JP2005204790A - 引出しの緩衝装置およびスライド制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 引出し本体を急速に引き出す場合や挿入する場合であっても、これを適切に制動可能な引出しの緩衝装置を提供する。
【解決手段】 引出し本体3に設けられ、引出し動作又は挿入動作に伴い引出し収納部2側の係合部31に第2部材42が係合して緩衝作動モードに移行する緩衝ユニット32を備え、緩衝ユニット32は、引出し本体3に固定された第1部材41と、第1部材41に連結された第3部材43と、緩衝作動モードにおいて第2部材42に対する第3部材43の相対移動を制動するダンパー152と、緩衝作動モードにおいて第2部材42に対する第1部材41の相対移動を制動するブレーキ機構190と、を有する。ブレーキ機構190は、第1部材41と第3部材43とを連結する摺動テープ44と、第2部材42に設けられ、摺動テープ44の屈曲部44aが押し付けられる制動パッド81と、を具備する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、事務机、システムキッチンや食器洗い乾燥器など各種の引出しに適用され、引出し収納部に挿入する際または引出し収納部から引き出す際に引出し本体にかかる衝撃を吸収する引出しの緩衝装置およびスライド制御方法に関するものである。
従来、挿入する際の衝撃に着目した引出しの緩衝装置では、引出し本体の所定位置にピンを設ける一方、引出し収納部に、挿入動作に伴ってピンに係合して引出し本体にかかる衝撃を吸収する緩衝ユニットを設けている(例えば、特許文献1参照。)。この緩衝ユニットは、引出し本体の挿入動作に伴いピンに係合する第2部材と、引出し収納部に固定配置されて第2部材をスライド移動可能に支持する第1部材と、第1部材に対する第2部材のスライド移動を制動するオイル式のロータリーダンパと、を有している。ロータリーダンパは、第1部材に組み込まれ、その入力部となるピニオンが、第2部材に形成されたラックに噛み合っている。
引出し本体を引出し収納部に勢いよく挿入した場合には、ピンが第2部材に係合して、第2部材が固定的な第1部材に対し挿入方向にスライド移動していくが、このときラックおよびピニオンを介してロータリーダンパが作動される。これにより、引出し本体のスライド移動が制動されて、引出し本体にかかる衝撃が吸収されるようになっている。
特開2001−245738号公報(第3図〜第8図)
しかし、このような従来の引出しの緩衝装置では、ロータリーダンパが一定の減衰力しか作用できない構成であるため、引出し本体の重量(運動量)や挿入する際の速度(加速度)の変化に対応したものではなかった。このため、設定以上の挿入速度等で挿入動作がなされた場合には、ロータリーダンパが十分に機能することなく挿入動作が衝撃を伴って完了し、十分な制動効果を得ることができなかった。
本発明は、引出し本体の引出し速度等や挿入速度等に関らず、引出し本体を適切に制動することができる応用性の高い引出しの緩衝装置およびスライド制御方法を提供することをその目的としている。
本発明の引出しの緩衝装置は、引出し収納部と、引出し動作および挿入動作によりスライド移動して引出し収納部に出し入れされる引出し本体と、からなる引出しに設けられ、引出し動作または挿入動作の際の引出し本体のスライド移動を制動する引出しの緩衝装置であって、引出し収納部および引き出し本体の一方に設けられた係合部と、引出し収納部および引出し本体の他方に設けられ、引出し動作または挿入動作に伴い係合部に係合して緩衝作動モードに移行する緩衝ユニットと、を備え、緩衝ユニットは、引出し収納部および引出し本体の他方に固定された第1部材と、第1部材にスライド移動可能に支持され、引出し動作または挿入動作の際に係合部に係合して、係合部に対する相対移動を規制される第2部材と、第1部材にスライド可能に支持されると共に、第1部材に連結された第3部材と、緩衝作動モードにおいて第2部材に対する第3部材の相対移動を制動するダンパーと、緩衝作動モードにおいて第2部材に対する第1部材の相対移動を制動するブレーキ機構と、を備え、ブレーキ機構は、第1部材と第3部材とを連結するテープ状の摺動部材と、第2部材に設けられ、摺動部材に臨む制動パッドと、を有し、摺動部材は、制動パッドに臨む部分に屈曲された屈曲部を有し、非緩衝作動モードにおいて屈曲部にたるみを有するように調整されていると共に、緩衝作動モードにおいて屈曲部がそのたるみを解消して制動パッドに相対的に押し付けられるものである。
