JP2005208811A - データ転送装置、データ転送方法、及び記録システム - Google Patents
データ転送装置、データ転送方法、及び記録システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005208811A JP2005208811A JP2004013103A JP2004013103A JP2005208811A JP 2005208811 A JP2005208811 A JP 2005208811A JP 2004013103 A JP2004013103 A JP 2004013103A JP 2004013103 A JP2004013103 A JP 2004013103A JP 2005208811 A JP2005208811 A JP 2005208811A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer
- data
- mode
- switching
- transfer mode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D10/00—Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/50—Reducing energy consumption in communication networks in wire-line communication networks, e.g. low power modes or reduced link rate
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Power Sources (AREA)
- Information Transfer Systems (AREA)
- Communication Control (AREA)
Abstract
【課題】 ホスト機器と転送速度の異なる複数の転送モードを有するインタフェースを介して接続される装置において、アイドル時の消費電力を低減する。
【解決手段】 転送速度の異なる複数の転送モードを有するインタフェース103を介して接続されているホスト101とプリンタ102とからなる記録システムにおいて、ホストとプリンタとの間の接続が確立されたときには、転送モードを転送速度が低い転送モードに設定し、ホストは、記録データの転送を開始する前に、転送速度が高い転送モードへの切り替えを要求し、記録データの転送が終了した後に、転送速度の低い転送モードへの切り替えを要求し、プリンタから転送モードの切り替えの要求に対する応答を受信した後に、インタフェースを初期化し、初期化の後に、互いに所定のネゴシエーションを行って転送モードを切り替える。
【選択図】 図1
【解決手段】 転送速度の異なる複数の転送モードを有するインタフェース103を介して接続されているホスト101とプリンタ102とからなる記録システムにおいて、ホストとプリンタとの間の接続が確立されたときには、転送モードを転送速度が低い転送モードに設定し、ホストは、記録データの転送を開始する前に、転送速度が高い転送モードへの切り替えを要求し、記録データの転送が終了した後に、転送速度の低い転送モードへの切り替えを要求し、プリンタから転送モードの切り替えの要求に対する応答を受信した後に、インタフェースを初期化し、初期化の後に、互いに所定のネゴシエーションを行って転送モードを切り替える。
【選択図】 図1
Description
本発明はデータ転送装置、データ転送方法、及び記録システムに関し、より詳細には、転送速度の異なる複数の転送モードを有するインタフェースを介して接続されているホスト機器からデバイスへのデータ転送の際の制御に関するものである。
近年、オフィスや家庭あるいは移動中にパーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)などのコンピュータ機器が使用される機会が増え、PCに接続する周辺機器も多様化している。
PCに周辺装置を接続するインタフェースとして様々な規格が知られているが、近年ではUSB(Universal Serial Bus)によって接続する周辺機器が増えている。USBは既存のレガシーインターフェイスを統合していくことを目的に開発され、プラグアンドプレイやホットプラグ(活線挿抜)による使い勝手のよさ、及びポートの拡張性の高さから普及が進んでいる。
加えて、2000年4月に正式な仕様が公開されたUSB Rev2.0(以下、USB2.0と称する)仕様では、転送速度が480Mbpsにまで引き上げられ、より一層普及が進むと考えられる。
USB2.0規格で新しく策定されたハイスピードモードは、フルスピードモードよりも40倍高速であるが、下位互換性を保つため、フルスピードモードもサポートする必要がある。
具体的には、デバイスの上位側に接続されるホスト機器がハイスピード対応であればハイスピードで、ホスト機器がフルスピード対応であればフルスピードでの動作が要求される。ホスト機器がハイスピード対応であるか、フルスピード対応であるかは、デバイスとホスト間のChirpと呼ばれるネゴシエーションにより検出される。
また、USBのコントローラの低消費電力化については、システムの電源オン時の制御(特許文献1)、シリアルバス(D+,D−)のノイズによる差動入力バッファの動作に起因する無駄な電力の低減(特許文献2)、USBデバイスの未接続時の消費電力の低減(特許文献3)等が挙げられる。
特開平11−194847号公報
特開平11−205412号公報
特開2000−10907号公報
USBのハイスピード転送に対応した装置では、PCなどのホスト機器との接続時にホスト機器がハイスピード対応であるか、フルスピード対応であるかを検出し、その動作速度を決定する。接続時に転送速度が決定された後は、装置の動作内容により転送速度を変更するということは行わず、つねに接続時に決定された動作速度が維持される。つまり、ホスト機器がハイスピードに対応していた場合、装置側はその動作内容によらず、常にハイスピードで動作を行う。
しかしながら、一般的に、高速なデータ転送(480Mbps)を行うハイスピードモードは、転送速度がより低い(12Mbps)フルスピードモードよりも消費電力が大きい。このため、アイドル時にはデータ転送を行わず、動作時にのみデータ転送を行うように構成されている装置の場合、アイドル時でもハイスピードモードで動作することとなり、無駄な電力が消費されることになる。
