JP2005215284A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体の外側に効率よく熱を放出することによって、熱による画像品質の劣化を防止し得る光走査装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】光走査装置であるスキャナユニット40は、樹脂からなる筐体41と金属からなる蓋42によってポリゴンミラー53等の光学部品を筐体41内部に密閉している。筐体41の内部に設けられた駆動回路基板51に接触するように第1熱伝導シート57が設けられている。第1熱伝導シート57にはヒートパイプ56の一端が固定されている。ヒートパイプ56の他端は、第2熱伝導シート58と共に蓋42に固定されており、ポリゴンモータ52や駆動回路基板51から発生する熱を第1熱伝導シート57が吸収し、ヒートパイプ56が蓋42に伝達する。蓋42は放熱性の高い金属から形成されているため、スキャナユニット40の外部に効率よく熱を放出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハウジングの外側に効率よく熱を放出することによって、熱による画像品質の劣化を防止し得る光走査装置及び画像形成装置に関するものである。
光走査装置は、塵などの侵入を防止するために、ミラーやレンズ等の各種光学部品を密閉した筐体内に設けることが好ましい。しかしながら、ポリゴンミラーを回転させるためのモータの駆動により、熱が発生する。発生した熱が装置内にこもると、モータ自身への影響があるとともに、ハウジングが熱膨張によってゆがみ、その結果、各種光学部品にも影響が及び、感光ドラム上に記録される画像の画質に影響を与えてしまうといった問題が生じる。
そこで、モータによって発生する熱を効率よく放出する技術が知られている(特許文献1、2参照)。
特許文献1によると、支持部材が熱伝導率の高い材質で設けられており、モータコイル、モータ駆動回路素子等が配設された基板を保持する。ポリゴンミラー等は、軸受装置を介して支持部材に取り付けられている。また、支持部材のポリゴンミラーとは異なる側には、放熱フィンが設けられている。
また、特許文献2によると、ポリゴンモータを支持する駆動回路基板と光走査装置との間に、熱伝導性部材が設けられており、この熱伝導性部材の端部がヒートパイプに巻回されている。ヒートパイプは、ハウジングの外側に露出した放熱部材に接続されている。したがって、ポリゴンモータから発生する熱は、熱伝導性部材にて吸収され、ヒートパイプに伝達される。その後、ヒートパイプに接続された放熱部材に放出される。
特開平10−111467号公報 特開2000−326552号公報
特許文献1のような構成で高い放熱効果を得るためには、放熱フィンを大きくするか、放熱性の優れた支持部材を広い範囲に設けることが考えられる。ところが、放熱フィンを大きくすると、光走査装置や画像形成装置が大型化してしまう。
また、成形性の観点や、光走査装置の軽量化の観点から、光走査装置の筐体は成形性に優れた合成樹脂から形成されることが望ましい。合成樹脂は、熱伝導率が低いため筐体を介して光走査装置の外側に熱を放出することは困難である。特許文献1の支持部材は熱伝導率の高い材料に限られているため支持部材を広い範囲に設けることが困難である。
一方、特許文献2では、筐体の外側に放熱部材を配置するため、部品点数が多くなり、放熱部材を設けるためのスペースが必要となってしまう。したがって、光走査装置や画像形成装置が大型化してしまう。
本発明は、筐体の外側に効率よく熱を放出することによって、画像品質の劣化を防止し得る光走査装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために請求項1に記載の光走査装置によると、樹脂によって形成されたハウジングと、前記ハウジングの開口を覆う金属からなる蓋とを備えた光走査装置であって、光源からのレーザビームを偏向するポリゴンミラーと、前記ポリゴンミラーを回転駆動するポリゴンモータと、前記ポリゴンミラーにより偏向された前記レーザビームを集束するレンズと、前記ポリゴンモータから発生する熱を前記蓋へ伝導する熱伝導部材を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の光走査装置は、請求項1に記載の光走査装置であって前記熱伝導部材はヒートパイプからなり、前記ヒートパイプの一端が前記ポリゴンモータに接触しており、前記ヒートパイプの他端が前記蓋と接触していることを特徴とする。
