JP2005211938A - 角形容器の折り畳み装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】天板部および底板部はそのままの形で胴部を無理なく変形させて、軽い力でしかも安全に折り畳むことができる角形容器の折り畳み装置を提供する。
【解決手段】胴部の前後一方の側面の下端から上方に前後両側面部間の間隔のほぼ半分の距離だけ離間した位置を内側に屈曲させて折り癖となる屈曲部を形成する第1側面屈曲機構2と、胴部101の前後他方の側面の上端から下方に前後側面部の間隔のほぼ半分の距離だけ離間した位置を内側に屈曲させて折り癖となる屈曲部を形成する第2側面屈曲機構3と、底板支持部4と天板押さえ部5によって底板部102と天板部103とを挟んで胴部101を上下に圧縮することによりZ字形状に折り畳む圧縮機構6と、を備え、圧縮機構6は、圧縮する過程で生じる底板部102に対する天板部103の前後方向のずれに追随して天板押え部5が前後方向に変位する機構を備えていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえば18リットル缶等の比較的大型で硬質の角形容器を押しつぶして減容化する角形容器の折り畳み装置に関する。
従来のこの種の角形容器の折り畳みないし圧潰装置としては、たとえば、特許文献1または特許文献2に記載のようなものが知られている。
特許文献1に記載のものは、基台に押圧レバーの一端を上下に回動自在に枢着し、基台の前部に角形容器を横置きにして上下の側面をV字状に屈曲させ、基台の後部(前部よりレバーの支点に近い側)に予備成形した空き缶をV字に変形していない側面を上下に向けて扁平になるまで圧縮させるようになっていた。
特許文献2に記載のものは、特許文献1と同様に基台に押圧レバーの一端を上下に回動自在に枢着したものであるが、この特許文献2では、最初に側面の中央を押し潰し、押し潰した中央部分の左右に残る底板部側と天板部側を、後から押し潰す構成となっていた。
しかし特許文献1の圧潰装置は、底板部および天板部を側方から無理に折り曲げるので、胴部と底板部および天板部との巻締部のある剛性の高い角部を屈曲させる必要があり、圧潰するためには非常に大きな力が必要であった。また、無理に折り曲げるために部分的に破れ、破れたエッジ部が剥き出しになって危険であった。
特許文献2に記載の圧潰装置についても、容器を無理に押しつぶす構成なので、押し潰す過程で容器各部に無理な力が作用して局部的に缶材が破れ、やはり破れたエッジが剥き出しになるために作業に危険が伴う。
また、特許文献1,2のいずれの圧潰装置も、角形容器を横置きで圧潰するもので、内部に残留物が残っている場合、横になった天板部の開口部から残留物がこぼれて周囲が汚れるという問題もあった。
特開2000−197994 特開2000−107897
本発明は、上記した従来技術の問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、天板部および底板部はそのままの形で胴部を無理なく変形させて、例えば手動のような軽い力でしかも安全に折り畳むことができる角形容器の折り畳み装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、角形容器の四角形状の胴部の左右側面部を縦方向に内側に折り込み、天板部を前後の側面部のうちの一方の側面側に折り畳み、底板部を他方の側面部側に折り畳んで減容化する角形容器の折り畳み装置において、胴部の前後両側面部のうち一方の側面の下端から上方に前後両側面部間の間隔のほぼ半分の距離だけ離間した位置を内側に屈曲させて折り癖となる屈曲部を形成する第1側面屈曲手段と、胴部の前後両側面のうち他方の側面の上端から下方に前後側面部の間隔のほぼ半分の距離だけ離間した位置を内側に屈曲させて折り癖となる屈曲部を形成する第2側面屈曲手段と