JP2005205828A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ラインヘッド式のインクジェット記録装置において、仮にノズルに不吐不良、インク吐き出し曲がり等があっても目立ちにくく良好な画像が得られるインクジェット記録装置、およびインクジェット記録方法を提供する。
【解決手段】 記録紙を搬送する記録紙搬送手段と、記録紙の搬送方向と直交する直交方向に複数のノズルが直列に配置された固定式の記録ヘッドを有する記録手段と、記録ヘッドを前記直交方向に移動する記録ヘッド移動手段と、記録ヘッドを前記直交方向の所定位置に移動させ且つ記録紙を前記搬送方向の任意の向きに搬送しながら前記記録手段で間欠的に記録を行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返し記録紙の全体に画像が記録されることにより、記録紙上で前記搬送方向に隣接する各記録ドットが異なる前記ノズルにより記録されるように制御する制御手段とを備えたインクジェット記録装置。
【選択図】 図1
【解決手段】 記録紙を搬送する記録紙搬送手段と、記録紙の搬送方向と直交する直交方向に複数のノズルが直列に配置された固定式の記録ヘッドを有する記録手段と、記録ヘッドを前記直交方向に移動する記録ヘッド移動手段と、記録ヘッドを前記直交方向の所定位置に移動させ且つ記録紙を前記搬送方向の任意の向きに搬送しながら前記記録手段で間欠的に記録を行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返し記録紙の全体に画像が記録されることにより、記録紙上で前記搬送方向に隣接する各記録ドットが異なる前記ノズルにより記録されるように制御する制御手段とを備えたインクジェット記録装置。
【選択図】 図1
Description
本発明はインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法に係わり、記録紙の搬送方向と直交する方向にヘッド(記録素子)が並列された固定式の記録ヘッドを用い、記録紙を搬送方向に送る副走査のみで記録するラインヘッド式のインクジェット記録装置に関する。
(背景技術1)
従来より、インクジェット記録装置(インクジェットプリンタともいう)として、シリアル式のインクジェット記録装置とラインヘッド式のインクジェット記録装置が知られているシリアル式のインクジェット記録装置は、記録紙を間欠的に搬送しながら記録紙搬送方向と直交方向に記録ヘッドを移動させ画像の形成を行う。このシリアル式のインクジェット記録装置では、ノズルに吐出不良が発生した場合でも、同一列のドットは複数のノズルから吐き出されたインクにより形成されるために画像の不良が目立ち難いという利点はある一方で、記録紙搬送方向に直交する方向に記録ヘッドが往復駆動されるため記録に時間がかかるという問題がある。
従来より、インクジェット記録装置(インクジェットプリンタともいう)として、シリアル式のインクジェット記録装置とラインヘッド式のインクジェット記録装置が知られているシリアル式のインクジェット記録装置は、記録紙を間欠的に搬送しながら記録紙搬送方向と直交方向に記録ヘッドを移動させ画像の形成を行う。このシリアル式のインクジェット記録装置では、ノズルに吐出不良が発生した場合でも、同一列のドットは複数のノズルから吐き出されたインクにより形成されるために画像の不良が目立ち難いという利点はある一方で、記録紙搬送方向に直交する方向に記録ヘッドが往復駆動されるため記録に時間がかかるという問題がある。
ラインヘッド式のインクジェット記録装置は、記録紙の搬送方向と直交する方向にヘッド(記録素子)が並列された固定式の記録ヘッドを用い、記録紙を搬送方向に送る副走査のみで記録するラインヘッド式のインクジェット記録装置においては、記録材を所定位置にセットし、記録ヘッドからインクを吐き出して一括して1行分の記録を連続的に行いながら所定量の紙送り(ピッチ送り)を行い、記録紙の全体に画像が記録される(特許文献2の従来の技術参照)。
(背景技術2)
他のラインヘッド式のインクジェット記録装置として、記録ヘッドの不吐ノズルを検出する手段と記録ヘッドと並設された補助記録ヘッドを設け、不吐ノズルがある場合、補助記録ヘッドを用いて補完して画像を形成する技術が開示されている(特許文献1参照)。また、他のラインヘッド式のインクジェット記録装置として、ノズルの並び方向に複数の加熱領域を形成し、これら複数の加熱領域を選択的に駆動することにより、各ノズルからのインクの着弾位置を制御して画像を形成する技術が開示されている(特許文献2参照)。
特開平11−334047号公報
特開2002−192727号公報
他のラインヘッド式のインクジェット記録装置として、記録ヘッドの不吐ノズルを検出する手段と記録ヘッドと並設された補助記録ヘッドを設け、不吐ノズルがある場合、補助記録ヘッドを用いて補完して画像を形成する技術が開示されている(特許文献1参照)。また、他のラインヘッド式のインクジェット記録装置として、ノズルの並び方向に複数の加熱領域を形成し、これら複数の加熱領域を選択的に駆動することにより、各ノズルからのインクの着弾位置を制御して画像を形成する技術が開示されている(特許文献2参照)。
(背景技術1の課題)として、ラインヘッド式のインクジェット記録装置においては、記録時間はシリアル式のインクジェット記録装置に比べ短縮できるが、不吐ノズル、傾いてインクを吐き出すノズルがあると画像不良が明瞭にあらわれてしまうという問題がある。本発明の目的は、ラインヘッド式のインクジェット記録装置において、仮にノズルに不吐不良、インク吐き出し曲がり等があっても目立ちにくく良好な画像が得られるインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法を提供することにある。
