JP2005213573A - 粗化銅めっき液及びそのめっき方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】面実装型電子部品用リードフレームの表面をめっきにより粗化する粗化銅めっき液とその方法を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明の粗化銅めっき液及びそのめっき方法は、リードフレームの表面を粗化銅めっき3により粗化することにより、樹脂モールド1との密着力を向上し、気密性の確保ができるものであり、リードフレームに樹脂モールドを行う面実装型電子部品の気密性を向上することができるものである。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の粗化銅めっき液及びそのめっき方法は、リードフレームの表面を粗化銅めっき3により粗化することにより、樹脂モールド1との密着力を向上し、気密性の確保ができるものであり、リードフレームに樹脂モールドを行う面実装型電子部品の気密性を向上することができるものである。
【選択図】図2
Description
本発明は、電子部品用リードフレームの表面をめっきにより粗化する粗化銅めっき液及びその方法に関するものである。
ICやトランジスタチップを塔載する電子部品用リードフレームは、外部から浸入する水分によるICやチップの劣化を防止するため、コストと生産性の面における有利さから樹脂モールドが多用されている。リードフレーム用材料としては銅合金材や鉄合金材が用いられるが、金属母材であるリードフレームと樹脂モールドとの界面は以前から密着性が悪く、気密性が悪いことが知られており、従来からリードフレームと樹脂の界面のリードフレーム側を表面粗化することにより、気密性確保が行われていた。リードフレームの表面粗化方法としては、Fe、SiC、Al2O3などの微粒子を含むブラスト材をリードフレームに噴射することにより物理的に粗化するサンドブラスト方法、およびリードフレームを酸系エッチング液により選択的に溶解することにより化学的に粗化するエッチング方法により行われていた。
なお、この出願に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開昭61−41775号公報
しかしながら、上記従来の技術において、気密性を確保するためには高い表面粗面度が必要であり、エッチング方法では母材の材質による適用不可および高い表面粗面度を得るために処理時間増大による母材の薄肉化、また、サンドブラスト方法では、母材の材質による歪みの発生、リサイクル不可によるランニングコストの増大および粉塵などにより作業環境が悪いという問題点を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、リードフレームと樹脂モールドとの気密性の向上をリードフレーム表面をめっきにより粗化する粗化銅めっき液を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、特に、添加剤としてのゼラチン及び陽極に不溶性電極という構成を有しており、これにより、表面粗さがRa≧1.6μmの表面粗度が得られるという作用効果を有する。
本発明の請求項2に記載の発明は、特に、めっき形成初期は一般の硫酸銅めっきで膜形成を行い、所定膜厚の最表面1.0μmのみ粗化銅めっき液を施すという構成を有しており、これにより、サンドブラスト工法及びエッチング工法と比較して母材の材質による影響はなく、ランニングコスト削減ができるという作用効果を有する。
本発明は、粗化銅めっき液を用いて粗化することにより、全てのリードフレームに対応でき、母材の材質に関係なく表面粗化が可能であり、リードフレームに樹脂モールドを行う全ての商品に対して低コストで気密性を確保するという効果を奏するものである。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1に記載の発明について説明する。
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1に記載の発明について説明する。
リードフレームは鉄系リードフレームおよび銅系リードフレームを用い、まずアルカリ脱脂、酸洗浄を行い、表面を清浄化した後、銅ストライクめっきを0.2μm、一般に用いられる硫酸銅めっき(液組成:硫酸銅・5水和物180g/L、硫酸80g/L)を4〜5μm施した後、本発明の請求項1に記載の粗化銅めっき浴により無攪拌で粗化銅めっきを1.0μm施し、総厚6μmとした。粗化銅めっきは浴温5℃、陰極電流密度5A/dm2とし、陽極には白金板または白金チタン板の不溶性陽極を用いた。表面粗さはレーザー顕微鏡(キーエンス VK−8500)を用いて、測定エリア100μm×100μmを非接触で測定を行った。図1は本発明の添加剤のゼラチンを除いた粗化銅めっき浴により得られた硫酸銅濃度に対する粗化銅めっきの表面粗さRaを示す特性図である。硫酸銅濃度を低くするにつれて、表面粗さは向上する。また、硫酸濃度が高いとさらに向上することが分かった。しかし、表面粗さを向上すると、めっき表面がデンドリックとなる為、Cuの粉落ちが問題となることが今回明らかとなった。そこで、表面粗さRa=1.1μmと最も高い組成、硫酸銅・5水和物30g/L、硫酸240g/Lに添加剤としてゼラチンを100〜1000ppm添加すると、Cu粉落ちが解消され、さらに表面粗度がRa≧1.6μmに向上した。
(実施の形態2)
以下、実施の形態1と同様に、リードフレームに粗化銅めっき3を1.0μm施し、総厚6μmとした。端子部に部分すずめっき4を施し、エポキシ系樹脂によりモールド樹脂成型を行った。図2に本発明の粗化銅めっき3を施し、樹脂モールド1した面実装型電子部品の断面図を示す。モールド後のサンプルを高温高湿炉(60℃90%以上、54h)およびリフロー炉(250℃×3回)に通し、グロスリーク検査により気密性を評価した。粗化銅めっき品はサンドブラスト品と同等以上に気密性の保持が確認された。
以下、実施の形態1と同様に、リードフレームに粗化銅めっき3を1.0μm施し、総厚6μmとした。端子部に部分すずめっき4を施し、エポキシ系樹脂によりモールド樹脂成型を行った。図2に本発明の粗化銅めっき3を施し、樹脂モールド1した面実装型電子部品の断面図を示す。モールド後のサンプルを高温高湿炉(60℃90%以上、54h)およびリフロー炉(250℃×3回)に通し、グロスリーク検査により気密性を評価した。粗化銅めっき品はサンドブラスト品と同等以上に気密性の保持が確認された。
本発明にかかる粗化銅めっき液及びそのめっき方法は、リードフレームの表面を粗化し、樹脂モールドとの密着力を向上し、気密性が高く確保できるという効果を有し、リードフレームに樹脂モールドを行う面実装電子部品の気密性を向上させるなどの用途として有用である。
1 樹脂モールド
2 素子
3 粗化銅めっき
4 部分すずめっき
2 素子
3 粗化銅めっき
4 部分すずめっき
Claims (2)
- 銅イオン源としての硫酸銅と、浴中の電導度を向上させる硫酸と、添加剤としてのゼラチンとを有し、陽極に白金または白金チタンなどの不溶性電極を用いてめっきする粗化銅めっき液。
- 銅イオン源としての硫酸銅と、浴中の電導度を向上させる硫酸と、添加剤としてのゼラチンとを有し、陽極に白金または白金チタンなどの不溶性電極を用いてめっきする粗化銅めっき液を使用し、リードフレームに樹脂モールドした面実装型電子部品の気密性を確保する粗化銅めっき方法。
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JP2004021075A JP2005213573A (ja) | 2004-01-29 | 2004-01-29 | 粗化銅めっき液及びそのめっき方法 |
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---|---|---|---|---|
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2004
- 2004-01-29 JP JP2004021075A patent/JP2005213573A/ja active Pending
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