JP4517950B2 - スラブパネル及び床構造 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば床材として利用可能なスラブパネル及び床構造に関するものである。
床構造には、プレキャストコンクリートパネルと場所打ちコンクリートとを併用して用いて合成スラブを構成する場合と、ALC(軽量発泡コンクリート)パネルや穴あきプレキャスト板を用いて、直接、梁(床梁)に直置きする場合がある。
上記合成スラブを用いる場合では、自由な設計をできる半面、柱、梁との接合手間、パネルとコンクリートの一体性が失われやすい欠点があり、さらに、コンクリートの養生期間を必要として工期が長くなる等の欠点がある。また、直置きする場合では、施工は容易であるが、梁の上に直置きするため、パネル強度及び遮音性能を確保しようとすれば、厚さを薄くすることができず、床面レベルが高くなって室内空間を狭くするという欠点を有していた。
そこで、近年では、床面レベルを低く抑えながら、床材と床梁との間に弾性支持部材を介在させて、遮音性能を高めるようにした床構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この床構造は、図13に示すように、矩形平板材の複数のALCパネル81・・を、それらの長辺側端面同士が接し合うようにして並列状に配置し、連結部材82で連結して組み付けている。すなわち、各パネル81の短辺側の端面と裏面とが交わる隅部には、切欠部(座ぐり部)83を設け、この切欠部83に上記連結部材82を嵌合させている。この場合、連結部材82はアングル材(L形アングル材)からなり、その水平片部82aが座ぐり部83の底面(切欠部の水平面状切欠面)85に当接し、その鉛直片部82bがパネル81の端面86に当接する。そして、水平片部82aと底面85と、鉛直片部82bと端面86とはそれぞれ接着される。
このため、パネル81の短辺側に、弾性支持部材87が収まる収納部88が形成され、この収納部88に配置された弾性支持部材87を介して床梁89上に配置される。これによって、床面レベルを抑えながら、遮音性能を高めている。
特開2004−3283号公報
すなわち、上記のような従来の床構造では、パネル81の端部に側方に突出する薄肉の突出部(張出部)が形成され、この薄肉の張出部に荷重が掛る。また、連結部材82は単にパネル81に接着されるのみであって、張出部の補強材を構成するものではない。このため、この張出部に作用する荷重によって、張出部の根元部においてせん断破壊が生じてクラックが発生するおそれがあり、耐久性に劣っていた。
この発明は、上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、設計の自由度を高めて、パネル強度や遮音性能の調整が可能であると共に、施工が簡単でしかも床面レベルを低く抑えることができるスラブパネル及び床構造を提供することにある。
上記の課題を解決するために、この発明のスラブパネルは、コンクリート基材2に補強部材3を埋設したスラブパネルであって、方形状の上記コンクリート基材2の短手方向に沿った両端下部に切欠部12、12を形成することで、側方へ張り出す一対の張出部13、13を設け、これら張出部13、13の下面14、14を上記コンクリート基材2の短手方向に沿った一対の補強受片23、23にて受けて、床梁15上に直接若しくは弾性支持部材26を介して設置される設置部17、17を形成し、上記補強部材3は、複数の棒鋼4を格子状に一体化してなる組合体5と、この組合体5に接合された一対の形鋼6、6とからなり、上記組合体5を、上記コンクリート基材2内に埋設するとともに、上記形鋼6、6を、その一部が上記コンクリート基材2の下面2bから突出するように、上記コンクリート基材2の長手方向に沿って配置して、上記一対の補強受片23、23と一対の形鋼6、6とを一体固定して矩形枠体24を構成したことを特徴としている。
具体的に、上記切欠部12は、水平面状切欠面18と鉛直面状切欠面19とを有し、上記補強受片23を、上記水平面状切欠面18に対応する水平片20と、上記鉛直面状切欠面19に対応する鉛直片21とからなるL形アングル材にて構成している。
