JP2005204606A - 農作物皮剥ぎ装置 - Google Patents
農作物皮剥ぎ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005204606A JP2005204606A JP2004016630A JP2004016630A JP2005204606A JP 2005204606 A JP2005204606 A JP 2005204606A JP 2004016630 A JP2004016630 A JP 2004016630A JP 2004016630 A JP2004016630 A JP 2004016630A JP 2005204606 A JP2005204606 A JP 2005204606A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cut
- crop
- separation start
- epidermis
- peeling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
Abstract
【課題】農作物外面及び柔らかい部分を痛めることなく、農作物の不要及び食用に供し得ない表皮を確実且つスムースに分離することができる農作物皮剥ぎ装置を提供する。
【解決手段】農作物皮剥ぎ装置1を構成する搬送コンベア2が搬送するネギAの分離開始部Adに、不要及び食用に供し得ない所望する枚数の表皮Aeを分離するのに適した切れ目Afを切れ目付設装置44で付設する。皮剥ぎ装置25を構成する皮剥ぎユニット28の左右一対のエアー吐出部37,37から吐出されるエアーGを、ネギAの分離開始部Adに付設した切れ目Afに吹き付け、不要な表皮Aeのみを浮き上がらせて切れ目Afから剥ぎ取り開始する。皮剥ぎユニット28をネギAの茎部Abに沿って長さ方向に移動させ、所望する枚数の表皮Aeを、切れ目Afから根部Aaに向けて剥ぎ取り分離する。
【選択図】 図8
【解決手段】農作物皮剥ぎ装置1を構成する搬送コンベア2が搬送するネギAの分離開始部Adに、不要及び食用に供し得ない所望する枚数の表皮Aeを分離するのに適した切れ目Afを切れ目付設装置44で付設する。皮剥ぎ装置25を構成する皮剥ぎユニット28の左右一対のエアー吐出部37,37から吐出されるエアーGを、ネギAの分離開始部Adに付設した切れ目Afに吹き付け、不要な表皮Aeのみを浮き上がらせて切れ目Afから剥ぎ取り開始する。皮剥ぎユニット28をネギAの茎部Abに沿って長さ方向に移動させ、所望する枚数の表皮Aeを、切れ目Afから根部Aaに向けて剥ぎ取り分離する。
【選択図】 図8
Description
この発明は、例えばネギやゴボウ、アスパラガス、胡瓜、茄子、人参、長芋等の農作物を覆っている不要及び食用に供し得ない表皮を分離する皮剥ぎ作業に用いられる農作物皮剥ぎ装置に関する。
従来、上述例のネギの表皮を分離する装置としては、例えばコンベアにより搬送される長ネギを中空のシリンダロッドに挿入した後、シリンダロッドをネギが抜き取られる方向に移動させながら、シリンダロッド内部に設けた上部及び両側部のノズルから吐出される空気を長ネギの葉先部分近傍に吹き付け、長ネギの葉先部分近傍の皮や付着物を根元側に向けて剥ぎ取る特許文献1の長ネギ皮剥ぎ処理方法がある。
しかし、上述の不要及び食用に供し得ない表皮が茎部外周面にぴったりと密着していると、ノズルから吐出される空気を、必要及び食用の表皮で覆われた茎部表面と、不要及び食用に供し得ない表皮裏面との隙間に吹き付けることが難しく、不要な表皮を、茎部及び葉部の境界部分から剥ぎ取り開始することができない。且つ、高圧の空気を吹き付けると、必要及び不要に関係なく、複数枚の表皮が一挙に剥ぎ取られるため、食用に適した茎部を傷付けてしまうことがある。また、低圧の空気を吹き付けると、不要な表皮を境界部分から剥ぎ取ることが難しくなるだけでなく、不要な表皮が部分的に残ってしまうことがあり、皮剥ぎ後の見栄えが悪くなるため、商品価値が低下するという問題点を有している。
