JP2005207097A - 建物の床支持構造 - Google Patents

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Koji Okita
廣司 沖田
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浩二 吉村
Masayuki Kuroki
正幸 黒木
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Iida Kenchiku Sekkei Jimusho KK
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Abstract

【課題】 建物の床支持構造において、コンクリート躯体の支持部上にフローティング支持される大引ビームに、その大引ビームが上方に向かって凸状に撓曲し得る方向の曲げモーメントを付与して、床の高度な遮音性能を確保しながら床にかかる荷重に対する撓み変形を可及的に低減して床の振動障害を防止する。
【解決手段】 コンクリート躯体Fの打増部3の上面に、大引ビームBSを固定することなく支持し、その大引ビームBSの両端部に横サポート部材STをそれぞれ設け、この横サポート部材STの下部に押圧手段Pを設け、この押圧手段Pを緩衝材を介して打増部3の側面に押し当てることにより、大引ビームBSに、その大引ビームBSが上方に向かって凸状に撓曲し得る方向の曲げモーメントmを付与する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、コンクリート躯体を有する建物あるいは木造建物の床支持構造に関し、特に、遮音対策のために、躯体、もしくは布基礎の支持面に固定されることなく支持させた床の支持構造の改良に関するものである。
従来、集合住宅などのコンクリート躯体をもつ建物において、コンクリート躯体の梁などの床支持面上に、束柱を使用せづに大引ビームを固定することなくフローティング支持させ、その上の床に加わる振動騒音が、躯体を介して階下に伝達されないようにし、所謂「サウンドブリッジ現象」の発生を防止して遮音性能を高めるようにした、建物における床支持構造は公知である(たとえば、特許文献1参照)。
特開2001−81891号公報
ところで、前記特許文献1に示される床支持構造は、大引ビームがコンクリート躯体の梁上に両持ち状態でフローティング支持される(床スラブ上には、大引ビームを支持するための在来の束柱が存在していない)ため、図8に示すように、大引ビームには、その自重により曲げモーメントが発生して下向きに撓み、その中央部分で撓み量が大きくなり、これに起因して床の振動騒音が発生し、特に、大引ビームの支持スパンを長く設定した場合には、その傾向が一層大きくなるという問題がある。
そこで、かかる問題を解決するための手段として、大引ビームの剛性を高めることが考えられるが、このようにすれば、大引ビームの重量増を招くばかりでなく、その取り扱いが困難になって、床構造体のコストが大幅に増大するという他の問題がある。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、前記大引ビームに、その自重による曲げモーメントに対抗する曲げモーメントを付与できるようにして、大引ビームの撓曲による床の振動障害の発生を防止できるようにした、新規な建物の床支持構造を提供することを目的とするものである。
前記目的達成のため、請求項1記載の発明は、躯体に間隔をおいて対設される支持部の上面に、大引ビームを固定することなく橋架支持し、その大引ビーム上に床板を敷設してなる、建物の床支持構造において、
前記大引ビームの両端部に横サポート部材をそれぞれ設け、この横サポート部材は、大引ビームに固定される取付部と、この取付部に一体に設けられて下方に延長されるアーム部とを備え、このアーム部の自由端に押圧手段を設け、該押圧手段の端部を緩衝材を介して前記支持部の側面に押し当てることにより、前記大引ビームに、該大引ビームが上方に向かって凸状に撓曲し得る方向の曲げモーメントを付与できるようにしたことを特徴としている。
