JP2005206333A - フォーク取付装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 フォークリフト等の荷役車両に適用されてフォークを懸架する為のフォーク取付装置に於て、フォークをフィンガバーの任意の位置に挿脱する事ができると共に、フォークのガタつきを防止する。
【解決手段】 リフトブラケット2、フォーク3、上フィンガバー4、下フィンガバー5、昇降操作手段6とで構成し、とりわけ上フィンガバー4に対して下フィンガバー5を昇降可能に支持すると共にフォーク3の両フック7,8が両フィンガバー4,5に掛合される掛合位置とフォーク3の両フック7,8が両フィンガバー4,5から離脱可能な開放位置とをとり得る昇降操作手段6を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】 リフトブラケット2、フォーク3、上フィンガバー4、下フィンガバー5、昇降操作手段6とで構成し、とりわけ上フィンガバー4に対して下フィンガバー5を昇降可能に支持すると共にフォーク3の両フック7,8が両フィンガバー4,5に掛合される掛合位置とフォーク3の両フック7,8が両フィンガバー4,5から離脱可能な開放位置とをとり得る昇降操作手段6を設ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えばフォークリフト等の荷役車両に適用されてフォークを挿脱(挿着・離脱)する際に用いられるフォーク取付装置の改良に関する。
従来、この種のフォーク取付装置としては、例えば特許文献1の図3に記載されたものが知られている。
当該フォーク取付装置は、昇降可能なリフトブラケットと、上下のフックを備えたフォークと、リフトブラケットに設けられてフォークの上フックが掛合される上フィンガバーと、リフトブラケットに設けられてフォークの下フックが掛合される下フィンガバーと、下フィンガバーの略中央に設けられてフォークの下フックを挿脱する為の切欠と、から構成されている。
当該フォーク取付装置は、昇降可能なリフトブラケットと、上下のフックを備えたフォークと、リフトブラケットに設けられてフォークの上フックが掛合される上フィンガバーと、リフトブラケットに設けられてフォークの下フックが掛合される下フィンガバーと、下フィンガバーの略中央に設けられてフォークの下フックを挿脱する為の切欠と、から構成されている。
ところが、この様なものは、フォークをフィンガバーに対して挿脱する際には、下フィンガバーに形成された切欠を利用して行う様になっていたので、フォークをフィンガバーの任意の位置に挿脱する事ができなかった。
又、フォークのフックとフィンガバーとの間には、フィンガバーに対してフォークを移動可能にする為に間隙が形成されていたが、そのままではフォークがガタつくので、これを防止する装置を設けねばならなかった(特許文献1乃至3参照)。
又、フォークのフックとフィンガバーとの間には、フィンガバーに対してフォークを移動可能にする為に間隙が形成されていたが、そのままではフォークがガタつくので、これを防止する装置を設けねばならなかった(特許文献1乃至3参照)。
本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、フォークをフィンガバーの任意の位置に挿脱する事ができると共に、フォークのガタつきも防止できる様にしたフォーク取付装置を提供するにある。
本発明のフォーク取付装置は、基本的には、昇降可能なリフトブラケットと、上下のフックを備えたフォークと、リフトブラケットに設けられてフォークの上フックが掛合される上フィンガバーと、フォークの下フックが掛合される下フィンガバーと、上フィンガバーに対して下フィンガバーを昇降可能に支持すると共にフォークの両フックが両フィンガバーに掛合される掛合位置とフォークの両フックが両フィンガバーから離脱可能な開放位置とをとり得る昇降操作手段と、から構成した事に特徴が存する。