そして、L形アングル材からなる補強受片23の水平片20を、上記補強部材3の組合体5に固定している。さらに、L形アングル材からなる補強受片23の鉛直片21を、上記補強部材3の形鋼6、6に固定している。
また、上記補強受片23は、平板材からなる。そして、上記形鋼6は、その一対のフランジ8、8がコンクリート基材2に埋設されたハット形鋼からなり、平板材からなる補強受片23を、上記ハット形鋼における一対のフランジ8、8に固定している。
さらに、上記補強受片23と補強部材3とを溶接にて固定している。
この発明の床構造は、上記スラブパネル1の設置部17、17を、弾性支持部材26を介して床梁15上に配置したことを特徴としている。
この発明のスラブパネルにおいては、コンクリート基材に鉄筋や形鋼等の補強部材を埋設しているので、この補強部材の強度等を適宜調整することで、設計の自由度を高めて、剛性や遮音性能等の調整を可能としている。しかも、プレキャストが可能であり、現場における施工の容易化を図ることができる。また、このスラブパネルにおいては、コンクリート基材内の補強部材と一体固定される補強受片にて張出部の下面を受けて、床梁上に設置される設置部を形成したので、この設置部を床梁に直接もしくは弾性支持部材等を介して配置することにより、床面レベルを低く抑えることができる。その上、設置部は強度的に優れ、長期にわたってクラック等が発生せず安定して使用することできる。
上記補強部材は、上記コンクリート基材内に埋設される複数の鉄筋の組合体を備えることによって、製造しやすくコスト低減を図ってスラブパネル全体の強度向上を図ることができる。
さらに、補強部材として、コンクリート基材から一部を突出させた形鋼を用いることで、その形鋼突出側におけるクラックの発生を抑えることができ、曲げ剛性や重量の調整が容易になって遮音性能等の改善を図ることができる。特に、ハット形鋼を使用することにより、この形鋼の形状により、パネルの強度、重量、合成を自由に設計でき、補強受片の固定位置(例えば、溶接位置)(床梁上からのパネル厚み)を設計者の意図するように決定できる。
しかも、補強受片と補強部材の形鋼とで矩形枠体を構成するので、この矩形枠体の剛性が大であり、このスラブパネルの強度を極めて優れたものとすることができる。
また、補強受片が、上記水平面状切欠面に対応する水平片と、上記鉛直面状切欠面に対応する鉛直片とからなるL形アングル材であれば、設置部の強度の安定化を図ることができる。そして、補強受片の水平片を補強部材の組合体に固定し、又は補強受片の鉛直片を補強部材の形鋼に固定しているので、補強受片と補強部材との固定を確実に行うことができる。
さらに、ハット形鋼におけるフランジと平板材の補強受片とを固定することにより、その固定作業の簡素化を図ることができ、しかも、強固に固定することができ、強度的に優れたスラブパネルとなる。
補強受片と補強部材とを溶接にて固定するので、この固定状態が安定するともに、固定作業の短時間化を図ることができる。
この発明の床構造においては、設置部を弾性支持部材を介して床梁上に配置するので、弾性支持部材を配置しても床梁からの高さ寸法が大とならず、このスラブパネルを使用した床構造のコンパクト化を図ることができ、しかも、この弾性支持部材にて床衝撃音を低減でき、高品質となる。すなわち、切欠部のスペースを有効に用いて床衝撃音を低減する弾性支持部材を自由に配置することができる。
次に、この発明のスラブパネル及び床構造の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1はスラブパネルの断面図であり、図2は斜視図である。このスラブパネル1は、主として建物上層階の床材として用いられるもので、コンクリート基材2に補強部材3が埋設されている。このコンクリート基材2は、例えば、長さ(長辺)約2000mm、幅(短辺)約500mm、厚さ50〜100mmの方形状に形成されており、その気乾比重が例えば1.1〜2.0となっている。なお、コンクリート基材2の大きさや形状、気乾比重は、これに限定されるものではなく、各種状況に応じて適宜変更可能である。