前記目的達成のため、請求項2記載の発明は、木造建物の布基礎に間隔をおいて対設される支持部の上面に、大引ビームを橋架支持し、その大引ビーム上に床板を敷設してなる、建物の床支持構造において、
前記大引ビームの両端部に横サポート部材をそれぞれ設け、この横サポート部材は、大引ビームに固定される取付部と、この取付部に一体に設けられて下方に延長されるアーム部とを備え、このアーム部の自由端に押圧手段を設け、該押圧手段の端部を緩衝材を介して前記支持部の側面に押し当てることにより、前記大引ビームに、該大引ビームが上方に向かって凸状に撓曲し得る方向の曲げモーメントを付与できるようにしたことを特徴としている。
前記目的達成のため、請求項3記載の発明は、前記請求項1または2記載のものにおいて、前記複数の大引ビームの長手方向の中間部に、それらの大引ビームとクロスする複数の補強部材を直列して配置し、各補強部材の両端部と、該両端部に対向する大引ビームの側面間を連結金具により一体に結合してなることを特徴としている。
前記目的達成のため、請求項4記載の発明は、前記請求項1,2または3記載のものにおいて、前記横サポート部材の取付部は、大引ビームの長手方向に位置調節可能に設けられることを特徴としている。
前記目的達成のため、請求項5記載の発明は、前記請求項1,2,3または4記載のものにおいて、前記横サポート部材のアーム部の自由端に設けられる前記押圧手段は、前記支持部の側面に対して進退調節可能であることを特徴としている。
以上のように、請求項1また2記載の発明によれば、支持部上にフローティング支持される大引ビームに、該大引ビームが上方に向かって凸状に撓曲し得る方向の曲げモーメントを付与できるようにしたので、床は、高度な遮音性能を確保しながら床にかかる荷重に対する撓み変形を可及的に低減して床の振動障害を防止することができる。
また、請求項3記載の発明によれば、大引ビームの中間部を補強部材により補強するので、大引ビーム自体の剛性を高めることができ、大引ビームは、曲げモーメントの付与と相乗して、床の振動障害の防止効果を一層高めることができる。
さらに、請求項4記載の発明によれば、横サポート部材の取付部は、大引ビームの長手方向に位置調節可能に設けられることにより、大引ビームに加わる曲げモーメントの加減調整を簡単に行なうことができ、床荷重に対応した床の剛性確保が容易である。
さらにまた、請求項5記載に発明によれば、横サポート部材のアーム部の自由端に設けられる押圧部材は、大引ビームの支持部の側面に対して進退調節可能であるので、大引ビームに加わる曲げモーメントの微調整ができ、床荷重に対応した床の剛性調整をよりきめ細かく行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
まず、図1〜8を参照して、本発明の第1実施例について説明するに、この第1実施例は、本発明の床支持構造を、コンクリート躯体構造の集合住宅に実施した場合であり、図1は、床支持構造の全体斜視図、図2は、図1の2−2線に沿う拡大断面図、図3は、図2の3矢視仮想線囲い部分の拡大図、図4は、図3の4−4線に沿う断面図、図5図3の5−5線にに沿う断面図、図6〜8は、本発明の作用説明図である。
図1,2において、集合住宅の骨格を構成する、コンクリート躯体Fは、水平方向に延びて、建物を複数の階層に区画する水平躯体部分Fhと、鉛直方向に延びて上下の水平躯体部分Fhを相互に連結する鉛直躯体部分Fvを備えている。
集合住宅の一居住空間は、水平躯体部分Fhを構成する上下の床スラブ1と、それらの床スラブ1間を結合する、鉛直躯体部分Fvを構成する壁式躯体壁2とにより区画される。相対向する壁式躯体壁2の下部(床スラブ1との結合部)には、打増部3がそれぞれ一体成形(型枠によりコンクリート躯体を成形する際に一体成形)される。図3に示すように、各打増部3は断面段状に形成されて、略水平な上面3uと、略鉛直な側面3sを有し、その上面3uは後述する大引ビームBSの支持面を、またその側面3sは後述する横サポート部材STの押圧面をそれぞれ形成している。
