JP2005213522A - テトラフルオロエチレンとポリマー樹脂を単離する方法 - Google Patents
テトラフルオロエチレンとポリマー樹脂を単離する方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005213522A JP2005213522A JP2005121380A JP2005121380A JP2005213522A JP 2005213522 A JP2005213522 A JP 2005213522A JP 2005121380 A JP2005121380 A JP 2005121380A JP 2005121380 A JP2005121380 A JP 2005121380A JP 2005213522 A JP2005213522 A JP 2005213522A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dispersion
- tfe
- hfp
- copolymer
- frozen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F6/00—Post-polymerisation treatments
- C08F6/14—Treatment of polymer emulsions
- C08F6/22—Coagulation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F214/00—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
- C08F214/18—Monomers containing fluorine
- C08F214/26—Tetrafluoroethene
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D127/00—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D127/02—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C09D127/12—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing fluorine atoms
- C09D127/18—Homopolymers or copolymers of tetrafluoroethene
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】 分散重合で生じさせた水分散液からテトラフルオロエチレンポリマー樹脂を単離する方法であって、最初に上記分散液を凍結させて凍結分散液を生じさせた後、上記凍結分散液を凍結させて凍結解凍分散液を生じさせ、そして次に上記樹脂を上記凍結解凍分散液に含まれる液体から分離することを含む方法。
【選択図】 なし
Description
本発明のTFE/HFPコポリマー類はHFPから生じる単位を29モル%以下の量で有していて非晶質である。このことは、重合したまま(as−polymerized)の樹脂を示差走査熱量法(DSC)で走査した時に検出される如何なる吸熱から計算した融解熱も約3J/g以内、好適には約1J/g以内であることを意味する。このような吸熱は実際に存在していたとしても拡散していて検出が困難であり、このようなレベルにおける計算融解熱は相対的に大きな誤差を示し易い。DSCの第一加熱で弱い吸熱が検出された時でも一般に第二加熱では全く吸熱が見られない。
水ジャケットが付いていて水平に位置しており直径に対する長さの比が約1.5の筒状で水容量が79重量部であるステンレス鋼製のパドル撹拌反応槽に脱イオン水を52.5部仕込んだ。この反応槽を65℃に加熱し、真空排気し、TFEでパージ洗浄した後、再び真空排気した。次に、この反応槽内の真空度を利用して、水(1.7部)にZONYL(商標)TBS界面活性剤が0.214部入っている溶液を反応槽に吸い込ませた。更に0.88部の水を用いて上記溶液を濯いで反応槽の中に入れた。次に、この反応槽を密封し、撹拌を40rpmで開始した後、反応槽の温度を103℃に上昇させた。この温度が103℃で一定になった後、この反応槽にHFPを圧力が425psig(3.0MPa)になるまでゆっくりと加えた。次に、625psig(4.4MPa)の最終圧に到達するまでTFEを反応槽に加えた。次に、過硫酸アンモニウム(APS)が0.6重量%と過硫酸カリウム(KPS)が0.7重量%入っている新しく調製した開始剤水溶液0.66部を上記反応槽に0.055部/分でポンプ輸送した。撹拌機の速度を下げて38rpmにしてこのバッチの残りの期間一定に保持した。その後、同じ開始剤溶液を重合の残りの期間に渡って0.026部/分で反応槽にポンプ輸送した。反応槽の圧力が10psig(0.07MPa)降下することで示されるように重合が始まった後、圧力を625psigで一定に維持するように追加的TFEを反応槽に添加したが、この添加を、開始後に反応槽に添加されたTFEが全体で18.2部になるまで(87分間)継続した。次に、TFEの供給を停止し、開始剤の供給を継続しかつ撹拌機を回転させながら、反応槽を冷却した。反応槽内容物の温度が90℃に到達した時点で、開始剤のポンプ輸送と撹拌を停止して反応槽の排気を行った。ほぼ大気圧になるまで排気を行った後、反応槽を窒素でパージ洗浄することにより、残存しているモノマーを除去した。次に、半透明で青色がかった分散液を反応槽から排出させて蓄えた。固体含有量は31.5重量%でRDPSは0.029μmであった。この分散液の2.0部を1.5部の脱イオン水および0.01部の濃硝酸と一緒にブレンドして激しく撹拌することで凝集を起こさせた。凝集の結果として得たポリマーを湿った状態で圧縮して水を一部除去した後、150℃の循環空気オーブン内で乾燥させた。このTFE/HFPコポリマー樹脂は3.7x103Pa.sのMV、4.45のHFPIおよび400g/Lの見掛け密度を示した。この樹脂は、Tmが244℃で融解熱が21.4J/gであることで示されるように部分結晶性であった。上記分散液の別の部分に凍結解凍を受けさせることで単離したコポリマー樹脂は630g/Lの見掛け密度を示し、自由流れし、かつ化学および機械的凝集で単離したサンプルよりも目立って粉っぽくなかった。反応槽容積(部)当たりに製造されたポリマー(部)/時として表す重合率は0.22であった。