この構成によれば、引出し本体の引出し動作または挿入動作を実行すると、先ず第2部材が係合部に係合してこれに対する相対移動が規制されて、緩衝作動モードに移行する。緩衝作動モードでは、第2部材に対し、第1部材および第3部材が一体的に移動していくが、これらの相対移動がダンパーおよびブレーキ機構により制動されて、引出し本体のスライド移動が制動される。この緩衝作動モードの初期では、第2部材に対する第1部材の相対移動が第3部材のそれよりもダンパーによって優先し得るため、第1部材および第3部材の相対位置が変動し、その結果、ブレーキ機構の摺動部材の屈曲部がたるみを解消するように引っ張られて制動パッドに相対的に押し付けられる。このような構成により、引出し本体の引出し速度(加速度)または挿入速度(加速度)や重量(運動量)が大きい場合であっても、ダンパーを有効に機能させて引出し本体を制動することができる。
具体的には、挿入速度等が比較的大きい場合には、第1部材と第3部材との相対位置の変動が比較的大きくなるため、摺動部材が強く引っ張られて制動パッドに強く押し付けられて第1部材の相対移動が制動されると共に、その制動後、第1部材および第3部材が一体的に相対移動していくが、このときにはダンパーが積極的に機能し始めて第1位部材および第3部材を制動する。
一方、挿入速度等が比較的小さい場合には、第1部材と第3部材との相対位置の変動が比較的小さくなるため、摺動部材は弱く引っ張られて制動パッドに弱く押し付けられて第1部材の相対移動が制動されると共に、この制動効果とほぼ時間差無く、ダンパーが積極的に機能し始めて一体的に相対移動する第1部材および第3部材を制動する。
なお、「係合部」は単純な突当て部を含む概念であり、係合部に第2部材が係合した状態には、係合部に第2部材が当接された状態も含むものである。
この場合、制動パッドは、複数個あり、摺動部材の屈曲部は、複数個の制動パッドに波状に臨んでいることが、好ましい。
この構成によれば、制動パッドが単数の場合に比べて、ブレーキ機構の制動力を全体として高めることができる。
この場合、各制動パッドは、摺動部材の屈曲部が押し付けられる周壁を有する略円筒状から構成されており、ブレーキ機構は、緩衝作動モードにおいて各制動パッドの回転を阻止する回転阻止手段を更に有することが、好ましい。
この構成によれば、摺動部材の屈曲部が制動パッドの略円筒状の周壁に押し付けられるため、摺動部材を損傷させることなく安定してこれに接触させることができる。また、回転阻止手段を設けているため、摺動部材にかかる引張りの反作用によって制動パッドが回転することを適切に阻止することができる。なお、「略円筒状」は、周壁が平面視円弧状のものや、周壁が平面視弓形のものなど、周壁の一部が円弧のものを含む概念である。
これらの場合、制動パッドは、ゴム又は軟質のプラスチックで構成されていることが、好ましい。
この構成によれば、摺動部材を損傷することなく、より効果的に制動することができる。
これらの場合、ブレーキ機構は、第3部材を挟んで摺動部材の反対側に設けられ、摺動部材の屈曲部がたるみを有する方向に第3部材を付勢するバネと、バネにより付勢された第3部材に当接して、屈曲部のたるみ量を規定するストッパと、を更に備えていることが、好ましい。
この構成によれば、簡単な構造により、非緩衝作動モード時に摺動部材の屈曲部にたるみを好適にもたせることができる。
これらの場合、ダンパーは、ロータリーダンパからなり、第2部材には、ラックが設けられ、第3部材には、ラックに噛み合うと共にロータリーダンパの入力部となるピニオンが設けられていることが、好ましい。
この構成によれば、緩衝作動モードにおいて、第3部材は第2部材に対しピニオンをラックに噛み合わせながら相対移動するが、その際、ピニオンの回転がロータリーダンパにより制動される。これにより、ピニオンを有する第3部材の第2部材に対する相対移動を適切に且つ簡易な構造により制動することができる。なお、ロータリーダンパは第3部材に搭載されていることが好ましい。また、ロータリーダンパは、エアーを用いたものでも、オイルを用いたものでもどちらでもよい。
これらの場合、第1部材は、分割構造のケースからなり、その内部に、第2部材、第3部材、ダンパーおよびブレーキ機構が収容されていることが、好ましい。
この構成によれば、ケースである第1部材に緩衝ユニットの各種の部品が収容されているため、緩衝ユニットの取扱い性を向上することができる。すなわち、引出しに緩衝ユニットを簡単に取り付けることが可能となる。なお、分割構造としては、例えば2分割とすればよい。
本発明のスライド制御方法は、第1部材に対する第2部材のスライド移動をダンパー機構およびブレーキ機構により制動するスライド制御方法であって、スライド移動の初期に、ダンパー機構による制動に先行してブレーキ機構による制動を行うと共に、その後、ブレーキ機構による制動を解放傾向に制御して、ダンパー機構による制動を行うようにしたものである。
