JP2005214299A - 電動バルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】電気二重層キャパシタを緊急用の充電電源として使用できるようにする。
【解決手段】複数のキャパシタセル4a〜4cからなる電気二重層キャパシタ4を直並列切り換え手段R3’〜R5’を介して充電の際に直流電源1と並列に接続し、充電の際に各セル4a〜4cへの電圧配分が不均一とならないようにする。一方、放電の際には、前記セル4a〜4cを直並列切り換え手段R3’〜R5’を介して直列にしてバルブ駆動用モータ7と接続することで、所定の電圧が得られるようにする。こうすることで、電気二重層キャパシタを緊急用の充電電源として使用できるようにする。
【選択図】図8

Description

この発明は、緊急時の駆動電源として電気二重層キャパシタを用いた電動バルブに関するものである。
電動バルブは、例えば停電で電力を失っても駆動可能なようにしておかなければならない。そのため、(例えば特許文献1)のように、モータが駆動するバルブの出力軸に緊急時の補助動力としてスプリングを設けたり、あるいはバックアップ用の充電電池(二次電池)を設けることが行われていた。
ところが、(例えば特許文献1)のようなスプリングを設ける方法では、スプリングをモータの駆動によりバルブの弁体を開放方向に回転させる際に同時に巻いて蓄圧状態に保持しておき、停電等の際にその保持力を解除してスプリングの復元力により逆方向に回転させるようにしている。そのため、モータには弁体を回転させる負荷とスプリングを巻く負荷が同時にかかることになる。したがって、大きなトルクを有する高価なモータが必要となり、しかも、全体の形状も大きくなる問題がある。
さらに、バルブを閉鎖する際には、必ずスプリングの復元力があるため、スプリングは、バルブの開閉動作の都度モータによって巻かれたり、巻き戻されたりと反復して使用されることになり、スプリングの寿命を短くする問題がある。
また、スプリングの伸長で一気にバルブを閉じる構造なので、バルブを閉じた際に機構にかかる衝撃が大きく、電動バルブの寿命が短くなるという欠点を有していた。
一方、バックアップ用の二次電池を設ける方法では、上記のようにスプリングを用いないので、トルクの大きなモータを用いたり、バルブを閉じる際に機構に負担をかけることは少ないが、二次電池は化学反応を伴うので、急速充電回路を用いても電池の充電に少なくとも数十分の時間がかかる。そのため、起動後数十分は対処できない問題がある。また、化学反応を伴う二次電池は、使用中に劣化していくため期間がくれば取り替えなければ緊急時に対処できないメンテナンス上の問題もある。
そのため、充電の問題とメンテナンスの問題を解決する一つの方法として、(例えば特許文献2)に二次電池に代えて電気二重層キャパシタを使用したものが考えられている。
また、電気二重層キャパシタは、二次電池のように化学反応を利用したものではなく、単に電解液と電極との間に形成される電気二重層に電荷を蓄えるものなので充電時間も短くて済み、しかも、ほとんどメンテナンスをしなくとも長期間繰り返し使用できる。
特公昭53−034005号公報 特開平11−101359号公報
電動バルブは、常時はゆっくりと弁を開閉して流量の調節を行い、緊急時(停電時、地震発生時など)は速く弁を閉じなければならない。そのため、弁の駆動を行うバルブ駆動モータ(DCモータ)に入力する直流電圧を常時は低く、緊急時は高くすることによってモータの回転速度を制御する必要がある。
また、電気二重層キャパシタを緊急時用電源とするためには、複数のキャパシタを直列に接続して電圧を高める方法があるが、高い電圧で充電するために常時のモータ駆動用電源とは別に直流電圧電源が必要となる。
また、直列に接続されたキャパシタ間には、キャパシタの特性により分担電圧のばらつきが生じるため、ばらつきを抑える対策も必要となる。
さらに、電気二重層キャパシタは、従来のバッテリーと比べると内部抵抗が低く、電
解コンデンサと比べると蓄電容量が大きいので、一旦短絡故障等が起きると、非常に大きな電流が継続して流れる。そのため、特に、電気二重層キャパシタを蓄電要素として使用する場合は、高速に故障電流を遮断し機器の破損を防がなければならない。
一方、バルブの小型化を図るためには、制御部はできるだけ小さくする必要があるが、そのためには直流電源の容量もできるだけ低く抑える必要がある。
また、比較的頻繁に電動バルブが動作する場合には、直流電源の容量に余裕があっても
電源の電力はモータ駆動用に使用が限定される時間が長くなり、電気二重層キャパシタの充電完了が遅れる問題がある。
以上この発明の課題は、電気二重層キャパシタを緊急用の電源として使用できるようにすることである。
上記の課題を解決するため、この発明では、常時は直流電源に接続されたバルブ駆動用
