JP2005209613A - 同軸ケーブル用コネクタ及びケーブル保持具 - Google Patents

同軸ケーブル用コネクタ及びケーブル保持具 Download PDF

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Abstract

【課題】コネクタに多数の同軸ケーブルを取り付ける場合において、コネクタと同軸ケーブルとの半田による接続を不要にすることで、同軸ケーブルへの半田上がりを防止する。【解決手段】同軸ケーブルが取り付けられるハウジング7と、このハウジング内に前記複数の同軸ケーブル300の先端部300aのうちの少なくとも一部を保持するケーブル保持具10とを備え、このケーブル保持具は、前記同軸ケーブルを横断状に交差する状態で前記ハウジング7に配置され、その横断面形状は逆U字状であるとともに当該逆U字状にされたことにより対向する対向壁10a、10bは櫛形状になるように櫛歯状部26が形成され、一方の壁10aにおける櫛歯状部同士の間に同軸ケーブル300の前記外部導体を挟み込んで挟持し、他方の壁10bの櫛歯状部同士の間に同軸ケーブル300の前記外部絶縁体を挟み込んで挟持し、当該挟持状態で前記複数の同軸ケーブル300を前記ハウジングに固定することを特徴とする同軸ケーブル用コネクタ1。
【選択図】図5

Description

本発明は同軸ケーブル用コネクタ及びケーブル保持具に関する。
携帯電話機やパーソナルコンピュータ等、多量の情報を伝達するために高い周波数の信号を伝達するケーブルとして、同軸ケーブルが用いられることが多い。
図17,図18に同軸ケーブルの一例を示す。同軸ケーブル300は、周知のごとく中心に位置する内部導体302を内部絶縁体304で被覆してなる信号線306と、信号線306を被覆する多数の電線を横巻き状又は網状にしてなる外部導体308と(本明細書では網状のものを図示してある。)、この外部導体308を被覆する外部絶縁体310とからなる。
このような構成の同軸ケーブル300をコネクタに接続する場合、半田付け方式、圧接方式その他の方式が採用されるが、いずれの方式でも内部絶縁体304及び外部絶縁体310を除去してそれらに被覆されている内部導体302及び外部導体308をコネクタのコンタクトと電気的に接続させるためにある程度露出する必要がある。よって、それだけ手間がかかる。
図19は、半田付け方式により、同軸ケーブル300をコネクタに接続する場合を示すものであるが、当該接続を行うにあたり外部絶縁体310及び内部絶縁体304を剥ぎ、外部導体308及び内部導体302を露出後、外部導体308を紐状に撚って、内部導体302及び外部導体308をそれぞれコネクタのコンタクト312,312へ半田付けしなければならない。なお符号Hは半田部分を意味する。
さらに、近年コネクタの多極化が進み、コネクタに多数のコンタクトを有するとともに、多数の同軸ケーブル300から形成されたフラットケーブルを用いることが多くなっている。ここで、上記のような半田付け方式によってフラットケーブルをコンタクトへ取り付けるようにすると、同軸ケーブル300の数の増加に対応してコネクタと同軸ケーブルとの組付工数が増加するという問題がある。
また、半田付け方式では、半田量の違いによって同軸ケーブル300毎の特性に差が生じ、同軸ケーブル300の性能が均一化しないという問題もある。さらに、使用される同軸ケーブルが多数であるにも拘わらず、携帯機器にしろパーソナルコンピュータにしろ、一層の軽薄短小化傾向にあり、それ故従来通りのコネクタと同軸ケーブルとの接続技術では自ずと限界があった。
そこで図20に示すように、横並びにされた複数の同軸ケーブル300の外部導体308を金属板314,314で挟持して半田付けし、当該一対の金属板314,314を複数ある同軸ケーブル300の共通グランドにする技術がある。なお、金属板314,314をグランドバーという。また図20において符号301はコネクタを示す。
しかし、当該手法による場合でも同軸ケーブル300とグランドバー314とを半田付けする必要が依然ある。そして、外部導体308を構成する電線に半田が吸い上げられるいわゆる半田上がりを生じると、外部導体308が硬化してしまうという問題がある。電線がフレキシブルでないと、同軸ケーブルがフレキシブルでなくなるため、同軸ケーブルの引き回しに支障が出たり、携帯機器内部の狭いスペースに同軸ケーブルを配置するのが困難となり、使い勝手が悪い。また、電線の硬化箇所に必要以上に外力が加わると、半田
部分に亀裂を生じてしまう虞がある。特に近年の携帯機器では機器を半分に折り畳むことでコンパクト化を図れるようにしたものが主流であるため、当該機器を折り畳むのに必要なヒンジ部分に配置されている電線にまで半田上がりによる硬化現象が生じてしまうと、携帯機器の開閉がしづらくなったり、接触不良を招来する虞がある。
このような半田付け方式による同軸ケーブル用コネクタへの接続技術は、自動化が進んだ今日であっても完全なる自動化は難しく、手作業による場合も少なくない。特に導体の直径が0.5mm以下の極細線同軸ケーブルにあってはさらに高度の組み立て技術が要求される。
また、グランドバーは二枚一組であるからその管理も面倒である。
特開2000−260497 特開平11−260439 特開平11−260440
本発明はこのような実情に鑑みて為されたものであり、その解決しようとする課題は、コネクタに多数の同軸ケーブルを取り付ける場合において、コネクタと同軸ケーブルとの半田による接続を不要にすることで、同軸ケーブルへの半田上がりを防止し、もって同軸ケーブルの構成要素である電線の硬化を防止できる、同軸ケーブルのコネクタへの取り付け技術を提供することにある。