昇降操作手段が掛合位置にされると、上フィンガバーに対して下フィンガバーが下降されてフォークの両フックが両フィンガバーに掛合される。
昇降操作手段が開放位置にされると、上フィンガバーに対して下フィンガバーが上昇されてフォークの両フックが両フィンガバーから離脱可能にされる。
上フィンガバーに対して下フィンガバーを昇降させる事に依りフォークの両フックと両フィンガバーとの掛合・離脱を行う様にしているので、フォークをフィンガバーの任意の位置に挿着又は離脱する事ができる。その結果、下フィンガバーに設けていたフォーク挿脱用の切欠を省略する事ができる。
昇降操作手段に依り上フィンガバーに対して下フィンガバーを下降すると、フォークの両フックを両フィンガバーに密に掛合する事ができるので、フォークのガタつきが防止される。従って、専用のガタつき防止装置を設ける必要がないので、構造の簡略化とコストの低減を図る事ができる。
昇降操作手段に依り上フィンガバーに対して下フィンガバーを上昇すると、フォークの両フックを両フィンガバーから開放できるので、フォークと両フィンガバーとの摺動抵抗が減少してフォークの移動が容易に行える。
昇降操作手段が開放位置にされると、上フィンガバーに対して下フィンガバーが上昇されてフォークの両フックが両フィンガバーから離脱可能にされる。
上フィンガバーに対して下フィンガバーを昇降させる事に依りフォークの両フックと両フィンガバーとの掛合・離脱を行う様にしているので、フォークをフィンガバーの任意の位置に挿着又は離脱する事ができる。その結果、下フィンガバーに設けていたフォーク挿脱用の切欠を省略する事ができる。
昇降操作手段に依り上フィンガバーに対して下フィンガバーを下降すると、フォークの両フックを両フィンガバーに密に掛合する事ができるので、フォークのガタつきが防止される。従って、専用のガタつき防止装置を設ける必要がないので、構造の簡略化とコストの低減を図る事ができる。
昇降操作手段に依り上フィンガバーに対して下フィンガバーを上昇すると、フォークの両フックを両フィンガバーから開放できるので、フォークと両フィンガバーとの摺動抵抗が減少してフォークの移動が容易に行える。
昇降操作手段は、上フィンガバーに対して下フィンガバーを昇降可能に案内する案内機構と、上フィンガバーに対して下フィンガバーを下方に付勢する弾性体と、俯仰可能に設けられて下フィンガバーを下動させる俯伏位置と下フィンガバーを上動させる仰起位置とをとり得る操作レバーと、操作レバーを俯伏位置と仰起位置に保持し得るトグル弾性体とを備えているのが好ましい。この様にすれば、弾性体に依り下フィンガバーが下動されて下フックに弾圧されるので、フォークのガタつきを効果的に防止する事ができる。
昇降操作手段は、リフトブラケットに形成された横穴と、横動可能に設けられて横穴に嵌入されて下フィンガバーの昇降を阻止する嵌入位置と横穴に一部が嵌入されて下フィンガバーを昇降可能に支持する一部嵌入位置とをとり得る楔体と、俯仰可能に設けられて楔体を嵌入位置にする俯伏位置と楔体を一部嵌入位置にする仰起位置とをとり得る操作レバーとを備えているのが好ましい。この様にすれば、横穴と楔体に依り下フィンガバーを昇降可能に支持する事ができるので、案内機構や弾性体を別途設ける必要がなく、それだけ構造の簡単化とコストの低減を図る事ができる。
本発明に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) リフトブラケット、フォーク、上フィンガバー、下フィンガバー、昇降操作手段とで構成し、とりわけ上フィンガバーに対して下フィンガバーを昇降可能に支持すると共にフォークの両フックが両フィンガバーに掛合される掛合位置とフォークの両フックが両フィンガバーから離脱可能な開放位置とをとり得る昇降操作手段を設けたので、フォークをフィンガバーの任意の位置に挿脱する事ができると共に、フォークのガタつきも防止できる。
