JP2016060198A - インクジェット印刷方法およびインクジェット印刷装置 - Google Patents

インクジェット印刷方法およびインクジェット印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】付着したインクの乾燥性を改善させることが可能なインクジェット印刷方法およびインクジェット印刷装置を提供することを目的とする。【解決手段】制御部は、全ての画像印刷に関わるインクジェットノズル41からインクを吐出するラインフラッシングを行わせる。その際に、制御部は、複数のインクジェットノズル41をグループ分けした2つのグループGR1,GR2のいずれかの例えばグループGR1で、搬送される連続紙WPに対して少なくとも1度インクを吐出させる。これと共に、制御部は、搬送される連続紙WPに対して予め設定された回数インクを吐出した場合、他のグループGR2に交代させる。そして、制御部は、各グループGR1,GR2によるインクの吐出を少なくとも1巡させる。これにより、ラインフラッシングによる単位面積当たりのインク付着量を少なくでき、インクの乾燥性を改善させることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、搬送される印刷媒体にインク(インク滴)を吐出して画像を印刷するインクジェット印刷方法およびインクジェット印刷装置に係り、特に、目詰まり防止のためのラインフラッシングの技術に関する。
インクジェット印刷装置は、連続紙(印刷媒体)を搬送する搬送機構と、搬送される連続紙にインクを吐出する印刷(印字)ヘッドとを備えている。インクジェット印刷装置は、目詰まり防止のために、インク受け部材の位置において、印刷ヘッドの全ノズルからインクを吐出するラインフラッシングを定期的に行っている(例えば、特許文献1参照)。また、ラインフラッシングは、文字や図形、写真等が例示される画像データの印刷領域の間など、画像データの印刷領域として用いられない、連続紙の非印刷領域において行われている。
特開2005−262551号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。すなわち、インクジェット印刷装置は、搬送される連続紙に対してラインフラッシングを行うが、連続紙に付着したインクがにじむなど、インクの乾燥性が悪いという問題がある。これにより、付着したインクの他の部分への転写や裏写りなどの問題が生じる。そのため、ラインフラッシングにより付着したインクの乾燥性を改善することが望まれる。
また、ラインフラッシングが、図8(a)のように、非印刷領域であるページ先頭位置TPに行われる一方、ページ先頭位置TPには、印刷開始マークMA1も印刷される。そのため、印刷開始マークMA1とラインフラッシングの領域C,M,Yとの間で重なる重複領域K1が生じてしまう。そのため、重複領域K1の単位面積当たりの総インク吐出量(総インク付着量)が多くなり、インクの乾燥性が更に悪くなる問題が生じる。
なお、重複領域K1が生じる理由を具体的に説明する。印刷開始マークMA1は、裏面印刷用の印刷開始タイミングを決定するためのマークであり、ページ先頭位置TPに印刷されることが好ましい。一方、ラインフラッシングは、印刷ヘッドの全ノズルからインクが吐出されて、連続紙WPの幅方向202に渡って行われる(図8(b)参照)。そのため、ラインフラッシングは、印刷開始マークMA1を除いて行うことはできない。また、印刷開始マークMA1の印刷とラインフラッシングとを連続紙WPの搬送方向201にずらした領域で行うと、非印刷領域が大きくなるので、例えば連続紙WPを不要に消費し画像データの印刷領域が少なくなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、付着したインクの乾燥性を改善させることが可能なインクジェット印刷方法およびインクジェット印刷装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係るインクジェット印刷方法は、搬送される印刷媒体にインクを吐出して画像を印刷するインクジェット印刷方法であって、インクを吐出する複数のインクジェットノズルが前記印刷媒体の搬送方向と交わる幅方向に列設された印刷ヘッドを制御する制御部が、前記搬送される印刷媒体に対して、全ての画像印刷に関わる前記インクジェットノズルからインクを吐出するラインフラッシングを行わせるラインフラッシング工程を実行し、前記ラインフラッシング工程は、(a)前記複数のインクジェットノズルをグループ分けした2以上のグループのいずれかで、前記搬送される印刷媒体に対して少なくとも1度インクを吐出させる工程と、(b)前記(a)工程を行わせると共に、前記搬送される印刷媒体に対して予め設定された回数インクを吐出した場合、他の前記グループに交代させる工程と、(c)前記(a)工程および前記(b)工程の各グループによるインクの吐出を少なくとも1巡させる工程と、を有することを特徴とするものである。