この構成によれば、第2部材が第1部材に対し、ダンパー機構が有効に機能する加速度(速度)以上にスライド移動しても、先ずブレーキ機構によりそのスライド移動を制動し、その後、このブレーキ機構による制動を解放しつつ、ダンパー機構による制動がなされるため、第1部材に対する第2部材のスライド移動を適切に制動することができる。なお、スライド移動の速度等が大きくなるにつれて、ブレーキ機構の解放が遅れるように制御することがより好ましい。
本発明の引出しの緩衝装置によれば、ダンパーに加えて、引出し本体の引出し動作または挿入動作における動作速度(加速度)等に対応して制動効果を発揮するブレーキ機構を有しているため、引出し本体の挿入速度等に関らず、引出し本体を適切に制動してこれにかかる衝撃を好適に吸収することができる。
本発明のスライド制御方法によれば、スライド移動の初期にブレーキ機構を積極的に機能させてから、ダンパー機構を機能させるようにしているため、スライド移動における速度や加速度等の大きさに関らず、これを適切に安定して行うことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態に係る引出しの緩衝装置およびスライド制御方法について、事務机やシステムキッチンなどの家具の引出しに適用した例を説明する。家具を構成する一般的なキャビネットには、上下方向に複数の引出し収納部が区画形成されており、この各引出し収納部に引出し本体が前後方向に出し入れ可能に構成されている。以下の説明では、一つの引出しが、一つの引出し収納部および一つの引出し本体により構成されるものとし、引出し収納部に対する引出し本体の引出し動作および挿入動作のうち、挿入動作を例に衝撃を緩衝する緩衝装置について説明する。また、図1における前後、左右、上下を基準に説明する。また、図4では、(b)に主として符号を付している。
図1に示すように、引出し収納部2は、例えば、キャビネットを構成する左右の各側板11と、各側板11間を後側にて連結する背面板12と、各側板11間に渡された上下の棚板13と、で前側の開口部14から引出し本体3を収納可能な内部空間を構成している。引出し本体3は、左右の各側板21と、各側板21の下端部間に固着された底板22と、各側板21の後端部間に固着された後板23と、各側板21の前端部間に固着された前板24と、で上面を広く開放して構成されている。
図示省略したが、引出し収納部2の各側板11にはガイドレールがそれぞれ設けられ、引出し本体3の各側板21にはガイドレールに転動するガイドローラがそれぞれ設けられている。引出し収納部2に収納された引出し本体3を手前側に引くと、ガイドローラがガイドレールに案内されて、引出し本体3は、引出し収納部2外に所定の長さ引き出された引出し位置へとスライド移動する。この引出し動作により、最終的に引出し本体3は引出し位置に達し、ユーザは引出し本体3の上面開放部にアクセス可能となる。
一方、引出し位置にある引出し本体3を引出し収納部2に押し込むように挿入すると、ガイドローラがガイドレールに案内されて、引出し本体3は引出し収納部2に完全に収納される収納位置へとスライド移動する。この挿入動作により、最終的に引出し本体3が収納位置に達すると、引出し収納部2の手前側の開口部14は引出し本体3の前板により閉塞され、ユーザの引出し本体3の上面開放部へのアクセスが不能となる。
引出し収納部2および引出し本体3からなる本実施形態の引出し1には、上記挿入動作の際の引出し本体3のスライド移動を制動する緩衝装置5が設けられている。緩衝装置5は、挿入動作の際に引出し本体3にかかる衝撃を吸収するものであり、特に挿入動作における引出し本体3の挿入速度(加速度)や重量(運動量)に応じて適切に衝撃を吸収できるように構成されている。
緩衝装置5は、引出し1に左右対称に一対が設けられている。各緩衝装置5は、引出し収納部2に設けられた係合ピン31と、引出し本体3に設けられ、係合ピン31に係脱可能に構成された緩衝ユニット32と、で構成されている。緩衝ユニット32は、引出し本体3の挿入動作に伴い係合ピン31に係合して、引出し本体3にかかる衝撃を吸収する緩衝作動モードに移行する。
係合ピン31は、引出し収納部2の下側の棚板13の上面に上向きに設けられている。一方、緩衝ユニット32は、係合ピン31の位置に対応して、引出し本体3の底板22の下面に設けられている。係合ピン31および緩衝ユニット32の引出し1への取り付けは、それぞれビス等によりなされる。すなわち、この緩衝装置5は、一般の引出し1にアタッチメントして適宜組み込むことができるようになっている。
図3および図4に示すように、緩衝ユニット32は、上ケース51および下ケース52から成る上下2分割構造のユニットケース41(第1部材)により外郭を構成されている。ユニットケース41は、全体として所定の均一の厚みを有し、その内部に各種部品を収容している。緩衝ユニット32は、上ケース51を介して引出し本体3の底板22にビスにより固定されている。