(2) 上フィンガバーに対して下フィンガバーを昇降可能に支持すると共にフォークの両フックが両フィンガバーに掛合される掛合位置とフォークの両フックが両フィンガバーから離脱可能な開放位置とをとり得る昇降操作手段を設けたので、昇降操作手段に依りフォークの両フックと両フィンガバーを開放位置にした場合には、フィンガバーに対してフォークを容易に移動する事ができる。
(1) リフトブラケット、フォーク、上フィンガバー、下フィンガバー、昇降操作手段とで構成し、とりわけ上フィンガバーに対して下フィンガバーを昇降可能に支持すると共にフォークの両フックが両フィンガバーに掛合される掛合位置とフォークの両フックが両フィンガバーから離脱可能な開放位置とをとり得る昇降操作手段を設けたので、フォークをフィンガバーの任意の位置に挿脱する事ができると共に、フォークのガタつきも防止できる。
(2) 上フィンガバーに対して下フィンガバーを昇降可能に支持すると共にフォークの両フックが両フィンガバーに掛合される掛合位置とフォークの両フックが両フィンガバーから離脱可能な開放位置とをとり得る昇降操作手段を設けたので、昇降操作手段に依りフォークの両フックと両フィンガバーを開放位置にした場合には、フィンガバーに対してフォークを容易に移動する事ができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第一例に係るフォーク取付装置の掛合状態を示す背面図。図2は、図1の側面図。図3は、開放状態を示す図1と同様図。図4は、図3の側面図である。
図1は、本発明の第一例に係るフォーク取付装置の掛合状態を示す背面図。図2は、図1の側面図。図3は、開放状態を示す図1と同様図。図4は、図3の側面図である。
フォーク取付装置1は、リフトブラケット2、フォーク3、上フィンガバー4、下フィンガバー5、昇降操作手段6とからその主要部が構成されて居り、フォークリフト等の荷役車両に適用される。
リフトブラケット2は、昇降可能なもので、この例では、左右一対のものにしてあり、夫々板状を呈し、図略しているが、フォークリフト等の荷役車両の車体の前側に前後傾動可能に設けられたマストに沿って昇降可能に設けられている。
フォーク3は、上下のフック7,8を備えたもので、この例では、左右一対のものにしてあり、夫々略L型を呈し、垂直片の上側背面には、倒立略L型を呈する上フック7が付設されていると共に、垂直片の下側背面には、略L型を呈する下フック8が付設されている。
上フック7には、図略しているが、バネに依り下向きに付勢された位置決め用のストッパピンが設けられている。
上フック7には、図略しているが、バネに依り下向きに付勢された位置決め用のストッパピンが設けられている。
上フィンガバー4は、リフトブラケット2に設けられてフォーク3の上フック7が掛合されるもので、この例では、横長な角柱状を呈し、両リフトブラケット2の上側前面に架設されて居り、上部には、フォーク3の上フック7が掛合される上向きの突条9が形成されている。
上フィンガバー4の突条9には、図略しているが、位置決め用のストッパピンが掛合される掛合切欠が所定間隔毎に形成されて居り、これらに依りフォーク3の左右方向の移動が規制されて両フォーク3の間隔を調整できる様になっている。
上フィンガバー4の下側とリフトブラケット2の外側との間には、補強用のプレート10が設けられている。
上フィンガバー4の突条9には、図略しているが、位置決め用のストッパピンが掛合される掛合切欠が所定間隔毎に形成されて居り、これらに依りフォーク3の左右方向の移動が規制されて両フォーク3の間隔を調整できる様になっている。
上フィンガバー4の下側とリフトブラケット2の外側との間には、補強用のプレート10が設けられている。
下フィンガバー5は、フォーク3の下フック8が掛合されるもので、この例では、横長な角柱状を呈し、両リフトブラケット2の下側前面に配されて居り、下部には、フォーク3の下フック8が掛合される下向きの突条11が形成されている。