最初に仕込む水の量を50.2部にし、界面活性剤を0.06部のパーフルオロカプリル(C−8)酸アンモニウムにして上記水と一緒に予め仕込み、圧力が450psig(3.2MPa)になるようにHFPを添加し、そして撹拌機の速度を、水と界面活性剤を前以て仕込んだ後42rpmで開始し続いて最初の開始剤を添加した後に40rpmに下げる以外は、実施例1と同様に重合を実施した。生成物である分散液はミルク状で不透明であり、RDPSは0.216μmであった。添加する硝酸の量を0.07部のみにする以外は実施例1の分散液と同様に樹脂を分散液から単離した。生成物である樹脂が示すMVは7.4x103Pa.sであり、HFPIは4.13であり、Tmは24.8J/gの融解熱を伴って254℃であり、そして見掛け密度は360g/Lであった。上記分散液の別の部分に凍結解凍を受けさせることで単離したコポリマー樹脂は600g/Lの見掛け密度を示し、自由流れし、かつ化学/機械的凝集で単離したサンプルよりも目立って粉っぽくなかった。重合率は0.10部/容積部/時であり、実施例1の半分以下であった。
水容量が8.2重量部である以外は実施例1に記述したのと同様な反応槽に脱イオン水を4.44部仕込んだ。この反応槽を65℃に加熱し、真空排気し、TFEでパージ洗浄した後、ある程度の真空をかけたままにした。次に、この反応槽内の真空度を利用して、0.26部の脱イオン水に0.044部のSurflon(商標)S111[パーフルオロノナン酸アンモニウム、旭硝子株式会社(Asahi Glass)]を溶解させた溶液を反応槽に吸い込ませた。更に0.088部の脱イオン水を用いて上記溶液を濯いで反応槽の中に入れた。次に、この反応槽を密封し、撹拌を82rpmで開始した後、温度を95℃に上昇させた。温度が95℃で一定になった後、上記反応槽をHFPで加圧して510psig(3.6MPa)にした。次に、温度を103℃に上昇させた。次に、温度が一定になった後、圧力を558psig(3.9MPa)にした。次に、TFEを添加して反応槽の圧力を625psig(4.4MPa)にまで高めた。次に、APSが2.5重量%入っている新しく調製した水溶液0.066部を上記反応槽に0.011部/分でポンプ輸送した。その後、同じ開始剤溶液を重合の残りの期間に渡って0.002部/分で反応槽にポンプ輸送した。圧力が625psigにまで上昇した後20分間は追加的TFEを全く添加しなかった。その期間の間、反応槽の圧力が594psig(4.2MPa)に降下し、このことは、重合が始まったことを示している。次に、TFEを添加することで圧力を625psigに戻して重合の残りの期間に渡って圧力をそのレベルに維持した。撹拌機の速度を82rpmで一定に保持した。最初に加圧した後に添加されたTFEの量が1.4部になった後(213分後)、TFEの供給を停止し、そして反応槽に冷却をいっぱいにかけた。反応槽内容物の温度が90℃にまで下がった時点で、撹拌を停止して反応槽の排気を行った。圧力が1−2psig(0.11−0.12MPa)にまで降下して時点で、排気と開始剤の添加を停止して窒素を反応槽に加えることで圧力を若干上昇させた。圧力が5psig(0.14MPa)に到達した時点で、窒素パージ洗浄を維持しながら真空口を1分間開けた。次に、水のように透明で極めて安定な分散液を反応槽から排出させて蓄えた。固体含有量は29.9重量%でRDPSは0.071μmであった。
下記を変える以外は実施例2に記述した重合手順に従った:1)最初に仕込む水の量を4.63部にした。2)使用した界面活性剤は0.166部の脱イオン水に入っている0.021部のZonyl(商標)TBSであった。3)また、この界面活性剤と一緒に連鎖移動剤としてクロロホルムを0.0033部加えた。4)HFPを添加しそして温度を103℃に上昇させた後の反応槽内の圧力を552psig(3.9MPa)にした。5)TFEを添加した後の圧力を600psig(4.2MPa)にしてそれを重合中維持した。6)撹拌を90rpmで行った。7)最初に添加した開始剤は0.066部の2.5重量%APS水溶液であり、これを0.011部/分でポンプ輸送した。8)次に添加した開始剤も同じ溶液であり、これを0.0022部/分でポンプ輸送した。そして9)最初の圧力上昇後に添加するTFEの量を0.51部にした。TFEの供給を再び開始した後の反応時間を345分にした。生成物である分散液は固体を14.4重量%含有していて水のように奇麗であった。RDPSは0.096μmであった。この分散液を用いて、実施例2に記述した凍結/解凍単離手順を行った。このTFE/HFPコポリマー樹脂が示す溶融粘度は10Pa.s未満であり、HFPIは11.2であった。DSC分析は、45℃付近にガラス転移を示したが、溶融吸熱は全く示さなかった。NMR分析は、HFP含有量が27.2モル%であることと、コポリマー中に存在するHFP単位の2.4%が2単位体であることを示していた。3単位体は全く検出されなかった。
85mLのオートクレーブにパーフルオロジメチルシクロブタンを60mLおよび三フッ化コバルトを0.25g仕込んだ。このオートクレーブを密封し、冷却した後、排気した。4.25gのTFEの中にHFPを入り込ませた。23℃でオートクレーブの圧力が93MPaになるに充分な量(約30g)でHFPを加えた。このオートクレーブを296MPa下199℃に加熱し、そしてEleuterioの条件である303MPa(米国特許第3,062,793号)に合致するように、更にHFPを添加して圧力を6.9MPa上昇させた。このオートクレーブを約200℃に4時間保持した後、冷却して排気した。その結果として生じたポリマー溶液を濾過してピンク色の残渣(恐らくは不溶なコバルト化合物を含有する)を取り除き、ロータリーエバポレーターを用いて脱溶媒を行うことで重質油を得た後、窒素流を用いて排出させることで固体を0.94g得た。この固体はパーフルオロ(2−ブチルテトラヒドロフラン)[Fluorinert(商標)FC−75、3M Company]中で0.207のインヘレント粘度を示し、これはEleuterioの実施例IIによく合致していた。NMR分析により、このTFE/HFPコポリマーはHFPを57重量%含有していることと、全HFP単位の46%が孤立単位として存在しておりそして27%が2単位体として存在しておりかつ27%が3単位体として存在していることが示された。
実施例1に記述した反応槽に脱イオン水を49部仕込み、そして0.088部の脱イオン水に溶解させた0.022部のパーフルオロカプリル酸アンモニウム(C−8)を仕込んだ。この反応槽の加圧試験を46rpmで撹拌しながら380psig(2.7MPa)下90℃で行った。次に、その内容物を冷却して温度を30℃未満にまで下げた。次に、この反応槽の排気とTFEモノマーを用いたパージ洗浄を3回行い、最後に排気を行った後、反応槽に減圧を残した。次に、バルブを開けて圧力が20インチ水銀(0.067MPa)上昇するまで上記反応槽にエタンをゆっくりと入れた。次に、上記バルブを閉じて、撹拌機を46rpmで回転させながら反応槽の温度を90℃にまで上昇させた。温度が90℃に到達した後、上記反応槽をTFEで加圧して380psigの圧力にした。次に、APSが2.5重量%およびメタノールが1.25重量%入っている新しく調製した水溶液(1.82部)を上記反応槽に0.20部/分でポンプ輸送した。反応槽の圧力が10psig(0.07MPa)降下することで示されるように重合が始まった後、圧力を380psigに維持するような速度で更にTFEを反応槽に加えた。開始後に反応槽に添加されたTFEの量が3部になった後、脱イオン水にC−8が2.7重量%入っている溶液(2.0部)を上記反応槽に0.2部/分の速度でポンプ輸送した。添加されたTFEが15部になった後、APS(0.09重量%)とメタノール(0.45重量%)が入っている水溶液0.66部を反応槽に0.11部/分の速度でポンプ輸送した。この反応槽に添加されたTFEが22部になった時点で、TFEの供給を停止したが、反応槽の圧力が190psig(1.4MPa)になるまで反応を継続した。次に、反応槽の排気を行って生成物である分散液を取り出した。この分散液はPTFE樹脂粒子を約34重量%含有しており、そしてTFEコポリマーで一般的に用いた手順で測定した時の溶融粘度は2.6x103Pa.sであった。
