JP2007023558A - 床パネルの支持装置及びこれを用いた床構造 - Google Patents

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Abstract


【課題】 床衝撃音を効果的に低減しながら、施工費を安価に抑え、施工性の向上を図ることができる床パネルの支持装置の提供を目的とする。
【解決手段】 この支持装置3は、並設する複数の床パネル2・・を設置する設置部材20と、この設置部材20に床パネル2・・を固定する複数の固定部材23と、設置部材20を弾性支持する複数の弾性支持部材21、22・・とを備え、設置部材20は、複数のパネル載置台30、31・・を連結手段32を介して連結してなる。従って、設置部材20の長さ調整を、パネル設置台30、31・・の連結個数を調節することで、簡単に行うことができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、住宅やマンション等における床の構築に際して使用される床パネルの支持装置及びこれを用いた床構造に関する。
住宅等の床として、例えば特許文献1及び2にも開示されているように、床梁に防振ゴムや液封マウント等の弾性支持部材を取り付けて、これら弾性支持部材によって床梁に沿って配置した床受部材を弾性支持して、この床受部材に複数の床パネルの端部を設置することで、床衝撃音を低減するようにした床構造が知られている。
このような床受部材を使用した床構造においては、床パネルを弾性支持部材に直接取り付ける構造のものと比べて、弾性支持部材の水平方向や回転方向への挙動を抑えて、床パネルを安定した状態で弾性支持して、床衝撃音の低減効果を高めることができる。
特開2002−106099号公報 特開2002−201754号公報
しかしながら、上記のような床構造では、床梁の長さに応じた長尺な床受部材を用いているので、長さの異なる複数の床梁が使用されている場合には、それら各床梁に対応した長さの異なる複数の床受部材が必要となる。また、住宅のタイプが異なれば、使用する床梁の長さも異なってくることから、住宅毎に用意する床受部材の長さも異なることになる。このため、長さの異なる数多くの種類の床受部材を必要とする場合が多く、施工費が高くなる傾向にあった。
また、長さの異なる複数の長尺の床受部材を用いる場合、現場での施工も面倒になるといった不具合があった。
そこで、この発明は、上記の不具合を解消して、床衝撃音を効果的に低減しながら、施工費を安価に抑え、施工性の向上を図ることができる床パネルの支持装置及び床構造の提供を目的とする。
上記の課題を解決するため、この発明の支持装置3は、並設する複数の床パネル2・・を設置する設置部材20と、この設置部材20に床パネル2・・を固定する複数の固定部材23・・と、前記設置部材20を弾性支持する複数の弾性支持部材21、22・・とを備え、前記設置部材20は、複数のパネル載置台30、31・・を連結手段32・・を介して連結してなることを特徴とする。
また、前記連結手段32は、隣接するパネル載置台30、31のうちの一方に形成された溝部39と、前記隣接するパネル載置台30、31のうちの他方に形成されて、前記溝部39に係合する突部37とからなり、これら突部37と溝部39を係合した連結状態において、前記隣接するパネル載置台30、31の載置面30a、31aが略面一に連続して配される。
さらに、前記弾性支持部材21、22の取付用ボルト41、52を、前記パネル載置台30、31のボルト挿通孔38へ挿通させるとともに、その先端部に螺合したナット43を締め付けることによって、前記各パネル載置台30、31に対して前記弾性支持部材21、22を取り付けるようにしている。
さらにまた、前記パネル載置台30、31は、その長手方向の略中央部に前記弾性支持部材21を取り付ける中間部用と、その長手方向の端部に前記弾性支持部材22を取り付ける端部用とを備えている。
また、前記固定部材23は、前記パネル載置台30、31から上方へ向けて突出する固定用ボルト35と、この固定用ボルト35を挿通させた状態で前記パネル載置台30、31に載せた床パネル2、2上面に当接する当接プレート60と、前記固定用ボルト35に螺合して前記当接プレート60を押し込むナット61とを備えている。
