JP2005217641A - 携帯端末装置およびその表示制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の筐体と第2の筐体が閉状態とされると、キーフラグをセットしてサブ表示部109を一旦所定のパターンで表示させるものの、10秒以上、サブ表示部109に所定のパターンを表示を指定する背面キー110の操作がないと強制的にキーフラグをリセットしてタイムアウトとして強制的に消灯(表示無しの状態に遷移)させる。これにより、低消費電力に対応した効率の良い表示制御を行うことができ、また発光時間を短くできる。
【選択図】 図3
Description
この携帯電話機は、電池残量を複数のレベルに区分してレベル値を割り付けた第1テーブルと、このレベル値に対応させてタイマカウント値を割りつけた第2テーブルと、このタイマカウント値に到達するまでの間、制御部によりバックラインを点灯させるものである。
具体的には、キー操作部でキー押下があったときの電池残量のレベル値を第1レベルを参照して判定し、レベル値が所定レベル値を超えているときには、バックラインを点灯させるとともに、第1および第2テーブルを参照して設定すべきタイマカウント値を読み出して制御部に設定する。
そして、2つの表示部を有する携帯電話機における低消費電力化が望まれている。
特に、自発光型の有機ELディスプレイをサブ表示部に採用した場合、液晶と比べてEL自体が発光するために消費電力が増加することから、さらに効率的な消費電力化が必要となる。
また、有機ELには寿命があるため、発光時間をできるだけ短時間とする必要がある。
この場合、背面にスイッチが配置されているために、たとえば鞄の中に閉状態で入れておいた場合等に、勝手にスイッチが押されてしまう可能性があり、その分無駄な電力を消費してしまう。
また、表示指定のための入力部の誤操作があったとしても無駄な電力の消費を防止することができる利点がある。
また、図2は、本実施形態に係る携帯電話機の開状態における外観の一例を示す斜視図であり、図3は、本実施形態に係る携帯電話機の閉状態における外観の一例を示す斜視図である。
第1の筐体112は、可動機構部114の近傍に送受信アンテナ102aが配置され、その正面側112aには、図2に示すように、キー入力部104と、マイクロフォン108bと、開閉検知部106の第1スイッチ部106aが配置されている。マイクロフォン108bはキー入力部104の下部に配置され、第1スイッチ部106aはキー入力部104の図中右側上部に配置されている。
第2の筐体113の背面側114aには、図3に示すように、ハーフミラー115が配置され、そのハーフミラー115内にサブ表示部109が配置され、サブ表示部109の近傍にプッシュスイッチからなる背面キー110が配置され、また可動機構部114の近傍に、撮像部105の対物レンズを含む光学系105a、およびフラッシュランプ105bが配置されている。
また、電源部101から供給される電力は、構成部に応じて制御部111によって制御される。たとえばメイン表示部107やサブ表示部109の表示状態に応じて制御部111によって電力供給が制御される。
また、通信処理部102は、管理センタから通信網を介して送信されてくる画像データ、音声情報、電子メール等を送受信アンテナ102aを通して受信し、受信した各種情報を復調して制御部111に出力する。
撮像部105は、制御部111により第1の制御信号CTL1を受けて撮影動作を行う。
撮像部105による撮像は、たとえばキー入力部104に配置され、撮像キーとして割り当てられた所定のキー操作により開始される。このとき、撮像部105は、たとえば制御部111の制御に従って、撮像時にフラッシュランプ105bを点灯させる。
具体的には、撮像処理回路において、被写体の像は、撮像素子の2次元平面上に画素単位で配置される複数の受光素子により受光される。その際、受光素子上のカラーフィルタを通して、色の情報を光3原色(R,G,B)に分解して取り込む。
そして、撮像処理回路は、各画素の輝度値が電圧に変換し、順にアナログ/デジタル(A/D)変換器によってデジタルデータに変換して、制御部111に供給する。
なお、撮像素子としては、たとえばCCDやCMOSセンサが適用される。