クロロホルムの使用量を半分にする以外は実施例3に記述したのと同様な方法を用いて、非晶質のTFE/HFPコポリマーが入っている水分散液を調製した。単離した樹脂が示すHFPIは10.8であり、MVは18Pa.sであり、そしてDSCで溶融吸熱は全く確認されなかった。この生分散液は水のように奇麗であり、固体を15重量%含有しており、RDPSは0.03μmであり、そしてdu Nouyテンシオメーターを用いたリング方法で測定した時の表面張力は69.2ダイン/cmであった。この生分散液はガラスおよびいろいろな金属表面を湿らさなかった。
A B C
生分散液(g) 5 10 20
水(g) 95 90 80
Zonyl(商標)FSN(g) 0.5 1 2
固体含有量(重量%) 0.75 1.5 3
実施例6
この実施例では、本発明の非晶質TFE/HFPコポリマーがフィルムを形成する能力を有することと、ガラスおよび金属基質に接着することを例示する。実施例6で調製した分散液A、BおよびCを用いてガラス製およびいろいろな金属製クーポン(coupons)の被覆を行った。大きさが1x3x0.025インチ(25x76x0.6mm)のクーポンを超音波浴に入れてアセトンで奇麗にし、150℃で4時間乾燥させ、室温に冷却した後、上記分散液に浸漬した。余分な分散液を除去し(drained off)た後、上記クーポンを150℃で一晩乾燥させた。試験した金属は銅、真鍮、アルミニウム、ステンレス鋼、亜鉛メッキ鋼およびクロムメッキ鋼であった。
この実施例では、非晶質TFE/HFPコポリマーの被膜がポリマー基質に接着することを例示する。大きさが1x3x0.075インチ(25x76x1.9mm)のポリマー片を、ポリメタアクリル酸メチル、ポリカーボネート、ナイロン6,6、EPDM炭化水素の加硫ゴム、ポリクロロプレンの加硫ゴム、および水素含有フルオロエラストマーの加硫ゴムから作成し、そして大きさが1x3x0.01インチ(25x76x0.25mm)の片を、ポリエチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルムおよびポリイミドフィルムから切り取った。全てのサンプルを超音波浴に入れてアセトで奇麗にし、70℃で4時間乾燥させ、室温に冷却した後、実施例6で調製した分散液A、BおよびCに浸漬した。余分な分散液を除去した後、上記片を70℃で一晩乾燥させた。被膜は全部滑らかで奇麗であった。
この実施例では本発明の非晶質TFE/HFPコポリマーを加工助剤として用いることを例示する。入り口角が90°で0.015x0.375インチ(0.4x9.5mm、内径x長さ)の炭化タングステン製キャピラリーダイスの内側表面に、実施例6で調製した分散液Cを被覆した。この被膜を220℃で2時間乾燥させた。Instron Capillary Rheometerを220℃の温度および833秒−1のせん断速度で用いて、研磨剤として働くコロイド状シリカが2.5重量%入っていて1g/10分(GRSN 7047、Union Carbide)のメルトインデックスを示す線状低密度ポリエチレン樹脂を、上記被覆したキャピラリーダイスに通して押出し、また被覆しなかった対照のキャピラリーダイスに通しても押出した。この対照キャピラリーに通して上記ポリエチレンを押出した時に要したせん断応力は4.5x105Paであり、その押出された物の表面はメルトフラクチャー(melt fracture)が原因で粗くて歪んでいた。このポリエチレンを同じ条件下で上記被覆キャピラリーに通して押出した時に要したせん断応力は、開始して直ぐ2.5x105Paにまで低下し、その押出された物の表面は滑らかで歪んでいなかった。約1時間経つと、せん断応力は、上記コポリマーの被膜が徐々にすり減るにつれてゆっくりと4.5x105Paにまで上昇した。せん断応力が3x105Pa以上のレベルに到達した時点で、その押出された物の表面が再び粗くなった。このことは、上記非晶質TFE/HFPコポリマー被膜が押出し加工助剤として働くことでせん断応力が有意に低下しかつ表面の粗さがなくなることを示している。このコポリマー樹脂をポリエチレン樹脂に低濃度で添加すると、メルトフラクチャーを起こすことなく低下したせん断応力で押出し加工を長時間行うことが可能になるであろう。
実施例1の反応槽に脱イオン水を48.0部仕込んだ。この反応槽を65℃に加熱し、真空排気し、TFEでパージ洗浄した後、再び真空排気した。次に、この反応槽内の真空度を利用して、この反応槽にクロロホルムを0.079部吸い込ませ、そして水(1.7部)にパーフルオロヘキシルエタンスルホン酸界面活性剤が0.22部入っている溶液を吸い込ませた。更に0.88部の水を用いて上記溶液を濯いで反応槽の中に入れた。従って、界面活性剤の濃度は約0.010モル/Lであった、即ち臨界ミセル濃度(約0.003モル/L)以上の濃度であった。次に、この反応槽を密封し、撹拌を42rpmで開始した後、反応槽の温度を103℃に上昇させた。この温度が103℃で一定になった後、この反応槽にHFPを圧力が350psig(2.5MPa)になるまでゆっくりと加えた。次に、TFEを添加して反応槽内の圧力を600psig(4.2MPa)にまで上昇させた後、この反応槽に0.43部のパーフルオロ(エチルビニルエーテル)(PEVE)を0.165部/分の速度でポンプ輸送した。次に、APSが0.4重量%入っている新しく調製した開始剤水溶液1.10部を上記反応槽に0.11部/分でポンプ輸送した。その後、同じ開始剤溶液を重合の残りの期間に渡って0.0066部/分で反応槽にポンプ輸送した。反応槽の圧力が10psig(0.07MPa)降下することで示されるように重合が始まった後、圧力を600psigに一定に維持するように追加的TFEを反応槽に加えた。撹拌機の速度を用いて、約0.1部/分の添加速度でTFEが水相に入り込むようにTFEの質量移動を管理した。目標とするTFE移動率を維持するに要した平均撹拌速度は33.6rpmであった。開始後に反応槽に添加されたTFEが全体で18.0部になった時点で(180分後に)、TFEの供給を停止した。