(背景技術2の課題)として、不吐ノズルを補助記録ヘッドで補完したり、また、複数の加熱領域を選択的に駆動して各ノズルからのインクの着弾位置を制御したりすると、構成が複雑となり、またコスト高なものになるという問題がある。
本発明の他の目的は、ラインヘッド式のインクジェット記録装置において、簡易な構造で、不吐ノズルが他のノズルで補完できるインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法を提供することにある。
本発明の目的は下記の手段のいずれかにより達成される。
(1)記録紙を搬送する記録紙搬送手段と、記録紙の搬送方向と直交する直交方向に複数のノズルが直列に配置された固定式の記録ヘッドを有する記録手段と、前記記録ヘッドを前記直交方向に移動する記録ヘッド移動手段と、前記記録ヘッドを前記直交方向の所定位置に移動させ且つ記録紙を前記搬送方向の任意の向きに搬送しながら前記記録手段で間欠的に記録を行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返し記録紙の全体に画像が記録されることにより、記録紙上で前記搬送方向に隣接する各記録ドットが異なる前記ノズルにより記録されるように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
(2)記録紙の搬送方向と直交する直交方向に複数のノズルが直列に配置された固定式の記録ヘッドにより画像を記録するインクジェット記録方法において、前記記録ヘッドを前記直交方向の所定位置に移動させ且つ記録紙を前記搬送方向の任意の向きに搬送しながら前記記録ヘッドで間欠的に記録を行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返し記録紙の全体に画像が記録されることにより、記録紙上で前記搬送方向に隣接する各記録ドットが異なる前記ノズルにより記録されることを特徴とするインクジェット記録方法。
(3)記録紙を搬送する記録紙搬送手段と、記録紙の搬送方向と直交する直交方向に複数のノズルが直列に配置された固定式の記録ヘッドを有する記録手段と、前記記録ヘッドを前記直交方向に移動する記録ヘッド移動手段と、前記記録ヘッドの不吐ノズルを検査するノズル検査手段と、前記記録ヘッドを前記直交方向の所定位置に移動させ且つ記録紙を前記搬送方向の任意の向きに搬送しながら前記記録手段で間欠的に記録を行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返すと共に、前記記録ヘッドに前記不吐ノズルがある場合には、前記工程を所定回繰り返す際に不吐ノズルの不記録ドットを他のノズルにより補完し記録紙の全体に画像が記録されるように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
(4)記録紙の搬送方向と直交する直交方向に複数のノズルが直列に配置された固定式の記録ヘッドにより画像を記録するインクジェット記録方法において、前記記録ヘッドを前記直交方向の所定位置に移動させ且つ記録紙を前記搬送方向の任意の向きに搬送しながら前記記録手段で記録を間欠的に行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返すと共に、不吐ノズルを検査して記録ヘッドに前記不吐ノズルがある場合には、前記工程を所定回繰り返す際に前記不吐ノズルの不記録ドットを他のノズルにより補完し記録紙の全体に画像が記録されることを特徴とするインクジェット記録方法。
以上のように構成したので下記のような効果を奏する。請求項1に記載の発明によれば、記録ヘッドを直交方向の所定位置に移動させ且つ記録紙を搬送方向の任意の向きに搬送しながら記録手段で間欠的に記録を行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返し記録紙の全体に画像が記録されることにより、記録紙上で搬送方向に隣接する各記録ドットが異なるノズルにより記録されるように制御するので、ラインヘッド式のインクジェット記録装置において、仮にノズルに不吐不良、インク吐き出し曲がり等があっても目立ちにくく良好な画像が得られるようになった。
請求項2に記載の発明によれば、記録紙を搬送方向の一定の向きにのみ搬送しながら記録手段で間欠的の記録を繰り返すので、繰り返しの搬送精度がよく、またカラーの場合にYMCKの色毎の印字順序が同じになることで高画質の画像が得られるようになった。
請求項3に記載の発明によれば、記録紙を搬送方向の向きを交互に変えて搬送しながら記録手段で間欠的の記録を繰り返すので、記録時間が短縮できるようになった。
請求項4に記載の発明によれば、記録紙搬送手段は、記録紙を無端の記録紙搬送ベルトで搬送するので、簡易で、且つ記録紙の平面性を保った状態で精度よく副走査できるようになった。
請求項5に記載の発明によれば、記録紙を静電気により搬送ベルトに吸着するので、記録ヘッドと記録紙の間隔が所定の距離に保たれるために、距離変動による画像不良が解消され、記録手段を繰り返し往復する際に、記録紙を精度よく搬送(副走査)できるようになった。
請求項6に記載の発明によれば、記録紙の幅サイズと記録ヘッドの複数のノズル全長に基づき記録ヘッドの移動量を求めるので、記録ヘッドの移動量が適切に行われ、不吐ノズルによる不記録ドットが目立ちにくくなった。