そこで、本発明では、次の手段を採用した。
(1)すなわち、本発明のコネクタは、内部導体を内部絶縁体で被覆してなる信号線と、この信号線を被覆する外部導体と、この外部導体を被覆する外部絶縁体とを含む同軸ケーブルが複数取り付けられる同軸ケーブル用コネクタであって、前記同軸ケーブルが取り付けられるハウジングと、このハウジングに保持され、前記同軸ケーブルの内部導体に接するコンタクトと、ハウジング内に前記同軸ケーブルの先端部のうちの少なくとも一部を保持するケーブル保持具とを備え、このケーブル保持具は、前記同軸ケーブルを横断状に交差して前記ハウジングに固されるとともに、前記ケーブルの延長方向に直列されて対向関係にある一方の壁と他方の壁とを有し、前記一方の壁には前記同軸ケーブルの外部導体を保持する保持部が形成され、前記他方の壁には前記同軸ケーブルの外部絶縁体を保持する保持部が形成されていることを特徴とする。
本発明のコネクタによれば、同軸ケーブルをハウジングにケーブル保持具で保持するので、同軸ケーブルをハウジングに取り付けるのに半田を必要としない。
よって同軸ケーブルは十分に柔軟性を保ったままであるから、携帯機器の組み付け時において同軸ケーブルの引き回しが楽であり、携帯機器内部の狭いスペースであっても同軸ケーブルの配線が容易になる。また、折り畳み形式の携帯機器のヒンジ部分に同軸ケーブルが位置しても同軸ケーブルは柔軟である。
ケーブル保持具は、前記同軸ケーブルを横断状に交差して前記ハウジングに固定されるとともに、前記ケーブルの延長方向に直列されて対向関係にある一方の壁と他方の壁とを有するので、このようなケーブル保持具で同軸ケーブルを保持するとケーブルはその長手方向に対して生じる力に対して強くなる。よって、ケーブルの抜け防止に有効である。また、前記一方の壁に形成される保持部は前記同軸ケーブルの外部導体を保持し、前記他方
の壁に形成される保持部は前記同軸ケーブルの外部絶縁体を保持するので、ケーブル保持具は、同軸ケーブルの電気的接続ばかりでなく機械的接続も行えるといえる。よって半田付け不要である。
(2)前記一方の壁及び前記他方の壁はそれぞれ複数の櫛歯状部を有する櫛形状にされ、前記一方の壁における櫛歯状部間のスリットと他方の壁における櫛歯状部間のスリットを前記保持部とすることも考えられる。
スリットは細い隙間のことであるから、当該隙間が上記のように同軸ケーブルの外部導体の外径寸法や外部絶縁体の外径寸法以下であれば、スリットと当該スリットと対応関係にある同軸ケーブルの各部位とを嵌合すれば、両者の嵌め合いはしまり嵌めになって同軸ケーブルが一方の壁及び前記他方の壁に固定され、その抜けを有効に防止する。
(3)前記ケーブル保持具は良導性を有し、前記ハウジングにはこのケーブル保持具が配置され、前記ハウジングのうち当該ケーブル保持具が配置される箇所には、導電性に優れた良導体が設けられると好適である。
良導性を有するケーブル保持具は、同軸ケーブルの外部導体を保持するので、ケーブル保持具と同軸ケーブルの外部導体との間で通電する。また、ハウジングのうち当該ケーブル保持具が配置される箇所には、導電性に優れた良導体が設けられているため、同軸ケーブルの外部導体に流れる電気はケーブル保持具やハウジングの良導体を介してグランドとなる。
(4)前記一方の壁及び他方の壁の、前記櫛歯状部の先端部は、櫛歯状部の他の部位よりも幅広で、前記一方の壁の隣り合う先端部間の隙間は、前記同軸ケーブルの外部導線の外径寸法以下であり、前記他方の壁の隣り合う先端部間の隙間は、前記同軸ケーブルの外部絶縁体の外径寸法以下であり、前記ハウジング及び前記良導体には、それぞれ前記一方の壁及び他方の壁に係る前記櫛歯状部が貫通され且つ当該櫛歯状部の前記先端部と係止する貫通孔が形成されていることを特徴とする。
櫛歯状部を貫通穴に入れると、櫛歯状部の幅広の先端部が貫通穴に無理入れされて係止し、そこから抜けでなくなるため、ケーブル保持具がハウジングに対して有効に取り付けられる。同時に複数の同軸ケーブルが同軸ケーブル用コネクタ1に一度に接続される。
前記各櫛歯状部の先端部間の隙間が上記のように同軸ケーブルの外部導体の外径寸法や外部絶縁体の外径寸法以下ならば、櫛歯状部の先端部間にできる隙間と、当該隙間と対応関係にある同軸ケーブルの各部位とを嵌合することにより、両者の嵌め合いは、しまり嵌めになって同軸ケーブルが一方の壁及び前記他方の壁に固定され、その抜けを有効に防止する。
(5)前記一方の壁に係るスリットの幅寸法を前記同軸ケーブルの外部導線の外径寸法以下であり、前記他方の壁に係るスリットの幅寸法を前記同軸ケーブルの外部絶縁体の外径寸法以下であるとよい。
スリットは、細い隙間のことであるから、当該隙間が上記のように同軸ケーブルの外部導体の外径寸法や外部絶縁体の外径寸法以下であれば、これらのスリットと、当該スリットと対応関係にある同軸ケーブルの各部位とを嵌合すれば、両者の嵌め合いはしまり嵌めになって同軸ケーブルが一方の壁及び前記他方の壁に固定され、その抜けを有効に防止される。
(6)前記一方の壁及び前記他方の壁がそれぞれ有する前記複数の櫛歯状部は、それらの先端部が相互に相手側の壁側に対して近づくように又は遠ざかるように折り曲げたもの
が考えられる。
(7)前記一方の壁及び前記他方の壁がそれぞれ有する複数の櫛歯状部は、それらの先端部が相互に相手側の壁側に対して互い違いに近づくように又は遠ざかるように折り曲げることもできる。
これら(6)や(7)の折り曲げによってハウジングに対するケーブル補治具の取り付け強度が高まり、ケーブル保持具とハウジングとの一体感がでるため、ケーブル保持具をハウジングから外れ難くすることができる。