この発明は上記問題に鑑み、流体吐出手段から吐出する流体が吹き付けられる農作物の分離開始部に、不要及び食用に供し得ない所望する枚数の表皮を分離するのに適した切れ目を付設することにより、農作物の不要及び食用に供し得ない所望する枚数の表皮を所望する部分から綺麗に分離する皮剥ぎ作業が確実且つスムースに行える農作物皮剥ぎ装置の提供を目的とする。
この発明は、流体吐出手段から吐出される流体を農作物外面に吹付け、該農作物を覆っている不要及び食用に供し得ない表皮を分離する農作物皮剥ぎ装置であって、上記流体吐出手段から吐出する流体が吹き付けられる農作物の分離開始部に、上記表皮を所望する枚数だけ分離するのに適した切れ目を付設する切れ目付設手段を備えた農作物皮剥ぎ装置であることを特徴とする。
上述の農作物は、例えばネギやアスパラガス、ゴボウ、胡瓜、茄子、人参、長芋等の長尺農作物で構成することができる。また、流体吐出手段は、例えばエアー吐出部及び吐出ノズル、ウォータジェットカッター、アブレシブジェットカッター等で構成することができる。且つ、流体は、例えばエアー(大気)や不活性ガス、不燃性ガス等の気体と、水道水や天然水、蒸留水、アルコール、薬液等の液体と、その気体及び液体を混合した混合物とで構成することができる。また、切れ目付設手段は、例えば炭酸ガスレーザーやYAGレーザーを発振するレーザー加工機(又はレーザーカッター)、流体吹付け式カッター、回転刃、固定刃等で構成される。且つ、切れ目を、例えばネギ等の農作物全長と略直交する幅方向や略平行する長さ方向、農作物全長と略交差する斜め方向等の所望する方向に向けて部分的又は連続的に付設することができる。
つまり、農作物の分離開始部に、農作物を覆っている不要及び食用に供し得ない所望する枚数の表皮を分離するのに適した切れ目を切れ目付設手段で付設し、流体吐出手段から吐出される流体を、農作物の分離開始部に付設した切れ目に吹き付け、その流体を、切れ目が入れられてない農作物表面(ネギの茎部外面)と、切れ目が入れられた表皮裏面(ネギの表皮内面)との隙間に入り込ませて、不要な表皮を切れ目側から流体の吐出力で浮き上がらせながら剥ぎ取る。
実施の形態として、流体吐出手段から吐出される流体を農作物外面に吹付け、該農作物を覆っている不要及び食用に供し得ない表皮を分離する農作物皮剥ぎ装置であって、上記農作物の分離開始部を検出する分離開始部検出手段と、上記分離開始部検出手段から出力される検出情報に基づいて、上記農作物の表皮が剥ぎ取り開始される切れ目を付設する切れ目付設位置を決定する切れ目付設位置決定手段と、上記切れ目付設位置決定手段による判定に基づいて、上記農作物の表皮を所望する枚数だけ分離するのに適した切れ目を該農作物の分離開始部に付設する切れ目付設手段と、上記切れ目付設位置決定手段による判定に基づいて、上記農作物の切れ目付設位置と上記流体吐出手段とが対峙される位置に、該農作物及び流体吐出手段を相対移動する流体吐出移動手段とを備えた切れ目付設手段とを備えることができる。
上述の分離開始部検出手段は、例えばモノクロ及びカラーの撮像カメラやディジタルカメラ、ビデオカメラ、画像素子、光電センサー等の光学的検出手段で構成することができる。また、切れ目付設位置決定手段は、例えばパーソナルコンピューターやCPU、ROM、RAMを備えた制御装置等で構成することができる。また、流体吐出移動手段は、例えば可動枠やガイドレール、牽引チェーン、モータ、ソレノイド、流体圧式シリンダー、チェーン送り機構、ネジ送り機構、カム送り機構、クランク機構、手動式移動機構等で構成することができる。
つまり、農作物の分離開始部を分離開始部検出手段で検出し、その検出情報に基づいて、所望する枚数の表皮を分離するのに適した切れ目を付設する付設位置を切れ目付設位置決定手段で決定し、その判定及び決定に基づいて、農作物の分離開始部に、不要及び食用に供し得ない所望する枚数の表皮を分離するのに適した切れ目を切れ目付設手段で付設する。且つ、流体吐出手段を、農作物の切れ目付設位置と対峙する位置に流体吐出移動手段で相対移動させ、流体吐出手段から吐出される流体を、農作物の分離開始部に付設した切れ目に吹き付け、その流体を、切れ目が入れられてない農作物表面(ネギの茎部外面)と、切れ目が入れられた表皮裏面(ネギの表皮内面)との隙間に入り込ませて、不要な表皮を切れ目側から流体の吐出力で浮き上がらせながら剥ぎ取り分離する。