例えば、プリンタの場合、記録動作を行っていないアイドル時には、ステータス情報取得のためのデータ転送が行われるが、このステータス情報取得のデータ転送では転送されるデータ量が少なく、高速でデータ転送を行う必要はない。一方で、記録動作時には高速なデータ転送が要求される。
以上の理由から、特にプリンタのようにユーザの指示に応じて動作する装置においては、動作を行っていないアイドル時に行われるデータ量の少ないデータ転送でも高速で消費電力の大きなハイスピードモードでデータ転送を行うため、アイドル時の消費電力が大きくなってしまう。
本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり、ホスト機器と転送速度の異なる複数の転送モードを有するインタフェースを介して接続される装置において、アイドル時の消費電力を低減することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の一態様としてのデータ転送装置は、転送速度の異なる複数の転送モードを有するインタフェースを介して接続されているデバイスにデータを転送するデータ転送装置であって、
前記転送モードを切り替える切り替え手段と、
前記デバイスに所定量以上のデータの転送を開始する前に、転送速度が高い転送モードに切り替え、前記所定量以上のデータの転送が終了した後に、転送速度の低い転送モードに切り替えるように前記切り替え手段を制御する転送速度制御手段と、を備えている。
前記転送モードを切り替える切り替え手段と、
前記デバイスに所定量以上のデータの転送を開始する前に、転送速度が高い転送モードに切り替え、前記所定量以上のデータの転送が終了した後に、転送速度の低い転送モードに切り替えるように前記切り替え手段を制御する転送速度制御手段と、を備えている。
すなわち、本発明では、転送速度の異なる複数の転送モードを有するインタフェースを介して接続されているデバイスにデータを転送するデータ転送装置に、転送モードを切り替える切り替え手段を設け、デバイスに所定量以上のデータの転送を開始する前に、転送速度が高い転送モードに切り替え、所定量以上のデータの転送が終了した後に、転送速度の低い転送モードに切り替えるように切り替え手段を制御する。
このようにすると、実際に高速のデータ転送が必要となるときにだけ転送速度が高速の転送モードに切り替えられ、それ以外の場合には転送速度が低速の転送モードに設定される。
従って、デバイスがアイドル状態にあるときには、消費電力の少ない転送速度が低い転送モードに設定されるので、アイドル状態でのデバイスの消費電力を低減することができる。
なお、切り替え手段は、デバイスに転送モードの切り替え要求を送信し、該切り替え要求に対するデバイスからの応答を受信した後に、転送モードの切り替えを実行するのがよい。
インタフェースがUSBであり、転送速度が高い転送モードがハイスピードモード、転送速度の低い転送モードがフルスピードモードであってもよい。
この場合、切り替え手段は、USBのバスリセットを行った後に、デバイスと所定のネゴシエーションを行って転送モードの切り替えを実行するのがよい。
デバイスは、例えばプリンタであり、所定量以上のデータは記録データである。
本発明を転送速度の異なる複数の転送モードを有するインタフェースを介して接続されているホスト機器とプリンタとからなる記録システムに適用すると、
ホスト機器が、記録データの転送を開始する前に、転送速度が高い転送モードへの切り替えを要求し、記録データの転送が終了した後に、転送速度の低い転送モードへの切り替えを要求する切り替え要求手段と、プリンタから転送モードの切り替えの要求に対する応答を受信した後に、インタフェースを初期化するリセット手段とを有し、
ホスト機器とプリンタとが、接続が確立されたときには、転送モードを転送速度が低い転送モードに設定し、初期化の後には、所定のネゴシエーションを行って転送モードを切り替える。
ホスト機器が、記録データの転送を開始する前に、転送速度が高い転送モードへの切り替えを要求し、記録データの転送が終了した後に、転送速度の低い転送モードへの切り替えを要求する切り替え要求手段と、プリンタから転送モードの切り替えの要求に対する応答を受信した後に、インタフェースを初期化するリセット手段とを有し、
ホスト機器とプリンタとが、接続が確立されたときには、転送モードを転送速度が低い転送モードに設定し、初期化の後には、所定のネゴシエーションを行って転送モードを切り替える。
上記目的を達成する本発明の別の態様としてのデータ転送方法は、転送速度の異なる複数の転送モードを有するインタフェースを介して接続されているホスト機器からデバイスにデータを転送するデータ転送方法であって、
前記ホスト機器と前記周辺機器との間で前記接続が確立されたときに、前記転送モードを転送速度が低い転送モードに設定する接続確立工程と、
前記ホスト機器から前記デバイスに対して、転送速度が高い転送モードへの切り替えを要求する第1の切り替え要求工程と、
前記デバイスから前記ホスト機器に、前記切り替え要求への応答を送信する第1の応答工程と、
前記ホスト機器と前記デバイスとの間で所定のネゴシエーションを行って、前記転送速度が高い転送モードに前記転送モードを切り替える第1の切り替え工程と、
前記ホスト機器から前記デバイスにデータを転送する転送工程と、
前記ホスト機器から前記デバイスに対して、転送速度が低い転送モードへの切り替えを要求する第2の切り替え要求工程と、
前記デバイスから前記ホスト機器に、前記切り替え要求への応答を送信する第2の応答工程と、
前記ホスト機器と前記デバイスとの間で所定のネゴシエーションを行って、前記転送速度が低い転送モードに前記転送モードを切り替える第2の切り替え工程と、を備えている。
前記ホスト機器と前記周辺機器との間で前記接続が確立されたときに、前記転送モードを転送速度が低い転送モードに設定する接続確立工程と、
前記ホスト機器から前記デバイスに対して、転送速度が高い転送モードへの切り替えを要求する第1の切り替え要求工程と、
前記デバイスから前記ホスト機器に、前記切り替え要求への応答を送信する第1の応答工程と、
前記ホスト機器と前記デバイスとの間で所定のネゴシエーションを行って、前記転送速度が高い転送モードに前記転送モードを切り替える第1の切り替え工程と、