(8)前記ケーブル保持具はその横断面形状が、対向辺の一端で結合され、他端で開放されたV字又はU字形であってもよい。
ケーブル保持具の形状をこのようにすると、ケーブル保持具のうち結合されている対向辺の一端側が前記櫛歯状部の折り曲げによってハウジング側に引っ張られるようになり、もって一方の壁のスリット及び他方の壁のスリットに挟み込まれてそれぞれ挟持されている同軸ケーブルの外部導体および外部絶縁体が良導体側に押圧されるようになる。よって、ケーブル保持具と良導体との間の電気的接触力が高まるとともにハウジングに対するケーブル補治具の取り付け強度が高まり、ケーブル保持具とハウジングとの一体感が出て、ケーブル保持具をハウジングから外れ難くできる。
(9)また本発明は、内部導体を内部絶縁体で被覆してなる信号線と、この信号線を被覆する横巻き状又は網状の外部導体と、この外部導体を被覆する外部絶縁体とを含む同軸ケーブルが複数取り付けられる同軸ケーブル用コネクタに使用され、このコネクタのハウジングに前記複数の同軸ケーブルを保持するためのケーブル保持具である。
このケーブル保持具は、前記同軸ケーブルを横断状に交差して前記ハウジングに固定されるとともに、前記ケーブルの延長方向に直列されて対向関係にある一方の壁と他方の壁とを有し、前記一方の壁には前記同軸ケーブルの外部導体を保持する保持部が形成され、前記他方の壁には前記同軸ケーブルの外部絶縁体を保持する保持部が形成されていることを特徴とする。
当該ケーブル保持具をコネクタに適用することで、コネクタと同軸ケーブルとの半田による接続を不要にできるので、同軸ケーブルへの半田上がりに起因する、同軸ケーブルの構成部材である電線の硬化を防止できる。またケーブル保持具をハウジングに固定するのに半田付けが不要であるから、作業性が向上する。
(10)ケーブル保持具において、前記一方の壁及び前記他方の壁は複数の櫛歯状部を有する櫛形状にされ、これらの櫛歯状部間のスリットを前記保持部としてもよい。
本発明のコネクタによれば、コネクタと同軸ケーブルとの半田による接続を不要にしたので、同軸ケーブルが半田上がりにより硬化しない。よって同軸ケーブルは十分に柔軟性を保ったままであるから、携帯機器の組み付け時において同軸ケーブルの引き回しが楽であり、携帯機器内部の狭いスペースであっても同軸ケーブルの配線が容易になる。このため作業性の向上を図れる。また、折り畳み形式の携帯機器のヒンジ部分に同軸ケーブルが位置しても同軸ケーブルは柔軟であるから、携帯機器の開閉に支障が生じることもない。さらに、接触不良を招来する虞もない。さらに、各同軸ケーブルの両側を、保持部材の櫛歯状部で適切な力で保持しているので、複数の同軸ケーブルを引き回しても、同軸ケーブルがコネクタから外れ難い。
以下、本発明の実施の形態(以下、実施形態)を添付した図面を参照して説明する。
図1は、本発明のコネクタ1を想像線で示した折り畳み形式の携帯電話3に適用した状態を示す斜視図であって、複数(例えば40本)の同軸ケーブル300(フラットケーブル)が接続されたコネクタ1を携帯電話3に設けた相手方コネクタ5に接続した状態を示す。また、図1において符号4は携帯電話3のヒンジ部分を示す。図2は、相手方コネクタ5にコネクタ1を接続する直前の状態を示す分解斜視図である。
相手方コネクタ5にコネクタ1を接続することで、携帯電話3の液晶画面側3aと操作ボタン側3bとの間では、同軸ケーブル300を経由して信号が操作ボタン側3b側から液晶画面側3aに向けて伝達される。なお、図示を省略したが、同軸ケーブル300の他方の端部にもコネクタ1がとりつけられており、携帯電話3の操作ボタン側3bに設けた図示しない相手方コネクタ5と接続されている。
図1〜図4からわかるように、コネクタ1は、コネクタ1の基台となるハウジング7と、このハウジング7に配置され、複数の同軸ケーブル300をその先端部において横断状に交差する状態で保持するケーブル保持具8,10と、ケーブル保持具8,10をハウジング上でカバーするアッパーシェル12と、ハウジング7に取り付けられる複数の同軸ケーブル300とを有している。なお、ケーブル保持具8,10はともに同軸ケーブル300を保持するものであるが、両者を区分けした方が説明の便がよいこと及びケーブル保持具8は絶縁性を有することから、符号8で示すケーブル保持具のことを絶縁性保持具8ということにし、両者を区別する。
ハウジング7は、合成樹脂その他の絶縁性樹脂でできており、図3〜図6からわかるように、同軸ケーブル300の先端部300a(図5,図6参照)が取り付けられる本体部14と、相手方コネクタ5との接合部となる差し込み部15と、差し込み部15に保持され同軸ケーブル300と同数のコンタクト21とを有する。
本体部14は、その中央部に上方及び後方に開口する扁平直方体形中空部16(特に図3参照)を有し、その側壁17,17には、中空内に突出する支持柱18がそれぞれ対向して形成されている。支持柱18を境に扁平直方体形中空部16は区分けされる。すなわち、扁平直方体形中空部16は、差し込み部15側に位置する前方側中空部16aとこれと反対側に位置する後方側中空部16bとに区分けされる。なお、この明細書において前後とは、同軸ケーブル300をコネクタ1に取り付けた場合における同軸ケーブル300の延びる方向において差し込み部15のある側が前であり、これと反対側を後ということにする。また上及び下は、例えば各図に正対した場合における上方側及び下方側を指すものとする。