また、上記農作物の軸芯を中心として、上記切れ目と対向する状態に上記流体吐出手段の向きを変更する流体吐出向き変更手段を備えることができる。つまり、流体吐出手段を、農作物の分離開始部に付設された切れ目に向けて流体が吹き付けられる向きに変更する。また、上記農作物の軸芯を中心として、上記分離開始部の所望する部分と対向する状態に上記切れ目付設手段の向きを変更する切れ目付設向き変更手段を備えることができる。つまり、単数又は複数の切れ目を、農作物の分離開始部の上部周面、側部周面、下部周面、全周等の所望する部分に付設する。
また、上記農作物の分離開始部と上記切れ目付設手段とが対峙される位置に、該農作物及び切れ目付設手段を相対移動する切れ目付設移動手段を備えることができる。つまり、切れ目付設移動手段は、例えばモータや可動台、支持台、ソレノイド、流体圧式シリンダー、チェーン送り機構、ネジ送り機構、カム送り機構、クランク機構、手動式移動機構等で構成され、切れ目付設手段を、農作物の分離開始部と略対向する位置に移動するか、農作物の分離開始部を、切れ目付設手段と対向する位置に相対移動して、切れ目を付設する。また、上記切れ目を、上記農作物の表皮が所望する枚数だけ分離するのに適した大きさに設定することができる。つまり、切れ目を、所望する枚数の表皮を分離するのに適した長さ及び幅、深さ、本数に設定する。
この発明によれば、農作物の分離開始部に、不要及び食用に供し得ない所望する枚数の表皮を分離するのに適した切れ目を切れ目付設手段で付設し、流体吐出手段から吐出される流体を農作物の分離開始部に付設した切れ目に吹き付けて、不要な表皮を流体で浮き上がらせながら剥ぎ取るので、切れ目が入れられてない農作物表面と、切れ目が入れられた表皮裏面との隙間に流体が入り込みやすく、皮剥ぎ時に生じる分離抵抗が小さくなるため、高圧の流体を吹き付ける必要がなく、低圧の流体を切れ目に吹き付けるだけでも、不要な表皮のみを簡単且つ容易に分離することができ、皮剥ぎ作業が確実且つスムースに行える。且つ、剥ぎ過ぎ、剥ぎ残しすることなく、不要な表皮のみを切れ目から綺麗に分離することができるので、皮剥ぎ後の見栄えが良く、農作物の商品価値を高めることができる。
この発明は、農作物の不要及び食用に供し得ない所望する枚数の表皮を分離する皮剥ぎ作業が確実且つスムースに行えるという目的を、農作物の分離開始部に、所望する枚数の表皮を分離するのに適した切れ目を切れ目付設手段で付設し、流体吐出手段から吐出される流体を農作物の分離開始部に付設した切れ目に吹き付けることで実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は、農作物の一例であるネギの表皮を剥ぎ取る作業に用いられる農作物皮剥ぎ装置を示し、図1に於いて、この農作物皮剥ぎ装置1は、搬送コンベア2の載置台2a…に載置された長尺のネギA…を、搬送路上に設定した検出区間a及び揃え区間b、切れ目付設区間c、分離区間dに搬送して、ネギAの分離開始部Adに切れ目Afを付設した後、ネギAの不要及び食用に供し得ない所望する枚数の表皮Aeを切れ目Afから剥ぎ取る。
上述の搬送コンベア2は、図2にも示すように、載置台2a…を、搬送路上に張架した周回チェーン2b…全長に所定間隔に隔てて取り付け、モータ(図示省略)で搬送方向に所定速度で周回移動する。且つ、載置台2aに、後述する保持ユニット26の保持体26a,26aが出没許容される開口部2cと、ネギAの茎部Ab及び葉部Acが受けられる受け部2d,2eとを設けている。且つ、搬送路右側部に設けた支持台2fは、ネギAの葉部Ac側を載置台2aと略水平な高さに支持し、始端側左側部に設けた揃え部2gは、載置台2a左側部に突出するネギAの根部Aaを揃える。また、搬送コンベア2を、例えばベルトコンベアやチェーンコンベア、ローラーコンベア等で構成することができる。