反応槽の内容物を90℃に冷却した時点で、開始剤のポンプ輸送と撹拌を停止して反応槽の排気を行った。ほぼ大気圧になるまで排気を行った後、反応槽を窒素でパージ洗浄することにより、残存しているモノマーを除去した。次に、分散液を反応槽から排出させて蓄えた。固体含有量は31.5重量%でRDPSは0.094μmであった。この分散液の一部をプラスチック製ボトルに注ぎ込んだ後、それを冷凍庫に入れて−20℃に一晩置いた。次に、この分散液が入っているボトルを温かい水が入っているバケツに入れて解凍させた後、分離してきたポリマー相をフィルターで集めた。その濾液に入っている固体は0.09%のみであることを確認した。このポリマーをフィルター上で元の分散液部分の体積の75%に等しい体積の脱イオン水で3回洗浄した後、同様な量のイソプロピルアルコールで3回洗浄した。上記フィルターの底に真空をかけると、各洗浄液は大部分が除去された。次に、このポリマーを循環空気オーブンに入れて150℃で乾燥させた。この乾燥させた部分結晶性TFEコポリマー樹脂が示すMVは1.3x103Pa.sであり、HFPIは2.04であり、Tmは33.3J/gの融解熱を伴って281℃であり、PEVEを1.4重量%含有していた。
界面活性剤を0.11部のC−8にしそして反応槽を密封する前に仕込む水の全量を50.4部にすることで界面活性剤の濃度を約0.005モル/Lにする、即ち臨界ミセル濃度(約0.075モル/L)より低い濃度にする以外は、実施例9と同様に重合を実施した。目標のTFE移動率を維持するに要した平均撹拌速度は35.9rpmであり、このことは、界面活性剤を臨界ミセル濃度より高い濃度で用いた実施例9で得た重合率に比較して重合率が有意に低いことを示している。この分散液の固体含有量は31.5重量%でRDPSは0.179μmであった。生成物である樹脂が示すMVは1.4x103Pa.sであり、HFPIは2.24であり、Tmは34.4J/gの融解熱を伴って280℃であり、PEVEを1.3重量%含有していた。
最初に仕込む脱イオン水の量を50.0部にし、界面活性剤をSurflon(商標)S111にしてそれの量を0.22部にしそして撹拌速度を全体を通して40rpmで一定に保持する以外は、本質的に実施例1の重合手順を繰り返した。従って、界面活性剤の濃度は約0.009モル/Lであった、即ち臨界ミセル濃度(約0.003モル/L)より高い濃度であった。開始後の反応時間を90分にした。結果として得た分散液は固体を30.3重量%含有していてRDPSは0.139μmであった。この分散液の一部に本質的に実施例9の凍結解凍単離手順を受けさせた。その濾液に入っている固体は0.14%のみであることを確認した。この乾燥させた部分結晶性TFEコポリマー樹脂が示すMVは6.6x103Pa.sであり、HFPIは3.84であり、そしてTmは25.3J/gの融解熱を伴って259℃であった。この結果は、界面活性剤を臨界ミセル濃度より高い濃度で用いる本発明の重合方法を利用するとHFPがより多い量で組み込まれた部分結晶性の非エラストマー状ポリマーがより高い重合率で得られることを示している。比較実施例Dを参照のこと。
Surflon(商標)S111の量を0.066部にしそして開始剤をポンプ輸送する速度を最初の12分間は0.055部/分にしそして次にそれのポンプ輸送速度を0.018部/分にする以外は、本質的に実施例10の手順を繰り返した。従って、界面活性剤の濃度は約0.0026モル/Lであった、即ち臨界ミセル濃度より若干低い濃度であった。開始後の反応時間を111分にした。結果として得た分散液は固体を30.7重量%含有していてRDPSは0.142μmであった。乾燥TFEコポリマー樹脂が示すMVは1.6x104Pa.sであり、HFPIは3.54であり、そしてTmは24.9J/gの融解熱を伴って257℃であった。
実施例2で用いた反応槽に脱イオン水を4.85部、Surflon(商標)S111を0.012部(0.0051モル/L)、および濃水酸化アンモニウムを0.0066部仕込んだ。この反応槽の加圧試験を300psig(2.2MPa)の窒素を用いて80℃で行った後、この反応槽を30℃に冷却し、そして次に、真空排気とTFEを用いたパージ洗浄を交互に3回行った。次に、この反応槽を真空下に置いた。その後、圧力が10Pa上昇するまで上記反応槽にエタンを供給した。次に、この反応槽を密封して、撹拌を110rpmで開始し、そして反応槽の温度を80℃にまで上昇させた。上記反応槽をTFEで加圧して300psigの圧力にした後この反応槽にPPVEを0.074部ポンプ輸送した。PPVEの添加が終了して5分後、この反応槽に、APSが0.25重量%入っている水溶液0.66部を0.066部/分でポンプ輸送した。その後、重合の残りの期間を通してAPSが0.10重量%入っている水溶液を反応槽に0.0022部/分でポンプ輸送した。重合が始まった後、重合の残りの期間を通してPPVEを反応槽に0.00047部/分の速度で加えた。TFEを添加することで反応槽の圧力を300psigに維持し、そして撹拌機の速度を変えてTFEの添加速度が0.014部/分になるように反応速度を管理した。最初の圧力上昇後に添加されたTFEの量が1.96部になった後、TFEとPPVEと開始剤の供給を停止して反応槽に冷却をいっぱいにかけた。撹拌機を切って反応槽の排気を行った。圧力が1−2psig(0.11−0.12MPa)に低下した時点で、窒素を反応槽に加えてゆっくりと圧力を上昇させた。圧力が5psig(0.14MPa)に到達した時点で、窒素パージを維持しながら真空を1分間かけた。次に、分散液を反応槽から排出させて蓄えた。固体含有量は26.6重量%でRDPSは0.114μmであった。重合中の平均撹拌速度は99.2rpmであった。この分散液の一部に、アルコール洗浄を省く以外は本質的に実施例9の凍結解凍単離手順を受けさせた。その濾液に入っている固体は0.03%のみであることを確認し、その固体はポリマーと残存界面活性剤と開始剤塩から成っていた。この乾燥させた部分結晶性TFEコポリマー樹脂が示すMVは1.4x102Pa.sであり、Tmは45.2J/gの融解熱を伴って308℃であり、PPVEを4.03重量%含有していた。この結果は、界面活性剤を臨界ミセル濃度より高い濃度で用いる本発明の重合方法を利用するとPPVEがより多い量で組み込まれた部分結晶性の非エラストマー状ポリマーが得られることを示している。比較実施例Eを参照のこと。
Surflon(商標)S111の量を0.0049部(これは濃度が0.0021モル/Lであることに相当する)のみにする以外は、本質的に実施例11の手順を繰り返した。平均撹拌速度を101.9rpmにした。結果として生じた分散液は固体を26.8重量%含有していてRDPSは0.140μmであった。乾燥TFEコポリマー樹脂が示すMVは1.6x102Pa.sであり、Tmは40.7J/gの融解熱を伴って309℃であり、PPVEを3.47重量%含有していた。
Claims (7)