前方側中空部16aと後方側中空部16bとは連通しており、共に上方に開口する。また後方側中空部16bは、差し込み部15のある側と反対の側にも開口する。扁平直方体形中空部16の後方側中空部16bに設けられた後方開口から同軸ケーブル300が後方に延びる。同軸ケーブル300の先端部はコンタクト21と接続される。
また、ハウジング7の本体部14の側部には、掛止溝14a1を有する翼片部14a,14aを有する(特に図4参照)。さらに、ハウジング7の本体部14の上面先端縁両側には、突起14d,14dが形成されている。掛止溝14a1や突起14dについては後述する。
同軸ケーブル300をコネクタ1に取り付けるにあたり、同軸ケーブル300は、その
先端部300aの外皮が剥離されて信号線306と外部導体308とが露出された状態にある(図6参照)。詳しくは、図5や図20に示すように、同軸ケーブル300の先端部300aは、外部絶縁体310及び外部導体308が共に剥離されて信号線306が露出された部位と、その直後に位置し外部絶縁体310が残っている残皮部分310’と、残皮部分310’の直後に位置し外部絶縁体310のみが剥離され外部導体308が露出された部位とからなる。なお、外部導体308は、多くの場合網状となっており、網状にすることで導線としての強度が図られる。なお、外部導体308には、導体を網状にしたのものばかりでなく横巻き状にしたのものもある。
コンタクト21は、コネクタ1が相手方コネクタ5と嵌合されるにあたり(図2参照)、当該相手方コネクタ5のコンタクト51(後述)と接触する。またコンタクト21は、同軸ケーブル300の先端部300aが圧接される圧接部21aを有する(例えば図7参照)。圧接部21aは、ハウジング7の前記前方側中空部16aに位置し、コンタクト21が同軸ケーブル300と接続される部分である。圧接部21aは、コンタクト21が同軸ケーブル300と接続されるにあたり、同軸ケーブル300の信号線306の内部絶縁体304を破ってその内部にある内部導体302と圧接され、もって、同軸ケーブル300とコンタクト21とが導通可能になる。
また、後方側中空部16bの底板部には、貫通穴22が複数形成されている(図5参照)。貫通穴22については後述する。
絶縁性保持具8は、前方側中空部16aに対応しており(図3及び図4参照)、同軸ケーブル300の信号線306を保持した状態で、前方側中空部16aに嵌合される(図5及び図6参照)。絶縁性保持具8が前方側中空部16aに嵌合されると、前記のごとくコンタクト21の圧接部21aに同軸ケーブル300の先端部300aの内部導体302が圧接される。絶縁性保持具8は、ハウジング7に対向する側(下側)に開口する中空直方体形状をなす。また、絶縁性保持具8の前・後壁8a・8b(図3,図6参照)には、同軸ケーブル300の数と同数で、信号線306をそれぞれ保持する複数の保持溝24が前・後壁8a・8bで対向して櫛歯状に形成されている(図6参照。但し後壁8bに形成の保持溝24のみ示す)。保持溝24は、逆U字形をなし、信号線306を挟持する(図14参照)。
ケーブル保持具10は、後方側中空部16bに対応しており(図5及び図6参照)、同軸ケーブル300の先端部300aにおける外部導体308とその直後に位置する外部絶縁体310とを保持した状態で、後方側中空部16bに嵌合される(図4,図5,図7〜図12参照)。本実施の形態においてケーブル保持具10は、その横断面形状が逆U字状で、かつ左右方向に開口したチャネル状の中空体である。なお、左・右とは、例えば図3や図6に正対してその左右の側、換言すれば同軸ケーブル300の先端部300a側に向かって左側及び右側である。
またケーブル保持具10は、組み立て時におけるその横断面形状が逆U字状であるとともに当該逆U字状にされたことにより対向するようにされた一対の対向壁である前・後壁10a・10bは、櫛形状になるように櫛歯状部26が複数形成されている。櫛歯状部26の先端部26aは櫛歯状部26の他の部位26bよりも幅広にされている(図8,図9,図12参照)。先端部26aは、先端側に行くに連れて次第に先細りにされている。なお、例えば図7に示す符号10cは前・後壁10a・10bを繋ぐ壁部であり、上方に位置するので便宜上天井壁ということにする。
さらに、一方の壁である前壁10aにおける櫛歯状部26同士の間のスリット29に同軸ケーブル300の外部導体308を深く差し込んで挟持し、他方の壁である後壁10bの櫛歯状部26同士の間のスリット28に同軸ケーブル300の外部絶縁体310を深く
差し込んで挟持し、当該挟持状態で前記複数の同軸ケーブル300をハウジング7に一度に保持する。よってスリット28,29は同軸ケーブルの外部導体を保持する保持部といえる。これらスリット28,29は対向しており、同軸ケーブル300の数と同数形成されている。
なお、同軸ケーブル300をケーブル保持具10に挟持するに当たり、前壁10aや後壁10bのスリット28やスリット29にそれらスリット28,29に対応して差し込まれる同軸ケーブル300の外部絶縁体310や外部導体308を必ずしも深く差し込む必要はない。隣り合う櫛歯状部26の先端部26a同士の間の隙間を同軸ケーブル300の外部導線808や外部絶縁体310の外径寸法よりも小さくすることで、櫛歯状部26の先端部26a同士の間で同軸ケーブル300の外部導体308や外部絶縁体310を挟持するようにしてもよい。
また、後方側中空部16bに形成されている前記複数の貫通穴22は、櫛歯状部26に対応して形成されている。詳しくは、後方側中空部16bには、その底板部表面に良導性に優れた銅その他の良導体(矩形状の金属板)19が取り付けられ(図5,図6参照)、当該良導体19に貫通穴19aが形成され、この貫通穴19aと同軸になるように貫通穴22がハウジング7に形成されている。貫通穴22と貫通穴19aとでは、貫通穴22の方が大きい。