図1,2に示すように、相対向する壁式躯体壁2の下部の打増部3の上面3u間には、平行に並列される複数の大引ビームBSの両端部が、後に述べる支持手段Hを介して、コンクリート躯体Fに固定されることなく両持ち状態でフローティング支持される。
図3〜5に示すように、各大引ビームBSは、鉛直方向に延びる鉛直部10と、この鉛直部10の上下に傾斜面を介して一体に接続される、断面チャンネル状の上、下端部11,12とより構成されており、前記鉛直部10には、長手方向に間隔を存して複数の通孔13が穿設されている。
コンクリート躯体Fの大引ビームBSの支持部、すなわち壁式躯体壁2の打増部3の上面3u上には、複数の大引ビームBSの端部が以下に述べる支持手段Hによりフローティング支持される。
図5に明瞭に示すように、床支持手段Hは、ピット状に折り曲げ成形される亜鉛鉄板製の支持板36と、断面凹状の防振ゴム37と、一対のレベル調整ボルト38と、それらのレベル調整ボルト38にそれぞれ螺挿される一対のロックナット42を備えており、前記支持板36は、左右両側に略水平に張出す張出部36aを有し、これらの張出部36aには、前記レベル調整ボルト38の貫通し得るボルト孔が穿設されると共にそれらの下面に該ボルト孔と同心で、レベル調整ボルト38の螺挿されるウエルドナット39が溶接されている。また、前記支持板36の凹部には、前記防振ゴム37が多少の締代を以て着座嵌合され、その際に、それらは一体に接合されることがない。また、前記一対のレベル調整ボルト38は、その下端の頭部38aの下面に円形の着座板40がそれぞれ首振り自在に連結され、その着座板40の下面に円盤状の緩衝ゴム41が接着されている
この床支持手段Hを用いて、大引ビームBSを打増部3の上面3uに支持するには、一対のレベル調整ボルト38の雄ねじ部38bを、一対のウエルドナット39に螺挿すると共に張出部36aを貫通させ、左右張出部36aより突出する雄ねじ部38bの自由端に、ロックナット42を螺締する。これにより支持板36は、一対のレベル調整ボルト38により支持され、それらのレベル調整ボルト38の着座板40は、緩衝ゴム41を介して打増部3の上面3uに着座される。このとき、レベル調整ボルト38は、打増部3上に固定しない。したがって、一対のレベル調整ボルト38は、打増部3の上面3uに対して自由な横移動が可能であり、また支持板36の底面は、打増部3との間に隙間が形成されていて該打増部3と接触することがない。支持板36の凹部には、前記防振ゴム37が固定されることなく密に嵌着され、この防振ゴム37上に、大引ビームBSの下端部12が固定されることなく支持される。
床支持手段Hを構成する支持板36、一対のレベル調整ボルト38、一対のロックナット42および防振ゴム37は、いずれも互いに固定されることがなく、それらは自由に分離可能である。
図3に示すように、大引ビームBSの両端面と、壁式躯体壁2との間には、隙間があけられていて、それらの大引ビームBSの端面と、コンクリート躯体Fとは直接接触することがなく、大引ビームBSに加わる振動がコンクリート躯体Fに直接伝播しないようにされている。
図3,4に示すように、大引ビームBSの両端部には、本発明にかかる横サポート部材STが、その大引ビームBSの長手方向に位置調節可能に固着される。この横サポート部材STは、取付部20と、この取付部20より一体に下向きに延長されるアーム部21とより構成されている。取付部20は、板状に形成されて大引ビームBSの一側面に沿接されており、該大引ビームBSの長手方向に摺動可能である。取付部20の、大引ビームBSの鉛直部10と対面する部分には、該大引ビームBSの通孔13に一致する一対の長孔23が横方向に穿設され、これらの長孔23と前記通孔13を貫通した取付ボルト24と、これに螺合されるナット25とにより、横サポート部材STの取付部20は大引ビームBSに固定される。