請求項3に記載の光走査装置は、請求項1に記載の光走査装置であって、前記熱伝導部材はヒートパイプと第1の熱伝導シートからなり、前記第1の熱伝導シートが前記ポリゴンモータと前記ハウジングとの間に位置し、前記ヒートパイプが前記第1の熱伝導シートと前記蓋とを連結することを特徴とする。
請求項4に記載の光走査装置は、請求項2又は3に記載の光走査装置であって、前記蓋の前記ハウジングと対向する面は、断熱処理されていることを特徴とする。
請求項5に記載の光走査装置は、請求項2又は3に記載の光走査装置であって、前記蓋の前記ハウジングと対向する面と接触して固定されている第2の熱伝導シートをさらに有し、前記ヒートパイプの前記他端は、前記蓋と前記第2の熱伝導シートによって固定されていることを特徴とする。
請求項6に記載の光走査装置は、請求項2乃至5のいずれか1項に記載の光走査装置であって、前記ヒートパイプは前記ポリゴンミラーを挟んで前記レンズと反対側に位置することを特徴とする。
請求項7に記載の光走査装置は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光走査装置であって、前記蓋を冷却するためのファンが設けられていることを特徴とする。
請求項8に記載の光走査装置は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光走査装置であって、前記蓋はアルミニウム材で形成されていることを特徴とする。
請求項9に記載の光走査装置は、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の光走査装置であって、前記蓋には表面積を大きくするための凹凸が設けられていることを特徴とする。
請求項10に記載の画像形成装置は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光走査装置を含むことを特徴とする。
請求項11に記載の画像形成装置は、請求項10に記載の画像形成装置であって、本体フレームの一部が前記蓋であることを特徴とする。
請求項1に記載の光走査装置によると、ハウジングが樹脂によって形成されているので成形性に優れており、画像形成装置の限られた空間であってもその空間の形状に応じた筐体の形状に構成することができ、画像形成装置の小型化が可能となる。また、樹脂は金属と比べて軽量であるため、光走査装置が軽量である。また、蓋とハウジングとは別体で構成されているので、ハウジングには熱が伝わりにくく、熱伝導部材によって効率よく金属製の蓋に熱を伝導することができる。金属は一般に放熱性が高く、蓋から外側に熱を放出することができる。さらに、蓋が放熱性の高い金属で構成されているため、放熱部材を設ける必要がなく装置の小型化が図れる。
請求項2及び請求項3によると、ヒートパイプによってモータと蓋とを連結している。ヒートパイプは、一端を加熱し他端を冷却すると、内部で作動液が沸騰し、作動液の蒸気が移動、凝縮し、作動液が還流することでわずかな温度差であっても高速に熱が輸送される。したがって、ポリゴンモータから発生する熱を確実に伝達することができる。
請求項4に記載の光走査装置によると、蓋が断熱処理されているため、熱伝導性部材によって蓋に伝わった熱が、蓋の内側から光走査装置内に向かって熱を放出することを防止する。
請求項5に記載の光走査装置によると、第2の熱伝導シートとヒートパイプとが蓋に接触するため、熱伝導部材と蓋との接触面積が大きくなり、モータの熱を効率よく蓋に移動させることができる。
請求項6に記載の光走査装置によると、ヒートパイプが、レーザビーム路を遮らない位置にあるので、光走査に影響を及ぼさない。
請求項7に記載の光走査装置によると、ファンによって蓋を冷却するため、熱の放出が効率よく行われる。
請求項8に記載の光走査装置によると、蓋が放熱性に優れたアルミニウム材から構成されているためさらに放熱性が高い。
請求項9に記載の光走査装置によると、蓋の表面積を大きくしているため、放熱性がさらに高くなる。
請求項10に記載の画像形成装置によると小型の光走査装置を含んでいるため、画像形成装置全体の小型化が図れる。
請求項11に記載の光走査装置によると、光走査装置の蓋が画像形成装置の本体フレームであるため、さらに画像形成装置の小型化が図れる。
以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
〔画像形成装置の構成〕