、底板支持部と天板押さえ部によって底板部と天板部とを挟んで胴部を上下に圧縮することにより、前記第1側面屈曲手段および第2側面屈曲手段によって形成された屈曲部に沿って折り畳む圧縮手段と、を備え、圧縮手段は、圧縮する過程で生じる底板部に対する天板部の前後方向のずれに追随して天板押え部が前後方向に変位する機構を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、第1側面屈曲手段および第2側面屈曲手段の少なくとも一方によって胴部の前後側面部を屈曲させる際に、胴部の左右両側面部を内側に窪む方向に押し込む押し込み手段を備えていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、圧縮手段は、底板支持部に対して天板押さえ部を平行に保持した状態で案内する上下2段の平行リンク機構と、てこ作用によって天板押え部に圧縮荷重を作用させる操作レバーと、を備え、上下2段の平行リンク機構の各揺動リンク部材同士の連結部が、角形容器の前後側面部に形成される天板部または底板部の折り曲げ部の位置に合わせた位置に設定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の角形容器の折り畳み装置によれば、左右側面部を縦方向に内側に折り込み、天板部を前後の側面部のうちの一方の側面側に底板部を他方の側面部側に折り畳むもので、第1側面屈曲手段と第2側面屈曲手段によって前後の側面部の天板部と底板部の折り目に相当する部分に折り癖となる屈曲部を形成し、その後圧縮手段によって底板部と天板部を挟んで圧縮するようになっているので、平面的な折り畳み形状にスムースに変形が進行し、軽い力で折り畳んで圧潰することができる。
特に、圧縮手段は、天板押さえ部を底板支持部に対して前後方向に相対的に変位して、圧縮する過程で生じる底板部に対する天板部の前後方向のずれに追随するようになっているので、天板押え部と圧縮板との間にせん断力が作用せず、より一層スムースに折り畳むことができる。
請求項2に係る発明によれば、第1側面屈曲手段および第2側面屈曲手段の少なくとも一方によって胴部の前後側面を屈曲させる際に、押込み手段によって胴部の左右両側面を内側に窪ませるようになっているので、左右側面部が内側に折り込まれる方向に折り癖が付き、スムースに左右側面部が内側に折り込むことができる。
請求項3に係る発明によれば、圧縮機構を構成する上下2段の平行リンク機構の各揺動リンク部材同士の連結部を角形容器の前後側面部に形成される天板部または底板部の折り曲げ部の位置に合わせているので、角形容器の折り畳み過程の天板部の軌跡に合わせて天板支持部が移動することになり、圧縮荷重を無駄なく折り畳み方向に作用させることができ、操作レバーのてこ作用と相俟って、折り畳み作業をよりスムースに行うことができる。
以下に本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1乃至図6は本発明の実施の形態に係る角形容器の折り畳み装置を示している。本装置は手動で動作する。
対象とする角形容器100は金属製の18リットル缶で、図7に示すように、前後左右4側面を有する四角形状の胴部101と、胴部101の上端に巻締固定される天板部102と、胴部101の下端に巻締固定される底板部103とを有している。図7(A),(B)では前側面部(図中左側の側面)と右側面部が見えている。折り畳む際には、胴部101の左右側面部101A,101Bを縦方向に内側に折り込み、天板部102を後側面部101D側に折り畳み、底板部103を前側面部101C側に折り畳んで減容化する構成となっている。