本発明に係るインクジェット印刷方法によれば、制御部は、印刷媒体に対して、全ての画像印刷に関わるインクジェットノズルからインクを吐出するラインフラッシングを行わせる。その際に、制御部は、複数のインクジェットノズルをグループ分けした2以上のグループのいずれかで、搬送される印刷媒体に対して少なくとも1度インクを吐出させる。これと共に、制御部は、搬送される印刷媒体に対して予め設定された回数インクを吐出した場合、他のグループに交代させる。そして、制御部は、各グループによるインクの吐出を少なくとも1巡させる。これにより、ラインフラッシングによる単位面積当たりのインク付着量を少なくでき、インクの乾燥性を改善させることができる。
また、本発明に係るインクジェット印刷方法において、前記各グループの前記インクジェットノズルは、1個置きおよび複数個置きのいずれかで配列されていることが好ましい。これにより、インクの乾燥性にムラが生じることを抑えることができる。
また、本発明に係るインクジェット印刷方法において、前記制御部は、更に、前記ラインフラッシングと共に行われる、前記搬送される印刷媒体に対して、前記印刷媒体のページの情報を示すページ情報マークを印刷させるマーク印刷工程であって、予め設定された色のインクで前記ページ情報マークが印刷される領域と、その色以外の色のインクで前記ラインフラッシングが行われる領域とが重複する重複領域を存在させるように、前記ページ情報マークを印刷させる前記マーク印刷工程を実行する。
例えばブラックインクで印刷されるページ情報マークの印刷領域と、ブラック以外の例えばシアンインクでラインフラッシングが実行される領域とが重複する重複領域が存在するとする。この場合であっても、ラインフラッシングによる単位面積当たりのインク付着量が少ないので、その重複領域のインクの乾燥性を改善させることができる。また、ページ情報マークの印刷領域とラインフラッシングが行われる領域とを重複させることにより、印刷媒体の搬送方向において、画像データの印刷領域を増やすことができる。
また、本発明に係るインクジェット印刷方法において、前記マーク印刷工程は、(d)前記ページ情報マークを印刷する際に、前記重複領域における、前記ページ情報マークを印刷するための単位面積当たりのインク付着量を、前記重複領域以外でかつ前記ラインフラッシングが行われる領域以外の前記ページ情報マークが印刷される領域と比べて減少させる工程を有することが好ましい。これにより、重複領域において、マーク検出のため必要な濃度を補いつつ、ページ情報マークの単位面積当たりのインク付着量を少なくできる。そのため、重複領域において、ページ情報マークの印刷およびラインフラッシングの両方の単位面積当たりのインク付着量を少なくでき、更に、その重複領域のインクの乾燥性を改善させることができる。
また、本発明に係るインクジェット印刷装置は、搬送される印刷媒体にインクを吐出して画像を印刷するインクジェット印刷装置であって、インクを吐出する複数のインクジェットノズルが前記印刷媒体の搬送方向と交わる幅方向に列設された印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記搬送される印刷媒体に対して、全ての画像印刷に関わる前記インクジェットノズルからインクを吐出するラインフラッシングを行わせ、前記制御部は、前記ラインフラッシングを行う際に、前記複数のインクジェットノズルをグループ分けした2以上のグループのいずれかで、前記搬送される印刷媒体に対して少なくとも1度インクを吐出させると共に、前記搬送される印刷媒体に対して予め設定された回数インクを吐出した場合に他の前記グループに交代させ、各グループによるインクの吐出を少なくとも1巡させることを特徴とするものである。
本発明に係るインクジェット印刷装置によれば、制御部は、印刷媒体に対して、全ての画像印刷に関わるインクジェットノズルからインクを吐出するラインフラッシングを行わせる。その際に、制御部は、複数のインクジェットノズルをグループ分けした2以上のグループのいずれかで、搬送される印刷媒体に対して少なくとも1度インクを吐出させる。これと共に、制御部は、搬送される印刷媒体に対して予め設定された回数インクを吐出した場合、他のグループに交代させる。そして、制御部は、各グループによるインクの吐出を少なくとも1巡させる。これにより、ラインフラッシングによる単位面積当たりのインク付着量を少なくでき、インクの乾燥性を改善させることができる。
本発明に係るインクジェット印刷方法およびインクジェット印刷装置によれば、制御部は、印刷媒体に対して、全ての画像印刷に関わるインクジェットノズルからインクを吐出するラインフラッシングを行わせる。その際に、制御部は、複数のインクジェットノズルをグループ分けした2以上のグループのいずれかで、搬送される印刷媒体に対して少なくとも1度インクを吐出させる。これと共に、制御部は、搬送される印刷媒体に対して予め設定された回数インクを吐出した場合、他のグループに交代させる。そして、制御部は、各グループによるインクの吐出を少なくとも1巡させる。これにより、ラインフラッシングによる単位面積当たりのインク付着量を少なくでき、インクの乾燥性を改善させることができる。