モータと、該直流電源の停電を検出し停電信号を出す停電検出手段と、複数個の電気二重層キャパシタから成る電源装置と、該複数個の電気二重層キャパシタを常時は並列接続し、上記停電信号を受けて直列接続とする直並列接続切り換え手段と、上記直並列接続切り換え手段により並列接続された電気二重層キャパシタを充電する充電回路と、上記停電信号を受けて直流電源とバルブ駆動用モータとの接続を断ち上記直並列接続切り換え手段により直列接続された電気二重層キャパシタをバルブ駆動用モータに接続する電源切り換え手段とを有する構成を採用したのである。
このような構成を採用することにより、常時(通常)、すなわち、充電時はキャパシタを電源に並列に接続することにより、常時の低い電源電圧でも充電できるようにし、かつ、緊急時(放電時)にはキャパシタを直列接続に切り替えることにより、出力電圧を高くして前記バルブ駆動用モータを高速回転させる。
また、常時は直流電源に接続されたバルブ駆動用モータと、該直流電源の停電を検出し停電信号を出す停電検出手段と、複数個の並列接続された電気二重層キャパシタから成る電源装置と、該複数個の並列接続された電気二重層キャパシタの電圧を上記停電信号を受けて昇圧する昇圧回路と、上記並列接続された電気二重層キャパシタを充電する充電回路と、上記停電信号を受けて直流電源とバルブ駆動用モータとの接続を断ち上記昇圧回路の出力端を上記バルブ駆動用モータに接続する電源切り換え手段とを有する構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、停電時等の緊急時に昇圧回路でキャパシタの出力電圧を昇圧し、前記バルブ駆動用モータを高速回転させる。
また、常時は直流電源に降圧回路を介して接続されたバルブ駆動用モータと該直流電源の停電を検出し停電信号を出す停電検出手段と複数個の直列接続された電気二重層キャパシタから成る電源装置と、上記直列接続された電気二重層キャパシタを充電する充電回路と、上記停電信号を受けて直流電源とバルブ駆動用モータとの接続を断ち上記直列接続された電気二重層キャパシタを上記バルブ駆動用モータに接続する電源切り換手段とを有する構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、常時(通常)、バルブ駆動モータは、降圧回路で直流電源を降圧して駆動する。このとき、直列接続された複数個の電気二重層キャパシタは直流電源でもって充電する。一方、緊急時には、電源切り換え手段がバルブ駆動モータと直流電源(降圧回路を含む)との接続を断ち、バルブ駆動モータに電気二重層キャパシタを接続すると、前記モータに直流電源で充電された電気二重層キャパシタの(降圧回路を介さない)高い電圧が印加されるため、前記モータを高速に回転させることができる。
また、上記電気二重層キャパシタの充電回路と直列に、電気二重層キャパシタの故障時に充電電流を制限する充電電流制限回路を接続するという構成を採用すれば、回路を保護することができる。
また、上記充電回路の電源として上記直流電源を用いるとともに、上記バルブ駆動用モータの直流電源での駆動を検知して、上記電気二重層キャパシタを上記直流電源から切り離す充電回路切り離し手段を設けた構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、パルブ駆動用モータの駆動中は電気二重層キャパシタへの充電を止め、前記モータへの通電を行う。そして、前記モータの停止中に電気二重層キャパシタへの充電を行うことにより、前記モータと前記キャパシタのいずれか一方にしか給電を行わないようにして、直流電源の容量をできるだけ小さく抑えることができる。
さらに、上記充電回路の電源として上記直流電源を用いるとともに、上記直流電源に、
充電電流とモータ駆動電流の総和を制限する電源電流制限回路を設けた構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、電源電流制限回路の制限電流を電気二重層キャパシタの充電電流とバルブ駆動用モータの駆動電流の総和とすることで、前記電源が供給可能な電力をモータ駆動用と充電用に有効に振り分けることにより、比較的頻繁に電動バルブが動作した場合も速やかに電気二重層キャパシタの充電を可能とする。
この発明は、以上のように構成することによって、常時はバルブ駆動モータ(DCモータ)に入力する直流電圧を低くし、ゆっくりと弁を開閉して流量の調節を行い、緊急時(停電時、地震発生時など)は直流電圧を高くして速く弁を閉じることを効果的に行うことができる。
また、直並列切り換え回路や昇圧回路や降圧回路を採用したことにより、同一の直流電源をモータ駆動用電源と電気二重層キャパシタの充電用電源に共用することができる。
また、充電時にキャパシタを並列にすることで、各キャパシタに等しい電圧で充電を行うことができる。
さらに、高速に充電電流を制限する充電電流制限回路を設けたことにより、短絡故障時にも故障電流を高速に限流し、回路を保護することができる。
また、モータが駆動するときは充電を停止することにより、電源回路の最大必要容量が抑えられ、直流電源の小型化を図ることができるので、バルブの小型化が達成される。