昇降操作手段6は、上フィンガバー4に対して下フィンガバー5を昇降可能に支持すると共にフォーク3の両フック7,8が両フィンガバー4,5に掛合される掛合位置とフォーク3の両フック7,8が両フィンガバー4,5にから離脱可能な開放位置とをとり得るもので、この例では、左右一対のものにしてあり、上フィンガバー4に対して下フィンガバー5を昇降可能に案内する案内機構12と、上フィンガバー4に対して下フィンガバー5を下方に付勢する弾性体13と、俯仰可能に設けられて下フィンガバー5を下動させる俯伏位置と下フィンガバー5を上動させる仰起位置とをとり得る操作レバー14と、操作レバー14を俯伏位置と仰起位置に保持し得るトグル弾性体15とを備えている。
案内機構12は、プレート10の外側に配されて居り、上フィンガバー4に垂設された円柱状のロッド16と、これに摺動可能に嵌合されて下フィンガバー5に立設された円筒状のチューブ17とを備えている。
弾性体13は、圧縮スプリングにしてあり、案内機構12のチューブ17内に於けるロッド16と下フィンガバー5との間に介設されている。
操作レバー14は、板状を呈し、案内機構12とプレート10の後側に配されて居り、基端が前後方向の基軸18に依りプレート10に枢結されていると共に、中程には長手方向に沿った長穴19が穿設されている。操作レバー14の長穴19には、案内機構12のチューブ17に植設した前後方向の掛合軸20が嵌合されている。従って、操作レバー14を俯伏させると、案内機構12のチューブ17を介して下フィンガバー5が下動されると共に、操作レバー14を仰起させると、案内機構12のチューブ17を介して下フィンガバー5が上動される。
トグル弾性体15は、弾性体13より弾力が大きな引張スプリングにしてあり、操作レバー14の基軸18より内側のリフトブラケット2寄りに植設されたピン21と操作レバー14の先端寄りに植設されたピン22との間に介設されて居り、これらに依り所謂トグル機構を構成する様にしてある。つまり、トグル弾性体15は、操作レバー14のピン22がピン21と基軸18を通る仮想鉛直線より下側に位置した場合には、図1及び図2に示す如く、操作レバー14を俯伏位置に保持すべく付勢すると共に、操作レバー14のピン22がピン21と基軸18を通る仮想鉛直線より上側に位置した場合には、図3及び図4に示す如く、操作レバー14を仰起位置に保持すべく付勢する様になっている。
弾性体13は、圧縮スプリングにしてあり、案内機構12のチューブ17内に於けるロッド16と下フィンガバー5との間に介設されている。
操作レバー14は、板状を呈し、案内機構12とプレート10の後側に配されて居り、基端が前後方向の基軸18に依りプレート10に枢結されていると共に、中程には長手方向に沿った長穴19が穿設されている。操作レバー14の長穴19には、案内機構12のチューブ17に植設した前後方向の掛合軸20が嵌合されている。従って、操作レバー14を俯伏させると、案内機構12のチューブ17を介して下フィンガバー5が下動されると共に、操作レバー14を仰起させると、案内機構12のチューブ17を介して下フィンガバー5が上動される。
トグル弾性体15は、弾性体13より弾力が大きな引張スプリングにしてあり、操作レバー14の基軸18より内側のリフトブラケット2寄りに植設されたピン21と操作レバー14の先端寄りに植設されたピン22との間に介設されて居り、これらに依り所謂トグル機構を構成する様にしてある。つまり、トグル弾性体15は、操作レバー14のピン22がピン21と基軸18を通る仮想鉛直線より下側に位置した場合には、図1及び図2に示す如く、操作レバー14を俯伏位置に保持すべく付勢すると共に、操作レバー14のピン22がピン21と基軸18を通る仮想鉛直線より上側に位置した場合には、図3及び図4に示す如く、操作レバー14を仰起位置に保持すべく付勢する様になっている。
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