実施例に係るインクジェット印刷装置の概略構成を示す図である。 (a)、(b)は、印刷ヘッドの構成を説明するための図である。 (a)は、従来のラインフラッシングの吐出例を示す図であり、(b)は、本発明に係るラインフラッシングの吐出例を示す図である。 (a)〜(c)は、本発明に係るラインフラッシングの他の吐出例を示す図である。 (a)、(b)は、本発明に係るラインフラッシングの他の吐出例を示す図である。 (a)〜(c)は、印刷開始マークの印刷とラインフラッシングの動作を説明するための図である。 変形例に係るカッターマークの印刷領域とラインフラッシング領域等を示す図である。 (a)は、印刷開始マークの印刷領域とラインフラッシング領域を示す図であり、(b)は、ラインフラッシング領域を主に示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例1を説明する。図1は、実施例1に係るインクジェット印刷装置の概略構成を示す図である。図2(a)、図2(b)は、印刷ヘッドの構成を説明するための図である。
図1を参照する。インクジェット印刷装置(以下、「印刷装置」と呼ぶ)1は、給紙部3と、表面印刷ユニット5と、反転ユニット7と、裏面印刷ユニット9と、排紙部11とを備えている。
給紙部3は、ロール状の連続紙WPを水平軸周りに回転可能に保持し、表面印刷ユニット5に対して連続紙WPを巻き出して供給する。表面印刷ユニット5は、例えば、インクジェット式であり、連続紙WPの表面に印刷を行う。反転ユニット7は、複数個のローラを備え、連続紙WPの表面を下側に反転させる。裏面印刷ユニット9は、例えば、インクジェット式であり、連続紙WPの裏面に印刷を行う。排紙部11は、表面および裏面の印刷を終えた連続紙WPを水平軸周りにロール状に巻き取る。
連続紙WPの供給側を上流とし、連続紙WPの排紙側を下流とすると、給紙部3は表面印刷ユニット5の上流側に配置されており、排紙部11は裏面印刷ユニット9の下流側に配置されている。なお、連続紙WPが本発明の印刷媒体に相当する。
表面印刷ユニット5は、給紙部3からの連続紙WPを取り込むための駆動ローラ13を上流側に備えている。駆動ローラ13によって給紙部3から巻き出された連続紙WPは、複数個の搬送ローラ15に沿って下流側に搬送される。表面印刷ユニット5は、その最下流に駆動ローラ17を備えている。駆動ローラ13と駆動ローラ17との間には、上流側から印刷部19と、乾燥部21とがその順番で配置されている。印刷部19は、インク(インク滴)を吐出する印刷ヘッド23を備えている。乾燥部21は、印刷部19で印刷された部分を乾燥させる。
反転ユニット7は、表面印刷ユニット5の駆動ローラ17から送り出された連続紙WPの表裏を反転させる。さらに、反転させた連続紙WPを裏面印刷ユニット9に向かって送り出す。
裏面印刷ユニット9は、反転ユニット7からの連続紙WPを取り込むための駆動ローラ25を上流側に備えている。駆動ローラ25によって取り込まれた連続紙WPは、複数個の搬送ローラ27に沿って下流側へ搬送される。裏面印刷ユニット9は、その最下流に駆動ローラ29を備えている。駆動ローラ25と駆動ローラ29との間には、上流側から、撮影部30と、印刷部31と、乾燥部33と、両面検査装置35とがその順で配置されている。印刷部31は、インクを吐出する印刷ヘッド37を備えている。乾燥部33は、印刷部31で印刷された部分を乾燥させる。両面検査装置35は、印刷部19,31で印刷された連続紙WPの両面を検査する。
なお、搬送ローラ15,27は、駆動機構を有さない回転可能なローラである。駆動ローラ13,17,25,29は、モータ等の駆動部により回転される。
撮影部30は、連続紙WPの下面側にて下方に離間して配置されている。撮影部30は、連続紙WPの一部位に印刷された印刷開始マークMA1を含む領域を光学的な画像として撮影する。印刷開始マークMA1は、裏面印刷用の印刷開始タイミングを決定するためのマークである。印刷開始マークMA1の印刷とラインフラッシングは、表面印刷ユニット5により行われる。撮影部30で撮影された印刷開始マークMA1を含む領域の画像に基づき、マーク検出部39は、印刷開始マークMA1を検出する。また、マーク検出部39は、印刷開始マークMA1を示す信号を、後述する制御部43に出力し、裏面印刷が行われる。
ここで、表面印刷ユニット5の印刷部19について説明する。印刷部19は、連続紙WPの搬送方向201に沿って配置された複数個(例えば4個)の印刷ヘッド23を備えている。各印刷ヘッド23は、上流側から順番に、第1の印刷ヘッド23aと、第2の印刷ヘッド23bと、第3の印刷ヘッド23cと、第4の印刷ヘッド23dとする。連続紙WPは、この順番で印刷される。各印刷ヘッド23a〜23dは、搬送方向201に向かって所定距離だけ互いに離間して配置されている。印刷ヘッド23は、ピエゾ式やサーマル式などで駆動されてインクを吐出する。
4個の印刷ヘッド23a〜23dが、インクを吐出して印刷する。例えば、第1の印刷ヘッド23aはブラック(K)のインクを吐出し、第2の印刷ヘッド23bはシアン(C)のインクを吐出する。第3の印刷ヘッド23cはマゼンタ(M)のインクを吐出し、第4の印刷ヘッド23dはイエロー(Y)のインクを吐出する。各色のインクは、図示しない供給部から供給される。