- 分散重合で生じさせた水分散液からテトラフルオロエチレンポリマー樹脂を単離する方法であって、最初に上記分散液を凍結させて凍結分散液を生じさせた後、上記凍結分散液を解凍させて凍結解凍分散液を生じさせ、そして次に上記樹脂を上記凍結解凍分散液に含まれる液体から分離することを含む方法。
- 上記凍結分散液が上記凍結解凍分散液になった直後に上記液体を上記ポリマー樹脂から除去する請求項1の方法。
- 上記液体の除去を上記解凍および上記樹脂の洗浄と同時に行う請求項1の方法。
- 上記凍結を、冷ロールを上記分散液内で回転させて上記ロールの表面に上記凍結分散液の層を生じさせそして上記表面が再び上記分散液内に入る前に上記層を上記ロールの上記表面からかき取ることで行う請求項1の方法。
- 界面活性剤が入っている水性媒体中で少なくとも2種のフルオロモノマー類をバッチ式で重合させて上記フルオロモノマー類から生じた単位を含む溶融加工可能な部分結晶性フルオロポリマーが入っている水分散液を生じさせることを含む方法であって、上記界面活性剤をこの界面活性剤の臨界ミセル濃度の少なくとも1.2倍の濃度で存在させる方法。
- 上記フルオロポリマーが、炭素原子数が3から8のフルオロオレフィン、フルオロビニルエーテルおよび官能性フルオロビニルエーテルから成る群から選択される少なくとも1種のコモノマーとテトラフルオロエチレンから作られたコポリマーである請求項5の方法。
- 請求項5の方法に加えて上記フルオロポリマー樹脂を上記水分散液から単離する方法であって、最初に上記分散液を凍結させて凍結分散液を生じさせた後に上記凍結分散液を解凍させて凍結解凍分散液を生じさせそして次に上記樹脂を上記凍結解凍分散液に含まれる液体から分離することを含む方法を用いて上記樹脂の単離を行う方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/384,042 US5543217A (en) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | Amorphous copolymers of tetrafluoroethylene and hexafluoropropylene |
US59456796A | 1996-01-31 | 1996-01-31 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52435096A Division JP3937450B2 (ja) | 1995-02-06 | 1996-02-05 | テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンの非晶質コポリマー類 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005213522A true JP2005213522A (ja) | 2005-08-11 |
JP4313777B2 JP4313777B2 (ja) | 2009-08-12 |
Family
ID=27010442
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52435096A Expired - Fee Related JP3937450B2 (ja) | 1995-02-06 | 1996-02-05 | テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンの非晶質コポリマー類 |
JP2005121380A Expired - Fee Related JP4313777B2 (ja) | 1995-02-06 | 2005-04-19 | テトラフルオロエチレンとポリマー樹脂を単離する方法 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52435096A Expired - Fee Related JP3937450B2 (ja) | 1995-02-06 | 1996-02-05 | テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンの非晶質コポリマー類 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (2) | EP1050546B1 (ja) |
JP (2) | JP3937450B2 (ja) |
CN (2) | CN1117775C (ja) |
DE (2) | DE69622535T2 (ja) |
WO (1) | WO1996024625A2 (ja) |
Families Citing this family (30)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5919878A (en) * | 1996-09-13 | 1999-07-06 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Amorphous fluoropolymer containing perfluoro(ethyl vinyl ether) |
DE19708295A1 (de) * | 1997-02-28 | 1998-09-10 | Nath Guenther | Flüssigkeitslichtleiter |
WO1999046309A1 (fr) * | 1998-03-10 | 1999-09-16 | Daikin Industries, Ltd. | Materiau de moulage perfluorochimique et contenant souffle-moule |
EP1097948B2 (en) * | 1998-03-25 | 2018-12-26 | Daikin Industries, Ltd. | Molded article having a reduced metal content obtained from a composition comprising a fluorine-containing elastomer |
US6248823B1 (en) * | 1998-07-02 | 2001-06-19 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Solvents for amorphous fluoropolymers |
CA2360903A1 (en) * | 1999-03-16 | 2000-09-21 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Fluoropolymer low reflecting layers for plastic lenses and devices |
