一とされ,両側壁部5b,9bの嵌合境界部が全周に亙り突き合わせ溶接22される。こうしてクラッチアウタ9及びアウタロータ5は相互に一体化される。
而して,エンジンEの始動時,図示しないスタータモータを起動して始動ギヤ12を駆動すれば,その駆動トルクにより一方向クラッチ3が接続状態となるので,始動ギヤ12の駆動トルクがクラッチインナ8から一方向伝動駒10,10…及びクラッチアウタ9を経てクランク軸2に伝達して,それをクランキングするので,エンジンEを始動することができ,その始動に伴ないクラッチインナ8がクラッチアウタ9より高速で回転すると,一方向クラッチ3は遮断状態となり,クラッチインナ8はクラッチアウタ9に対して空転状態となり,始動モータの作動を停止しても,始動モータへの逆負荷の伝達は生じない。
そして,エンジンEの作動中,クランク軸2からアウタロータ5を介して回転駆動されるアウタロータ5と,サイドカバー15に固定されたステータ16との協働により発電が行われる。
ところで,クラッチアウタ9は,クラッチインナ8を囲繞する環状部9aから,クランク軸2にキー結合されるボス9cまでの全体が鍛造により一体に成形され,その環状部9a及びボス9c間を一体に連結する側壁部9bの外周部に設けられた凹部20にアウタロータ5の内周端部を嵌合し,それらの嵌合部に溶接22を施すので,孔あけやリベット止めを必要とした従来のものよりも工数を削減しながら,クラッチアウタ9及びアウタロータ5を一体化することができ,コストの低減に寄与し得る。
しかもクラッチアウタ9及びアウタロータ5の,凹部20での嵌合により,両者の同心精度を高めることができるから,クラッチアウタ9のボス9cをクランク軸2に固着し,ステータ16を定位置に固定したサイドカバー15をクランクケース1の定位置に接合したときの,アウタロータ5及びステータ16間の同心誤差を少なくすることができ,したがってアウタロータ5及びステータ16の対向周面間の間隙を狭めて発電機4の発電効率の向上を図ることができる。
特に,クラッチアウタ9の凹部20にアウタロータ5を圧入する場合には,クラッチアウタ9及びアウタロータ5を高い同心精度で仮止めすることができ,その後の溶接工程でも,同心精度の狂いを効果的に防ぐことができる。
また上記凹部20は,クラッチアウタ9の環状部9aの半径方向最小肉厚部9aaの側方投影面21内に配置されるので,環状部9a及び側壁部9bの軸方向に沿う総合肉厚の大なる部分が,凹部20の分だけ肉抜きされることになり,したがって側壁部9bの単独部分の肉厚を減少させることなく,即ち側壁部9bの強度を損じることなく,クラッチアウタ9の軽量化を図ることができる。
次に図2により,上記クラッチアウタ9及びアウタロータ5相互の溶接方法について説明する。
クラッチアウタ9及びアウタロータ5の両側壁部5b,9bの突き合わせ溶接22には,プラズマ溶接法やTIG溶接法が適当である。その溶接に際しては,先ず,永久磁石5c,5c…の磁束の通過を阻止する,磁性材(例えば電磁軟鉄)からなる磁気シールドリング23をアウタロータ5の永久磁石5c,5c…群の内周面に沿って設置する。そして,この磁気シールドリング23の内側で,溶接トーチTから前記両側壁部5b,9bの突き合わせ部に向けてビーム又はアークを照射しながら,クラッチアウタ9及びアウタロータ5をその軸線周りに回転するか,若しくは溶接トーチTをクラッチアウタ9及びアウタロータ5の軸線周りに回転することにより,上記突き合わせ部に溶接22を施す。
而して,永久磁石5c,5c…の磁束は,磁気シールドリング23により上記溶接部への影響を遮断されるので,溶接時,溶接トーチTから発射されたビーム又はアーク等が永久磁石5c,5c…側に引き寄せられることを防止でき,したがって上記ビーム又はアークのワークに対する照射位置の狂いを防ぐことができるので,クラッチアウタ9及びアウタロータ5相互の溶接を確実に行い得て,溶接不良の発生を効果的に防ぐことができる。
特に,永久磁石5c,5c…群の内周面に沿って配置される磁気シールドリング23によれば,アウタロータ9の内側に永久磁石5c,5c…の磁束が及ばない比較的広い領域を形成することができ,クラッチアウタ9及びアウタロータ5相互の溶接を確実に行うことができる。