印刷ヘッド23は、図2(a)のように、インクを吐出する複数個のインクジェットノズル41を備えている。複数個のインクジェットノズル41は、連続紙WPの幅以上の長さでかつ連続紙WPの幅方向202に渡って配置(列設)されている。連続紙WPの幅方向(主走査方向)202は、連続紙WPの搬送方向(副走査方向)201と略直交する(交わる)。図2(a)では、インクジェットノズル41は、一列で配置されているが、図2(b)のように、千鳥配列で構成されていてもよい。また、図2(a)および図2(b)では、印刷ヘッド23は、単体で構成されているが、複数の短尺のインクジェットヘッドを幅方向202に一列または千鳥状に配置することにより、印刷ヘッド23を構成するようにしてもよい。印刷ヘッド23は、設置位置で搬送方向201および幅方向202に対して固定されている。
なお、裏面印刷ユニット9の印刷部31は、印刷ヘッド37(37a〜37d)を備えているが、上述の印刷部19と同様に構成されるので、その説明を省略する。また、印刷ヘッド23a〜23dを特に区別しない場合は、印刷ヘッド23として説明する。この点、印刷ヘッド37等も同様である。
また、印刷装置1は、図1のように、制御部43と設定部45とを備えている。制御部43は、表面印刷ユニット5や裏面印刷ユニット9などの印刷装置1の各構成を統轄的に制御する。制御部43は、例えばコンピュータで構成されており、操作画面等を表示する液晶モニタと、キーボードや各種スイッチ等の入力部として機能する設定部45と、画像データ等を記憶する記憶部と、中央演算処理装置(CPU)とで構成されている。なお、記憶部には、印刷開始マークMA1や画像データを印刷するための通常印刷用の吐出波形信号、およびラインフラッシングするためのラインフラッシング用の吐出波形信号が記憶されている。
次に、本発明の特徴部分である制御部43について更に説明する。制御部43は、印刷ヘッド23によるインクの吐出動作を制御(指示)する。そして、制御部43は、以下に説明するように、全てのインクジェットノズル41からインクを吐出するラインフラッシングを行わせる。なお、各インクジェットノズル41は、予め設定された回数のインクを吐出し、全てのインクジェットノズル41は、同数(同総量)のインクを吐出する。
また、ラインフラッシングは、ラインフラッシング用の吐出波形信号により行われる。ラインフラッシング用の吐出波形信号による1回のインク吐出量は、通常印刷用の吐出波形信号による1回のインク吐出量よりも多く設定されている。
図3(a)は、従来のラインフラッシングの吐出例を示す図である。インクを吐出した結果生成されるドットの位置が密集してベタ塗りのように配置されている。これに対し、図3(b)は、本発明のラインフラッシングの吐出例を示す図である。インクを吐出した結果生成されるドットの位置が市松模様状に配置されている。すなわち、制御部43は、ラインフラッシングにおいて、インクを市松模様状に吐出させている。
制御部43によるラインフラッシング動作を具体的に説明する。制御部43は、ラインフラッシングを行う際に、複数のインクジェットノズル41を2つの第1グループGR1および第2グループGR2に分ける(図2(a)等参照)。すなわち、制御部43は、図3(a)で1列に並んだドットの列を、図3(b)のように、第1グループGR1と第2グループGR2に分ける。このグループ分けは、予め設定されている。
また、制御部43は、2つの第1グループGR1および第2グループGR2のいずれかの例えば第1グループGR1で、搬送される連続紙WPに対して、少なくとも1度(予め設定された回数)インクを吐出させる。これと共に、制御部43は、搬送される連続紙WPに対して予め設定された回数(例えば1回)インクを吐出した場合、他の第2グループGR2に交代させる。そして、制御部43は、各グループGR1,GR2によるインクの吐出を少なくとも1巡させる。
図3(b)では、搬送される連続紙WPに対して、1回インクを吐出して他の第2グループGR2に交代し、1回インクを吐出して他の第1グループGR1に交代している。そして、各グループGR1,GR2によるインクの吐出を2巡させている。なお、第1グループGR1および第2グループGR2のローテーションは、2巡以上でもよい。何巡させるかは、予め設定されたラインフラッシングの吐出回数により設定される。
なお、制御部43は、搬送される連続紙WPに対して所定のタイミングで連続してインクを吐出させている。図3(a)では、全てのインクジェットノズル41で所定のタイミングで連続して2回吐出させている。また、図3(b)では、第1グループGR1で所定のタイミングで1回インクを吐出し、第2グループGR2で更に所定のタイミングで1回インクを吐出している。所定のタイミングは、搬送方向201に連続してドットを形成する際に、隣接する次のドットを形成するタイミングを示す。
また、各グループGR1,GR2のインクジェットノズル41(図2(a)等参照)は、1個(ドット)置きおよび複数個置きのいずれかで配置されている。インクを吐出した結果生成されるドットの位置を等間隔になるように配置することで、インクの乾燥性にムラが生じることを抑えることができる。なお、図3(b)では、インクを吐出した結果生成されるドットの位置は、1個置きに配置されている。グループを交代させるための予め設定された回数は、可変の回数ではなく、不変の回数であることが好ましい。この場合もドットの位置を等間隔になり、インクの乾燥性にムラが生じることを抑えることができる。