補強部材3は、複数の棒鋼4を格子状に溶接を介して一体化した組合体5と、この組合体5に溶接にて一体化される一対の形鋼6、6とからなる。この場合、組合体5がコンクリート基材2のほぼ全体にわたって配置されて、コンクリート基材2内に埋設されることになる。すなわち、組合体5の長辺をコンクリート基材2の長辺よりも僅かに短く設定すると共に、組合体5の短辺をコンクリート基材2の短辺よりも僅かに短く設定する。また、棒鋼4は、後述する鉄筋4a(径が6mm〜32mm程度の棒鋼であって、丸鋼、異形棒鋼を含む)よりも細径、例えば径が3mm程度のものであって、メッシュ鉄筋(メッシュ筋)4bである。
この場合の形鋼6は、図3に示すように、断面略Uの字状の本体部7と、この本体部7の開口端から外側方へ突設されるフランジ8、8とからなるハット形鋼である。なお、本体部7は、相互に平行な一対の側片9、9と、この側片9、9の連結する底片(連結片)10とからなる。そして、形鋼6、6はコンクリート基材2の長手方向に沿って所定間隔に配置される。
そして、組合体5の下面側に、一対の形鋼6、6のフランジ8、8が溶接されて、形鋼6、6の開口部が上向きとなって、本体部7、7の下部がコンクリート基材2の下面2bから突出する。この場合、形鋼6、6は、コンクリート基材2の長手方向に略全長にわたって配置され、その本体部7の一部(下部)がコンクリート基材2の下面2bから突出するようになっている。
ところで、補強部材3は、コンクリート基材2の上下方向(厚さ方向)中央よりも僅かに下面側、つまり中立軸よりも下側に配置するのが好ましい。すなわち、コンクリートは、圧縮に強いが引っ張りに弱いといった特性を持ち、これに対して鋼材は、引っ張りに強いが圧縮に弱いといった特性を持つ。このため、曲げ荷重のかかるパネルの製造に際しては、パネルの圧縮側すなわち上面側にコンクリートを配置し、パネルの引っ張り側すなわち下面側に鋼材を配置するのが、強度上好ましいからである。
そして、このコンクリート基材2では、図1と図2に示すように、コンクリート基材端下部に切欠部12を形成して側方へ張り出す張出部13を設け、この張出部13の下面14を補強受片23にて受けて、床梁15(図6及び図7参照)上に設置される設置部17を形成している。この場合の切欠部12は、コンクリート基材2の短辺側の端面下部を、この短辺全体にわって断面矩形状に切り欠くことによって形成する。このため、水平面状切欠面18と鉛直面状切欠面19が形成される。
補強受片23は、上記水平面状切欠面18(張出部13の下面14)に対応する水平片20と、上記鉛直面状切欠面19に対応する鉛直片21とからなるL形アングル材にて構成している。この場合、上記形鋼6、6の端面6a、6aが、鉛直面状切欠面19と略同一面上に配置され、この端面6a、6aに補強受片23の鉛直片21が溶接にて固定される。すなわち、補強受片23と補強部材3とが一体固定される。また、水平面状切欠面18に対応する棒鋼4(メッシュ鉄筋4b)に、溶接にて補強受片23の水平片20に固定される。このため、各スラブパネル1には、一対の形鋼6、6と、一対の補強受片23、23とを備え、図4に示すように、これらによって矩形枠体24が構成される。
また、コンクリート基材2の上面2aの4つのコーナ部には、切欠部22・・が形成されている。この切欠部22は、このスラブパネル1・・を床梁15に固定するための押付部材25(図5参照)を装着するためのものである。このため、切欠部22の側壁22aは上方に向かって順次拡大する傾斜面(テーパ面)となっている。
そして、上記のように構成された複数枚のスラブパネル1・・は、その設置部17が床梁15に、図6や図7に示すように弾性支持部材26等を介して設置固定される。図6に示すに弾性支持部材26は液封マウント27からなり、図7に示すに弾性支持部材26は防振ゴム材28からなる。
この液封マウント27は、外装ケース30内に、ゴム弾性体と、粘性流体を封入した複数の液室と、これら液室を連通するオリフィス通路とが設けられている。そして、この液封マウント27においては、スラブパネル1に衝撃が加わると、ゴム弾性体が圧縮変形して床衝撃音を低減するようになっている。しかも、床パネル1に歩行振動が加わると、ゴム弾性体の圧縮変形により各液室の体積が変化することで、粘性液体がオリフィス通路を通って両液室間を移動し、そのときに生じる粘性液体の反力によって歩行振動を減衰するようになっている。すなわち、ゴム弾性体、液室及びオリフィス通路から構成される減衰機構によって、歩行振動を抑制するようになっている。