また、前記アーム部21は、下方に向かって先細り状に延長されており、そのアーム部21の自由端すなわち下端には、押圧手段Pが設けられる。この押圧手段Pは、アーム部21の下端に大引ビームBSの長手方向に沿って挿通される調節ボルト27を備え、この調節ボルト27に螺合されるナット28,29をアーム部21の前後面に螺締することにより、調節ボルト27は、アーム部21の下端に固定される。調節ボルト27の打増部3側の端部には、外端面に緩衝材31を固定した着座板30が設けられる。ナット28,29を緩めることにより、調節ボルト27を、打増部3に側面3sに対して進退調節することができる。
各横サポート部材STのアーム部21の下端は、押圧手段Pにより打増部3の側面3sに押し当てられ、その打増部3からの圧縮反力o(図7,8参照)を受けることにより、大引ビームBSには、これを上向きに凸状に撓曲する方向の曲げモーメントm(図7,8参照)が付与され、これにより、大引ビームBSは、その下面に圧縮力を、またその上面に引張力を受ける。
図1,2に示すように、並列される複数の大引ビームBS上には、それらとクロスして複数の根太6が載設され、それらの根太6上に板床7が敷設される。
つぎに、前述のように構成される第1実施例の作用について、主に図6〜8を参照して説明するに、複数の大引ビームBSは、支持手段Hによりコンクリート躯体Fに接触することなく、壁式躯体壁2下部の打増部3上に緩衝ゴム41を介してフローティング支持される。
いま、仮に図6に示すように、横サポート部材STを設けてない大引ビームBSの両端部を、左右の打増部3の上面3uに支持手段Hを介して両持ち状態でフローティング状態に支持させた場合を想定すると、フリー状態の大引ビームBSは、その自重により下向きに凹状に撓み、その中央部において、その撓み量が最も大きくなる。そして、大引ビームBSの上面には、矢印cに示すように圧縮力が作用し、またその下面には、矢印pに示すように引張力が作用する。ところで、このように自重で撓んだ大引ビームBS上に、根太6を介して床板7を敷設すると、大引ビームBSは、コンクリート躯体Fにフローティング支持(束柱により直接支持されない)されて、床板7にかかる衝撃振動をコンクリート躯体Fに直接伝えることがないので、遮音性能に優れているが、その反面、大引ビームBSは、打増部3に対してフリーであることから、床荷重を受けたとき撓み量が一層大きくなり、それに起因して床板7の変形を大きくして、その振動障害が無視できないほどに大きくなるという弊害が発生する。
そこで、本発明はこのような弊害を無くすべくなされたものであり、図7に示すように、大引ビームBSの両端部に、その長手方向に位置調整可能に設けた、前記横サポート部材STのアーム部21の下端を、押圧手段Pを介して打増部3の側面3sに押し当てる。これにより、横サポート部材STはコンクリート躯体Fから矢印oで示すように圧縮反力を受けて、大引ビームBSの両端部に矢印mで示すように、上向きの曲げモーメント、すなわち大引ビームBSの自重による曲げを打ち消す方向の曲げモーメントを付与することができ、大引ビームBSの上面には、矢印p′で示す引張力(図6の圧縮力cを打ち消す力)を、また、その下面には、矢印c′で示す圧縮力(図6の引張力pを打ち消す力)を与えることができ、その結果、大引ビームBSは、略水平に修正され状態で、打増部3にフローティング支持することができ、大引ビームBS上に根太6を介して支持される床板7は、高度な遮音性能を確保しながら床荷重に強く、撓み変形を可及的に低減して、床の振動障害の発生を防止することできる。
さらに、床板7上に、ピアノ、ウォータベッド、ユニットバスなどの重量物の荷重を支える場合には、図8に示すように、前記押圧手段Pによる押圧力を増加させるべく、各横サポート部材STの下端を、コンクリート躯体Fの打増部3に向かって前進させる。これにより、横サポート部材STにかかるコンクリート躯体Fからの圧縮反力oが増加して、大引ビームBSの両端部にかかる曲げモーメントmを増加させることができ、該大引ビームBSの上面にかかる引張力p″およびその下面にかかる圧縮力c″が増大する。したがって、大引ビームBSは、そこに加わる前記曲げモーメントmの増加により、その剛性が一層高められ、その結果、引張に強い大引ビームBSと、圧縮に強いコンクリート躯体Fとが相乗して、床板7に前記大荷重が作用する場合にも、大引ビームBSの撓みを最小限として、床板7の変形を極力抑えることができ、床の振動障害が発生する心配がない。
