JP2005207172A - マンホールの配管接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 マンホールに接続される配管が埋設された際、土圧によるマンホール内部に臨む配管の一端部の沈み込みを簡単に防止することができるマンホールの配管接続構造を提供する。
【解決手段】 配管3はマンホール1に設けた開口2に継手4を介して接続されており、継手4から延設してマンホール1内部に臨む配管3の一端部は、開口2の壁面2aに固着されると共に上面に略半円形の溝部11を有する略半円形のブロック状の受け座5によって支持されるので、マンホール1に接続される配管3が埋設された際、配管3に土圧が作用しても、配管3の一端部は沈み込むことなく、所定の位置に維持される。
【選択図】 図1
【解決手段】 配管3はマンホール1に設けた開口2に継手4を介して接続されており、継手4から延設してマンホール1内部に臨む配管3の一端部は、開口2の壁面2aに固着されると共に上面に略半円形の溝部11を有する略半円形のブロック状の受け座5によって支持されるので、マンホール1に接続される配管3が埋設された際、配管3に土圧が作用しても、配管3の一端部は沈み込むことなく、所定の位置に維持される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、マンホールの配管接続構造に関し、特に、マンホールに接続された配管が埋設された際、土圧による配管の沈み込みを防止するマンホールの配管接続構造に関するものである。
従来、上下水道の配管等がコンクリート製のマンホールに接続される時には、マンホールの周壁に設けた開口に配管の一端部が挿入され、その接続部には、地震等による両者の変位を吸収するために、可とう性に優れたゴム製または樹脂製の継手が採用されている。このような接続部を構成している従来技術として、例えば、特許文献1には、配管をマンホールに設けた配管接続口と接続する構造であって、その接続構造は、配管の外周にシールリングを介して装着されるシールリング保持管と、このシーリング保持管とマンホールの配管接続口との間に設けられる合成ゴムからなる継手本体と、この継手本体をマンホールに固定するためのリング状ストッパとから構成され、配管接続口と配管との間の十分なシール性を確保しながら、両者の変位を吸収できる耐震ジョイント構造で構成されていることが開示されている。
しかしながら、特許文献1の発明のようにマンホールと配管との接続部に、合成ゴム等の弾性材料からなる継手本体が採用されている場合には、配管が埋設された際、継手本体から延設してマンホール内部に臨む配管の一端部が土圧により沈んでしまい、例えばマンホール内部に設置されるインバートとの間でずれが生じ不都合が生じる虞がある。
そこで、マンホールに接続した配管の沈み込みを防止するために、配管を位置決めした後、マンホールの開口と配管との間にくさび等を挿入して固定していたが、作業が煩雑になるだけで、土圧による配管の沈み込みを確実に阻止することができなかった。
そこで、マンホールに接続した配管の沈み込みを防止するために、配管を位置決めした後、マンホールの開口と配管との間にくさび等を挿入して固定していたが、作業が煩雑になるだけで、土圧による配管の沈み込みを確実に阻止することができなかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、マンホールに接続される配管が埋設された際、土圧によるマンホール内部に臨む配管の一端部の沈み込みを簡単に防止することができるマンホールの配管接続構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明は、配管はマンホールの周壁に設けた開口に継手を介して接続され、該継手から延設して前記マンホール内部に臨む前記配管の一端部は、受け座によって支持されると共に、該受け座は、所定厚を有するブロック状に形成され、その上面には前記配管を受ける溝部が形成されると共に、前記受け座は前記マンホールの前記開口付近に固着されることを特徴とするものである。
このように構成することにより、配管がマンホールの周壁に設けた開口に継手を介して接続された後、配管が埋設され配管に土圧が作用しても、マンホール内部に臨む配管の一端部は、マンホールの開口付近に固着された所定厚を有するブロック状の受け座によって支持されているので、配管の一端部は沈み込むことなく、所定の位置に維持される。また、配管の一端部は、受け座の上面に設けた溝部によって位置決めされるので、土圧による左右方向のずれも防止される。