また、撮影モードにおいて、撮像部115により得られた被写体の画像がメイン表示部107に表示される。
メイン表示部107は、開閉検知部106の検知信号S106が、第1の筐体112と第2の筐体113が開状態にある旨を示しているときに、制御部111により点灯するように制御される。
音声処理部108は、無線通信モードにおいて、マイクロフォン108bにより収音した音声に対して所定の処理を行って制御部111に出力する。
音声処理部108は、制御部111により供給された音声情報に対して所定の処理を行ってスピーカ108aから放音させる。
なお、有機ELディスプレイとは、電気光学素子としての有機EL素子がマトリクス状に配列され、この有機EL素子が自発光して可視状態となるため、バックライトを必要とせず、低消費電力デバイスとして用いられているが、表示されている面積分の発光がなされることもあり、表示させる面積が少ない方が消費電力は低下するという特徴を持つ。
サブ表示部109に表示される第1のパターンには、時刻を表示する時刻表示領域や日時を表すカレンダー表示領域と、携帯電話機100の状態表示領域とを全表示領域を使用して表示する図4中Aで示すパターンが含まれる。
また、第2のパターンとしては、Aにて示されていた各表示領域のうち最も面積の大きい時計表示領域を消灯するとともに、カレンダーで使用していたカレンダー表示領域をカレンダーに代えて携帯電話機100の設定状況に変更し、携帯電話機100の状態表示領域については表示を継続させるという、部分的に不使用な領域を設ける図4中Bで示すようパターンが含まれる。さらに、第2のパターンには、図4のパターンBからさらにカレンダー表示領域についても消灯し、携帯電話機100の状態表示領域については表示を継続させるという、部分的に不使用な領域を拡大した図4中Cで示すようなパターンも含まれる。
第3のパターンとしては、図4のパターンCからさらに携帯電話機100の状態表示領域についても消灯して全ての表示領域を消灯する図4中Dで示すようなパターンが含まれる。
サブ表示部109は、タイムアウトとして強制的に消灯(表示無しの状態に遷移)された後に、たとえば開閉検知部106の検知信号S106を新たに検出したときに第1パターンをもって表示するように点灯制御される。なお、第1の筐体112と第2の筐体113とが閉状態のときに、サブ表示部109がタイムアウトして強制的に消灯された場合には、一旦開状態にした後、再び閉状態になされると、新たに検知信号S106の入力を検知できるため、サブ表示部109は第1のパターンをもって表示するように点灯制御される。
背面キー110は、第1の入力パターンおよび第2の入力パターンにより入力することが可能である。
第1の入力パターンは、キーの押下操作により図4に示すようなサブ表示部109における表示状態を指定する入力パターンであり、通常のキー押下(短時間の押下)により表示パターンを指定する。
第2の入力パターンは、第1の入力パターンによりキー押下時間が長い入力パターンであり、たとえば背面キー110を長く押下(たとえば2秒以上)する入力パターンでる。
背面キー110を長く押下すると、制御部111がキーフラグをセットして背面キー110の入力を有効とする。
また、タイムアウトによりサブ表示部109に表示していた第1のパターン、第2のパターン、または第3のパターンの表示状態となってから強制的に消灯(表示無しの状態)に遷移させた場合に、背面キー110を長押しすると、サブ表示部109には制御部111に制御に従って、第1のパターン、すなわち、図4中Aで示すような、時刻や日時を示すカレンダー表示と携帯電話機100の状態表示とを含むパターンをもって表示するように点灯制御される。
たとえば、制御部111は、通信処理部102における各種情報の無線による送受信の制御、第2の制御信号CTL2による撮像部105の撮影制御、第1の制御信号CTL1による音声処理部108に対する音声情報の処理、メイン表示部107への情報の表示および点灯制御、サブ表示部109への点灯表示制御、キー入力部104の入力情報に応じた処理、メモリ103に対するアクセス制御等を行う。
無線通信モードは、通信処理部102を通して無線通信が可能なモードであり、制御部111は、表示部117に電源起動直後の標準画面(いわゆる待ち受け画面)を表示させる。無線通信モードにおいては、キー入力部104の操作により発呼動作等を行うことが可能である。