さらに、貫通穴19aよりも櫛歯状部26の先端部26aにおける最大径部分の方が大きいが、当該最大径部分は貫通穴22よりも小さい(図5参照)。ここで良導体19はハウジング7にオーバモールドにより一体成型しても、ハウジング7に対して嵌め込めるようにしてもよい。
アッパーシェル12は、同軸ケーブル300に組み込まれたケーブル保持具10に当接した状態でハウジング7をカバーするとともに(図4,図7参照)、コネクタ1を相手方コネクタ5に接続後、両者の結合を強固にするためのものである。
アッパーシェル12は、上壁と、この上壁に対してL字形に折り曲げられた左右の側壁とを有しそれ故、前後方向に対して直角方向の断面形状がほぼ逆U字状をしたシェルである。そしてアッパーシェル12にハウジング7を入れることで前記上壁及び側壁によりハウジング7の上面,側面及び下面の一部が保持される。また、前記上壁及び側壁には、アッパーシェル12の内側に折り曲げられた曲げ片12a及び12bが形成されている。
上壁の曲げ片12aは、ケーブル保持具10の天井壁10cに接触し(図7参照)、同軸ケーブル300の外部導線308を流れる電気をアッパーシェル12に流すためのものである。
左右の側壁の曲げ片12b,12b(図4では左側にある曲げ片12bのみ示す。)は、アッパーシェル12のハウジング7からの抜けを防止するためのものであり、ハウジング7の本体部14の各翼片部14aにその高さ方向に延在された掛止溝14a1と掛止してアッパーシェル12のハウジング7からの抜けを防止する。
また、アッパーシェル12の上壁先端部両側、及び側壁のうち前記上壁に平行な部分の先端部両側には、相手方コネクタ5との係止用突起12c,12c,12c,12c(図面では上壁に形成された係止突起のみ示す。)が形成されている。係止用突起12cについては、相手方コネクタ5についての説明で述べる。
さらにアッパーシェル12の上壁先端縁両側には、前方に開口し、ハウジング7の本体部14の突起14d,14dと嵌合する矩形穴12d,12dが形成されている(図4参
照)。突起14dと矩形穴12dとが嵌合することで、アッパーシェル12がハウジング7に必要以上には差し込まれないようになっている(図2,図4参照)。また、突起14dと矩形穴12dとの嵌合により、アッパーシェル12の曲げ片12bとハウジング7の掛止溝14a1とが好適に掛止される。
次に相手方コネクタ5について述べる。
相手方コネクタ5は、コネクタ1と嵌合するようになっており、基台となる相手方ハウジング49(図2参照)と、相手方ハウジング49の全体をカバーし、かつ導電性を有する扁平な中空矩形体であって、携帯電話3内に設けられている基板Pに半田付けされた相手方シェル50と、相手方ハウジング49に取り付けられ、コネクタ1のコンタクト21と接触する相手方コンタクト51とを有する。相手方コンタクト51とコンタクト21とは同数設けられている。
相手方シェル50は、その後方側中央部をその後端縁に沿って矩形に切り取られたごとき形態をしている。そして、相手方シェル50の上壁・下壁後端両側には、コネクタ1の既述した係止用突起12c,12c,12c,12c(図面では上壁に形成された2つの係止突起のみ示す。)が掛止される掛止穴50c、50c(図面では上壁に形成された2つの係止穴50cと下壁に形成された1つの係止穴50cのみ示す。)が形成されている。係止用突起12cと掛止穴50cとが掛止することで、コネクタ1と相手方コネクタ5との抜けが防止される。
また、相手方シェル50の左右の側壁には、コネクタ1との嵌合時、コネクタ1のアッパーシェル12の両側を弾撥的に押圧するバネ片52がそれぞれ1つずつ設けられている。バネ片52はこれがアッパーシェル12に当接することにより、コネクタ1と相手方コネクタ5との間での通電を行う。よってコネクタ1と相手方コネクタ5が嵌合すると、同軸ケーブル300の外部導線308を流れる電気が基板Pに落とされ、グランドをとることができる。
さらに相手方シェル50の左右側壁のうちバネ片52の前方(相手方シェル50のコネクタ1と嵌合側と反対方)には、それぞれ相手方シェル50の中空内に折り曲げられた係止用バネ片53が設けられている。係止用バネ片53は、相手方シェル50の相手方ハウジング49からの抜けを防止するために相手方ハウジング49の図示しない係合部とその弾撥力により係合する。
コネクタ1を組み付けるには、図6及び図3からわかるように、まず同軸ケーブル300を絶縁性保持具8とケーブル保持具10とで保持する。その後、絶縁性保持具8をハウジング7の前方側中空部16aに嵌合して信号線306を圧接部21aに圧接することと、ケーブル保持具10を後方側中空部16bに嵌合してケーブル保持具10の前記櫛歯状部26の先端部26aを良導体19の貫通穴19a及びハウジング7の貫通穴22に貫通させ、先端部26aの最大径部分が貫通穴19aに係止してそこからの抜けを抑制することをほぼ同時に行うことで、同軸ケーブル300をハウジング7に組み付ける(図5参照)。なお貫通穴19aは、先端部26aの最大径部分よりもその径が小さいので、櫛歯状部26の先端部26aは、貫通穴19aに無理入れされる。
絶縁性保持具8とケーブル保持具10とを備えた同軸ケーブル300をハウジング7に組み付けた後は、図4に示すようにアッパーシェル12を同軸ケーブル300の後方からハウジング7に近づけて行き、図4や図2からわかるにアッパーシェル12をハウジング7に組み付けてコネクタ1を形成する。その後、当該コネクタ1と相手方コネクタ5とを嵌合することで、コネクタ1のコンタクト21と相手方コネクタ5の相手方コンタクト51とが電気的に接続され、携帯電話3の液晶画面側3aと操作ボタン側3bとの間では同