さらに、隣接するパネル載置台30、31のうちの一方から突出した前記固定用ボルト35を、隣接するパネル載置台30、31のうちの他方のボルト貫通孔36に挿通させて、隣接するパネル載置台30、31同士を連結している。
さらにまた、前記弾性支持部材21、22・・の個数が、前記パネル載置台30、31・・の個数以下である。
この発明の床構造は、上記の支持装置3を用いたものであって、前記複数の弾性支持部材21、22・・を前記床梁1に取り付けるとともに、それら弾性支持部材21、22・・によって前記床梁1に沿って配置した設置部材20を弾性支持し、この設置部材20に複数の床パネル2・・の端部を設置して、それら床パネル2・・の端部を複数の固定部材23・・によって前記設置部材20に固定したことを特徴とする。
また、前記弾性支持部材21、22・・を前記床パネル2・・の隅部に対応して配置するとともに、前記床パネル2・・の端部の略中央部分を前記固定部材23・・による固定部位としている。
この発明においては、並設する複数の床パネルを設置する設置部材を、複数のパネル載置台を連結することによって構成しているから、パネル載置台の連結個数を調節するだけで、設置部材の長さ調整を簡単に行うことができ、従来のように長さの異なる数多くの種類の床受部材を用意する必要がなく、床衝撃音を効果的に低減しながら、施工費を安価に抑え、施工性の向上を図ることができる。
また、隣接するパネル載置台に形成した突部と溝部を互いに係合させることで、これら隣接するパネル載置台同士を連結しているので、簡単な構造でありながら、パネル載置台の水平方向のずれを抑えた安定した連結を可能にすることができる。
さらに、パネル載置台に弾性支持部材を取り付ける構造となっているので、これらをユニットとして予め組み付けておけば、現場においてパネル載置台同士を連結させながら弾性支持部材を床梁等に取り付けるだけで、設置部材の施工を簡単に済ますことができる。しかも、従来のような長尺な床受部材に弾性支持部材を予め組み付けるときと比べて、ユニットの搬送や取り扱いが容易であり、施工性が向上する。
さらにまた、中間部用と端部用のパネル載置台を用意することで、現場でのパネル載置台のカット等の作業をなくして、設置部材の施工をさらに簡単にすることができる。
また、床パネルを固定するためのパネル載置台の固定用ボルトを、隣接するパネル載置台のボルト貫通孔に挿通させて、固定用ボルトをパネル載置台同士の連結にも利用しているので、部品点数の削減を図りながら、これらパネル載置台同士をより確実に連結することができる。
さらにまた、弾性支持部材を床パネルの隅部に対応して配置することで、例えば弾性支持部材を床パネルの端部の略中央部分に対応して配置するときに比べて、床パネルをバランス良く弾性支持することができる。
しかも、床パネルの端部の略中央部分を固定部材による固定部位とすることで、床パネルを安定して固定することができる。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この発明の一実施形態に係る床構造は、例えば住宅やマンション等の上層階において適用され、床梁1・・と複数の床パネル2・・との間に支持装置3を介在させて、床梁1・・に対して床パネル2・・を弾性支持したものである。
床梁1・・は、例えば図1及び図2に示すように、フランジ4、4を上下に互いに平行になるようにして配置したH形鋼からなる。そして、床梁1の上フランジ4には、複数のボルト孔5・・が要所要所に形成されている。
床パネル2は、例えば図12に示すように、コンクリート基材10に補強部材11を埋設することによって構成されている。コンクリート基材10は、平面視略長方形状に形成されており、その短手方向に沿った端部における厚み方向下部側をL形に切り欠くことによって、短手方向に沿った端部における厚み方向上部側が側方へ張り出して、張出部12、12が形成されている。また、このコンクリート基材10の張出部12、12の上面略中央には、方形状の横溝13、13が夫々形成されている。