この角形容器100には、予め折り畳み時の折り目となる折り目誘導部が形成されている。左右の側面部101A,101Bに形成される折り目誘導部は左右対称形状で、右側の側面部101Aを例にとって説明すると、縦方向に延びる縦方向谷折り誘導部F1と、縦方向谷折り誘導部F1の上端の分岐点P1から右側面部101A上辺の前後隅角部に向けて2方向に分岐して延びる上分岐谷折り誘導部F2,F3と、縦方向谷折り誘導部F1の下端の分岐点P2から側面部101A下辺の前後隅角部に向けて2方向に分岐して延びる下分岐谷折り誘導部F4,F5とが設けられている。
縦方向谷折り誘導部F1の上下端に位置する分岐点P1,P2は、右側面部101Aを左右に二等分する中心線に対して、前後側面部101C,101Dのうちの天板部102および底板部103が折り重ねられる側の側面と反対側の側面に向かって所定量だけずらしている。18リットル缶の例では、5mm程度ずつずらすことが有効である。
前側面部101Cには、天板部102を折り畳む際の折り目となる横方向谷折り誘導部F6が、後側面部101Dには底板部103を折り畳む際の折り目となる横方向谷折り誘導部F7が設けられている。また、左右の側面部101A,101Bには、前後側面部101C,101Dに設けられた横方向谷折り部誘導部F6,F7両端と各分岐点P1,P2とを連結する山折り誘導部F8,F9が設けられている。
折り目誘導部の構成は、図8(A)に示すように、折り目を誘導する誘導ラインLに沿って連続的に延びる所定幅の凹凸線条Faとしてもよいし(谷折りの部分は凹条、山折りの部分は凸条)、点状凹凸部Fbを誘導ラインLに沿って多数設けた構成でもよい(谷折りの部分は凹部、山折りの部分は凸部)。このように折り目誘導部を点状にしておけば、容器自体の強度低下を最小限に押さえつつ折り畳み性向上を図ることができる。また折り目誘導部の成形に要する力を小さくすることができ、成形装置の小型化を図ることができる。
図8(B)は、各側面部に凹凸を形成する際の金型に、ポンチを組み付けた金型構成例を示している。金型200は容器を構成するパネルの内周面に当接する第1型201と、外周面に当接する第2型202とを有し、凹部を形成する場合にはポンチ203を外側の第2型202に取付、第1型201にポンチ203の逃げ凹部204を設ければよい。外側に凸形状の場合には、ポンチ203を内周側の第1型201に組付け、外周側の第2型202にポンチ逃げ凹部204を設ける。
ポンチ203は、点状の凹部または凸部を形成する場合には、図8(C)に示すように先端が円錐状に尖った円柱形状とし、線状に延びる凹条または凸条を形成する場合には、図8(D)に示すような板形状とすればよい。
折り畳み装置1の構成は、図1に示すように、胴部101の後側面部101Dの下端から上方に前後両側面部間の間隔のほぼ半分の距離だけ離間した位置を内側に屈曲させて折り癖となる屈曲部を形成する第1側面屈曲機構2と、胴部101の前側面部101Cの上端から下方に前後側面部101C,101Dの間隔のほぼ半分の距離だけ離間した位置を所定量だけ内側に屈曲させて折り癖となる屈曲部を形成する第2側面屈曲機構3と、底板支持部4と天板押さえ部5によって底板部103と天板部102とを挟んで胴部101を上下に圧縮することにより、第1側面屈曲機構2および第2側面屈曲機構3によって形成された屈曲部に沿って折り畳む圧縮機構6と、を備えている。
底板支持部4は、図6に示すように、角形容器100の底板部103が載置される四角形状の板状部材で、左右一対のベースフレーム7,7間の後部のスペースに取り付けられている。角形容器100はベースフレーム7,7の後方から載置されるもので、底板支持部4の前端には角形容器1の底板部103前縁が当接するストッパ41が設けられている。
天板押え部5は角形容器1の天板部102に対応する四角形状の板形状で、底板支持部4の上方に配置されている。
圧縮機構6は、底板支持部4に対して天板押さえ部5を平行に保持した状態で案内する上下2段の平行リンク機構8と、てこ作用によって天板押え部5に圧縮荷重を作用させる操作レバー9と、を備えている。