あるいは、電源電流制限回路の制限電流をバルブ用モータの駆動用の電流と電気二重層キャパシタの充電電流との総和としたことにより、電源が供給可能な電力をモータ駆動用と充電用に有効に振り分けることができるので、比較的頻繁に電動バルブが動作した場合も速やかに電気二重層キャパシタの充電が可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
以下に述べる形態は、図1に示すような弁Aを開閉するバルブ駆動用モータ7を備えた電動バルブBの駆動回路を示すものである。
図2に第1実施形態として請求項1に係る発明を実施するための最良の形態を示す。
この形態の駆動回路は、図2に示すように、直流電源1、停電検出手段5、充電回路6、電気二重層キャパシタ電源装置(以降、電気二重層キャパシタ)4、直並列切換手段R−1〜R−5、電源切り換え手段R−1、Dで構成されており、具体的には図3のような回路で示すことができる。
すなわち、直流電源1は、例えば、AC85V〜AC265V(周波数47〜440Hz)からDC110〜330Vの電圧を出力するもので、ここではAC−DCコンバータを使用している。このようにAC−DCコンバータを用いることにより、電圧や周波数の異なる地域でも問題なく使えるようになる。
また、停電検出手段5には、ここではリレーRを用いている。前記リレーRは、直流電源1の出力に並列に接続し、直流電源1の停止で前記リレーRがオフとなるようにしてある。このリレーRの接点は直並列切換手段R−1〜R−5を構成するので詳しくは後述する。
充電回路6は、図3のように、例えば、一方のnpnトランジスタQ1のエミッタ端子を他方のnpnトランジスタQ2のベース端子に接続し、かつ、他方のトランジスタQ2のコレクタ端子を一方のトランジスタQ1のベース端子と接続して前記ベース端子とエミッタ端子に抵抗RbとReを設けたもので、Reを流れる電流は、Ie=Vbe/Re(Vbe:トランジスタQ1のベースーエミッタ間電圧)となる。このような充電回路6は定電流回路として作用する。
すなわち、充電回路6は(電気二重層キャパシタ4の内部インピーダンスは比較的高いが)、後述するように直並列切換手段R−1〜R−5で並列に接続したことで、インピーダンスが低下しても電流の流れ過ぎを防いだり、電気二重層キャパシタ4が破損しても電流が流れ過ぎないようにして前記電源1が過負荷状態にならないようにできる。
電気二重層キャパシタ4は、有機溶剤を電解液に使用した2.5V程度の耐圧を有するセルを2個直列に接続した3個のユニット4a〜4cからなるもので、各ユニット4a〜4cには、直並列切換手段R−1〜R−5が接続されている。
直並列切換手段R−1〜R−5は、この形態では、前述の停電検出手段5のリレー接点(C接点R−1〜R−5)を使用したもので、図3のように、リレー接点のcom端子を前記電気二重層キャパシタユニットの両側端子とそれぞれ接続し、また、リレー接点R−1〜R−3のNO端子を充電回路6に接続するとともに、リレー接点R−1のNC端子をスイッチ3(後述する)の一方のcom端子と接続してバルブ駆動用のモータ7の一方に接続している。さらに、C接点R−4とR−5のNO端子をスイッチ3の他方のcom端子と接続し、バルブ駆動用のモータ7の他方とGNDに接続している。そのため、直流電源1がオンとなり、前記リレーRに電流が流れると、リレーRの接点R−1〜R−5のcom端子とNO端子がオン状態(破線のように)になり、電気二重層キャパシタユニット4a〜4cは、前記直流電源1に対して並列に接続される。一方、前記直流電源1がオフになり、リレーRもオフになると、リレーRのC接点R−1〜R−5のcom端子とNO端子はオフとなり、com端子とNC端子はオン(実線のように)になるので、電気二重層キャパシタユニット4a〜4cは、バルブ駆動用モータ7と直列に接続されることになる。
電源切り換え手段R−1、Dは、図3では、リレー接点R−1とダイオードDとで構成されている。すなわち、リレー接点R−1は、先にも述べたとおり、NC端子をスイッチ3を介してバルブ駆動用モータ7の一方と接続してある。また、ダイオードDは、前記バルブ駆動用モータ7の一方と直流電源1間にアノードを直流電源1側にして設けられており、直流電源1への電気二重層キャパシタ4からの電流の逆流を防止する。
なお、符号2は、バルブを開閉するためのスイッチで、例えば図3のように2個のC接点を有するトランスファスイッチの一方のNC端子と他方のNO端子とを接続し、両スイッチを連動させることにより、バルブ駆動モータ7への出力を反転させられるようになっている。
また、符号3は、緊急遮断時にバルブを開放するか閉鎖するのかを設定するためのスイッチで、2個のC接点を有するトランスファスイッチからなっており、図3のように、スイッチ2と並列にバルブ駆動用モータ7に接続されている。