前記ホスト機器から前記デバイスにデータを転送する転送工程と、
前記ホスト機器から前記デバイスに対して、転送速度が低い転送モードへの切り替えを要求する第2の切り替え要求工程と、
前記デバイスから前記ホスト機器に、前記切り替え要求への応答を送信する第2の応答工程と、
前記ホスト機器と前記デバイスとの間で所定のネゴシエーションを行って、前記転送速度が低い転送モードに前記転送モードを切り替える第2の切り替え工程と、を備えている。
また、上記の目的は、上記のデータ転送方法をコンピュータ装置で実現するコンピュータプログラム、該コンピュータプログラムを格納した記憶媒体によっても達成される。
本発明によれば、実際に高速のデータ転送が必要となるときにだけ転送速度が高速の転送モードに切り替えられ、それ以外の場合には転送速度が低速の転送モードに設定される。
従って、デバイスがアイドル状態にあるときには、消費電力の少ない転送速度が低い転送モードに設定されるので、アイドル状態でのデバイスの消費電力を低減することができる。
以下に、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
以下では、パーソナルコンピュータなどのホスト機器と、周辺機器としてのインクジェットプリンタとから構成される記録システムに本発明を適用した例を説明する。
<システムの説明>
図1は、本発明に係る実施形態としての記録システムの構成を示すブロック図である。図1に示した記録システムでは、パーソナルコンピュータ(PC)などのホスト機器101とインクジェットプリンタ102とが、外部バス103としてUSB2.0規格に従って接続されている。ホスト機器101にインストールされたプリンタドライバで生成された画像データは、ホスト機器内部の外部バス制御部106から外部バス103を経由してインクジェットプリンタ102の外部バス制御部107に転送され、記録出力が行われる。
図1は、本発明に係る実施形態としての記録システムの構成を示すブロック図である。図1に示した記録システムでは、パーソナルコンピュータ(PC)などのホスト機器101とインクジェットプリンタ102とが、外部バス103としてUSB2.0規格に従って接続されている。ホスト機器101にインストールされたプリンタドライバで生成された画像データは、ホスト機器内部の外部バス制御部106から外部バス103を経由してインクジェットプリンタ102の外部バス制御部107に転送され、記録出力が行われる。
プリンタ102の構成を大別すると、制御部であるプリンタコントローラ104と、記録部であるプリンタエンジン105に分けられる。プリンタコントローラ104では主に、
・ホスト機器との通信に用いられる外部バスのIF制御、
・ホスト機器から転送されるプリンタ制御コマンド及び画像データの解釈、ビットマップデータの生成、
・ビットマップデータ生成時における各種画像処理、
・ユーザーによる操作を受け付け、プリンタエンジンへのコマンド送信、
の処理を行う。
・ホスト機器との通信に用いられる外部バスのIF制御、
・ホスト機器から転送されるプリンタ制御コマンド及び画像データの解釈、ビットマップデータの生成、
・ビットマップデータ生成時における各種画像処理、
・ユーザーによる操作を受け付け、プリンタエンジンへのコマンド送信、
の処理を行う。
一方、プリンタエンジン105ではプリンタコントローラで生成されたビットマップデータを受け取り、
・インクジェット記録ヘッドの吐出タイミングデータの生成、
・記録処理、
・インクジェット記録ヘッドへのインク供給、回復処理、
・記録媒体の搬送、記録ヘッド動作におけるモータ制御、
を主に行う。
・インクジェット記録ヘッドの吐出タイミングデータの生成、
・記録処理、
・インクジェット記録ヘッドへのインク供給、回復処理、
・記録媒体の搬送、記録ヘッド動作におけるモータ制御、
を主に行う。
<プリンタコントローラ>
図2は、プリンタコントローラ104の構成を詳細に示すブロック図である。この図を参照してコントローラの機能および概略動作について説明する。
図2は、プリンタコントローラ104の構成を詳細に示すブロック図である。この図を参照してコントローラの機能および概略動作について説明する。
CPU201は、バスブリッジ211、内部バス及びUSBインターフェース202を介してホストPC101に接続されており、メモリコントローラ212を介して、制御プログラムを格納したROM203、更新可能な制御プログラムや処理プログラムや各種定数データなどを格納したEEPROM204、及びホストPC101から受信したコマンド信号や画像情報を格納するためのRAM205にアクセスし、これらのメモリに格納された情報に基づいて記録動作を制御する。
操作パネル206のキーから入力される指示情報は、操作パネルインタフェース207を介してCPU201に伝達され、またCPU201からの命令により同様に操作パネルインタフェース207を介して操作パネル206のLEDの点灯やLCDの表示が制御される。拡張インターフェース208は、LANコントローラやHDDなどの拡張カードを接続することにより機能拡張を行うためのインターフェースである。RAM205に格納された画像情報は、画像データ処理ブロック209により各インクの吐出データに変換され、プリンタエンジン105へ出力される。またコントローラとエンジン105の間の各種コマンドやステータス情報の送受信は、同様に画像データ処理ブロック209を介して行われる。
<プリンタ全体の説明>
図5は、本実施形態のインクジェットプリンタ102の概要を示す外観斜視図である。
図5は、本実施形態のインクジェットプリンタ102の概要を示す外観斜視図である。
図5に示すように、インクジェットプリンタ102は、インクジェット方式に従ってインクを吐出して記録を行なう記録ヘッド3を搭載したキャリッジ2にキャリッジモータM1によって発生する駆動力を伝達機構4より伝え、キャリッジ2を矢印A方向に往復移動させるとともに、例えば、記録紙などの記録媒体Pを給紙機構5を介して給紙し、記録位置まで搬送し、その記録位置において記録ヘッド3から記録媒体Pにインクを吐出することで記録を行なう。
また、記録ヘッド3の状態を良好に維持するためにキャリッジ2を回復装置10の位置まで移動させ、間欠的に記録ヘッド3の吐出回復処理を行う。