液封マウント27は、高さを低く抑えた略短円柱状に形成されており、その平面から見た横幅が、床梁15の上フランジ29上面の短手方向の横幅と略同じか若しくは若干長くなっている。液封マウント27の上面側には、上方へ向けて突出する固定ボルト34が取付けられ、下面側には、下方へ向けて突出する一対の脚ボルト35、35が取付けられている。
また、床梁15の上フランジ29にはボルト貫通孔(図示省略)が設けられ、このボルト貫通孔に液封マウント27の脚ボルト35、35が上方から挿通されてその突出した脚ボルト35、35にナット部材36、36が螺着される。これによって、液封マウント27を床梁15の上フランジ29に取付けることができる。そして、4枚のスラブパネル1・・の設置部17・・間、つまり4枚のスラブパネル1・・の対応するコーナ部(このコーナ部が床梁15に対応する)間の隙間37に固定ボルト34を立設させる。そして、対応する4枚のスラブパネル1・・の切欠部22・・にて、上記押付部材25が嵌合する凹部38を形成する。なお、スラブパネル1・・の各端面1a、1a、1b、1b(図5参照)は、下端から上端に向かって順次内方へ向かう傾斜面となっている。このため、隙間37は上方に向かって拡大している。ところで、液封マウント27上には、スラブパネル1の端部を受ける床受部材43が、床梁15に沿って配置されている。すなわち、スラブパネル1の設置部17は液封マウント27及び床受部材43を介して床梁15に設置される。この場合の床受部材43は、長手方向に曲げ剛性を高めた形鋼、具体的には溝部が下向きに開口する溝形鋼からなる。また、床受部材43には、液封マウント27の対応部位に固定ボルト34が挿通される貫通孔が設けられる。
そして、液封マウント27の固定ボルト34は、上記隙間37に立設されて上記凹部38に突入することになって、この突出部に押付部材25が装着される。すなわち、押付部材25は、この凹部38に収納される当接プレート40と、固定ボルト34に螺合するナット部材41とを備える。当接プレート40には固定ボルト34が挿通される挿通孔42が設けられ、この挿通孔42を介して上方へ突出した固定ボルト34のネジ部にナット部材41を螺着させることになる。従って、この押圧部材25によって、スラブパネル1が下方へ押え付けられて、スラブパネル1のコーナ部が液封マウント27を介して床梁15に固定される。
また、防振ゴム材28は、図7に示すように、複数枚(図例では3枚)の金属板31・・と、この金属板31、31間に介在される複数のゴム板32、32とを備える。この場合、平面視略長方形状に形成されていて、その高さは液封マウント27よりも低く抑えられている。そして、防振ゴム材28の平面から見た短手方向の横幅すなわち短辺の長さが、床梁15の上フランジ29のパネル側突出片29aと略同一とされる。さらに、この防振ゴム材28にも、一対の脚ボルト45、45が垂下されると共に、一本の固定ボルト46が立設されている。
さらに、防振ゴム材28を取付ける床梁15は、スラブパネル1の壁際部位に沿って配置されていて、その上フランジ29には外壁の軸組47や柱等の他部材も取付けられている。すなわち、軸組47は、上フランジ29に反パネル側突出片29bにボルト部材とナット部材とからなる固定具48を介して、固定される。
そして、防振ゴム材28は、床梁15の上フランジ29のパネル側突出部29a上に配置される土台スペーサ49を介して取付けられる。すなわち、土台スペーサ49上に、防振ゴム材28をその脚ボルト45、45が上フランジ29のパネル側突出部29aから下方へ突出するように配置し、脚ボルト45、45の突出部にナット部材50を螺着する。これによって、防振ゴム材28は上フランジ29のパネル側突出部29aに取付けることができる。
また、この防振ゴム材28上には、スラブパネル1の端部を受ける外周床受部材44が床梁15の長手方向に沿って配設されている。この外周床受部材44は断面L字状の形鋼からなる。そして、上フランジ29のパネル側突出部29aに取付けられた防振ゴム材28の固定ボルト46が、隣合うスラブパネル1の設置部17、17間に突入し、この突入した固定ボルト46の先端部に、上記押付部材25と同様の押付部材52が装着される。また、外周床受部材44には、防振ゴム材28の対応部位に固定ボルト45が挿通される貫通孔が設けられる。