上下2段の平行リンク機構8は、底板支持部4に対して天板押さえ部5を平行に保持した状態で案内するもので、底板支持部4に連結される下段リンク機構81と天板押え部に連結される上段リンク機構82とを備えている。
それぞれ互いに平行の一対の下段,上段揺動リンク部材811,821を有し、下段揺動リンク部材811の上端と上段揺動リンク部材821の下端が回転自在に連結され、この連結点83は前側面部101Cの横方向谷折り誘導部F6の高さに対応させている。そして、各連結点83は中間連結部材85に枢支連結されている。この中間連結部材85の後端には、圧潰装置を折り畳んだ状態で運搬するための車輪86が取り付けられている。
また、上段リンク機構82と下段リンク機構81を一定の比率で伸縮させるために、連結されていない上段リンク部材821aと下段リンク部材811aの間が、連結リンク部材84によって連結されている。連結リンク部材84の両端は上段リンク部材821aと下段リンク部材811aに対して回転自在に連結されている。
また、操作レバー9は上段リンク機構82の後方の揺動リンク部材821aと一体構造で、揺動リンク部材811から上方に所定長さだけ延びている。操作レバー9の上端は握りバー91が連結されている。
後側面部101Cの屈曲部を形成する第1側面屈曲機構2は、図2(A)に示すように、ベースフレーム7,7の後端に回転自在に連結される揺動アーム21と、揺動アーム21に後端が回転自在に連結され前端がベースフレーム7に設けられた案内溝等の案内部22にスライド自在に係合するスライダー23と、スライダー23と揺動アーム21間を連結する第1連結リンク部材24と、ベースフレーム7の前部に下端が揺動自在に連結される足踏みレバー26と、足踏みレバー26とスライダー23とを連結する第2連結レバー25とを備えている。足踏みレバー26には足をかけるペダル28が設けられている。
第2側面屈曲機構3は、図4に示すように、圧縮機構6の2段平行リンク機構8と連動して動作するように構成されている。
すなわち、一端が圧縮機構8の中間連結リンク部材85の前端部に回転自在に連結される第1リンク部材31と、中間連結リンク部材83に設けられた案内溝等の直線案内部32に沿って所定長さだけ前後に移動自在のスライダ33と、このスライダ33と第1リンク部材31間を連結する第2リンク部材34と、第1リンク部材31の後端と第2リンク部材34の連結点35と天板押え部5の前端間を連結する第3リンク部材36によって構成され、スライダ33には容器の前側面部101Cに食い込んで屈曲部を形成するための第2屈曲バー37(図3(A)参照)が固定されている。
また、第1側面屈曲機構2によって胴部101の後側面部101Dを屈曲させる際に、第1側面屈曲機構2と連動して胴部101の左右両側面部101A,101Bを内側に窪ませる方向に押し込む押し込み機構10を備えている。
押込み機構10は、図2(B),(C)に示すように、ベースフレーム7に設けられる。角形容器100の側面部101Aと対向するように取り付けられたガイド壁11と、このガイド壁11に設けられたロッド孔11aに摺動自在に挿通されプッシュロッド12と、を備えている。プッシュロッド12は、ロッド頭部12aがガイド壁11の容器側面側に突出し、ロッドエンド12bがガイド壁11に対して角形容器100と反対側に突出している。
このロッドエンド12b側が第1側面屈曲機構2の第1連結リンク部材24が通る通路となっている。第1連結リンク部材24は、後側面部101Dを屈曲させる際には前方に移動し、元に戻すと後方に移動するので、第1連結リンク部材24が前方移動する際にロッドエンド12bに当接して押し込むようなテーパ状の押込みガイド部13が設けられている。押込みガイド部13は、第1連結リンク部材24が前方移動する際に徐々にロッドエンド12bに当接し徐々にロッドエンド12bを容器側に押し込み、ロッド頭部12aによって容器の左右側面部を窪ませるようになっている。なお、ガイド壁11の外側には第1連結リンク部材24をガイド壁11との間で挟むように押えガイド14が設けられ、この押えガイド14によって、プッシュロッド12による押込み力を支持している。