この形態は、上記のように構成されており、この電動バルブBはACを通電すると、直流電源1が作動してリレーRに電流が流れる。すると、前記リレーRの接点R−1〜R−5のcom端子とNO端子がオンとなり、直並列切換手段R−1〜R−5として作動して電気二重層キャパシタ4のユニット4a〜4cは、それぞれ前記直流電源1に対して並列に接続される。その結果、前記各キャパシタ4のユニット4a〜4cには、直流電源1から同じ電圧が印加されることになり、例えば、前記キャパシタ4のユニット4a〜4cの一つのセルの耐電圧が他のユニット4a〜4cと違っても、どのキャパシタユニット4a〜4cにも同じ電圧が印加されることになるので(そのため充電回路6による定電流回路を設けてある)、電圧の偏りによる故障を起こさない。
また、このように並列に接続された各キャパシタ4のユニット4a〜4cは、充電回路6を介して充電されるが、充電にかかる時間は化学反応をともなう二次電池と比べて遙かに速い。
そのため、極めて短時間で使用可能となるので、緊急の際のバルブの開閉方向を設定するバルブ遮断設定スイッチ3の設定は、通電前にしておくのが好ましい。
このように、充電がすぐにできるので、例えば、始動直後に停電が起きて、直流電源1が停止しても、リレーRが停電検出手段5として作動してオフになってリレーRの接点R−1〜R−5のcom端子とNC端子がオンになり、電気二重層キャパシタ4のユニット4a〜4cが並列から直列接続に切り換えられると、リレーRは直並列切換手段R−1〜R−5として作動するため、前記接点R−1〜R−5によって直列に接続された電気二重層キャパシタ4のユニット4a〜4cの高い電圧がスイッチ3を介してバルブ駆動用モータ7に印加される。そのため、バルブ駆動用モータ7を一気に作動させて緊急遮断を行うことができる。
なお、この形態では、直流電源1にAC−DCコンバータ電源を用いたがこれに限定されるものではなく、どのような電源でも使用可能である。
次に、第2実施形態として請求項2に係る発明を実施するための最良の形態を図4に示す。
この形態は、先の第1実施形態の直並列切換手段R−1〜R−5に代えて、電気二重層キャパシタ4と電源切り換え手段R−1、Dの間に昇圧回路9を設けたものである。
このとき、電気二重層キャパシタ4は、例えば、複数のキャパシタセルを並列に接続したものとすることにより、キャパシタセルの一部が破損した場合でも所要の電力を供給できるようにしてある。
また、昇圧回路9は、ここでは、DC−DCコンバータを使用している。このようにDC−DCコンバータを使うことで、前記キャパシタ4の電圧をバルブ駆動用モータ7を緊急時に作動させる電圧まで昇圧できるようにしている。
他の構成及び作用効果については、第1実施形態と同じなので、図面に同一符号を付して説明を省略する。
この形態は、上記のように構成されており、通常状態(停電などの異常が発生していない状態)では、直流電源1は、ダイオードDを介してバルブ駆動用モータ7へ電力を供給し、同時に充電回路6を介して電気二重層キャパシタ4を充電する。
いま、停電などで直流電源1が停止すると、直流電源1の停止したことを停電検出手段5が検出し、電源切り換え手段R−1、Dを作動して昇圧回路9をバルブ駆動用モータ7に接続する。そのため、前記モータ7へ昇圧回路9を介して電気二重層キャパシタ4から昇圧された電力が供給される。その結果、バルブの緊急遮断を行うことができる。
次に、請求項3の発明に係る最良の形態を第3実施形態として述べる。
この形態は、図5に示すように、図1の第1実施形態の直並列切換手段R−1〜R−5に代えて降圧回路10を設けたもので、降圧回路10は、図5のものでは、充電回路6への分岐点と電源切り換え手段R−1、DのダイオードDとの間に設けてある。
降圧回路10は、例えば周知の降圧型のスイッチングレギュレータなどを使用すればよく、降圧した電圧で前記モータ7を通常動かせる(バルブの開閉が行える)電圧になるように設定してある。
そのため、直流電源1の出力電圧は、緊急時の電圧に合わせて高めに設定してある。さらに、電気二重層キャパシタ4もセルを積層(直列)して前記電圧を充電できるようにしてある。
このようにすることにより、緊急時に電気二重層キャパシタ4から緊急用の通常よりも高い電圧の電力を直接供給できる。
他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様なので、図面に同一符号を付して説明は省略する。
この形態は、上記のように構成されており、通常は直流電源1から出力される電圧を降圧回路10で低下してバルブ駆動用モータ7に供給する。同時に充電回路6を介して供給する電圧で電気二重層キャパシタ4を緊急作動用の高めの電圧に充電する。
いま、例えば停電などで直流電源1が停止すると、降圧回路10を介してのバルブ駆動用モータ7への電力の供給が停止する。すると同時に、停電検出手段5が直流電源1の停止したことを検出して電源切り換え手段R−1、Dを作動し、電気二重層キャパシタ4を前記バルブ駆動用モータ7に接続する。
そのため、電気二重層キャパシタ4に充電していた電力がバルブ駆動用モータ7へ供給される。このとき、電気二重層キャパシタ4は、緊急時用に高い電圧に充電されているので、バルブを緊急遮断できる。