そして、上記押付部材52は、切欠部22に収納される当接プレート53と、固定ボルト46の先端部に螺着されるナット部材54とからなる。当接プレート53には固定ボルト46が挿通される挿通孔55が設けられ、この挿通孔55を介して上方へ突出した固定ボルト46の先端部にナット部材54を螺着させることになる。従って、この押圧部材52によって、スラブパネル1が下方へ押え付けられて、スラブパネル1のコーナ部が防振ゴム28を介して床梁15に固定される。なお、防振ゴム材28は、液封マウント27を取付けた床梁15の両端部にも取付けられる。
このように、複数のスラブパネル1・・が複数本の床梁15・・上にその設置部17が、弾性支持部材26を介して配置され、床材Sが形成される。そして、このように配置されてなる床材S上には、パーティクルボード57やフロア材が敷設される。このように構成された床構造では、パーティクルボード57上等に物が落下したときや子供が飛び跳ねたとき等には、液封マウント27・・のゴム弾性体及び防振ゴム材28・・が弾性変形して、床材Sから床梁15へ伝搬する床衝撃音を低減することができる。
上記スラブパネルでは、コンクリート基材2に形鋼6等の補強部材3を埋設しているので、この補強部材3の強度等を適宜調整することで、設計の自由度を高めて、剛性や遮音性能等の調整を可能としている。しかも、プレキャストが可能であり、現場における施工の容易化を図ることができる。また、このスラブパネルにおいては、張出部13の下面14を、コンクリート基材2内の補強部材3と一体固定される補強受片23にて受けて、床梁16上に設置される設置部17を形成したので、この設置部17を床梁15に直接もしくは弾性支持部材26等を介して配置することにより、床面レベルを低く抑えることができる。その上、設置部17は強度的に優れ、長期にわたってクラック等が発生せず安定して使用することできる。また、上記設置部17を、弾性支持部材26を介して床梁15上に配置するので、弾性支持部材26を配置しても床梁15からの高さ寸法が大とならず、このスラブパネルを使用した床構造のコンパクト化を図ることができ、しかも、この弾性支持部材26にて床衝撃音を低減でき、高品質となる。すなわち、切欠部のスペースを有効に用いて床衝撃音を軽減(低減)する弾性支持部材を自由に配置することができる。
さらに、形鋼6を使用することにより、この形鋼6の形状により、パネルの強度、重量、合成を自由に設計でき、補強受片23の固定位置(例えば、溶接位置)(床梁状からのパネル厚み)を設計者の意図するように決定できる。また、補強部材3として、コンクリート基材2から一部を突出させた形鋼6を用いているので、その形鋼突出側におけるクラックの発生を抑えることができ、曲げ剛性や重量の調整が容易になって遮音性能等の改善を図ることができる。また、補強受片23、23と補強部材3の形鋼6、6とで矩形枠体24を構成するので、このスラブパネルの強度を極めて優れたものとすることができる。さらに、補強受片23が、水平面状切欠面18に対応する水平片20と、鉛直面状切欠面19に対応する鉛直片21とからなるL形アングル材であるので、設置部17の強度の安定化を図ることができる。しかも、補強受片23と補強部材3とを溶接にて固定するので、この固定状態が安定するともに、固定作業の短時間化を図ることができる。
図8と図9は他の実施の形態を示し、この場合、補強受片23を平板材にて構成している。すなわち、コンクリート基材2の張出部13の下面をこの補強受片23にて受けると共に、補強受片23の内端部60をコンクリート基材2内に突入させている。そして、その内端部60を補強部材3の形鋼6のフランジ8、8上に設置させると共に、溶接にてこの内端部60とフランジ8、8とを一体固定するようにしている。このため、補強部材3の棒鋼からなる組合体5において、内端部60に対応する部位を省略している。なお、このパネル1において、他の構成は、上記図1等に示したパネル1と同様であり、それらの構成については上記図1等と同一符号を付してその説明を省略する。また、このスラブパネル1においても、床梁15に設置する際には図6に示す床受部材43や図7に示す外周床受部材44を使用する。