このように構成することにより、配管がマンホールの周壁に設けた開口に継手を介して接続された後、配管が埋設され配管に土圧が作用しても、マンホール内部に臨む配管の一端部は、マンホールの開口付近に固着された所定厚を有するブロック状の受け座によって支持されているので、配管の一端部は沈み込むことなく、所定の位置に維持される。また、配管の一端部は、受け座の上面に設けた溝部によって位置決めされるので、土圧による左右方向のずれも防止される。
また、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明において、前記受け座は、その下面が前記マンホールに設けた前記開口の径と略同一径で略半円形に形成されると共に、前記受け座の下面が前記開口の壁面に固着されることを特徴とするものである。
このように構成することにより、配管に作用する土圧は、受け座を介して剛性の高いマンホールの開口の壁面に作用するので、配管の一端部の沈み込みが防止される。
このように構成することにより、配管に作用する土圧は、受け座を介して剛性の高いマンホールの開口の壁面に作用するので、配管の一端部の沈み込みが防止される。
本発明によれば、配管がマンホールの周壁に設けた開口に継手を介して接続され、この継手から延設してマンホール内部に臨む配管の一端部は、マンホールの開口付近に固着された所定厚を有するブロック状の受け座によって支持され、また、この受け座は、その上面に配管を受ける溝部が形成されているので、配管がマンホールに接続された後、配管が埋設され配管に土圧が作用しても、マンホール内部に臨む配管の一端部は沈み込むことなく、また左右方向にずれることもなく、所定の位置に確実に維持することができる。
また、受け座は、その下面が、マンホールに設けた開口の径と略同一径で略半円形に形成され、マンホールの開口の壁面に固着されているので、配管に作用する土圧を受け座を介して剛性の高いマンホールの壁面によって受けることにより、配管の一端部の沈み込みを確実に防止することができる。さらに、受け座をマンホールの開口に固着する場合、受け座の下面を開口の壁面に合わせるだけで、受け座を開口に位置決めして固定することができるので、配管接続作業が容易となる。
また、受け座は、その下面が、マンホールに設けた開口の径と略同一径で略半円形に形成され、マンホールの開口の壁面に固着されているので、配管に作用する土圧を受け座を介して剛性の高いマンホールの壁面によって受けることにより、配管の一端部の沈み込みを確実に防止することができる。さらに、受け座をマンホールの開口に固着する場合、受け座の下面を開口の壁面に合わせるだけで、受け座を開口に位置決めして固定することができるので、配管接続作業が容易となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図1及び図2に基いて詳細に説明する。
本発明の実施の形態に係るマンホールの配管接続構造は、マンホール1の周壁1aに設けた開口2と配管3との間に介装され可とう性を有する継手4と、この継手4から延設しマンホール1内部に臨む配管3の一端部を支持する受け座5とから構成されている。
本発明の実施の形態に係るマンホールの配管接続構造は、マンホール1の周壁1aに設けた開口2と配管3との間に介装され可とう性を有する継手4と、この継手4から延設しマンホール1内部に臨む配管3の一端部を支持する受け座5とから構成されている。
継手4は、図1に示すように、樹脂製またはゴム製の弾性部材の略円筒状に形成され、配管3と締結される配管締結部6と、配管締結部6からマンホール1内部に向って拡開し、その先端部が折れ曲がりマンホール1の開口2の壁面2aと固着されるマンホール固着部7とから構成されている。
配管締結部6には、その内周面に、配管3の外周面と固着する粘着材が周方向に沿って所定幅塗布されると共に、その外周面に、締結バンド9が周方向に沿って巻回されている。
また、マンホール固着部7には、その外周面に、マンホール1の開口2の壁面2aと固着する粘着材が周方向に沿って所定幅塗布されると共に、その内周面に、拡張バンド8が周方向に沿って巻回されている。
配管締結部6には、その内周面に、配管3の外周面と固着する粘着材が周方向に沿って所定幅塗布されると共に、その外周面に、締結バンド9が周方向に沿って巻回されている。
また、マンホール固着部7には、その外周面に、マンホール1の開口2の壁面2aと固着する粘着材が周方向に沿って所定幅塗布されると共に、その内周面に、拡張バンド8が周方向に沿って巻回されている。