また、制御部43は、図4(a)〜図4(c)、図5(a)および図5(b)ように、制御させてもよい。
図4(a)では、インクを吐出した結果生成されるドットの位置が隣接している。各グループGR1,GR2のインクジェットノズル41(図2(a)等参照)は、複数個(例えば2つ)で隣接する。そして、隣接した複数個(例えば2つ)のインクジェットノズル41が、幅方向202に複数個(例えば2つ)置きに配置されている。
図4(b)では、制御部43は、搬送される連続紙WPに対して予め設定された回数(例えば2回)インクを吐出した場合に他の例えば第2グループGR2に交代させている。この例では、1回インクを吐出する度に、他のグループを交代させるのではなく、グループを交代させるまでの間に、同じグループで連続して2回インクを吐出させている。
図4(c)では、図4(a)と図4(b)の方法を組み合わせている。すなわち、インクを吐出した結果形成されるドットの位置を複数(例えば2つ)で隣接させ、搬送方向201に連続して2回吐出させてグループを交代させている。
図5(a)では、複数のインクジェットノズル41(図2(a)等参照)を3つのグループGR1,GR2,G3に分けている。制御部43は、搬送される連続紙WPに対して予め設定された回数(例えば1回)インクを吐出した場合に他の例えば第2グループGR2に交代させている。そして、制御部43は、各グループGR1,GR2,G3によるインクの吐出を、第1グループGR1、第2グループGR2および第3グループG3の順番で2巡させている。なお、図5(a)では、ドットの位置が市松模様状ではなく、斜線状になっている。
図5(b)は、各グループGR1,GR2のドットの位置が、範囲Rの間で等間隔に配置されていない状態を示したものである。すなわち、各グループGR1,GR2のインクジェットノズル41(図2(a)参照)が、1個置きおよび複数個置きのいずれかで配置されていなくてもよい。
次に、印刷装置1の動作について説明する。
なお、印刷開始マークMA1は、両面印刷で用いられるマークであり、図1の表面印刷ユニット5の印刷ヘッド23により、連続紙WPの表面に印刷されるマークである。印刷開始マークMA1は、図2(a)のように、ページ先頭位置TPから連続紙WPの下流側に配置され、また、連続紙WPの幅方向202の左端に配置される。印刷開始マークMA1の印刷後、裏面検出ユニット9において、撮影部30は、印刷開始マークMA1を含む画像を撮影し、マーク検出部39は、撮影した画像に基づき印刷開始マークMA1を検出する。これにより、印刷ヘッド37により裏面の印刷のタイミングを決定でき、表面と裏面のページの位置を合わせることができる。
まず、図6(a)〜図6(c)の制御部43による動作の概要を説明する。制御部43は、連続紙WPに対して、ラインフラッシングを行い(本発明のラインフラッシング工程に相当)、また、このラインフラッシングと共に、印刷開始マークMA1を印刷させる(本発明のマーク印刷工程に相当)。また、ラインフラッシングおよび印刷開始マークMA1の印刷のいずれかにおいて、制御部43は、ブラックインクで印刷される印刷開始マークMA1と、その色以外の色(すなわち、シアン、マゼンタ、イエロー)のインクでラインフラッシングが実行される領域C,M,Yとが重複する重複領域K1が生じるか否かを判定する。
制御部43は、図2(a)等および図3(b)のように、複数のインクジェットノズル41を2つの第1グループGR1および第2グループGR2に予め分けておく。制御部43は、ブラック、シアン、マゼンタおよびイエローの各インクでラインフラッシングを行う際に、2つの第1グループGR1および第2グループGR2のいずれかの例えば第1グループGR1で、搬送される連続紙WPに対して少なくとも1度インクを吐出させる(本発明の(a)工程に相当)。また、これと共に、制御部43は、搬送される連続紙WPに対して1回インクを吐出した場合に他の第2グループGR2に交代させる(本発明の(b)工程に相当)。また、制御部43は、各グループGR1,GR2によるインクの吐出を少なくとも1巡させる(本発明の(c)工程に相当)。図3(b)では、2巡させている。
これにより、図6(c)のように、各色のラインフラッシングが行われると共に、印刷開始マークMA1が印刷される。
次に、図6(a)〜図6(c)を参照して、制御部43により制御される各印刷ヘッド23a〜23dの動作について説明する。
〔第1の印刷ヘッド23aによるブラックインクの吐出〕
図6(a)において、制御部43は、図1の第1の印刷ヘッド23aを制御して、ブラックインクを吐出させる。そして、制御部43は、ページ先頭位置TPに隣接する区間SC1において、ラインフラッシングを行わせる。なお、ブラックインクのラインフラッシングは、ラインフラッシング用の吐出波形信号により行われる。後述するシアン、マゼンタ、イエローのインクもラインフラッシング用の吐出波形信号により行われ、各色のインクは、同じ条件でラインフラッシングが行われる。
制御部43は、図3(b)のように、例えば市松模様状にブラックインクを吐出してラインフラッシングを、図6(a)の印刷領域K2のように行わせる。