この押込み動作が第1側面屈曲機構2の屈曲動作と連動して行われるように調節され、後側面部101Dが屈曲する際に自動的に左右側面部が内側に折り込まれるきっかけとなるように設定される。
次に、本実施の形態の角形容器の折り畳み装置の操作方法について説明する。
まず、操作レバー9を起こす。すると、圧縮機構6の平行リンク機構8が上下に延び、天板押え部5と底板支持部4間の間隔が拡がって角形容器100の収納スペースが開く(図1参照)。天板押え部5と底板支持部4間に、角形容器100を装置後方から収納し、底板部103を底板支持部4上に載置する。
次に、操作レバー9を降ろしながら、図2(A)に示すように、ペダル28を踏み込み、後側面部101Dの横方向谷折り誘導部F7に揺動アーム21に取り付けられた第1屈曲バー27を食い込ませて屈曲させ(後チョップ)、所定量屈曲すると足を離し、ペダル28を上方に戻す。
次いで、操作レバー9に体重をかけながら下まで降ろし、角形容器100の天板部102に圧縮荷重をかけて胴部101を下方に折り畳む。この圧縮初期段階で、図3(A)に示すように、第2側面屈曲機構3の屈曲動作が始まり(前チョップ)、第2屈曲バー37が前側面部101Cの横方向谷折り誘導部F6に食い込み、左右側面部101A,101Bが折り目誘導ラインに沿って内側に折り込まれつつ、Z字形状に折り畳まれる(図3(B)参照)。前チョップ動作の第2屈曲バーを駆動する第2側面屈曲機構3は、所定量屈曲させると、図4(C)に示すように、リンク動作によって屈曲部から前方に移動し、第2屈曲バー37が屈曲部に挟まれるのを防止している。
このように、第1側面屈曲機構2と第2側面屈曲機構3によって前後の側面部101C,101Dの天板部102と底板部103の折り目に相当する部分に折り癖となる屈曲部を形成し、その後圧縮機構6によって底板部103と天板部102を挟んで圧縮するようになっているので、最終的な折りり畳み形状にスムースに変形が進行し、手動など軽い力で折り畳むことができる。
特に、圧縮機構6は、上下二段の平行リンク機構の構成により、図5に示すように、天板押さえ部5を底板支持部4に対して前後方向に相対的に変位させ、圧縮する過程で生じる底板部103に対する天板部102の前後方向のずれに追随するように運動するので、天板押え部5と天板部102との接触部間がすべらず、スムースに折り畳むことができる。
なお、上記実施の形態では金属製の角形容器について説明したが、金属容器に限らず、プラスチック容器についても適用可能である。また、折り目誘導部が設けられた角形容器を折り畳む場合について説明したが、折り目誘導部については、その一部、あるいはすべてが無くても折り畳み可能である。
圧縮機構については、平行リンク機構を使用しているが、要するに圧縮過程で天板部の前後の移動に追随する機構であればよく、たとえば、前後にスライドする機構を設けてもよい。
また、前後側面部の第1,第2側面部屈曲機構、左右側面部の押込み機構についても、本実施の形態に限定されるものではなく種々の構成が適用可能である。たとえば、上記説明では第1,第2側面の屈曲を逐次で行ったが、これを同時に行うようにしても構わない。