つぎに、図9,10を参照して本発明の第2実施例について説明する。
図9は、大引ビームのコンクリート躯体への支持部の側面図、図10は、図9の10−10線に沿う断面図であり、図中、前記第1実施例と同じ要素には同じ符号が付される。
この第2実施例は、横サポート部材STの構造が、前記第1実施例のものと若干異なっている。横サポート部材STは、大引ビームBSの長手方向に沿う側面長さが、前記第1実施例のものよりも長く形成されており、その側面には、大引ビームBSの通孔23に一致する3つの長孔23が列設され、互いに一致する通孔13と長孔23には、取付ボルト24がそれぞれ貫通され、それらのボルト24にはそれぞれナット25が螺合される。そして、前記第1実施例のものと同じくナット25を緩めることにより、横サポート部材STを、大引ビームBSに対して位置調整することができ、また、前記ナット25を螺締することにより、横サポート部材STを大引ビームBSに対して固定することができる。
しかして、この第2実施例のものは、前記第1実施例のものに比べて横サポート部材STの大引ビームBSに対する固定が一層堅牢であり、第1実施例のものと同じ作用効果を奏する。
つぎに、図11を参照して本発明の第3実施例について説明する。
この第3実施例は、本発明床支持構造を、正梁構造のコンクリート躯体をもつ建物に実施した場合であり、図11は、本発明床支持構造を備えた、正梁構造のコンクリート躯体の縦断面図であり、図中、前記第1実施例と同じ要素には同じ符号が付される。
正梁構造のコンクリート躯体Fは、床スラブ1から下向きに延びる正梁NBを備えており、その正梁NBの直上に躯体壁302が立設される。また各躯体壁302の下部には、大引ビームBSの支持部となる打増部303が一体に成形される。相対向する打増部303の上面には、前記第1実施例のものと同じく、大引ビームBSが、前記支持手段Hを介してフローティング支持され、また、大引ビームBSの両端部に位置調節可能に固定される横サポート部材STの自由端は、押圧手段Pを介して打増部303の側面に押し当てらられる。
しかして、この第3実施例のものも前記第1、第2実施例のものと同じ作用効果を奏する。
つぎに、図12を参照して本発明の第4実施例について説明する。
この第4実施例は、本発明床支持構造を、逆梁構造のコンクリート躯体をもつ建物に実施した場合であり、図12は、本発明床支持構造を備えた、逆梁構造のコンクリート躯体の縦断面図であり、図中、前記第1実施例と同じ要素には同じ符号が付される。
逆梁構造のコンクリート躯体Fは、床スラブ1から上向きに延びる逆梁RBを備えており、その逆梁RBの直上に躯体壁402が立設される。前記逆梁RBは、大引ビームBSの支持部を直接構成するものであり、相対向する逆梁RBの上面には、前記第1実施例のものと同じく、大引ビームBSが、前記支持手段Hを介してフローティング支持され、また、大引ビームBSの両端部に位置調節可能に固定される横サポート部材STの自由端すなわち下端は、押圧手段Pを介して逆梁RBの側面に押し当てられる。
そして、この第4実施例のものも、前記第1〜3実施例のものと同じ作用効果を奏する。
しかして、この第4実施例のものは、逆梁RBを直接大引ビームBSの支持部とすることができ、前記第1〜3実施例のもののような打増部3,303を特設する必要がない。
つぎに、図13を参照して本発明の第5実施例について説明する。
この第5実施例は、本発明床支持構造を、戸建の木造住宅に実施した場合であり、図13は、本発明床支持構造を備えた、戸建の木造住宅の基礎部分の縦断面図であり、図中、前記第1実施例と同じ要素には同じ符号が付される。
木造の戸建住宅の布基礎CF上には、緩衝材501を介して大引ビームBSが両持ち状態でフローティング支持される。大引ビームBSの両端部に位置調節可能に固定される横サポート部材STの下端は、押圧手段Pを介して布基礎CFの側面に押し当てられる。