これにより、ブラックインクのラインフラッシングによる単位面積当たりのインク付着量を少なくすることができる。そのため、ラインフラッシングの領域K2において、インクの乾燥性を改善できる。なお、このブラックインクのラインフラッシングにより、区間SC1における印刷開始マークMA1が印刷される。
次の区間SC2〜区間SC5では、印刷開始マークMA1の続きを印刷する。区間SC2〜区間SC4は、ブラックインクで印刷する印刷開始マークMA1と、ブラック以外のインクでラインフラッシングする領域C,M,Yとが重複する重複領域K1が存在する。区間SC2〜区間SC5のブラックインクの印刷開始マークMA1は、通常の印刷用の吐出波形信号により印刷される。なお、区間SC2〜SC4の印刷開始マークMA1の印刷は、区間SC5と同じ、単位面積当たりのインク付着量で行われる。
〔第2の印刷ヘッド23bによるシアンインクの吐出〕
図6(b)において、制御部43は、図1の第2の印刷ヘッド23bを制御して、シアンインクを吐出させる。そして、制御部43は、区間SC2において、シアンインクのラインフラッシングを行わせる。シアンインクのラインフラッシングも、ブラックインクと同様に、例えば市松模様状にインクが吐出される。そのため、ラインフラッシングの領域Cの単位面積当たりのインク付着量を少なくすることができる。これにより、ラインフラッシングの領域Cにおいて、インクの乾燥性を改善させることができる。
また、シアンインクのラインフラッシングの領域Cは、ブラックインクの印刷開始マークMA1と重複領域K1において重なる。しかしながら、ここではシアンインクのラインフラッシングの領域Cは、例えば市松模様状にインクが吐出されるので、単位面積当たりのインク付着量(インク吐出量)が少なくなる。そのため、重複領域K1において、単位面積当たりの総インク付着量を少なくすることができ、インクの乾燥性を改善できる。
〔第3,4の印刷ヘッド23c、23dによるマゼンタインクおよびイエローインクの吐出〕
図3(c)において、制御部43は、図1の第3の印刷ヘッド23cを制御して、マゼンタインクを吐出させ、第4の印刷ヘッド23dを制御してイエローインクを吐出させる。そして、制御部43は、区間SC3において、マゼンタインクのラインフラッシングを行わせ、区間SC4において、イエローインクのラインフラッシングを行わせる。
マゼンタおよびイエローのインクのラインフラッシングも、ブラックインクと同様に、例えば市松模様状にインクが吐出される。そのため、ラインフラッシングの領域M,Yの単位面積当たりのインク付着量を少なくすることができる。これにより、ラインフラッシングの領域M,Yにおいて、インクの乾燥性を改善させることができる。
また、マゼンタおよびイエローのインクのラインフラッシングの領域M,Yは、ブラックインクの印刷開始マークMA1と重複領域K1において重なる。しかしながら、ラインフラッシングの領域M,Yは、例えば市松模様状にインクが吐出されるので、単位面積当たりのインク付着量が少なくなる。そのため、重複領域K1において、単位面積当たりの総インク付着量を少なくすることができ、インクの乾燥性を改善できる。
本実施例によれば、制御部43は、連続紙WPに対して、全てのインクジェットノズル41からインクを吐出するラインフラッシングを行わせる。その際に、制御部43は、複数のインクジェットノズル41をグループ分けした2つのグループGR1,GR2のいずれかの例えば第1グループGR1で、搬送される連続紙WPに対して少なくとも1度インクを吐出させる。これと共に、制御部43は、搬送される連続紙WPに対して1回インクを吐出した場合、他の第2グループGR2に交代させる。そして、制御部43は、各グループGR1,GR2によるインクの吐出を少なくとも1巡させる。これにより、ラインフラッシングによる単位面積当たりのインク付着量を少なくでき、インクの乾燥性を改善させることができる。
次に、図面を参照して本発明の実施例2を説明する。なお、実施例1と重複する説明は省略する。
実施例1では、図6(a)〜図6(c)のように、各色のラインフラッシングが行われると共に、印刷開始マークMA1が印刷されている。この際、ブラック以外のシアン、マゼンタおよびイエローのインクのラインフラッシングの領域C,M,Yと、ブラックインクの印刷開始マークMA1とが重なる重複領域K1を存在させるようになっている。その重複領域K1では、乾燥性が悪いのであるが、各色のラインフラッシングが、例えば市松模様状にインクを吐出させて行われている。そのため、その重複領域K1での単位面積当たりの総インク付着量を少なくできる。これにより、インクの乾燥性を改善できる。
それに対して実施例2では、印刷開始マークMA1の印刷において、更に、インクの乾燥性を改善させている。
制御部43は、印刷開始マークMA1を印刷する際に、重複領域K1における、ブラックインクの印刷開始マークMA1を印刷するための単位面積当たりのインク付着量を、重複領域K1以外でかつブラックインクのラインフラッシングが行われる領域K2以外の印刷開始マークMA1が印刷される領域K3と比べて減少させる(本発明の(d)工程に相当)。