プリンタのキャリッジ2には記録ヘッド3を搭載するのみならず、記録ヘッド3に供給するインクを貯留するインクカートリッジ6を装着する。インクカートリッジ6はキャリッジ2に対して着脱自在になっている。
図5に示したプリンタはカラー記録が可能であり、そのためにキャリッジ2にはマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロ(Y)、ブラック(K)のインクを夫々、収容した4つのインクカートリッジを搭載している。これら4つのインクカートリッジは夫々独立に着脱可能である。
さて、キャリッジ2と記録ヘッド3とは、両部材の接合面が適正に接触されて所要の電気的接続を達成維持できるようになっている。記録ヘッド3は、記録信号に応じてエネルギーを印加することにより、複数の吐出口からインクを選択的に吐出して記録する。特に、この実施形態の記録ヘッド3は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット方式を採用し、熱エネルギーを発生するために電気熱変換体を備え、その電気熱変換体に印加される電気エネルギーが熱エネルギーへと変換され、その熱エネルギーをインクに与えることにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させる。この電気熱変換体は各吐出口のそれぞれに対応して設けられ、記録信号に応じて対応する電気熱変換体にパルス電圧を印加することによって対応する吐出口からインクを吐出する。
図5に示されているように、キャリッジ2はキャリッジモータM1の駆動力を伝達する伝達機構4の駆動ベルト7の一部に連結されており、ガイドシャフト13に沿って矢印A方向に摺動自在に案内支持されるようになっている。従って、キャリッジ2は、キャリッジモータM1の正転及び逆転によってガイドシャフト13に沿って往復移動する。また、キャリッジ2の移動方向(矢印A方向)に沿ってキャリッジ2の絶対位置を示すためのスケール8が備えられている。この実施形態では、スケール8は透明なPETフィルムに必要なピッチで黒色のバーを印刷したものを用いており、その一方はシャーシ9に固着され、他方は板バネ(不図示)で支持されている。
また、プリンタには、記録ヘッド3の吐出口(不図示)が形成された吐出口面に対向してプラテン(不図示)が設けられており、キャリッジモータM1の駆動力によって記録ヘッド3を搭載したキャリッジ2が往復移動されると同時に、記録ヘッド3に記録信号を与えてインクを吐出することによって、プラテン上に搬送された記録媒体Pの全幅にわたって記録が行われる。
さらに、図5において、14は記録媒体Pを搬送するために搬送モータM2によって駆動される搬送ローラ、15はバネ(不図示)により記録媒体Pを搬送ローラ14に当接するピンチローラ、16はピンチローラ15を回転自在に支持するピンチローラホルダ、17は搬送ローラ14の一端に固着された搬送ローラギアである。そして、搬送ローラギア17に中間ギア(不図示)を介して伝達された搬送モータM2の回転により、搬送ローラ14が駆動される。
またさらに、20は記録ヘッド3によって画像が形成された記録媒体Pをプリンタの外ヘ排出するための排出ローラであり、搬送モータM2の回転が伝達されることで駆動されるようになっている。なお、排出ローラ20は記録媒体Pをバネ(不図示)により圧接する拍車ローラ(不図示)により当接する。22は拍車ローラを回転自在に支持する拍車ホルダである。
またさらに、プリンタには、図5に示されているように、記録ヘッド3を搭載するキャリッジ2の記録動作のための往復運動の範囲外(記録領域外)の所望位置(例えば、ホームポジションに対応する位置)に、記録ヘッド3の吐出不良を回復するための回復装置10が配設されている。
回復装置10は、記録ヘッド3の吐出口面をキャッピングするキャッピング機構11と記録ヘッド3の吐出口面をクリーニングするワイピング機構12を備えており、キャッピング機構11による吐出口面のキャッピングに連動して回復装置内の吸引手段(吸引ポンプ等)により吐出口からインクを強制的に排出させ、それによって、記録ヘッド3のインク流路内の粘度の増したインクや気泡等を除去するなどの吐出回復処理を行う。
また、非記録動作時等には、記録ヘッド3の吐出口面をキャッピング機構11によるキャッピングすることによって、記録ヘッド3を保護するとともにインクの蒸発や乾燥を防止することができる。一方、ワイピング機構12はキャッピング機構11の近傍に配され、記録ヘッド3の吐出口面に付着したインク液滴を拭き取るようになっている。
これらキャッピング機構11及びワイピング機構12により、記録ヘッド3のインク吐出状態を正常に保つことが可能となっている。
<USBのデータ転送>
USBについて簡単に説明する。USBでのデータ転送は、基本的に3つのパケット、すなわち、トークンパケット、データパケット、ハンドシェイクパケットで構成される。これら3つのパケットで構成される1回のデータ転送をトランザクションと呼ぶ。
USBについて簡単に説明する。USBでのデータ転送は、基本的に3つのパケット、すなわち、トークンパケット、データパケット、ハンドシェイクパケットで構成される。これら3つのパケットで構成される1回のデータ転送をトランザクションと呼ぶ。
トークンパケットには、トランザクションの種類を示すパケットID、データ転送のターゲットとなるデバイスのアドレス、エンドポイント番号が挿入されており、このトークンパケットの情報に適合したデバイスとホストとの間でデータ転送が可能になる。このトークンパケットはホストのみが生成することができる。これはホストのみでバスのアクセス権を管理していることを意味する。データパケットには転送データが格納されている。ハンドシェイクパケットにはデータ転送が正常に完了したか、または正常に完了できなかったかを示す情報が格納されている。
トランザクションにはイントランザクション、アウトトランザクション、セットアップトランザクションの3種類がある。イントランザクションでは周辺機器からホストへデータが転送される。アウトトランザクションではホストから周辺機器へデータが転送される。セットアップトランザクションではホストから周辺機器に対して規格で規定されたコマンドの転送に使用される。これら3つのトランザクションでバルク転送、コントロール転送、アイソクロナス転送、インタラプト転送と呼ばれるトランスファーが構成される。
