JP2005216060A - 携帯型情報端末装置およびその周辺機器 - Google Patents

携帯型情報端末装置およびその周辺機器 Download PDF

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Abstract

【課題】当該装置の携帯性を損なうことなく、複数種類の周辺機器と電気的に接続できる携帯型情報端末装置およびその周辺機器を提供すること。
【解決手段】携帯型情報端末装置1に電気的に接続される各クレードルに機器情報記録媒体をそれぞれ設け、携帯型情報端末装置1が、これらのクレードルとの間で行われる各通信に共用される信号線が束ねられ、これら複数種類のクレードルとの電気的な接続をそれぞれ行う外部コネクタ3と、外部コネクタ3を介して電気的に接続されたクレードルに設けられた機器情報記録媒体から所定の電波を介して読み取った特定情報をもとに、このクレードルとの間で行われる通信を特定し、この特定した通信を制御する通信回路切換部5と制御部12とを備える。
【選択図】 図2

Description

この発明は、所定の交信領域内に存在する情報記録媒体に対して無線通信を行い、該無線通信によって送受信される所定の電波を介して、この情報記録媒体に記録された情報を読み取り、またはこの情報記録媒体に情報を書き込む携帯型情報端末装置およびその周辺機器に関するものである。
従来から、小型の集積回路と無線通信用のアンテナとを組み合わせたRFID(Radio Frequency Identification)タグまたはカード状の樹脂製板にRFIDを埋設した非接触ICカード等の情報記録媒体と、該情報記録媒体に記録された情報を読み取りあるいは該情報記録媒体に所望の情報を書き込む機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant)または非接触ICカードリーダライタ等の携帯型情報端末装置とを用いたRFIDシステムが開発されている。
一般に、この情報記録媒体には、静電誘導方式による無線通信を行い、0〜2[mm]程度の通信距離を有する密着型と、400〜530[kHz]の電磁波を用いた電磁結合方式による無線通信を行い、10[cm]程度までの通信距離を有する近接型と、125〜135[kHz]または13.56[MHz]の電磁波を用いた電磁誘導方式の無線通信を行い、10〜100[cm]程度の通信距離を有する近傍型と、2.45[GHz]のマイクロ波または光を用いたマイクロ波方式または光方式の無線通信を行い、数メートル程度の通信距離を有する遠隔型とがある。この携帯型情報端末装置は、所定の交信領域内に存在する情報記録媒体との間において送受信される所定の電波を介して、この情報記録媒体に記録された情報を読み取りあるいは該情報記録媒体に所望の情報を書き込む。
また、携帯型情報端末装置には、該携帯情報端末装置の機能を拡張する各種周辺機器が接続される場合が多い。たとえば、携帯情報端末装置に装填された電池の充電またはホストコンピュータ等の外部情報機器との情報通信等を行う載置台(クレードル)、携帯型情報端末装置に新たな機能を追加する機能追加モジュール、携帯型情報端末装置のメモリ容量を拡大するメモリモジュール、LAN(Local Area Network)またはWAN(Wide Area Network)に接続する有線または無線の通信モジュール、携帯型情報端末装置に外部電源を供給してその連続使用時間を延長する外部電源モジュール、あるいはプリンタ等の外部機器との電気的な接続を行う接続モジュールが、周辺機器として携帯型情報端末装置に接続される。この場合、携帯型情報端末装置は、これらのモジュールまたはクレードル等の周辺機器毎に適合する形態のコネクタ(外部コネクタ)が設けられ、この外部コネクタを介して、周辺機器と電気的に接続される。または、周辺機器毎の電気的な接続を行う各信号線を束ねた共用コネクタが設けられた携帯情報機器もある(特許文献1参照)。
特開2000−112565号公報
しかしながら、上述した従来の携帯型情報端末装置では、複数種類の周辺機器と電気的に接続して機能拡張を行うために、これら複数種類の周辺機器にそれぞれ対応する複数種類の外部コネクタが装置本体に設けられる場合が多く、このことは、携帯型情報端末装置の小型化または軽量化を制限し、その携帯性を損なうという問題点があった。また、上述した特許文献1に記載された携帯情報機器を用いても、複数種類の周辺機器と電気的に接続して機能拡張を行うためには、この共用コネクタに束ねられる信号線の本数を増加する場合が多く、これによって、この共用コネクタが大型化するので、この従来技術の問題点を解決するに至らない。
なお、携帯型情報端末装置の携帯性は、その装置本体の大きさまたは重さのみならず、装置形状にも依存するので、この装置形状が外部コネクタ等によって制限されれば、この携帯性の向上が抑制される場合がある。したがって、この外部コネクタ等による装置形状への制限を最小限に抑制した携帯型情報端末装置が要望されている。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、当該装置の携帯性を損なうことなく、複数種類の周辺機器と電気的に接続できる携帯型情報端末装置およびその周辺機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる携帯型情報端末装置は、少なくとも情報記録媒体に対して非接触による情報読取処理または情報書込処理を行うことができる携帯型情報端末装置において、当該携帯型情報端末装置の機能を拡張する複数種類の周辺機器との各通信に共用される信号線を有し、該複数種類の周辺機器との電気的な接続を行う接続手段と、前記電気的な接続が行われる周辺機器に設けられた機器情報記録媒体から読み取った該周辺機器の特定情報をもとに該周辺機器の通信を特定し、特定した該通信を制御する通信制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる携帯型情報端末装置は、上記発明において、前記複数種類の周辺機器がそれぞれ行う通信に対応する各通信回路を少なくとも含む通信回路群を備え、前記通信制御手段は、前記通信回路群の中から、前記特定した通信に対応する通信回路を選択することを特徴とする。
また、請求項3にかかる携帯型情報端末装置は、上記発明において、前記接続手段による前記電気的な接続を検知する検知手段を備え、前記通信制御手段は、前記検知手段が前記電気的な接続を検知した場合に前記機器情報記録媒体から読み取られた特定情報をもとに、前記周辺機器の通信を特定することを特徴とする。
また、請求項4にかかる携帯型情報端末装置は、上記発明において、前記特定情報は、前記周辺機器との間で行われる通信の種類、前記周辺機器の機種、または前記周辺機器を識別する所定コードに関する情報を含むことを特徴とする。
また、請求項5にかかる携帯型情報端末装置は、上記発明において、前記情報記録媒体または前記機器情報記録媒体との間の無線通信を行い、前記情報記録媒体または前記機器情報記録媒体に対する情報読取処理または情報書込処理を行う通信処理手段を備え、前記通信制御手段は、前記通信処理手段に対して、前記通信処理手段が前記機器情報記録媒体に対する情報読取処理または情報書込処理を行う場合に送受信する電波の周波数または出力と、前記通信処理手段が前記情報記録媒体に対する情報読取処理または情報書込処理を行う場合に送受信する電波の周波数または出力とを切り換えるように制御することを特徴とする。
また、請求項6にかかる携帯型情報端末装置は、上記発明において、前記情報記録媒体との間の無線通信を行い、該情報記録媒体に対する情報読取処理または情報書込処理を行う第1の通信処理手段と、前記機器情報記録媒体との間の無線通信を行い、該機器情報記録媒体に対する情報読取処理を少なくとも行う第2の通信処理手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項7にかかる携帯型情報端末装置は、上記発明において、前記通信制御手段は、前記第2の通信処理手段が前記機器情報記録媒体から前記特定情報を読み取る場合、前記第1の通信処理手段による情報読取処理を禁止する制御を行うことを特徴とする。
また、請求項8にかかる携帯型情報端末装置は、上記発明において、前記電気的な接続が行われる周辺機器の通信を行うシーケンスを少なくとも含むプログラム群を記憶した記憶手段を備え、前記通信制御手段は、前記プログラム群の中から、前記特定した通信に対応するシーケンスを選択することを特徴とする。
また、請求項9にかかる携帯型情報端末装置は、上記発明において、前記通信制御手段は、前記通信回路群の中から、前記電気的な接続が行われる周辺機器の通信に対応する通信回路を選択する通信切換手段と、前記電気的な接続が行われる周辺機器に配置された機器情報記録媒体から読み取った前記特定情報をもとに該周辺機器の通信を特定し、前記通信切換手段に対して、前記通信回路を選択する動作を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項10にかかる携帯型情報端末装置は、上記発明において、前記電気的な接続が行われる周辺機器の通信に対応できないことを示すエラー表示を行う表示手段を備え、前記通信制御手段は、前記特定情報をもとに前記周辺機器の通信の対応可否を判定し、前記周辺機器の通信を対応不可と判定した場合に、前記表示手段に対して、前記エラー表示を出力する制御を行うことを特徴とする。
また、請求項11にかかる携帯型情報端末装置は、上記発明において、前記周辺機器は、USB端子、RS232C端子、モデム端子、電源アダプタ、またはIEEE1394端子を備え、前記複数種類の周辺機器の各通信は、前記USB端子を介して行われるUSB通信、前記RS232C端子を介して行われるRS232C通信、前記モデム端子を介して行われるモデム通信、前記電源アダプタを介して通信制御手段に電源供給を行う電源供給通信、または前記IEEE1394端子を介して行われるIEEE1394通信であることを特徴とする。
また、請求項12にかかる周辺機器は、少なくとも情報記録媒体に対して非接触による情報読取処理または情報書込処理を行うことができる携帯型情報端末装置の機能を拡張する周辺機器において、前記携帯型情報端末装置に設けられた機器情報記録媒体に対して無線通信を行い、該機器情報記録媒体に記録された前記携帯型情報端末装置の特定情報を非接触で読み取る通信処理手段と、前記携帯型情報端末装置による各種通信に共用される信号線を有し、前記携帯型情報端末装置との電気的な接続を行う接続手段と、前記通信処理手段が読み取った特定情報をもとに前記携帯型情報端末装置の通信を特定し、特定した該通信を制御する通信制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項13にかかる周辺機器は、上記発明において、前記携帯型情報端末装置が行う通信に対応する通信回路を少なくとも含む通信回路群を備え、前記通信制御手段は、前記通信回路群の中から、前記特定した通信に対応する通信回路を選択することを特徴とする。
また、請求項14にかかる周辺機器は、上記発明において、前記通信制御手段が特定した通信による外部からの電気信号を少なくとも伝送する外部通信インターフェースを少なくとも一つ備えたことを特徴とする。
また、請求項15にかかる周辺機器は、上記発明において、前記接続手段による前記電気的な接続を検知する検知手段を備え、前記通信処理手段は、前記検知手段が前記電気的な接続を検知した場合に前記機器情報記録媒体から前記特定情報を読み取ることを特徴とする。
また、請求項16にかかる周辺機器は、上記発明において、前記特定情報は、前記携帯型情報端末装置が行う通信の種類、前記携帯型情報端末装置の機種、または前記携帯型情報端末装置を識別する所定コードに関する情報を含むことを特徴とする。
また、請求項17にかかる周辺機器は、上記発明において、前記電気的な接続が行われる携帯型情報端末装置の通信を行うシーケンスを少なくとも含むプログラム群を記憶した記憶手段を備え、前記通信制御手段は、前記プログラム群の中から、前記特定した通信に対応するシーケンスを選択することを特徴とする。
また、請求項18にかかる周辺機器は、上記発明において、前記通信制御手段は、前記通信回路群の中から、前記電気的な接続が行われる携帯型情報端末装置の通信に対応する通信回路を選択する通信切換手段と、前記電気的な接続が行われる携帯型情報端末装置に配置された機器情報記録媒体から読み取った前記特定情報をもとに前記携帯型情報端末装置の通信を特定し、前記通信切換手段に対して、前記通信回路を選択する動作を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項19にかかる周辺機器は、上記発明において、前記接続手段を介した前記携帯型情報端末装置との通信が行われていることを示す表示手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項20にかかる周辺機器は、上記発明において、前記外部通信インターフェースは、USB端子、RS232C端子、モデム端子、電源アダプタ、およびIEEE1394端子のうちの少なくとも一つを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、当該携帯型情報端末装置とその周辺機器とを電気的に接続する接続手段を可能な限り小型化できるとともに、当該携帯型情報端末装置とその周辺機器との間で行われる通信に関する特定情報を読み取るための物理的な接続端子等を別途設けなくとも、この周辺機器に配置されたRFIDタグとの間で送受信される所定の電波を介して、この特定情報を確実に読み取ることができ、かつ、読み取った特定情報に基づき、この通信に対応する通信回路または通信制御に自動的に切り換えることができるので、装置規模の小型化を促進するとともに複数種類の周辺機器と電気的に接続することができ、操作性および携帯性を損なうことなく、機能の拡張性を高めた携帯型情報端末装置を実現できるという効果を奏する。
また、この発明によれば、携帯型情報端末装置に配置されたRFIDタグから、所定の電波を介して、当該携帯型情報端末装置とその周辺機器との間にて行われる通信に関する特定情報を確実に読み取り、読み取った特定情報に基づき、この通信に対応する通信回路または通信制御に自動的に切り換えることができるので、操作性および携帯性を損なうことなく、機能の拡張性を高めた携帯型情報端末装置に好適な周辺機器を実現できるという効果を奏する。