すなわち、図6(a)の区間SC2〜SC4の重複領域K1において、ブラックインクの印刷開始マークMA1の単位面積当たりのインク付着量を、区間SC5の印刷開始マークMA1の領域K3よりも少なくする。区間SC2〜SC5の印刷開始マークMA1は、通常の印刷用の吐出波形信号により印刷される。
なお、マーク検出部39は、連続紙WPの白色と黒色のベタ印刷画像とを用いてマーク検出のための濃度の閾値を予め設定する。区間SC2〜SC4の重複領域K1では、複数色の印刷画像が閾値を超えるように、単位面積当たりのインク吐出量を設定し、また、閾値が設定される。一方、区間SC5の印刷開始マークMA1の領域K3は、ブラック以外の色と重ならない領域である。領域K3は、ブラックインクのみの印刷となる。そのため、区間SC5の領域K3は、マーク検出部39による印刷開始マークMA1の検出が損なわない程度の単位面積当たりのインク吐出量(濃度)が設定される。
本実施例によれば、制御部43は、印刷開始マークMA1を印刷する際に、重複領域K1における、印刷開始マークMA1を印刷するための単位面積当たりのインク付着量を、重複領域K1以外でかつブラックインクのラインフラッシングが行われる領域K2以外の印刷開始マークMA1が印刷される領域K3と比べて減少させる。これにより、重複領域において、ページ情報マークの単位面積当たりのインク付着量を少なくできる。そのため、重複領域において、ページ情報マークの印刷およびラインフラッシングの両方の単位面積当たりのインク付着量を少なくでき、更に、その重複領域のインクの乾燥性を改善させることができる。
また、重複領域K1における、ブラックインクの印刷開始マークMA1の単位面積当たりのインク吐出量は、重複領域K1以外でかつラインフラッシング領域K2以外の印刷開始マークMA1の領域K3に比べて少ない。しかしながら、重複領域K1には、ブラック以外の色のインク(シアン、マゼンタおよびイエロー等)でラインフラッシングが行われる。そのため、重複領域K1の印刷開始マークMA1の濃度が少なくなっても、マーク検出のため必要な濃度を補うことができる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例では、連続紙WPのページ先頭位置の情報を示し、ページ先頭位置から印刷されるページ先頭位置マークとして、印刷開始マークMA1を例に説明したが、これに限定されない。例えば、ページ先頭位置マークは、図7のように、印刷装置1による印刷後の連続紙WPを裁断する加工機用のカッターマークMA2であってもよい。カッターマークMA2は、ページ先頭位置TPから連続紙WPの下流側に配置され、また、連続紙WPの幅方向202の両端以外の連続紙WP上の位置に配置される。
印刷開始マークMA1およびカッターマークMA2等を含むページ先頭位置マークによれば、ページ先頭位置マークの印刷領域とラインフラッシングの領域とで重複する重複領域が存在する場合に、インクの乾燥性を改善できる。なお、図7では、印刷開始マークMA1およびカッターマークMA2が印刷されるが、必要により印刷開始マークMA1を印刷しなくてもよい。
(2)上述した各実施例および変形例(1)では、連続紙WPのページの情報を示すページ情報マークとして、印刷開始マークMA1およびカッターマークMA2等を含むページ先頭位置マークを例に説明したが、これに限定されない。例えば、ページ先頭位置から印刷されないマークであってもよい。
(3)上述した各実施例では、上述した実施例および各変形例では、表面印刷ユニット5により、印刷開始マークMA1およびカッターマークMA2等の印刷、並びにラインフラッシングが行われていたが、裏面印刷ユニット9でも、カッターマークMA2等の印刷およびラインフラッシングの少なくとも一方が行われてもよい。
(4)上述した各実施例および各変形例では、印刷開始マークMA1は、ブラックインクで印刷されていたが、マーク検出部39で検出できれば、ブラック以外の色のインクであってもよい。これにより、ブラック以外の色のインクで印刷する印刷開始マークMA1とラインフラッシングの領域との間で重複領域K1が存在する場合、インクの乾燥性を改善させることができる。
(5)上述した各実施例および各変形例では、ラインフラッシング工程は、設けられた全てのインクジェットノズル41からインクを吐出していた。この点、設けられた全てのインクジェットノズル41からインクを吐出させずに、全ての画像印刷に関わる(印字に関わる)インクジェットノズル41からインクを吐出してもよい。
図2(a)、図2(b)のように、連続紙WPの幅方向202において、印刷ヘッド23の複数個のインクジェットノズル41の幅が、連続紙WPの幅よりも大きい場合がある。この場合、印刷動作中に使用するインクジェットノズル41による印刷品質に悪影響を与えないのであれば、ラインフラッシング時に、印刷動作中に使用しないインクジェットノズル41を駆動させなくてもよい。
そのため、制御部43は、連続紙WPに対して、印刷品質を維持するために必要なインクジェットノズル41、すなわち画像印刷に関わる全てのインクジェットノズル41からインクを吐出するラインフラッシングを行わせる。換言すると、制御部43は、連続紙のWPの幅、あるいは連続紙WPの幅を含む予め設定された幅W1よりも外側W2に配置されるインクジェットノズル41を用いずに、ラインフラッシングを行わせる。なお、この際、制御部43は、画像印刷に関わる複数のインクジェットノズル41をグループ分けしてもよい。