前述の検出区間aに配設した分離開始部検出装置18は、載置台2aに載置されたネギAの茎部Ab及び葉部Acが反射する反射光、茎部Ab及び葉部Acが透過する透過光、シルエット等を撮像カメラ19で撮像し、その画像情報を判定制御装置22に備えられた画像処理装置20で2値化処理して、情報読取り装置21で読取った載置台2aの識別情報と対応させて後述する判定制御装置22に出力する。なお、情報読取り装置21は、例えば非接触型の情報通信装置=IDアンテナ、磁気ヘッド、書込み装置等で構成することができる。
前述の揃え区間bに配設した分離開始部揃え装置23は、例えば特開2003−225078号公報、特開2003−310228号公報の農作物整列供給装置、特開2003−325155号公報の農作物皮剥ぎ装置に備えられた整列ユニット等で構成され、ネギAの茎部Aa又は葉部Acを保持手段で保持した後、後述する判定制御装置22による判定に基づいて、ネギA…を搬送方向と略直交する方向に水平移動させ、ネギAの分離開始部Ad(又は襟部)を搬送路と略平行して略同一線上に揃えた状態に修正又は襟合わせると共に、後述するレーザー発振器45のレーザー光線Wが照射される位置に修正又は襟合わせる。
前述の切れ目付設区間cに配設した切れ目付設装置44は、図3、図8にも示すように、例えばレーザー加工機やレーザーカッター等の光学的切断手段で構成されるレーザー発振器45を、搬送路右側上部に架設した可動台46に搬送方向と略直交する方向に回動可能に取り付け、可動台46に固定したモータ47(例えばロータリーサーボモータ)で搬送方向と略直交する方向(又はネギAの茎部Abと略平行する方向)に回動して、ネギAの分離開始部Adの上部周面、側部周面、下部周面等の所望する部分に向けてレーザー光線Wが照射される角度に回動する。且つ、可動台46を、搬送路右側上部に配設した支持台48に搬送方向と略直交する方向に往復移動可能に取り付け、上述のレーザー発振器45を、支持台48に固定したモータ49(例えばステッピングモータ)で載置台2aに載置されたネギAの分離開始部Adと略対向する位置に相対移動する。また、ネギAの分離開始部Adをレーザー発振器45と対向する位置に相対移動してもよい。
且つ、レーザー発振器45が発振する例えば炭酸ガスレーザーやYAGレーザー等のレーザー光線Wは、例えば1枚や2枚等の所望する枚数及び厚さの表皮Aeを分離するのに適した長さ及び幅、深さ、本数の切れ目AfがネギAの分離開始部Adに入れられる強さ、波長に設定している。実施例では、切れ目Afの長さを略数mm〜略1mmに設定している。なお、搬送コンベア2の搬送速度と、レーザー発振器45が発振するレーザー光線Wの発振時間とを可変調節すれば、ネギAの分離開始部Adに入れられる切れ目Afの長さ及び幅、深さ、本数を変更することができる。また、レーザー発振器45を、搬送コンベア2の搬送速度と略同期して搬送方向に移動させながら、ネギAの分離開始部Adに切れ目Afを付設することもできる。
上述の切れ目Afを入れる場合、例えば図4に示すように、ネギAの分離開始部Ad及びレーザー発振器45の少なくとも一方を、搬送コンベア2の搬送方向と略平行する方向に移動して、ネギAの分離開始部Adに沿って茎部Ab全長と略直交する幅方向(又は径方向)に切れ目Afを入れる第1の方法と、ネギAの分離開始部Ad及びレーザー発振器45の少なくとも一方を、搬送コンベア2の搬送方向と略直交する方向に移動(又はレーザー発振器45を回動)して、ネギAの分離開始部Adに沿って茎部Ab全長と略平行する長さ方向(又は軸方向)に切れ目Afを入れる第2の方法と、ネギAの分離開始部Adを搬送方向に移動させながら、レーザー発振器45を搬送方向と略直交する方向に移動又は回動して、ネギAの分離開始部Adに沿って茎部Ab全長と略交差する斜め方向に切れ目Afを入れる第3の方法とを用いることができる。つまり、ネギAの分離開始部Ad及びレーザー発振器45を、搬送コンベア2の搬送方向と略平行又は略直交、略交差する方向に相対移動して、ネギAの分離開始部Adに沿って茎部Ab全長と略平行又は略直交、略交差する方向に切れ目Afを入れることができる。