ユニットケース41の内部には、ユニットケース41外へと一部が露出した回動部材61およびこれを回動可能に支持するスライドギア62からなる第2部材42と、スライドギア62の後述するラック74に噛み合うピニオン153を有するピニオンホルダ43(第3部材)と、が収容されている。
ユニットケース41は、第2部材42およびピニオンホルダ43をスライド移動可能に支持している。第2部材42は、ユニットケース41に対してスライドギア62および回動部材61を一体的にスライド移動可能に構成されている。また、ユニットケース41の内部には、スライドギア62を跨いでユニットケース41とピニオンホルダ43とを連結する摺動テープ44(摺動部材)のほか、引張りバネ45や押しバネ46が収容されている。
第2部材42を構成するスライドギア62は、前後方向に延在する長辺部71およびこれに直交する短辺部72で略L字状に形成されている。長辺部71の一方の長辺にはラック74が形成され、長辺部71の他方の長辺は平坦なガイド面75で構成されている。ガイド面75は、スライドギア62がユニットケース41に対してスライド移動する際に、下ケース52の側壁76により案内される。なお図示省略したが、長辺部71の下面にはスライド方向(前後方向)に延在するガイド溝が形成されており、ガイド溝は下ケース52の内面に立設されたガイド片に案内されるようになっている。
長辺部71の二股状の先端側には、ラック74およびガイド面75の間に位置して、引張りバネ45を収容する直線状のバネ収容凹部77が形成されている。引張りバネ45の一端は、スライドギア62から下向きに突設したギア側掛止ピン78に掛け止めされ、他端は下ケース52から上向きに突設したケース側掛止ピン79に掛け止めされている。引張りバネ45により、第2部材42とユニットケース41とがスライド方向において連結され、第2部材42がユニットケース41に対し常時手前側(引出し方向)に付勢されている。
短辺部72の先端側には、摺動テープ44およびこれを波状に屈曲させる3つの制動パッド81を上側から装着するための波状経路凹部82が形成されている。各制動パッド81は、ゴム(エラストマー)や軟質のプラスチック等で構成され、摺動テープ44の屈曲部44aが押し付けられる周壁を有する略円筒状に形成されている。各制動パッド81は、その中空の軸心にねじ挿通部91を有すると共に、摺動テープ44が押し付けられる部位から外れた周壁の部位に上下方向に亘って直方体形状に窪入された回転規制凹部92を有している。
波状経路凹部82は、3つの制動パッド81に対応して、3つの取付凹部101を連ねて構成されている。各取付凹部101は、略半円弧状の円弧周壁部111と、円弧周壁部111に対面する直線状の直線壁部112と、円弧周壁部111の頂部となる位置に形成された回転規制凸部113と、を有している。制動パッド81は、取付凹部101の底部にねじ挿通部91を介してねじ固定されると共に、回転規制凹部92が回転規制凸部113に係合して回止め状態となる。すなわち、回転規制凸部113および回転規制凹部92からなる回転阻止手段によって、摺動テープ44のテンションによる各制動パッド81の回転は阻止されるようになっている。
詳細は後述するが、波状経路凹部82に臨む摺動テープ44の波状の屈曲部44aは、非緩衝作動モードにおいて(引出し位置では)波状経路凹部82で僅かにたるみを有するように調整されていると共に(図4(a)参照)、緩衝作動モードにおいてそのたるみを解消するようなテンションがかかり、各制動パッド81に押し付けられる(同図(b)参照)。この屈曲部44aと各制動パッド81との摩擦接触により、緩衝作動モードにおいて第2部材42に対するユニットケース41の相対移動が制動されるようになっている。
第2部材42を構成する回動部材61は、板カム状の部材からなり、短辺部72と長辺部71とが交差するスライドギア62の隅部に回動可能に支持されている。回動部材61は、下ケース52側に突設した案内ピン131(カムフォロア)と、平面視J字状の切欠き部132と、を有しており、これら案内ピン131、切欠き部132および回動部材61の回動中心は、三角形の頂点を構成するようにして回動部材61に設けられている。
切欠き部132は、ユニットケース41外へと露出しており、上記の引出し収納部2側の係合ピン31に係脱可能に構成されている。案内ピン131は、下ケース52の内面に立設された案内壁140に案内可能に構成されている。案内壁140は、スライドギア62のスライド方向に延在する直線部141と、直線部141に直交する落込み部142と、直線部141と落込み部142とをなだらかに連ねる移動部143と、で構成されている。