図1は本発明の実施の形態1に係る角形容器の折り畳み装置の折り畳み前の状態の側面図である。 図2(A)は第1側面屈曲機構を示す図、同図(B),(C)は左右側面部の押込み機構の説明図である。 図3(A),(B)は図1の折り畳み装置の折り畳み動作の説明図である。 図4(A)乃至(C)は図3の第2側面屈曲機構の動作説明図である。 図5(A)乃至(F)は角形容器の折り畳み状態と、折り畳み機構を構成する二段平行リンク機構の運動状態を対比して示す説明図である。 図6は図1の折り畳み装置の第2側面屈曲機構を省略して示す概略斜視図である。 図7は本発明の折り畳み装置で圧潰される角形容器を示すもので、同図(A)は斜視図、同図(B)は前後側面部を屈曲させた状態の斜視図、同図(C)は折り畳まれた状態の平面図である。 図8は図7の角形容器の折り目誘導部を説明図で、同図(A)は折り目誘導部の構成例を示す図、同図(B)は折り目誘導部成形用の金型構成例を示す断面図、同図(C),(D)は金型に用いられるポンチの構成例を示す斜視図である。
符号の説明
100 角形容器、101 胴部、102 天板部、103 底板部
101A 右側面部 101B 左側面部
101C 前側面部、101D 後側面部
F1 縦方向谷折り誘導部
F2,F3 上分岐谷折り誘導部
F4,F5 下分岐谷折り誘導部
F6 横方向谷折り誘導部
F7 横方向谷折り誘導部
F8,F9 山折り誘導部
L 誘導ライン、Fa 凹凸線条、Fb 点状凹凸部
200 金型、201 第1型、202 第2型、203 ポンチ
1 圧潰装置
2 第1側面屈曲機構
21 揺動アーム、22 案内部、23 スライダ、
24 第1連結リンク部材、25 第2連結レバー
26 足踏みレバー、27 第1屈曲バー、28 ペダル
3 第2側面屈曲機構
31 第1リンク部材、32 直線案内部、33 スライダ
34 第2リンク部材、35 連結点、36 第3リンク部材
37 第2屈曲バー
4 底板支持部、41 ストッパ
5 天板押さえ部
6 圧縮機構
8 平行リンク機構
81 下段リンク機構、82 上段リンク機構
811,321 下段,上段揺動リンク部材
83 連結点、84 連結リンクバー、85 中間連結部材、86 車輪
9 操作レバー
91 握りバー
10 押込み機構
11 ガイド壁、11a ロッド孔、12 プッシュロッド
12a ロッド頭部、12b ロッドエンド、13 押込みガイド部
14 押えガイド




Claims (3)

  1. 角形容器の四角形状の胴部の左右側面部を縦方向に内側に折り込み、天板部を前後の側面部のうちの一方の側面側に折り畳み、底板部を他方の側面部側に折り畳んで減容化する角形容器の折り畳み装置において、
    胴部の前後両側面部のうち一方の側面の下端から上方に前後両側面部間の間隔のほぼ半分の距離だけ離間した位置を内側に屈曲させて折り癖となる屈曲部を形成する第1側面屈曲手段と、
    胴部の前後両側面のうち他方の側面の上端から下方に前後側面部の間隔のほぼ半分の距離だけ離間した位置を内側に屈曲させて折り癖となる屈曲部を形成する第2側面屈曲手段と、
    底板支持部と天板押さえ部によって底板部と天板部とを挟んで胴部を上下に圧縮することにより、前記第1側面屈曲手段および第2側面屈曲手段によって形成された屈曲部に沿って折り畳む圧縮手段と、を備え、
    圧縮手段は、圧縮する過程で生じる底板部に対する天板部の前後方向のずれに追随して天板押え部が前後方向に変位する機構を備えていることを特徴とする角形容器の折り畳み装置。
  2. 第1側面屈曲手段および第2側面屈曲手段の少なくとも一方によって胴部の前後側面部を屈曲させる際に、胴部の左右両側面部を内側に窪む方向に押し込む押し込み手段を備えている請求項1に記載の角形容器の折り畳み装置。
  3. 圧縮手段は、底板支持部に対して天板押さえ部を平行に保持した状態で案内する上下2段の平行リンク機構と、てこ作用によって天板押え部に圧縮荷重を作用させる操作レバーと、を備え、上下2段の平行リンク機構の各揺動リンク部材同士の連結部が、角形容器の前後側面部に形成される天板部または底板部の折り曲げ部の位置に合わせた位置に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の角形容器の折り畳み装置。
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