請求項7に記載の発明によれば、記録紙を搬送方向の一定の向きにのみ搬送しながら記録手段で間欠的に記録を行う第1モードと、記録紙を搬送方向の向きを交互に変えて搬送しながら記録手段で間欠的に記録を行う第2モードとを有し、第1モードと第2モードに切り替え可能であるので、使用者が用途に応じて、高画質と処理時間のいずれかを優先してモードを決めることができるようになった。
請求項8に記載の発明によれば、記録ヘッドを直交方向の所定位置に移動させ且つ記録紙を搬送方向の任意の向きに搬送しながら記録ヘッドで間欠的に記録を行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返し記録紙の全体に画像が記録されることにより、記録紙上で搬送方向に隣接する各記録ドットが異なるノズルにより記録されるので、請求項1の効果と同様の効果を奏するようになった。
請求項9に記載の発明によれば、記録ヘッドを直交方向の所定位置に移動させ且つ記録紙を搬送方向の任意の向きに搬送しながら記録手段で間欠的に記録を行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返すと共に、記録ヘッドに不吐ノズルがある場合には、工程を所定回繰り返す際に不吐ノズルの不記録ドットを他のノズルにより補完し記録紙の全体に画像が記録されるように制御するので、仮にインク吐き出し曲がり等があっても目立ちにくく、また、不吐ノズルを他のノズルにより補完するので良好な画像が得られるようになった。
請求項10から16に記載の発明によれば、それぞれ請求項2から8に記載の効果を奏するようになった。
請求項17に記載の発明によれば、記録ヘッドを直交方向の所定位置に移動させ且つ記録紙を搬送方向の任意の向きに搬送しながら記録手段で記録を間欠的に行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返すと共に、記録ヘッドに不吐ノズルがある場合には、工程を所定回繰り返す際に不吐ノズルの不記録ドットを他のノズルにより補完し記録紙の全体に画像が記録されるので、請求項9の効果と同様の効果を奏するようになった。
実施の形態に係わるインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法について図面を参照して説明する。
なお、方向および向きの定義は次の通りとする。記録紙が搬送される記録紙搬送方向をX方向とし、記録紙搬送方向と直交する方向(記録ヘッドの配置方向)をZ方向とし、さらにX方向、Z方向に対し上下方向をY方向とする。また、+X向きは記録紙が記録ヘッドの所定位置に搬送されていく向きをいい、−X向きは前記+X向きと逆の向き、また+Z向きは+X向きより見て左側の向き、−Z向きは前記+Z向きの逆向き、+Y向きはX方向に対し上側の向き、−Y向きは+Y向きの逆向きをさすものとする(図2参照)。
[実施の形態1]
実施の形態1は請求項1から8に係わるインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法の実施の形態である。
実施の形態1は請求項1から8に係わるインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法の実施の形態である。
(インクジェット記録装置の構成)
図1は実施の形態1に係わるインクジェット記録装置の構成を示す断面図であり、図2は図1の要部構成を示す斜視図である。図1、2に示すように、画像形成装置は、記録紙収納部20、記録紙給紙手段30、記録紙搬送手段40、記録手段50、記録ヘッド移動手段60、トレイ70、操作パネル80、電気関係ブロック90等で構成されている。
図1は実施の形態1に係わるインクジェット記録装置の構成を示す断面図であり、図2は図1の要部構成を示す斜視図である。図1、2に示すように、画像形成装置は、記録紙収納部20、記録紙給紙手段30、記録紙搬送手段40、記録手段50、記録ヘッド移動手段60、トレイ70、操作パネル80、電気関係ブロック90等で構成されている。
最初に、記録紙収納部20は、記録紙Sを収納する収納部である。記録紙給紙手段30は、記録紙収納部20より記録紙Sを1枚ずつ分離、搬送してレジストローラ31まで給紙する手段である。レジストローラ31は記録紙Sを一旦停止させ記録手段50の記録のタイミングをとって、記録紙搬送手段40に送り込む機能を有する。
記録紙搬送手段40は無端の搬送ベルト41と複数のローラより構成され、帯電ローラ42は搬送ベルト41を帯電させ、記録紙Sを静電吸着する。なお、搬送ベルト41は除電されて記録紙をトレイのある+X向きに搬送する。記録紙搬送手段40はレジストローラ31より送り込まれた記録紙Sを記録ヘッド51の所定位置に搬送すると共に、記録紙に記録する際に、記録紙を+X向き、−X向きに搬送(副走査)する。記録手段50は記録紙Sの搬送方向と直交する直交方向(Z方向)に複数のノズルが直列に配置された固定式の記録ヘッド51を有する。記録ヘッド51は、イエローの記録ヘッド51Y、マゼンタの記録ヘッド51M、シアンの記録ヘッド51C、ブラックの記録ヘッド51Kの4ヘッドがブロックになっている。各記録ヘッドはそれぞれZ方向に複数のノズルが直列に配置されている。
記録ヘッド移動手段60は記録ヘッド51をZ方向に移動する。モータ61が回転するとスクリュウ62が回転し、ナット63が移動する。すると、ナット63と一体の記録ヘッド51がガイド軸64に沿って+Z向き、または−Z向きに移動するようになっている(図2参照)。