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタ1の側断面図である。図1に示すように、本実施形態のレーザプリンタ1は、装置本体の筐体としての本体フレーム10内に、フィーダ部2や画像形成部4などを備えている。フィーダ部2は、記録シートである用紙Pを給紙する。画像形成部4は、給紙された用紙Pに所定の画像を形成する。
フィーダ部2は、給紙トレイ20と、用紙押圧板21と、給紙ローラ22および給紙パット23と、搬送ローラ24と、レジストローラ25とを備えている。給紙トレイ20は、本体フレーム10内の底部に着脱可能に設けられている。用紙押圧板21は、給紙トレイ20内に設けられており、裏側から図示しないばねによって上方向に付勢されており、揺動可能に支持される。この用紙押圧板21は、上方に付勢されると、近い方の端部の板面上に載置された用紙Pが一方の給紙ローラ22に当接する位置に配置されている。
給紙ローラ22および給紙パット23は、給紙トレイ20の一端側端部(図1における右側)に設けられる。給紙ローラ22および給紙パット23は、互いに対向状に配設され、給紙パット23の裏側に配設されるばねによって、給紙パット23が給紙ローラ22に向かって押圧されている。用紙押圧板21上の最上位にある用紙Pは、給紙ローラ22と給紙パット23とで挟まれ、給紙ローラ22の回転によって1枚ずつ給紙される。
搬送ローラ24及びレジストローラ25は、用紙Pの搬送経路に設けられており、給紙された用紙Pは、搬送ローラ24及びレジストローラ25によって画像形成部4に送られる。
なお、このフィーダ部2は、さらに、本体フレーム10にマルチパーパストレイ30を有し、マルチパーパス側給紙ローラ31の回転によって、マルチパーパストレイ30上に積層される用紙Pが1枚ずつ給紙される。
画像形成部4は、スキャナユニット40、プロセスユニット70、定着部80などを備えている。
スキャナユニット40は、本体フレーム10内の上部に設けられている。光源から発光される所定の画像データに基づくレーザビームがスキャナユニット40内に設けられたポリゴンミラー53、fθレンズ61、反射鏡62、63、65等を通過あるいは反射して、後述するプロセスユニット70の感光ドラム71の表面上に高速走査に照射している。スキャナユニット40の構成については、後で詳述する。
プロセスユニット70は、スキャナユニット40の下方に配設され、本体フレーム10に対して着脱自在に装着され、感光ドラム71、現像ローラ73などを備えている。
トナーボックス74のトナーが現像ローラ73に供給され、一定厚さの簿層として現像ローラ73上に担持される。このとき、感光ドラム71の表面は、スコロトロン型帯電器により一様に正帯電された後、スキャナユニット40からのレーザビームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成されている。したがって、現像ローラ73の回転により、現像ローラ73上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光ドラム71に対向して接触する時に、感光ドラム71の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム71の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化される。
転写ローラ72は、感光ドラム71の下方において、この感光ドラム71に対向するように回転可能に配置されている。転写ローラ72が、感光ドラム71に形成される静電潜像を用紙Pに転写しつつ、感光ドラム71と共に用紙Pを搬送する。
定着部80は、図1に示すように、プロセスユニット70の搬送方向下流側(図1における左側)に配設され、加熱ローラ81、加熱ローラ81を押圧する押圧ローラ82、および、これら加熱ローラ81および押圧ローラ82の下流側に設けられる搬送ローラ83を備えている。この定着部80では、プロセスユニット70において用紙P上に転写されたトナーを、用紙Pが加熱ローラ81と押圧ローラ82との間を通過する間に用紙P上に熱定着させる。その後、その用紙Pを搬送ローラ83によって、一対の排紙ローラ90まで搬送する。排紙ローラ90が回転することにより、用紙Pは本体フレーム10の上面からなる載置面91上に排出される。
〔スキャナユニットの構成〕