前述の分離区間dに配設した皮剥ぎ装置25は、図5、図6、図7にも示すように、ネギAの分離開始部Adを保持する保持ユニット26と、根部Aa側を葉部Ac側と略水平な高さに持ち上げる支持ユニット27と、ネギAの不要な表皮Aeを分離する皮剥ぎユニット28とを、分離区間dに搬送されるネギA…と略対向して複数組配設している。
上述の保持ユニット26は、ネギAの分離開始部Adに近い葉部Ac側を保持する上下一対の保持体26a,26aを、可動枠31に垂設した支持枠31aの上下枠部31b,31bに水平回動自在に取り付け、コイルスプリング26bの復元力で所定の保持姿勢に回動付勢している。且つ、下側保持体26aを、ネギAの分離開始部Adに近い葉部Ac側が上側保持体26aに押付けられる上昇位置と、載置台2a下方の降下位置とに昇降シリンダー26cで上下動する。なお、柔軟性を有するクッション材を保持体26aの保持面に装着している。
前述の支持ユニット27は、ネギAの茎部Abを支持する略Y字状の支持体27aを、下側枠部31bに取り付けた昇降台27bに立設して、ネギAの茎部Abが載置台2aよりも上方に持ち上げられる上昇位置と、載置台2a下方の降下位置とに昇降シリンダー27cで上下動する。
前述の皮剥ぎユニット28は、支持枠28aを、搬送路上部に架設した可動枠31上のガイドレール32に取り付け、可動枠31を、搬送路側部に架設したガイドレール33,33に取り付け、可動枠31に連結した牽引チェーン34aをモータ(図示省略)で正逆回転して、ユニット26,27,28を、ネギAの表皮Aeを剥ぎ取り開始する分離区間dの始端側上方と、その剥ぎ取り終了する終端側上方とに、搬送コンベア2の搬送速度と略同期して所定のピッチ分だけ搬送方向に往復移動する。
且つ、支持枠28aに連結した牽引チェーン34bを、可動枠31右側上部に配設したモータ35で正逆回転して、皮剥ぎユニット28を、ユニット26,27で持ち上げられたネギAの分離開始部Adと対向する分離開始位置と、不要な表皮Aeが根部Aa先端から剥ぎ取られる分離終了位置とに、ネギAの茎部Ab外周面に沿って長さ方向に往復移動(表皮Aeが根部Aa側に向けて剥ぎ取られる方向及び搬送方向と略直交する方向)する。また、ネギAの分離開始部Ad側を保持ユニット26と対向する位置に相対移動してもよい。
且つ、上述の保持ユニット26で持ち上げられたネギAの茎部Abを保持する左右一対の支持アーム36,36と、支持アーム36,36で保持されたネギAの茎部Ab外周面に向けてエアーGを吐出する左右一対のエアー吐出部37,37とを、支持枠28aの枠部28b下端に固定した支持枠38に取り付けている。
且つ、支持枠38後端に固定した正面から見て略馬蹄形の支持板38aを、枠部28b下端に固定した略下向きC字状のレール28cに取り付け、枠部28b下面に固定したモータ28dのギャ28eを、支持板38aの外周縁部に刻設したギャ38bに噛合して、エアー供給源(図示省略)に接続されたエアー吐出部37,37を、一対の支持アーム36,36で保持されるネギAの茎部Ab軸芯を中心として円周方向に正逆回動させ、ネギAの分離開始部Adに入れられた切れ目Afに向けてエアーGが吹き付けられる吐出角度(略0度〜略360度の範囲に含まれる角度)に回動する。
上述の支持アーム36,36を、支持枠38両端に軸受した支軸39,39に固定し、その支軸39,39に連結した連結杆40,40を連動板41両端に連結して、支軸39,39を、連結杆40及び連結板41を介して開閉シリンダー42で正逆回動させ、支持アーム36,36を、保持体26a,26aで保持されたネギAの茎部Abを保持する閉角度と、その保持が解除される開角度とに回動する。
前述のエアー吐出部37,37を、支持アーム36,36で保持されるネギAの茎部Ab軸芯を中心として支持枠38両端部に取り付け、エアー吐出部37,37に夫々突設した上下一対の吐出ノズル37a,37bを、茎部Ab軸芯を中心として略相対する左右位置に所定間隔に隔てて設けると共に、エアーGが葉部Ac側から根部Aa側に向けて斜めに吹き付けられる方向(表皮Aeが根部Aa側に向けて剥ぎ取られる方向)であって、ネギAの分離開始部Adに付設した切れ目Afに吹き付けられ、表皮Aeが剥ぎ取られた茎部Ab表面と、その剥ぎ取られる表皮Ae裏面との剥ぎ取り部分に吹き付けられる吐出角度に設定している。