(6)上述した各実施例および各変形例では、図2(a)および図2(b)のように、印刷ヘッド23の複数個のインクジェットノズル41は、連続紙WPの幅以上の長さでかつ連続紙WPの幅方向202に渡って配置されている。この点、複数個のインクジェットノズル41は、連続紙WPの幅未満の長さであってもよい。
(7)上述した各実施例および各変形例では、例えば図3(b)において、2つのグループGR1,GR2のいずれかで所定のタイミングで連続してインクの吐出をしていた。しかしながら、図3(b)の例えば2つのグループGR1,GR2の間、または、図4(b)の第1グループGR1の搬送方向201に連続して2回インクを吐出する間において、全てのグループGR1,GR2がインクを吐出しない回を、少なくとも1回設けてもよい。
(8)上述した各実施例および各変形例では、連続紙WPは、紙で構成されるが、例えば樹脂シートであってもよい。
1 … インクジェット印刷装置
19,31… 印刷部
23(23a〜23d)… 印刷ヘッド
37(37a〜37d)… 印刷ヘッド
41 … インクジェットノズル
43 … 制御部
201 … 搬送方向
202 … 幅方向
WP … 連続紙
MA1 … 印刷開始マーク(とその領域)
MA2 … カッターマーク(とその領域)
K(K1〜K3)…ブラックインク(とその領域)
K1 … 重複領域
C … シアンインク(とその領域)
M … マゼンタインク(とその領域)
Y … イエローインク(とその領域)
SC1〜SC5… 区間
TP … ページ先頭位置
GR1〜GR3… グループ

Claims (5)

  1. 搬送される印刷媒体にインクを吐出して画像を印刷するインクジェット印刷方法であって、
    インクを吐出する複数のインクジェットノズルが前記印刷媒体の搬送方向と交わる幅方向に列設された印刷ヘッドを制御する制御部が、
    前記搬送される印刷媒体に対して、全ての画像印刷に関わる前記インクジェットノズルからインクを吐出するラインフラッシングを行わせるラインフラッシング工程を実行し、
    前記ラインフラッシング工程は、
    (a)前記複数のインクジェットノズルをグループ分けした2以上のグループのいずれかで、前記搬送される印刷媒体に対して少なくとも1度インクを吐出させる工程と、
    (b)前記(a)工程を行わせると共に、前記搬送される印刷媒体に対して予め設定された回数インクを吐出した場合、他の前記グループに交代させる工程と、
    (c)前記(a)工程および前記(b)工程の各グループによるインクの吐出を少なくとも1巡させる工程と、
    を有することを特徴とするインクジェット印刷方法。
  2. 請求項1に記載のインクジェット印刷方法において、
    前記各グループの前記インクジェットノズルは、1個置きおよび複数個置きのいずれかで配列されていることを特徴とするインクジェット印刷方法。
  3. 請求項1または2に記載のインクジェット印刷方法において、
    前記制御部は、更に、
    前記ラインフラッシングと共に行われる、前記搬送される印刷媒体に対して、前記印刷媒体のページの情報を示すページ情報マークを印刷させるマーク印刷工程であって、予め設定された色のインクで前記ページ情報マークが印刷される領域と、その色以外の色のインクで前記ラインフラッシングが行われる領域とが重複する重複領域を存在させるように、前記ページ情報マークを印刷させる前記マーク印刷工程を実行することを特徴とするインクジェット印刷方法。
  4. 請求項3に記載のインクジェット印刷方法において、
    前記マーク印刷工程は、(d)前記ページ情報マークを印刷する際に、前記重複領域における、前記ページ情報マークを印刷するための単位面積当たりのインク付着量を、前記重複領域以外でかつ前記ラインフラッシングが行われる領域以外の前記ページ情報マークが印刷される領域と比べて減少させる工程を有することを特徴とするインクジェット印刷方法。
  5. 搬送される印刷媒体にインクを吐出して画像を印刷するインクジェット印刷装置であって、
    インクを吐出する複数のインクジェットノズルが前記印刷媒体の搬送方向と交わる幅方向に列設された印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記搬送される印刷媒体に対して、全ての画像印刷に関わる前記インクジェットノズルからインクを吐出するラインフラッシングを行わせ、
    前記制御部は、前記ラインフラッシングを行う際に、前記複数のインクジェットノズルをグループ分けした2以上のグループのいずれかで、前記搬送される印刷媒体に対して少なくとも1度インクを吐出させると共に、前記搬送される印刷媒体に対して予め設定された回数インクを吐出した場合に他の前記グループに交代させ、各グループによるインクの吐出を少なくとも1巡させることを特徴とするインクジェット印刷装置。
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