US6429258B1 (en) * | 1999-05-20 | 2002-08-06 | E. I. Du Pont De Nemours & Company | Polymerization of fluoromonomers |
US6395848B1 (en) | 1999-05-20 | 2002-05-28 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Polymerization of fluoromonomers |
WO2003022923A1 (fr) * | 2001-09-11 | 2003-03-20 | Daikin Industries, Ltd. | Composition de resine contenant de la fluorine, procede de production associe et revetement de cable la contenant |
WO2003022922A1 (fr) | 2001-09-11 | 2003-03-20 | Daikin Industries, Ltd. | Composition de fluororesine, procede de production associe et cable enduit de cette composition |
US6790912B2 (en) | 2001-12-11 | 2004-09-14 | 3M Innovative Properties Company | Extrudable fluoropolymer blends |
US7129009B2 (en) * | 2002-05-14 | 2006-10-31 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Polymer-liquid compositions useful in ultraviolet and vacuum ultraviolet uses |
EP1525237B2 (en) | 2002-07-29 | 2021-01-27 | 3M Innovative Properties Company | Process for the preparation of ultraclean fluoroelastomer suitable for use in the manufacturing of electronic components |
US7122609B2 (en) | 2003-05-14 | 2006-10-17 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | High melt flow fluoropolymer |
US20040242819A1 (en) * | 2003-05-14 | 2004-12-02 | Earnest Thomas Robert | High melt flow fluoropolymer |
JP5298853B2 (ja) * | 2006-10-20 | 2013-09-25 | ダイキン工業株式会社 | 含フッ素共重合体及び成形品 |
WO2011075351A1 (en) * | 2009-12-18 | 2011-06-23 | Whitford Corporation | Blended fluoropolymer compositions having multiple melt processible fluoropolymers |
CN102070740B (zh) * | 2010-11-16 | 2012-10-03 | 巨化集团公司 | 一种含氟微乳液的制备方法 |
FR3001901B1 (fr) * | 2013-02-13 | 2015-03-06 | Fluorotechnique | Procede de revetement d'une surface metallique destinee a recevoir un elastomere, kit et outil associes |
WO2015005857A1 (en) * | 2013-07-09 | 2015-01-15 | Habia Cable Ab | Medium/high-voltage cable comprising fluoropolymer layers |
WO2015186793A1 (ja) | 2014-06-04 | 2015-12-10 | ダイキン工業株式会社 | ポリテトラフルオロエチレン水性分散液 |
EP3153532B1 (en) | 2014-06-04 | 2019-11-20 | Daikin Industries, Ltd. | Polytetrafluoroethylene powder |
CN106414512B (zh) * | 2014-06-04 | 2018-10-16 | 大金工业株式会社 | 含氟聚合物水性分散液的制造方法 |
CN109320646B (zh) * | 2017-07-31 | 2020-08-11 | 中昊晨光化工研究院有限公司 | 一种挤出加工过程中熔融均匀性优良的聚全氟乙丙烯树脂的制备方法 |
CN112243450B (zh) * | 2018-06-12 | 2023-01-13 | 3M创新有限公司 | 含氟聚合物纳米颗粒涂料组合物 |
WO2019241186A1 (en) | 2018-06-12 | 2019-12-19 | 3M Innovative Properties Company | Fluoropolymer coating compositions comprising amine curing agents, coated substrates and related methods |
US11866602B2 (en) | 2018-06-12 | 2024-01-09 | 3M Innovative Properties Company | Fluoropolymer compositions comprising fluorinated additives, coated substrates and methods |
KR20220009994A (ko) * | 2019-05-16 | 2022-01-25 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 전자 부품의 제조 방법 및 전자 부품 |
WO2021088198A1 (en) | 2019-11-04 | 2021-05-14 | 3M Innovative Properties Company | Electronic telecommunications articles comprising crosslinked fluoropolymers and methods |