以下、添付図面を参照して、この発明にかかる携帯型情報端末装置およびその周辺機器の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下では、この周辺機器の一例としてクレードルを用いた場合を説明するが、このことは、この発明を限定するものではない。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1である携帯型情報端末装置およびその周辺機器の概略構成を例示する模式図である。図1において、この携帯型情報端末装置1は、処理指示または所望の情報入力を行う複数の操作キー2aと、RFIDタグとの無線通信を開始指示するトリガーキー2bとを有し、操作キー2aとトリガーキー2bによって携帯型情報端末装置1の入力部が構成される。また、携帯型情報端末装置1は、この周辺機器との電気的な接続を行う外部コネクタ3と、各種情報を表示する表示部4とを有する。トリガーキー2bは、作業者が携帯型情報端末装置1を片手で把持するとともに容易にキー操作できる位置に配置される。表示部4は、携帯型情報端末装置1の表側筐体の表示窓から表示内容を確認できるように配置され、操作キー2aは、この表示窓の近傍に配置される。外部コネクタ3は、携帯型情報端末装置1の筐体端部に配置される。また、携帯型情報端末装置1は、外部コネクタ3を介して、この周辺機器の一例としてのクレードル110、クレードル120、クレードル130、クレードル140、またはクレードル170と選択的に接続される。
クレードル110は、携帯型情報端末装置1を載置する筐体111と、別の周辺機器またはホストコンピュータ等の外部とクレードル110との間で送受信される電気信号を伝送するUSBケーブル112と、クレードル110を介して行われる通信の種類を特定する特定情報が記録された機器情報記録媒体の一例であるRFIDタグ113と、クレードル110の動作状態を表示する動作表示部114と、外部コネクタ3と電気的に接続する外部コネクタ115とを有する。USBケーブル112は、一端にUSB端子が設けられ、他端は外部コネクタ115と電気的に接続されるように筐体111に支持される。この場合、USBケーブル112は、筐体111または外部コネクタ115に対して着脱可能に接続されてもよい。RFIDタグ113は、筐体111の内側に配置される。動作表示部114は、その表示状態が外部から確認できるように、筐体111の外装面に配置される。外部コネクタ115は、筐体111における携帯型情報端末装置1の載置部位に配置され、外部コネクタ3との嵌合によって、携帯型情報端末装置1と物理的かつ電気的に接続される。この外部コネクタ3と外部コネクタ115との物理的な接続によって、携帯型情報端末装置1は、クレードル110に載置される。
クレードル120は、携帯型情報端末装置1を載置する筐体121と、別の周辺機器またはホストコンピュータ等の外部とクレードル120との間で送受信される電気信号を伝送するRS232Cケーブル122と、クレードル120を介して行われる通信の種類を特定する特定情報が記録された機器情報記録媒体の一例であるRFIDタグ123と、クレードル120の動作状態を表示する動作表示部124と、外部コネクタ3と電気的に接続する外部コネクタ125とを有する。RS232Cケーブル122は、一端にRS232C端子が設けられ、他端は外部コネクタ125と電気的に接続されるように筐体121に支持される。この場合、RS232Cケーブル122は、筐体121または外部コネクタ125に対して着脱可能に接続されてもよい。RFIDタグ123は、筐体121の内側に配置される。動作表示部124は、その表示状態が外部から確認できるように、筐体121の外装面に配置される。外部コネクタ125は、筐体121における携帯型情報端末装置1の載置部位に配置され、外部コネクタ3との嵌合によって、携帯型情報端末装置1と物理的かつ電気的に接続される。この外部コネクタ3と外部コネクタ125との物理的な接続によって、携帯型情報端末装置1は、クレードル120に載置される。
クレードル130は、携帯型情報端末装置1を載置する筐体131と、別の周辺機器、ホストコンピュータ、または所定の電話回線等の外部とクレードル130との間で送受信される電気信号を伝送するモデムケーブル132と、クレードル130を介して行われる通信の種類を特定する特定情報が記録された機器情報記録媒体の一例であるRFIDタグ133と、クレードル130の動作状態を表示する動作表示部134と、外部コネクタ3と電気的に接続する外部コネクタ135とを有する。モデムケーブル132は、一端にモデム端子が設けられ、他端は外部コネクタ135と電気的に接続されるように筐体131に支持される。この場合、モデムケーブル132は、筐体131または外部コネクタ135に対して着脱可能に接続されてもよい。RFIDタグ133は、筐体131の内側に配置される。動作表示部134は、その表示状態が外部から確認できるように、筐体131の外装面に配置される。外部コネクタ135は、筐体131における携帯型情報端末装置1の載置部位に配置され、外部コネクタ3との嵌合によって、携帯型情報端末装置1と物理的かつ電気的に接続される。この外部コネクタ3と外部コネクタ135との物理的な接続によって、携帯型情報端末装置1は、クレードル130に載置される。
クレードル140は、携帯型情報端末装置1を載置する筐体141と、所定の外部電源からクレードル140に送信される電気信号を伝送する電源ケーブル142と、クレードル140を介して行われる通信の種類を特定する特定情報が記録された機器情報記録媒体の一例であるRFIDタグ143と、クレードル140の動作状態を表示する動作表示部144と、外部コネクタ3と電気的に接続する外部コネクタ145とを有する。電源ケーブル142は、一端に電源アダプタまたはプラグが設けられ、他端は外部コネクタ145と電気的に接続されるように筐体141に支持される。この場合、電源ケーブル142は、筐体141または外部コネクタ145に対して着脱可能に接続されてもよい。RFIDタグ143は、筐体141の内側に配置される。動作表示部144は、その表示状態が外部から確認できるように、筐体141の外装面に配置される。外部コネクタ145は、筐体141における携帯型情報端末装置1の載置部位に配置され、外部コネクタ3との嵌合によって、携帯型情報端末装置1と物理的かつ電気的に接続される。この外部コネクタ3と外部コネクタ145との物理的な接続によって、携帯型情報端末装置1は、クレードル140に載置される。
クレードル170は、携帯型情報端末装置1を載置する筐体171と、別の周辺機器またはホストコンピュータ等の外部とクレードル170との間で送受信される電気信号を伝送するIEEE1394ケーブル172と、クレードル170を介して行われる通信の種類を特定する特定情報が記録された機器情報記録媒体の一例であるRFIDタグ173と、クレードル170の動作状態を表示する動作表示部174と、外部コネクタ3と電気的に接続する外部コネクタ175とを有する。IEEE1394ケーブル172は、一端にIEEE1394に準拠した端子であるIEEE1394端子が設けられ、他端は外部コネクタ175と電気的に接続されるように筐体171に支持される。この場合、IEEE1394ケーブル172は、筐体171または外部コネクタ175に対して着脱可能に接続されてもよい。RFIDタグ173は、筐体171の内側に配置される。動作表示部174は、その表示状態が外部から確認できるように、筐体171の外装面に配置される。外部コネクタ175は、筐体171における携帯型情報端末装置1の載置部位に配置され、外部コネクタ3との嵌合によって、携帯型情報端末装置1と物理的かつ電気的に接続される。この外部コネクタ3と外部コネクタ175との物理的な接続によって、携帯型情報端末装置1は、クレードル170に載置される。
なお、クレードル110のRFIDタグ113は、上述したように筐体111の内側、たとえば、筐体111の内壁または筐体111内に組み込まれた基板等に配置されることが望ましく、さらには、携帯型情報端末装置1がクレードル110に載置された場合に、携帯型情報端末装置1の無線通信用アンテナの近傍に位置するように配置されることが望ましい。また、RFIDタグ113は、この携帯型情報端末装置1の無線通信用アンテナの近傍に位置するのであれば、筐体111の外壁に配置されてもよいし、USBケーブル112に配置されてもよい。これと同様に、RFIDタグ123,133,143,173は、筐体121,131,141,171の内側にそれぞれ配置されることが望ましく、さらには、携帯型情報端末装置1がクレードル120,130,140,170にそれぞれ載置された場合に携帯型情報端末装置1の無線通信用アンテナの近傍に位置するように、それぞれ配置されることが望ましい。また、RFIDタグ123,133,143,173は、この携帯型情報端末装置1の無線通信用アンテナの近傍に位置するのであれば、筐体121,131,141,171の各外壁にそれぞれ配置されてもよいし、RS232Cケーブル122、モデムケーブル132、電源ケーブル142、およびIEEE1394ケーブル172にそれぞれ配置されてもよい。
また、外部コネクタ115は、外部コネクタ3との係合によって、携帯型情報端末装置1と電気的に接続されてもよい。この場合、携帯型情報端末装置1は、外部コネクタ3と外部コネクタ115との係合と、携帯型情報端末装置1の筐体と筐体111との嵌合または係合とによって、クレードル110に載置される。これと同様に、外部コネクタ125,135,145,175は、外部コネクタ3との係合によって各々、携帯型情報端末装置1と電気的に接続されてもよい。この場合、携帯型情報端末装置1は、外部コネクタ3と外部コネクタ125との係合と、携帯型情報端末装置1の筐体と筐体121との嵌合または係合とによってクレードル120に載置され、外部コネクタ3と外部コネクタ135との係合と、携帯型情報端末装置の筐体と筐体131との嵌合または係合とによってクレードル130に載置され、外部コネクタ3と外部コネクタ145との係合と、携帯型情報端末装置1の筐体と筐体141との嵌合または係合とによってクレードル140に載置され、外部コネクタ3と外部コネクタ175との係合と、携帯型情報端末装置1の筐体と筐体171との嵌合または係合とによってクレードル170に載置される。
図2は、この発明の実施の形態1である携帯型情報端末装置およびその周辺機器の各機能構成を例示するブロック図である。なお、図2では、この周辺機器の一例としてクレードル110を用い、クレードル110が携帯型情報端末装置1と電気的に接続された場合を例示するが、クレードル120,130,140,170が携帯型情報端末装置1と選択的に接続された場合もほぼ同様の構成である。また、各構成部位を接続する信号線の本数は、この発明を限定するものではなく、各構成部位間で行われる通信の種類に応じ、適宜本数を変えて構成できる。
図2において、携帯型情報端末装置1は、上述したように、操作キー2aおよびトリガーキー2bを備えた入力部2と、外部コネクタ3と、表示部4とを有する。さらに、携帯型情報端末装置1は、通信回路切換部5、無線通信用のアンテナ6、RFID処理部7、光学情報読取部8、ストレージデバイス9、音声入出力部10、接続検知部11、制御部12、および記憶部13を有する。入力部2、表示部4、通信回路切換部5、RFID処理部7、光学情報読取部8、ストレージデバイス9、音声入出力部10、接続検知部11、および記憶部13は、制御部12に電気的に接続され、かつ制御部12に制御される。外部コネクタ3は、通信回路切換部5および接続検知部11と電気的に接続される。アンテナ6は、RFID処理部7に電気的に接続される。
入力部2は、上述したように、操作キー2aとトリガーキー2bとを有する。操作キー2aは、制御部12が行う各種処理に対する指示情報または各種処理に関する所望の情報を制御部12に入力する。トリガーキー2bは、RFIDタグ等の情報記録媒体に記録された情報を所定の電波を介して読み取る処理(情報読取処理)を開始指示する指示情報(読取指示情報)、所定の電波を介して情報記録媒体に所望の情報を書き込む処理(情報書込処理)を開始指示する指示情報(書込指示情報)、または外部の光学情報記録媒体の情報を光学的に読み取る処理(光学情報読取処理)を開始指示する指示情報(光学読取指示情報)を制御部12に入力する。たとえば、作業者が、操作キー2aを用い、情報記録媒体に書き込む所望情報(書込情報)を入力し、さらに、トリガーキー2bを用い、書込指示情報を入力するキー操作を行った場合、入力部2は、この書込情報および書込指示情報の入力を受け付けるとともに、受け付けた書込情報および書込指示情報を制御部12に送出する。また、作業者が、トリガーキー2bを用い、読取指示情報または光学読取指示情報を入力するキー操作を行った場合、入力部2は、この読取指示情報または光学読取指示情報の入力を受け付けるとともに、受け付けた読取指示情報または光学読取指示情報を制御部12に送出する。
外部コネクタ3は、接続されるクレードル等の各種周辺機器との間で行われる各種通信に共用される一つまたは複数の信号線(共用信号線)が束ねられた共用端子を用いて実現され、接続される各種周辺機器の外部コネクタに嵌合または係合できる共通の形状を呈する。たとえば、外部コネクタ3に対応する共用端子を有する外部コネクタ115と外部コネクタ3とが電気的に接続され、さらにUSB通信による電気信号が携帯型情報端末装置1とクレードル110との間において送受信された場合、外部コネクタ3は、この共用信号線を介して、通信回路切換部5または外部コネクタ115に対し、このUSB通信による電気信号を入出力する。一方、外部コネクタ3に対応する共用端子を有する外部コネクタ125と外部コネクタ3とが電気的に接続され、さらにRS232C通信による電気信号が携帯型情報端末装置1とクレードル120との間において送受信された場合、外部コネクタ3は、この共用信号線を介して、通信回路切換部5または外部コネクタ125に対し、このRS232C通信による電気信号を入出力する。また、外部コネクタ3に対応する共用端子を有する外部コネクタ135と外部コネクタ3とが電気的に接続され、さらにモデム通信による電気信号が携帯型情報端末装置1とクレードル130との間において送受信された場合、外部コネクタ3は、この共用信号線を介して、通信回路切換部5または外部コネクタ135に対し、このモデム通信による電気信号を入出力する。また、外部コネクタ3に対応する共用端子を有する外部コネクタ145と外部コネクタ3とが電気的に接続され、さらに電源供給通信による電気信号がクレードル140から携帯型情報端末装置1に送信された場合、外部コネクタ3は、この共用信号線を介し、外部コネクタ145から出力された電気信号を通信回路切換部5に送出する。さらに、外部コネクタ3に対応する共用端子を有する外部コネクタ175と外部コネクタ3とが電気的に接続され、さらにIEEE1394通信による電気信号が携帯型情報端末装置1とクレードル170との間において送受信された場合、外部コネクタ3は、この共用信号線を介して、通信回路切換部5または外部コネクタ175に対し、このIEEE1394通信による電気信号を入出力する。すなわち、外部コネクタ3は、この共用信号線を介して、携帯型情報端末装置1とその周辺機器との間の各種通信による電気信号を入出力するように機能する。
