JP2005214097A - エンジンの排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタ部材の再生に適した場所や施設まで容易に誘導可能なエンジンの排気浄化装置を提供することを目的とする。
【解決手段】車両の停車状態が検出され、かつ手動再生スイッチが手動再生開始状態に操作された時、フィルタ部材に捕獲された排気微粒子を燃焼除去してフィルタ部材を再生する再生手段と、目的地までの走行経路を選定して表示する走行経路選定手段と、走行経路選定手段により選定された走行経路が地図情報とともに表示可能とされる表示手段と、フィルタ部材の再生に適した場所や施設に関する情報を、車両内部或いは車両外部の記憶手段から入手可能に構成された再生適正情報入手手段と、排気微粒子量が所定量以上になった時、再生適正情報入手手段により入手されたフィルタ部材の再生に適した場所や施設を、他の場所や施設に対して認知され易いよう表示手段に表示させる再生適正情報表示手段とが備えられる。
【選択図】図5

Description

本発明は、エンジンの排気浄化装置に関し、特に、排気通路に排気微粒子を捕獲するフィルタ部材を備えたエンジンの排気浄化装置に関する。
従来、エンジン、例えば、ディーゼルエンジンにおいては、排気ガス中に含まれるカーボン等の排気微粒子(パティキュレート)を大気に放出しないよう排気通路に配設したフィルタ部材、所謂パティキュレートフィルタにより捕獲することが行われている。
そして、このようにパティキュレートフィルタを備えた場合、パティキュレータフィルタに捕獲された排気微粒子量が捕獲可能な飽和容量にまで達すると、捕獲された排気微粒子を燃焼させ、パティキュレートフィルタを再生する必要がある。
そこで、下記特許文献1には、パティキュレートフィルタが再生時期になった時点灯する警告ランプと、乗員の手動操作によってパティキュレートフィルタの再生開始が可能とされる手動スイッチとを備え、車両停止時、警告ランプの点灯を受け、乗員の操作によって手動スイッチがONされると、所定時間燃料噴射量を増量し、アイドル回転数を上昇させることによって排気微粒子を燃焼除去することが開示されている。
特開平4−86319号公報
ところで、パティキュレートフィルタの再生を行う場合、排気微粒子が燃焼されて排気ガス温度が高温化して、テールパイプ等排気部品も高温化することから、車両周辺に何も存在しないような比較的広いスペースを確保できる場所、例えば、空き地や、サービスエリア等の施設で再生を実行することが望ましい。
そして、このような比較的広いスペースを有する場所を見つけることは、乗員にとって慣れた場所であれば容易である。
ところが、乗員にとって不慣れな場所での車両走行中にパティキュレートフィルタの再生の必要が生じた場合、乗員は上述のような比較的広いスペースを有する場所を直ちに見つけることが困難な場合があり、乗員に再生を実行するためだけの場所をわざわざ探させる煩わしさを与えたり、再生を実行する場所の発見に手間取ったような場合、パティキュレートフィルタが完全に目詰まりする虞がある。
本発明は、以上のような課題に勘案してなされたもので、その目的は、ナビゲーションシステムにより乗員に提示される走行経路上に、フィルタ部材の再生に適した場所や施設を認知し易いよう表示することにより、フィルタ部材の再生に適した場所や施設まで容易に誘導することができるエンジンの排気浄化装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあってはその解決手法として次のようにしてある。すなわち、本発明の第1の構成において、エンジンの排気通路に配設され、排気ガス中の排気微粒子を捕獲するフィルタ部材と、
該フィルタ部材に捕獲された排気微粒子量に関連するパラメータを検出する排気微粒子量検出手段と、
車両の停車状態を検出する停車状態検出手段と、
乗員による操作が可能とされ、上記フィルタ部材の再生を開始させるための手動再生スイッチと、
上記排気微粒子量検出手段により検出された排気微粒子量が所定量以上になった時、乗員による手動再生を促す報知を行う再生指示報知手段と、
上記車両停車状態検出手段により車両の停車状態が検出され、かつ上記手動再生スイッチが手動再生開始状態に操作された時、上記フィルタ部材に捕獲された排気微粒子を燃焼除去してフィルタ部材を再生する再生手段とを備えたエンジンの排気浄化装置において、
上記エンジンが搭載された車両には、ナビゲーションシステムが備えられており、
該ナビゲーションシステムには、乗員による目的地の設定が可能とされる目的地設定手段と、
車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
地図情報を予め記憶する地図情報記憶手段と、
上記目的地設定手段により設定された目的地及び上記現在位置検出手段により検出された現在位置を上記地図記憶手段に記憶された地図情報に照らし合わせて目的地までの走行経路を選定して表示する走行経路選定手段と、
該走行経路選定手段により選定された走行経路が地図情報とともに表示可能とされる表示手段と、