バルク転送はイントランザクション又はアウトトランザクションの並びである。コントロール転送はセットアップトランザクションのみ、またはセットアップトランザクションに続くイントランザクションとアウトトランザクションの並びである。アイソクロナス転送はハンドシェークパケットの無いイントランザクションまたはアウトトランザクションの並びである。インタラプト転送はひとつのイントランザクションである。
これらのトランスファーはフレームと呼ばれる1ms単位の期間に並べられる。この制御はホスト機器の外部バス制御部で行われる。フレームの開始はSOF(Start of Frame)パケットと呼ばれる特殊なパケットで通知される。このうち、アイソクロナス転送とインタラプト転送はフレーム内にその帯域が確保されている。バルク転送は非同期のデータ転送であり、コントロール転送はバスに接続されている周辺機器の外部バス制御部の初期化に使用される。アイソクロナス転送は同期転送であり、単位時間当たりのデータ転送量が確保されている。ただし、他のトランスファーと異なり、アイソクロナス転送のみデータの保証はされていない。インタラプト転送は設定時間ごとに必ず転送されることが保証されているため、割り込み処理に使用される。USB2.0仕様ではμフレームが追加されている。ハイスピードモードにおけるデータ転送はμフレームによる同期が行われる。μフレームはフレームの1/8の長さの125μsである。SOFはフレームと同じSOFパケットが使用され、8回の同じフレーム番号を持つSOFが連続して8回発行される。
以上のUSB通信はホストとエンドポイントの間で行われる。デバイスは複数のエンドポイントを持つことができ、複数のエンドポイントをグループ化することによりインターフェイスという単位とすることができる。デバイスはさらにインターフェイスを複数持つことができ、複数のインターフェイスをグループ化することによりデバイス構成とすることができる。これらのインターフェイス、デバイス構成を定義することにより複雑な機能を持ったデバイスへ柔軟に対応することができる。
次に、フルスピード、ハイスピードの転送モードの決定方法について説明する。転送モードの決定はUSB接続時のバスエニュミレーション時に行われる。
まず、プリンタの電源投入によりプリンタコントローラの初期化が行われる。この際にUSBコントローラの初期化が行われる。
その後、プリンタにホストPCがUSBにより接続されている場合は、USBのバス・エニュミレーションが行われる。プリンタとホストPCが接続されていない場合は、接続が行われた時点でエニュミレーションが行われる。
<デバイスの状態遷移>
USBデバイスは、図3で示されるデバイスステートを遷移していき、アイドル状態となることができる。具体的なエニュミレーション時の動作を以下に示す。
USBデバイスは、図3で示されるデバイスステートを遷移していき、アイドル状態となることができる。具体的なエニュミレーション時の動作を以下に示す。
(1)USBデバイスをハブ(不図示)に接続すると、ハブがステータスの変化をホストに通知する。このときUSBデバイスはAttached(接続)ステート301となり、USBデバイスが接続されたポートはディスエーブルとなる。
(2)ホストはハブになぜステータスが変化したかを問い合わせる。
(3)ホストは新しいデバイスが接続されたことを知り、またどのポートに接続されたことも知る。ホストは新しいデバイスが接続されたポートに対し、ポートイネーブル、リセットコマンドを発行する。Powered(電源投入)ステート302となる。
(4)ハブは新しいデバイスが接続されたポートへのリセット信号を10ms保持する。リセット信号が解除されるとポートがイネーブルにされ、ハブは100mAのバス電流をUSBデバイスに供給する。これでUSBデバイスはDefault(デフォルト)ステート303となる。この状態でUSBデバイスはデフォルトアドレスに応答できるようになる。
(5)USBデバイスが一意なアドレスを受け取るまでは、デフォルトパイプにデフォルトアドレスを通じてアクセスできる。ホストはデバイスディスクリプタを読み取り、デフォルトパイプが使用できる最大データペイロードサイズを判断する。
(6)ホストはUSBデバイスに一意のアドレスを割り当て、そのデバイスをAddress(アドレス割り当て)ステート304に移す。
(7)ホストはUSBデバイスからの構成情報を読み取るためにそれぞれの構成0〜nを読み取る。このプロセスを完了するのにいくつかのフレームが必要になることがある。
(8)構成情報とUSBデバイスの使用方法をもとにして、ホストはデバイスに構成値を割り当てる。これでデバイスはConfigured(構成)ステート305となり、この構成の中の全てのエンドポイントは、記述されている特性をとる。USBデバイスは、その構成ディスクリプタの中で記述されている量のVbus電力を得ることができる。デバイスから見るとデバイスは使用可能な状態(アイドル)状態となっている。
USBデバイスは、バスに接続してから使用可能になるまでに上記のようにステートを遷移する。USBのフルスピードとハイスピードの調停も上記ステート遷移の中で行われる。具体的には(4)のリセット信号を10ms保持しているときに行われる。
ハブがリセット信号を保持している際に、ハイスピード(HS)対応デバイスはリセット信号を検知した場合、フルスピード(FS)デバイスと同様に、まずD+ラインをプルアップする。その後、HS対応デバイスはD+、D−ラインをKステートにドライブを行うことにより、ハブにHS対応デバイスであることを通知する。この処理はデバイスChirpと呼ばれる。ハブはデバイスChirpを検知すると、D+、D−ラインをKステートとJステートを交互にドライブすることにより、デバイスにHS対応ハブであることを通知する。この処理はハブChirpと呼ばれる。以上のデバイスChirpとハブChirpにより、互いにHS対応デバイスであることが確認できるとハイスピードモードとなる。
ハイスピード、フルスピードの調停方法は上記の手順によるため、デバイスがリセット時にデバイスChirp(バスステートをKステートにドライブ)を行わなければ、ホストがハイスピード対応デバイスであっても、フルスピードモードでデータ転送を行うことができる。また、ハイスピードモードでデータ転送を行いたい場合は、デバイスChirpを行って、上述のネゴシエーションを完了させればよい。
<記録処理>
次に、本実施形態において、プリンタに記録動作を実行させる場合の処理について説明する。