なお、上述したUSB通信は、USB端子を介して行われるシリアル通信であり、RS232C通信は、RS232C端子を介して行われるシリアル通信であり、モデム通信は、モデム端子を介して行われるシリアル通信であり、IEEE1394通信は、IEEE1394端子を介して行われるシリアル通信である。また、電源供給通信は、電源アダプタまたはプラグを介して、外部電源から携帯型情報端末装置1に電源供給を行う通信である。
また、外部コネクタ3には、携帯型情報端末装置1に接続される周辺機器の外部コネクタとの電気的な接続を検出する信号線(検知信号線)が設けられ、この外部コネクタとの電気的な接続が行われた場合に、外部コネクタ3は、この電気的な接続を報知する電気信号(接続報知信号)を接続検知部11に送出する。たとえば、この検知信号線は、複数の信号線を用いて構成され、外部コネクタ3が周辺機器の外部コネクタと電気的に接続された場合に、これら複数の信号線が相互に短絡する。この場合、外部コネクタ3は、この検知信号線の短絡に起因して、接続報知信号を接続検知部11に送出する。なお、この接続報知信号は、接続検知部11から外部コネクタ3に入力される電気信号に基づく電気信号であってもよいし、この周辺機器側から入力される電気信号に基づき電気信号であってもよい。また、この接続報知信号が周辺機器側から入力される電気信号に基づく場合、外部コネクタ3の検知信号線は、一つの信号線を用いても構成できる。
表示部4は、液晶表示装置(LCD)を用いて実現され、制御部12の制御のもと、各種情報を表示するよう機能する。たとえば、表示部4は、制御部12の制御のもと、操作キー2aから入力された書込情報等の入力情報および情報読取処理または光学情報読取処理によって読み取られた情報等を表示出力する。また、表示部4は、光学情報読取部8が光学情報記録媒体を撮像するように機能する場合、光学情報読取部8によって撮像された画像情報を表示出力する。さらに、表示部4は、携帯型情報端末装置1に処理動作または情報通信に関する各種エラーが発生した場合、制御部12の制御のもと、このエラーを報知する所定のエラー表示を表示出力する。
通信回路切換部5は、携帯型情報端末装置1に接続される各種周辺機器との間にて行われる各通信に対応する各種通信回路と、接続される周辺機器に応じて該通信回路を切り換えるスイッチ回路とを用いて実現される。たとえば、通信回路切換部5は、クレードル110,120,130,140,170が周辺機器として携帯型情報端末装置1に選択的に接続される場合、通信回路切換部5は、この通信回路として、USB通信にともなう所定の情報通信処理を行うUSB通信コントローラ、RS232C通信にともなう所定の情報通信処理を行うRS232C通信コントローラ、モデム通信にともなう所定の情報通信処理を行うモデム通信コントローラ、電源供給通信による供給電源の電圧を所定電圧値(携帯型情報端末装置1の定格電圧以下)に制御する電源回路、およびIEEE1394通信にともなう所定の情報通信処理を行うIEEE1394通信コントローラを有する。この場合、通信回路切換部5のスイッチ回路は、制御部12の制御のもと、外部コネクタ3と制御部12とを電気的に接続する通信回路をUSB通信コントローラ、RS232C通信コントローラ、モデム通信コントローラ、電源回路、またはIEEE1394通信コントローラに選択的に切り換える。
アンテナ6は、アルミニウム、チタン−ニッケル合金、銅合金、またはステンレス等の金属を用いて実現されるループアンテナであり、RFID処理部7の制御のもと、所定の交信領域内に存在するRFIDタグまたは非接触ICカード等の情報記録媒体との間において、所定の電波を送受信するように機能する。この場合、アンテナ6は、RFID処理部7から入力された電気信号に対応する所定の電波を出力し、または、情報記録媒体から出力された所定の電波を受信するとともに、この受信した所定の電波に対応する電気信号をRFID処理部7に送出する。なお、アンテナ6は、アルミニウム、チタン−ニッケル合金、銅合金、またはステンレス等の金属を打ち抜いた矩形断面を有する板状の導電体を用いて実現してもよいし、円形断面を有する該金属の線材を所定回数曲げて構成された導電体を用いて実現してもよい。
RFID処理部7は、制御部12の制御のもと、アンテナ6に所定の電波を送受信させるとともに、該所定の電波を介して上述した情報読取処理または情報書込処理を行う通信処理部として機能する。すなわち、RFID処理部7は、制御部12の制御のもと、アンテナ6に所定の電気信号を送出してアンテナ6から所定の電波を出力させるよう機能する。この場合、RFID処理部7は、制御部12の制御のもと、アンテナ6に送出する電気信号を制御してアンテナ6から出力される所定の電波の周波数または出力を調整し、この調整した周波数または出力に応じ、密着型、近接型、近傍型、または遠隔型の無線通信を行うことができる。また、RFID処理部7は、アンテナ6と情報記録媒体との間にて入出力される所定の電波を介して、該情報記録媒体に対する情報読取処理または情報書込処理を行うよう機能する。
たとえば、入力部2から入力された読取指示情報が、制御部12を介してRFID処理部7に送出された場合、RFID処理部7は、制御部12の制御のもと、この読取指示情報に対応する電気信号を必要に応じて変調する。その後、RFID処理部7は、この電気信号をアンテナ6に送出するとともに、アンテナ6に対して、この電気信号に対応する所定の電波を出力する制御を行う。この場合、アンテナ6は、RFID処理部7の制御のもと、この電気信号に対応する所定の電波を情報記録媒体に送信する。つぎに、アンテナ6は、この読取指示情報の指示に基づき情報記録媒体から出力された所定の電波を受信するとともに、受信した所定の電波に対応する電気信号をRFID処理部7に送出する。ここで、この情報記録媒体から受信した所定の電波は、この情報記録媒体に記録された情報に対応する。したがって、RFID処理部7は、この情報記録媒体に記録された情報に対応する電気信号をアンテナ6から受信する。その後、RFID処理部7は、このアンテナ6から入力された電気信号を必要に応じて復調し、この情報記録媒体に記録された情報として、この電気信号をもとに得られた情報を制御部12に送出する。これによって、RFID処理部7は、この情報記録媒体に対する情報読取処理を達成する。
一方、入力部2から入力された書込情報および書込指示情報が、制御部12を介してRFID処理部7に送出された場合、RFID処理部7は、制御部12の制御のもと、この書込情報および書込指示情報に対応する電気信号を必要に応じて変調する。その後、RFID処理部7は、この電気信号をアンテナ6に送出するとともに、アンテナ6に対して、この電気信号に対応する所定の電波を出力する制御を行う。アンテナ6は、RFID処理部7の制御のもと、この電気信号に対応する所定の電波を情報記録媒体に出力する。この場合、この情報記録媒体は、アンテナ6との間で入出力される所定の電波を介して、この書込情報および書込指示情報を受信し、受信した書込指示情報の指示のもと、この書込情報を記憶または上書きする。これによって、RFID処理部7は、情報記録媒体に対する情報書込処理を達成する。
光学情報読取部8は、光学情報記録媒体に対して赤外光または可視光を投光する半導体レーザ素子または発光ダイオード等の光源と、この光学情報記録媒体からの反射光を受光するイメージセンサまたはフォトセンサ等の受光素子とを用いて実現される。光学情報読取部8は、制御部12が入力部2から光学読取指示情報を受信した場合、制御部12の制御のもと、光学情報記録媒体に対して光学情報読取処理を行う。この場合、光学情報読取部8は、光学情報記録媒体に赤外光または可視光を投光するとともに、この光学情報記録媒体からの反射光を受光し、該反射光をもとに、光学情報記録媒体の情報を読み取る。その後、光学情報読取部8は、読み取った情報を制御部12に送出し、この光学情報読取処理を達成する。なお、光学情報読取部8がイメージセンサを用いて実現された場合、光学情報読取部8は、光学情報記録媒体を撮像処理し、該撮像処理によって得られた光学情報記録媒体の画像情報を制御部12に送出してもよい。この場合、制御部12は、光学情報読取部8から受信した光学情報記録媒体の画像情報を解読して、この光学情報記録媒体の情報を読み取る。
ストレージデバイス9は、作業者がストレージデバイス9に着脱自在に挿入した記憶メディアに対し、制御部12の制御のもと、制御部12から入力された情報を記録するように機能する。また、ストレージデバイス9は、制御部12の制御のもと、この記憶メディアに記憶された情報を読み取るように機能する。なお、このストレージデバイス9に着脱自在に挿入される記憶メディアとして、スマートメディア、メモリスティック、マルチメディアカード、またはSDメモリカード等の各種記憶メディアが用いられる。
音声入出力部10は、マイクロフォンおよびスピーカを用いて実現される。音声入出力部10は、制御部12の制御のもと、外部からの音声情報を入力するとともに、入力した音声情報を制御部12に送出する。また、音声入出力部10は、制御部12の制御のもと、制御部12から入力された音声情報を外部に出力する。なお、音声入出力部10は、制御部12の制御のもと、各構成部位による処理の開始または完了を報知する所定の報知音を出力してもよいし、携帯型情報端末装置1に処理動作または情報通信に関する各種エラーが発生した場合に、制御部12の制御のもと、このエラーを報知する所定のエラー音を出力してもよい。この場合、音声入出力部10は、上述した表示部4によるエラー表示の出力と同期して、このエラー表示に対応するエラー音を出力する。
接続検知部11は、制御部12の制御のもと、外部コネクタ3と周辺機器の外部コネクタとの電気的な接続が行われたか否かを常時監視し、この電気的な接続が行われたことを検知した場合に、この電気的な接続を検知したことを示す検知信号を制御部12に送出する。この場合、接続検知部11は、制御部12の制御のもと、外部コネクタ3の検知信号線に電気信号を常時送出し、外部コネクタ3と周辺機器の外部コネクタとの電気的な接続が行われたか否かを常時監視する。外部コネクタ3が、周辺機器の外部コネクタ、たとえば外部コネクタ115と電気的に接続された場合、外部コネクタ3の検知信号線が短絡するとともに、外部コネクタ3は、上述したように、この電気的な接続を報知する接続報知信号を接続検知部11に送出する。接続検知部11は、この接続報知信号を受信した場合に外部コネクタ3と外部コネクタ115とが電気的に接続されたことを検知し、この電気的な接続を検知したことを示す検知信号を制御部12に送出する。なお、接続検知部11は、接続された周辺機器側から入力される電気信号に基づく接続報知信号を受信して、外部コネクタ3と周辺機器の外部コネクタとの電気的な接続を検知してもよい。
制御部12は、記憶部13に記憶された各種処理プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等を用いて実現され、上述したように、入力部2、表示部4、通信回路切換部5、RFID処理部7、光学情報読取部8、ストレージデバイス9、音声入出力部10、接続検知部11、および記憶部13の各処理または動作を制御する。この場合、制御部12は、これらの各構成部位に入出力される情報について所定の入出力制御を行い、かつ、この情報に対して所定の情報処理を行う。また、制御部12は、携帯型情報端末装置1に接続される周辺機器のRFIDタグから読み取られた特定情報をもとに、通信回路切換部5の通信回路を切り換える処理(通信切換処理)を行う。この通信切換処理の詳細については、後述する。
なお、制御部12は、外部コネクタ3を介して、RFID処理部7または光学情報読取部8から入力された情報を外部のホストコンピュータ(図示せず)に送出し、その後、このホストコンピュータによって所定の情報処理がなされた情報を受信してもよい。
記憶部13は、制御部12のCPUが実行する各種処理プログラム等のデータが予め記憶されたROM(Read Only Memory)と、各処理の演算パラメータ、情報記録媒体または光学情報記録媒体から読み取られた各種情報、上述した書込情報、あるいは音声情報等を記憶するRAM(Random Access Memory)とを用いて実現される。また、記憶部13には、この処理プログラムの一部として、携帯型情報端末装置1に接続される各種周辺機器との間にて行われる各通信の処理手順に対応するシーケンスプログラムが予め記憶される。たとえば、クレードル110,120,130,140,170が周辺機器として携帯型情報端末装置1に選択的に接続される場合、記憶部13には、このシーケンスプログラムとして、USB通信を行うための処理手順に対応するUSBシーケンス13a、RS232C通信を行うための処理手順に対応するRS232Cシーケンス13b、モデム通信を行うための処理手順に対応するモデム通信シーケンス13c、電源供給通信を行って携帯型情報端末装置1のバッテリー(図示せず)を充電する処理(充電処理)の処理手順に対応する電源シーケンス13d、およびIEEE1394通信を行うための処理手順に対応するIEEE1394シーケンス13eが予め記憶される。