図1から図4までを用いて、スキャナユニット40の構成について詳述する。図2は、図1の右側を手前にして上から見たときのスキャナユニット40の上面図、図3は、図2を側方(図2における下側)から見たときのスキャナユニット40の部分側面図、図4(a)は、スキャナユニット40の蓋42の平面図、図4(b)は図4(a)における蓋42のA−A断面図である。
図1において、スキャナユニット40は、樹脂からなる上部が開口した筐体(ハウジング)41と、筐体41の上面を覆う蓋42とを有する。蓋42によって筐体41の開口が覆われ、スキャナユニット40に配置された部品が保護されている。また、スキャナユニット40は、ポリゴンミラー53のミラー面への塵や埃等の付着を防止するために、筐体41及び蓋42によっ.て密閉空間としている。
図1及び図2に示すように、筐体41内部には、光源44、シリンドリカルレンズ46、駆動回路基板51、ポリゴンモータ52、fθレンズ(レンズ)61、反射鏡62、63、64、ヒートパイプ56などが配されている。
光源44は、スキャナユニット40の端部(図2の左側)に配置され、筐体41に固定されている。光源44は、発光素子を備えたレーザダイオードである。fθレンズ61は、スキャナユニット40のほぼ中心部に固定されている。また、光源44とポリゴンモータ52との間には、シリンドリカルレンズ46が配置されている。シリンドリカルレンズ46によって、光源44から発光されたレーザビームを集束し、ポリゴンミラー53に投射する。
ポリゴンミラー53は、スキャナユニット40の内部であってレーザビームの光路上(図2における中央下側)に配設されている。ポリゴンミラー53の下側には、ポリゴンミラー53を所定の高速回転数で回転駆動させるためのポリゴンモータ52と、ポリゴンモータ52を駆動するための駆動回路基板51とが備えられている。ポリゴンミラー53の中央部には、ポリゴンミラー53を回転可能にする回転軸54が設けられている。図3に示すように、回転軸54は、ポリゴンモータ52、駆動回路基板51を介して筐体41の軸受け部41dに設けられた穴に嵌め込まれ、ポリゴンミラー53の位置決めが行われる。さらに、ネジ55が筐体41のねじ溝41cにネジ止めされることによって、駆動回路基板51及び第1熱伝導シート51が固定されている。なお、図3に示すように、筐体41の底面は、梁41a及び41bが互いに垂直となるように複数設けられており、この梁41a、41b、ねじ溝41c、軸受け部41dは、筐体41と一体に成形されている。
また、図3に示すように、駆動回路基板51の底面には熱伝導部材である第1熱伝導シート57が配置されており、ポリゴンモータ52及び駆動回路基板51から発せられた熱を効率よく吸収できるようにしている。さらに、第1熱伝導シート57の側面(図2の下側)にはヒートパイプ56が固定されている。ヒートパイプ56は、例えば内壁に毛細管構造を備えた中空の銅パイプの内部に、少量の水(作動液)を真空封入したものである。ヒートパイプ56の一部が加熱されると作動液が蒸発する。蒸気は低温部に移動して凝縮する。凝縮した液は毛細管現象で加熱部に還流する。ヒートパイプ56は、上記変化が連続的に生じることによって、熱を素早く移動することができる。
ヒートパイプ56は、ポリゴンミラー53を挟んでfθレンズ61と反対側(図2における下側)に設けられており、レーザビームがポリゴンミラー53によって偏向されfθレンズ61に集光される際に光路を遮らない。ヒートパイプ56は、ヒートパイプ56の第1熱伝導シート57に固定された部分(図2における下側略中央部分)からさらに上方へと伸びる。そして、蓋42と接触する位置で再び折れ曲がり、蓋42と平行に伸びる。ヒートパイプ56の上部は、蓋42と蓋42に対し平行に設けられた第2熱伝導シート58とに挟まれることで蓋42に確実に固定されている。なお、ヒートパイプ56が蓋42へと伸びる位置は、ポリゴンミラー53が高速で回転したときに風切り音が増大しないために、ポリゴンミラー53と離れた位置であることが好ましい。
第1熱伝導シート57にて吸収した熱はヒートパイプ56に伝達される。そして、ヒートパイプ56はポリゴンモータ52等から吸収した熱を蓋42に伝達する。なお、この蓋42と第2熱伝導シート58は、密着して固定されている。第1及び第2熱伝導シート57、58は、熱伝導率が高く、ヒートパイプと比較して駆動回路基板51や蓋42と接触する表面積が大きい。したがって、直接ヒートパイプ56を駆動回路基板51や蓋42に接触させたときよりも、第1熱伝導シート57を駆動回路基板51に接触させたときや、ヒートパイプ56及び第2熱伝導シート58とを蓋42に接触させたときの面積の方が大きくなる。したがって、ヒートパイプ56を直接駆動回路基板51や蓋42に接触させたときよりさらに熱を効率よく蓋に伝達することができる。