上記フィルタ部材の再生に適した場所や施設に関する情報を、車両内部或いは車両外部の記憶手段から入手可能に構成された再生適正情報入手手段と、
上記排気微粒子量検出手段により検出された排気微粒子量が所定量以上になった時、上記再生適正情報入手手段により入手されたフィルタ部材の再生に適した場所や施設を、他の場所や施設に対して認知され易いよう上記表示手段に表示させる再生適正情報表示手段とが備えられるよう構成してある。
本発明の第1の構成によれば、排気微粒子量が所定量以上になった時、フィルタ部材の再生に適した場所や施設が認知され易いよう表示されるため、フィルタ部材の再生に適した場所や施設まで容易に誘導することができ、再生に適した場所や施設をわざわざ探す煩わしさの解消や、パティキュレートフィルタが完全に目詰まりするような状態を抑制することができる。
本発明の第2の構成において、上記走行経路選定手段は、上記排気微粒子量検出手段により検出された排気微粒子量が所定量以上になった時、選定された走行経路を、上記再生適正情報入手手段により入手された場所や施設を経由し易い走行経路に変更するよう構成してある。
本発明の第2の構成によれば、排気微粒子量が所定量以上になった時、選定された走行経路が、再生適正情報入手手段により入手された場所や施設を経由し易い走行経路に変更されるため、乗員にとって不慣れな場所であってもフィルタ部材の再生に適した場所や施設まで容易に誘導することができる。
本発明の第3の構成において、上記再生適正情報表示手段は、上記走行経路選定手段により選定された走行経路沿いのフィルタ部材の再生に適した場所や施設を上記表示手段に表示させるよう構成してある。
本発明の第3の構成によれば、選定された走行経路沿いの再生に適した場所や施設が表示されるため、乗員にとって不慣れな場所であってもフィルタ部材の再生に適した場所や施設まで容易に誘導することができる。
本発明の第4の構成において、上記再生指示報知手段は、手動再生を促すメッセージを上記表示手段に表示させるよう構成してある。
本発明の第4の構成によれば、手動再生を促すメッセージがナビゲーションシステムの表示手段に表示されるため、再生指示報知手段をナビゲーションシステムの表示手段と兼用でき、再生指示報知手段を別途設ける必要がなく、コスト増加を抑制することができる。
本発明の第5の構成において、上記ナビゲーションシステムは、音声発信手段を備えており、
上記再生指示報知手段は、手動再生を促す報知を上記音声発信手段により音声で報知させるよう構成してある。
本発明の第5の構成によれば、手動再生を促す報知がナビゲーションシステムの音声発信手段により音声で報知されるため、再生指示報知手段をナビゲーションシステムの音声発信手段と兼用でき、再生指示報知手段を別途設ける必要がなく、コスト増加を抑制することができる。
本発明の第6の構成において、上記再生適正情報表示手段は、車両の現在位置から進行方向の所定範囲においてフィルタ部材の再生に適した場所や施設を表示するよう構成してある。
フィルタ部材の再生に適した場所や施設を全て表示すると、表示の視認性が低下する虞がある。
本発明の第6の構成によれば、車両の現在位置から進行方向の所定範囲においてフィルタ部材の再生に適した場所や施設が表示されるため、不要な表示が抑制され、表示視認性の低下を抑制しつつ、フィルタ部材の再生に適した場所や施設まで容易に誘導することができる。
本発明によれば、ナビゲーションシステムにより乗員に提示される走行経路上に、フィルタ部材の再生に適した場所や施設が認知され易いよう表示されるため、乗員にフィルタ部材の再生を実行する場所や施設まで容易に誘導することができ、再生を実行する場所をわざわざ探す煩わしさの解消や、パティキュレートフィルタが完全に目詰まりするような状態を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に関する全体構成図を示しており、1は4気筒ディーゼルエンジンであり、そのディーゼルエンジン1には、吸気通路2、排気通路3が接続されている。
吸気通路2には、その上流側から下流側に向かって順次エアクリーナ4、エアフローセンサ5、VGTターボ過給機(バリアブルジオメトリーターボ)6のブロア6a、インタークーラ7、吸気絞り弁8、吸気温度センサ9、吸気圧力センサ10が配設されている。
排気通路3には、その上流側から下流側に向かって順次VGTターボ過給機(バリアブルジオメトリーターボ)6のタービン6b、タービン6bに流入する排気ガス流速を制御する可動ベーン6c、酸化触媒11、パティキュレートフィルタ12が配設されている。
パティキュレートフィルタ12の上下流には、排気圧力センサ13、14が配設されており、各排気圧力センサ13と14との差圧に基づいてパティキュレートフィルタ12に堆積した排気微粒子量を検出するよう構成されている。
また、パティキュレートフィルタ12には温度センサ15が設けられている。
また、吸気通路2と排気通路3とを接続する排気ガス還流通路16が設けられており、その排気ガス還流通路16の途中には負圧アクチュエータ式の排気ガス還流弁17と、排気ガスをエンジンの冷却水によって冷却するためのクーラ18とが配設されている。