一方、周辺機器として携帯型情報端末装置1に選択的に接続されるクレードル110,120,130,140,170には、上述したように、RFIDタグ113,123,133,143,173がそれぞれ配置される。RFIDタグ113は、クレードル110を介して行われる通信の種類を特定する特定情報が記憶されたICチップと、該ICチップによる制御に基づき所定の電波を入出力するアンテナとを用いて実現される。これと同様に、RFIDタグ123は、クレードル120を介して行われる通信の種類を特定する特定情報が記憶されたICチップと、該ICチップによる制御に基づき所定の電波を入出力するアンテナとを用いて実現される。RFIDタグ133は、クレードル130を介して行われる通信の種類を特定する特定情報が記憶されたICチップと、該ICチップによる制御に基づき所定の電波を入出力するアンテナとを用いて実現される。RFIDタグ143は、クレードル140を介して行われる通信の種類を特定する特定情報が記憶されたICチップと、該ICチップによる制御に基づき所定の電波を入出力するアンテナとを用いて実現される。RFIDタグ173は、クレードル170を介して行われる通信の種類を特定する特定情報が記憶されたICチップと、該ICチップによる制御に基づき所定の電波を入出力するアンテナとを用いて実現される。
また、クレードル110,120,130,140,170には、上述したように、動作表示部114,124,134,144,174がそれぞれ配置される。動作表示部114は、図2に示すように、表示制御回路114aと表示出力部114bとを有し、USBケーブル112と外部コネクタ115とを電気的に接続する各配線に接続される。表示制御回路114aは、USBケーブル112と外部コネクタ115との間にて送受信される電気信号の電圧値を検出し、検出した電圧値に応じて、表示出力部114bの点灯パターンまたは点灯色等の表示状態を制御する。表示出力部114bは、一つまたは複数のLED(Light Emitting Diode)を用いて実現され、表示制御回路114aの制御のもと、所定の点灯パターンまたは点灯色の表示出力を外部に向けて行う。作業者は、この表示出力部114bの点灯パターンまたは点灯色によって、クレードル110を介したUSB通信が正常に行われているか否か等を確認できる。なお、動作表示部124,134,144,174は、この動作表示部114とほぼ同様の構成および機能を有し、動作表示部114の場合と同様の作用効果を享受する。
図3は、クレードル110,120,130,140,170が携帯型情報端末装置1に選択的に接続された場合に、制御部12が上述した通信切換処理を行うまでの処理工程を示すフローチャートである。図4は、クレードル110,120,130,140,170が周辺機器として携帯型情報端末装置1に選択的に接続される場合の通信回路切換部5の構成例を詳細に示すブロック図である。
図3において、クレードル110,120,130,140,170が携帯型情報端末装置1に選択的に接続された場合、クレードル110の外部コネクタ115、クレードル120の外部コネクタ125、クレードル130の外部コネクタ135、クレードル140の外部コネクタ145、またはクレードル170の外部コネクタ175が、上述したように、外部コネクタ3と電気的に接続される。この場合、外部コネクタ3は、外部コネクタ115、外部コネクタ125、外部コネクタ135、外部コネクタ145、または外部コネクタ175との電気的な接続が行われたことを示す接続報知信号を接続検知部11に送出する。接続検知部11は、外部コネクタ3から接続報知信号を受信した場合に、この外部コネクタ3の電気的な接続を検知し、該電気的な接続が検知されたことを示す検知信号を制御部12に送出する。制御部12は、この接続検知部11から受信した検知信号をもとに、外部コネクタ3が外部コネクタ115,125,135,145,175のいずれか一つと電気的に接続されたことを認識する(ステップS101)。
つぎに、制御部12は、接続検知部11から受信した検知信号をトリガーとして、RFID処理部7に読取指示情報を送信し、RFID処理部7に対して、上述した情報読取処理の開始を指示する(ステップS102)。この場合、RFID処理部7は、上述した情報読取処理を行い、携帯型情報端末装置1に選択的に接続されたクレードルのRFIDタグとアンテナ6との間にて送受信される所定の電波を介して、このRFIDタグに記録された特定情報を得るとともに、得られた特定情報を制御部12に送出する。
たとえば、携帯型情報端末装置1とクレードル110とが電気的に接続された場合、RFID処理部7は、制御部12の制御のもと、RFIDタグ113に記録された特定情報を得るとともに該特定情報を制御部12に送出する。これと同様に、携帯型情報端末装置1とクレードル120とが電気的に接続された場合、RFID処理部7は、制御部12の制御のもと、RFIDタグ123に記録された特定情報を得るとともに該特定情報を制御部12に送出する。携帯型情報端末装置1とクレードル130とが電気的に接続された場合、RFID処理部7は、制御部12の制御のもと、RFIDタグ133に記録された特定情報を得るとともに該特定情報を制御部12に送出する。携帯型情報端末装置1とクレードル140とが電気的に接続された場合、RFID処理部7は、制御部12の制御のもと、RFIDタグ143に記録された特定情報を得るとともに該特定情報を制御部12に送出する。携帯型情報端末装置1とクレードル170とが電気的に接続された場合、RFID処理部7は、制御部12の制御のもと、RFIDタグ173に記録された特定情報を得るとともに該特定情報を制御部12に送出する。
なお、制御部12は、上述したように、RFID処理部7に対して、密着型、近接型、近傍型、または遠隔型の無線通信を行うように制御するが、RFID処理部7が携帯型情報端末装置1に電気的に接続されるクレードル等の周辺機器のRFIDタグと無線通信を行う場合、制御部12は、RFID処理部7に対して、密着型、近接型、または近傍型の無線通信を行うように制御することが望ましい。これは、RFID処理部7が遠隔型等の長い通信距離の無線通信を行った場合、RFID処理部7が、携帯型情報端末装置1に電気的に接続される周辺機器のRFIDタグと間違えて、他の周辺機器のRFIDタグの特定情報を読み取る場合が生じるからである。
制御部12は、携帯型情報端末装置1に選択的に接続されたクレードルのRFIDタグに記録された特定情報をRFID処理部7から受信した場合、受信した特定情報をもとに、この選択的に接続されたクレードルの通信を特定し、この特定した通信について、携帯型情報端末装置1の通信対応可否を判断する(ステップS103)。ただし、制御部12は、携帯型情報端末装置1がこの特定した通信を行う機能を備えている場合に、携帯型情報端末装置1がこの特定した通信に対応できる、すなわち通信対応可能と判断する。一方、制御部12は、携帯型情報端末装置1がこの特定した通信を行う機能を備えていない場合、たとえば、通信回路切換部5がこの特定した通信に対応する通信回路を有していない場合または記憶部13がこの特定した通信に対応するシーケンスプログラムを記憶していない場合に、携帯型情報端末装置1がこの特定した通信に対応できない、すなわち通信対応不可と判断する。
たとえば、制御部12は、携帯型情報端末装置1に選択的に接続されたクレードル110のRFIDタグ113に記録された特定情報をRFID処理部7から受信した場合、この受信した特定情報をもとに、このクレードル110の通信をUSB通信と特定する。これと同様に、制御部12は、携帯型情報端末装置1に選択的に接続されたクレードル120のRFIDタグ123に記録された特定情報をRFID処理部7から受信した場合に、このクレードル120の通信をRS232C通信と特定し、携帯型情報端末装置1に選択的に接続されたクレードル130のRFIDタグ133に記録された特定情報をRFID処理部7から受信した場合に、このクレードル130の通信をモデムC通信と特定し、携帯型情報端末装置1に選択的に接続されたクレードル140のRFIDタグ143に記録された特定情報をRFID処理部7から受信した場合に、このクレードル140の通信を電源供給通信と特定し、携帯型情報端末装置1に選択的に接続されたクレードル170のRFIDタグ173に記録された特定情報をRFID処理部7から受信した場合に、このクレードル170の通信をIEEE1394通信と特定する。ここで、通信回路切換部5は、図4に示すように、USB通信コントローラ5b、RS232C通信コントローラ5c、モデム通信コントローラ5d、電源回路5e、およびIEEE1394通信コントローラ5fを有し、記憶部13は、上述したように、USBシーケンス13a、RS232Cシーケンス13b、モデムシーケンス13c、電源シーケンス13d、およびIEEE1394シーケンス13eを記憶しているので、制御部12は、クレードル110,120,130,140,170のいずれが携帯型情報端末装置1に接続された場合であっても、携帯型情報端末装置1は通信対応可能と判断する。
なお、携帯型情報端末装置1に電気的に接続されるクレードルのRFIDタグに記憶される特定情報は、このクレードルとの間にて行われる通信の種類に関する情報であってもよいし、このクレードルの機種または装置版数を特定する情報であってもよいし、このクレードルの機種または装置版数等を識別する所定の識別コードであってもよい。たとえば、RFIDタグ113に記憶される特定情報は、クレードル110との間にて行われる通信の種類に関する情報であってもよいし、クレードル110の機種または装置版数を特定する情報であってもよいし、クレードル110の機種または装置版数等を識別する所定の識別コードであってもよい。このことは、RFIDタグ123,133,143,173についても同様である。ただし、この特定情報がクレードルの機種または装置版数を特定する情報(機種特定情報)あるいはクレードルの機種または装置版数等を識別する所定の識別コード(機種識別コード)である場合、制御部12は、受信した特定情報による機種特定情報または機種識別コードをもとに、選択的に接続されたクレードルの通信を特定する。
また、制御部12は、受信した特定情報をもとに通信を特定した周辺機器に対して所定の確認信号を送出し、その後、この所定の確認信号に対する周辺機器の応答信号を受信し、該受信した応答信号をもとに、この周辺機器の通信、種別、装置版数等の各種情報を確認してもよい。この確認動作によって、制御部12は、所定の電波を介して読み取られた周辺機器の特定情報と、実際に電気的な接続がなされている周辺機器の特定情報との整合性を確認できる。
つぎに、携帯型情報端末装置1が、ステップS103において特定した通信に対応可能であると判断された場合(ステップS104,Yes)、制御部12は、通信回路切換部5に対して、この特定した通信に対応する通信回路に切り換える制御を行うとともに、この切り換えた通信回路の動作を制御する。この場合、通信回路切換部5は、制御部12の制御のもと、この特定した通信に対応する通信回路に選択的に切り換え、制御部12によって特定された通信を行えるように、外部コネクタ3と制御部12との間を電気的に接続する。さらに、制御部12は、この特定した通信に対応するシーケンスプログラムを記憶部13から読み取り、読み取ったシーケンスプログラムに基づく通信制御を行う。この場合、携帯型情報端末装置1は、電気的に接続されたクレードルとの間にて所定の情報通信を行うことができる。すなわち、これらの処理および動作によって、制御部12は、上述した通信切換処理を達成する(ステップS105)。
たとえば、クレードル110,120,130,140,170が周辺機器として携帯型情報端末装置1に選択的に接続される場合、通信回路切換部5は、図4に示すように、スイッチ回路5a、USB通信コントローラ5b、RS232C通信コントローラ5c、モデム通信コントローラ5d、電源回路5e、およびIEEE1394通信コントローラ5fを有する。スイッチ回路5aは、USB通信コントローラ5b、RS232C通信コントローラ5c、モデム通信コントローラ5d、電源回路5e、およびIEEE1394通信コントローラ5fとそれぞれ電気的に接続され、かつ外部コネクタ3に電気的に接続される。また、スイッチ回路5aは、制御部12と電気的に接続され、制御部12に通信回路の切換動作が制御される。USB通信コントローラ5b、RS232C通信コントローラ5c、モデム通信コントローラ5d、電源回路5e、およびIEEE1394通信コントローラ5fは、制御部12とそれぞれ電気的に接続され、制御部12に各処理または動作が制御される。
ここで、クレードル110が携帯型情報端末装置1と電気的に接続された場合、制御部12は、上述したステップS101〜S104の各処理工程を行い、この接続されたクレードル110の通信をUSB通信と特定するとともに、携帯型情報端末装置1が通信対応可能であると判断する。つぎに、制御部12は、上述したステップS105の処理工程を行って、スイッチ回路5aに対し、この特定したUSB通信に対応する通信回路としてUSB通信コントローラ5bを選択する切換制御信号S1を送出する。この場合、スイッチ回路5aは、制御部12から受信した切換制御信号S1による制御のもと、外部コネクタ3と電気的に接続される通信回路をUSB通信コントローラ5bに切り換える。その後、制御部12は、スイッチ回路5aによって選択的に切り換えられたUSB通信コントローラ5bに対し、USB通信にともなう所定の情報通信処理を行わせる動作制御信号S2を送出する。さらに、制御部12は、このUSB通信に対応するUSBシーケンス13aを記憶部13から読み取る。その後、制御部12は、読み取ったUSBシーケンス13aに基づく通信制御を行い、携帯型情報端末装置1は、クレードル110との間にて所定のUSB通信を行うことができる。
これと同様に、クレードル120が携帯型情報端末装置1と電気的に接続された場合、制御部12は、上述したステップS101〜S105の各処理工程を行い、スイッチ回路5aに対して、RS232C通信に対応する通信回路としてRS232C通信コントローラ5cを選択する切換制御信号S1を送出する。この場合、スイッチ回路5aは、上述したクレードル110の場合と同様に、外部コネクタ3とRS232C通信コントローラ5cとを電気的に接続させる。その後、制御部12は、このRS232C通信コントローラ5cに対し、RS232C通信にともなう所定の情報通信処理を行わせる動作制御信号S3を送出する。さらに、制御部12は、このRS232C通信に対応するRS232Cシーケンス13bを記憶部13から読み取る。その後、制御部12は、読み取ったRS232Cシーケンス13bに基づく通信制御を行い、携帯型情報端末装置1は、クレードル120との間にて所定のRS232C通信を行うことができる。