軸ケーブル300を経由して信号が操作ボタン側3b側から液晶画面側3aに向けて伝達されるようになる(図1参照)。なお、既述したように、同軸ケーブル300の他方の端部にもコネクタ1が取り付けられており、携帯電話3の操作ボタン側3bに設けた図示しない相手方コネクタ5と接続されている。
なお、ケーブル保持具10で挟持された同軸ケーブル300をハウジング7に固定した時に、ケーブル保持具10とハウジング7との間で同軸ケーブル300が圧縮率70〜95パーセントで圧縮されるように設定してある。圧縮率が70〜95パーセントとは、同軸ケーブル300がケーブル保持具10で保持されたときに同軸ケーブル300に生ずる反力(図12の矢印U参照)により、ケーブル保持具10がハウジング7に固定されるのに好適な状態になる圧縮率を意味する。
次にこのような構成のコネクタ1の作用効果を述べる。
コネクタ1によれば、同軸ケーブル300をハウジング7にケーブル保持具10で保持するので、複数の同軸ケーブル300をハウジング7に取り付けるのに半田を必要としない。よって、同軸ケーブル300の電線(外部導体、内部導体)が半田上がりにより硬化しない。したがって、同軸ケーブル300は十分に柔軟性を保ったままであるから、携帯機器3の組み付け時において同軸ケーブル300の引き回しが楽であり、携帯機器内部の狭いスペースに同軸ケーブル300を配線するのが容易になる。
また、折り畳み形式の携帯機器のヒンジ部分4に同軸ケーブル300が位置しても同軸ケーブル300は柔軟であるから、携帯機器の開閉に支障が生じることもない。
さらに、接触不良を招来する虞もない。ケーブル保持具10は、前記同軸ケーブル300を横断状に交差して前記ハウジング7に固定されるとともに、前記ケーブル300の延長方向に直列されて対向関係にある一方の壁10aと他方の壁10bとを有するので、ケーブル300の長手方向に対して生じる力に対して強い。よって、ケーブル300の抜け防止に有効である。
また、前記一方の壁10aに形成される保持部であるスリット28は前記同軸ケーブル300の外部導体308を保持し、前記他方の壁10bに形成される保持部であるスリット29は前記同軸ケーブル300の外部絶縁体310を保持するので、ケーブル保持具10は、同軸ケーブル300の電気的接続ばかりでなく機械的接続も行える。よって半田付け不要であり、作業性が向上する。
良導性を有するケーブル保持具10により同軸ケーブル300をハウジング7に保持すると、コネクタ1のアッパーシェル12と相手方コネクタ5の相手方シェル50とがバネ片52を介して接触し、グランドが確実に取られる。また全ての同軸ケーブル300の外部導体308がハウジング7の良導体19に同時に当接され、良導体19がアッパーシェル12とともに全同軸ケーブル300の共通グランドになる。
さらに、ハウジング7に良導体19を取り付けられており、これに伴いケーブル保持具10は、良導体19の貫通穴19aに無理入れされるので、ケーブル保持具10の取り付けがより強固になる。そればかりか、良導体19とアッパーシェル12があることにより同軸ケーブル300が外部の電磁気から保護(シールド)されることにもなる。
加えて、ハウジング7に同軸ケーブル300を保持するにあたってケーブル保持具10の櫛歯状部26を貫通穴19aに無理入れして貫通すると、櫛歯状部26の先端部26aが貫通穴22から抜けでなくなるため、ケーブル保持具10がハウジング7に対して有効
に取り付けられる。同時に複数の同軸ケーブル300がコネクタ1に一度に接続される。
そして、ケーブル保持具10による同軸ケーブル300の圧縮率を70〜95パーセントとしたことにより、ケーブル保持具10は同軸ケーブル300を有効に保持するようになる。
前記一方の壁10aに係るスリット28の大きさを同軸ケーブル300の外部導体308の外径寸法以下とし、他方の壁10bに係るスリット29の大きさを同軸ケーブル300の外部絶縁体310の外径寸法以下とすることも考えられる。スリット28およびスリット29が、それぞれ同軸ケーブル300の外部導体308の外径寸法及び外部絶縁体310の外径寸法以下であれば、スリット28と外部導体308との嵌め合い及びスリット29と外部絶縁体310との嵌め合いはしまり嵌めになって同軸ケーブル300が一方の壁10a及び前記他方の壁10bに固定され、その抜けを有効に防止できる。
また櫛歯状部26が貫通穴19aに無理入れされて櫛歯状部26の先端部26aが貫通穴19aから抜けでなくなるため、ケーブル保持具10がハウジング7に対して有効に取り付けられる。同時に複数の同軸ケーブル300が同軸ケーブル用コネクタ1に一度に接続される。
(応用例)
図13及び図14に示すように、ケーブル保持具10の前記一方の壁10a及び前記他方の壁10bがそれぞれ有する複数の櫛歯状部26を相互に相手側の壁側に折り曲げることで、ケーブル保持力を高めることもできる。当該折り曲げによってケーブル保持具10の天井壁10cがハウジング7側に引っ張られるようになり、一方の壁10aのスリット28及び他方の壁10bのスリット29に挟み込まれてそれぞれ挟持されている同軸ケーブル300の外部導体308および外部絶縁体310が良導体19側に押圧されるようになるからである。また、ケーブル保持具10と良導体19との間の電気的接触力も高まる。さらに、ハウジング7に対するケーブル補治具10の取り付け強度が高まり、ケーブル保持具10とハウジング7との一体感がでて、ケーブル保持具10をハウジング7から外れ難くすることができる。