次に、請求項4及び5の発明に係る最良の形態を第4実施形態として述べる。
この形態は、図6に示すように、第1実施形態のものに、充電回路切り離し手段8と充電電流制限回路11を設けたものである。
充電回路切り離し手段8は、この形態では図6に示すように、スイッチ手段R6’とスイッチ手段R6’を作動するための駆動検出手段R6とで構成されている。
スイッチ手段R6’は、直流電源1と充電回路6間に設けられ、充電回路6の充電電流(電気二重層キャパシタ4への)を制御できるようになっている。
駆動検出手段R6は、バルブ駆動用モータ7に電流が流れているかを検出して、電流が流れている間はスイッチ手段R6’をオフにして、電流が流れなくなるとオンにするもので、例えばCTなどの電流センサやモータ7の回転を検出する回転センサなどを用いて構成することができる。
このような充電回路切り離し手段8を設けることにより、前記モータ7が動いている間は、スイッチ手段R6’がオフとなり、充電回路6は直流電源1から切り離される。一方、前記モータ7が停止している間はスイッチ手段R6’がオンとなって充電回路6を直流電源1と接続し、充電回路6を介して電気二重層キャパシタ4の充電を行う。このため、通常は直流電源1から前記モータ7あるいは充電回路6のいずれか一方にしか電流を流さないので、直流電源1の容量は、前記モータ7の容量に基づいて決めることができる。そのため、先の形態のように直流電源1の容量を電気二重層キャパシタ4と前記モータ7とを合わせた容量にしなくて良いので、直流電源1の小型化が図れる。
充電電流制限回路11は、図6では充電回路6と電気二重層キャパシタ4との間に設けて、充電電流の最大値を規制するためのもので、例えば、トランジスタを使用して構成した垂下特性を有する電流制限回路などを用いることができる。このような回路を用いることにより、充電電流の最大値を適宜設定して短絡故障による電気二重層キャパシタ4の破損を防止できる。
他の構成については、第1実施形態と同様なので、同一符号を付して説明は省略する。
この形態は、上記のように構成されており、通常は、直流電源1からバルブ駆動用モータ7へ給電が行われると、その給電によって流れる電流あるいは前記モータ(前記モータ7によって回転するバルブも含む)7の回転を駆動検出手段R6が検出してスイッチ手段R6’をオフにする。そのため、直流電源1は、前記モータ7のみへ給電を行う。そして、前記モータ7の作動によってバルブが所定の状態に達して前記モータ7への通電が停止すると、そのことを駆動検出手段R6が検出してスイッチ手段R6’がオンになるので、直流電源1から充電回路6へ電流が流れて、電気二重層キャパシタ4への充電が開始される。その際、充電電流は、充電電流制限回路11によって規制されるため、電気二重層キャパシタ4の短絡故障による破損を防止できる。
また、充電中にバルブ駆動モータ7を作動させると、その作動を駆動検出手段R6が検出してスイッチ手段R6’をオフとするので、直流電源1はバルブ駆動用モータ7と接続されることになる。
このように直流電源1は、バルブ駆動用モータ7あるいは充電回路(電気二重層キャパシタ4)6のいずれか一方にしか給電しないので電流容量の小さなものが使用できる。
また、電気二重層キャパシタ4への充電が完了すると、例えば、停電などで直流電源1が停止すると、停電検出手段5が停電を検出して直並列切換手段R−1〜R−5を作動し、かつ、電源切り換え手段R−1、Dを作動して電気二重層キャパシタ4をバルブ駆動用モータ7へ接続して緊急遮断を行うことができる。
次に、請求項6の発明に係る最良の形態を第5実施形態として述べる。
この形態は、図7に示すように、第1実施形態のものに、電源電流制限回路12を設けたものである。
電源電流制限回路12は、例えば、トランジスタなどを用いた垂下特性の電流制限回路を使用することができる。この電源電流制限回路12は、直流電源1と充電回路6の分岐点の間に設けることにより、直流電源1から出力される電流の全てを制限しようとするものである。
そして、例えば、前記電源電流制限回路12で制限される電流を(前記モータ7+充電回路6)とすれば、前記モータ7が頻繁に起動した場合でも、充電が短時間で行え電源1を有効に利用できるというものである。
他の構成については、第1実施形態と同様なので、同一符号を付して説明は省略する。
この形態は、上記のように構成され、電源電流制限回路12の出力電流は、バルブ駆動用モータ7と充電回路6へ振り分けられて電気二重層キャパシタ4を充電している。
そのため、例えば、停電などで直流電源1が停止すると、停電検出手段5が停電を検出して直並列切換手段R−1〜R−5を作動し、かつ、電源切り換え手段R−1、Dを作動して電気二重層キャパシタ4をバルブ駆動用モータ7へ接続して緊急遮断を行うことができる。
