JP2005205431A

JP2005205431A - スポット溶接ラインにおける電極チップの再生方法

Info

Publication number: JP2005205431A
Application number: JP2004012564A
Authority: JP
Inventors: Tamotsu Toyosaki; 保豊崎; Kenji Sawada; 健二沢田
Original assignee: Kanto Jidosha Kogyo KK; Kanto Auto Works Ltd
Current assignee: Kanto Jidosha Kogyo KK; Toyota Motor East Japan Inc
Priority date: 2004-01-21
Filing date: 2004-01-21
Publication date: 2005-08-04

Abstract

【課題】
ワーク搬送台車によってワークが搬送されるスポット溶接ラインに多数並列設置されている各溶接ロボットに対し自動的に電極チップ研磨又は交換を可能にしたスポット溶接ラインにおける電極チップの再生方法を提供する。
【解決手段】
ワーク搬送台車の搬送ラインに沿って多数並列設置されている溶接ロボット１により前記台車上のワークをスポット溶接するスポット溶接ラインにおいて、電極チップ自動研磨機４又は電極チップ自動交換機５あるいは電極チップ自動研磨機４と電極チップ自動交換機５を搭載した電極チップ再生用台車３を前記溶接ロボット１の電極チップ再生の必要に応じて前記スポット溶接ラインに流して電極チップ自動研磨又は電極チップ自動交換を行うようにした。
【選択図】図１

Description

本発明は、スポット溶接ラインにおける電極チップの再生方法に関するものである。

例えば、自動車ボデーのスポット溶接においては、生産性の向上から自動車ボデーを搭載した台車の搬送ラインに沿って設置されている溶接ロボットによりスポット溶接を行っている。

溶接ロボットに装備されているスポット溶接機の電極チップは、定期的に研磨又は交換を必要としているが、従来では、多数の溶接ロボットを１台毎に溶接ロボットの近傍に電極チップ研磨機を配置し、電極チップを研磨している。従って、電極チップ研磨機は溶接ロボットの台数分を必要とし設備費が高価になっている上に、溶接ロボットのテーチング作業中には電極チップ研磨機が邪魔になっている。また、電極チップの交換はスポット溶接作業終了後に、保全員によって溶接ロボット１台毎電極チップを交換しており、保全員の作業工数を多くしている問題がある。
特開平０７−３１４１５４号公報特開平０５−２４５６５３号公報特開平２００２−０７９３８１公報

本発明の目的は、ワーク搬送台車によってワークが搬送されるスポット溶接ラインに多数並列設置されている各溶接ロボットに対し自動的に電極チップ研磨又は交換を可能にしたスポット溶接ラインにおける電極チップの再生方法を提供することである。

上記の目的を達成するための本発明は、請求項１に記載の通り、ワーク搬送台車の搬送ラインに沿って多数並列設置されている溶接ロボットにより前記台車上のワークをスポット溶接するスポット溶接ラインにおいて、前記電極チップ自動研磨機又は電極チップ自動交換機あるいは電極チップ自動研磨機と電極チップ自動交換機を搭載した電極チップ再生用台車を前記溶接ロボットの電極チップ再生の必要に応じて前記スポット溶接ラインに流して電極チップ自動研磨又は電極チップ自動交換を行うようにしたことを特徴とするものである。

請求項２に記載の通り、前記電極チップ再生用台車はワーク搬送台車に電極チップ自動研磨機又は電極チップ自動交換機あるいは電極チップ自動研磨機と電極チップ自動交換機を設置する手段を設け、ワーク搭載治具と電極チップ自動研磨機又は電極チップ自動交換機あるいは電極チップ自動研磨機と電極チップ自動交換機を交換して搭載しワーク搬送台車を利用するようにしたことを特徴とするものである。

本発明によると、スポット溶接ラインに多数並列設置されている溶接ロボットに対する電極チップ研磨及び交換を自動的に行うことができ、電極チップ研磨及び交換作業をスポット溶接作業終了後に、保全員によって１台１台行うことがなくなり、保全工数を低減することができるを効果を有している。また、各溶接ロボットの近傍に電極チップ研磨機及び電極チップ交換機を配置する必要がなくなるため設備費の低減化が図れ、溶接ロボットの近傍に電極チップ研磨機及び電極チップ交換機が存在しないため溶接ロボットに対するテーチング作業を容易に行うことができる効果を有している。