受け座5は、図1及び図2に示すように、硬質の樹脂製またはゴム製からなり所定厚を有する略半円形のブロック状に形成され、その上面には、配管3の外径と略同一径R1に設定された略半円形の溝部11が形成されると共に、その下面の径R2は、マンホール1の開口2の径と略同一径に設定されている。
なお、溝部11の形状は半円形に限定されることなく、配管3の左右方向のずれを防止できる形状、例えばV字形、あるいはU字形に形成してもよい。
なお、溝部11の形状は半円形に限定されることなく、配管3の左右方向のずれを防止できる形状、例えばV字形、あるいはU字形に形成してもよい。
そして、図1に示すように、継手4はマンホール1の開口2に挿入され、マンホール固着部7の外周面を、開口2の壁面2aの外方寄りに当接する。その後、拡張バンド8を図示しない拡張治具で拡張させ、マンホール固着部7を所定位置まで拡張させることにより、マンホール固着部7の外周面と、開口2の壁面2aとを密着させて、マンホール固着部7を粘着材を介して開口2の壁面2aに固着する。
また、受け座5は、マンホール1の開口2に挿入されると共に、その下面を開口2の壁面2aの内方寄りに当接して、粘着材を介して固着される。
また、受け座5は、マンホール1の開口2に挿入されると共に、その下面を開口2の壁面2aの内方寄りに当接して、粘着材を介して固着される。
次に、配管3は継手4の内部に挿入され、継手4のマンホール固着部7と配管締結部6との間の傾斜部と、配管3の外周面との間に断面略円筒状のポリエチレン緩衝材10が介装されると共に、締結バンド9を図示しない締付治具で締め付けることにより、継手4の配管締結部6の内周面と、配管3の外周面とを密着させて、配管3を粘着材を介して継手4の配管締結部6に固着する。
すると、継手4から延設してマンホール1内部に臨む配管3の一端部は、その下半部の外周面が受け座5に設けた溝部11に当接して支持されることになる。
すると、継手4から延設してマンホール1内部に臨む配管3の一端部は、その下半部の外周面が受け座5に設けた溝部11に当接して支持されることになる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係るマンホールの配管接続構造によれば、配管3はマンホール1に設けた開口2に継手4を介して接続されており、継手4から延設してマンホール1内部に臨む配管3の一端部は、開口2の壁面2aに固着された略半円形のブロック状の受け座5によって支持されるので、配管3がマンホール1に接続された後、配管3が埋設され配管3に土圧が作用しても、マンホール1内部に臨む配管3の一端部は沈み込むことなく、所定の位置に維持される。また、受け座5は、その上面に略半円形の溝部11を有しており、この溝部11により配管3を受けるので、土圧による配管3の左右方向のずれも確実に防止することができる。
1 マンホール
1a 周壁
2 開口
2a 壁面
3 配管
4 継手
5 受け座
11 溝部
1a 周壁
2 開口
2a 壁面
3 配管
4 継手
5 受け座
11 溝部
Claims (2)
- 配管はマンホールの周壁に設けた開口に継手を介して接続され、該継手から延設して前記マンホール内部に臨む前記配管の一端部は、受け座によって支持されると共に、該受け座は、所定厚を有するブロック状に形成され、その上面には前記配管を受ける溝部が形成されると共に、前記受け座は前記マンホールの前記開口付近に固着されることを特徴とするマンホールの配管接続構造。
- 前記受け座は、その下面が前記マンホールに設けた前記開口の径と略同一径で略半円形に形成されると共に、前記受け座の下面が前記開口の壁面に固着されることを特徴とする請求項1に記載のマンホールの配管接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004016959A JP2005207172A (ja) | 2004-01-26 | 2004-01-26 | マンホールの配管接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005207172A true JP2005207172A (ja) | 2005-08-04 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2005207172A (ja) |
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- 2004-01-26 JP JP2004016959A patent/JP2005207172A/ja active Pending
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