トレイ70は、記録された記録紙Sが排出されるトレイである。操作パネル80は、インクジェット記録装置の記録方法等を入力するためのパネルである。操作パネル80で第1モード、第2モードの切換ができる。第1モードは記録紙を搬送方向の一定の向きにのみ搬送しながら記録手段で間欠的に記録を行うモード、第2モードは記録紙を搬送方向の向きを交互に変えて搬送しながら記録手段で間欠的に記録を行うモードである。電気関係ブロック90は電気関係のブロックであり、詳しくは後述する。
次に、インクジェット記録装置の電気関係について説明する。図3はインクジェット記録装置の電気関係のブロック図である。図3に示すように、電気関係ブロック90は制御手段、アクチュエータ、センサ等で構成されている。
制御手段91は、CPU、ROM、RAMを含み、インクジェット記録装置をシーケンシャルに制御すると共に、後述する各ブロックを制御している。92aは、記録紙Sを収納部より送り出すための記録紙送り出しモータ、92bはレジストローラ用モータ、93aは搬送ベルト41を駆動する搬送ベルトモータ、93bは搬送ベルト41の移動量を計測するエンコーダ、93cは搬送ベルト41に静電気を生じさせるための帯電部、95は記録ヘッド51を移動させる記録ヘッドモータ、97は排出ローラ用モータ、96は操作パネルの電気部分、93は記録ヘッドの電気部分、93dは搬送ベルト41の静電気を除去する除電部である。
前述の制御手段91において、記録ヘッド51をX方向の所定位置に移動させ且つ記録紙をX方向の任意の向き(+X、または−X)に搬送(副走査)しながら記録手段で記録を間欠的に行い、所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返すことにより、記録紙上でX方向に隣接する各記録ドットが異なるノズルにより記録紙の全体に画像が記録されるように制御する。実施の形態の第1のモードでは、記録紙を搬送方向の一定の向き(+X向き)にのみ搬送しながら記録手段で記録を間欠的に行うことを繰り返す。また、第2のモードでは、記録紙を+X向き、−X向きの交互に変えて搬送しながら記録手段で記録を間欠的に行うことを繰り返す。さらに、制御手段91は、記録ヘッドの移動量を記録紙の幅サイズと記録ヘッドの並列されたノズル全長に基づき求める機能を有している。
(インクジェット記録方法の説明)
インクジェット記録方法は、記録紙の搬送方向(X方向)と直交する直交方向(Z方向)に複数のノズルが直列に配置された固定式の記録ヘッド51により画像を記録する記録方法であり、記録ヘッド51を直交方向(Z方向)の所定位置に移動させ、且つ記録紙Sを搬送方向(X方向)の任意の向き(+X向き、または−X向き)に搬送しながら記録ヘッド51で記録を間欠的に行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返すことにより、記録紙S上で搬送方向(X方向)に隣接する各記録ドットが異なるノズルにより記録紙の全体に画像が記録される記録方法である。
インクジェット記録方法は、記録紙の搬送方向(X方向)と直交する直交方向(Z方向)に複数のノズルが直列に配置された固定式の記録ヘッド51により画像を記録する記録方法であり、記録ヘッド51を直交方向(Z方向)の所定位置に移動させ、且つ記録紙Sを搬送方向(X方向)の任意の向き(+X向き、または−X向き)に搬送しながら記録ヘッド51で記録を間欠的に行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返すことにより、記録紙S上で搬送方向(X方向)に隣接する各記録ドットが異なるノズルにより記録紙の全体に画像が記録される記録方法である。
具体例でさらに詳しく説明する。図4は、実施の形態1に係わるインクジェット記録方法の説明図である。図4において、記録紙SはX方向に搬送し、記録ヘッド51YはZ方向に配置されている。記録ヘッド51Yには6つのノズルa、b、c、d,e,fがあり、ノズルcが不吐ノズルとし、+X向きに3回繰り返し搬送(副走査)するものとする。
1回目は、記録ヘッド51YでラインL1を記録する。2回目は、記録ヘッド51Yを+Z向きに1ノズル分だけずらせ、記録紙Sを+X向きに移動させ、ラインL2を記録する。さらに、3回目は、記録ヘッド51Yを+Z向きに1ノズル分だけずらせ、記録紙Sを+X向きに移動させ、ラインL3を記録する。図4で52は不記録ドットを示す。
以上のようにすることにより、従来は、不吐ノズルがある場合、3列目H3に記録されない不記録ドットがX方向に並ぶことにより白すじ状の不良となるが、本発明によれば、複数の列に分散され欠損が目立ち難くなくく良好な画質となる。
(インクジェット記録装置の動作説明)
本発明のインクジェット記録装置の動作例について、第1モード、第2モードの2つについてY(イエロ)を代表してそれぞれ説明する。
本発明のインクジェット記録装置の動作例について、第1モード、第2モードの2つについてY(イエロ)を代表してそれぞれ説明する。
(第1モードの場合)
図1から図6を参照して説明する。図5は実施の形態1に係わる第1モードの要部工程を示す図であり、詳しくは、図5(イ)は、第1回目の記録工程中を示し、図5(ロ)は第2回目の記録工程中を示し、さらに図5(ハ)は第3回目の記録工程中を示している。図6は実施の形態1の第1モードの動作フローチャートを示す図である。
図1から図6を参照して説明する。図5は実施の形態1に係わる第1モードの要部工程を示す図であり、詳しくは、図5(イ)は、第1回目の記録工程中を示し、図5(ロ)は第2回目の記録工程中を示し、さらに図5(ハ)は第3回目の記録工程中を示している。図6は実施の形態1の第1モードの動作フローチャートを示す図である。