第1及び第2熱伝導シート57、58とヒートパイプ56によって、ポリゴンモータ52及び駆動回路基板51から発せられる熱が効率よく蓋42からスキャナユニット40の外部に放出される。したがって、筐体42が熱膨張を起こして所定の位置関係又は距離関係にて支持されている各種光学部材に歪みを発生させて結果として感光ドラム71上に記録される画像の画質に影響を与えてしまうといった問題を押さえることができる。ここで、第1及び第2熱伝導シート57、58やヒートパイプ56といった熱伝導部材は、金属によって形成されており、熱伝導部材は、筐体を形成する樹脂と比較して熱伝導率が100倍程高いため、確実に熱を蓋に伝導することができる。
図4(a)に示すように蓋42の表面は、複数の凸部42aが並列配置されている。蓋42の表面に凸部42aを複数設けることで、蓋42の表面積が大きくなり、効率よく放熱できるからである。なお、蓋42の表面の凹凸形状は、表面積が大きくなれば、どのような形状であってもよい。
また、図4(b)に示すように蓋42の裏面には、断熱材であるスポンジ67が設けられている。スポンジ67を設けることで、蓋に伝達した熱が再びスキャナユニット40の内部にこもることを防止する。このスポンジ67は、蓋42と第2熱伝導シート58とが接触する部分を除いて蓋42の裏面を覆っている。蓋42は蓋取付けネジ43によってスポンジ67を介して筐体41に取り付けられている。ここで断熱材はスポンジに限られず、断熱性を有するものであればよく、また、断熱材でなくても断熱塗料を蓋42の裏面に塗布する等の断熱処理を蓋42に施しておけばよい。なお、蓋42は、放熱性のよい材料、例えばアルミニウム材から構成されている。
また、ファン68(図1参照)が蓋42に対して平行にレーザプリンタ1の本体フレーム10に固定されている。蓋42から熱が放出された際に、ファン68が蓋42に向かって(図2における矢印方向に)送風することで、蓋42の周辺が効率よく冷却される。このとき、ファン68は、本体フレーム10に固定されていてもよいし、スキャナユニット40に取り付けられていてもよい。蓋42と平行に取り付けられていることで、蓋42の全体に送風することができる。
密閉されたスキャナユニット40内部には、ポリゴンモータ52や駆動回路基板51から熱が発生するが、この発生した熱をヒートパイプ56によって放熱性の高い蓋42へと伝達することができる。蓋42からスキャナユニット40の外部に熱を放出することによって、スキャナユニット40内部に熱がこもることなく、熱膨張の発生を防止し、熱膨張の発生を防止することで、画像の書き込み位置のずれを防止できる。
また、筐体41は樹脂からなるため成形性に優れている。したがって、レーザプリンタ1の所定位置に取り付けられるように、筐体41の形状を自由に設計できる。また、樹脂は一般に金属より軽いため、スキャナユニット40及びレーザプリンタ1が軽量となる。
〔変形例〕
尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
例えば、図5に示すように、画像形成装置101の本体フレーム120がスキャナユニット110の蓋であってもよい。図5に示すレーザプリンタ101は、スキャナユニット110が画像形成部102の下方に設けられている。画像形成部102は、感光ドラム103、転写ローラ104、現像ローラ105、定着器である押圧ローラ106、加熱ローラ107及び一対の排紙ローラ108で構成されており、用紙Pは、図5の左側から、感光ドラム103と転写ローラ104との間で画像が形成され、定着部106、107で画像が定着される。そして、排紙ローラ108が回転することで、用紙が図5の右側に排紙される。
スキャナユニット110は、上下反転させた状態で、本体フレーム120に取り付けられる。つまり図1におけるスキャナユニット40の底面が、図5では上面となる。そしてレーザビームが、ポリゴンミラー112、fθレンズ117、反射鏡118を通過或いは反射して、感光ドラム103の表面上に高速走査に照射する。筐体111の開口部111aは、シール材123によって本体フレーム120と密着している。この際、本体フレーム120の平板部120aは、放熱性の高い材料で形成されており、この平板部120aがスキャナユニット110の蓋の役割を果たす。このような構成では、スキャナユニットに蓋を設けることなく本発明の目的を達成することができるため、部品を少なくすることが可能となりプリンタ本体を小型化できる。