また、クレードル130が携帯型情報端末装置1と電気的に接続された場合、制御部12は、上述したステップS101〜S105の各処理工程を行い、スイッチ回路5aに対して、モデム通信に対応する通信回路としてモデム通信コントローラ5dを選択する切換制御信号S1を送出する。この場合、スイッチ回路5aは、上述したクレードル110の場合と同様に、外部コネクタ3とモデム通信コントローラ5dとを電気的に接続させる。その後、制御部12は、このモデム通信コントローラ5dに対し、モデム通信にともなう所定の情報通信処理を行わせる動作制御信号S4を送出する。さらに、制御部12は、このモデム通信に対応するモデムシーケンス13cを記憶部13から読み取る。その後、制御部12は、読み取ったモデムシーケンス13cに基づく通信制御を行い、携帯型情報端末装置1は、クレードル130との間にて所定のモデム通信を行うことができる。
さらに、クレードル140が携帯型情報端末装置1と電気的に接続された場合、制御部12は、上述したステップS101〜S105の各処理工程を行い、スイッチ回路5aに対して、電源供給通信に対応する通信回路として電源回路5eを選択する切換制御信号S1を送出する。この場合、スイッチ回路5aは、上述したクレードル110の場合と同様に、外部コネクタ3と電源回路5eとを電気的に接続させる。その後、制御部12は、この電源回路5eに対し、携帯型情報端末装置1のバッテリー(図示せず)に対する供給電源の電圧を上述した所定電圧値に制御する動作制御信号S5を送出する。さらに、制御部12は、この電源供給通信に対応する電源シーケンス13dを記憶部13から読み取る。その後、制御部12は、読み取った電源シーケンス13dに基づく通信制御を行い、携帯型情報端末装置1は、クレードル140を介して外部から供給される電源を用いて、上述した充電処理を行うことができる。
また、クレードル170が携帯型情報端末装置1と電気的に接続された場合、制御部12は、上述したステップS101〜S105の各処理工程を行い、スイッチ回路5aに対して、IEEE1394通信に対応する通信回路としてIEEE1394通信コントローラ5fを選択する切換制御信号S1を送出する。この場合、スイッチ回路5aは、上述したクレードル110の場合と同様に、外部コネクタ3とIEEE1394通信コントローラ5fとを電気的に接続させる。その後、制御部12は、このIEEE1394通信コントローラ5fに対し、IEEE1394通信にともなう所定の情報通信処理を行わせる動作制御信号S6を送出する。さらに、制御部12は、このIEEE1394通信に対応するIEEE1394シーケンス13eを記憶部13から読み取る。その後、制御部12は、読み取ったIEEE1394シーケンス13eに基づく通信制御を行い、携帯型情報端末装置1は、クレードル170との間にて所定のIEEE1394通信を行うことができる。
一方、携帯型情報端末装置1が、ステップS103において特定した通信に対応不可であると判断された場合(ステップS104,No)、制御部12は、この特定した通信について、携帯型情報端末装置1が通信対応不可であることを示すエラー表示を表示部4に出力させる(ステップS106)。また、制御部12は、この通信対応不可を報知するエラー音を音声入出力部10に出力させることもできる。この場合、制御部12は、表示部4または音声入出力部10に対し、このエラー表示の出力とエラー音の出力とを同期して行うように制御する。
なお、この実施の形態1では、携帯型情報端末装置1に選択的に接続される各クレードルの通信にそれぞれ対応する各通信回路、たとえばUSB通信コントローラ5b、RS232C通信コントローラ5c、モデム通信コントローラ5d、電源回路5e、およびIEEE1394通信コントローラ5fが通信回路切換部5に設けられ、スイッチ回路5aが、制御部12の制御のもと、これらの各通信回路を選択的に切り換える場合を示したが、この発明は、これに限定されるものではなく、携帯型情報端末装置1に通信回路切換部5を設けずに、各クレードルが、それぞれの通信に対応する通信回路をそれぞれ備えるようにしてもよい。
図5は、この発明の実施の形態1の変形例1である携帯型情報端末装置およびその周辺機器の各機能構成を例示するブロック図である。この携帯型情報端末装置15には、この周辺機器の一例として、クレードル110に代えてクレードル118が電気的に接続されている。また、携帯型情報端末装置15は、携帯型情報端末装置1の通信回路切換部5が配置されず、外部コネクタ3と制御部12とが電気的に接続されている。クレードル118は、クレードル110にUSB通信コントローラ5bがさらに設けられた構成を有し、このUSB通信コントローラ5bが、USBケーブル112と外部コネクタ115とを電気的に接続し、かつ表示制御回路114aと電気的に接続されている。その他の構成は実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
ここで、携帯型情報端末装置15の外部コネクタ3とクレードル118の外部コネクタ115とが電気的に接続された場合、制御部12は、上述したステップS101〜S104と同様の処理工程を行い、このクレードル118の通信をUSB通信と特定するとともに、携帯型情報端末装置15が通信対応可能であると判断する。つぎに、制御部12は、クレードル118のUSB通信コントローラ5bに対し、USB通信にともなう所定の情報通信処理を行わせる動作制御信号を送出する。この場合、この動作制御信号は、外部コネクタ3と外部コネクタ115とを介して、制御部12からUSB通信コントローラ5bに送出される。さらに、制御部12は、上述した実施の形態1の場合と同様に、USBシーケンス13aを記憶部13から読み取る。その後、制御部12は、読み取ったUSBシーケンス13aに基づく通信制御を行い、携帯型情報端末装置15は、クレードル118との間にて所定のUSB通信を行うことができる。
なお、周辺機器として携帯型情報端末装置15に電気的に接続されるクレードルは、USB通信に対応するクレードル118に限らず、RS232C通信に対応するクレードル、モデム通信に対応するクレードル、電源供給通信に対応するクレードル、またはIEEE1394通信に対応するクレードルであってもよい。この場合、このRS232C通信に対応するクレードルとして、RS232C通信コントローラ5cがクレードル118の場合とほぼ同様の構成でクレードル120にさらに設けられたクレードルを用いればよいし、このモデム通信に対応するクレードルとして、モデム通信コントローラ5dがクレードル118の場合とほぼ同様の構成でクレードル130にさらに設けられたクレードルを用いればよいし、この電源供給通信に対応するクレードルとして、電源回路5eがクレードル118の場合とほぼ同様の構成でクレードル140にさらに設けられたクレードルを用いればよいし、このIEEE1394通信に対応するクレードルとして、IEEE1394通信コントローラ5fがクレードル118の場合とほぼ同様の構成でクレードル170にさらに設けられたクレードルを用いればよい。
一方、この実施の形態1では、所定の交信領域内に存在する情報記録媒体に対し、アンテナ6から送受信される所定の電波を介して情報読取処理または情報書込処理を行うRFID処理部7が、携帯型情報端末装置1に電気的に接続されるクレードルのRFIDタグの特定情報を読み取るようにしていたが、この発明は、これに限定されるものではなく、この接続されるクレードルのRFIDタグの特定情報を読み取るための専用のアンテナとRFID処理部とを設けてもよい。
図6は、この発明の実施の形態1の変形例2である携帯型情報端末装置およびその周辺機器の各機能構成を例示するブロック図である。この携帯型情報端末装置16は、携帯型情報端末装置1に無線通信用のアンテナ17とRFID処理部18とがさらに配置された構成を有している。この場合、アンテナ17は、RFID処理部18に電気的に接続され、RFID処理部18は、制御部12に電気的に接続されている。その他の構成は実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。なお、図6では、周辺機器の一例としてのクレードル110が携帯型情報端末装置16に電気的に接続された場合を例示しているが、クレードル120,130,140,170が携帯型情報端末装置16と選択的に接続された場合もほぼ同様の構成である。
アンテナ17は、上述したアンテナ6と同様に、アルミニウム、チタン−ニッケル合金、銅合金、またはステンレス等の金属を用いて実現されるループアンテナであり、RFID処理部18の制御のもと、上述したアンテナ6とほぼ同様に機能する。ただし、アンテナ17は、携帯型情報端末装置16と電気的に接続されるクレードルのRFIDタグ、たとえば図6に示すクレードル110のRFIDタグ113とアンテナ17とを結ぶ方向がアンテナ17の最適通信方向になるように、携帯型情報端末装置16に配置される。これによって、RFID処理部18は、携帯型情報端末装置16と電気的に接続されるクレードルのRFIDタグの特定情報を効率的に読み取ることができる。なお、ここでいう最適通信方向は、アンテナが情報記録媒体との間にて所定の電波を送受信する場合に、このアンテナの利得がほぼ最大になる方向である。
RFID処理部18は、制御部12の制御のもと、上述したRFID処理部7とほぼ同様に機能する。ただし、RFID処理部18は、制御部12の制御のもと、アンテナ17から出力される所定の電波の周波数または出力を調整し、携帯型情報端末装置16と電気的に接続されるクレードルのRFIDタグに対して、密着型、近接型、または近傍型の無線通信による情報読取処理を行う。この場合、制御部12は、接続検知部11から受信した検知信号をトリガーとして、RFID処理部18に読取指示情報を送信し、RFID処理部18に情報読取処理を行わせる。一方、トリガーキー2bから読取指示情報が入力された場合、制御部12は、RFID処理部7に情報読取処理を行なわせる。また、制御部12は、RFID処理部18がクレードルのRFIDタグへの情報読取処理を行う場合、RFID処理部7に対して、情報記録媒体への情報読取処理を禁止する制御を行い、RFID処理部7とRFID処理部18とが同期的に情報読取処理を行わないようにすることが望ましい。これは、制御部12が、携帯型情報端末装置16に電気的に接続されたクレードルのRFIDタグから読み取られた特定情報と、他の周辺機器のRFIDタグの特定情報とを間違えて認識する等の誤認識を防止するためである。
なお、この実施の形態1およびその変形例1では、携帯型情報端末装置とその周辺機器としてのクレードルとの電気的な接続を検知した場合に、所定の電波を介して、このクレードルに配置されたRFIDタグに記録された特定情報を読み取るようにしていたが、この発明は、これに限定されるものではなく、この電気的な接続によらず、入力部のトリガーキーから読取指示情報が入力された場合に、所定の電波を介して、この周辺機器のRFIDタグに記録された特定情報を読み取るようにしてもよい。
また、この実施の形態1およびその変形例1,2では、USBケーブル、RS232Cケーブル、モデムケーブル、電源ケーブル、またはIEEE1394ケーブルがそれぞれ設けられた各クレードルを用いた場合を例示したが、この発明は、これに限定されるものではなく、各種シリアル通信用ケーブルが選択的に設けられた各種クレードルを周辺機器として用いてもよいし、パラレル通信用コネクタを有する各種パラレル通信用ケーブルが設けられたクレードルを周辺機器として用いてもよいし、IrDA規格に準拠した赤外線通信インターフェースが設けられたクレードルを周辺機器として用いてもよい。
さらに、この実施の形態1およびその変形例1,2では、周辺機器として携帯型情報端末装置に電気的に接続されるクレードルのRFIDタグに対して情報読取処理のみを行う場合を例示したが、この発明は、これに限定されるものではなく、この携帯型情報端末装置に電気的に接続される各種周辺機器に配置された各RFIDタグに対し、この情報読取処理を行うだけでなく、所望の特定情報を書き込む情報書込処理を行うようにしてもよい。
また、この実施の形態1およびその変形例1,2では、携帯型情報端末装置に電気的に接続される周辺機器の一例として、USBケーブル112、RS232Cケーブル122、モデムケーブル132、電源ケーブル142、またはIEEE1394ケーブル172がそれぞれ設けられたクレードル110,120,130,140,170を用いた場合を例示したが、この発明は、これに限定されるものではなく、ホストコンピュータ、プリンタ、またはカードリーダライタ等の携帯型情報端末装置の機能を拡張する各種装置、携帯型情報端末装置のメモリ容量を拡大する外部メモリ装置、LANまたはWAN等に接続する有線または無線の各種通信装置、携帯型情報端末装置に外部電源を供給し、その連続使用時間を延長する外部電源供給装置、またはこれら各種装置との電気的な接続を行う各種接続ケーブル等を周辺機器として用いた場合に適用することもできる。この場合、この周辺機器として用いられる各種装置には、所望の特定情報が記録された各RFIDタグがそれぞれ設けられる。また、携帯型情報端末装置の記憶部には、これら各種装置の通信に対応する各種シーケンスプログラムが記憶される。
さらに、この実施の形態1の変形例2では、周辺機器に配置されたRFIDタグから特定情報を読み取るRFID処理部およびアンテナと、情報記録媒体に対して情報書込処理または情報読取処理を行うRFID処理部およびアンテナとをそれぞれ設けた場合を例示したが、この発明は、これに限定されるものではなく、情報記録媒体または周辺機器に配置されたRFIDタグに対して情報書込処理または情報読取処理を行うRFID処理部に、情報記録媒体との間で所定の電波を送受信するアンテナと、周辺機器に配置されたRFIDタグとの間で所定の電波を送受信するアンテナとを電気的に接続してもよい。この場合、このRFID処理部は、これらのアンテナによる所定の電波の送受信をそれぞれ制御する。
また、この実施の形態1およびその変形例1,2では、特定情報を記録する機器情報記録媒体としてRFIDタグを用いた場合を示したが、この発明は、これに限定されるものではなく、この機器情報記録媒体として非接触ICカードを用いてもよい。