最初に、記録紙Sを収納部より取り出し、レジストローラ31で記録紙Sを一時停止させる(図1参照)。その後、図6の動作フローチャートに沿って説明する。
フローF01:記録紙Sを+X向きに移動する。
フローF02:1ライン分を記録する。
フローF03:記録紙Sが所定量紙送りしたかどうか判断し、NOであればフローF01に行き、YESであれば、フローF04に行く(図5(イ)参照)。
フローF04:記録ヘッド51Yを+Z向きに所定量移動する。
フローF05:記録紙Sを−X向きに戻す。
フローF06:記録紙Sを+X向きに移動する。
フローF07:1ライン分を記録する。
フローF08:記録紙Sが所定量紙送りかどうか判断し、NOであればフローF06に行き、YESであれば、フローF09に行く(図5(ロ)参照)。
フローF09:記録ヘッドSを+Z向き所定量移動する。
フローF10:記録紙Sを−X向きに戻す。
フローF11:記録紙を+X向きに移動する。
フローF12:1ライン分を記録する。
フローF13:記録紙Sを所定量紙送りかどうか判断し、NOであればフローF11に行き、YESであれば、フローF14に行く(図5(ハ)参照)。
フローF14:記録紙Sを+X向きに移動し、記録紙Sの吸着を解除し、記録紙をトレイに排出する(図1参照)。
フローF15:記録ヘッド51Yを−Z向きに所定量移動して初期位置に復帰する(図5(イ)参照)。
フローF01:記録紙Sを+X向きに移動する。
フローF02:1ライン分を記録する。
フローF03:記録紙Sが所定量紙送りしたかどうか判断し、NOであればフローF01に行き、YESであれば、フローF04に行く(図5(イ)参照)。
フローF04:記録ヘッド51Yを+Z向きに所定量移動する。
フローF05:記録紙Sを−X向きに戻す。
フローF06:記録紙Sを+X向きに移動する。
フローF07:1ライン分を記録する。
フローF08:記録紙Sが所定量紙送りかどうか判断し、NOであればフローF06に行き、YESであれば、フローF09に行く(図5(ロ)参照)。
フローF09:記録ヘッドSを+Z向き所定量移動する。
フローF10:記録紙Sを−X向きに戻す。
フローF11:記録紙を+X向きに移動する。
フローF12:1ライン分を記録する。
フローF13:記録紙Sを所定量紙送りかどうか判断し、NOであればフローF11に行き、YESであれば、フローF14に行く(図5(ハ)参照)。
フローF14:記録紙Sを+X向きに移動し、記録紙Sの吸着を解除し、記録紙をトレイに排出する(図1参照)。
フローF15:記録ヘッド51Yを−Z向きに所定量移動して初期位置に復帰する(図5(イ)参照)。
(第2モードの場合)
図1から4、3、7、8を参照して説明する。図7は実施の形態1に係わる第2モードの要部工程を示す図であり、詳しくは、図7(イ)は、第1回目の記録工程中を示し、図7(ロ)は第2回目の記録工程中を示し、さらに図7(ハ)は第3回目の記録工程中を示している。図8は実施の形態1の第2モードの動作フローチャートを示す図である。
図1から4、3、7、8を参照して説明する。図7は実施の形態1に係わる第2モードの要部工程を示す図であり、詳しくは、図7(イ)は、第1回目の記録工程中を示し、図7(ロ)は第2回目の記録工程中を示し、さらに図7(ハ)は第3回目の記録工程中を示している。図8は実施の形態1の第2モードの動作フローチャートを示す図である。
最初に、記録紙Sを収納部より取り出し、レジストローラ31で記録紙Sを一時停止させる(図1参照)。その後は、図8の動作フローチャートに沿って説明する。
フローF31:記録紙Sを+X向きに移動する。
フローF32:1ライン分を記録する。
フローF33:記録紙Sが所定量紙送りしたかどうか判断し、NOであればフローF31に行き、YESであれば、フローF34に行く(図7(イ)参照)。
フローF34:記録ヘッド51Yを+Z向きに所定量だけ移動する。
フローF35:記録紙Sを−X向きに移動する。
フローF36:1ライン分を記録する。
フローF37:所定量紙送りかどうか判断し、NOであればフローF35に行き、YESであれば、フローF38に行く(図7(ロ)参照)。
フローF38:記録ヘッド51Yを+Z向きに所定量移動する。
フローF39:記録紙Sを+X向きに移動する。
フローF40:1ライン分を記録する。
フローF41:所定量紙送りかどうか判断し、NOであればフローF39に行き、YESであれば、フローF42に行く(図7(ハ)参照)。
フローF42:記録紙Sを+X向きに移動、記録紙の吸着を解除し、記録紙を排出する。
フローF43:記録ヘッド51Yを−Z向きに所定量移動して初期位置に復帰する(図7(イ)参照)。
フローF31:記録紙Sを+X向きに移動する。
フローF32:1ライン分を記録する。
フローF33:記録紙Sが所定量紙送りしたかどうか判断し、NOであればフローF31に行き、YESであれば、フローF34に行く(図7(イ)参照)。
フローF34:記録ヘッド51Yを+Z向きに所定量だけ移動する。
フローF35:記録紙Sを−X向きに移動する。
フローF36:1ライン分を記録する。
フローF37:所定量紙送りかどうか判断し、NOであればフローF35に行き、YESであれば、フローF38に行く(図7(ロ)参照)。
フローF38:記録ヘッド51Yを+Z向きに所定量移動する。
フローF39:記録紙Sを+X向きに移動する。
フローF40:1ライン分を記録する。