図1及び図2に示す如く、操作レバー14が俯伏されると、長穴19と掛合軸20を介して案内機構12のチューブ17が下降されて昇降操作手段6が掛合位置にされる。そうすると、リフトブラケット2及び上フィンガバー4に対して下フィンガバー5が下降されてフォーク3の両フック7,8が両フィンガバー4,5の突条9,11に掛合される。この時、下フィンガバー5がフォーク3の下フック8に掛合する事に依り下フィンガバー5のそれ以上の下降が阻止され、下フィンガバー5及び昇降操作手段6が同状態に保たれる。
図3及び図4に示す如く、操作レバー14が仰起されると、長穴19と掛合軸20を介して案内機構12のチューブ17が上昇されて昇降操作手段6が開放位置にされる。そうすると、リフトブラケット2及び上フィンガバー4に対して下フィンガバー5が上昇されてフォーク3の上フック7が上フィンガバー4の突条9に掛合されたまま、フォーク3の下フック8が下フィンガバー5の突条11から離脱される。この時、案内機構12のチューブ17が上フィンガバー4に当合すると共に、下フィンガバー5がプレート10に当合する事に依り下フィンガバー5のそれ以上の上昇が阻止され、下フィンガバー5及び昇降操作手段6が同状態に保たれる。
図1及び図2に示す如く、操作レバー14が俯伏されると、長穴19と掛合軸20を介して案内機構12のチューブ17が下降されて昇降操作手段6が掛合位置にされる。そうすると、リフトブラケット2及び上フィンガバー4に対して下フィンガバー5が下降されてフォーク3の両フック7,8が両フィンガバー4,5の突条9,11に掛合される。この時、下フィンガバー5がフォーク3の下フック8に掛合する事に依り下フィンガバー5のそれ以上の下降が阻止され、下フィンガバー5及び昇降操作手段6が同状態に保たれる。
図3及び図4に示す如く、操作レバー14が仰起されると、長穴19と掛合軸20を介して案内機構12のチューブ17が上昇されて昇降操作手段6が開放位置にされる。そうすると、リフトブラケット2及び上フィンガバー4に対して下フィンガバー5が上昇されてフォーク3の上フック7が上フィンガバー4の突条9に掛合されたまま、フォーク3の下フック8が下フィンガバー5の突条11から離脱される。この時、案内機構12のチューブ17が上フィンガバー4に当合すると共に、下フィンガバー5がプレート10に当合する事に依り下フィンガバー5のそれ以上の上昇が阻止され、下フィンガバー5及び昇降操作手段6が同状態に保たれる。
リフトブラケット2及び上フィンガバー4に対して下フィンガバー5を昇降させる事に依りフォーク3の両フック7,8と両フィンガバー4,5との掛合や離脱を行う様にしているので、フォーク3をフィンガバー4,5の任意の位置に挿着又は離脱する事ができる。その結果、従来に於て、下フィンガバー5に設けていたフォーク挿脱用の切欠を省略する事ができる。
昇降操作手段6に依りリフトブラケット2及び上フィンガバー4に対して下フィンガバー5を下降させると、弾性体13の弾力に依りフォーク3の両フック7,8が両フィンガバー4,5に密に掛合されるので、フォーク3のガタつきが防止される。その結果、専用のガタつき防止装置を設けなくても良いので、構造の簡略化とコストの低減を図る事ができる。
昇降操作手段6に依りリフトブラケット2及び上フィンガバー4に対して下フィンガバー5を上昇させると、フォーク3の上フック7が上フィンガバー4の突条9に掛合されたまま、フォーク3の下フック8が下フィンガバー5の突条11から離脱されるので、フォーク3と両フィンガバー4,5との摺動抵抗が減少してフォーク3の移動が容易に行える。その結果、左右のフォーク3の間隔を簡単に変更できる。
昇降操作手段6に依りリフトブラケット2及び上フィンガバー4に対して下フィンガバー5を下降させると、弾性体13の弾力に依りフォーク3の両フック7,8が両フィンガバー4,5に密に掛合されるので、フォーク3のガタつきが防止される。その結果、専用のガタつき防止装置を設けなくても良いので、構造の簡略化とコストの低減を図る事ができる。