したがって、このような図8と図9に示すスラブパネルであっても、上記図1等に示すスラブパネルと同様の作用効果を発揮することができ、さらに、ハット形鋼における一対のフランジ8、8と平板材の補強受片23との固定することになるので、その固定作業の簡素化を図ることができ、しかも、強固に固定することができ、強度的に優れたスラブパネルとなる。
次に図10は、形鋼6の変形例を示し、この形鋼6は、断面U字状の本体部61と、この本体部61の開口端から内方へ突設させて一対の内鍔部62、62とからなるC形鋼にて構成している。この場合も、内鍔部62、62側がコンクリート基材2に埋設され、本体部61の下端部61aがコンクリート基材2の下面2bから突出している。
そして、C形鋼を使用したものにおいて、補強受片23が図1等に示すようなL形アングル材であれば、この補強受片23の鉛直片21が形鋼6の端面に溶接にて固定される。また、補強受片23が図8と図9に示すように平板材であれば、内鍔部62、62にこの補強受片23を設置した状態で溶接にて固定される。
次に図11と図12は参考例を示し、この場合、補強部材3を、複数本の棒鋼4・・からなる組合体5のみでもって構成している。そして、使用する棒鋼4は、径が6mm〜32mm程度の丸鋼の鉄筋4aである。さらに、補強受片23を平板材にて構成し、その内端部60をコンクリート基材2内に突入させている。このため、補強部材3の組合体5を、張出部13まで延ばし、この延設部63と補強受片23の内端部60とを溶接にて固定することになる。なお、鉄筋4aには異形棒鋼も含む。
この図11と図12に示すパネル1では、形鋼6を有しないが組合体5の棒鋼4が鉄筋4aであるので、補強部材3として強度的に優れ、しかも、補強部材3に補強受片6が固定されるので、設置部17としての強度も優れる。なお、補強部材3が棒鋼4(鉄筋4a)の組合体5のみであっても、コンクリート基材2の上下方向(厚さ方向)中央よりも僅かに下面側、つまり中立軸よりも下側に配置するのが好ましい。このように、補強部材3が、コンクリート基材内に埋設される複数の棒鋼4の組合体5のみからなれば、製造しやすくコスト低減を図ってスラブパネル全体の強度向上を図ることができる。特に、棒鋼4は鉄筋4aであるので、強度的に優れる。
以上にこの発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、図1や図9等に示すパネル1において、補強部材3の組合体5を構成する棒鋼4は、鉄筋4aよりも細径のメッシュ筋4bを使用したが、これらの場合であっても、鉄筋4aを使用してもよい。このように、形鋼6と鉄筋4aとを使用したものでは、パネルとしての強度が一層優れたものとなる。なお、メッシュ筋4bを使用すれば、この組合体5自体は強度的に劣り、この組合体5に補強受片23を固定しても、設置部17の強度向上にはあまり寄与しないが、組合体5に補強受片23を固定したことによって、パネルの製造工程が安定する。すなわち、各パネルは、形枠内に補強部材3をセットし、この状態でコンクリートを打設することになる。このため、組合体5と補強受片23とが固定されていれば、組合体5の端部が浮き上がらない利点があるからである。
さらに、コンクリート基材2として、上記各実施の形態では、コンクリートを使用したが、ALC(軽量発泡コンクリート)を使用してもよい。また、上記各実施の形態では、弾性支持部材26を介して床梁15に設置部17を設置固定していたが、このような弾性支持部材26を介しないものであってもよい。さらに、弾性支持部材26として、液封マウント27や防振ゴム材28以外のものであってもよい。また、このスラブパネル1・・を設置する場合、図6に示すような床受部材43を省略したり、図7に示す外周床受部材44を省略したりしてもよい。さらに、補強部材3の形鋼6がハット形鋼のように、フランジ8を有するものであって、このフランジ8に補強受片23を固定するものであれば、溶接以外の固定手段、例えばボルト・ナット結合等を使用することができる。さらに、棒鋼4の数、配設ピッチ等も任意に設定することができる。また、床梁15にパネルを押え付けるための押付部材25が嵌合する切欠部22の位置として、コーナ部に限るものではなく、短辺側の中間部や長辺側の中間部等であってもよい。また、上記各実施形態では、固定ボルト34、45等を挿入するために、各対向するパネル間に隙間が形成されているが、このような隙間を無くして相対面するパネルを突き合わせることもできる。この場合、切欠部22に上下方向溝を設け、この上下方向溝に固定ボルト34、45等が嵌合させればよい。