次に、本実施形態において、プリンタに記録動作を実行させる場合の処理について説明する。
図4は、本実施形態においてプリンタがホストPCとUSBのフルスピードモードで接続されている状態で、ユーザがホスト機器にインストールされたアプリケーションの動作中に記録を指示してから、所望の記録画像がプリンタから出力されるまでの処理を、各処理が実行される部分と共に示すフローチャートである。
ユーザがアプリケーションから記録を指示すると、記録開始命令がプリンタドライバに通知される(ステップS401)。プリンタドライバは用紙サイズ、記録品位などのプリンタ設定情報などをホストのオペレーションシステムに通知する(ステップS402)。
プリンタドライバはさらに、ホストの外部バス制御部へ記録開始を通知する(ステップS421)。記録開始の通知を受けたホストの外部バス制御部は、周辺機器の外部バス制御部へ転送モードの切り替えを通知する(ステップS422)。周辺機器の外部バス制御部への転送モードの切替通知には、例えば、USBに用意されているベンダー固有の命令を定義できるコントロール転送を用いればよい。転送モード切り替え通知をプリンタの外部バス制御部が受信したら(ステップS423)、ホストの外部バス制御部はUSBのバスリセットを行う(ステップS424)。ここで、バスリセット発生後、USBの仕様に従ってChirpによるネゴシエーションが行われ、USBの転送モードがフルスピードからハイスピードに切り替わる(ステップS425A、ステップS425B)。
ステップS402でプリンタ設定情報を通知されたオペレーションシステムは、アプリケーションに記録用のデータを要求し(ステップS403)、アプリケーションは記録が指示された画像データを、オペレーションシステムが要求する所定のフォーマットのデータに変換して、オペレーションシステムに転送する(ステップS404)。
オペレーションシステムは、転送されたデータを蓄積部(メモリ)に格納し(ステップS405)、アプリケーションに終了許可を通知する(ステップS406)。アプリケーションはこの終了許可を受け取ると記録動作を終了し、次の操作を受け付ける状態に移行する(ステップS407)。
オペレーションシステムは、アプリケーションに終了許可を通知した後、格納した記録データをプリンタドライバで処理可能な所定サイズのデータ量(バンド領域毎)に分割して、プリンタドライバにデータを転送する(ステップS408)。
プリンタドライバは、受け取ったデータから接続されたプリンタに最適な画像データを生成するための画像処理を行う(ステップS409)。ここで行われる画像処理は、例えば、色空間変換、カラーマッチング、ラスタサイズ、エッジ強調、ソフトネスなどである。これらの処理は、テキスト領域、イメージ領域に応じて最適な組み合わせが選択される。
以上のようにして生成された画像データは、プリンタ制御コマンドに変換され(ステップS410)、プリンタへの送信要求とともにオペレーションシステムに渡される(ステップS411)。
オペレーションシステムは、受け取ったプリンタ制御コマンドをホストの外部バス制御部に転送する(ステップS412)。ホストの外部バス制御部は、オペレーションシステムからプリンタ制御コマンドを受け取ると、周辺機器の外部バス制御部へUSBを介してプリンタ制御コマンドを転送する(ステップS413)。
周辺機器の外部バス制御部は、ホストの外部バス制御部からデータを受信し(ステップS414)、正しく受信できたことを示す信号をホストの外部バス制御部に送信すると共に、プリンタコントローラへデータを送信する。
ホストの外部バス制御部は、データの転送が終了した後に、周辺機器の外部バス制御部から正しく受信できたことを示す信号を受信すると、オペレーションシステムにデータ転送の終了を通知する(ステップS415)。
プリンタコントローラは、周辺機器の外部バス制御部から受信したデータを、プリンタの記録ヘッドの構成に合わせて変換し(ステップS416)、さらにプリント出力のための画像処理(誤差拡散処理など)を行う(ステップS417)。そして、このような画像処理が行われた記録データをプリンタエンジンに送信する。
プリンタエンジンは、受信した記録データに基づき、記録ヘッドや各種モータなどを制御して記録動作を実行する(ステップS418)。
オペレーションシステムは、ステップS415でホストの外部バス制御部からデータ転送の終了が通知されると、記録するページのデータ転送が終了したか否かを判定し(ステップS419)、1ページのデータ転送が終了していないと判定された場合、ステップS408以降の処理を繰り返す。1ページのデータ転送が終了したと判定された場合には、要求されている全てのページのデータ転送が終了したか否かを判定し(ステップS420)、転送していないページがあれば、そのページに対してステップS408以降の処理を繰り返す。
ステップS420で、オペレーションシステムが記録が要求された全てのページのデータ転送が終了したと判定した場合、それを受けてプリンタドライバは、ホストの外部バス制御部へ記録終了を通知する(ステップS426)。記録終了通知を受信したホストの外部バス制御部は、周辺機器の外部バス制御部へ転送モードの切り替えを通知する(ステップS427)。転送モードの切り替え通知を周辺機器外部バス制御部が受信したら(ステップS428)、ホストの外部バス制御部は、USBのバスリセットを行う(ステップS429)。ここで、バスリセット発生後、USBの仕様に従ったChirpによるネゴシエーションが行われ、USBの転送モードがハイスピードからフルスピードに切り替わる(ステップS430A、ステップS430B)。
以上の手順で、ホスト機器から記録データをプリンタへ送信し、プリンタでの記録処理が実現される。
以上説明したように本実施形態によれば、ホスト機器でプリンタに記録データを送信する前後にバスリセット信号を発生し、プリンタはアイドル状態ではフルスピードモードで動作して、USB2.0による高速転送が可能なプリンタにおいて、アイドル状態での消費電力が低減される。
(他の実施形態)
上記実施形態では、パーソナルコンピュータなどのホスト機器と、周辺機器としてのインクジェットプリンタとから構成される記録システムに本発明を適用した例を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく種々の応用が可能である。