以上に説明したように、この実施の形態1およびその変形例1,2では、当該携帯型情報端末装置とその周辺機器との間で行われる各種形態の通信に共用される信号線を束ねた外部コネクタが配置され、この外部コネクタを介して、所望の各種周辺機器が電気的に接続されるようにし、さらに、当該携帯型情報端末装置と電気的に接続される周辺機器に設けられた機器情報記録媒体から、所定の電波を介して、この周辺機器の特定情報を読み取り、読み取った特定情報に基づき、この周辺機器との間で行われる通信に対応する通信回路または通信制御に切り換えるように構成している。この場合、この周辺機器の特定情報を送受信するための外部コネクタを別途設けなくとも、この特定情報を確実に読み取ることができるとともに、当該携帯型情報端末装置とその周辺機器とを電気的に接続する外部コネクタを可能な限り小型化でき、かつ周辺機器との間で行われる通信に対応する通信回路および通信制御に自動的に切り換えるので、装置規模の小型化を促進するとともに装置形状に対する制限を最小限に抑制でき、操作性および携帯性を損なうことなく、複数種類の周辺機器と電気的に接続できる携帯型情報端末装置を実現することができる。また、この携帯型情報端末装置の外部コネクタの形状に対応し、該外部コネクタと電気的に接続できる外部コネクタと、当該周辺機器の特定情報を記憶できる機器情報記録媒体とを周辺機器に設けたので、この携帯型情報端末装置に好適な周辺機器を実現できる。
また、この実施の形態1およびその変形例1,2では、この携帯型情報端末装置と電気的に接続される周辺機器の機器情報記録媒体から特定情報を読み取る場合に、密着型、近接型、または近傍型の無線通信を行うように制御しているので、この特定情報を読み取る情報読取処理において誤認識の発生を抑制でき、この周辺機器の機器情報記録媒体から効率的に特定情報を読み取ることができる。
さらに、この実施の形態1およびその変形例1,2では、この携帯型情報端末装置の周辺機器に設けられた機器情報記録媒体に、該携帯型情報端末装置と該周辺機器との間で行われる通信の種類に関する情報、該周辺機器の機種または装置版数を特定する情報、または該周辺機器の機種または装置版数等を識別する所定の識別コードを記憶できるように構成しているので、この特定情報をもとに、この携帯型情報端末装置と電気的に接続される周辺機器に関する詳細な情報を得ることができ、この詳細な情報に基づいて最適な通信回路および通信制御を設定することができる。この場合、たとえば、周辺機器の装置版数毎に最適な通信回路および通信制御を設定することができる。このことは、通信形態が異なる同種の周辺機器を当該携帯型情報端末装置に電気的に接続する場合に有用である。
また、この発明の実施の形態1の変形例1では、各種通信回路を備えた通信回路切換部を当該携帯型情報端末装置に設けずに、これら各種通信回路を各周辺機器にそれぞれ設けるようにしたので、装置規模の小型化をさらに促進し、携帯性を損なうことなく各種周辺機器と電気的に接続できる携帯型情報端末装置を容易に小型化できる。
さらに、この発明の実施の形態1の変形例2では、当該携帯型情報端末装置に電気的に接続される周辺機器の機器情報記録媒体との間で所定の電波を送受信する専用のアンテナを設け、この機器情報記録媒体に対する無線通信の最適通信方向を該アンテナに設定したので、この機器情報記録媒体から効率的かつ確実に特定情報を読み取ることができる。
(実施の形態2)
つぎに、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。上述した実施の形態1では、携帯型情報端末装置に配置されたRFID処理部が、周辺機器に配置された機器情報記録媒体との間で送受信される所定の電波を介して、該機器情報記録媒体に記録された特定情報を読み取るようにしていたが、この実施の形態2では、周辺機器に配置されたRFID処理部が、携帯型情報端末装置に配置された機器情報記録媒体との間で送受信される所定の電波を介して、該機器情報記録媒体に記録された特定情報を読み取り、読み取った特定情報に基づき、この周辺機器の通信回路および通信制御を切り換えるようにしている。
図7は、この発明の実施の形態2である携帯型情報端末装置およびその周辺機器の概略構成を例示する模式図である。図8は、この発明の実施の形態2である携帯型情報端末装置およびその周辺機器の各機能構成を例示するブロック図である。この携帯型情報端末装置20は、上述した携帯型情報端末装置1に機器情報記録媒体の一例であるRFIDタグ21が配置され、かつ接続検知部11と通信回路切換部5とを設けずに外部コネクタ3と制御部12とが電気的に接続された構成を有する。一方、この周辺機器の一例としてのクレードル150は、上述したクレードル110のRFIDタグ113を設けず、かつ上述したクレードル110に無線通信用のアンテナ157と、RFID処理部158と、接続検知部159と、通信回路切換部160と、クレードル制御部161と、記憶部162とが配置された構成を有する。また、クレードル150は、筐体111に代えて筐体151が用いられ、USBケーブル112に代えてUSBケーブル152と、RS232Cケーブル153と、モデムケーブル154と、電源ケーブル155と、IEEE1394ケーブル156とが設けられる。その他の構成は実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
携帯型情報端末装置20に配置されるRFIDタグ21は、携帯型情報端末装置20が行う通信の種類を特定する特定情報が記憶されたICチップと、該ICチップによる制御に基づき所定の電波を入出力するアンテナとを用いて実現される。また、RFIDタグ21は、携帯型情報端末装置20がクレードル150に載置された場合にクレードル150に配置されたアンテナ157の近傍に位置するように、携帯型情報端末装置20に配置される。この場合、RFIDタグ21は、携帯型情報端末装置20の筐体内壁または制御基板(図示せず)等の該筐体の内側に配置されてもよいし、該筐体外壁等の該筐体の外部に配置されてもよい。
なお、このRFIDタグ21に記録される特定情報は、上述したように、携帯型情報端末装置20が行う通信の種類を特定する情報であってもよいし、携帯型情報端末装置20の機種または装置版数を特定する情報であってもよいし、携帯型情報端末装置20の機種または装置版数等を識別する所定の識別コードであってもよい。
一方、クレードル150の筐体151は、複数種類の通信用ケーブル、たとえばUSBケーブル152と、RS232Cケーブル153と、モデムケーブル154と、電源ケーブル155と、IEEE1394ケーブル156とが配置できる複数の接続部(図示せず)を有し、上述した筐体111とほぼ同様に、携帯型情報端末装置20が載置される。クレードル150が、USB通信、RS232C通信、モデム通信、電源供給通信、およびIEEE1394通信に対応する場合、図8に示す通信回路切換部160は、上述した通信回路切換部5と同様のUSB通信コントローラ、RS232C通信コントローラ、モデム通信コントローラ、電源回路、およびIEEE1394通信コントローラを有する。この場合、USBケーブル152は、一端にUSB端子が設けられ、他端は、通信回路切換部160のUSB通信コントローラと電気的に接続される。RS232Cケーブル153は、一端にRS232C端子が設けられ、他端は、通信回路切換部160のRS232C通信コントローラと電気的に接続される。モデムケーブル154は、一端にモデム端子が設けられ、他端は、通信回路切換部160のモデム通信コントローラと電気的に接続される。電源ケーブル155は、一端に電源アダプタまたはプラグが設けられ、他端は、通信回路切換部160の電源回路と電気的に接続される。IEEE1394ケーブル156は、一端にIEEE1394端子が設けられ、他端は、通信回路切換部160のIEEE1394通信コントローラと電気的に接続される。なお、USBケーブル152、RS232Cケーブル153、モデムケーブル154、電源ケーブル155、およびIEEE1394ケーブル156は、筐体151または通信回路切換部160に対して着脱可能に接続されてもよい。
また、クレードル制御部161は、図8に示すように、動作表示部114、接続検知部159、RFID処理部158、通信回路切換部160、および記憶部162が電気的に接続される。さらに、接続検知部159は、外部コネクタ115と電気的に接続され、RFID処理部158は、アンテナ157と電気的に接続される。通信回路切換部160は、上述したように、USBケーブル152、RS232Cケーブル153、モデムケーブル154、電源ケーブル155、およびIEEE1394ケーブル156と電気的に接続され、さらに外部コネクタ115と電気的に接続される。また、クレードル制御部161は、動作表示部114、接続検知部159、RFID処理部158、通信回路切換部160、および記憶部162を制御する。
アンテナ157は、アルミニウム、チタン−ニッケル合金、銅合金、またはステンレス等の金属を用いて実現されるループアンテナであり、RFID処理部158の制御のもと、上述したアンテナ17とほぼ同様に機能する。この場合、アンテナ157は、クレードル150と電気的に接続される携帯型情報端末装置20のRFIDタグ21とアンテナ157とを結ぶ方向がアンテナ157の最適通信方向になるように、クレードル150に配置される。これによって、RFID処理部158は、このRFIDタグ21の特定情報を効率的に読み取ることができる。
RFID処理部158は、クレードル制御部161の制御のもと、上述したRFID処理部18とほぼ同様に機能する。すなわち、RFID処理部158は、クレードル制御部161の制御のもと、アンテナ157から出力される所定の電波の周波数または出力を調整し、クレードル150と電気的に接続される携帯型情報端末装置20のRFIDタグ21に対して、密着型、近接型、または近傍型の無線通信による情報読取処理を行う。この場合、RFID処理部158は、アンテナ157とRFIDタグ21との間にて送受信される所定の電波を介して、RFIDタグ21から特定情報を読み取り、読み取った特定情報をクレードル制御部161に送出する。
ここで、RFID処理部158が、このRFIDタグ21に対して密着型、近接型、または近傍型の無線通信による情報読取処理を行えば、クレードル制御部161は、このRFIDタグ21から読み取られた特定情報と、他の携帯型情報端末装置のRFIDタグの特定情報とを間違えて認識する等の誤認識が防止される。
接続検知部159は、クレードル制御部161の制御のもと、外部コネクタ115と携帯型情報端末装置20の外部コネクタ3との電気的な接続が行われたか否かを常時監視し、この電気的な接続が行われたことを検知した場合に、この電気的な接続を検知したことを示す検知信号をクレードル制御部161に送出する。この場合、外部コネクタ115には、上述した外部コネクタ3とほぼ同様に、電気的な接続を検出する検知信号線が設けられ、接続検知部159は、クレードル制御部161の制御のもと、外部コネクタ115に設けられた検知信号線に電気信号を常時送出し、外部コネクタ115と外部コネクタ3との電気的な接続が行われたか否かを常時監視する。外部コネクタ115が、この外部コネクタ3と電気的に接続された場合、外部コネクタ115の検知信号線が短絡するとともに、外部コネクタ115は、この電気的な接続を報知する接続報知信号を接続検知部159に送出する。接続検知部159は、この接続報知信号を受信した場合に外部コネクタ115と外部コネクタ3とが電気的に接続されたことを検知する。なお、接続検知部159は、接続された携帯型情報端末装置20側から入力される電気信号に基づく接続報知信号を受信して、外部コネクタ115と外部コネクタ3との電気的な接続を検知してもよい。
通信回路切換部160は、クレードル150に電気的に接続される携帯型情報端末装置が行う各通信に対応する各種通信回路と、接続される携帯型情報端末装置に応じて該通信回路を切り換えるスイッチ回路とを用いて実現される。たとえば、通信回路切換部160は、この通信回路として、上述したUSB通信コントローラ、RS232C通信コントローラ、モデム通信コントローラ、電源回路、およびIEEE1394通信コントローラを有する。この場合、通信回路切換部160のスイッチ回路は、クレードル制御部161の制御のもと、外部コネクタ115と電気的に接続される通信回路をUSB通信コントローラ、RS232C通信コントローラ、モデム通信コントローラ、電源回路、またはIEEE1394通信コントローラに選択的に切り換える。
クレードル制御部161は、記憶部162に記憶された各種処理プログラムを実行するCPU等を用いて実現され、上述したように、動作表示部114、接続検知部159、RFID処理部158、通信回路切換部160、および記憶部162の各処理または動作を制御する。この場合、クレードル制御部161は、これらの各構成部位に入出力される情報について所定の入出力制御を行い、かつ、この情報に対して所定の情報処理を行う。また、クレードル制御部161は、クレードル150に電気的に接続される携帯型情報端末装置のRFIDタグから読み取られた特定情報をもとに、通信回路切換部160の通信回路を切り換える通信切換処理を行う。
なお、クレードル制御部161は、USBケーブル152、RS232Cケーブル153、モデムケーブル154、電源ケーブル155、またはIEEE1394ケーブル156を介して、外部のホストコンピュータ等の電子機器または外部電源から電源供給が行われてもよいし、クレードル150にバッテリー(図示せず)を設け、該バッテリーから電源供給が行われてもよい。
記憶部162は、クレードル制御部161のCPUが実行する各種処理プログラム等のデータが予め記憶されたROMと、各処理の演算パラメータ等を記憶するRAMとを用いて実現される。また、記憶部162には、この処理プログラムの一部として、クレードル150に電気的に接続される携帯型情報端末装置が行う各通信の処理手順に対応するシーケンスプログラム、たとえば、上述したUSBシーケンス13a、RS232Cシーケンス13b、モデムシーケンス13c、電源シーケンス13d、およびIEEE1394シーケンス13eが予め記憶される。この場合、クレードル150に電気的に接続される携帯型情報端末装置、たとえば携帯型情報端末装置20の記憶部3には、USBシーケンス13a、RS232Cシーケンス13b、モデムシーケンス13c、電源シーケンス13d、およびIEEE1394シーケンス13eが記憶されていなくてもよい。なお、これらのシーケンスプログラムは、上述した実施の形態1の場合と同様に、記憶部3に予め記憶されてもよいが、この場合、クレードル制御部161は、制御部12に所定のシーケンスプログラムを要求し、外部コネクタ3,115を介して、この要求した所定のシーケンスプログラムを受信する。
