JP2005211797A - 除電除塵器 - Google Patents

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Abstract

【課題】可燃性ガスや可燃性粉塵が存在する爆発危険雰囲気中で使用可能な操作性のよい除電除塵器を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の除電除塵器は、イオンを発生するイオン発生装置と高速空気を噴射するエアガンとを有し、被除塵物にイオンと高速空気とを吹き付けて被除塵物を除電・除塵する除電除塵器であって、前記イオン発生装置を防爆構造としたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、帯電静電気を除電して除塵する除電除塵器に関し、より詳しくは爆発危険雰囲気中で使用可能な防爆型の除電除塵器に関する。
イオン除電器は自動車のボディー塗装などにおいて塗装品質不良の最も多いブツ、ホコリの除去に非常に効果が大きく、特に中塗りおよび上塗塗装をする直前、つまり塗装準備室でボディーにイオンブローを施すことにより、ボディーに付着している埃、塵をボディーから剥離し、剥離した埃、塵の帯電を正負のイオンにより除電し再付着を防止した状態で塗装できるため、塗装中の埃、塵の飛散がなくなり結果としてブツ、ホコリのない塗装品質が得られる。
イオン除電器としては、従来多くの提案がなされている。例えば、図5に示すガンタイプ除電器が知られている(特許文献1)。図5に示すようにこの従来例のガンタイプ除電器100は、エアガンにイオナイザの電気部(放電電極部)を設けている。エアガンは圧縮空気を通す筒状のガン本体102と、ガン本体102に圧縮空気を供給するエアホース104と、ガン本体102の先端に設けられたエアノズル106とからなる。
このエアガンに対して放電電極部108が設けられているが、この放電電極部108はガン本体102とエアノズル106との間に設けられた筒状の絶縁体108aと筒状の節煙体108aの中央に設けられた放電針108bとからなり、放電針108bにはガン本体102と離れたところにある高電圧発生装置110から高電圧ケーブル112を介して高電圧が印加されている。
実用新案登録第3009802号公報
前述のような従前のイオン除電器は、有機溶剤を用いない安全域では使用することができるが、有機溶剤の使用が不可欠な自動車ボディーの塗装ブースなどでは着火、爆発の危険があるため使用できなかった。このような溶剤雰囲気で使用できる除電除塵器は知られておらず、開発が望まれていた。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたもので、可燃ガスや可燃性粉塵が存在する爆発危険雰囲気中で使用可能な操作性のよい防爆型の除電除塵器を提供することを課題とする。
本発明の除電除塵器は、イオンを発生するイオン発生装置と高速空気を噴射するエアガンとを有し、被除塵物にイオンと高速空気とを吹き付けて被除塵物を除電・除塵する除電除塵器であって、前記イオン発生装置を防爆構造としたことを特徴とする。
本発明の除電除塵器は、イオン発生装置を収容しエアガンの高速空気を噴出するノズル部を囲繞する第1の容器を設け、ノズル部の側面に穿設した小孔から第1の容器内に高速空気を供給して第1の容器の内圧を外気圧より高くする内圧防爆構造を有することが望ましい。
また、本発明の除電除塵器は、前記第1の容器の内圧と外気圧との差圧を検出する圧力センサと、この圧力センサに接続しイオン発生手段に供給する電源を開閉するスイッチとを有するスイッチセンサ部を収納する第2の容器を備え、この第2の容器は耐圧防爆構造であることが望ましい。
本発明の除電除塵器においては、前記第1の容器の側面に前記第2の容器を結合し、第2の容器の内部に設けた第1の容器内の圧力を導入する圧力導入手段を第1の容器内に突出して設けることができる。
さらに、本発明の除電除塵器において、圧力導入手段は火炎逸走を防止する接合面を有しこの接合面を介して圧力センサに連通する空気通路を有することが好ましい。