上記実施形態では、パーソナルコンピュータなどのホスト機器と、周辺機器としてのインクジェットプリンタとから構成される記録システムに本発明を適用した例を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく種々の応用が可能である。
例えば、周辺機器としては上記実施形態のインクジェットプリンタ以外のプリンタ、例えば、レーザービームプリンタ(LBP)であってもよいし、ストレージ機器等のプリンタ以外の周辺機器に対するデータ転送にUSB2.0を使用した場合にも本発明を適用できる。
更に、データの転送速度が異なる複数の転送モードが規定されたインタフェース規格であれば、上記実施形態のUSB2.0に限らず、あらゆるインタフェース規格に本発明を適用することができる。
本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(本実施形態では図4に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明の範囲に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
101 ホスト
102 プリンタ
103 外部バス
104 プリンタコントローラ
105 プリンタエンジン
106 ホスト外部バス制御部
107 周辺機器外部バス制御部
102 プリンタ
103 外部バス
104 プリンタコントローラ
105 プリンタエンジン
106 ホスト外部バス制御部
107 周辺機器外部バス制御部
Claims (7)
- 転送速度の異なる複数の転送モードを有するインタフェースを介して接続されているデバイスにデータを転送するデータ転送装置であって、
前記転送モードを切り替える切り替え手段と、
前記デバイスに所定量以上のデータの転送を開始する前に、転送速度が高い転送モードに切り替え、前記所定量以上のデータの転送が終了した後に、転送速度の低い転送モードに切り替えるように前記切り替え手段を制御する転送速度制御手段と、を備えることを特徴とするデータ転送装置。 - 前記切り替え手段は、前記デバイスに転送モードの切り替え要求を送信し、該切り替え要求に対する前記デバイスからの応答を受信した後に、前記転送モードの切り替えを実行することを特徴とする請求項1に記載のデータ転送装置。
- 前記インタフェースがUSBであり、前記転送速度が高い転送モードがハイスピードモード、前記転送速度の低い転送モードがフルスピードモードであることを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ転送装置。
- 前記切り替え手段は、USBのバスリセットを行った後に、前記デバイスと所定のネゴシエーションを行って前記転送モードの切り替えを実行することを特徴とする請求項3に記載のデータ転送装置。
- 前記デバイスはプリンタであり、前記所定量以上のデータは記録データであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のデータ転送装置。
- 転送速度の異なる複数の転送モードを有するインタフェースを介して接続されているホスト機器とプリンタとからなる記録システムであって、
前記ホスト機器は、記録データの転送を開始する前に、転送速度が高い転送モードへの切り替えを要求し、前記記録データの転送が終了した後に、転送速度の低い転送モードへの切り替えを要求する切り替え要求手段と、
前記プリンタから前記転送モードの切り替えの要求に対する応答を受信した後に、前記インタフェースを初期化するリセット手段とを有し、
前記ホスト機器と前記プリンタとは、前記接続が確立されたときには、前記転送モードを転送速度が低い転送モードに設定し、前記初期化の後には、所定のネゴシエーションを行って前記転送モードを切り替えるように構成されていることを特徴とする記録システム。 - 転送速度の異なる複数の転送モードを有するインタフェースを介して接続されているホスト機器からデバイスにデータを転送するデータ転送方法であって、
前記ホスト機器と前記周辺機器との間で前記接続が確立されたときに、前記転送モードを転送速度が低い転送モードに設定する接続確立工程と、
前記ホスト機器から前記デバイスに対して、転送速度が高い転送モードへの切り替えを要求する第1の切り替え要求工程と、
前記デバイスから前記ホスト機器に、前記切り替え要求への応答を送信する第1の応答工程と、
前記ホスト機器と前記デバイスとの間で所定のネゴシエーションを行って、前記転送速度が高い転送モードに前記転送モードを切り替える第1の切り替え工程と、
前記ホスト機器から前記デバイスにデータを転送する転送工程と、
前記ホスト機器から前記デバイスに対して、転送速度が低い転送モードへの切り替えを要求する第2の切り替え要求工程と、
前記デバイスから前記ホスト機器に、前記切り替え要求への応答を送信する第2の応答工程と、
前記ホスト機器と前記デバイスとの間で所定のネゴシエーションを行って、前記転送速度が低い転送モードに前記転送モードを切り替える第2の切り替え工程と、を備えることを特徴とするデータ転送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004013103A JP2005208811A (ja) | 2004-01-21 | 2004-01-21 | データ転送装置、データ転送方法、及び記録システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004013103A JP2005208811A (ja) | 2004-01-21 | 2004-01-21 | データ転送装置、データ転送方法、及び記録システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005208811A true JP2005208811A (ja) | 2005-08-04 |
Family
ID=34899290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004013103A Withdrawn JP2005208811A (ja) | 2004-01-21 | 2004-01-21 | データ転送装置、データ転送方法、及び記録システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005208811A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010013340A1 (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-04 | 富士通株式会社 | データ転送装置、データ送信装置、データ受信装置およびデータ転送方法 |