19は燃料噴射ポンプであり、燃料タンク(図示省略)からの燃料を蓄圧手段としてのコモンレール20に供給する。
コモンレール20は、各気筒の燃焼室1aに配設された燃料噴射弁21(図1では1つのみ図示)に接続されるとともに、そのコモンレール20には、燃料噴射圧センサ22と、コモンレール19内に蓄圧された燃料の圧力が許容圧力以上になった時開弁し、燃料タンク側に燃料をリリーフするための安全弁23が設けられている。
50はエンジン制御用のコントロールユニットであり、上述した各種センサ、エンジン回転数センサ24、レンジ位置検出センサ25、車速センサ26、後述する手動再生スイッチ27、アクセルペダルの開度を検出するアクセルペダルセンサ28、ブレーキペダルの開度を検出するブレーキペダルセンサ29からの検出信号が入力されるようになっており、入力された各種検出信号に基づいて上述した各種アクチュエータを制御するよう構成されている。
また、60はナビゲーション制御用のコントロールユニットであり、GPSアンテナ31と、車外からの情報を受信するための受信アンテナ32とで受信した各信号及びディスプレィ61に対して乗員の手入力によって設定される目的地が入力されるようになっており、選定された走行経路をディスプレィ61上に地図と共に表示するよう構成されている。
次に、エンジン制御用のコントロールユニット50、ナビゲーション制御用のコントロールユニット60に対する各種センサ、各種アクチュエータとの入出力関係を図2に基づき説明する。
エンジン制御用のコントロールユニット50には、排気圧力センサ13、14、エンジン回転数センサ24、自動変速機の変速レンジ位置を検出するためのレンジ位置検出センサ25、車速センサ26、パティキュレートフィルタ12の手動再生を開始するための手動再生スイッチ27、アクセルペダルセンサ28、ブレーキペダルセンサ29からの検出信号が入力される。
エンジン制御用のコントロールユニット50は、入力された各種検出信号に基づいて、吸気絞り弁8、可動ベーン6c、排気ガス還流弁17、燃料噴射弁21を、それぞれ制御するように構成されている。
そして、パティキュレートフィルタ12の再生は、燃料噴射弁21からの燃料噴射制御によって達成される。
具体的には、図3中(a2)で示すように、圧縮行程上死点近傍で噴射される主噴射の噴射量を通常時の噴射量(a1)よりも所定量増量、例えば、アイドル回転数を通常のアイドル回転数(例えば、750rpm)から手動再生用の第1目標回転数(例えば、1750rpm)まで上昇させるために必要な量増量するとともに、図3に示すように、主噴射(a2)の後の膨張行程において所定量の後噴射(b)を追加実行する。
これによって、後噴射の酸化触媒11での酸化反応によってパティキュレートフィルタ12に流入される排気ガス温度を効果的に上昇することができ、パティキュレートフィルタ12に捕獲された排気微粒子を燃焼除去でき、パティキュレートフィルタ12を再生することができる。
また、ナビゲーション制御用のコントロールユニット60には、人工衛星からの信号を受信して自車の現在位置を検出するGPSアンテナ31と、道路脇等に設置されたビーコンや、車両との間で情報の授受が可能とされた情報センターから送信される交通規制情報、渋滞情報、パティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設に関する情報等各種情報を受信可能とされる受信アンテナ32とで受信した各信号及びディスプレィ61に対して乗員の手入力によって設定される目的地が入力される。
ナビゲーション制御用のコントロールユニット60は、予め記憶された地図情報を記憶した地図情報記憶手段60aを備えており、地図情報記憶手段60aに記憶された地図情報や、受信した交通規制情報、渋滞情報等に基づいて最短経路となるよう走行経路が選定され、選定された走行経路をディスプレィ61上に地図と共に表示するよう構成されている。
また、地図情報記憶手段60aには、パティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設に関連する情報が記憶されており、例えば、場所としては空き地、施設としてはサービスエリア、燃料給油施設等があげられる。
また、パティキュレートフィルタ12に捕獲された排気微粒子量が第1所定量以上になった時は、地図情報記憶手段60aに記憶されているパティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設に関連する情報、或いは受信アンテナ32で受信されたパティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設に関連する情報に基づいて、車両の現在位置から進行方向においてパティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設を検索し、検索された場所や施設の中から現在位置から最も近く、走行経路沿いに面した場所或いは施設をディスプレィ61上に表示させるよう構成されている。
次に、実施形態に係るナビゲーション制御用のコントロールユニット60による走行経路の選定制御について、図4のフローチャートに基づいて説明する。