補強部材11は、例えば複数の棒鋼を格子状に溶接してなるメッシュ筋14に、一対のハット形鋼15、15を、それら開口部分が上向きとなるようにして互いに略平行に溶接することによって構成されている。このようにして構成された補強部材11は、そのハット形鋼15、15の凸部をコンクリート基材10の下面から突出させるようにして、コンクリート基材10に埋設されている。すなわち、ハット形鋼15、15は、コンクリート基材10の短手方向に沿った端部から回避した状態となっており、後述する張出部12、12の設置部材20への設置に際して支障をきたさないようになっている。
さらに、コンクリート基材10の切り欠き部分には、張出部12、12の下面を覆うようにしてL形のアングル材17、17が配され、このアングル材17、17が切り欠き部分に露出したハット形鋼15、15の端面に溶接されている。これにより、張出部12、12を補強して、張出部12、12の設置部材20への設置に際して、張出部12、12に亀裂や損傷が生じないようにしている。
なお、床パネル2としては、このような構造のものだけに限らず、例えば上記構造において張出部12、12を設けていないものや、平面視略長方形状の単なるALCであっても良い。
支持装置3は、図1及び図2に示すように、並設する複数の床パネル2・・を設置する設置部材20と、この設置部材20を弾性支持する複数の弾性支持部材21、22・・と、床パネル2・・を設置部材20に固定する複数の固定部材23・・とを備えている。
設置部材20は、複数のパネル載置台30、31・・を連結手段32・・を介して連結してなる。パネル載置台30、31としては、設置部材20の中間部に配置する中間部用のパネル載置台30と、設置部材20の端部に配置する端部用のパネル載置台31とを備えている。なお、図示しないが、床梁1に立設した独立柱を回避するような柱回避用のパネル載置台をさらに用意しても良い。
中間部用のパネル載置台30は、図3に示すように、金属製の帯板を折曲してなり、その長手方向の長さは、床パネル2の短手方向に沿った端部の長さとほぼ等しくなっている。このパネル載置台30の長手方向の一端側には、上方へ向けて突出する固定用ボルト35が溶接等によって固定されて、長手方向の他端側には、隣接するパネル載置台30、31の固定用ボルト35を挿通させるボルト貫通孔36が形成されている。また、パネル載置台30の長手方向の他端側には、その先端部分を下方に略直角に折曲することによって突部37が形成されている。さらに、パネル載置台30の長手方向の略中央部には、弾性支持部材21の取付用ボルト41を挿通させるボルト挿通孔38が形成されている。
また、中間部用のパネル載置台30における固定用ボルト35よりも中央部寄りには、短手方向の幅全長に亘って上方に開放する溝部39が形成されている。そして、この溝部39を境にして、パネル載置台30の一端側の上面がその他の部分の上面すなわち床パネル2の短手方向に沿った端部を載置する載置面30aよりも低くなっている。
端部用のパネル載置台31は、図4に示すように、中間部用のパネル載置台30のボルト挿通孔38よりも他端側を切り落とした形状となっており、その他の構成は、中間部用のパネル載置台30と同じになっている。
なお、中間部用及び端部用のパネル載置台30、31において、その長手方向に沿った端部を下方に適宜折曲げてリブを形成し、曲げ剛性を高めるようにしても良い。
隣接するパネル載置台30、31同士を連結する連結手段32は、隣接するパネル載置台30、31のうちの一方の溝部39と、隣接するパネル載置台30、31のうちの他方の突部37とから構成されている。そして、図5及び図6に示すように、隣接するパネル載置台30、31のうちの一方の固定用ボルト35を、隣接するパネル載置台30、31のうちの他方のボルト貫通孔36に挿通させながら、他方の突部37を一方の溝部39に係合することで、一方のパネル載置台30、31の一端側と他方のパネル載置台30、31の他端側が互いに重なり合って、隣接するパネル載置台30、31同士が連結するようになっている。