制御部111は、背面キー110が長押下されると、キーフラグをセットして、サブ表示部109が点灯するように制御し、まず、サブ表示部109に第1のパターン(図4のAのパターンをもって表示するように制御し、キーフラグがセットされている間は、背面キー110の入力を有効であるとして受け付ける。
すなわち、制御部111は、キーフラグがセットされていて、サブ表示部109に第1のパターンを表示した後に、10秒以内に背面キー110が押下されると、図4に示すA〜Dの4つのパターンを巡回的に表示させる。
制御部111は、このようにサブ表示部109をタイムアウトとして強制的に消灯(表示無しの状態に遷移)させた後に、たとえば第1の筐体112と第2の筐体113が閉状態にある旨を示す開閉検知部106の検知信号S106を入力したときには、キーフラグをセットして第1のパターンをもって表示するように点灯制御する。
すなわち、制御部111は、無線通信モードの処理を終了し、第1の筐体112と第2の筐体113があわさるように閉状態とされると、キーフラグをセットして、サブ表示部109にカレンダー表示を含む第1のパターンをもって表示させる。
これにより、制御部111は、無線通信モードとなって、メイン表示部107の点灯および表示制御を行う。このとき、制御部111は、サブ表示部109を消灯状態に制御する。
無線通信モードにおいて、制御部111は、表示部117に電源起動直後の標準画面(いわゆる待ち受け画面)を表示させる、そして、ユーザのキー入力部104の操作により発呼動作等が行われる。
検知信号S106を受けた制御部111は、無線通信モードの処理を終了し、第1の筐体112と第2の筐体113があわさるように閉状態とされたものとして、まず、キーフラグをセットして、サブ表示部109にカレンダー表示を含む第1のパターンをもって表示させる。
このときユーザが、背面キー110を操作することなく、携帯電話機100を鞄やポケットにしまった場合には、背面キー110が第1の入力パターンをもって10秒以上押下(操作)されないことから、制御部111は、タイムアウトとして、キーフラグをリセットしてサブ表示部109を消灯状態に遷移させる。
背面キー110が長押下されたことから、制御部111は、キーフラグをセットする。そして、キーフラグがセットされている状態で、背面キー110の図4の第1のパターンの表示から10秒以内に背面キー110が押下されると、制御部111は、図4Bのパターンの表示に切り替える。
同様に、図4Bのパターンを表示するために背面キー110が押下されてから10秒以内に背面キー110が押下されると図4Cのパターンの表示に切り替え、図4Cのパターンを表示するために背面キー110が押下されてから10秒以内に背面キー110が押下されると図4Dのパターンの表示に切り替え、図4Dのパターンを表示するために背面キー110が押下されてから10秒以内に背面キー110が押下されると図4Aのパターンの表示に切り替える(ST3,ST4)。
また、たとえば鞄の中に閉状態で入れておいた場合等に、勝手にスイッチが押されてしまったとしても、10秒以上、背面キー110の操作がないと強制的にキーフラグをリセットしてタイムアウトとしてキーフラグをリセットして強制的に消灯させ、長押下または新たに検知信号S106を検出しない限り表示無しの状態を維持することから、その分無駄な電力を消費することもなく、無駄な発光時間を短くすることができる。
特に、自発光型の有機ELディスプレイをサブ表示部に採用した場合、液晶と比べてEL自体が発光するために消費電力が増加することから、本発明を適用することにより、さらに効率的な消費電力化が実現できる。
また、有機ELには寿命があるが、発光時間をできるだけ短時間とすることができることから、表示素子の寿命を延ばすことが可能となる。
Claims (10)
- 複数の表示項目を表示可能な表示部と、
上記表示部における表示状態を指定可能な入力部と、
少なくとも上記表示項目の全てを表示する第1のパターンと、表示項目の一部を表示する第2のパターンとをもって上記表示部に表示項目の表示有りの状態で表示可能で、上記入力部が操作されるごとに、上記表示部の状態を上記第1のパターン、第2のパターン、および表示項目を表示しない表示無しの状態の第3のパターンをもって巡回的に遷移させる制御部と、を有し、