フローF41:所定量紙送りかどうか判断し、NOであればフローF39に行き、YESであれば、フローF42に行く(図7(ハ)参照)。
フローF42:記録紙Sを+X向きに移動、記録紙の吸着を解除し、記録紙を排出する。
フローF43:記録ヘッド51Yを−Z向きに所定量移動して初期位置に復帰する(図7(イ)参照)。
以上により、本発明のインクジェット記録装置、およびインクジェット記録方法によれば、仮にノズルに不吐不良、インク吐き出し曲がり等があっても目立ちにくく良好な画像が得られる。
[実施の形態2]
請求項9から16の係わるインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法の実施の形態である。
請求項9から16の係わるインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法の実施の形態である。
(インクジェット記録装置の構成)
インクジェット記録装置の構成は図1、図2において、電気関係ブロック90の一部が異なる以外は機構的には同様であるので、図1,2を流用して異なる部分を中心に説明する。画像形成装置は、図1、2と同様に記録紙収納部20、記録紙給紙手段30、記録紙搬送手段40、記録手段50、記録ヘッド移動手段60、トレイ70、操作パネル80、電気回路ブロック90等で構成され、さらにノズル検査手段(図9)が設けられている。
インクジェット記録装置の構成は図1、図2において、電気関係ブロック90の一部が異なる以外は機構的には同様であるので、図1,2を流用して異なる部分を中心に説明する。画像形成装置は、図1、2と同様に記録紙収納部20、記録紙給紙手段30、記録紙搬送手段40、記録手段50、記録ヘッド移動手段60、トレイ70、操作パネル80、電気回路ブロック90等で構成され、さらにノズル検査手段(図9)が設けられている。
ノズル検査手段は記録ヘッドの不吐ノズルを検査する手段である。図9は不吐ノズルの検査方法の説明図である。ノズル検査手段74は記録ヘッド51Yの複数のノズルに不吐ノズルがないかどうか検査し、ある場合にはどのノズルが不吐ノズルであるかを特定する。検査方法の一例を説明すると、記録ヘッド51Yのノズルの並んでいるZ方向に透過型光学センサ75を設ける。透過型光学センサ75は発光部75aと受光部75bを設け、制御手段91の制御により、ノズルa、b、c・・と順に吐き出し、インク滴の通過をチェックして、不吐ノズルを検知するようになっている。
図3を流用して、実施の形態2における制御手段91は、記録ヘッド51Yを直交方向(Z方向)の所定位置に移動させ且つ記録紙を搬送方向(X方向)の任意の向き(+X、または−X)に搬送しながら記録ヘッド51で記録を間欠的に行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返すと共に、記録ヘッド51に不吐ノズルがある場合には、工程を所定回繰り返す際に不吐ノズルの不記録ドットを他のノズルにより補完することにより記録紙の全体に画像が記録されるように制御する。
(インクジェット記録方法の説明)
インクジェット記録方法は、記録紙の搬送方向(X方向)と直交する直交方向(Z方向)に複数のノズルが直列に配置された固定式の記録ヘッド51により画像を記録する記録方法であり、記録ヘッド51を直交方向(Z方向)の所定位置に移動させ、且つ記録紙Sを搬送方向(X方向)の任意の向き(+X、または−X)に搬送しながら記録ヘッド51で記録を間欠的に行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返す共に、記録ヘッドに不吐ノズルがある場合には、工程を所定回繰り返す際に不吐ノズルの不記録ドットを他のノズルにより補完することにより記録紙Sの全体に画像を記録する方法である。
インクジェット記録方法は、記録紙の搬送方向(X方向)と直交する直交方向(Z方向)に複数のノズルが直列に配置された固定式の記録ヘッド51により画像を記録する記録方法であり、記録ヘッド51を直交方向(Z方向)の所定位置に移動させ、且つ記録紙Sを搬送方向(X方向)の任意の向き(+X、または−X)に搬送しながら記録ヘッド51で記録を間欠的に行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返す共に、記録ヘッドに不吐ノズルがある場合には、工程を所定回繰り返す際に不吐ノズルの不記録ドットを他のノズルにより補完することにより記録紙Sの全体に画像を記録する方法である。
具体例でさらに詳しく説明する。図10は不吐ノズルがある場合に、簡易な方法で別のノズルで補完する方法の説明図である。
説明を簡単にするために、記録ヘッド51Yのノズルはaからfの6つとし、ノズルcが不吐ノズルとする。記録紙は+X向き繰り返し3回搬送して記録を行う。記録ヘッド51Yは、Z方向に配置されている。1回目はaからdの4ノズルを使用し、2回目はbからeの4ノズルを使用し、3回目はノズルcからfの4ノズルを使用する。
最初に、1回目は、記録紙Sを+X向きに移動し、第1ライン目L1を記録する。この際に、第2ライン目L2のノズルcが位置する部分をノズルbにより補完しておく。記録紙Sに間欠的に記録を行い所定量だけ紙送りする。
次に、2回目は、記録ヘッド51Yを+Z向きに1ノズル分だけ移動し、記録紙を−X向きに戻す。その後、記録紙を+X向きに移動し、第2ライン目L2を記録する。この際、第3ライン目L3の不吐ノズルであるノズルcに位置する部分をノズルbにより補完しておく。記録紙Sに間欠的に記録を行い所定量だけ紙送りする。