昇降操作手段6に依りリフトブラケット2及び上フィンガバー4に対して下フィンガバー5を上昇させると、フォーク3の上フック7が上フィンガバー4の突条9に掛合されたまま、フォーク3の下フック8が下フィンガバー5の突条11から離脱されるので、フォーク3と両フィンガバー4,5との摺動抵抗が減少してフォーク3の移動が容易に行える。その結果、左右のフォーク3の間隔を簡単に変更できる。
次に、本発明の第二例を、図5乃至図9に基づいて説明する。
図5は、本発明の第二例に係るフォーク取付装置の掛合状態を示す一部を破断した正面図。図6は、図5の側面図。図7は、開放状態を示す図5と同様図。図8は、図7の平面図。図9は、図7の側面図である。
図5は、本発明の第二例に係るフォーク取付装置の掛合状態を示す一部を破断した正面図。図6は、図5の側面図。図7は、開放状態を示す図5と同様図。図8は、図7の平面図。図9は、図7の側面図である。
第二例は、昇降操作手段6を第一例とは異ならせたものである。
つまり、昇降操作手段6は、リフトブラケット2に形成された横穴23と、横動可能に設けられて横穴23に嵌入されて下フィンガバー5の昇降を阻止する嵌入位置と横穴23に一部が嵌入されて下フィンガバー5を昇降可能に支持する一部嵌入位置とをとり得る楔体24と、俯仰可能に設けられて楔体24を嵌入位置にする俯伏位置と楔体24を一部嵌入位置にする仰起位置とをとり得る操作レバー25とを備えている。
つまり、昇降操作手段6は、リフトブラケット2に形成された横穴23と、横動可能に設けられて横穴23に嵌入されて下フィンガバー5の昇降を阻止する嵌入位置と横穴23に一部が嵌入されて下フィンガバー5を昇降可能に支持する一部嵌入位置とをとり得る楔体24と、俯仰可能に設けられて楔体24を嵌入位置にする俯伏位置と楔体24を一部嵌入位置にする仰起位置とをとり得る操作レバー25とを備えている。
下フィンガバー5の後側には、横長な角柱状のサポート26が付設されていると共に、このサポート26の後側には横長な板状のプレート27が付設されている。これらサポート26とプレート27は、左右のリフトブラケット2間に位置して下フィンガバー5と一緒に昇降可能に設けられている。
横穴23は、左右一対のものにしてあり、角穴状を呈し、リフトブラケット2の下側に左右方向に貫通して穿設されている。
楔体24は、左右一対のものにしてあり、リフトブラケット2の内側に配されて横穴23に適合した角柱状を呈し、上面には、低位水平面とこれに続く傾斜面とこれに続く上位水平面とを備えている。
操作レバー25は、プレート27の前面に配されて中程が前後方向の支軸28に依り俯仰可能に枢結されている。操作レバー25と各楔体24との間には、操作レバー25の俯仰動作に依り各楔体24が外側又は内側に同期して移動させる為のリンケージ29が介設されている。
横穴23は、左右一対のものにしてあり、角穴状を呈し、リフトブラケット2の下側に左右方向に貫通して穿設されている。
楔体24は、左右一対のものにしてあり、リフトブラケット2の内側に配されて横穴23に適合した角柱状を呈し、上面には、低位水平面とこれに続く傾斜面とこれに続く上位水平面とを備えている。
操作レバー25は、プレート27の前面に配されて中程が前後方向の支軸28に依り俯仰可能に枢結されている。操作レバー25と各楔体24との間には、操作レバー25の俯仰動作に依り各楔体24が外側又は内側に同期して移動させる為のリンケージ29が介設されている。
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
図5及び図6に示す如く、操作レバー22が俯伏されると、リンケージ29を介して楔体24の上位水平面が横穴23に位置すべく楔体24が横穴23に嵌入されて昇降操作手段6が掛合位置にされる。そうすると、リフトブラケット2及び上フィンガバー4に対して下フィンガバー5が下降、つまり下フィンガバー5に対してリフトブラケット2及び上フィンガバー4が上昇されてフォーク3の両フック7,8が両フィンガバー4,5の突条9,11に掛合される。