WO2022163814A1 (ja) * | 2021-01-28 | 2022-08-04 | ダイキン工業株式会社 | フルオロポリマー組成物の製造方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2187146A (en) * | 1936-10-24 | 1940-01-16 | Du Pont | Process of coagulation |
JPH01301722A (ja) * | 1985-05-31 | 1989-12-05 | Dow Chem Co:The | 除去可能な基材を用いた重合体フィルムの形成方法 |
JPH04356502A (ja) * | 1990-07-18 | 1992-12-10 | Kuraray Co Ltd | アクリル系重合体凝固組成物、その製法およびその成形物 |
JPH05163320A (ja) * | 1991-12-12 | 1993-06-29 | Kuraray Co Ltd | 重合体凝固物およびその組成物の製造方法 |
WO1994005712A1 (en) * | 1992-08-28 | 1994-03-17 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Low-melting tetrafluoroethylene copolymer and its uses |
JPH10510859A (ja) * | 1994-12-14 | 1998-10-20 | ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー | フッ素含有ポリマーおよびその調製 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB504467A (en) * | 1936-10-24 | 1939-04-25 | Du Pont | Improvements in or relating to the coagulation of colloidal dispersions |
US3062793A (en) * | 1958-12-29 | 1962-11-06 | Du Pont | Amorphous copolymers of hexafluoropropylene and tetrafluoroethylene and their preparation |
US3132124A (en) * | 1961-07-06 | 1964-05-05 | Du Pont | Copolymerization of tetrafluoroethylene and hexafluoropropylene |
GB1102342A (en) * | 1963-07-22 | 1968-02-07 | Bonded Fibre Fab | Improvements in or relating to the production of elongated binder particles of polymeric materials |
JPS5838707A (ja) * | 1981-08-20 | 1983-03-07 | イ−・アイ・デユポン・デ・ニモアス・アンド・カンパニ− | パ−フルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソ−ルの無定形共重合体 |
DE3230128A1 (de) * | 1982-08-13 | 1984-02-16 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Gefrierkoagulation von polymerdispersionen |
US4948852A (en) * | 1989-10-26 | 1990-08-14 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Peroxide-curable fluoroelastomers and chlorofluoroelastomers having bromine and iodine curesites and the preparation thereof |
CA2053005A1 (en) * | 1990-10-10 | 1992-04-11 | Achim Gopferich | Emulsifier-free emulsion polymers |
JP3400010B2 (ja) * | 1993-03-15 | 2003-04-28 | 株式会社クラレ | ラテックスからの重合体の分離方法 |
-
1996
- 1996-02-05 EP EP00202843A patent/EP1050546B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-02-05 DE DE69622535T patent/DE69622535T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-02-05 DE DE69630904T patent/DE69630904T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-02-05 WO PCT/US1996/001483 patent/WO1996024625A2/en active IP Right Grant
- 1996-02-05 JP JP52435096A patent/JP3937450B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1996-02-05 CN CN96191800A patent/CN1117775C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1996-02-05 EP EP96905357A patent/EP0808336B1/en not_active Expired - Lifetime
-
2001
- 2001-06-15 CN CN 01121047 patent/CN1258542C/zh not_active Expired - Fee Related
-
2005
- 2005-04-19 JP JP2005121380A patent/JP4313777B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2187146A (en) * | 1936-10-24 | 1940-01-16 | Du Pont | Process of coagulation |
JPH01301722A (ja) * | 1985-05-31 | 1989-12-05 | Dow Chem Co:The | 除去可能な基材を用いた重合体フィルムの形成方法 |