且つ、エアー吐出部37,37は、後述する図10の区間e,f,g毎に、所望する枚数及び厚さの表皮Aeを分離するのに適した吐出圧のエアーGを吐出ノズル37a,37bから吐出する。また、吐出ノズル37a,37bの吐出孔を、例えば略丸形状や略弧形状、略扁平形状等の所望する形状に形成するか、吐出ノズル37a,37bを、茎部Ab軸芯を中心として円周方向に所定間隔に隔てて略弧形状や略扁平形状等の所望する状態に複数配列することもできる。
図12は、農作物皮剥ぎ装置1の制御回路ブロック図を示し、判定制御装置22にはCPU、ROM、RAMが内蔵され、CPUは、ROMに格納されたプログラムに沿って、搬送コンベア2と、分離開始部検出装置18と、分離開始部揃え装置23と、皮剥ぎ装置25と、保持ユニット26と、支持ユニット27と、切れ目付設装置44との駆動及び停止を制御する。
CPUは、画像処理装置20から出力される画像情報に基づいて、例えば大きさ、形状、太さ(幅)、面積、体積、変形率、透過光の透過率、反射光の反射率等を算出して、茎部Abと葉部Acとの境界部分に相当する分離開始部Adと、その分離開始部Adに入れられる切れ目Afの付設位置とを判定及び決定すると共に、その分離開始部Adがレーザー発振器45のレーザー光線Wが照射される位置に揃えられているかを判定し、根部Aa又は分離開始部Adを基準として、皮剥ぎユニット28及びレーザー発振器45がネギAの分離開始部Adと略対向する位置に到達するまでの移動距離及び移動時間を算出する。なお、切れ目Afの長さ及び幅、深さ、本数等をRAMに予め記憶しておくか、随時変更することもできる。また、分離開始部揃え装置23の揃え動作は先の公報に開示しているのでその詳細な動作説明を省略する。
且つ、分離開始部Adを皮剥ぎ開始地点として、皮剥ぎ開始地点から根部Aaを通過して皮剥ぎ終了地点に至るまでの間を、図10に示す皮剥ぎ開始区間e、皮剥ぎ継続区間f、皮剥ぎ終了区間gに分割し、区間e,f,g毎に移動時間及び移動距離を算出して、上述の各情報と、情報読取り装置21で読取った載置台2aの識別情報とを対応させてRAMに記憶する。また、識別情報を、ネギA及び載置台2aと略対応して移動する記録媒体(例えば非接触型情報記録装置=IDタグ、磁気ストライプ、磁気テープ、バーコード等)に記録することもできる。
且つ、区間c,dに移動する載置台2aの識別情報を情報読取り装置21で読取り、その識別情報と対応して判定制御装置22に記憶された各情報に基づいて、皮剥ぎユニット28及びレーザー発振器45を搬送方向と略直交する方向に予め設定した速度で移動すると共に、モータ35,49から出力される移動量情報と、予めRAMに記憶された移動量情報とを比較及び演算して、移動量が略同一であると判定されたとき、皮剥ぎユニット28及びレーザー発振器45をネギAの分離開始部Adと略対向する上方位置に停止する。また、移動量が異なると判定された場合、移動量情報が一致するまでモータ35,49を回転する。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、農作物皮剥ぎ装置1によるネギAの皮剥ぎ動作を説明する。
先ず、図1にも示すように、皮剥ぎ処理されるネギA…を、搬送コンベア2の載置台2a…に搬送方向と略直交する横長姿勢に揃えて1本ずつ載置し、根部Aa先端を揃え部2gに当接して搬送方向と略平行する略真っ直ぐな状態に揃えながら、検出区間aの分離開始部検出装置18に供給する。
次に、検出区間aにおいて、図2にも示すように、ネギAの茎部Ab及び葉部Acを分離開始部検出装置18の撮像カメラ19で撮像し、その画像情報を画像処理装置20で2値化処理して、情報読取り装置21で読取った載置台2aの識別情報と対応させて判定制御装置22に出力する。且つ、撮像済みのネギAを揃え区間bの分離開始部揃え装置23に供給する。