この実施例は、図8に示すように、リレーR1〜R5とスイッチ2、3を使って本願発明を実現した一つの具体例で、直流電源1、停電検出手段5、充電回路6、電気二重層キャパシタ4、直並列切換手段R3’〜R5’、電源切り換え手段R3’、Dを有するとともに、バルブの開放と閉鎖などの表示ランプLp1〜Lp5、手動スイッチSW1、SW3、SW4、SW5、リミットスイッチ機構(バルブの開放あるいは閉鎖位置で開閉用モータをストップさせる)LS1、LS2などの他、電気二重層キャパシタユニット4a〜4cの充電回路切り離し手段8を有するものである。
直流電源1は、先に述べたのと同じで、直流5Vの出力電圧で、電圧や周波数の異なる地域でも使用できるAC−DCコンバータ電源である。
停電検出手段5は、直流電源1の出力に並列に接続された3個のリレーR3、R4、R5で構成されている。
充電回路6は、一方のnpnトランジスタQ1のエミッタ端子を他方Q2のベース端子に接続し、抵抗RbとReを設けたもので、先に述べたとおり制限電流は、Ie=Vbe/Reとなる。
電源切り換え手段R3’、Dは、リレーR3のトランスファ接点R3’の一方とダイオードDとで構成されている。
リレー接点R3’は、SO(後述)出力としてスイッチ2に接続されており、詳しくは後述する。ダイオードDは直流電源1への電気二重層キャパシタ4からの電流の逆流を防止する。
スイッチ2は、ここでは、図8のようなトグルスイッチ(例えば、操作盤に設けられたリモートスイッチ)で、2個のリレーR1とR2のいずれかを作動させることにより、直流電源1からバルブ駆動用モータ7へ印加する電圧を反転させてバルブの開閉を行うようになっている。
そのため、図9のように、スイッチ2をリレーR1に接続すると、直流電源1→リレーの一方のC接点(R2’)のcom端子→リレーR1→GNDと電流が流れてリレーR1が作動する。すると、リレーR1によって作動したリレーR1の一方のC接点(R1’)→SW2の一つのC接点→バルブ駆動用モータ7→SW2(後述のバルブ遮断設定スイッチ3を形成する)のもう一つのC接点→リレーR1の他方のC接点(R1’)→GNDと流れてバルブ駆動用モータ7を正転させる。
逆に、図10のように、スイッチ2をリレーR2と接続すると、リレーR2が作動して、作動したリレーR2の一方のC接点(R2’)→SW2のもう一つのC接点→バルブ駆動用モータ7→SW2の一つのC接点→リレーR2の他方のC接点(R2’)→リレーR1の接点R1’の他方のC接点→GNDと流れてバルブ駆動用モータ7を逆転させるようになっている。
電気二重層キャパシタ4は、第1実施形態で述べたのと同じ有機溶剤を使用した2.5V程度の耐圧を有するセルを2個直列に接続した3個のユニット4a〜4cからなるもので、各ユニット4a〜4cは、直並列切換手段R3’〜R5’に接続されている。
直並列切換手段R3’〜R5’は、図8に示すように停電検出手段5を構成する3個のリレーR3、R4、R5の2組のトランスファ接点R3’〜R5’で構成されている。
このリレーR3(一方のトランスファ接点)とリレーR4の接点R3’、R4’は、図8のように、C接点のcom端子を前記電気二重層キャパシタ4のユニット4a〜4cの一方の端子と接続してある。また、前記接点R3’とR4’のNO端子は充電回路6を介して直流電源1に接続し、同時に接点R3’のNC端子の一方を直列出力SOとしてダイオードD1を介してスイッチ2に接続し、接点R4’の一方のNC端子を接点R5’のNC端子と接続してある。
また、接点R5’のcom端子は前記電気二重層キャパシタ4のユニット4b、4cの他方の端子と接続し、NC端子を先にも述べたとおり接点R4’の他方のNC端子と接続し、同時にR5のNO端子をダイオードを介してグランドに接続してある。このとき、前記電気二重層キャパシタ4のユニット4aの他方の端子も、ダイオードを介してグランドに接続するようにしてある。
そのため、リレーR3、R4、R5に電流が流れて、前記リレーR3、R4、R5の接点R3’、R4’、R5’のcom端子とNO端子とが接続すると、電気二重層キャパシタ4のユニット4a〜4cは電源1と並列に接続される。一方、リレーR3、R4、R5への電流が停止すると、リレーR3、R4、R5の接点R3’、R4’、R5’のcom端子とNC端子とが接続して、電気二重層キャパシタ4のユニット4a〜4cは直列に接続されることになる。
スイッチ3は、図11に示すように、4極のトランスファスイッチSW2で形成されており、その内の2個のトランスファスイッチの一方aのNO端子と他方bのNC端子を並列に接続して直並列切換手段R3’〜R5’の直列出力SOと接続し、直並列切換手段R3’〜R5’の直列出力SOの他方(電気二重層キャパシタ4のユニット4aの他方の端子)と前記a、bのC接点の他方のNC端子とNO端子の並列接続とを接続することにより、トランスファスイッチSW2の2個(aとb)のC接点を切り換えると、電気二重層キャパシタ4のユニット4a〜4cから流れる電流の向きを図11と図12のように変えることができるようになっている。