CN101888400A (zh) * | 2009-05-11 | 2010-11-17 | 佳能株式会社 | 数据通信设备及其控制方法 |
JP2011118674A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-16 | Brother Industries Ltd | Usbホスト装置 |
JP2012044508A (ja) * | 2010-08-20 | 2012-03-01 | Alpine Electronics Inc | 通信装置 |
JP2014081923A (ja) * | 2012-10-17 | 2014-05-08 | ▲し▼創電子股▲ふん▼有限公司 | 伝送周波数自動校正の伝送インタフェース装置及び方法 |
-
2004
- 2004-01-21 JP JP2004013103A patent/JP2005208811A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010013340A1 (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-04 | 富士通株式会社 | データ転送装置、データ送信装置、データ受信装置およびデータ転送方法 |
US8494010B2 (en) | 2008-07-31 | 2013-07-23 | Fujitsu Limited | Data transfer device, data transmitting device, data receiving device, and data transfer method |
CN101888400A (zh) * | 2009-05-11 | 2010-11-17 | 佳能株式会社 | 数据通信设备及其控制方法 |
JP2011118674A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-16 | Brother Industries Ltd | Usbホスト装置 |
JP2012044508A (ja) * | 2010-08-20 | 2012-03-01 | Alpine Electronics Inc | 通信装置 |
JP2014081923A (ja) * | 2012-10-17 | 2014-05-08 | ▲し▼創電子股▲ふん▼有限公司 | 伝送周波数自動校正の伝送インタフェース装置及び方法 |
US9184868B2 (en) | 2012-10-17 | 2015-11-10 | Q-Silicon Technologies Corp. | Transmission interface device capable of calibrating transmission frequency automatically and method thereof |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4953905B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
CN1177273C (zh) | 喷墨记录装置和控制所述喷墨记录装置的方法 | |
JP2003305836A (ja) | 記録装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラム | |
JP2005208811A (ja) | データ転送装置、データ転送方法、及び記録システム | |
JP2003305837A (ja) | 記録装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラム | |
JP4835323B2 (ja) | 情報処理装置、印刷装置、情報処理方法及びプログラム | |
KR100856960B1 (ko) | 정보 처리 장치의 제어 방법 | |
JP2006277346A (ja) | ホスト機器、通信システム及び電力供給方法 | |
JP2003001879A (ja) | 記録システム、記録装置、及び記録方法 | |
JP4748753B2 (ja) | 記録装置 | |
JP2008046858A (ja) | Usb装置、印刷装置、usb装置の制御方法及びプログラム | |
JP4350404B2 (ja) | 記録装置及びその制御方法 | |
JP2003305899A (ja) | 記録装置、プリンタドライバ、及びバッファ管理方法 | |
JP2005074945A (ja) | 記録装置及び記録方法 | |
JP4018514B2 (ja) | 記録装置および電源制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム | |
JP2007140959A (ja) | プリンタシステム | |
JP4219218B2 (ja) | 記録システム、プリンタドライバ、及び記録装置 | |
JP2003202968A (ja) | 情報処理装置 | |
JP4124901B2 (ja) | 情報供給装置、情報処理システム及び情報処理方法 | |
JP2002361978A (ja) | シリアルバスからの割り込み信号を利用したインクジェット記録装置および記録装置の制御方法 | |
JP3610233B2 (ja) | 画像処理装置及びその制御方法 | |
JP2005071186A (ja) | 記録装置及びバス調停方法 | |
JP2004262193A (ja) | 画像記録装置 | |
JP2005004478A (ja) | 情報処理システム、情報書き込み装置 | |
JPH10187373A (ja) | 印刷システム及び印刷システムにおける省電力モード通知方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070403 |