一方、判定制御装置22は、撮像カメラ19で撮像した画像情報に基づいて、ネギAの分離開始部Ad及び切れ目Afの付設位置を個々に判定し、皮剥ぎユニット28及びレーザー発振器45がネギAの分離開始部Adに到達するまでの移動距離及び移動時間と、皮剥ぎ開始区間e及び皮剥ぎ継続区間f、皮剥ぎ終了区間g毎の移動時間及び移動距離とを算出して、載置台2aの識別情報と対応させてRAMに記憶する。
次に、揃え区間bにおいて、搬送コンベア2が搬送するネギA…の分離開始部Ad…が不規則に並んでいる場合、上述の判定制御装置22による判定に基づいて、ネギA…の分離開始部Ad…を、後述するレーザー発振器45のレーザー光線Wが照射される位置に分離開始部揃え装置23で修正又は襟合わせする。また、ネギA…の分離開始部Ad…が略同一線上に揃えられている場合、分離開始部揃え装置23で修正する必要がなく、位置修正済み及び位置修正不要のネギAを切れ目付設区間cの切れ目付設装置44に供給する。
次に、切れ目付設区間cにおいて、図3、図8にも示すように、情報読取り装置21で読取った載置台2aの識別情報と対応する情報を判定制御装置22から読み出し、その情報に基づいて、切れ目付設装置44のレーザー発振器45を、ネギAの分離開始部Adと略対向する位置に予め停止及び待機させておくか、その分離開始部Adと略対向する位置に移動させる等して、レーザー発振器45が発振するレーザー光線Wを、搬送コンベア2が搬送するネギAの分離開始部Adの上部周面、側部周面等の所望する部分に照射し、所望する枚数及び厚さの表皮Aeを分離するのに適した略数mm〜略1mmの切れ目Afを単数又は複数入れた後、切れ目付設済みのネギA…を分離区間dの皮剥ぎ装置25に供給する。
次に、分離区間dにおいて、図5にも示すように、皮剥ぎ装置25のユニット26,27,28を、搬送コンベア2が搬送するネギA…と略同期して所定のピッチ分だけ搬送方向に移動させながら、載置台2aの開口部2cに露出するネギAの分離開始部Adを保持ユニット26で保持して持ち上げ、根部Aa側を支持ユニット27で持ち上げて略水平に支持する。
且つ、情報読取り装置21で読取った載置台2aの識別情報と対応する情報を判定制御装置22から読み出し、その情報に基づいて、皮剥ぎユニット28を独立駆動してネギAの分離開始部Adと略対向する皮剥ぎ開始区間eに移動停止させ、図7にも示すように、左右一対の支持アーム36,36でネギAの分離開始部Adを保持した後、支持ユニット27を降下して、ネギAの茎部Ab側を自重により垂れ下げ、支持アーム36,36の交差部分に乗せてセンターリングする。
次に、図9、図10にも示すように、皮剥ぎユニット28を、ネギAの茎部Ab外周面に沿って皮剥ぎ開始区間eから皮剥ぎ継続区間fに一定速度で移動させるとき、左右一対のエアー吐出部37,37に設けた吐出ノズル37a,37bから吐出されるエアーGを、ネギAの分離開始部Ad及びその分離開始部Adに入れられた切れ目Afに向けて吹き付け、ネギAの茎部Abを、支持アーム36,36の交差部分にエアーGで押し付けてセンターリングすると共に、エアーGが略均等に吹き付けられる略真っ直ぐな状態に支持アーム36,36で矯正する。
つまり、エアーGを、切れ目Afが入れられてない茎部Ab表面と、切れ目Afが入れられた表皮Ae裏面との隙間に入り込ませて、不要な表皮Aeを切れ目Af側からエアーGの吐出力で浮き上がらせながら、切れ目Af側から根部Aa側に向けて長さ方向に連続して剥ぎ取り開始する。且つ、エアー吐出部37,37を、支持アーム36,36で保持されたネギAの茎部Ab軸芯を中心として円周方向に正逆回動させ、ネギAの分離開始部Adに入れられた切れ目Afに向けてエアーGが吹き付けられる角度に回動することもできる。
次に、皮剥ぎユニット28を、皮剥ぎ継続区間fから皮剥ぎ終了区間gに移動させるとき、左右一対のエアー吐出部37,37から吐出されるエアーGの吐出力で、不要な表皮Aeを葉部Ac側から根部Aa側に向けて長さ方向に沿って一挙に剥ぎ取り分離する。且つ、根部Aaまで引き剥がされた表皮Aeを一挙に吹き飛ばして分離及び除去し、剥ぎ取られた表皮Aeを搬送路下部に配設した表皮投入部(図示省略)に投入して定期的に回収又は廃棄する。