この連結状態において、隣接するパネル載置台30、31が水平方向や回転方向にずれることなく、これらパネル載置台30、31の載置面31a、31aが略面一となって同一直線上に連続して配されるようになっている。
弾性支持部材21、22・・としては、例えば中間部用のパネル載置台30に取り付ける液封マウント21と、端部用のパネル載置台31に取り付ける防振ゴム材22とを備えている。
液封マウント21は、図1に示すように、例えば外装ケース40内に、ゴム弾性体と、粘性流体を封入した複数の液室と、これら液室を連通するオリフィス通路とが設けられている。そして、この液封マウント21においては、パネル載置台30に設置した床パネル2に衝撃が加わると、ゴム弾性体が圧縮変形して床衝撃音を低減するようになっている。しかも、床パネル2に歩行振動が加わると、ゴム弾性体の圧縮変形により各液室の体積が変化することで、粘性液体がオリフィス通路を通って両液室間を移動し、そのときに生じる粘性液体の反力によって歩行振動を減衰するようになっている。
また、液封マウント21は、高さを低く抑えた略短円柱状に形成されており、その平面から見た横幅が、床梁1の上フランジ4上面の短手方向の横幅と略同じか若しくは若干長くなっている。液封マウント21の上面側には、上方へ向けて突出する取付用ボルト41が取り付けられ、下面側には、下方へ向けて突出する一対の脚ボルト42、42が取り付けられている。
液封マウント21のパネル載置台30への取り付けに際しては、液封マウント21の取付用ボルト41を、パネル載置台30のボルト挿通孔38へ挿通させるとともに、その先端部に螺合したナット43を締め付けるようにしている。これにより、パネル載置台30の長手方向の略中央部に、液封マウント21が取り付けられる。
また、液封マウント21の脚ボルト42、42を、床梁1の上フランジ4のボルト孔5、5へ挿通させるとともに、その先端部に螺合したナット44、44を締め付けることで、液封マウント21が床梁1の上フランジ4に取り付けられる。
防振ゴム材22は、図2に示すように、例えば上下2枚の金属板50、50間に所定の厚みを有するゴム板51を介在してなる。この防振ゴム材22は、平面視略長方形状に形成されていて、平面から見た短手方向の横幅すなわち短辺の長さが、液封マウント21の横幅の略1/2となっている。そして、この防振ゴム材22においては、パネル載置台31に設置した床パネル2に衝撃が加わると、ゴム板51が圧縮変形して床衝撃音を低減するようになっている
また、防振ゴム材22の上側の金属板50には、上方へ向けて突出する取付用ボルト52が取り付けられ、下側の金属板50には、下方へ向けて突出する一対の脚ボルト53、53が取り付けられている。
防振ゴム材22のパネル載置台31への取り付けに際しては、防振ゴム材22の取付用ボルト52を、パネル載置台31のボルト挿通孔38へ挿通させるとともに、その先端部に螺合したナット43を締め付けるようにしている。これにより、パネル載置台31の端部に、防振ゴム材22が取り付けられる。
また、防振ゴム材22の脚ボルト53、53を、床梁1の上フランジ4のボルト孔5、5へ挿通させるとともに、その先端部に螺合したナット44、44を締め付けることで、防振ゴム材22が床梁1の上フランジ4に取り付けられる。このとき、防振ゴム材22は、液封マウント21と比べて幅が小さいので、床梁1の端部付近の狭小な壁54当たり箇所にも支障なく取り付けることができるようになっている。
図5及び図6は、隣接するパネル載置台30、31同士を連結して構成した設置部材20を、床梁1に取り付けた液封マウント21や防振ゴム材22によって弾性支持した状態を示している。なお、この施工に際しては、予め工場等において、各パネル載置台30、31・・に対して液封マウント21や防振ゴム材22を取り付けておき、現場において、隣接するパネル載置台30、31同士を連結しながら、液封マウント21や防振ゴム材22を床梁1に取り付けるようにすることで、施工性の向上を図ることができる。
