JP2005207723A - キムチ冷蔵庫及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キムチ熟成命令を出力するためのキムチ熟成設定用の機能キーを押すだけで季節に合う熟成条件にしたがってキムチを熟成しうるキムチ冷蔵庫及びその制御方法を提供する。
【解決手段】 キムチ熟成命令を受けた場合、時計部から提供された現在日時に対応する熟成条件にしたがってキムチを熟成するために圧縮機及び熟成ヒーターの作動を制御する制御部を含む。
【選択図】 図１

Description

本発明は、キムチ冷蔵庫及びその制御方法に関し、より詳細には、季節に合う熟成条件を簡便に設定可能にしたキムチ冷蔵庫及びその制御方法に関する。
キムチ冷蔵庫は、キムチを熟成するための貯蔵室を備える。使用者は、この貯蔵室に多種多様なキムチ、例えば、白菜キムチ、ダイコンキムチなどを熟成するための熟成条件を設定する。熟成条件の設定は、通常、キムチ冷蔵庫本体の前面に設けられる操作パネル上の設定キーを使って遂行する。例えば、使用者は、過熟成(酸味が強い)、中間熟成(適度の酸味)、未熟成(素材の味が強い)のいずれかを選択し、選択された熟成条件に対応する熟成温度でキムチを熟成する。ところが、季節によって最適の熟成温度が変わり、特に、夏にはキムチが過熟成し易くなる、という問題がある。
この問題を克服するために、使用者が季節に合う熟成温度を設定しうるように温度設定キーを備える方法が提案されているが、この方法もまた、使用者が季節に対応する熟成温度を熟知していなければならないために不便であるのみならず、該当の季節に好適な熟成温度との誤差が生じる可能性があり、結果としてキムチの熟成度(品質)が劣化する、という問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、使用者がキムチ熟成用の設定キーを押すだけで季節に合う熟成条件を簡便に設定しうるキムチ冷蔵庫及びその制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明は、圧縮機及び熟成ヒーターを備えるキムチ冷蔵庫であって、キムチを熟成するための熟成命令を出力する設定部と；現在日時に対する情報を提供する時計部と；キムチの熟成条件に対する情報を格納する格納部と；キムチ熟成命令を受けた場合、前記時計部から提供される現在日時に対応する熟成条件にしたがってキムチを熟成するために、前記圧縮機及び熟成ヒーターの作動を制御する制御部とを含むことを特徴とする。
前記設定部は、使用者の操作により作動する単一の機能キーである。
前記熟成条件は、季節別熟成温度にしたがって低温熟成、中温熟成、高温熟成、中低温熟成に区分する。
前記キムチを熟成するための貯蔵室の温度を感知するための温度センサーをさらに備え、前記制御部は、前記温度センサーで感知した貯蔵室の温度が前記熟成条件の熟成温度を満足するように前記圧縮機及び熟成ヒーターを制御する。
また、上記の目的を達成するために、本発明は、機能キーを操作してキムチを熟成するための熟成命令を入力し、該熟成命令に応じて時計部から提供される現在日時に対応するキムチの熟成条件を判断し、該判断結果に該当する熟成条件に対応する熟成温度を検索し、キムチを熟成するための貯蔵室の温度が前記検索された熟成温度を満足するように圧縮機及び熟成ヒーターの作動を制御することを特徴とするキムチ冷蔵庫の制御方法を提供する。
ここで、季節別熟成温度にしたがって低温熟成、中温熟成、高温熟成、中低温熟成に前記熟成条件を区分する。
本発明によれば、キムチ冷蔵庫を使ってキムチを熟成する際に、使用者は複雑な選択過程無しにキムチ熟成用の機能キーを押すだけで、キムチ熟成が季節別に好適な熟成温度にしたがって自動的に進行される、という効果が得られる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図１は、本発明に従うキムチ冷蔵庫の構成図であり、図２は、図１に示したキムチ冷蔵庫の熟成プログラム格納部に格納された季節別熟成条件を示す図である。図１に示すように、本発明のキムチ冷蔵庫は、キムチ熟成のための全般的な動作を制御するマイコン１０を備える。
マイコン１０の入力端には、キムチ熟成を設定するための設定命令を出力する設定部１２、キムチを熟成するための貯蔵室の温度を感知するための温度センサー１４、現在日時に関する情報を提供する時計部１６が接続される。また、マイコン１０の出力端には、圧縮機２０を駆動するための圧縮機駆動部１８、熟成ヒーター２４を駆動するための熟成ヒーター駆動部２２が接続される。
設定部１２は、キムチ熟成命令を出力するための単一の機能キーで構成される。すなわち、キムチ熟成キーを押すとキムチ熟成命令がマイコン１０に入力され、これに応じてマイコン１０はキムチを熟成するための動作を始める。
熟成プログラム格納部２６は、季節別熟成条件に関する情報をマイコン１０に提供する。この熟成プログラム格納部２６に格納された熟成条件は、図２に示すように、季節別に区分されるが、例えば、１〜２月には低温熟成、３〜６月には中温熟成、７〜８月には高温熟成、９〜１０月には中低温熟成、１１〜１２月には低温熟成の条件を有し、各熟成条件に好適な熟成温度を格納する。
次に、上記の構成を持つ本発明に従うキムチ冷蔵庫の制御方法について詳細に説明する。
図３に示すように、キムチを貯蔵室で熟成しようとする場合、使用者は、設定部１２のキムチ熟成用機能キーを押す(ステップ５０)。この設定部１２からキムチ熟成命令を受けたマイコン１０は、時計部１６から現在日時に関する情報を受ける(ステップ５２)。
続いて、マイコン１０は、提供された現在日時に対応する熟成条件を熟成プログラム格納部２６から受け、この熟成条件が、低温熟成なのか、中温熟成なのか、高温熟成なのか、それとも、中低温熟成なのか判断する(ステップ５４，５６，５８，６０)。
その後、ステップ５４，５６，５８，６０の判断結果に該当する熟成条件に対応する熟成温度を、熟成プログラム格納部２６から検索する(ステップ６２)。
熟成温度の検索が終わると、マイコン１０は、検索された熟成温度と温度センサー１４で感知した貯蔵室の温度とを比較し、検索された熟成温度よりも温度センサー１４で感知した貯蔵室の温度が低ければ、熟成ヒーター駆動部２２を制御して熟成ヒーター２４を駆動させることによって貯蔵室の温度を上げ、また、検索された熟成温度よりも温度センサー１４で感知された貯蔵室の温度が高ければ、圧縮機駆動部１８を制御して圧縮機２０を駆動させることによって貯蔵室の温度を下げ、貯蔵室の温度を熟成温度に合わせた後に、貯蔵室内のキムチ熟成を遂行する。
本発明に従うキムチ冷蔵庫の構成図である。 図１に示したキムチ冷蔵庫の熟成プログラム格納部に格納された季節別熟成条件を示す図である。 本発明に従うキムチ冷蔵庫の制御方法を説明するための流れ図である。
符号の説明
１０ マイコン
１２ 設定部
１４ 温度センサー
１６ 時計部
１８ 圧縮機駆動部
２０ 圧縮機
２２ 熟成ヒーター駆動部
２４ 熟成ヒーター
２６ 熟成プログラム格納部