図4のステップS1において、設定された目的地、GPSアンテナ31により受信された車両の現在位置、受信アンテナ32により受信された交通規制情報、渋滞情報及びパティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設に関連する情報、コントロールユニット60内の地図情報記憶手段60aからの地図情報、パティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設に関連する情報、排気圧力センサ13、14によりそれぞれ検出された排気圧力等を読込む。
ステップS2では、車両の現在位置と、設定された目的地とを地図情報に照らし合わせて目的地までの走行経路が最短経路となるように走行経路を選定する。
ステップS3では、ステップS1で読込まれた各排気圧力に基づいて差圧Pを算出し、続く、ステップS4で、ステップS3で算出された排気圧力の差圧Pに基づいてパティキュレートフィルタ12に捕獲された捕獲量Mを算出する。
ステップS5では、ステップS4で算出された捕獲量Mが第1所定量α以上(例えば、パティキュレートフィルタ12の飽和相当の値)になったか否か判定する。
ステップS5でYESと判定された時は、ステップS6に進み、パティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設を、例えば、車両の現在位置を中心とする所定距離範囲内において地図情報から検索する。
続く、ステップS7では、ステップS6で検索されたパティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設が、ステップS2で選定された走行経路沿いにあるか否か、つまり、走行経路沿いに面しているか否か判定する。
ステップS7でYESと判定された時、ステップS8に進み、車両の現在位置から最も近い、パティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設の表示のみを、乗員に認知され易い表示とする。
例えば、図5に示すように、車両の現在位置がaで、パティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設が、選定された走行経路A沿いの燃料給油施設Gであった場合、この燃料給油施設Gを点滅させ、乗員に認知させ易く表示する。
また、ステップS7でNOと判定された時、つまり、ステップS2で選定された走行経路沿いにパティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設が存在しない場合、ステップS9に進む。
ステップS9では、ステップS2で選定された走行経路以外で、目的地までの他の走行経路上にパティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設が存在するか否か判定する。
ステップS9でYESと判定された時、つまり、他の走行経路沿いにパティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設が存在する場合、ステップS10に進み、走行経路を、走行経路沿いにパティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設が存在する他の走行経路に変更する。
例えば、図6に示すように、車両の現在位置がaで、既に選定されている走行経路Aとは異なる他の走行経路B沿いにパティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設として燃料給油施設Gが存在する場合、走行経路をAからBに変更するとともに、変更後の走行経路B沿いの燃料給油施設Gを点滅させ、乗員に認知させ易く表示する。
尚、この時、ディスプレィ61には、走行経路を変更した旨のメッセージが表示される。
また、ステップS9でNOと判定された時は、目的地に向かう複数の走行経路にパティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設が存在しない場合であって、パティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設の表示を変えることができないことから、何ら処理を行うことなくリターンする。
また、ステップS5でNOと判定された時、つまり、ステップS4で算出された捕獲量Mが第1所定量αよりも少ない場合、ステップS11に進み、パティキュレートフィルタ12の再生中か否か判定する。
ステップS11でYESと判定された時、つまり、車両がパティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設に到達して既に再生中である場合、ステップS8に進み、パティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設の点滅表示を継続する。