この発明のスラブパネルの実施形態を示す要部断面図である。 上記スラブパネルの斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 上記スラブパネルの底面図である。 上記スラブパネルにて構成する床材の斜視図である。 上記スラブパネルの床梁への取付状態の要部拡大断面図である。 上記スラブパネルの床梁への取付状態の他の部位の拡大断面図である。 この発明のスラブパネルの他の実施形態を示す斜視図である。 上記スラブパネルの断面図である。 形鋼の変形例を示す断面図である。 スラブパネルの参考例を示す斜視図である。 上記スラブパネルの断面図である。 従来のスラブパネルの要部斜視図である。
符号の説明
2・・コンクリート基材、2b・・下面、3・・補強部材、4・・棒鋼、4a・・鉄筋、5・・組合体、6・・形鋼、8・・フランジ、12・・切欠部、13・・張出部、14・・下面、15・・床梁、17・・設置部、18・・水平面状切欠面、19・・鉛直面状切欠面、20・・水平片、21・・鉛直片、23・・補強受片、24・・矩形枠体

Claims (8)

  1. コンクリート基材(2)に補強部材(3)を埋設したスラブパネルであって、方形状の上記コンクリート基材(2)の短手方向に沿った両端下部に切欠部(12)(12)を形成することで、側方へ張り出す一対の張出部(13)(13)を設け、これら張出部(13)(13)の下面(14)(14)を上記コンクリート基材(2)の短手方向に沿った一対の補強受片(23)(23)にて受けて、床梁(15)上に直接若しくは弾性支持部材(26)を介して設置される設置部(17)(17)を形成し、上記補強部材(3)は、複数の棒鋼(4)を格子状に一体化してなる組合体(5)と、この組合体(5)に接合された一対の形鋼(6)(6)とからなり、上記組合体(5)を、上記コンクリート基材(2)内に埋設するとともに、上記形鋼(6)(6)を、その一部が上記コンクリート基材(2)の下面(2b)から突出するように、上記コンクリート基材(2)の長手方向に沿って配置して、上記一対の補強受片(23)(23)と一対の形鋼(6)(6)とを一体固定して矩形枠体(24)を構成したことを特徴とするスラブパネル。
  2. 上記切欠部(12)は、水平面状切欠面(18)と鉛直面状切欠面(19)とを有し、上記補強受片(23)を、上記水平面状切欠面(18)に対応する水平片(20)と、上記鉛直面状切欠面(19)に対応する鉛直片(21)とからなるL形アングル材にて構成したことを特徴とする請求項1のスラブパネル。
  3. L形アングル材からなる補強受片(23)の水平片(20)を、上記補強部材(3)の組合体(5)に固定したことを特徴とする請求項2のスラブパネル。
  4. L形アングル材からなる補強受片(23)の鉛直片(21)を、上記補強部材(3)の形鋼(6)(6)に固定したことを特徴とする請求項2又は請求項3のスラブパネル。
  5. 上記補強受片(23)は、平板材からなることを特徴とする請求項1のスラブパネル。
  6. 上記形鋼(6)は、その一対のフランジ(8)(8)がコンクリート基材(2)に埋設されたハット形鋼からなり、平板材からなる補強受片(23)を、上記ハット形鋼における一対のフランジ(8)(8)に固定したことを特徴とする請求項5のスラブパネル。
  7. 上記補強受片(23)と補強部材(3)とを溶接にて固定したことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかのスラブパネル。
  8. 上記請求項1〜請求項7のいずれかのスラブパネル(1)の設置部(17)(17)を、弾性支持部材(26)を介して床梁(15)上に配置したことを特徴とする床構造。
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