JPH04356502A (ja) * | 1990-07-18 | 1992-12-10 | Kuraray Co Ltd | アクリル系重合体凝固組成物、その製法およびその成形物 |
JPH05163320A (ja) * | 1991-12-12 | 1993-06-29 | Kuraray Co Ltd | 重合体凝固物およびその組成物の製造方法 |
WO1994005712A1 (en) * | 1992-08-28 | 1994-03-17 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Low-melting tetrafluoroethylene copolymer and its uses |
JPH10510859A (ja) * | 1994-12-14 | 1998-10-20 | ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー | フッ素含有ポリマーおよびその調製 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1324871A (zh) | 2001-12-05 |
DE69622535D1 (de) | 2002-08-29 |
JP4313777B2 (ja) | 2009-08-12 |
EP0808336A2 (en) | 1997-11-26 |
DE69622535T2 (de) | 2003-03-20 |
EP0808336B1 (en) | 2002-07-24 |
CN1258542C (zh) | 2006-06-07 |
DE69630904D1 (de) | 2004-01-08 |
EP1050546A3 (en) | 2000-11-15 |
WO1996024625A2 (en) | 1996-08-15 |
JPH10513497A (ja) | 1998-12-22 |
DE69630904T2 (de) | 2004-09-02 |
CN1173883A (zh) | 1998-02-18 |
WO1996024625A3 (en) | 1996-10-10 |
JP3937450B2 (ja) | 2007-06-27 |
CN1117775C (zh) | 2003-08-13 |
EP1050546A2 (en) | 2000-11-08 |
EP1050546B1 (en) | 2003-11-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4313777B2 (ja) | テトラフルオロエチレンとポリマー樹脂を単離する方法 | |
US5708131A (en) | Amorphous copolymers of tetrafluoroethylene and hexafluoropropylene | |
EP0889067B1 (en) | Amorphous hexafluoropropylene (HFP) / tetrafluoroethylene (TFE) copolymers | |
US5464904A (en) | Low-melting tetrafluoroethylene copolymer and its uses | |
US5397829A (en) | Low-melting tetrafluoroethylene copolymer and its uses | |
US5637663A (en) | Amorphous tetrafluoroethylene-hexafluoropropylene copolymers | |
US6133389A (en) | Amorphous tetrafluoroethylene-hexafluoropropylene copolymers | |
US5374683A (en) | Low-melting tetrafluoroethylene copolymer and its uses | |
US5266639A (en) | Low-melting tetrafluorethylene copolymer and its uses | |
JP3980650B2 (ja) | リンを含有するフルオロモノマーおよびそれらのポリマー | |
US5547761A (en) | Low melting tetrafluoroethylene copolymer and its uses | |
JPH11193312A (ja) | 無水マレイン酸またはマレイン酸とフッ素化されたオレフィンとの共重合体 | |
WO2000071590A1 (en) | Polymerization of fluoromonomers | |
EP0731814B1 (en) | Low-melting tetrafluoroethylene copolymer and its uses | |
JP7397390B1 (ja) | 組成物、射出成形体、粉体塗料および被覆電線 | |
CN117083311A (zh) | 含氟共聚物、注射成型体、电线被覆材以及电线 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080129 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080303 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20080417 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20080422 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080626 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20080917 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080917 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20081025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081216 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090130 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090512 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090515 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130522 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |