JP2005211507A - 遊技機 - Google Patents

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隆明 菱沼
Wataru Okada
渉 岡田
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隆博 村上
Takayuki Hirauchi
孝之 平内
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Abstract

【課題】 ボーナスの告知と特定遊技状態の告知の双方を行う画像表示部を設けて、それぞれの告知を行うためのランプを個別に設ける必要をなくし、コストダウンを図る。
【解決手段】 複数のシンボルを可変表示し、可変表示を停止するための停止操作を遊技者が行う停止ボタン7L,7C,7Rと、内部当選役を遊技ごとに決定し、その内部当選役の入賞判定を行うパチスロ機1において、メインCPUが内部当選役の入賞判定をしたときに、ボーナスの入賞役が内部当選役に決定されたことを示す第1の告知表示と、集中遊技状態等の有益な特定遊技状態であることを示す第2の告知表示とを同一の領域で行う液晶表示装置を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技に必要な図柄を可変表示し、その可変表示を停止するための停止操作を遊技者が行えるパチスロ機等の遊技機に関する。
従来から、停止ボタンを備えたスロットマシン、いわゆるパチスロ機が知られている。パチスロ機は、正面の表示窓内に複数の図柄(以下「シンボル」という)を表示する機械式のリールが複数配列された可変表示装置または複数のシンボルを有するリールを画像で表示する装置(電気的可変表示装置)を有している。パチスロ機は、遊技者のスタート操作に応じて可変表示装置が駆動して、各リールが回転またはスクロールしてシンボルの可変表示が行われ、一定時間後に自動的または遊技者の停止操作に応じて各リールが回転またはスクロールを停止する。このとき、表示窓内において、所定の有効ライン上にきた各リールのシンボルの組合わせ(以下、シンボルの組合わせを「シンボルパターン」という)が特定の組合わせになったときに、メダルや硬貨等のゲームで使用する媒体(以下「コイン」という)の払出を行うようになっている。
現在主流のパチスロ機は、所定のシンボルパターンの入賞成立(入賞になるシンボルパターンを「入賞役」という)のときに、通常の遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行するボーナスの入賞役を有している。例えば、遊技者が最も大きな利益を獲得し得る最も有益な入賞役(以下「特別増加役」または「ビックボーナス」といい、「BB」と略記する)と、通常の遊技よりも有益ではあるが、遊技者が特別増加役とは異なる利益を獲得し得る入賞役(以下「増加役」または「レギュラーボーナス」といい、「RB」と略記する)とがある。
そして、パチスロ機は、入賞役の成立のためには、パチスロ機内部における乱数を用いた抽選処理(以下「内部抽選」という)により、入賞役に対応したシンボルパターンを形成するための決定(以下「内部当選」という)がなされなければならない。この点、従来のパチスロ機やスロットマシンを含む遊技機の中には、ボーナスの入賞役が内部当選の対象となる役(以下「内部当選役」という)になったことを所定の確率で告知する(以下この告知を「ボーナスの告知」という)機能(ボーナス告知機能)を有するものがあった(例えば特許文献1参照)。
特許第306219号公報
この種の遊技機では、ボーナス告知機能のほか、遊技状態がボーナスとは別個であり、その入賞役の成立を要しない有益な特定遊技状態(例えば、AT:アシストタイム(内部当選役の入賞手順を報知する期間)や集中遊技状態など)であることを告知する機能を有することがあった。しかし、ボーナスの告知と、特定遊技状態であることの告知は、それぞれ遊技機に備えられた表示用ランプを個別に点灯して行われるため、これらの告知を行うためには、複数のランプを設けなければならず、コストがかかるという問題があった。また、各ランプが個別に点灯することから、ランプの点灯表示同士の関連性がわかりにくく、ボーナスの入賞役が内部当選役になったことと、特定遊技状態との関係が遊技者にとってわかり難いという問題もあった。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたもので、ボーナスの告知と特定遊技状態の告知の双方を行う表示部を設けて、それぞれの告知を行うためのランプを個別に設ける必要をなくし、コストダウンを図ることができる遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、複数のシンボルを複数列で可変表示する可変表示手段と、遊技毎に内部当選役を決定する内部当選役決定手段と、可変表示手段の可変表示を停止するための停止操作を遊技者が行う停止操作手段とを有する遊技機であって、遊技者にとって有益な特別増加役またはその特別増加役とは利益の異なる増加役が内部当選役に決定されたことを示す第1の告知表示と、特別増加役または増加役とは別個の有益な特定遊技状態であることを示す第2の告知表示とを同一の領域で行う画像表示手段を有する遊技機を特徴とする。
この遊技機は、画像表示手段が、特別増加役または増加役が内部当選役に決定されたことを示す第1の告知表示と、特定遊技状態であることを示す第2の告知表示とを同一の領域で行うから、第1、第2の告知表示を行うためのランプ等を別々に設けることを要しない。
また、上記遊技機は、特定遊技状態において、特別増加役または増加役が内部当選役に決定されたときは、第2の告知表示の直後に第1の告知表示を行うことが好ましい。
こうすると、特定遊技状態において、特別増加役または増加役が内部当選役に決定されたことを明確に表示することができる。
また、この場合において、画像表示手段が第1の告知表示と第2の告知表示を交互に繰り返すことが好ましい。
これにより、特定遊技状態において、特別増加役または増加役が内部当選役に決定されたことをより明確にすることができる。
そして、画像表示手段は、可変表示手段の前面に配置された液晶表示装置により構成されていることが好ましい。
ランプで表示するのと異なり、液晶表示装置により第1の告知表示と第2の告知表示を行うことにより、第1、第2の告知表示の内容に自由度を持たせることができる。また、液晶表示装置が可変表示手段の前面に配置されているから、可変表示と第1、第2の告知表示を一見して把握することができる。
以上詳述したように、本発明によれば、特別遊技状態の告知と、特定遊技状態の告知を行うためのランプを個別に設ける必要がないので、コストダウンを図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
(パチスロ機の全体構成)
図1は、パチスロ機1の全体構成を示す斜視図である。パチスロ機1は本発明の実施の形態に係る遊技機であって、複数のシンボルを複数列で可変表示する可変表示手段を有し、その可変表示手段により、複数のリールを表示して、遊技(以下「ゲーム」ともいう)を行えるように構成されている。
パチスロ機1は、筐体2の正面に画像表示部20を有し、筐体2の内部に3つのリール3L,3C,3Rが回転自在に横一列で配置されている。
各リール3L,3C,3Rは画像表示部20の後述する図柄表示領域21L,21C,21Rを通して外部から視認することができるようになっている。各リール3L,3C,3Rは、詳しくは後述するが、各々の外周面にそれぞれ21個づつの複数種類のシンボルを有するシンボル列が描かれ(図示せず)、各シンボルが可変表示されるように回転自在の可変表示手段を構成している。また、それぞれの内部に後述するLEDランプ(バックライト)29が設けられている。なお、各リール3L,3C,3Rは、定速(例えば80回転/分)で回転する。
この各リール3L,3C,3Rに対応して、図柄表示領域21L,21C,21Rには、図2に示すように、水平に3本(中央1本:L1、上下2本:L2A,L2B)、斜め2本(斜め左上がり:L3A,斜め右上がり:L3B)で合計5本の入賞ラインが設けられるようになっている。これらの入賞ラインは、コインの投入枚数および後述するBETスイッチ5の操作に応じて有効になるようになっている。なお、本実施の形態では、有効になった入賞ラインを有効ライン(ペイラインともいう)という。例えば、遊技者が後述するコイン投入口6にコインを1枚投入すると中央の入賞ラインL1だけが有効ラインになり、コインを2枚投入すると入賞ラインL1に加え、上下の入賞ラインL2A,L2Bが加わり、3枚投入するとすべての入賞ラインが有効ラインになる。有効ラインか否かは、後述するBETランプ17a〜17cの点灯表示で識別可能になっている。
また、画像表示部20の下側に、ほぼ水平の台座部4が設けられている。台座部4の左側には、BETスイッチ5が設けられ、右側にはコイン投入口6が設けられている。BETスイッチ5は、押しボタン操作によりクレジットされているコインを賭ける設定を行うために設けられている。コイン投入口6は、遊技者がコインを投入するために設けられ、コイン投入を示す信号を出力するコイン投入センサ6a(図7参照)を有している。
さらに、台座部4の前面には、左側からC/Pスイッチ8、スタートレバー9が設けられ、台座部4の前面中央に、3個の停止ボタン7L,7C,7Rが設けられている。C/Pスイッチ8は、遊技者がゲームで獲得したコインのクレジット/払出しを切替えるための操作ボタンである。スタートレバー9は、所定の角度範囲で回転自在に取り付けられ、図柄表示領域21L,21C,21R内において、各リール3L,3C,3Rの回転によるシンボルの可変表示を開始する、すなわちゲームを開始するための操作を遊技者が行うために設けられている。停止ボタン7L,7C,7Rは遊技者が各リール3L,3C,3Rの回転(スクロール表示)をそれぞれ停止するための停止操作手段として設けられている。
そして、パチスロ機1は、筐体2の底部にコインの払出口10と払い出されたコインを収めるコイン受け部11とが設けられている。C/Pスイッチ8の切替えによって、コイン払出口10からコインが払出され、コイン受け部11に溜められる。
一方、パチスロ機1は、筐体2の画像表示部20よりも上側に、スピーカ12L,12Rが左側、右側にそれぞれ設けられ、その2台のスピーカ12L,12Rの間に入賞役となるシンボルパターンと対応するコインの配当枚数等を表示する配当表示パネル13が設けられている。
(画像表示部に関する説明)
画像表示部20は、図2に示すように、パネル表示部20a、液晶表示部20b及び固定表示部20cを有している。
パネル表示部20aは、ボーナス遊技情報表示部16と、BETランプ17a,17b,17cと、払出表示部18と、クレジット表示部19とを有している。ボーナス遊技情報表示部16は、7セグメントLEDからなり、ボーナスゲーム中の遊技情報を表示する。BETランプ17a,17b,17cはそれぞれゲームを行うために賭けられたコインの枚数に応じて、すなわち、それぞれコインを1枚、2枚、3枚賭け、BET数が“1”、“2”、“3”になったときに点灯する。払出表示部18と、クレジット表示部19は、それぞれ7セグメントLEDからなり、入賞が成立したときのコインの払出枚数および貯留(クレジット)されているコインの枚数を表示する。
液晶表示部20bは、図柄表示領域21L,21C,21Rと、窓枠表示領域22L,22C,22Rと、演出表示領域23aおよび告知表示領域23bを有している。液晶表示部20bの表示内容は、リール3L,3C,3Rの可変表示態様、停止態様および後述する液晶表示装置41の動作内容に応じて変化するようになっている。
図柄表示領域21L,21C,21Rは、各リール3L,3C,3Rに対応して設けられ、各リール3L,3C,3Rに描かれたシンボルを視認できるように表示するための領域である。なお、図柄表示領域21L,21C,21Rには、対応する各リール3L,3C,3Rが回転状態の場合、または対応する停止ボタン7L,7C,7Rが停止操作可能な状態の場合に、リール3L,3C,3R上に描かれたシンボルが遊技者の視認可能に透過表示され、静止画像または動画像、例えば、図柄、文字、図形、記号、キャラクタなどによる演出表示は行われないようになっている。
窓枠表示領域22L,22C,22Rは、対応する図柄表示領域21L,21C,21Rを囲むように設けられ、各リール3L,3C,3R上に描かれたシンボルの表示窓として機能する。
演出表示領域23a,告知表示領域23bは、液晶表示部20bにおける図柄表示領域21L,21C,21Rと、窓枠表示領域22L,22C,22R以外の領域である。演出表示領域23aは、遊技の興趣を増大させるための演出や、遊技者が遊技を有利に進めるための情報を表示する。
告知表示領域23bは、詳しくは後述するが、本発明の特徴とする第1の告知表示および第2の告知表示を行う領域である。
固定表示部20cは、所定の画像を表示する領域である。この固定表示部20cに表示された画像と、演出表示領域23aに表示された画像により、1つの静止画像または動画像(例えば図示しない長屋を示す画像)が表示できるようになっている。
(LEDランプとリールの構成)
LEDランプ29は、各リール3L,3C,3R上に描かれたシンボルに、その背面から光を照射する照明手段および後述する液晶パネル44のうち、主に図柄表示領域21L,21C,21Rに対応する領域に、その背面から光を照射する照明手段として作動する。
LEDランプ29は、図3に示すように、各リール3L,3C,3Rの内部に配置されている。各リール3L,3C,3Rは、それぞれ回転が停止したときに図柄表示領域21L,21C,21Rに現れる縦3列のシンボル(合計9個)の裏側にLED収納用の回路基板24が設置されている。この回路基板24は、それぞれ各リール3L,3C,3Rの回転方向に沿って並んだ3つのLED収納部を有し、図4に示すようにこのLED収納部にLEDランプ29が縦横に複数配置されている。図3では、各リール3L,3C,3RにおけるそれぞれのLED収納部が横3列で示されていて、上の列、中央の列、下の列の左側から順に、Z1、Z2、Z3と、Z4、Z5、Z6と、Z7、Z8、Z9となっている。そして、各LEDランプ29は、各リール3L,3C,3Rの外周面に沿って装着されてシンボルが描かれた透過性のリールシート(図示せず)の背面から白色光を照射する。LEDランプ29から照射される白色光は、リールシートを透過してパチスロ機1の前面側に進行し、画像表示部20を照射するようになっている。
そして、リール3Lは、図4に示すように、同形の2本の環状フレーム25,26を所定間隔で配置し、その環状フレーム25,26を複数の連結部材27で連結してなる円筒形フレームを有している。また、リール3Lは、円筒形フレームの中心部に配置されたステッピングモータM1(図7参照)の駆動力を環状フレーム25,26に伝達する伝達部材28を有し、環状フレーム25,26の間に上述の回路基板24が配置されている。なお、各リール3C,3Rも、リール3Lと同じ構成を有している。
(液晶表示装置の説明)
次に、液晶表示装置41について図5,6を参照して説明する。図5は、筐体2の背面側からみた液晶表示装置41の概略構成を示す斜視図である。図6は、液晶表示装置41の一部の分解斜視図である。
液晶表示装置41は、各リール3L,3C,3Rを跨いで、各リール3L,3C,3Rと所定間隔を置いてその前面側に設けられ、後述する第1の告知表示と第2の告知表示を行う画像表示手段として作動する。この液晶表示装置41は保護ガラス42と、表示板43と、液晶パネル44と、導光板45とを有し、さらに反射フィルム46と、白色光源である蛍光ランプ47a、47b、48a、48bと、ランプホルダー39a〜39hと、液晶パネル44の端子部に接続され、液晶パネル44の駆動用ICを搭載したテーブルキャリアパッケージ(TCP)からなるフレキシブル基板(図示せず)とを有している。
保護ガラス42および表示板43は透光性を有している。保護ガラス42は、主に液晶パネル44の保護のために設けられている。表示板43は、パネル表示部20aおよび固定表示部20cに対応する領域に画像が描かれている。
液晶パネル44は、薄膜トランジスタが形成されたガラス板等の透明基板と、これに対向する透明基板との間に液晶を封入して構成され、液晶表示部20bにおける図柄表示領域21L,21C,21Rと、演出表示領域23a,告知表示領域23bに対応している。この液晶パネル44は、液晶に電圧が印加されてない(駆動していない)状態で白表示(表示面側に光が透過し、その光を外部から視認できる)となり、リール3L,3C,3Rを表側から視認可能なノーマリーホワイトで構成されている。このようなノーマリーホワイトで構成されている液晶パネル44を設けることにより、封入している液晶を駆動できなくなっても、図柄表示領域21L,21C,21Rを通して各リール3L,3C,3Rに描かれたシンボルを視認でき、各リール3L,3C,3Rの可変表示および停止表示を視認して、遊技を行えるようになっている。
導光板45は、透過性を有し、液晶パネル44の背面側に配置され、蛍光ランプ47a、47bからの光を液晶パネル44に導出するために設けられている。
反射フィルム46は、導光板45に導入された光を導光板45の表面側に向けて反射させるために設けられ、白色のポリエステルフィルムや、アルミ薄膜に銀蒸着膜を形成してなっている。この反射フィルム46は、反射領域46Aおよび非反射領域46BL,46BC,46BRを有している。非反射領域46BL,46BC,46BRは、透明な材料からなり、入射光を反射することなく透過させる光透過部として形成されている。また、非反射領域46BL,46BC,46BRは、図柄表示領域21L,21C,21Rに対応して形成され、各3L,3C,3Rの回転が停止したときに現れる縦3個のシンボルそれぞれの前方に配置されている。反射領域46Aは、入射光を反射し、液晶パネル44の領域のうち、主に窓枠表示領域22L,22C,22R、演出表示領域23aおよび告知表示領域23bに対応する領域の照明手段として作動する。
蛍光ランプ47a、47bは、導光板45の上端部および下端部に沿って配置され、両端が各ランプホルダー49a,49b,49g,49hによって支持されている。蛍光ランプ47a、47bは、導光板45に導入する光を発生し、液晶パネル44の領域のうち、主に窓枠表示領域22L,22C,22R、演出表示領域23aおよび告知表示領域23bに対応する領域の照明手段として作動する。
蛍光ランプ48a、48bは、反射フィルム46背面側の上方位置および下方位置において、各リール3L,3C,3Rに向かって配置されている。すなわち、蛍光ランプ48a、48bから出射した光は、各リール3L,3C,3Rの表面で反射して、非反射領域46BL,46BC,46BRに入射し、液晶パネル44を照射するようになっている。これにより、蛍光ランプ48a、48bは、各3L,3C,3R上に配置されたシンボルの照明手段および反射フィルム46における図柄表示領域21L,21C,21Rに対応する領域の照明手段として作動する。
図7は、内部の構成を中心に示すパチスロ機1のブロック図である。パチスロ機1は、マイクロコンピュータ31を含む主制御基板71を中心に複数の構成要素を有している。その主制御基板71は、マイクロコンピュータ31と、乱数発生器35、サンプリング回路36、クロックパルス発生回路37および分周器38を有し、ランプ駆動回路59、ホッパー駆動回路63、払出完了信号回路65および表示部駆動回路67を有している。
マイクロコンピュータ31は、メインCPU(Central Processing Unit)32と、RAM(Random Access Memory)33と、ROM(Read Only Memory)34とを有している。メインCPU32は、ROM34に記憶されているプログラムにしたがい本発明の特徴とする各種手段として作動する一方、I/Oポート39を介して他の構成要素との信号の入出力を行い、パチスロ機1全体の動作制御を行う。RAM33はメインCPU32が作動する際に用いるデータやプログラムが記憶され、例えば、後述するサンプリング回路36によりサンプリングされる乱数値がゲーム開始後、一時的に保持されるとともに、リール3L、3C、3Rのコードナンバ、シンボルナンバが記憶されている。ROM34にはメインCPU32が実行するプログラムと、恒久的なデータが記憶されている。パチスロ機1の場合、ROM34には後述する確率抽選テーブル等が記憶されている。
乱数発生器35は、メインCPU32の指示にしたがい作動して、一定範囲の乱数を発生させる。サンプリング回路36は、メインCPU32の指示にしたがい、乱数発生器35が発生させた乱数の中から任意の乱数を抽出し、その抽出した乱数をメインCPU32に入力する。クロックパルス発生回路37は、メインCPU32を作動させるための基準クロックを発生させ、分周器38はその基準クロックを一定周期で分周した信号をメインCPU32に入力する。
さらに、主制御基板71には、リール駆動ユニット50と、リール停止信号回路53とが接続されている。リール駆動ユニット50は、リール3L,3C,3Rのそれぞれの位置を検出するリール位置検出回路51と、各リール3L,3C,3Rを回転させるためのモータM1,M2,M3に駆動信号を入力するモータ駆動回路52を有している。このモータ駆動回路52から駆動信号が入力されることによって、モータM1,M2,M3が作動し、そのそれぞれがリール3L,3C,3Rを回転させる。リール停止信号回路53は、各停止ボタン7L,7C,7Rの停止操作に応じた停止信号を出力し、I/Oポート39を介してマイクロコンピュータ31に入力する。その他、主制御基板71は、スタートスイッチ9、BETスイッチ5、C/Pスイッチ8および投入コインセンサ6aが接続され、それぞれから信号が入力されるようになっている。
ランプ駆動回路59は各種ランプ(BETランプ17a、17b、17c)を点灯させるための信号を出力し、その各種ランプをゲーム実行中に点灯表示させる。ホッパー駆動回路63はメインCPU32の制御にしたがいホッパー64を駆動させ、ホッパー64はコインの払出しを行うための動作を行い、払出口10からコインを払出させる。払出完了信号回路65は、接続されているコイン検出部66からコインの枚数値データを入力し、その枚数値が、設定された枚数の値に達したときにコインの払出完了を通知する信号をメインCPU32に入力する。コイン検出部66は、ホッパー64により払い出されたコインの枚数を計測し、その計測した枚数値のデータを払出完了信号回路65に入力する。表示部駆動回路67は、各表示部(ボーナス遊技情報表示部16、払出表示部18およびクレジット表示部19)の表示動作を制御する。
さらに、主制御基板71には副制御基板72が接続されている。
副制御基板72は、図8に示すように、主制御基板71から制御命令(コマンド)を入力して、液晶表示装置41の表示制御及びスピーカ12L,12Rによる音声の出力制御を行う。この副制御基板72は主制御基板71を構成する回路基板とは別の回路基板上に構成され、マイクロコンピュータ(以下「サブマイクロコンピュータ」という)73を主たる構成要素とし、スピーカ12L,12Rから出力される音声を制御する音源IC78、増幅器としてのパワーアンプ79、液晶表示装置41の表示制御手段として作動する画像制御回路81およびLED駆動回路89を有している。
サブマイクロコンピュータ73は、主制御基板71から送信された制御命令に従って制御動作を行うサブCPU74と、記憶手段としてのプログラムROM75と、ワークRAM76と、I/Oポート77,80を有している。副制御基板72はクロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器及びサンプリング回路を備えていないが、サブCPU74の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成されている。プログラムROM75は、サブCPU74で実行する制御プログラムを記憶している。ワークRAM76は、上記制御プログラムをサブCPU74で実行するときの一時記憶手段として構成されている。
画像制御回路81は、画像制御CPU82、画像制御ワークRAM83、画像制御プログラムROM84、画像ROM86、ビデオRAM87及び画像制御IC88を有している。画像制御CPU82は、サブマイクロコンピュータ73で設定されたパラメータに基づき、画像制御プログラムROM84に記憶されている画像制御プログラムにしたがい、液晶表示装置41で表示される画像を決定する。画像制御プログラムROM84は、液晶表示装置41における表示に関する画像制御プログラムや各種選択テーブルが記憶されている。画像制御ワークRAM83は、画像制御プログラムを画像制御CPU82で実行するときの一時記憶手段として構成されている。画像制御IC88は、画像制御CPU82で決定された内容に応じた画像を形成し、液晶表示装置41に出力する。画像ROM86は、画像を形成するためのドットデータを格納している。ビデオRAM87は、画像制御IC88で画像を形成するときの一時記憶手段として作動する。
LED駆動回路89は、サブマイクロコンピュータ73の制御にしたがい、各リール3L,3C,3Rに設けられたLEDランプ29を点灯または消灯するための信号を出力する。
(遊技状態に関する説明)
次に、以上の構成を有するパチスロ機1の遊技状態について説明する。パチスロ機1の遊技状態には、図15に示すように、「一般遊技状態」と、特別遊技状態(特別増加役または増加役)としての「BB遊技状態(ビックボーナス遊技状態、特別増加役)」および「RB遊技状態(レギュラーボーナス遊技状態)、増加役」がある。図15は、パチスロ機1における各遊技状態の関係を示す図である。
一般遊技状態は、いずれの入賞も成立していない通常の遊技状態である。
BB遊技状態は、BBの入賞成立を開始条件(移行条件)として一般遊技状態から移行される特別遊技状態であって、後述するRBゲームまたは一般遊技を複数回行える。RBゲームはいわゆるAタイプのパチスロ機では3回、Bタイプでは1または2回行え、一般遊技は30回行える。このBB遊技状態に移行すると、パチスロ機1の遊技状態は「BB中一般遊技状態」となり、所定の条件成立をもって「RB遊技状態」にも移行する。なお、以下の説明ではパチスロ機1がAタイプの場合を想定しているが、もちろんBタイプでもよい。
BB中一般遊技状態は、BB作動中(BB遊技状態)における一般遊技状態を意味し、後述する小役が内部当選役になる確率が一般遊技状態よりも高く設定され、小当たりの入賞が高確率で発生するようになっている。
RB遊技状態は、RBの入賞成立を開始条件(移行条件)として、一般遊技状態またはBB中一般遊技状態から移行される特別遊技状態であって、RBゲーム作動中の遊技状態を意味している。RBゲームは、ゲーム中で揃うと高配当の払出のある入賞役(「ジャック」または「JAC」という)の入賞成立を実現可能なゲーム(JACゲーム)を複数回行える。RB遊技状態は、RBゲームを含めてゲームを12回消化または8回の入賞成立のいずれかの条件成立によって終了する。
また、本実施の形態におけるパチスロ機1には、上述したBBまたはRBの入賞成立を開始条件とする特別遊技状態のほか、特定遊技状態がある。この特定遊技状態は、BBおよびRBの入賞成立を要しない遊技者にとって有益な遊技状態であって、例えば特定の入賞役が内部当選役になる確率が一般遊技状態よりも高く設定された集中遊技状態(以下「集中」ともいう)がある。本実施の形態における集中遊技状態では、JACゲームを1回行えるボーナス(シングルボーナス、SBともいう)が内部当選役になる確率が一般遊技状態よりも高く設定されている(一般遊技状態の約10倍で詳しくは後述する確率抽選テーブル参照)。また、遊技状態が集中遊技状態に移行される確率が所定の値に設定されている遊技状態(集中抽選遊技状態)もある。いずれも、後述する非FTで行われる。
そのほか、特定遊技状態には、AT(アシストタイム:内部当選の種別を報知する期間)や、FT(再遊技に内部当選する確率が通常よりも高くなっている期間でリプレイタイム(RT)ともいう)がある。なお、非FTとは、再遊技に内部当選する確率が通常の期間で、一般遊技状態におけるFT以外の期間である。
(パチスロ機の動作内容)
次に、パチスロ機1におけるの動作内容のうち、主制御基板71および副制御基板72の制御手順について、図9〜図12までのフローチャートを参照して説明する。図9〜図11は、パチスロ機1のゲーム開始から繰返し実行されるメイン処理の動作手順を示すフローチャート(メインフローチャート)である。なお、図では、ステップをSと略記している。
メイン処理の動作手順
図9に示すように、パチスロ機1は、メイン処理を開始すると、ステップ1でゲーム開始における初期化処理(RAM33の記憶内容の初期化、通信データの初期化等)を行い、続くステップ2でゲーム終了時におけるRAM33のクリア(前回ゲームで使用されたRAM33の書込み可能エリアのデータ消去、RAM33の書込みエリアへの次回ゲームに必要なパラメータの書込み、次回ゲームにおけるシーケンスプログラムの開始アドレスの指定等)を行う。次に、ステップ3に進み、前回ゲーム終了後(全リール3L,3C,3Rの停止後)から30秒経過したか否かを判断し、経過していればステップ4に進み、経過していなければステップ4を実行することなくステップ5に進む。ステップ4では、メインCPU32が副制御基板72にデモ表示コマンドを送信してデモ画像の表示を要求し、液晶表示装置41にデモ画像を表示させる。
ステップ5では、メインCPU32がコインの自動投入要求の有無(すなわち前回ゲームにおけるリプレイ入賞か否か)を判断する。ここで、リプレイ入賞であると判断したときは、ステップ6に進んで投入要求分のコインを自動投入し、そうでなければステップ7に進み、投入コインセンサ6a、BETスイッチ5のいずれかからの入力信号の有無を判断する。ここで、いずれかからの入力信号が有ればステップ8に進み、無ければステップ3に戻る。
ステップ8に進むと、メインCPU32はスタートスイッチ9の操作に基づくスタート信号の入力が有るまで待機して、その入力が有るとステップ9に進み、前回ゲーム開始から4.1秒経過したか否かを判断し、経過していればステップ11に進む。経過していなければステップ10に進み、ゲーム開始待ち時間消化処理(前回ゲーム開始から4.1秒間にわたって、遊技者のゲーム開始操作に基づく入力を無効にする処理)を行う。
そして、ステップ11では、メインCPU32がリール回転処理を行い、モータ駆動回路52に駆動信号を出力するように指示してリール3L,3C,3Rを回転させてそれぞれのシンボルを可変表示させる。続くステップ12では、サンプリング回路36に指示して、後述する確率抽選処理で使用される抽選用の乱数抽出を行い、さらに後続のステップ13で1ゲーム監視用タイマ(例えば、遊技者の停止ボタン7L,7C,7Rの停止操作によらずに自動的にリール3L,3C,3Rを停止させるための自動停止タイマ)をセットする。
次に、図10に示すステップ14に進み、メインCPU32が後述する集中抽選処理を行う。続いて、ステップ15に進み、確率抽選処理が行われる。すなわち、メインCPU32は、内部当選役決定手段として作動してステップ12で抽出した乱数をサーチキーに設定して、遊技状態に応じた確率抽選テーブルをサーチして内部抽選を行う。この内部抽選により、実行しているゲームの入賞可否と、入賞の場合はサーチキーに対応する入賞役が内部当選役とされ、その入賞役に対応したシンボルパターンを形成するための決定(内部当選)が行われる。
なお、確率抽選テーブルは、各遊技状態に応じ、内部当選となる乱数値の範囲が入賞役毎に設定されているテーブルであって、本実施の形態における確率抽選テーブルは、例えば、一般遊技状態の非集中遊技状態では、図16(a)に示す内容のものを用い、一般遊技状態の集中遊技状態では、図16(b)に示す内容のものを用いる。図示のとおり、前者では、SBが内部当選役になる確率が約1/20であるのに対し、後者では、約1/2に設定されている。
次に、メインCPU32はステップ16に進んで告知指示情報を副制御基板72に送信すると、ステップ17に進み、遊技状態、内部当選役などに基づいてステップ21で用いる停止制御テーブルの選択処理を行う。なお、停止制御テーブルは、各リール3L,3C,3Rの停止操作位置と停止制御位置とを関連付けて記憶していて、パチスロ機1では、入賞不成立用の停止制御テーブルおよび入賞成立用の停止制御テーブルを有している。
この告知指示情報は、後述する集中フラグの内容および内部当選役を示す内部当選役情報を有している。この告知指示情報を副制御基板72に入力すると、その告知指示情報の内容にしたがい、副制御基板72が後述する告知表示処理を行う。
そして、ステップ18で、メインCPU32はリール停止信号回路53からの入力信号によって、停止ボタン7L,7C,7RがONか否か(停止ボタン7L,7C,7Rが操作されたか否か)を判断する。ONならステップ20に進み、ONでなければステップ19に進んで自動停止タイマの値が“0”か否かを判断する。これが“0”のときはステップ20に進み、そうでなければステップ18に戻る。
ステップ20に進むと、メインCPU32が内部当選役、遊技状態、停止順序、停止操作位置等に基づいて滑りコマ数を決定する処理(滑りコマ数決定処理)を行い、続くステップ21で停止制御処理を行う。ステップ21では、メインCPU32がステップ17で選択された停止制御テーブルの内容に応じて、停止操作された停止ボタン7L,7C,7Rに対応するリール3L,3C,3Rを滑りコマ数分だけ回転させてから停止するように制御する。なお、滑りコマ数(引き込み数ともいう)は、遊技者の遊技操作の技量に関するもので、停止ボタン7L,7C,7Rの操作後、リール3L,3C,3Rが停止するまでの間に移動したシンボルの個数を示す。これは、停止ボタン7L,7C,7Rを操作した時に有効ラインに位置していたシンボルのコードナンバと、実際にリールが停止した時に、その有効ラインに停止したシンボルのコードナンバとの差の絶対値により表わされる。
そして、ステップ22では、メインCPU32が全リール3L,3C,3Rの停止有無を判断し、リール3L,3C,3Rがすべて停止している(全リール停止)ときはステップ23に進み、そうでなければステップ18に戻る。ステップ23では、メインCPU32が全リール停止を示す全リール停止情報を副制御基板72へ送信する。
続いて、図11に示すステップ24に進むと、メインCPU32が後述する入賞態様検索処理を行い、リール3L,3C,3Rすべてが停止したときのシンボルパターンによる入賞役を識別する入賞フラグを設定する。次に、ステップ25に進み入賞フラグが正常か否かを判断し、正常でなければステップ26に進んでイリーガルエラーの表示を行わせ、ゲームを中止するべく処理を終了する。正常ならばステップ27に進んで、入賞フラグを参照して、遊技状態に応じた枚数のコインのクレジット又は払出しを行う。続くステップ28で、入賞役及びコインの払出し枚数を示す入賞役情報を副制御基板72に送信する。
さらに、ステップ29に進み、メインCPU32は、現在の遊技状態がBB中一般遊技状態又はRB遊技状態であるか否かを判断する。BB中一般遊技状態又はRB遊技状態であればステップ30に進んで、BB又はRBの遊技数チェック処理を行い、そうでなければ後述するステップ34に進む。ステップ30では、RB遊技状態の発生回数、BB中一般遊技状態のゲーム回数、RB遊技状態における入賞回数、及びRB遊技状態におけるゲーム回数をチェックする。
後続のステップ31では、BB又はRBの終了時か否かを判断する。本実施の形態では、パチスロ機1がAタイプの場合を想定しているので、BBの入賞成立後、3回目のRB遊技状態における入賞成立が所定回数(8回)若しくはゲーム実行回数が12であるか又はBB中一般遊技状態においてゲーム実行回数が30(30回のゲーム終了)であるか否かを判断する。また、一般遊技状態でRBの入賞成立後は、RB遊技状態において入賞成立が所定回数(8回)又はゲーム実行回数が12(12回のゲーム終了)であるか否かを判断する。上記判断の結果、BB又はRBの終了時であるときはステップ32に進み、RAM33内の所定の領域に格納されている情報をクリアする。さらに、ステップ33に進んでBB中一般遊技状態及びRB遊技状態の終了を示すBB終了情報又は一般遊技状態から移行されたRB遊技状態の終了を示すRB終了情報(これらの情報を「BBまたはRBの終了情報」という)を副制御基板72へ入力する。
ステップ34に進むと、メインCPU32が遊技状態制御手段として作動して、遊技状態移行処理を行う。ここで、BBの入賞が成立しているときは遊技状態をBB中一般遊技状態へ移行し、RBの入賞が成立しているときは遊技状態をRB遊技状態に移行する(ステップ31の判断がYESのときは、遊技状態を一般遊技状態に移行する)。次に、ステップ35に進み、現在の遊技状態を示す遊技状態情報をメインCPU32が副制御基板72へ送信し、ステップ2に戻る。これ以降は上述の処理が繰り返される。
(集中抽選処理)
集中抽選処理は、メインCPU32が図12に示すフローチャートにしたがって行う。メインCPU32は処理開始後ステップ41に進み、遊技状態が一般遊技状態か否かを判断する。一般遊技状態であればステップ42に進み、そうでなければ集中抽選処理を終了する。つまり、集中抽選処理は、遊技状態が一般遊技状態であるときにのみ行われる。ステップ42では、集中フラグがオン(ON)になっているか否かを判断し、集中フラグがオンであるときはステップ45に進み、オフ(OFF)であるときはステップ43に進む。この集中フラグは、遊技状態が集中抽選遊技状態または集中遊技状態のいずれであるかを判断するためのフラグであって、オフであるときは遊技状態が集中抽選遊技状態であり、オンであるときは遊技状態が集中遊技状態であることを示している。
そして、ステップ43に進むと、FTフラグがオフであるか否かを判断し、FTフラグがオフならステップ44に進み、そうでなければ処理を終了する。ステップ44では集中抽選を行う。このFTフラグは、(FT:再遊技が内部当選役になる確率が通常よりも高く設定されている期間(高確率期間))であるか否かを判別するためのフラグで、FTフラグがオンのときは高確率期間であり、FTフラグがオフのときは、再遊技が内部当選役になる確率が通常の確率になっている。つまり、集中抽選はFTフラグがオフの場合、すなわち、再遊技が内部当選役になる確率が通常の確率になっている期間でのみ行われる。
ステップ44に進むときは、集中フラグがオフであるから遊技状態は集中抽選遊技状態にある。このステップ44で集中抽選に当選すると、集中フラグがオンになり、ステップ34で遊技状態が集中抽選遊技状態から集中遊技状態に移行される。その確率は、例えば“255/256”に設定することができる。
ステップ45に進むと、集中移行抽選が行われる。この集中移行抽選に当選すると、遊技状態が集中遊技状態から集中抽選遊技状態に移行されるが、その確率は、例えば“1/8”である。つまり、集中遊技状態に移行すると、その後は例えば1/8の確率で遊技状態が集中抽選遊技状態になる。
次にステップ46に進み、ステップ44,45の結果に基づき集中フラグをセットする。ステップ44における集中抽選に当選したときは集中フラグがオンにセットされ、ステップ45における集中移行抽選に当選したときは集中フラグがオフにセットされる。
(告知表示処理)
告知表示処理は、副制御基板72におけるサブCPU74により、図13に示すフローチャートにしたがって以下のように行われる。
サブCPU74は処理開始後ステップ51に進み、主制御基板71から告知指示情報を入力するまで待機して、告知指示情報を入力すると、入力した告知指示情報を、前回ゲームの告知指示情報を退避させる退避エリア(ワークRAM76に設定されている)にセットして、ステップ52に進む。ステップ52に進むと、サブCPU74は入力した告知指示情報に含まれている集中フラグがオンであり、かつ内部当選役がボーナスの入賞役であるか否かを判断する(以下この判断の条件を「交互表示条件」という)。この交互表示条件が成立しているときはステップ53に進み、そうでなければステップ54に進む。
ステップ53に進むと、サブCPU74が画像制御回路81に指示して、告知表示領域23bに、「集中」の文字と、ボーナスの入賞役の内容を示す文字(例えば「BB」)を一定の時間間隔(例えば1秒間)を置いて、前者の直後に後者を表示し、両者を交互に表示させる。すると、液晶表示装置41が本発明における画像表示手段として作動して、図14(c)に示すように、告知表示領域23bに、例えば、「集中」、「BB」、「集中」、「BB」のようにして、「集中」の直後に「BB」を表示する。しかも、双方の表示は交互に反転しながら行われる。
上述したように、集中抽選は一般遊技状態でのみ行われ、特別遊技状態では行われないようになっている。そのため、交互表示条件が成立するときは、遊技状態が集中遊技状態であるときに、ボーナスの入賞役が内部当選役になった場合である。図14(c)に示すような交互表示が行われると、遊技者は「集中」の文字の直後に「BB」の表示を見ることになる。そのため、遊技者は、集中遊技状態中において、ボーナスの入賞役が内部当選役になったことを認識することができる。加えて双方の表示が交互に反転して行われれば、そのことを遊技者に強く印象付けることにもなる。つまり、交互表示による告知は、その場合のボーナスが集中遊技状態中のものであることを遊技者に明確にするものであり、集中遊技状態とボーナスとの関係を明らかにするものである。
また、ステップ54に進むと、サブCPU74は入力した告知指示情報に含まれている集中フラグを参照して、それがオンであるか否かを判断する。集中フラグがオンであるときはステップ55に進み、そうでなければステップ56に進む。ステップ55に進むと、サブCPU74が画像制御回路81に指示して、液晶表示装置41における告知表示領域23bに、「集中」の文字を表示させる。これにより、液晶表示装置41が本発明における画像表示手段として作動して、図14(a)に示すように、告知表示領域23bに、「集中」の文字が表示される。
このステップ55の表示が行われるときは、集中フラグがオンであり、内部当選役がボーナスの入賞役になっていない場合であるから、一般遊技状態における集中抽選処理で当選し、集中遊技状態に移行したが、ボーナスの入賞役が内部当選役になっていない場合である。パチスロ機1では、この場合の告知表示領域23bに、「集中」の文字だけを表示することから、遊技者は告知表示領域23bで「集中」の文字だけを見ることになる。これにより、遊技者は、一般遊技状態における集中抽選処理で当選し、集中遊技状態に移行したことを認識することができる。つまり、この告知表示は遊技者に集中遊技状態であることを明確にするものである。
さらに、ステップ56に進むと、入力した告知指示情報に含まれている内部当選情報を参照して、内部当選役がボーナスの入賞役(BB,RB)になっているか否かを判断する。ここで、内部当選役がボーナスの入賞役になっているときはステップ57に進み、そうでなければステップ60に進む。ステップ57では、サブCPU74が画像制御回路81に指示して、液晶表示装置41における告知表示領域23bに、ボーナスの入賞役の内容を示す文字を表示させる。これにより、液晶表示装置41が本発明における画像表示手段として作動して、例えばBBが内部当選役になっているときは、図14(b)に示すように、告知表示領域23bに、「BB」の文字が表示される。
このステップ57の表示が行われるときは、内部当選役がボーナスの入賞役になっている場合であるから、ボーナスの入賞成立により特別遊技状態が開始した後も、「BB」の文字が表示される。この場合の告知表示領域23bには、この「BB」の文字だけを表示することから、遊技者は「BB」の文字だけを見ることになる。したがって、遊技者は、ボーナスに内部当選したことを認識することができる。つまり、この告知表示は、集中遊技状態以外の遊技状態で、内部当選役がボーナスの入賞役になったことを遊技者に明確にするものである。
しかしながら、特別遊技状態が終了すると、後述するステップ59により、図14(b)に示すボーナスの表示が消えることになる。
そして、ステップ58では、サブCPU74が上述のステップ33で送信されるBBまたはRBの終了情報を入力したか否かを判断し、これを入力したときはステップ59に進んで液晶表示装置41における告知表示領域23bの表示(ボーナスの表示)を消去する。また、ステップ60では、サブCPU74が退避エリアにセットされている告知指示情報に含まれる集中フラグがオンか否かを判断し、オンであればステップ61に進んで告知表示領域23bの表示(「集中」の表示)を消去するが、オンでなければステップ61を実行せずにステップ58に進む。以上をもって告知表示処理を終了する。
以上のようにして、告知表示処理が行われることにより、液晶表示装置41における告知表示領域23bにおいて、集中遊技状態であることと、ボーナスの入賞役が内部当選役になったことの双方を遊技者に告知するための表示が行われる。パチスロ機1では、異なる2つの告知を同じ告知表示領域23bで行うから、それぞれの告知を行うためのランプ等の装置を個別に設ける必要がなく、コストを削減することができる。
また、異なる2つの告知表示が液晶表示装置41により行われているから、告知表示の内容に自由度を持たせることができ、液晶表示装置41が各リール3L、3C、3Rの前面に配置されているから、シンボルの可変表示と2つの告知表示を一見して把握することができる。
さらに、遊技者にとっても、集中遊技状態であることと、ボーナスの入賞役が内部当選役になったことの双方が同じ箇所に表示されるから、集中遊技状態であることと、ボーナスの入賞役が内部当選役になったことの双方とも把握しやすく、遊技への集中力も増すようになっている。さらに、「集中」、「BB」、「集中」、「BB」のようにして、双方の表示が交互に行われるから、双方の告知を別々のランプで行うのとは異なり、集中遊技状態において、ボーナスの入賞役が内部当選役になったことが明確になり、集中遊技状態と、ボーナスとの関係も明確になる。
(その他変形例の説明)
以上の説明では、特定遊技状態として、集中遊技状態を例にとって説明しているが、他の遊技状態でも本発明を適用することができる。例えば、AT中であるときには「AT」と表示してAT中であることを示し、RT中であるときには「RT」と表示してRT中であることを示す表示を行ってもよい。この場合、AT中およびRT中にボーナスが内部当選したときも、上記実施の形態と同様に交互表示を行うとよい。
本発明の実施の形態にかかる遊技機であるパチスロ機の全体構成を示す斜視図である。 画像表示部を示す図である。 リールの内側にLEDランプを配置したリールの構成を示す斜視図である。 リールとその内側に配置された構成を示す斜視図である。 筐体の背面側からみた液晶表示装置の概略構成を示す斜視図である。 液晶表示装置の一部の分解斜視図である。 内部の構成を中心に示すパチスロ機のブロック図である。 副制御基板を中心に示すブロック図である。 パチスロ機のゲーム開始から繰返し実行される主制御基板によるメイン処理の動作手順を示すフローチャートである。 図9の後続の動作手順を示すフローチャートである。 図10の後続の動作手順を示すフローチャートである。 集中抽選処理の動作手順を示すフローチャートである。 副制御基板による告知表示処理の動作手順を示すフローチャートである。 告知表示の内容の一例を示す図で、(a)は集中遊技状態、(b)はボーナスの入賞役が内部当選役になった状態、(c)は交互表示状態のそれぞれ一例を示す図である。 各遊技状態の関係を示す図である。 (a)は一般遊技状態の非集中遊技状態における確率抽選テーブル、(b)は一般遊技状態の集中遊技状態における確率抽選テーブルを示す図である。
符号の説明
1…パチスロ機、3L,3C,3R…リール
4L,4C,4R…表示窓
7L,7C,7R…停止ボタン
12L,12R…スピーカ
20…画像表示部、20a…パネル表示部
20b…液晶表示部、20c…固定表示部
21L,21C,21R…図柄表示領域
23a…演出表示領域、23b…告知表示領域
29…LEDランプ、32…メインCPU
41…液晶表示装置、33…RAM、34…ROM
71…主制御基板、72…副制御基板
74…サブCPU、81…画像制御回路
89…LED駆動回路

Claims (4)

  1. 複数のシンボルを複数列で可変表示する可変表示手段と、遊技毎に内部当選役を決定する内部当選役決定手段と、前記可変表示手段の可変表示を停止するための停止操作を遊技者が行う停止操作手段とを有する遊技機であって、
    遊技者にとって有益な特別増加役または該特別増加役とは利益の異なる増加役が前記内部当選役に決定されたことを示す第1の告知表示と、前記特別増加役または増加役とは別個の有益な特定遊技状態であることを示す第2の告知表示とを同一の領域で行う画像表示手段を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記画像表示手段は、前記特定遊技状態において、前記特別増加役または前記増加役が前記内部当選役に決定されたときは、前記第2の告知表示の直後に前記第1の告知表示を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記画像表示手段が前記第1の告知表示と前記第2の告知表示を交互に繰り返すことを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記画像表示手段は、前記可変表示手段の前面に配置された液晶表示装置により構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の遊技機。
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