図9は、携帯型情報端末装置20が上述したUSB通信、RS232C通信、モデム通信、充電処理、またはIEEE1394通信を行う場合の通信回路切換部160の構成例を詳細に示すブロック図である。図9において、通信回路切換部160は、上述したように、スイッチ回路160a、USB通信コントローラ160b、RS232C通信コントローラ160c、モデム通信コントローラ160d、電源回路160e、およびIEEE1394通信コントローラ160fを有する。スイッチ回路160aは、USB通信コントローラ160b、RS232C通信コントローラ160c、モデム通信コントローラ160d、電源回路160e、およびIEEE1394通信コントローラ160fとそれぞれ電気的に接続され、かつ外部コネクタ115と電気的に接続される。また、スイッチ回路160aは、クレードル制御部161と電気的に接続され、クレードル制御部161の制御のもと、通信回路の切換動作を行う。USB通信コントローラ160b、RS232C通信コントローラ160c、モデム通信コントローラ160d、電源回路160e、およびIEEE1394通信コントローラ160fは、クレードル制御部161とそれぞれ電気的に接続され、かつクレードル制御部161に各処理または動作が制御される。
ここで、携帯型情報端末装置20がクレードル150と電気的に接続された場合、接続検知部159は、上述したように、外部コネクタ115から接続報知信号を受信して、外部コネクタ115と外部コネクタ3との電気的な接続を検知し、該電気的な接続が検知されたことを示す検知信号をクレードル制御部161に送出する。この場合、クレードル制御部161は、上述したステップS101の場合と同様に、この接続検知部159から受信した検知信号をもとに、外部コネクタ115が外部コネクタ3と電気的に接続されたことを認識する。
つぎに、クレードル制御部161は、上述したステップS102と同様に、この接続検知部159から受信した検知信号をトリガーとして、RFID処理部158に読取指示情報を送信し、RFID処理部158に対して、上述した密着型、近接型、または近傍型の無線通信による情報読取処理の開始を指示する。この場合、RFID処理部158は、上述したように、アンテナ157とRFIDタグ21との間にて送受信される所定の電波を介して、RFIDタグ21に記録された特定情報を得るとともに、得られた特定情報をクレードル制御部161に送出する。
クレードル制御部160は、この特定情報をRFID処理部158から受信した場合、上述したステップS103と同様に、受信した特定情報をもとに、携帯型情報端末装置20が行う通信を特定し、この特定した通信について、クレードル150の通信対応可否を判断する。この場合、クレードル制御部161は、クレードル150がこの特定した通信を行う機能を備えている場合に、クレードル150がこの特定した通信に対応できる、すなわち通信対応可能と判断する。一方、クレードル制御部161は、クレードル150がこの特定した通信を行う機能を備えていない場合、たとえば、通信回路切換部160がこの特定した通信に対応する通信回路を有していない場合または記憶部162または記憶部3がこの特定した通信に対応するシーケンスプログラムを記憶していない場合に、クレードル150がこの特定した通信に対応できない、すなわち通信対応不可と判断する。
たとえば、携帯型情報端末装置20がクレードル150を介してUSB通信を行う場合、クレードル制御部161は、この受信した特定情報をもとに、携帯型情報端末装置20が行う通信をUSB通信と特定する。これと同様に、クレードル制御部161は、携帯型情報端末装置20がクレードル150を介してRS232C通信を行う場合に、この受信した特定情報をもとに、携帯型情報端末装置20が行う通信をRS232C通信と特定し、携帯型情報端末装置20がクレードル150を介してモデム通信を行う場合に、この受信した特定情報をもとに、携帯型情報端末装置20が行う通信をモデム通信と特定し、携帯型情報端末装置20がクレードル150を介して供給される電源を用いて上述した充電処理を行う場合に、この受信した特定情報をもとに、携帯型情報端末装置20に対して行われる通信を電源供給通信と特定し、携帯型情報端末装置20がクレードル150を介してIEEE1394通信を行う場合に、この受信した特定情報をもとに、携帯型情報端末装置20が行う通信をIEEE1394通信と特定する。この場合、通信回路切換部160は、図9に示すように、USB通信コントローラ160b、RS232C通信コントローラ160c、モデム通信コントローラ160d、電源回路160e、およびIEEE1394通信コントローラ160fを有し、記憶部162は、USBシーケンス13a、RS232Cシーケンス13b、モデムシーケンス13c、電源シーケンス13d、およびIEEE1394シーケンス13eを記憶しているので、クレードル制御部161は、クレードル150が通信対応可能であると判断する。
なお、このRFIDタグ21に記録された特定情報が、携帯型情報端末装置20の機種または装置版数を特定する機種特定情報あるいは携帯型情報端末装置20の機種または装置版数等を識別する機種識別コードである場合、クレードル制御部161は、受信した特定情報による機種特定情報または機種識別コードをもとに、携帯型情報端末装置20が行う通信を特定する。
また、クレードル制御部161は、受信した特定情報をもとに通信を特定した携帯型情報端末装置に対して所定の確認信号を送出し、その後、この所定の確認信号に対する携帯型情報端末装置の応答信号を受信し、該受信した応答信号をもとに、この携帯型情報端末装置の通信、種別、装置版数等の各種情報を確認してもよい。この確認動作によって、クレードル制御部161は、所定の電波を介して読み取られた携帯型情報端末装置の特定情報と、実際に電気的な接続がなされている携帯型情報端末装置の特定情報との整合性を確認できる。
つぎに、クレードル制御部161は、特定した通信についてクレードル150が通信対応可能であると判断された場合、通信回路切換部160に対して、上述した通信切換処理を行う。この場合、クレードル制御部161は、上述したステップS105と同様の処理を行い、通信回路切換部160に対して、この特定した通信に対応する通信回路に切り換える制御を行うとともに、この切り換えた通信回路の動作を制御する。さらに、クレードル制御部161は、この特定した通信に対応するシーケンスプログラムを記憶部162から読み取り、読み取ったシーケンスプログラムに基づく通信制御を行う。これによって、携帯型情報端末装置20は、クレードル150を介して所定の通信等を行うことができる。
たとえば、携帯型情報端末装置20がクレードル150を介してUSB通信を行う場合、クレードル制御部161は、通信回路をUSB通信コントローラに切り換える切換制御信号S10をスイッチ回路160aに送出する。つぎに、スイッチ回路160aは、クレードル制御部161から受信した切換制御信号S10による制御のもと、外部コネクタ115と電気的に接続される通信回路をUSB通信コントローラ160bに切り換える。その後、クレードル制御部161は、スイッチ回路160aによって選択的に切り換えられたUSB通信コントローラ160bに対し、USB通信にともなう所定の情報通信処理を行わせる動作制御信号S11を送出する。さらに、クレードル制御部161は、このUSB通信に対応するUSBシーケンス13aを記憶部162から読み取る。その後、クレードル制御部161は、読み取ったUSBシーケンス13aに基づく通信制御を行い、携帯型情報端末装置20は、クレードル150を介して所定のUSB通信を行うことができる。
これと同様に、携帯型情報端末装置20がクレードル150を介してRS232C通信を行う場合、クレードル制御部161は、通信回路をRS232C通信コントローラに切り換える切換制御信号S10をスイッチ回路160aに送出し、スイッチ回路160aは、この切換制御信号S10による制御のもと、外部コネクタ115と電気的に接続される通信回路をRS232C通信コントローラ160cに切り換える。この場合、クレードル制御部161は、このRS232C通信コントローラ160cに対し、RS232C通信にともなう所定の情報通信処理を行わせる動作制御信号S12を送出する。さらに、クレードル制御部161は、このRS232C通信に対応するRS232Cシーケンス13bを記憶部162から読み取る。その後、クレードル制御部161は、読み取ったRS232Cシーケンス13bに基づく通信制御を行い、携帯型情報端末装置20は、クレードル150を介して所定のRS232C通信を行うことができる。
また、携帯型情報端末装置20がクレードル150を介してモデム通信を行う場合、クレードル制御部161は、通信回路をモデム通信コントローラに切り換える切換制御信号S10をスイッチ回路160aに送出し、スイッチ回路160aは、この切換制御信号S10による制御のもと、外部コネクタ115と電気的に接続される通信回路をモデム通信コントローラ160dに切り換える。この場合、クレードル制御部161は、このモデム通信コントローラ160dに対し、モデム通信にともなう所定の情報通信処理を行わせる動作制御信号S13を送出する。さらに、クレードル制御部161は、このモデム通信に対応するモデムシーケンス13cを記憶部162から読み取る。その後、クレードル制御部161は、読み取ったモデムシーケンス13cに基づく通信制御を行い、携帯型情報端末装置20は、クレードル150を介して所定のモデム通信を行うことができる。
さらに、携帯型情報端末装置20がクレードル150を介して供給される電源を用いて上述した充電処理を行う場合、クレードル制御部161は、通信回路を電源回路に切り換える切換制御信号S10をスイッチ回路160aに送出し、スイッチ回路160aは、この切換制御信号S10による制御のもと、外部コネクタ115と電気的に接続される通信回路を電源回路160eに切り換える。この場合、クレードル制御部161は、この電源回路160eに対し、携帯型情報端末装置20のバッテリー(図示せず)に対する供給電源の電圧を上述した所定電圧値に制御する動作制御信号S14を送出する。さらに、クレードル制御部161は、この電源供給通信に対応する電源シーケンス13dを記憶部162から読み取る。その後、クレードル制御部161は、読み取った電源シーケンス13dに基づく通信制御を行い、携帯型情報端末装置20は、クレードル150を介して外部から供給される電源を用いて、上述した充電処理を行うことができる。
また、携帯型情報端末装置20がクレードル150を介してIEEE1394通信を行う場合、クレードル制御部161は、通信回路をIEEE1394通信コントローラに切り換える切換制御信号S10をスイッチ回路160aに送出し、スイッチ回路160aは、この切換制御信号S10による制御のもと、外部コネクタ115と電気的に接続される通信回路をIEEE1394通信コントローラ160fに切り換える。この場合、クレードル制御部161は、このIEEE1394通信コントローラ160fに対し、IEEE1394通信にともなう所定の情報通信処理を行わせる動作制御信号S15を送出する。さらに、クレードル制御部161は、このIEEE1394通信に対応するIEEE1394シーケンス13eを記憶部162から読み取る。その後、クレードル制御部161は、読み取ったIEEE1394シーケンス13eに基づく通信制御を行い、携帯型情報端末装置20は、クレードル150を介して所定のIEEE1394通信を行うことができる。
一方、クレードル制御部161は、特定した通信についてクレードル150が通信対応不可あると判断された場合、クレードル制御部161は、この通信対応不可であることを示すエラー表示を動作表示部114に出力させる。この場合、作業者は、上述したように、表示出力部114bの点灯パターンまたは点灯色によって、この通信対応不可を確認できる。
なお、この実施の形態2では、USBケーブル152、RS232Cケーブル153、モデムケーブル154、電源ケーブル155、およびIEEE1394ケーブル156が設けられたクレードル150を用いた場合を例示したが、この発明は、これに限定されるものではなく、各種シリアル通信用ケーブルの少なくとも一つが着脱可能に電気的に接続された場合に適用することもできる。また、この実施の形態2における周辺機器として、パラレル通信用コネクタを有する各種パラレル通信用ケーブルの少なくとも一つが接続されたクレードルを用いてもよいし、IrDA規格に準拠した赤外線通信インターフェースが設けられたクレードルを用いてもよい。
また、この実施の形態2では、携帯型情報端末装置に配置されたRFIDタグに対して、この携帯型情報端末装置が行う通信の種類を特定する情報、この携帯型情報端末装置の機種または装置版数を特定する情報、あるいはこの携帯型情報端末装置の機種または装置版数等を識別する所定の識別コードが記録された場合を例示したが、この発明は、これに限定されるものではなく、このRFIDタグに対して、この携帯型情報端末装置とその周辺機器との組合せに関する組合せ情報、あるいはこの携帯型情報端末装置とその周辺機器との接続回数または通信来歴に関する履歴情報等をさらに記憶させてもよく、この場合、この組合せ情報または履歴情報等に基づいて、通信回路または通信制御を切り換えてもよいし、この携帯型情報端末装置とその周辺機器との組合せを制限してもよい。
さらに、この実施の形態2では、携帯型情報端末装置に配置されたRFIDタグに対して、この携帯型情報端末装置が行う1形態の通信を特定する特定情報が記憶される場合を例示したが、この発明は、これに限定されるものではなく、携帯型情報端末装置が行う通信形態毎に、この特定情報の更新を行ってもよい。すなわち、この携帯型情報端末装置は、複数種類の形態の通信を行うようにし、この携帯型情報端末装置と周辺機器との間で行われる通信の形態毎に、このRFIDタグの特定情報を該通信に対応する特定情報に更新してもよい。この場合、携帯型情報端末装置は、該携帯型情報端末装置に配置されたアンテナおよびRFID処理部を用いて、このRFIDタグに無線通信による特定情報の更新を行ってもよいし、このRFIDタグに対して有線通信による特定情報の更新を行ってもよい。
また、この実施の形態2では、周辺機器が、該周辺機器の記憶部に記憶された各種シーケンスプログラムを読み取り、読み取ったシーケンスプログラムに基づき通信制御を行う場合を例示したが、この発明は、これに限定されるものではなく、この周辺機器に電気的に接続される携帯型情報端末装置が、この周辺機器の記憶部または該携帯型情報端末装置の記憶部に記憶されたシーケンスプログラムを読み取り、読み取ったシーケンスプログラムに基づき通信制御を行ってもよい。