図4に示すように、案内ピン131は、引出し本体3の収納位置では直線部141に位置している(同図(c)参照)。引出し動作によって案内ピン131が直線部141の終端部に達すると、引張りバネ45により回動部材61がスライドギア62を介して引出し方向(手前側)に付勢されているため、案内ピン131が移動部143へと引き込まれるようにして、回動部材61が反時計回りに回動する。そして最終的に、同図(a)に示すように、落込み部142に案内された案内ピン131は、引張りバネ45により落込み部142に強く突き当てられ、回動部材61の反時計回りの回動が終了する(規制される)。またこの状態では、切欠き部132の係合ピン31からの離脱が可能となる。
なお、回動部材61の反時計回りの回動が円滑に行われるように、引張りバネ45の軸線上に回動部材61の回動中心を配置すると共に、この軸線から落込み部142側にオフセットされて案内ピン131が配置されている。
一方、引出し位置からの挿入動作によって、切欠き部132が係合ピン31に係合して緩衝作動モードに移行すると、落込み部142に位置する案内ピン131が引張りバネ45に抗しながら移動部143を乗り越えるようにして、回動部材61が時計回りに回動する。そして最終的に、案内ピン131が直線部141へと案内されると共に、回動部材61の時計回りの回動は、その回動中心回りの部位がスライドギア62に切込み形成された切込み部148の壁部に当接することで、規制される(同図(b)および(c)参照)。
ピニオンホルダ43は、プレート上のホルダ本体151と、ホルダ本体151に搭載されたロータリーダンパ152と、ロータリーダンパ152の回転軸の上端部に固着されると共にラック74に噛み合うピニオン153と、摺動テープ44の一方の端部をホルダ本体151に固定するための固定プレート154と、を有している。なお、摺動テープ44の他方の端部は、同様の固定プレート154を介して下ケース52の後端部に固定されている。
ロータリーダンパ152は、図示省略したが例えば、内部にオイルが充填されたシリンダと、回転軸のシリンダ内に延びる部位に設けられた抵抗翼と、抵抗翼に形成されてオイルが通過可能なリーク孔と、を有している。このような構造により、ロータリーダンパ152は、その入力部となるピニオン153の回転を制動する。特に緩衝作動モードにおいて、ロータリーダンパ152は、第2部材42に対するピニオンホルダ43の相対移動を制動する(後述する)。
ホルダ本体151には、上ケース51に下向きに形成されたガイド片(図示省略)に案内されるガイド溝161と、下ケース52の手前側の側壁に向けて突出したホルダ側ダボ突起162と、が形成されている。ガイド溝161は、ピニオンホルダ43のスライド方向に延在しており、これに平行して押しバネ46が、ホルダ本体151と下ケース52との間に介装されている。押しバネ46の一端は、ホルダ側ダボ突起162に装着され、押しバネ46の他端は、ホルダ側ダボ突起162に対向して下ケース52の側壁に突設されたケース側ダボ突起163に装着されている。押しバネ46により、ピニオンホルダ43がユニットケース41に対し常時後方側(挿入方向)に付勢されている。
図中の符号170は、ピニオンホルダ43とスライドギア62の短辺部72との間において下ケース52に立設されたストッパであり、このストッパ170は、ピニオンホルダ43およびスライドギア62のスライド方向に直交する方向にリブ状に延在している。ストッパ170は、延在方向の中間部に摺動テープ44を挿通させるためのスリット171を有している。ストッパ170の前端面172には、押しバネ46に付勢されたピニオンホルダ43(ホルダ本体151)の平坦な後面が広く当接され、ストッパ170の後端面173には、引張りバネ45に付勢されたスライドギア62の短辺部72の前面が広く当接されるようになっている。
具体的には、図4(c)に示す引出し本体3の収納位置では、ピニオンホルダ43とスライドギア62とは、ストッパ170の位置で召し合わせるようにこれに当接する。一方、図4(a)に示す引出し本体3の引出し位置では、ピニオンホルダ43は押しバネ46によりストッパ170に当接する一方、スライドギア62は、ストッパ170から離間した短辺部72の後面が下ケース52の後部の突当て部181に当接する。なお、図4(b)に示す引出し位置から収納位置への挿入動作の過程(緩衝作動モード時)では、ピニオンホルダ43はストッパ170から離間可能に構成されている。すなわち、ピニオンホルダ43とユニットケース41とは、緩衝作動モードにおいて相対位置が変動するようになっている(詳細は後述する)。なお、このようにリブ状に構成されたストッパ170は、下ケース52の剛性を高める機能も有している。