なお、図13中、502は布基礎CF上に固定される土台、503は土台502上に立設される柱である。
しかして、この第5実施例のものも、前記第1〜4実施例のものと同じ作用効果を奏する。
つぎに、図14〜16を参照して本発明の第6実施例について説明する。
この第6実施例は、前記第5実施例と同じく本発明床支持構造を、戸建の木造住宅に実施した場合であり、図14は、本発明床支持構造を備えた、戸建の木造住宅の基礎部分の縦断面図、図15は、図14の15−15線に沿う拡大断面図、図16は、図14の16−16線に沿う拡大断面図であり、図中、前記第5実施例と同じ要素には同じ符号が付される。
木造の戸建住宅の布基礎CF上には、緩衝材501を介して集成材よりなる木製の大引ビームBSが両持ち状態でフローティング支持される。図16に示すように、木製の大引ビームBS端部の、平断面鳩尾状の雄部maは、布基礎CF上の土台502のアリ溝状の雌部feに嵌合されて、大引ビームBSの両端は、土台502に連結される。また、図15に示すように、木製の大引ビームBSは断面長方形に形成され、その両端部に横サポート部材STが位置調節可能に取り付けられる。横サポート部材STの取付部20は、断面アングル状に形成されて、木製の大引ビームBSの側面および底面に沿接される。取付部20には、一対の長孔23が穿設され、木製の大引ビームBSと、これらの長孔23とを貫通した2本の取付ボルト24と、これに螺合されるナット25とにより、横サポート部材STは、木製の大引ビームBSに位置調節可能に固定される。横サポート部材STのアーム部21は、押圧手段Pを介して布基礎CFの側面に押し当てられる。
しかして、この第6実施例のものも、前記第1〜4実施例のものと同じ作用効果を奏する。
つぎに、図17〜20を参照して本発明の第7実施例について説明する。
この第7実施例は、前記第1実施例における大引ビームの中間部を補強部材により補強した場合であり、図17は、床支持構造の全体斜視図、図18は、図17の18−18線に沿う断面図、図19は、図17の19−19線に沿う拡大断面図、図20は、図19の20−20線に沿う拡大断面図であり、図中、前記第1実施例と同じ要素には同じ符号が付される。
前記第1実施例と同じく、複数本の大引ビームBSの両端は支持手段Hを介して壁式躯体壁2下部の打増部3上にフローティング支持され、また、大引ビームBSの両端部に取り付けられる横サポート部材STの下端は、押圧手段Pにより打増部3の側面に押し当てられる。
この第7実施例は、各大引ビームBSの中間部を、補強部材Rおよび連結金具Jにより補強し、大引ビームBSの剛性を高めるようにしたものである。
大引ビームBSの中間部は、その両側から連結金具Jによりクランプされる。連結金具Jの左右一対のクランプ半体710は、それぞれ大引ビームBSの側面形状に沿うように断面凹状に形成されており、これらのクランプ半体710の中間部には横方向の長孔711がそれぞ穿設されている。左右一対のクランプ半体710により大引ビームBSの鉛直部10をその両側よりクランプして、左右クランプ半体710の長孔711と、大引ビームBSの中間部に穿設した通孔13とを一致させたのち、それらの孔を通してボルト・ナット726により、大引ビームBSの中間部に、連結金具Jの左右クランプ半体710,が固定される。左右クランプ半体710,710の外面には、対をなす補強部材受け712がそれぞれ溶接される。各補強部材受け712には、大引ビームBSに対してクロスして配設される補強ビームRの端部がそれぞれ支持され、ボルト・ナット728により固定される。補強部材Rおよび連結金具J上には、根太6が敷設される。
以上のように、この第7実施例では、各大引ビームBSの中間部に、これとクロスする補強部材Rが連結金具Jを介して固定されるので、大引ビームBS自体の剛性が高められて、前記横サポート部材STおよび支持手段Hと協働して、床の振動障害の発生をより効果的に抑制することができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