そして、この設置部材20におけるパネル載置台30、31・・の載置面30a、31a上には、図7〜図10に示すように、床パネル2・・における張出部12が載置される。このとき、コンクリート基材10の厚み方向下部側及びハット形鋼15、15が落とし込まれて、床レベルが低く抑えられる。このようにして設置部材20上に設置した床パネル2・・は、固定部材23・・によって設置部材20上に固定される。
この固定部材23は、パネル載置台30、31の固定用ボルト35と、この固定用ボルト35を挿通させた状態で、床パネル2、2の上面に当接する当接プレート60と、固定用ボルト35の先端部に螺合して当接プレート60を下方へ押し込むナット61とを備えている。
すなわち、図11に示すように、上記の床パネル2・・の設置状態において、パネル載置台30、31・・の固定用ボルト35が、床梁1の長手方向と直交する方向に隣接する床パネル2、2の張出部12、12間の隙間に配されていて、これら固定用ボルト35に挿通させた当接プレート60を、床梁1の長手方向と直交する方向に隣接する床パネル2、2の横溝13、13に収容させた状態で、この固定用ボルト35の先端部に螺合したナット61を締め付けることで、当接プレート60が床パネル2、2の張出部12、12の上面を押し付け、さらに床パネル2、2がパネル載置台30、31・・の連結部分を上方から押さえ付けることで、これら床パネル2、2と設置部材4とが一体化して、床パネル2、2同士も相互に連結しながら固定される。なお、このようにして設置した床パネル2・・の上面には、パーティクルボード65やフロア材が敷設される。
この床パネル2・・の固定状態において、液封マウント21や防振ゴム材22が床パネル2・・の四隅に対応して配置されることになり、また2枚の床パネル2、2の短手方向に沿った端部の略中央部分を、1つの固定部材23によって同時に固定することになる。従って、床パネル2・・をバランス良く弾性支持することができ、また多少のパネル固定位置に誤差が生じた場合でも、4枚の床パネル2・・の隅部を1つの固定部材23によって同時に固定する場合と比べて、固定強度の低下を招き難く、床パネル2・・を安定して固定することができる。
上記構成の床構造においては、物が落下したときや子供が飛び跳ねたとき等には、液封マウント21・・のゴム弾性体及び防振ゴム材21・・のゴム板51が弾性変形して、床パネル2・・から床梁1・・へ伝搬する床衝撃音を低減することができる。また、歩行時には、液封マウント21・・の減衰機構の作用により、歩行振動を減衰して歩行感を良好にすることができる。
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
例えば、この発明の支持装置は、床梁と床パネルとの間に介在させるだけでなく、RCスラブと床パネルとの間に介在させて、防振二重床の構築に利用しても良い。また、設置部材にバネ機能を持たせることにより、弾性支持部材21、22・・だけでは実現できない防振効果を発揮させるようにしても良い。さらに、上記実施形態においては、中間部用のパネル載置台30に取り付ける弾性支持部材として液封マウント21を用い、端部用のパネル載置台31に取り付ける弾性支持部材として防振ゴム材22を用いていたが、双方ともに液封マウント21を用いたり、双方ともに防振ゴム材22を用いるようにしても良い。さらにまた、上記実施形態においては、各パネル載置台30、31・・に対して弾性支持部材21、22・・を夫々取り付けて、パネル載置台30、31・・と弾性支持部材21、22・・の個数を同じにしていたが、弾性支持部材21、22・・の個数をパネル載置台30、31・・の個数よりも少なくしても良い。すなわち、弾性支持部材21、22を取り付けていないパネル載置台30、31を要所要所に用いて、設置部材20を構成しても良い。
この発明の一実施形態に係る支持装置の中間部用のパネル載置台部分の分解斜視図である。 支持装置の端部用のパネル載置台部分の分解斜視図である。 中間部用のパネル載置台の斜視図である。 端部用のパネル載置台の斜視図である。 中間部用のパネル載置台の施工状態を示す斜視図である。 端部用のパネル載置台の施工状態を示す斜視図である。 床パネルの施工状態を示す斜視図である。 床パネルの施工状態を示す斜視図である。 床パネルの施工状態を示す斜視図である。 床パネルの施工状態を示す斜視図である。 床構造の縦断面図である。 床パネルを示す図である。