また、ステップS11でNOと判定された時、つまり、再生中ではないと判定された時、ステップS12に進み、パティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設の点滅表示を中止し、通常の表示を行う。
次に、実施形態に係るパティキュレートフィルタ12の再生制御について、図7のフローチャートに基づき説明する。
図7のステップS20において、エンジン回転数センサ24、レンジ位置検出センサ25、車速センサ26、手動再生スイッチ27、アクセルペダルセンサ28、ブレーキペダル29等からの各種検出信号を読込む。
続く、ステップS21では、車両が停車状態にあるか否か判定する。具体的には、車速が0で、アクセルペダルがオフ(踏み込まれていない状態)で、かつ変速機のレンジ位置が非走行レンジ位置(本実施形態ではPレンジ)にある時、停車状態であると判定する。
尚、本実施形態では、Pレンジを非走行レンジ位置として判定するようにしているが、その他、Nレンジも非走行レンジ位置として判定するようにしてもよい。
ステップS21でYESと判定された時、ステップS22に進み、手動再生スイッチ27が手動再生開始状態に操作されたか否か判定する。
ステップS22でYESと判定された時、つまり、車両停車状態で、手動再生スイッチがオンされた時、ステップS23に進み、図4のステップS4で算出された排気微粒子の捕獲量Mに基づいてパティキュレートフィルタ12の再生実行時間Tを演算する。つまり、排気微粒子の捕獲量Mが多い程再生完了に必要な時間が長くなるため、排気微粒子の捕獲量Mが多い程再生実行時間Tを長く設定、例えば、約10分以内の値に設定する。
ステップS24では、タイマtをカウントアップし、続く、ステップS25では、ステップS23で設定された再生実行時間Tが、ステップS24でカウントアップされたタイマtよりも大きいか否か判定、つまり、再生実行時間T中か否か判定する。
ステップS25でYESと判定された時、つまり、再生実行時間T中である時、ステップS26に進み、パティキュレートフィルタ12の再生を実行する。
尚、再生の具体的な手法は、上述したように、圧縮行程上死点近傍で噴射される主噴射の噴射量を通常時の噴射量よりも所定量増量、例えば、アイドル回転数を通常のアイドル回転数(例えば、750rpm)から手動再生用の第1目標回転数(例えば、1750rpm)まで上昇させるために必要な量増量するとともに、主噴射の後の膨張行程において所定量の後噴射を追加実行することによって行われる。
また、上記ステップS25でNOと判定された時、つまり、再生実行時間Tが経過した時、ステップS27に進み、再生を終了する。
具体的には、主噴射の噴射量を、通常のアイドル回転数(例えば、750rpm)にするための燃料噴射量に設定するとともに、後噴射の追加実行を中止する。
また、上記ステップS21或いはS22のいずれかの判定でNOと判定された時、つまり、車両が走行中にある場合、或いは、手動再生スイッチがオフされている場合、ステップS28に進み、アクセルペダル開度、エンジン回転数等に基づいて主噴射の噴射量を設定し、再生をすることなくリターンする。
以上のように、本実施形態によれば、排気微粒子の捕獲量Mが第1所定量α以上になった時、パティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設が認知され易いよう点滅表示されるため、パティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設まで容易に誘導することができ、再生に適した場所や施設をわざわざ探す煩わしさの解消や、パティキュレートフィルタ12が完全に目詰まりするような状態を抑制することができる。
また、排気微粒子の捕獲量Mが第1所定量α以上になった時、選定された走行経路が、パティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設を経由し易い走行経路に変更されるため、乗員にとって不慣れな場所であってもパティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設まで容易に誘導することができる。
また、選定された走行経路沿いの再生に適した場所や施設が表示されるため、乗員にとって不慣れな場所であってもパティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設まで容易に誘導することができる。
また、手動再生を促す報知が、ナビゲーションシステムのディスプレィ61にメッセージとして表示されるため、手動再生を指示するための再生指示報知手段をナビゲーションシステムのディスプレィ61と兼用でき、再生指示報知手段を別途設ける必要がなく、コスト増加を抑制することができる。
また、パティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設として、車両の現在位置から進行方向において最も近い場所や施設が表示されるため、パティキュレートフィルタ12の再生を速やかに開始可能となり、パティキュレートフィルタ12の目詰まり抑制効果を更に向上することができる。