以下本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。図１及び図２において、１は溶接ロボットであり、そのアーム２の先端にスポット溶接ガンが取り付けられ、このスポット溶接ガンによりスポット溶接加工するためのワークを搭載した図略のワーク搬送台車が走行する搬送ラインに沿って多数並列設置されている。

本発明は上記スポット溶接ラインにおいて、電極チップ自動研磨機４又は電極チップ自動交換機５あるいは電極チップ自動研磨機４と電極チップ自動交換機５を搭載した電極チップ再生用台車３を前記溶接ロボット２の電極チップ再生の必要に応じて前記スポット溶接ラインに流して電極チップ自動研磨又は電極チップ自動交換を行うようにしたものである。

前記電極チップ自動研磨機４は電極チップを研磨するチップドレッサを備えている一般に周知のもので、この電極チップ自動研磨機４を図３で示すようにロケートピン６を介して電極チップ再生用台車３に搭載し動力供給コネクタ７を介して電極チップ再生用台車３に結合される。

前記電極チップ自動交換機５も一般に周知のもので、例えば、図４及び図５で示すように多数個の電極チップ９を保持する円盤状のチップホルダ８を制御装置１０によりスポット溶接ガンの電極チップと対応位置するよう割り出し回転し、短くなって使用不能となっている電極チップ９ａを前記チップホルダ８の空き部に収納し、新品の電極チップ９をスポット溶接ガンに取付け交換するようにした構造である。

この電極チップ自動交換機５も前記電極チップ自動研磨機４と同様にロケートピン６を介して電極チップ再生用台車３に搭載し動力供給コネクタ７を介して電極チップ再生用台車３に結合される。

電極チップ再生用台車３には複数台の電極チップ自動研磨機４又は電極チップ自動交換機５あるいは電極チップ自動研磨機４と電極チップ自動交換機５を搭載する。また、電極チップ再生用台車３は専用の台車でもよいが、ワークを搭載するワーク搬送台車からワーク搭載治具と電極チップ自動研磨機４又は電極チップ自動交換機５を交換してをワーク搬送台車を利用することもできる。

上記本発明では、ワークのスポット溶接台数あるいはスポット溶接時間数等で電極チップの研磨又は交換を必要とする際に電極チップ再生用台車３をスポット溶接ラインに流して多数並列設置されている全ての溶接ロボット１の電極チップを順次研磨又は交換する。

また、各溶接ロボット１に電極チップの研磨又は交換指令センサを設け、電極チップの研磨又は交換指令した溶接ロボット１に電極チップ再生用台車３を流し、電極チップの研磨又は交換を必要とする溶接ロボット１を個別的に再生することも可能である。

このように本発明ではスポット溶接ラインに多数並列設置されている溶接ロボットに対する電極チップ研磨及び交換を自動的に行うことができ、電極チップ研磨及び交換作業をスポット溶接作業終了後に、保全員によって１台１台行うことがなくなり、保全工数を低減することができるを効果を有している。また、電極チップ自動研磨機４や電極チップ自動交換機５は市販品を用いるので低コストにより実現することができる。

本発明方法を示す側面図図１の平面図電極チップ再生用台車に電極チップ自動研磨機や電極チップ自動交換機を搭載する１例を示す側面図電極チップ自動交換機の１例を示す側面図図４の平面図

符号の説明

１溶接ロボット
２アーム
３電極チップ再生用台車
４電極チップ自動研磨機
５電極チップ自動交換機
６ロケートピン
７動力供給コネクタ

Claims

ワーク搬送台車の搬送ラインに沿って多数並列設置されている溶接ロボットにより前記台車上のワークをスポット溶接するスポット溶接ラインにおいて、電極チップ自動研磨機又は電極チップ自動交換機あるいは電極チップ自動研磨機と電極チップ自動交換機を搭載した電極チップ再生用台車を前記溶接ロボットの電極チップ再生の必要に応じて前記スポット溶接ラインに流して電極チップ自動研磨又は電極チップ自動交換を行うようにしたことを特徴とするスポット溶接ラインにおける電極チップの再生方法。
電極チップ再生用台車はワーク搬送台車に電極チップ自動研磨機又は電極チップ自動交換機あるいは電極チップ自動研磨機と電極チップ自動交換機を設置する手段を設け、ワーク搭載治具と電極チップ自動研磨機又は電極チップ自動交換機あるいは電極チップ自動研磨機と電極チップ自動交換機を交換して搭載しワーク搬送台車を利用するようにしたことを特徴とする請求項１に記載のスポット溶接ラインにおける電極チップの再生方法。