Claims (6)

  1. 圧縮機及び熟成ヒーターを備えるキムチ冷蔵庫であって、
    キムチを熟成するための熟成命令を出力する設定部と；
    現在日時に対する情報を提供する時計部と；
    キムチの熟成条件に対する情報を格納する格納部と；
    キムチ熟成命令を受けた場合、前記時計部から提供される現在日時に対応する熟成条件にしたがってキムチを熟成するために、前記圧縮機及び熟成ヒーターの作動を制御する制御部とを含むことを特徴とするキムチ冷蔵庫。
  2. 前記設定部は、使用者の操作により作動する単一の機能キーであることを特徴とする請求項１に記載のキムチ冷蔵庫。
  3. 前記熟成条件は、季節別熟成温度にしたがって低温熟成、中温熟成、高温熟成、中低温熟成に区分することを特徴とする請求項１に記載のキムチ冷蔵庫。
  4. 前記キムチを熟成するための貯蔵室の温度を感知するための温度センサーをさらに備え、前記制御部は、前記温度センサーで感知した貯蔵室の温度が前記熟成条件の熟成温度を満足するように前記圧縮機及び熟成ヒーターを制御することを特徴とする請求項１に記載のキムチ冷蔵庫。
  5. 機能キーを操作してキムチを熟成するための熟成命令を入力し、
    該熟成命令に応じて時計部から提供される現在日時に対応するキムチの熟成条件を判断し、
    該判断結果に該当する熟成条件に対応する熟成温度を検索し、
    キムチを熟成するための貯蔵室の温度が前記検索された熟成温度を満足するように圧縮機及び熟成ヒーターの作動を制御することを特徴とするキムチ冷蔵庫の制御方法。
  6. 季節別熟成温度にしたがって低温熟成、中温熟成、高温熟成、中低温熟成に前記熟成条件を区分することを特徴とする請求項５に記載のキムチ冷蔵庫の制御方法。
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