尚、本実施形態では、パティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設を点滅表示して、乗員に認知させ易くする例を示したが、その他、画像の色を目立ちやすい色に変更したり、画像の明暗をパティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設と、その周辺部とを比較して変更するようにしてもよい。
また、本実施形態では、選定された走行経路沿いにパティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設が存在しない場合、走行経路を直ちに変更する例を示したが、この変更を乗員の意思に基づいて選択可能にするようにしてもよい。
具体的には、図8に示すように、ディスプレィ61上に、パティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設を経由した走行経路に変更してもよいか旨のメッセージを表示し、乗員に変更するか変更を中止するかを選択させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、パティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設を、車両の現在位置を中心とする所定距離範囲内から検索し、その中から選定された走行経路の進行方向において車両の現在位置から最も近い場所や施設のみを表示する例を示したが、その他、ディスプレィ61上に表示されている地図表示範囲内において表示可能な全ての場所や施設、或いは車両の現在位置から所定距離範囲内にある全ての場所や施設を表示するようにしてもよく、これによって、不要な表示を抑制でき、表示視認性を向上することができる。
また、本実施形態では、選定された走行経路沿いに面しているパティキュレートフィルタ12の再生に適した場所や施設のみ表示する例を示したが、その他、走行経路に面しておらず、走行経路の分岐点からのわき道に少し入った(例えば、走行経路からの直線距離、或いは分岐点からの距離が50m以内)再生に適した場所や施設を表示するようにしてもよく、これによって、不要な表示を抑制でき、表示視認性を向上することができる。
また、本実施形態では、手動再生を促すメッセージをナビゲーションシステムのディスプレィ61にメッセージとして表示する例を示したが、その他、音声発信手段(不図示)を備えたナビゲーションシステムである場合は、手動再生を促す報知を、音声発信手段を利用して音声で報知するようにしてもよい。
また、本実施形態では、手動再生を促す報知するための再生指示報知手段を、ナビゲーションシステムのディスプレィ61で兼用する例を示したが、その他、ランプやブザー等から構成される手動再生を促すための再生指示報知手段を別途設けるようにしてもよい。
また、また、本実施形態では、パティキュレートフィルタ12の再生を、車両停車時、手動再生スイッチ27がONされた時パティキュレートフィルタ12の再生を行う手動再生のみ行う例を示したが、その他、車両走行中(非アイドル時)に所定の再生条件が成立した時パティキュレートフィルタ12の再生を行う、強制再生を併用するようにしてもよい。
強制再生は、所定の再生条件が成立した時、例えば、排気微粒子量が第1所定量以上、エンジン回転数が低回転、高回転を除く所定回転領域、エンジン負荷が低負荷、高負荷を除く所定負荷領域、及び車速が所定車速以上の時、圧縮行程上死点近傍で噴射される主噴射後の膨張行程において所定量の後噴射を追加する。
従って、車両走行中にも、後噴射の酸化触媒11での後燃焼によってパティキュレートフィルタ12に流入される排気ガス温度を上昇することができるため、パティキュレートフィルタ12に捕獲された排気微粒子を燃焼除去することができる。
従って、手動再生実行頻度を下げることができ、乗員の手動再生スイッチ27の操作を伴う手動再生の煩わしさを軽減することができる。
また、本実施形態では、パティキュレートフィルタ12の再生を後噴射の追加によって行う例を示したが、その他、排気系にヒータ等の加熱手段を設け、排気ガスやパティキュレートフィルタ12自体の温度を上げて、再生させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、エンジンとしてディーゼルエンジンに適用する例を示したが、その他、ガソリンエンジンに適用するようにしてもよい。
本発明の実施形態に係る全体構成図。 本発明の実施形態に係るコントロールユニットに対する入出力関係を示す図。 本発明の実施形態に係る再生制御の説明図。 本発明の実施形態に係るナビゲーション制御に関するフローチャート。 本発明の実施形態に係る走行経路の表示画面例を示す図。 本発明の実施形態に係る走行経路の表示画面例を示す図。 本発明の実施形態に係る再生制御に関するフローチャート。 本発明の実施形態の変形例に係る走行経路の表示画面例を示す図。
符号の説明
1:ディーゼルエンジン
11:酸化触媒
12:パティキュレートフィルタ(フィルタ部材)
13、14:排気圧力センサ(排気微粒子量検出手段)
21:燃料噴射弁