さらに、3回目は、記録ヘッド51Yを+Z向きに1ノズル分だけ移動し、記録紙を−X向きに戻す。記録紙を+X向きに移動し、第3ライン目L3を記録する。この際に、第4ライン目L4の不吐ノズルであるノズルcに位置する部分をノズルeにより補完しておく。記録紙Sに間欠的に記録を行い所定量だけ紙送りする。画像形成が終了すると、記録ヘッド51Yを−Z向きに所定量移動して初期位置に復帰させる。
以上ように、記録紙搬送方向に隣接するドット画素が、異なるノズルにより記録されるようにし、不吐ノズルを他のノズルにより補完するので画質が良好で、さらに、複数のノズルの中にノズルのインク着弾位置ずれ、吐き出し速度むらによるインク着弾位置ずれ等があった場合でも目立ちにくく良好な画像を得ることができる。
実施の形態1、2では繰り返しを3回に分けて記録紙の全体に画像を記録したが、これに限定されるものではなく、例えば、2回、4回等により画像を記録するようにしてもよい。また、実施の形態1、2では記録ヘッドをZ方向に3回移動させたが、これに限定されるものではなく、例えば、2回、4回等の移動でもよい。また、実施の形態1、2ではY(イエロ)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4色のカラーについて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、Y、M、C、Kの3色のカラーでも、モノクロであってもよい。また、実施の形態1、2では記録紙を搬送ベルトで移動したが、対ローラであってもよい。さらに、記録ヘッドは複数のノズルを1列のみ配列した例について説明したが2列またはそれ以上であっても、複数列を組み合わせたものであってもよい。
10 インクジェット記録装置
20 記録紙収納部
30 記録紙給紙手段
40 記録紙搬送手段
41 搬送ベルト
50 記録手段
51、51Y、51M、51C、51K 記録ヘッド
60 記録ヘッド移動手段
74 ノズル検査手段
91 制御手段
X 記録紙搬送方向
Z 直交方向
S 記録紙
20 記録紙収納部
30 記録紙給紙手段
40 記録紙搬送手段
41 搬送ベルト
50 記録手段
51、51Y、51M、51C、51K 記録ヘッド
60 記録ヘッド移動手段
74 ノズル検査手段
91 制御手段
X 記録紙搬送方向
Z 直交方向
S 記録紙
Claims (16)
- 記録紙を搬送する記録紙搬送手段と、
記録紙の搬送方向と直交する直交方向に複数のノズルが直列に配置された固定式の記録ヘッドを有する記録手段と、
前記記録ヘッドを前記直交方向に移動する記録ヘッド移動手段と、
前記記録ヘッドを前記直交方向の所定位置に移動させ且つ記録紙を前記搬送方向の任意の向きに搬送しながら前記記録手段で間欠的に記録を行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返し記録紙の全体に画像が記録されることにより、記録紙上で前記搬送方向に隣接する各記録ドットが異なる前記ノズルにより記録されるように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記制御手段は、記録紙を前記搬送方向の一定の向きにのみ搬送しながら前記記録手段で間欠的に記録を行い繰り返すことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記制御手段は、記録紙を前記搬送方向の向きを交互に変えて搬送しながら前記記録手段で間欠的に記録を行い繰り返すことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録紙搬送手段は、記録紙を無端の搬送ベルトで搬送することを特徴とする請求項1、2または3に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録紙搬送手段は、静電気により前記記録紙を前記搬送ベルトに吸着して搬送することを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
- 前記制御手段は、記録ヘッドの移動量を前記記録紙の幅サイズと前記記録ヘッドの並列されたノズル全長に基づき求めることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 記録紙を前記搬送方向の一定の向きにのみ搬送しながら前記記録手段で間欠的に記録を行う第1モードと、
記録紙を前記搬送方向の向きを交互に変えて搬送しながら前記記録手段で間欠的に記録を行う第2モードと、
を有し、第1モードと第2モードに切り替え可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。 - 記録紙の搬送方向と直交する直交方向に複数のノズルが直列に配置された固定式の記録ヘッドにより画像を記録するインクジェット記録方法において、
前記記録ヘッドを前記直交方向の所定位置に移動させ且つ記録紙を前記搬送方向の任意の向きに搬送しながら前記記録ヘッドで間欠的に記録を行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返し記録紙の全体に画像が記録されることにより、記録紙上で前記搬送方向に隣接する各記録ドットが異なる前記ノズルにより記録されることを特徴とするインクジェット記録方法。 - 記録紙を搬送する記録紙搬送手段と、
記録紙の搬送方向と直交する直交方向に複数のノズルが直列に配置された固定式の記録ヘッドを有する記録手段と、
前記記録ヘッドを前記直交方向に移動する記録ヘッド移動手段と、
前記記録ヘッドの不吐ノズルを検査するノズル検査手段と、