床支持構造の全体斜視図(第1実施例) 図1の2−2線に沿う拡大断面図(第1実施例) 図2の3矢視仮想線囲い部分の拡大図(第1実施例) 図3の4−4線に沿う断面図(第1実施例) 図3の5−5線にに沿う断面図(第1実施例) 作用説明図(第1実施例) 作用説明図(第1実施例) 作用説明図(第1実施例) 大引ビームのコンクリート躯体への支持部の側面図(第2実施例) 図9の10−10線に沿う断面図(第2実施例) 本発明床支持構造を備えた、正梁構造のコンクリート躯体の縦断面図(第3実施例) 本発明床支持構造を備えた、逆梁構造のコンクリート躯体の縦断面図(第4実施例) 本発明床支持構造を備えた、戸建の木造住宅の基礎分の縦断面図(第5実施例) 本発明床支持構造を備えた、戸建の木造住宅の基礎分の縦断面図(第6実施例) 図14の15−15線に沿う拡大断面図(第6実施例) 図14の16−16線に沿う拡大断面図(第6実施例) 床支持構造の全体斜視図(第7実施例) 図17の18−18線に沿う断面図(第7実施例) 図17の19−19線に沿う拡大断面図(第7実施例) 図19の20−20線に沿う拡大断面図(第7実施例)
符号の説明
20・・・・・・・・・・取付部
21・・・・・・・・・・アーム部
31・・・・・・・・・・緩衝材
BS・・・・・・・・・・大引ビーム
F・・・・・・・・・・・躯体(コンクリート躯体)
ST・・・・・・・・・・横サポート部材
P・・・・・・・・・・・押圧手段
CF・・・・・・・・・・布基礎
J・・・・・・・・・・・連結金具
R・・・・・・・・・・・補強部材

Claims (5)

  1. 躯体(F)に間隔をおいて対設される支持部の上面に、大引ビーム(BS)を固定することなく橋架支持し、その大引ビーム(BS)上に床板(7)を敷設してなる、建物の床支持構造において、
    前記大引ビーム(BS)の両端部に横サポート部材(ST)をそれぞれ設け、この横サポート部材(ST)は、大引ビーム(BS)に固定される取付部(20)と、この取付部(20)に一体に設けられて下方に延長されるアーム部(21)とを備え、このアーム部(21)の自由端に押圧手段(P)を設け、該押圧手段(P)の端部を緩衝材(31)を介して前記支持部の側面に押し当てることにより、前記大引ビーム(BS)に、該大引ビーム(BS)が上方に向かって凸状に撓曲し得る方向の曲げモーメントを付与できるようにしたことを特徴とする、建物の床支持構造。
  2. 木造建物の布基礎(CF)に間隔をおいて対設される支持部の上面に、大引ビーム(BS)を橋架支持し、その大引ビーム(BS)上に床板(7)を敷設してなる、建物の床支持構造において、
    前記大引ビーム(BS)の両端部に横サポート部材(ST)をそれぞれ設け、この横サポート部材(ST)は、大引ビーム(BS)に固定される取付部(20)と、この取付部(20)に一体に設けられて下方に延長されるアーム部(21)とを備え、このアーム部(21)の自由端に押圧手段(P)を設け、該押圧手段(P)の端部を緩衝材(31)を介して前記支持部の側面に押し当てることにより、前記大引ビーム(BS)に、該大引ビーム(BS)が上方に向かって凸状に撓曲し得る方向の曲げモーメントを付与できるようにしたことを特徴とする、建物の床支持構造。
  3. 前記複数の大引ビーム(BS)の長手方向の中間部に、それらの大引ビーム(BS)とクロスする複数の補強部材(R)を直列して配置し、各補強部材(R)の両端部と、該両端部に対向する大引ビーム(BS)の側面間を連結金具(J)により一体に結合してなることを特徴とする、前記請求項1または2記載の、建物の床支持構造。
  4. 前記横サポート部材(ST)の取付部(20)は、大引ビーム(S)の長手方向に位置調節可能に設けられることを特徴とする、前記請求項1,2または3記載の建物の床支持構造。
  5. 前記横サポート部材(ST)のアーム部(21)の自由端に設けられる前記押圧手段(P)は、前記支持部の側面に対して進退調節可能であることを特徴とする、前記請求項1,2,3または4記載の建物の床支持構造。
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