また、ストッパ170は、押しバネ46と協働して、上記した摺動テープ44の屈曲部44aのたるみを調整する機能を有している。すなわち、図4(a)に示す非緩衝作動モードにおいて(引出し位置において)、押しバネ46は、摺動テープ44の屈曲部44aがたるみを有する方向にピニオンホルダ43を付勢し、ストッパ170は、この付勢されたピニオンホルダ43に当接して、摺動テープ44の屈曲部44aのたるみ量を所定の量に規定する。
摺動テープ44は、ポリイミドやポリカーボネートなどの樹脂で帯状に形成されている。摺動テープ44は、その屈曲部44aを除く部位が、ユニットケース41およびピニオンホルダ43のスライド方向に直線的に延在している。摺動テープ44は、その幅方向を緩衝ユニット32の上下方向としてセットされ、その長手方向の両端部を固定プレート154を介して下ケース52およびピニオンホルダ43に固定されると共に、その中間部の屈曲部44aをスライドギア62の波状経路凹部82に装着されている。
摺動テープ44は、上記のように、非緩衝作動モードにおいて、押しバネ46およびストッパ170により屈曲部44aに所定のたるみが設定される。そして、緩衝作動モードにおいて、屈曲部44aは、摺動テープ44にかかるテンションによって、そのたるみを解消するように各制動パッド81に押し付けられ、第2部材42に対するユニットケース41のスライド移動を制動する。すなわち、主として、摺動テープ44、制動パッド81、押しバネ46およびストッパ170により、緩衝作動モードにおいて第2部材42に対するユニットケース41の相対移動を制動するブレーキ機構190が構成されている。
ここで、引出し動作および挿入動作における緩衝装置5の作用について、図4を参照して説明する。引出し動作を実行すると、ユニットケース41およびピニオンホルダ43は、係合ピン31に移動規制されている第2部材42に対し、引張りバネ45に抗しながら手前側にスライド移動していく(図4(c)→(b))。このとき、ピニオンホルダ43のピニオン153がスライドギア62のラック74に噛み合いながらスライド移動していくが、ロータリーダンパ152によって、ピニオンホルダ43のスライド移動は僅かに制動される。
これにより、ユニットケース41はピニオンホルダ43よりも優先的に、摺動テープ44の屈曲部44aがたるみを有する方向にスライド移動していくため、屈曲部44aと各制動パッド81との積極的な接触を阻止しながら、引出し動作が行われる。なお、図4(b)は、本発明の特徴部分となる緩衝作動モードにおける過渡期を示したものであるため、屈曲部44aが制動パッド81に積極的に接触した状態が示されている。
引出し動作をさらに続行すると、回動部材61が回動して係合ピン31から離脱すると共にユニットケース41の突当て部181がスライドギア62に突き当たる(図4(a))。これにより、その後の引出し動作では、緩衝ユニット32全体が引出し位置まで引き出されていく。そして、引出し位置に達した状態では、押しバネ46によってピニオンホルダ43はストッパ170に突き当てられ、摺動テープ44の屈曲部44aに所定のたるみがつくられる。
一方、引出し位置から挿入動作を実行すると(図4(a)→(b))、緩衝ユニット32全体が引出し本体3と共に収納位置に向かって移動していくが、その際先ず、第2部材42が係合ピン31に係合する。これにより、第2部材42のスライドギア62は挿入方向の移動を規制されると共に回動部材61が回動して、緩衝作動モードに移行する。緩衝作動モードにおいては、移動規制された第2部材42に対し、主に挿入動作の慣性によって、ユニットケース41およびピニオンホルダ43が一体的に挿入方向の奥側(後側)にスライド移動していく。このとき、ユニットケース41およびピニオンホルダ43のスライド移動がブレーキ機構190およびロータリーダンパ152により制動されて、引出し本体3のスライド移動が制動される。
具体的には、緩衝作動モードの初期では、引出し動作と同様にロータリーダンパ152によって、第2部材42に対するユニットケース41の相対移動はピニオンホルダ43のそれよりも優先するが、この場合ユニットケース41は、摺動テープ44の屈曲部44aがたるみを解消するように、摺動テープ44を引っ張る方向にスライド移動していく。その結果、摺動テープ44の屈曲部44aが各制動パッド81に押し付けられ、ユニットケース41のスライド移動が制動されると共に、その後、押しバネ46によって摺動テープ44の引張り力が徐々に解除されて、ロータリーダンパ152が機能するようになる。