図7乃至図9に示す如く、操作レバー22が仰起されると、リンケージ29を介して楔体24の下位水平面が横穴23に位置すべく楔体24の一部が横穴23に嵌入されて昇降操作手段6が開放位置にされる。そうすると、リフトブラケット2及び上フィンガバー4に対して下フィンガバー5が上昇、つまり下フィンガバー5に対してリフトブラケット2及び上フィンガバー4が下降されてフォーク3の下フック8が下フィンガバー5の突条11に掛合されたまま、フォーク3の上フック7が上フィンガバー4の突条9から離脱される。従って、フォーク3を接地すると共に、リフトブラケット2及びフィンガバー4,5をマストに依って後傾させて上昇させればフィンガバー4,5からフォーク3を離脱する事ができる。又、これの逆の要領に依りフォーク3をフィンガバー4,5に挿着する事もできる。
図5及び図6に示す如く、操作レバー22が俯伏されると、リンケージ29を介して楔体24の上位水平面が横穴23に位置すべく楔体24が横穴23に嵌入されて昇降操作手段6が掛合位置にされる。そうすると、リフトブラケット2及び上フィンガバー4に対して下フィンガバー5が下降、つまり下フィンガバー5に対してリフトブラケット2及び上フィンガバー4が上昇されてフォーク3の両フック7,8が両フィンガバー4,5の突条9,11に掛合される。
図7乃至図9に示す如く、操作レバー22が仰起されると、リンケージ29を介して楔体24の下位水平面が横穴23に位置すべく楔体24の一部が横穴23に嵌入されて昇降操作手段6が開放位置にされる。そうすると、リフトブラケット2及び上フィンガバー4に対して下フィンガバー5が上昇、つまり下フィンガバー5に対してリフトブラケット2及び上フィンガバー4が下降されてフォーク3の下フック8が下フィンガバー5の突条11に掛合されたまま、フォーク3の上フック7が上フィンガバー4の突条9から離脱される。従って、フォーク3を接地すると共に、リフトブラケット2及びフィンガバー4,5をマストに依って後傾させて上昇させればフィンガバー4,5からフォーク3を離脱する事ができる。又、これの逆の要領に依りフォーク3をフィンガバー4,5に挿着する事もできる。
この様なものは、昇降操作手段6の楔体24を横穴23に嵌入してリフトブラケット2及び上フィンガバー4に対して下フィンガバー5を下降させると、フォーク3の両フック7,8が両フィンガバー4,5に密に掛合されるので、フォーク3のガタつきが防止される。
昇降操作手段6の横穴23とこれに一部を嵌入できる楔体24に依りリフトブラケット2に対して下フィンガバー5を昇降可能に支持する事ができるので、第一例の様に、案内機構12を別途設ける必要がないと共に、弾性体13やトグル弾性体15を割愛する事ができる。その結果、それだけ構造の簡単化とコストの低減を図る事ができる。
昇降操作手段6の横穴23とこれに一部を嵌入できる楔体24に依りリフトブラケット2に対して下フィンガバー5を昇降可能に支持する事ができるので、第一例の様に、案内機構12を別途設ける必要がないと共に、弾性体13やトグル弾性体15を割愛する事ができる。その結果、それだけ構造の簡単化とコストの低減を図る事ができる。
尚、案内機構12は、第一例では、ロッド16とチューブ17を用いたが、これに限らず、例えば型材や板材を用いた構造等でも良い。
弾性体13は、第一例では、ロッド16と下フィンガバー5との間に介設したが、これに限らず、例えばチューブ17と上フィンガバー4との間等に介設しても良い。
楔体24は、第二例では、下位水平面と傾斜面と上位水平面を備えていたが、これに限らず、例えば上面全体を傾斜面にしたり、上位水平面を緩い傾斜面にしても良い。これらの場合、横穴23もこれら傾斜面に適合した傾斜受面を備えたものにしても良い。この様にすれば、楔体24を横穴23に嵌入させた場合には、より大きな楔効果が発揮されてフォーク3のガタつきを完全に防止する事ができる。