また、図5では、ヒートパイプ115が直接ポリゴンモータ113の側面に接触して設けられており、平板部120aと熱伝導シート116とに挟まれて固定されている。このような構成では、ヒートパイプ115が直接ポリゴンモータ113の熱を吸収し、蓋(図5では平板部120a)へと伝達する。
また、前述した実施形態では、ポリゴンモータはスキャナユニットの内部に設けられているが、ポリゴンモータの一部が、スキャナユニットの筐体から露出した状態であってもよい。さらに、ヒートパイプがスキャナユニットの内部に限らず、筐体の外側を通って蓋に固定されていてもよい。
レーザプリンタの側断面図である。 スキャナユニットの上面図である。 スキャナユニットの部分側面図である。 スキャナユニットの蓋の構成の説明図である。 別の実施例におけるレーザプリンタの側面図である。
符号の説明
1、101 レーザプリンタ(画像型性装置)
10、120 本体フレーム
40、110 スキャナユニット(光走査装置)
41、111 筐体(ハウジング)
42 蓋
51、114 駆動回路基板
52、113 ポリゴンモータ
53、112 ポリゴンミラー
56、115 ヒートパイプ
57 第1熱伝導シート
58、116 第2熱伝導シート
61、117 fθレンズ(レンズ)
62、63、64、118 反射鏡
67 スポンジ(断熱材)
68 ファン
71、103 感光ドラム

Claims (11)

  1. 樹脂によって形成されたハウジングと、前記ハウジングの開口を覆う金属からなる蓋とを備えた光走査装置であって、
    光源からのレーザビームを偏向するポリゴンミラーと、
    前記ポリゴンミラーを回転駆動するポリゴンモータと、
    前記ポリゴンミラーにより偏向された前記レーザビームを集束するレンズと、
    前記ポリゴンモータから発生する熱を前記蓋へ伝導する熱伝導部材を備えることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記熱伝導部材はヒートパイプからなり、前記ヒートパイプの一端が前記ポリゴンモータに接触しており、前記ヒートパイプの他端が前記蓋と接触していることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記熱伝導部材はヒートパイプと第1の熱伝導シートからなり、前記第1の熱伝導シートが前記ポリゴンモータと前記ハウジングとの間に位置し、前記ヒートパイプが前記第1の熱伝導シートと前記蓋とを連結することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  4. 前記蓋の前記ハウジングと対向する面は、断熱処理されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の光走査装置。
  5. 前記蓋の前記ハウジングと対向する面と接触して固定されている第2の熱伝導シートをさらに有し、
    前記ヒートパイプの前記他端は、前記蓋と前記第2の熱伝導シートによって固定されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の光走査装置。
  6. 前記ヒートパイプは、前記ポリゴンミラーを挟んで前記レンズと反対側に位置することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の光走査装置。
  7. 前記蓋を冷却するためのファンが設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光走査装置。
  8. 前記蓋は、アルミニウム材で形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光走査装置。
  9. 前記蓋には、表面積を大きくするための凹凸が設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の光走査装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光走査装置を含むことを特徴とする画像形成装置。
  11. 装置の本体フレームの一部が前記蓋であることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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