本発明の除電除塵器は、イオンを発生するイオン発生装置と高速空気を噴射するエアガンとを有し、被除塵物にイオンと高速空気とを吹き付けて被除塵物を除電・除塵する除電除塵器であって、前記イオン発生装置を防爆構造としたことを特徴とする。
本発明の除電除塵器は、防爆構造を有しているので、可燃性のガスや可燃性の粉塵が存在する爆発危険雰囲気の中で安全に使用することができる。
また、本発明の除電除塵器は、軽量小型でありかつ操作性のよいガンタイプであるので、自動車のボディーなどの複雑な形状の被除塵物の除電、除塵をおこなうのに好適である。
本発明の除電除塵器は、イオン発生装置を収容しエアガンの高速空気を噴出するノズル部を囲繞する第1の容器を設け、ノズル部の側面に穿設した小孔から第1の容器内に高速空気を供給して第1の容器の内圧を外気圧より高くする内圧防爆構造を有することが望ましい。
イオン化空気を生成するためにはイオン発生装置の針状電極(以下、放電針という)に5000V以上の高電圧を印加し放電針の先端部でコロナ放電させる。このための昇圧回路や電極などからなるイオン発生装置を収容するのが第1の容器(以下、イオン発生ボックスという)である。
イオン発生ボックスの内圧を外気圧より高く保持することで、通電中に周囲の危険ガスが内部へ侵入するのを防止して、イオン発生ボックスの防爆性能を保持することができる。
また、本発明の除電除塵器では、イオン発生ボックス内に清浄な空気で内圧を与える手段として、ホコリを吹き飛ばすためのエアガンの空気吹き出し用ノズルを、イオン発生ボックス内に貫通するように配置し、そのノズルの側面に小孔を設けて内圧印加用の空気源としている。つまりこのノズル側面の小孔を内圧印加用のレデューサとすることができる。
本発明の除電除塵器は、イオン発生ボックス内の前方にイオン発生用の放電針が配置され、その前面には、イオン化空気が吹き出されるようにしたイオン化空気の掃気口が設けられている。このため外気圧よりも高い内圧空気により、イオン化空気はこの掃気口から被除塵物に向かって掃気される。また、この内圧空気は、イオン化空気を吹き出すとともに、高電圧印加による放電針の汚れを軽減することができる。
掃気口から吹き出されたイオン化空気は、被除塵物に接して付着している埃や塵などの帯電静電気を中和して除電することができる。このためエアガンのノズルから吐出される高速空気によって容易に除塵することができる。
また、エアガンのノズルの側面に小孔を穿設し、清浄な空気を供給してイオン発生ボックスを内圧防爆構造としているので、内圧防爆用の空気供給源を特別に設ける必要がない。従って、除電除塵器の携帯性、操作性を低下させることなく内圧防爆性能を得ることができる。
本発明の除電除塵器は、前記第1の容器の内圧と外気圧との差圧を検出する圧力センサと、この圧力センサに接続しイオン発生手段に供給する電源を開閉するスイッチとを有するスイッチセンサ部を収納する第2の容器を備え、この第2の容器は耐圧防爆構造であることが望ましい。
除電除塵器を防爆構造とするに当たっては、常に電圧が印加されているところ、つまり、電源スイッチやイオン発生ボックス内の内圧を検出する部分などを耐圧防爆構造の容器内に収納しておくことが望ましい。
耐圧防爆構造の第2の容器(以下、スイッチセンサボックスと称する)には、イオン発生ボックス内の内圧検出用圧力センサ、イオン発生回路の電源を開閉するスイッチ、および掃気時間や圧力の検出を制御するマイコンなどが収納されている。
本発明の除電除塵器においては、第1の容器の側面に記第2の容器を結合し、第2の容器の内部に設けた第1の容器内の圧力を導入する圧力導入手段を第1の容器内に突出して設けることができる。
イオン発生ボックスの内圧検出は、イオン発生ボックスの内圧防爆性能を保持するために重要な機能である。例えば、イオン発生ボックスの内圧が所定値以下に低下した場合には、即時に電圧印加を遮断することが必要となる。このため、イオン発生ボックスの内圧の検出は、イオン発生ボックスの直近で行うことが望ましく、スイッチセンサボックスの圧力導入部は、イオン発生ボックス内へ突出させるように配置することが好ましい。
さらに、本発明の除電除塵器において、圧力導入手段は火炎逸走を防止する接合面を有しこの接合面を介して圧力センサに連通する空気通路を有することが好ましい。