さらに、この実施の形態2では、携帯型情報端末装置に電気的に接続される周辺機器の一例として、USBケーブル152、RS232Cケーブル153、モデムケーブル154、電源ケーブル155、およびIEEE1394ケーブル156が設けられたクレードル150を用いた場合を例示したが、この発明は、これに限定されるものではなく、ホストコンピュータ、プリンタ、またはカードリーダライタ等の携帯型情報端末装置の機能を拡張する各種装置、携帯型情報端末装置のメモリ容量を拡大する外部メモリ装置、LANまたはWAN等に接続する有線または無線の各種通信装置、携帯型情報端末装置に外部電源を供給し、その連続使用時間を延長する外部電源供給装置、またはこれら各種装置との電気的な接続を行う各種接続ケーブル等を周辺機器として用いた場合に適用することもできる。この場合、この周辺機器として用いられる各種装置には、携帯型情報端末装置のRFIDタグから特定情報を読み取るためのアンテナおよびRFID処理部がそれぞれ設けられる。また、これら各種装置の記憶部には、これら各種装置と携帯型情報端末装置との間で行われる各通信に対応する各種シーケンスプログラムが記憶される。
また、この実施の形態2では、特定情報を記録する機器情報記録媒体としてRFIDタグを用いた場合を示したが、この発明は、これに限定されるものではなく、この機器情報記録媒体として非接触ICカードを用いてもよい。
以上に説明したように、この実施の形態2では、各種形態の通信に共用される信号線を束ねた外部コネクタが配置され、この外部コネクタを介して、当該携帯型情報端末装置とその周辺機器とが電気的に接続されるようにし、さらに、この周辺機器に無線通信用のアンテナと該アンテナを制御するRFID処理部とが配置され、この周辺機器側が、この周辺機器と電気的に接続される携帯型情報端末装置に設けられた機器情報記録媒体から、所定の電波を介して、この携帯型情報端末装置の特定情報を読み取り、読み取った特定情報に基づき、この携帯型情報端末装置とこの周辺機器との間で行われる通信に対応する通信回路または通信制御に切り換えるように構成している。この場合、この携帯型情報端末装置の特定情報を送受信するための外部コネクタを別途設けなくとも、この特定情報を確実に読み取ることができるので、上述した実施の形態1およびその変形例1の作用効果を享受するとともに、所望形態の情報通信または各種処理を行う携帯型情報端末装置に対して、その携帯性を損なうことなく、その機能を拡張できる好適な周辺機器を実現することができる。
また、この周辺機器に配置された無線通信用のアンテナは、この携帯型情報端末装置の機器情報記録媒体と該アンテナとを結ぶ方向に、無線通信の最適通信方向が設定されているので、この機器情報記録媒体から効率的かつ確実に特定情報を読み取ることができる。
さらに、この携帯型情報端末装置に配置された機器情報記録媒体には、この携帯型情報端末装置の機種または装置版数を特定する情報、この携帯型情報端末装置の機種または装置版数等を識別する所定の識別コード、この携帯型情報端末装置とその周辺機器との組合せに関する組合せ情報、あるいはこの携帯型情報端末装置とその周辺機器との接続回数または通信来歴に関する履歴情報等を記憶できるようにしたので、これらの情報をもとに、この携帯型情報端末装置の機能拡張または情報通信に関する履歴情報等を容易に管理することができる。
この発明の実施の形態1である携帯型情報端末装置およびその周辺機器の概略構成を例示する模式図である。 この発明の実施の形態1である携帯型情報端末装置およびその周辺機器の各機能構成を例示するブロック図である。 この発明の実施の形態1である携帯型情報端末装置が通信切換処理を行うまでの処理工程を示すフローチャートである。 携帯型情報端末装置に配置された通信回路切換部の機能構成の一例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1の変形例1である携帯型情報端末装置およびその周辺機器の各機能構成を例示するブロック図である。 この発明の実施の形態1の変形例2である携帯型情報端末装置およびその周辺機器の各機能構成を例示するブロック図である。 この発明の実施の形態2である携帯型情報端末装置およびその周辺機器の概略構成を例示する模式図である。 この発明の実施の形態2である携帯型情報端末装置およびその周辺機器の各機能構成を例示するブロック図である。 周辺機器に配置された通信回路切換部の機能構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1,15,16,20 携帯型情報端末装置
2 入力部
2a 操作キー
2b トリガーキー
3,115,125,135,145,175 外部コネクタ
4 表示部
5,160 通信回路切換部
5a,160a スイッチ回路
5b,160b USB通信コントローラ
5c,160c RS232C通信コントローラ
5d,160d モデム通信コントローラ
5e,160e 電源回路
5f,160f IEEE1394通信コントローラ
6,17,157 アンテナ
7,18,158 RFID処理部
8 光学情報読取部
9 ストレージデバイス
10 音声入出力部
11,159 接続検知部
12 制御部
13,162 記憶部
13a USBシーケンス
13b RS232Cシーケンス
13c モデムシーケンス
13d 電源シーケンス
13e IEEE1394シーケンス
21,113,123,133,143,173 RFIDタグ
110,118,120,130,140,150,170 クレードル
111,121,131,141,151,171 筐体
112,152 USBケーブル
114,124,134,144,174 動作表示部
114a 表示制御回路
114b 表示出力部
122,153 RS232Cケーブル
132,154 モデムケーブル
142,155 電源ケーブル
156,172 IEEE1394ケーブル
161 クレードル制御部
S1,S10 切換制御信号
S2〜S6,S11〜S15 動作制御信号

Claims (20)

  1. 少なくとも情報記録媒体に対して非接触による情報読取処理または情報書込処理を行うことができる携帯型情報端末装置において、
    当該携帯型情報端末装置の機能を拡張する複数種類の周辺機器との各通信に共用される信号線を有し、該複数種類の周辺機器との電気的な接続を行う接続手段と、
    前記電気的な接続が行われる周辺機器に設けられた機器情報記録媒体から読み取った該周辺機器の特定情報をもとに該周辺機器の通信を特定し、特定した該通信を制御する通信制御手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯型情報端末装置。
  2. 前記複数種類の周辺機器がそれぞれ行う通信に対応する各通信回路を少なくとも含む通信回路群を備え、
    前記通信制御手段は、前記通信回路群の中から、前記特定した通信に対応する通信回路を選択することを特徴とする請求項1に記載の携帯型情報端末装置。
  3. 前記接続手段による前記電気的な接続を検知する検知手段を備え、
    前記通信制御手段は、前記検知手段が前記電気的な接続を検知した場合に前記機器情報記録媒体から読み取られた特定情報をもとに、前記周辺機器の通信を特定することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯型情報端末装置。
  4. 前記特定情報は、前記周辺機器との間で行われる通信の種類、前記周辺機器の機種、または前記周辺機器を識別する所定コードに関する情報を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の携帯型情報端末装置。
  5. 前記情報記録媒体または前記機器情報記録媒体との間の無線通信を行い、前記情報記録媒体または前記機器情報記録媒体に対する情報読取処理または情報書込処理を行う通信処理手段を備え、
    前記通信制御手段は、前記通信処理手段に対して、前記通信処理手段が前記機器情報記録媒体に対する情報読取処理または情報書込処理を行う場合に送受信する電波の周波数または出力と、前記通信処理手段が前記情報記録媒体に対する情報読取処理または情報書込処理を行う場合に送受信する電波の周波数または出力とを切り換えるように制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の携帯型情報端末装置。
  6. 前記情報記録媒体との間の無線通信を行い、該情報記録媒体に対する情報読取処理または情報書込処理を行う第1の通信処理手段と、
    前記機器情報記録媒体との間の無線通信を行い、該機器情報記録媒体に対する情報読取処理を少なくとも行う第2の通信処理手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の携帯型情報端末装置。
  7. 前記通信制御手段は、前記第2の通信処理手段が前記機器情報記録媒体から前記特定情報を読み取る場合、前記第1の通信処理手段による情報読取処理を禁止する制御を行うことを特徴とする請求項6に記載の携帯型情報端末装置。
  8. 前記電気的な接続が行われる周辺機器の通信を行うシーケンスを少なくとも含むプログラム群を記憶した記憶手段を備え、
    前記通信制御手段は、前記プログラム群の中から、前記特定した通信に対応するシーケンスを選択することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の携帯型情報端末装置。
  9. 前記通信制御手段は、
    前記通信回路群の中から、前記電気的な接続が行われる周辺機器の通信に対応する通信回路を選択する通信切換手段と、
    前記電気的な接続が行われる周辺機器に配置された機器情報記録媒体から読み取った前記特定情報をもとに該周辺機器の通信を特定し、前記通信切換手段に対して、前記通信回路を選択する動作を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の携帯型情報端末装置。
  10. 前記電気的な接続が行われる周辺機器の通信に対応できないことを示すエラー表示を行う表示手段を備え、
    前記通信制御手段は、前記特定情報をもとに前記周辺機器の通信の対応可否を判定し、前記周辺機器の通信を対応不可と判定した場合に、前記表示手段に対して、前記エラー表示を出力する制御を行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の携帯型情報端末装置。
  11. 前記周辺機器は、USB端子、RS232C端子、モデム端子、電源アダプタ、またはIEEE1394端子を備え、
    前記複数種類の周辺機器の各通信は、前記USB端子を介して行われるUSB通信、前記RS232C端子を介して行われるRS232C通信、前記モデム端子を介して行われるモデム通信、前記電源アダプタを介して通信制御手段に電源供給を行う電源供給通信、または前記IEEE1394端子を介して行われるIEEE1394通信であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の携帯型情報端末装置。
  12. 少なくとも情報記録媒体に対して非接触による情報読取処理または情報書込処理を行うことができる携帯型情報端末装置の機能を拡張する周辺機器において、
    前記携帯型情報端末装置に設けられた機器情報記録媒体に対して無線通信を行い、該機器情報記録媒体に記録された前記携帯型情報端末装置の特定情報を非接触で読み取る通信処理手段と、
    前記携帯型情報端末装置による各種通信に共用される信号線を有し、前記携帯型情報端末装置との電気的な接続を行う接続手段と、
    前記通信処理手段が読み取った特定情報をもとに前記携帯型情報端末装置の通信を特定し、特定した該通信を制御する通信制御手段と、
    を備えたことを特徴とする周辺機器。
  13. 前記携帯型情報端末装置が行う通信に対応する通信回路を少なくとも含む通信回路群を備え、
    前記通信制御手段は、前記通信回路群の中から、前記特定した通信に対応する通信回路を選択することを特徴とする請求項12に記載の周辺機器。
  14. 前記通信制御手段が特定した通信による外部からの電気信号を少なくとも伝送する外部通信インターフェースを少なくとも一つ備えたことを特徴とする請求項12または13に記載の周辺機器。
  15. 前記接続手段による前記電気的な接続を検知する検知手段を備え、
    前記通信処理手段は、前記検知手段が前記電気的な接続を検知した場合に前記機器情報記録媒体から前記特定情報を読み取ることを特徴とする請求項12〜14のいずれか一つに記載の周辺機器。
  16. 前記特定情報は、前記携帯型情報端末装置が行う通信の種類、前記携帯型情報端末装置の機種、または前記携帯型情報端末装置を識別する所定コードに関する情報を含むことを特徴とする請求項12〜15のいずれか一つに記載の周辺機器。
  17. 前記電気的な接続が行われる携帯型情報端末装置の通信を行うシーケンスを少なくとも含むプログラム群を記憶した記憶手段を備え、
    前記通信制御手段は、前記プログラム群の中から、前記特定した通信に対応するシーケンスを選択することを特徴とする請求項12〜16のいずれか一つに記載の周辺機器。
  18. 前記通信制御手段は、
    前記通信回路群の中から、前記電気的な接続が行われる携帯型情報端末装置の通信に対応する通信回路を選択する通信切換手段と、
    前記電気的な接続が行われる携帯型情報端末装置に配置された機器情報記録媒体から読み取った前記特定情報をもとに前記携帯型情報端末装置の通信を特定し、前記通信切換手段に対して、前記通信回路を選択する動作を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項12〜17のいずれか一つに記載の周辺機器。
  19. 前記接続手段を介した前記携帯型情報端末装置との通信が行われていることを示す表示手段を備えたことを特徴とする請求項12〜18のいずれか一つに記載の周辺機器。
  20. 前記外部通信インターフェースは、USB端子、RS232C端子、モデム端子、電源アダプタ、およびIEEE1394端子のうちの少なくとも一つを備えたことを特徴とする請求項14〜19のいずれか一つに記載の周辺機器。
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