また図3に示すように,上記溶接時,磁気シールドリング23に代えて,溶接トーチTに,そのビーム又はアーク発生部を囲繞する磁気シールド筒24を装着しても,上記と同様に,永久磁石5c,5c…の磁束の,溶接トーチTの発射ビーム又はアーク等に対する影響を磁気シールド筒24により遮断して,クラッチアウタ9及びアウタロータ5相互の溶接を確実に行うことができる。
特に,磁気シールド筒24は,これを溶接トーチTに一旦装着するだけで,多数のクラッチアウタ9及びアウタロータ5の溶接を確実に行うことができ,作業性が良好である。
さらに前記磁気シールドリング23及び磁気シールド筒24を併用すれば,永久磁石5c,5c…の磁束の,溶接トーチTの発射ビーム又はアーク等に対する影響を,より確実に防ぐことができる。
次に,図4に示す本発明の第2実施例について説明する。
この第2実施例では,クラッチアウタ9及びアウタロータ5の両側壁部5b,9bの,アウタロータ5内に臨む側面間に段差26を設け,この段差26によって両側壁部5b,9b間に形成された環状隅部27に溶接22を施して,両側壁部5b,9bを一体化した点を除けば,前実施例と同様であり,図4中,前実施例と対応する部分には同一の参照符号を付して,その説明を省略する。
この第2実施例によれば,突き合わせ溶接時のように,両側壁部5b,9b間に開先溝を形成する必要がなく,工数の更なる削減を図ることができる。
尚,本発明は,上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
本発明の第1実施例に係る一方向クラッチ及び発電機用アウタロータの組立体を備えたエンジンの要部縦断面図。 第1実施例におけるクラッチアウタ及びアウタロータの溶接方法説明図。 上記クラッチアウタ及びアウタロータの別の溶接方法説明図, 本発明の第2実施例を示す,図1との対応図。
符号の説明
E・・・・エンジン
2・・・・クランク軸
3・・・・一方向クラッチ
4・・・・発電機
5・・・・アウタロータ
8・・・・クラッチインナ
9・・・・クラッチアウタ
9a・・・環状部
9aa・・環状部の半径方向最小肉厚部
9b・・・側壁部
9c・・・ボス
12・・・始動ギヤ
15・・・エンジンの固定構造体(サイドカバー)
16・・・ステータ
20・・・凹部
21・・・投影面
22・・・溶接

Claims (3)

  1. エンジン(E)のクランク軸(2)に相対回転自在に支承され,一側に始動ギヤ(12)を有するクラッチインナ(8)と,このクラッチインナ(8)を同心上で囲繞するように配置されて前記クランク軸(2)に固着されるクラッチアウタ(9)と,これらクラッチインナ(8)及びクラッチアウタ(9)間に介装されて前者(8)から後者(9)への一方向のみの伝動を可能にする複数の一方向伝動駒(10)とで一方向クラッチ(3)を構成し,前記クラッチアウタ(9)には,エンジン本体(15)に固着されるステータ(16)と共同して発電機(4)を構成するアウタロータ(5)を結合した,一方向クラッチ及び発電機用アウタロータ(5)の組立体において,
    前記クラッチアウタ(9)を,前記クラッチインナ(8)を囲繞する環状部(9a)と,この環状部(9a)の,前記始動ギヤ(12)と反対側の一端部に一体に形成されて半径方向内方に延び,前記クラッチインナ(8)及び一方向伝動駒(10)の一端面を覆う側壁部(9b)と,この側壁部(9b)の内周端に一体に形成されて前記アウタロータ(5)に囲繞されるように軸方向に延び,前記クランク軸(2)に固着されるボス(9c)とで構成し,前記側壁部(9b)の外側面に,外周側を開放した環状の凹部(20)を設け,この凹部(20)に前記アウタロータ(5)の内周端部を嵌合すると共に,それらの嵌合部相互を溶接(22)したことを特徴とする,一方向クラッチ及び発電機用アウタロータの組立体。
  2. 請求項1記載の一方向クラッチ及び発電機用アウタロータの組立体において,
    前記凹部(20)への前記アウタロータ(5)の内周端部の嵌合を圧入としたことを特徴とする,一方向クラッチ及び発電機用アウタロータの組立体。
  3. 請求項1又は2記載の一方向クラッチ及び発電機用アウタロータの組立体において,
    前記凹部(20)を,前記環状部(9a)の半径方向最小肉厚部(9aa)の側方投影面(21)内に配置したことを特徴とする,一方向クラッチ及び発電機用アウタロータの組立体。
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