イオン発生ボックスの内圧検出用の圧力センサは、耐圧防爆構造の容器内に収納されているため、圧力導入部には圧力導入用の空気通路が必要である。しかし、イオン発生ボックスとスイッチセンサボックスとを連通する空気通路は、同時に耐圧防爆構造のスイッチセンサボックス内で爆発が生じた場合の爆発火炎の吹き出し通路ともなる。従って、この空気通路中に火炎逸走を防止しうる必要長さと、狭隙条件とを満足する結合面を設け、爆発が耐圧防爆構造のスイッチセンサボックスの外には波及しないようにすることができる。つまり、この圧力導入手段は圧力センサへイオン発生ボックスの内圧を導入することと、爆発時の火炎逸走を防止することとの両機能を具備することができる。
次に、本発明の除電除塵器の一実施例を図によって説明する。
図1は実施例の主要構成を示す断面模式図である。
この実施例の除電除塵器は、イオンを発生するイオン発生ボックス2と、イオン発生ボック2の後面に結合されたスイッチセンサボックス4と、ホコリ払いエアを吐出するエアガン6とから構成されている。
イオン発生ボック2は、イオンを発生する4個の放電針8と放電針8に高電圧を印加する昇電圧回路10などからなるイオン発生装置を収容している。放電針8の軸心部にはエアを通過するエア流路が穿孔されており、放電針8の先端は、前面のプレート24に開口した掃気口12に臨んでいる。また、プレート24はエアガン6のノズル先端に回転可能に軸支されている。イオン発生ボックス2の後方側面には3個の排気口12が設けられている。
スイッチセンサボックス4は、イオン発生ボック2内のガス圧と外気圧との差を検出する圧力センサ14と、圧力センサ14に接続して給電コード16から供給される電源を開閉するスイッチ回路18と排気時間や圧力を制御するマイコン20などを収容している。圧力センサ14にはイオン発生ボックス内の内圧や外気圧を導入する圧力導入手段22が接続され、内圧を導入する圧力導入手段は、イオン発生ボックス内に突出して設けられている。スイッチセンサボックス4の函体は、内部で溶剤などが着火して爆発しても問題のない強度を有するアルミニウムなどで形成されており、イオン発生ボック2の後面に固設されている。
エアガン6は、先端をプレート24の中央部に突出させるようにイオン発生ボック2に嵌着されている。エアガン6は、イオン発生ボックス2に嵌入しているノズル部26と把持する把手部28が一体的に形成されており、内部には吐出口30と把手部12に結合するエア供給管32に連通するようにエア流路34が形成されている。イオン発生ボックス2に嵌入しているノズル部26の側面にはエア流路34とイオン発生ボックス2の内部空間とを連通する複数の小孔36が放射状に穿設されている。エア流路34の途中には引金38によってエア流路34を開閉するバルブ40が設けられている。また、給電コード16が把手部28に沿って配置されており、給電コード16は、スイッチセンサボックス4のスイッチ回路18に接続されている。
以上のように構成された実施例の除電除塵器の動作は以下の通りである。
エアガン6の把手部28を把持し、引き金38を引いてバルブ40を開とする。エア供給管32を介して供給されたエア(圧搾空気)は、エア流路34を通ってエアガン6の先端の吐出口30から外部へ吐出されるとともに、エアガン6のノズル部の側面に穿設された小孔36からイオン発生ボックス2内へも吐出される。イオン発生ボックス2の内部に滞留していた溶剤などの可燃ガスは、このノズル部の小孔36から吐出されたエアによってプレート24に開口した排気口12と、イオン発生ボックスの側面に設けられた排気口12とから外部へ排気される。なお、イオン発生装置に電圧を印加する前には、イオン発生ボックス1の内容積の5倍以上の安全空気で掃気しておかなければならない(JIS C0932 電気機械器具防爆構造規格)。このため掃気時間と掃気圧力とはスイッチセンサボックスに内蔵されたマイコン20で制御されるようになっている。