上記制御部は、上記第1のパターン、第2のパターン、または第3のパターンをもって上記表示部への表示を行っている場合、第1のパターン、第2のパターン、または第3のパターンの表示状態となってから所定時間の経過により強制的に表示無しの状態に遷移させる
ことを特徴とする携帯端末装置。 - 上記入力部は、第1の入力パターンおよび第2の入力パターンをもって上記表示部における表示状態を指定可能で、
上記制御部は、
上記入力部が上記第1の入力パターンをもって操作されるごとに、上記表示部の状態を上記第1のパターン、第2のパターン、および第3のパターンをもって巡回的に遷移させ、
第1のパターン、第2のパターン、または第3のパターンの表示状態となってから所定時間の経過により強制的に表示無しの状態に遷移させた場合、上記入力部が第2の入力パターンをもって操作されると、上記表示部の状態を上記第1のパターンに遷移させる
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。 - 第1の筐体と第2の筐体が開閉自在に構成され、
上記表示部および入力部は、上記第1の筐体と第2の筐体が閉状態にあっても露出する位置に配置されている
ことを特徴とする請求項1または2のいずれか一に記載の携帯端末装置。 - 第1の筐体と第2の筐体が開閉自在に構成され、
上記表示部および入力部は、上記第1の筐体と第2の筐体が閉状態にあっても露出する位置に配置され、
上記制御部は、
第1のパターン、第2のパターン、または第3のパターンの表示状態となってから所定時間の経過により強制的に表示無しの状態に遷移させた場合、上記第1の筐体と第2の筐体の閉動作によって上記表示部の状態を上記第1のパターンに遷移させる
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。 - 上記入力部は、キーの押下操作により表示部における表示状態を指定可能である
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の携帯端末装置。 - 上記入力部はキーの押下操作により表示部における表示状態を指定可能であり、上記第1の入力パターンおよび第2の入力パターンは、キーの押下時間が異なり、第2の入力パターンにおけるキーの押下時間は、上記第1の入力パターンのキーの押下時間により長く設定されている
ことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置。 - 表示部に表示する表示項目を表示する携帯端末装置の表示制御方法であって、
所定の条件でフラグを付す第1ステップと、
上記フラグの有無を判別する第2ステップと、
上記第2ステップにおいてフラグ有りと判別した場合には、少なくとも上記表示項目の全てを表示する第1のパターンと、表示項目の一部を表示する第2のパターンとの表示有りの状態と、表示項目を表示しない第3のパターンとする表示無しの状態とを、キーを操作するごとに巡回的に遷移させる第3ステップと
を有することを特徴とする携帯端末装置の表示制御方法。 - 上記第1ステップにおける所定の条件が、キーの長押しである
ことを特徴とする請求項7に記載の携帯端末装置の表示制御方法。 - 上記第1ステップにおける所定の条件が、筐体の閉動作である
ことを特徴とする請求項7に記載の携帯端末装置の表示制御方法。 - 上記表示有り状態、または上記表示有り状態からキー操作により上記表示無し状態に遷移させた状態において、所定時間経過するとフラグ無しにする第4ステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一に記載の携帯端末装置の表示制御方法。
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- 2004-01-28 JP JP2004020229A patent/JP4338027B2/ja not_active Expired - Fee Related
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