バルブ駆動用モータ7は、この実施例では、図13のように前記モータ7と並列にブレーキ用ダイオードDbを設け、そのダイオードDbと直列にリミットスイッチLS1、LS2を設けたもので、前記リミットスイッチLS1、LS2が、バルブの閉鎖点あるいは開放点で作動すると、前記ダイオードDbが前記モータ7に逆接続され、逆接続されたモータ7自身の逆起電力でもってブレーキがかかるようにしてある。
ちなみに、図8ではダイオードDcを設けてバルブを閉鎖点と開放点の途中で止めた場合でもブレーキがかかるようにしてある。
表示ランプLp1〜Lp5は、バルブの開閉状態を表示するLp1〜Lp3と手動切替え表示ランプLp4及びキャパシタ遮断・容量ランプLp5とからなっている。
バルブの開閉状態を表示するLp1〜Lp3は、図8に示すように、バルブの開放点及び閉鎖点を検出するためのリミットスイッチLS3、LS4と直列に接続されている。また、手動切替え表示ランプLp4は、前記モータ7と直列に設けたブレーキ用ダイオードDbの解放用のスイッチSW1と連動するスイッチSW1’と直列に設けられており、先のスイッチの状態を表示できるようにしている。キャパシタ遮断・容量ランプLp5は、直並列切換手段R3’〜R5’の直列出力SOと接続されており、直列出力が出力された際に点灯するようになっている。
スイッチSW1、SW3、SW4、SW5は手動操作用のもので、スイッチSW1は、先に述べたブレーキ用ダイオードDbの接続用のスイッチであり、スイッチSW1をオフにすれば、ブレーキ用ダイオードDbとの接続をリリースしてバルブ駆動用モータ7を簡単に動かせるようにするためのものである。
SW3とSW4は、リレーR1及びリレーR2を強制的にオフとするためのものである。SW5は、電気二重層キャパシタ4のユニット4a〜4cとバルブ駆動用モータ7との接続を遮断して、前記キャパシタ4のユニット4a〜4cからバルブ駆動用モータ7を解放し、例えば緊急時手動でバルブを動かせるようにするためのものである。
ちなみに、手動スイッチSW3とSW4は、バルブの弁の傍に設ければ、リレーR1とR2を作動できるので、メンテナンス等の際に使用できる。
駆動検出回路8は、この形態では、図8のように、バルブ駆動用モータ7と並列にリレーR6を設け、その並列に設けたリレーR6の接点R6’(comとNC端子)を直流電源1と充電回路6の間に直列に設けて、前記接点R6’(comとNC端子)がバルブ駆動用モータ7が駆動している際にオフとなるようにしたもので、前記モータ7の回転中は電気二重層キャパシタ4のユニット4a〜4cへの充電をストップする。このようにすることにより、今までは、充電中に前記モータ7が回転することを考慮し、
「バルブ駆動用モータ7の作動電流」+「電気二重層キャパシタユニット4a〜4
cの充電電流」=「AC−DCコンバータ電源1の最大電流」
となるようにしなければならなかったが、
「バルブ駆動用モータ7の作動電流」=「AC−DCコンバータ電源1の最大電流」
が可能となり、今までより容量の小さな電源を使用することにしたり、あるいは、今までと同じ電源容量(モータの作動電流を考慮したもの)ものを使用すれば、充電時間を短縮できる。
この形態は上記のように構成されており、この電動バルブでは、直流電源1が作動し、リレーR3、R4、R5に電圧が印加されると、リレーR3、R4、R5のcom端子とNO端子がオンとなり、電気二重層キャパシタ4のユニット4a〜4cは、前記電源1に対して並列に接続される。このとき、スイッチ2を正転あるいは逆転のいずれかに設定すると、バルブが開放あるいは閉鎖点にある場合は、リミットスイッチLS1、LS2のいずれかが作動してバルブ駆動用モータ7に通電されないので、そのときは、手動スイッチSW1をオフにしてブレーキ用ダイオードDbを前記バルブ駆動用モータ7から切り離し、リミットスイッチLS1、LS2が作動しないようにバルブを少し動かす。そして、手動スイッチSW1をオンにすれば、スイッチ2で設定した位置へ作動する。このバルブ駆動用モータ7が作動中はリレーR6がオンとなるので、充電回路6への通電はオフとなり、電気二重層キャパシタ4のユニット4a〜4cへの充電はキャンセルされる。また、設定位置へ達するとリミットスイッチLS1、LS2が作動してバルブ駆動用モータ7への通電が切れるので、リレーR6もオフとなり、充電回路6を介して電気二重層キャパシタ4のユニット4a〜4cへの充電が開始される。
このとき、直並列切換手段R3’R5’により、前記各キャパシタ4のユニット4a〜4cには、直流電源1から同じ電圧が印加されることになる。したがって、前記キャパシタ4のユニット4a〜4cの一つの耐電圧が他のユニットと違っていてもどのユニット4a〜4cにも同じ電圧が印加されることになり、電圧の偏りによる故障を起こさない。
このように並列に接続された前記各キャパシタ4のユニット4a〜4cは、充電回路6を介して充電されるが、充電にかかる時間は、前記開閉モータ7が作動していないので短縮できる。