このようにして、イオン発生ボックス2内が完全にエア(保護ガス)で置換されると、イオン発生ボックス2の後面に結合されたスイッチセンサボックス4に収容されている圧力センサ14が、イオン発生ボックス2の内圧と外気圧とを取り込みその差圧を計測する。所定の圧力差になったことを圧力センサ14に接続するスイッチ回路18が感知するとスイッチがONとなり、電源からの電圧が昇電圧回路10に印加される。昇電回路10は電圧を上昇させて所定の高電圧とし放電針8に印加する。すると高電圧を印加された放電針8からコロナ放電してイオン化空気が生成され、内圧によってイオン化空気は排気口12から被除塵物へ向かって吹き出される。吹き出されイオン化空気は、被除塵物に接して付着している塵埃の帯電静電気を中和して除電する。除電された被除塵物にさらにエアガンのノズルから吐出された高速空気を吹き付けることにより容易にかつ確実に除塵することができる。
図2は実施例における圧力導入手段を示す断面模式図である。圧力導入手段22は、スイッチセンサボックス4の壁面52にイオン発生ボックス2内に向かって突出しているボス部54と、ボス部54にはめ込まれた内部部材56とから構成されている。ボス部54の底部には内部部材56を螺着する雌ねじ穴58が形成されている。内部部材56には、ボス部54に接合面60で当接する基部62と雌ねじ穴58に螺合する雄ねじ部64と圧力センサ14と連通する導圧チューブ66と接続する接続部68とが一体的に形成されている。基部62には直径方向に小径孔70が貫通しており、小径孔70には軸線に沿って接続部68の先端へ開口する細孔72が連通している。
この様に形成された内部部材56をボス部52に螺着することにより圧力導入手段22を形成することができる。
イオン発生ボックス2内の内圧は接合面60、小径孔70、細孔72および導圧チューブ66を介して圧力センサ14へ導圧することができる。なお、この圧力導入手段は耐圧防爆接合部に相当するので、接合面の奥行きや接合面のすきまは、前記の電気機械器具防爆構造規格によって設定する。
以上の構成からなる圧力導入手段によれば、スイッチセンサボックス内で万一爆発が発生したとしても、イオン発生ボックス内への火炎逸走を防止することができる。この圧力導入手段は、外気圧を測定するための外圧測定用取り入れ口 にも同様に用いることができる。
次に、プレート24について説明する。プレート24は、放電針8の清掃や交換を容易にするために付設されたものであり、イオン発生ボックス2の前面にエアガン6のノズル部26に軸支されて回転可能に摺接されている。
図3にプレート24の概念図を示す。(a)は正面、(b)は断面、(c)は回転した状態を図示したものである。
プレート24には、高速空気の吐出口を中心にして、X軸上に一対のブラシ72a、72bと、Y軸上に一対の放電針交換口74a、74bと、また、XY軸を45゜回転させた軸上に4個の掃気口12が、同一円周上に設けられている。ブラシ72には(b)に示すようにイオン発生ボックスの内部に突出してナイロンなどからなる毛体72’が植設されている。放電針交換口74は、常にはイオン発生ボックスの前面2’によって閉鎖されており、また、排気口12は、常には前記のように放電針8(8a〜8d)の前方に開口している。
(c)はプレート24をイオン発生ボックスの前面に対して相対的に時計回りに45゜回転させた状態を示している。この状態ではブラシ72aは放電針8bの位置へ回転し毛体72’が放電針8bの表面を擦過して汚れを剥離することができる。同様に、ブラシ72bは放電針8dを擦過することができる。また、放電針交換口74aは放電針8aの位置まで回転するので交換口74aを介して放電針8aを交換することができる。同様に、放電針交換口74bを介して放電針8cを交換することができる。プレート24は反時計周りにも回転可能であるから、放電針8a、8cのブラシによる清掃および、放電針8b、8dの交換も可能である。
この実施例の防爆型ガンタイプ除電器は、ガンタイプであるために片手で操作することができる。従って、エアガンの把手28を支点にして、前後の重量バランスがとれるように重量調整されている。
なお、本発明の除電除塵器は、以上の実施例に限定されるものではなく本発明の主旨を逸脱しない範囲で変更してもよい。
前期の実施例では、エアガンのノズル部に穿設した小孔36から高速空気をイオン発生ボックス2内へ供給してイオン発生ボックスに内圧防爆性能を付与した。しかし、ノズル部に小孔を設けないで、図4のようにイオン発生ボックスに保護ガス供給口Bを設けて直接エアなどの保護ガスを供給してもよい。この方法によれば、エアガンからの吐出エアとイオン発生ボックスへ供給する保護ガスとをそれぞれ独立して制御することができる。例えば、保護ガスは吐出エアとは異なるガス源とすることができ、ガスの種類や流量、圧力などを個別に変化させることができる。
また、エアガンの吐出口30から吐出するエア量が不十分な場合には、図4に示すように、エア流路34の開閉バルブ40の上流P1またはP2で供給路を分岐して、分岐したエア供給路A1、またはA2をイオン発生ボックスに設けたエア供給口Bに接続して、エア源からのエアを直接保護ガスとすることもできる。バルブ40の上流でエアを分岐することでノズルから吐出するエアのと出力を高くすることができる。
さらに、上記のようにエアを分岐した場合に、分岐したエア供給路Aにバルブを設けエアガンの引金38と同期して保護ガス(分岐エア)を供給するようにしてもよい。この方法によれば、保護ガスはエアガンからエアを吐出するときのみ消費されるのでエアの消費量を削減することができる。
実施例では、スイッチセンサボックス4をイオン発生ボックス2の後面に固設することとした。しかし、スイッチセンサボックス4をイオン発生ボックス2の内部に収容してもよい。イオン発生ボックス内に収容することで、スイッチセンサボックス4に内蔵されている圧力センサやマイコンなどをより安全に衝撃から防御することができる。
実施例では異常電流検出器は圧力センサなどとともにスイッチセンサボックス4内に収容されている。この異常電流検出器をコンクリートの壁などを隔てて安全域に設置し、安全域に設置された異常電流検出器を介してスイッチセンサボックスへ給電コード16を接続する。これにより、ガンタイプ除電器をさらに軽量化できる。また、安全域から除電器までの給電コードの異常も検出することができる。
本発明の除電除塵器は、自動車ボディーの塗装工程、自動車部品の塗装工程などの爆発危険雰囲気内における除電除塵に好適に使用することができ、塗装品などの品質と生産性の向上に大きく寄与する。
実施例を示す断面模式図である。 圧力導入手段の構成を説明する断面模式図である。 プレートの機能を説明する概念図である。(a)正面、(b)断面、(c)回転状態正面を示す図である。 エア(保護ガス)をイオン発生ボックス内へ供給する他の方法を説明する説明図である。 従来技術になるガンタイプ除電器の一部断面模式図である。
符号の説明
2:イオン発生ボックス 4:スイッチセンサボックス 6:エアガン 8:放電針 12:掃気口 14:圧力センサ 16:給電コード 18:スイッチ回路 22:圧力導入手段 30:エア吐出口 34:エア流路 36:小孔 54:ボス部 56:内部部材 60:接合面 72:ブラシ 74:放電針交換口 A:分岐エア供給路 B:保護ガス供給口

Claims (5)

  1. イオンを発生するイオン発生装置と高速空気を噴射するエアガンとを有し、被除塵物に前記イオンと前記高速空気とを吹き付けて前記被除塵物を除電・除塵する除電除塵器であって、
    前記イオン発生装置を防爆構造としたことを特徴とする除電除塵器。
  2. 前記イオン発生装置を収容し前記エアガンの高速空気を噴出するノズル部を囲繞する第1の容器を設け、前記ノズル部の側面に穿設した小孔から前記第1の容器内に前記高速空気を供給し、前記第1の容器の内圧を外気圧より高くする内圧防爆構造を有する請求項1に記載の除電除塵器。
  3. 前記第1の容器の内圧と外気圧との差圧を検出する圧力センサと、該圧力センサに接続し前記イオン発生手段に供給する電源を開閉するスイッチとを有するスイッチセンサ部を収納する第2の容器を備え、該第2の容器は耐圧防爆構造である請求項2に記載の除電除塵器。
  4. 前記第1の容器の側面に前記第2の容器を結合し前記第2の容器の内部に設けた前記第1の容器内の圧力を導入する圧力導入手段を前記第1の容器内に突出して設けた請求項3に記載の除電除塵器。
  5. 前記圧力導入手段は火炎逸走を防止する接合面を有し該接合面を介して前記圧力センサに連通する空気通路を有する請求項4に記載の除電除塵器。
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