25:レンジ位置検出センサ(停車状態検出手段)
26:車速センサ(停車状態検出手段)
27:手動再生スイッチ(再生指示報知手段)
28:アクセルペダルセンサ(停車状態検出手段)
29:ブレーキペダルセンサ
31:GPSアンテナ(現在位置検出手段)
32:受信用アンテナ(再生適正情報入手手段)
50:エンジン制御用のコントロールユニット(再生手段、排気微粒子量算出手段)
60:ナビゲーション制御用のコントロールユニット(走行経路設定手段)
60a:地図情報記憶手段(再生適正情報入手手段)
61:ディスプレィ(表示手段、目的地設定手段)

Claims (6)

  1. エンジンの排気通路に配設され、排気ガス中の排気微粒子を捕獲するフィルタ部材と、
    該フィルタ部材に捕獲された排気微粒子量に関連するパラメータを検出する排気微粒子量検出手段と、
    車両の停車状態を検出する停車状態検出手段と、
    乗員による操作が可能とされ、上記フィルタ部材の再生を開始させるための手動再生スイッチと、
    上記排気微粒子量検出手段により検出された排気微粒子量が所定量以上になった時、乗員による手動再生を促す報知を行う再生指示報知手段と、
    上記車両停車状態検出手段により車両の停車状態が検出され、かつ上記手動再生スイッチが手動再生開始状態に操作された時、上記フィルタ部材に捕獲された排気微粒子を燃焼除去してフィルタ部材を再生する再生手段とを備えたエンジンの排気浄化装置において、
    上記エンジンが搭載された車両には、ナビゲーションシステムが備えられており、
    該ナビゲーションシステムには、乗員による目的地の設定が可能とされる目的地設定手段と、
    車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    地図情報を予め記憶する地図情報記憶手段と、
    上記目的地設定手段により設定された目的地及び上記現在位置検出手段により検出された現在位置を上記地図記憶手段に記憶された地図情報に照らし合わせて目的地までの走行経路を選定する走行経路選定手段と、
    該走行経路選定手段により選定された走行経路が地図情報とともに表示される表示手段と、
    上記フィルタ部材の再生に適した場所や施設に関する情報を、車両内部或いは車両外部の記憶手段から入手可能に構成された再生適正情報入手手段と、
    上記排気微粒子量検出手段により検出された排気微粒子量が所定量以上になった時、上記再生適正情報入手手段により入手されたフィルタ部材の再生に適した場所や施設を、他の場所や施設に対して認知され易いよう上記表示手段に表示させる再生適正情報表示手段とが備えられていることを特徴とするエンジンの排気浄化装置。
  2. 上記走行経路選定手段は、上記排気微粒子量検出手段により検出された排気微粒子量が所定量以上になった時、選定された走行経路を、上記再生適正情報入手手段により入手された場所や施設を経由し易い走行経路に変更するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの排気浄化装置。
  3. 上記再生適正情報表示手段は、上記走行経路選定手段により選定された走行経路沿いのフィルタ部材の再生に適した場所や施設を上記表示手段に表示させるよう構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジンの排気浄化装置。
  4. 上記再生指示報知手段は、手動再生を促すメッセージを上記表示手段に表示させるよう構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のエンジンの排気浄化装置。
  5. 上記ナビゲーションシステムは、音声発信手段を備えており、
    上記再生指示報知手段は、手動再生を促す報知を上記音声発信手段により音声で報知させるよう構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のエンジンの排気浄化装置。
  6. 上記再生適正情報表示手段は、車両の現在位置から進行方向の所定範囲においてフィルタ部材の再生に適した場所や施設を表示するよう構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のエンジンの排気浄化装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009257323A (ja) * 2008-03-17 2009-11-05 Komatsu Ltd ディーゼルエンジン微粒子除去フィルターの再生装置および方法
JP2010059832A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Mitsubishi Motors Corp 排気浄化装置
JP2011007105A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機械

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