したがって、前記キャパシタ4への充電は起動から短時間ですぐにできるので、例えば、起動直後に停電が起きて、直流電源1が停止しても、リレーR3、R4、R5への印加電圧が消失し、リレーR3、R4、R5のcom端子とNC端子がオンになり、リレーR3、R4、R5によって電気二重層キャパシタ4のユニット4a〜4cは、図11あるいは図12のように、プラスに充電された端子とマイナスに充電された端子とが接続される。そのため、このように直列に接続された電気二重層キャパシタ4のユニット4a〜4cがバルブ駆動用モータ7に接続されることになり、前記駆動用モータ7を作動してバルブをバルブ遮断設定スイッチ3の設定通りに一気に動かすことができる。
なお、この実施例では、停電検出手段にリレー(実施形態では機械式しか述べなかったが半導体でも可)を用いたものを示したが、この方式に限定されるものではなく、例えば、周知の電圧検出手段を設けて停電を検出できるようにしてもよい。
この実施例は、直並列切換手段R3’R5’に代えて、図14に示すように、昇圧回路9を用いたもので、ここでは昇圧回路9に図14のように、DC−DCコンバータを使用して、電源1に並列に接続された電気二重層キャパシタ4のユニット4a〜4dに接続している。
また、電圧検出手段10を設けて、停電時に電圧が低下すると、昇圧回路9を作動させるためのトリガ信号を発生するようにしてある。
そのため、昇圧回路9は直流電源1が電圧を出力しなくなると充電された電気二重層キャパシタ4から昇圧した電圧をバルブ駆動用モータ7へ供給できるようになっている。
他の構成及び作用効果は、実施例1と同じなので、説明は省略する。
充電の際に、電気二重層キャパシタの破損し易いという原理上の問題を回路的に解決したので、電動バルブ以外の充電電源としても使用できる。
実施形態の一部切欠正面図 第1実施形態のブロック図 第1実施形態の回路ブロック図 第2実施形態のブロック図 第3実施形態のブロック図 第4実施形態のブロック図 第5実施形態のブロック図 実施例1のブロック図 実施例1の作用説明図 実施例1の作用説明図 実施例1の作用説明図 実施例1の要部ブロック図 実施例1の要部のブロック図 実施例2のブロック図
符号の説明
1 直流電源
4 電気二重層キャパシタ
4a〜4d 電気二重層キャパシタユニット
5 停電検出手段
6 充電回路
7 バルブ駆動用モータ
8 充電回路切り離し手段
11 充電電流制限回路
R1〜R6 リレー
R3’〜R5’ 直並列切り換え手段

Claims (6)

  1. 常時は直流電源に接続されたバルブ駆動用モータと、該直流電源の停電を
    検出し停電信号を出す停電検出手段と、複数個の電気二重層キャパシタから成る電源装置と、該複数個の電気二重層キャパシタを常時は並列接続し、上記停電信号を受けて直列接続とする直並列接続切り換え手段と、上記直並列接続切り換え手段により並列接続された電気二重層キャパシタを充電する充電回路と、上記停電信号を受けて直流電源とバルブ駆動用モータとの接続を断ち上記直並列接続切り換え手段により直列接続された電気二重層キャパシタをバルブ駆動用モータに接続する電源切り換え手段とを有する電動バルブ。
  2. 常時は直流電源に接続されたバルブ駆動用モータと、該直流電源の停電を
    検出し停電信号を出す停電検出手段と、複数個の並列接続された電気二重層キャパシタから成る電源装置と、該複数個の並列接続された電気二重層キャパシタの電圧を、上記停電信号を受けて昇圧する昇圧回路と、上記並列接続された電気二重層キャパシタを充電する充電回路と、上記停電信号を受けて直流電源とバルブ駆動用モータとの接続を断ち上記昇圧回路の出力端を上記バルブ駆動用モータに接続する電源切り換え手段とを有する電動バルブ。
  3. 常時は直流電源に降圧回路を介して接続されたバルブ駆動用モータと、該直流電源の停電を検出し停電信号を出す停電検出手段と、複数個の直列接続された電気二重層キャパシタから成る電源装置と、上記直列接続された電気二重層キャパシタを充電する充電回路と、前記停電信号を受けて直流電源とバルブ駆動用モータとの接続を断ち上記直列接続された電気二重層キャパシタを上記バルブ駆動用モータに接続する電源切り換え手段とを有する電動バルブ。
  4. 上記電気二重層キャパシタの充電回路と直列に電気二重層キャパシタの故障時に充電電流を制限する充電電流制限回路を接続したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電動バルブ。
  5. 上記充電回路の電源として上記直流電源を用いるとともに、上記バルブ駆動用モータの直流電源での駆動を検知して、上記電気二重層キャパシタを上記直流電源から切り離す充電回路切り離し手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電動バルブ。
  6. 上記充電回路の電源として上記直流電源を用いるとともに、上記直流電源に、充電電流とモータ駆動電流の総和を制限する電源電流制限回路を設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電動バルブ。
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