符号の説明
1・・床梁、2・・床パネル、3・・支持装置、20・・設置部材、21、22・・弾性支持部材、23・・固定部材、30・・中間用のパネル載置台、30a、31a・・載置面、31・・端部用のパネル載置台、32・・連結手段、35・・固定用ボルト、36・・ボルト貫通孔、37・・突部、38・・ボルト挿通孔、39・・溝部、41、52・・取付用ボルト、42、53・・脚ボルト、43・・ナット、60・・当接プレート、61・・ナット

Claims (9)

  1. 並設する複数の床パネル(2)・・を設置する設置部材(20)と、この設置部材(20)に床パネル(2)・・を固定する複数の固定部材(23)・・と、前記設置部材(20)を弾性支持する複数の弾性支持部材(21)(22)・・とを備え、前記設置部材(20)は、複数のパネル載置台(30)(31)・・を連結手段(32)・・を介して連結してなることを特徴とする床パネルの支持装置。
  2. 前記連結手段(32)は、隣接するパネル載置台(30)(31)のうちの一方に形成された溝部(39)と、前記隣接するパネル載置台(30)(31)のうちの他方に形成されて、前記溝部(39)に係合する突部(37)とからなり、これら突部(37)と溝部(39)を係合した連結状態において、前記隣接するパネル載置台(30)(31)の載置面(30a)(31a)が略面一に連続して配される請求項1記載の床パネルの支持装置。
  3. 前記弾性支持部材(21)(22)の取付用ボルト(41)(52)を、前記パネル載置台(30)(31)のボルト挿通孔(38)へ挿通させるとともに、その先端部に螺合したナット(43)を締め付けることによって、前記各パネル載置台(30)(31)に対して前記弾性支持部材(21)(22)を取り付けるようにした請求項1又は2記載の床パネルの支持装置。
  4. 前記パネル載置台(30)(31)は、その長手方向の略中央部に前記弾性支持部材(21)を取り付ける中間部用と、その長手方向の端部に前記弾性支持部材(22)を取り付ける端部用とを備えている請求項1乃至3のいずれかに記載の床パネルの支持装置。
  5. 前記固定部材(23)は、前記パネル載置台(30)(31)から上方へ向けて突出する固定用ボルト(35)と、この固定用ボルト(35)を挿通させた状態で前記パネル載置台(30)(31)に載せた床パネル(2)(2)上面に当接する当接プレート(60)と、前記固定用ボルト(35)に螺合して前記当接プレート(60)を押し込むナット(61)とを備えている請求項1乃至4のいずれかに記載の床パネルの支持装置。
  6. 隣接するパネル載置台(30)(31)のうちの一方から突出した前記固定用ボルト(35)を、隣接するパネル載置台(30)(31)のうちの他方のボルト貫通孔(36)に挿通させて、隣接するパネル載置台(30)(31)同士を連結した請求項5記載の床パネルの支持装置。
  7. 前記弾性支持部材(21)(22)・・の個数が、前記パネル載置台(30)(31)・・の個数以下である請求項1乃至6のいずれかに記載の床パネルの支持装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の支持装置(3)を用いた床構造であって、前記複数の弾性支持部材(21)(22)・・を床梁(1)に取り付けるとともに、それら弾性支持部材(21)(22)・・によって前記床梁(1)に沿って配置した設置部材(20)を弾性支持し、この設置部材(20)に複数の床パネル(2)・・の端部を設置して、それら床パネル(2)・・の端部を複数の固定部材(23)・・によって前記設置部材(20)に固定したことを特徴とする床構造。
  9. 前記弾性支持部材(21)(22)・・を前記床パネル(2)・・の隅部に対応して配置するとともに、前記床パネル(2)・・の端部の略中央部分を前記固定部材(23)・・による固定部位とした請求項8記載の床構造。
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