弾性体13は、第一例では、ロッド16と下フィンガバー5との間に介設したが、これに限らず、例えばチューブ17と上フィンガバー4との間等に介設しても良い。
楔体24は、第二例では、下位水平面と傾斜面と上位水平面を備えていたが、これに限らず、例えば上面全体を傾斜面にしたり、上位水平面を緩い傾斜面にしても良い。これらの場合、横穴23もこれら傾斜面に適合した傾斜受面を備えたものにしても良い。この様にすれば、楔体24を横穴23に嵌入させた場合には、より大きな楔効果が発揮されてフォーク3のガタつきを完全に防止する事ができる。
1…フォーク取付装置、2…リフトブラケット、3…フォーク、4…上フィンガバー、5…下フィンガバー、6…昇降操作手段、7…上フック、8…下フック、9…突条、10…プレート、11…突条、12…案内機構、13…弾性体、14…操作レバー、15…トグル弾性体、16…ロッド、17…チューブ、18…基軸、19…長穴、20…掛合軸、21,22…ピン、23…横穴、24…楔体、25…操作レバー、26…サポート、27…プレート、28…支軸、29…リンケージ。
Claims (3)
- 昇降可能なリフトブラケットと、上下のフックを備えたフォークと、リフトブラケットに設けられてフォークの上フックが掛合される上フィンガバーと、フォークの下フックが掛合される下フィンガバーと、上フィンガバーに対して下フィンガバーを昇降可能に支持すると共にフォークの両フックが両フィンガバーに掛合される掛合位置とフォークの両フックが両フィンガバーから離脱可能な開放位置とをとり得る昇降操作手段と、から構成した事を特徴とするフォーク取付装置。
- 昇降操作手段は、上フィンガバーに対して下フィンガバーを昇降可能に案内する案内機構と、上フィンガバーに対して下フィンガバーを下方に付勢する弾性体と、俯仰可能に設けられて下フィンガバーを下動させる俯伏位置と下フィンガバーを上動させる仰起位置とをとり得る操作レバーと、操作レバーを俯伏位置と仰起位置に保持し得るトグル弾性体とを備えている請求項1に記載のフォーク取付装置。
- 昇降操作手段は、リフトブラケットに形成された横穴と、横動可能に設けられて横穴に嵌入されて下フィンガバーの昇降を阻止する嵌入位置と横穴に一部が嵌入されて下フィンガバーを昇降可能に支持する一部嵌入位置とをとり得る楔体と、俯仰可能に設けられて楔体を嵌入位置にする俯伏位置と楔体を一部嵌入位置にする仰起位置とをとり得る操作レバーとを備えている請求項1に記載のフォーク取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004015315A JP2005206333A (ja) | 2004-01-23 | 2004-01-23 | フォーク取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004015315A JP2005206333A (ja) | 2004-01-23 | 2004-01-23 | フォーク取付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005206333A true JP2005206333A (ja) | 2005-08-04 |
Family
ID=34900822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004015315A Withdrawn JP2005206333A (ja) | 2004-01-23 | 2004-01-23 | フォーク取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005206333A (ja) |
-
2004
- 2004-01-23 JP JP2004015315A patent/JP2005206333A/ja not_active Withdrawn
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