すなわち、非スライド体である第2部材42に対し、スライド体であるユニットケース41およびピニオンホルダ43のスライド移動を制動する際に、その初期に(緩衝作動モードの初期に)、ロータリーダンパ152による制動に先行してブレーキ機構190による制動が行われると共に、その後、ブレーキ機構190による制動が解放傾向に移行されて、ロータリーダンパ152による制動が行われる。これにより、スライド移動の速度等(挿入速度等)が大きい場合であっても、ロータリーダンパ152が有効に機能して引出し本体3のスライド移動が適切に制動されるようになっている。
より具体的には、挿入速度等が比較的大きい場合には、緩衝作動モードの初期では、ユニットケース41とピニオンホルダ43との相対位置の変動が比較的大きくなるため、摺動テープ44は強く引っ張られて各制動パッド81に強く押し付けられ、ユニットケース41のスライド移動が強く制動される。そして、ユニットケース41がある程度制動されると、ユニットケース41とピニオンホルダ43とが一体的にスライド移動していくが、このときにはロータリーダンパ152が積極的に機能し始めて(すなわち抵抗翼をゆっくりと回転し始めて)、ピニオンホルダ43(およびこれを介してユニットケース41)のスライド移動を制動する。
一方、挿入速度等が比較的小さい場合には、緩衝作動モードの初期では、ユニットケース41とピニオンホルダ43との相対位置の変動が比較的小さくなるため、摺動テープ44は弱く引っ張られて各制動パッド81に弱く押し付けられ、ユニットケース41のスライド移動が弱く制動される。すなわち、この場合には、緩衝作動モードの初期から、ユニットケース41とピニオンホルダ43とが一体的にスライド移動していくように、ブレーキ機構190による制動効果とほぼ時間差無くロータリーダンパ152が積極的に機能し始めるため、主としてロータリーダンパ152によってピニオンホルダ43(およびこれを介してユニットケース41)のスライド移動が制動される。
なお、挿入速度等が極めて小さい場合には、緩衝作動モードでは、ロータリーダンパ152がメインとなって制動効果を奏することになるが、引張りバネ45の引張り力によって、引出し本体3を収納位置に引き込むようにして挿入させることができる。
以上のように、本実施形態の引出し1の緩衝装置5によれば、引出し本体3の挿入速度等に対応して、ブレーキ機構190の制動力が無段階に可変されるように設計されているため、引出し本体3の挿入速度等に関らず、ロータリーダンパ152を有効に機能させることができ、引出し本体3を引出し収納部2に円滑に且つ安定して収納することができる。
なお、上記の説明では、一対の緩衝装置5を左右対称に設けたが、これを引出し1の中心部もしくは左右一方の1箇所にのみ設けてもよい。また、緩衝装置5において、緩衝ユニット32を引出し本体3の底板22に設け、係合ピン31を引出し収納部2の棚板13に設けたが、これらの配置はもちろんこの位置に限るものではない。例えば、緩衝ユニット32を引出し本体3の左右の各側板21に設け、これに対応して係合ピン31を引出し収納部2の左右の各側板11に設けてもよい。また逆に、緩衝ユニット32を引出し収納部2に設け、これに対応して係合ピン31を引出し本体3に設けてもよい。
また、3つの制動パッド81を設けて摺動テープ44に波状の屈曲部44aを構成するようにしているが、制動パッド81の数はこれに限定されるものではない。例えば、1つの制動パッド81で摺動テープ44に屈曲部44aを構成してもよいが、制動パッド81の数を3つよりも増やして、摺動テープ44に作用させる摩擦抵抗を高めるようにしてもよい。
なおまた、本実施形態では、挿入動作に着目してその衝撃吸収について説明したが、もちろん引出し動作についても、上記に準じた構成をとることで、引出し速度等に関らず引き出す際の衝撃を適切に吸収することができることは言うまでもない。すなわち、本実施形態の緩衝装置5の前後を反転して、引出し1に設ければよい。具体的には、緩衝ユニット32において回動部材61が手前側で且つ押しバネ46が後側に位置するように、緩衝ユニット32を例えば引出し本体3に設け、これに対応して係合ピン31を引出し収納部2の開口部14側の位置に設ける。
なおまた、上記の説明では、摺動テープ44を制動パッド81に押し付けるようにしているが、制動パッド81を摺動テープ44に押し付ける構成も採用することができる。すなわち、両者の押圧関係は相対的であればよい。
本発明の実施形態に係る引出しを模式的に示す平面透視図であり、引出し本体を引き出した状態の図である。 本発明の実施形態に係る引出しを模式的に示す平面透視図であり、引出し本体を挿入した状態の図である。 本発明の実施形態に係る引出しの緩衝装置の一部を分解して示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る引出しの動作に伴う緩衝装置の動作を示す説明図であり、(a)完全に引き出された状態を示したものであり、緩衝作動モード開始前の図、(b)緩衝作動モードにおける過渡期の図、(c)完全に挿入された状態を示したものであり、緩衝作動モード終了後の図である。