前記記録ヘッドを前記直交方向の所定位置に移動させ且つ記録紙を前記搬送方向の任意の向きに搬送しながら前記記録手段で間欠的に記録を行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返すと共に、前記記録ヘッドに前記不吐ノズルがある場合には、前記工程を所定回繰り返す際に不吐ノズルの不記録ドットを他のノズルにより補完し記録紙の全体に画像が記録されるように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記制御手段は、記録紙を前記搬送方向の一定の向きにのみ搬送しながら前記記録手段で間欠的に記録を行うことを繰り返すことを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録装置。
- 前記制御手段は、記録紙を前記搬送方向の向きを交互に変えて搬送しながら前記記録手段で間欠的な記録を繰り返すよう制御することを特徴とする請求項10に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録紙搬送手段は、記録紙を無端の搬送ベルトで搬送することを特徴とする請求項9、10または11に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録紙搬送手段は、静電気により前記記録紙を前記搬送ベルトに吸着して搬送することを特徴とする請求項12に記載のインクジェット記録装置。
- 前記制御手段は、記録ヘッドの移動量を前記記録紙の幅サイズと前記記録ヘッドの並列されたノズル全長に基づき求めることを特徴とする請求項9から13のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 記録紙を前記搬送方向の一定の向きにのみ搬送しながら前記記録手段で間欠的に記録を行う第1モードと、
記録紙を前記搬送方向の向きを交互に変えて搬送しながら前記記録手段で間欠的に記録を行う第2モードと、
と有し、第1モードと第2モードに切り替え可能であることを特徴とする請求項9から14のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。 - 記録紙の搬送方向と直交する直交方向に複数のノズルが直列に配置された固定式の記録ヘッドにより画像を記録するインクジェット記録方法において、
前記記録ヘッドを前記直交方向の所定位置に移動させ且つ記録紙を前記搬送方向の任意の向きに搬送しながら前記記録手段で記録を間欠的に行いながら所定量の紙送りを行う工程を所定回数繰り返すと共に、不吐ノズルを検査して記録ヘッドに前記不吐ノズルがある場合には、前記工程を所定回繰り返す際に前記不吐ノズルの不記録ドットを他のノズルにより補完し記録紙の全体に画像が記録されることを特徴とするインクジェット記録方法。
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JP2004016877A JP2005205828A (ja) | 2004-01-26 | 2004-01-26 | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
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JP2004016877A JP2005205828A (ja) | 2004-01-26 | 2004-01-26 | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
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EP1882593A2 (en) | 2006-07-25 | 2008-01-30 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus, liquid discharging head, image forming method, recorded matter, and recording liquid |
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2004
- 2004-01-26 JP JP2004016877A patent/JP2005205828A/ja active Pending
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EP1882593A2 (en) | 2006-07-25 | 2008-01-30 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus, liquid discharging head, image forming method, recorded matter, and recording liquid |
US7527351B2 (en) | 2006-07-25 | 2009-05-05 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus, liquid discharging head, image forming method, recorded matter, and recording liquid |
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