また図15に示すように、ケーブル保持具10の前記一方の壁10a及び前記他方の壁10bがそれぞれ有する複数の櫛歯状部26を相互に相手側の壁側から遠ざかるように折り曲げても同様の効果を奏する。
さらに図16に示すように、図13に示す場合と図15に示す場合の両方の特徴を取り入れて、前記複数の櫛歯状部26は、相互に相手側の壁側に対して互い違いに近づくように又は遠ざかるように折り曲げたものであってもよい。
このように複数の櫛歯状部26を折り曲げるようにすることで、ケーブル保持具10によるケーブル保持力を高めることもできるので、この場合は、櫛歯状部26の先端部26aを既述のように幅広な形状に設ける必要は必ずしもなく、先端部26bと同じ幅形状でも先細り形状でもよい。
尚、本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、同軸ケーブル300の外部絶縁体310を保持する保持部として、ケーブル保持具10の一方の壁10a及び他方の壁10bにそれぞれ形成されるスリット28及び29を形成したが、これらのスリットの代わりとして一方の壁10a及び他方の壁10bに通し穴を形成し、当該通し穴に同軸ケーブル300を通して外部絶縁体310を保持するような構造であってもよい。要は、外部絶縁体310を保持可能な隙間や穴が設けられて
いればよく、その形状や大きさは問わない。
さらに、ケーブル保持具10の横断面形状は逆U字形に限られるものではなく逆V字形であってもよい。すなわち、ケーブル保持具10はその横断面形状が、対向辺の一端で結合され、他端で開放されたV字又はU字形とされていればよい。
機能的に述べれば、同軸ケーブルの延長方向に並列され、同軸ケーブルを機械的に固定しかつグランドを取ることが同時にできるものであれば構わない。
そして、本実施の形態では、絶縁性保持具8とケーブル保持具10とを別部材としているが、オーバモールドその他の方法により両者を一体形成し、同軸ケーブル300の先端部300aの全てを同時に一括して保持してもよい。
加えてこの実施形態に係る同軸ケーブル用コネクタでは、信号線306を被覆する多数の電線を横巻き状又は網状にしてなる外部導体を含む同軸ケーブル(網組同軸ケーブル)を対象にした場合を例示したが、外部導体が銅パイプからなるいわゆるセミリジッド構造の同軸ケーブルにも適用できるのは勿論である。
想像線で示す携帯電話に本発明のコネクタを適用した状態を示す斜視図であって、同軸ケーブルを接続したコネクタを携帯電話に設けた相手方コネクタに接続した状態を示す図である。 相手方コネクタに本発明のコネクタを接続する直前の状態を示す分解斜視図である。 本発明のコネクタに係るハウジングに同軸ケーブルを接続する前の状態を示す分解斜視図である。 ハウジングにケーブル保持具を用いて同軸ケーブルを接続したものにカバー体であるアッパーシェルを被覆する状態を示す図である。 図4のV−V線斜視図である。 同軸ケーブルにケーブル保持具を組み付ける前の状態を示す分解斜視図である。 ハウジングに同軸ケーブルを接続する前の状態を絶縁性補治具を省略して示す要部断面図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 図7のIX−IX線断面図である。 図7に相当しハウジングに同軸ケーブルを接続した後の状態を示す要部断面図である。 図10のXI−XI線断面図である。 図10のXII−XII線断面図である。 応用例の一例であってケーブル保持具の一方及び他方の各壁の複数の櫛歯状部を相互に相手側の壁側に折り曲げた状態を示す図である。 図5に相当し、ケーブル保持具の一方及び他方の各壁の複数の櫛歯状部を相互に相手側の壁側に折り曲げた状態を示す斜視図である。 応用例の他の一例であってケーブル保持具の一方及び他方の各壁の複数の櫛歯状部を相互に相手側の壁側から遠ざかるように折り曲げた状態を示す図である。 応用例のさらに他の一例であってケーブル保持具の一方及び他方の各壁の複数の櫛歯状部を相互に相手側の壁側に対して互い違いに近づけられたり遠ざけられたりして折り曲げた状態を示す図である。 同軸ケーブルを説明するための斜視図である。 図17の矢印XVIII方向から見た図である。 同軸ケーブルをコネクタに半田付けする場合についての説明図である。 従来のコネクタに同軸ケーブルを取り付けた場合の問題点について説明するためのコネクタの縦断面斜視図である。
符号の説明
1 同軸ケーブル用コネクタ
3 携帯電話
3a 液晶画面側
3b 操作ボタン側
4 ヒンジ部分
5 相手方コネクタ
7 ハウジング
8 絶縁性保持具
8a 後壁
8b 後壁
10 ケーブル保持具
10a 前壁(一方の壁)
10b 後壁(他方の壁)
10c 天井壁
12 アッパーシェル
12a 曲げ片
12b 曲げ片
12c 係止突起
12d 矩形穴
14 本体部
14a 翼片部
14a1 掛止溝
14d 突起
15 差し込み部
16 扁平直方体形中空部
16a 前方側中空部
16b 後方側中空部
17 側壁
18 支持柱
19 良導体
19a 貫通孔
20 圧接部
21 コンタクト
22 貫通穴
24 保持溝
26 櫛歯状部
26a 先端部
26b 櫛歯状部の他の部位
28 スリット(保持部)
29 スリット(保持部)
49 相手方ハウジング
50 相手方シェル
50c 掛止穴
51 相手方コンタクト
52 バネ片
53 係止用バネ片
300 同軸ケーブル
300a 先端部
301 コネクタ
302 内部導体
304 内部絶縁体
306 信号線
308 外部導体
310 外部絶縁体
310’ 残皮部分
312 コンタクト