符号の説明
1・・・引出し、2・・・引出し収納部、3・・・引出し本体、5・・・緩衝装置、31・・・係合ピン(係合部)、32・・・緩衝ユニット、41・・・ユニットケース(第1部材)、42・・・第2部材、43・・・ピニオンホルダ(第3部材)、44・・・摺動テープ(摺動部材)、44a・・・屈曲部、45・・・引張りバネ、46・・・押しバネ、61・・・回動部材、62・・・スライドギア、74・・・ラック、81・・・制動パッド、82・・・波状経路凹部、92・・・回転規制凹部、101・・・取付け凹部、113・・・回転規制凸部、131・・・案内ピン、132・・・切欠き部、140・・・案内壁、152・・・ロータリーダンパ、153・・・ピニオン、170・・・ストッパ、190・・・ブレーキ機構

Claims (8)

  1. 引出し収納部と、引出し動作および挿入動作によりスライド移動して当該引出し収納部に出し入れされる引出し本体と、からなる引出しに設けられ、
    前記引出し動作または前記挿入動作の際の前記引出し本体のスライド移動を制動する引出しの緩衝装置であって、
    前記引出し収納部および前記引き出し本体の一方に設けられた係合部と、
    前記引出し収納部および前記引出し本体の他方に設けられ、前記引出し動作または前記挿入動作に伴い前記係合部に係合して緩衝作動モードに移行する緩衝ユニットと、を備え、
    前記緩衝ユニットは、
    前記引出し収納部および前記引出し本体の他方に固定された第1部材と、
    前記第1部材にスライド移動可能に支持され、前記引出し動作または前記挿入動作の際に前記係合部に係合して、当該係合部に対する相対移動を規制される第2部材と、
    前記第1部材にスライド可能に支持されると共に、当該第1部材に連結された第3部材と、
    前記緩衝作動モードにおいて前記第2部材に対する前記第3部材の相対移動を制動するダンパーと、
    前記緩衝作動モードにおいて前記第2部材に対する前記第1部材の相対移動を制動するブレーキ機構と、を備え、
    前記ブレーキ機構は、
    前記第1部材と前記第3部材とを連結するテープ状の摺動部材と、
    前記第2部材に設けられ、前記摺動部材に臨む制動パッドと、を有し、
    前記摺動部材は、前記制動パッドに臨む部分に屈曲された屈曲部を有し、前記非緩衝作動モードにおいて当該屈曲部にたるみを有するように調整されていると共に、前記緩衝作動モードにおいて当該屈曲部がそのたるみを解消して前記制動パッドに相対的に押し付けられる引出しの緩衝装置。
  2. 前記制動パッドは、複数個あり、
    前記摺動部材の屈曲部は、前記複数個の制動パッドに波状に臨んでいる請求項1に記載の引出しの緩衝装置。
  3. 前記制動パッドは、前記摺動部材の屈曲部が押し付けられる周壁を有する略円筒状から構成されており、
    前記ブレーキ機構は、前記緩衝作動モードにおいて前記制動パッドの回転を阻止する回転阻止手段を更に有する請求項1または2に記載の引出しの緩衝装置。
  4. 前記制動パッドは、ゴム又は軟質のプラスチックで構成されている請求項1ないし3のいずれか一項に記載の引出しの緩衝装置。
  5. 前記ブレーキ機構は、
    前記第3部材を挟んで前記摺動部材の反対側に設けられ、当該摺動部材の屈曲部がたるみを有する方向に当該第3部材を付勢するバネと、
    前記バネにより付勢された前記第3部材に当接して、前記屈曲部のたるみ量を規定するストッパと、を更に備えた請求項1ないし4のいずれか一項に記載の引出しの緩衝装置。
  6. 前記ダンパーは、ロータリーダンパからなり、
    前記第2部材には、ラックが設けられ、
    前記第3部材には、前記ラックに噛み合うと共に前記ロータリーダンパの入力部となるピニオンが設けられている請求項1ないし5のいずれか一項に記載の引出しの緩衝装置。
  7. 前記第1部材は、分割構造のケースからなり、その内部に、前記第2部材、前記第3部材、前記ダンパーおよび前記ブレーキ機構が収容されている請求項1ないし6のいずれか一項に記載の引出しの緩衝装置。
  8. 第1部材に対する第2部材のスライド移動をダンパー機構およびブレーキ機構により制動するスライド制御方法であって、
    前記スライド移動の初期に、前記ダンパー機構による制動に先行して前記ブレーキ機構による制動を行うと共に、その後、当該ブレーキ機構による制動を解放傾向に制御して、前記ダンパー機構による制動を行うようにしたスライド制御方法。

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