314 金属板(グランドバー)
H 半田部分
U 反力

Claims (10)

  1. 内部導体(302)を内部絶縁体(304)で被覆してなる信号線(306)と、
    この信号線を被覆する外部導体(308)と、
    この外部導体を被覆する外部絶縁体(310)とを含む同軸ケーブル(300)が複数取り付けられる同軸ケーブル用コネクタ(1)であって、
    前記同軸ケーブル(300)が取り付けられるハウジング(7)と、
    このハウジング(7)に保持され、前記同軸ケーブル(300)の内部導体(302)に接するコンタクト(21)と、
    ハウジング(7)内に配置されかつ前記同軸ケーブル(300)の先端部(300a)のうちの少なくとも一部を保持するケーブル保持具(10)とを備え、
    このケーブル保持具(10)は、前記複数の同軸ケーブル(300)を横断状に交差して前記ハウジング(7)に固定されるとともに、前記ケーブル(300)の延長方向に直列されて対向関係にある一方の壁(10a)と他方の壁(10b)とを有し、前記一方の壁(10a)には前記同軸ケーブル(300)の外部導体(308)を保持する保持部(28)が形成され、前記他方の壁(10b)には前記同軸ケーブル(300)の外部絶縁体(310)を保持する保持部(29)が形成されている同軸ケーブル用コネクタ(1)。
  2. 前記一方の壁(10a)及び前記他方の壁(10b)はそれぞれ複数の櫛歯状部(26)を有する櫛形状にされ、前記一方の壁(10a)における櫛歯状部間のスリット(28)と他方の壁(10b)における櫛歯状部間のスリット(29)を前記保持部とすることを特徴とする請求項1に記載の同軸ケーブル用コネクタ(1)。
  3. 前記ケーブル保持具(10)は良導性を有し、前記ハウジング(7)のうち当該ケーブル保持具(10)が配置される箇所には、導電性に優れた良導体(19)が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の同軸ケーブル用コネクタ(1)。
  4. 前記一方の壁(10a)及び他方の壁(10b)の、前記櫛歯状部(26)の先端部(26a)は、櫛歯状部(26)の他の部位(26b)よりも幅広で、前記一方の壁(10a)の隣り合う先端部(26a)間の隙間は、前記同軸ケーブル(300)の外部導線(308)の外径寸法以下であり、前記他方の壁(10b)の隣り合う先端部(26a)間の隙間は、前記同軸ケーブル(300)の外部絶縁体〈310)の外径寸法以下であり、前記ハウジング(7)及び前記良導体(19)には、それぞれ前記一方の壁(10a)及び他方の壁(10b)に係る前記櫛歯状部(26)が貫通され且つ当該櫛歯状部(26)の前記先端部(26a)と係止する貫通孔(22,19a)が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の同軸ケーブル用コネクタ(1)。
  5. 前記一方の壁(10a)に係るスリット(28)の幅寸法は前記同軸ケーブル(300)の外部導線(308)の外径寸法以下であり、前記他方の壁(10b)に係るスリット(29)の幅寸法は前記同軸ケーブル(300)の外部絶縁体(310)の外径寸法以下であることを特徴とする請求項2乃至4記載の同軸ケーブル用コネクタ(1)。
  6. 前記一方の壁(10a)及び前記他方の壁(10b)がそれぞれ有する複数の櫛歯状部(26)は、それらの先端部(26a)が相互に相手側の壁側に対して近づくように又は遠ざかるように折り曲げられていることを特徴とする請求項4又は5記載の同軸ケーブル用コネクタ(1)。
  7. 前記一方の壁(10a)及び前記他方の壁(10b)がそれぞれ有する複数の櫛歯状部(26)は、それらの先端部(26a)が相互に相手側の壁側に対して互い違いに近づく
    ように又は遠ざかるように折り曲げられていることを特徴とする請求項4又は5記載の同軸ケーブル用コネクタ(1)。
  8. 前記ケーブル保持具(10)は、その横断面形状が、対向辺の一端で結合され他端で開放されたV字又はU字形とされていることを特徴とする請求項6又は7記載の同軸ケーブル用コネクタ。
  9. 内部導体(302)を内部絶縁体(304)で被覆してなる信号線(306)と、この信号線(306)を被覆する横巻き状又は網状の外部導体(308)と、この外部導体(308)を被覆する外部絶縁体(310)とを含む同軸ケーブル(300)が複数取り付けられる同軸ケーブル用コネクタ(1)に使用され、このコネクタのハウジング(7)に前記同軸ケーブル(300)を保持するためのケーブル保持具(10)であって、
    このケーブル保持具(10)は、前記同軸ケーブル(300)を横断状に交差して前記ハウジング(7)に固定されるとともに、前記同軸ケーブル(300)の延長方向に直列されて対向関係にある一方の壁(10a)と他方の壁(10b)とを有し、前記一方の壁(10a)には前記同軸ケーブル(300)の外部導体(308)を保持する保持部(28)が形成され、前記他方の壁(10b)には前記同軸ケーブル(300)の外部絶縁体(310)を保持する保持部(29)が形成されていることを特徴とする同軸ケーブル用コネクタのケーブル保持具(10)。
  10. 前記一方の壁(10a)及び前記他方の壁(10b)は複数の櫛歯状部(26)を有する櫛形状にされ、これらの櫛歯状部間のスリット(28,29)を前記保持部とすることを特徴とする請求項9に記載の同軸ケーブル用コネクタのケーブル保持具(10)。
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