且つ、皮剥ぎユニット28が根部Aa側に至る直前に、支持ユニット27を一旦降下させ、ネギAの根部Aa側を垂れ下げた状態に保持し、皮剥ぎユニット28が根部Aaから抜き取られたとき、支持ユニット27で再び支持する。続いて、皮剥ぎユニット28を搬送路左側部に移動した後、保持ユニット26による保持を解除し、支持ユニット27を待機位置に降下して、皮剥ぎ済みのネギAを載置台2aに再び載置し、次の工程(例えば仕分け工程や箱詰め工程等)に搬送する。以下、上述と同様にして、皮剥ぎ作業を継続して行う。
以上のように、搬送コンベア2が搬送するネギAの分離開始部Adに、不要及び食用に供し得ない所望する枚数の表皮Aeを分離するのに適した切れ目Afを切れ目付設装置44で付設し、皮剥ぎ装置25を構成する皮剥ぎユニット28のエアー吐出部37,37から吐出されるエアーGをネギAの分離開始部Adに付設した切れ目Afに吹き付けて、不要な表皮Aeを切れ目Af側からエアーGの吐出力で浮き上がらせながら剥ぎ取るので、切れ目Afが入れられてないネギA表面と、切れ目Afが入れられた表皮Ae裏面との隙間にエアーGが入り込みやすく、皮剥ぎ時に生じる分離抵抗が小さくなるため、高圧のエアーGを吹き付ける必要がなく、低圧のエアーGを切れ目Afに吹き付けるだけでも、不要な表皮Aeのみを簡単且つ容易に分離することができ、皮剥ぎ作業が確実且つスムースに行える。且つ、剥ぎ過ぎ、剥ぎ残しすることなく、不要な表皮Aeのみを切れ目Afから綺麗に分離することができるので、皮剥ぎ後の見栄えが良く、ネギAの商品価値を高めることができる。
図11は、レーザー発振器45を、ネギAの茎部Ab軸芯を中心として円周方向に回動可能に設けた切れ目付設装置44による他の付設方法を示し、レーザー発振器45が取り付けられた移動部45aを、例えばモータや流体圧式シリンダー等の移動手段で搬送路右側上部に架設したレール45bに沿って矢印方向に往復移動させ、ネギAの茎部Ab軸芯を中心として、ネギAの分離開始部Adの所望する部分に向けてレーザー光線Wが照射される角度に回動して、ネギAの分離開始部Adの上部周面、側部周面、下部周面、全周等の所望する部分に単数又は複数の切れ目Afを部分的に入れるので、上述の実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。また、レーザー発振器45を、ネギAの茎部Ab軸芯を中心として回動するか、ネギA自体を、茎部Ab軸芯を中心として回動する等して、ネギAの分離開始部Ad全周に切れ目Afを連続的に入れることもできる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の農作物は、実施例のネギAに対応し、
以下同様に、
流体は、エアーG(大気)に対応し、
流体吐出手段は、エアー吐出部37と、吐出ノズル37a,37bとに対応し、
分離開始部検出手段は、分離開始部検出装置18及び撮像カメラ19に対応し、
切れ目付設位置決定手段は、判定制御装置22に対応し、
切れ目付設手段は、切れ目付設装置44及びレーザー発振器45に対応し、
流体吐出移動手段は、可動枠31と、ガイドレール32,33と、牽引チェーン34a,34bと、モータ35とに対応し、
流体吐出向き変更手段は、支持枠28a,38と、レール28cと、モータ28dと、ギャ28e,38bとに対応し、
切れ目付設向き変更手段は、移動部45aと、レール45bとに対応し、
切れ目付設移動手段は、モータ47,49と、可動台46と、支持台48とに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
この発明の農作物は、実施例のネギAに対応し、
以下同様に、
流体は、エアーG(大気)に対応し、
流体吐出手段は、エアー吐出部37と、吐出ノズル37a,37bとに対応し、
分離開始部検出手段は、分離開始部検出装置18及び撮像カメラ19に対応し、
切れ目付設位置決定手段は、判定制御装置22に対応し、
切れ目付設手段は、切れ目付設装置44及びレーザー発振器45に対応し、
流体吐出移動手段は、可動枠31と、ガイドレール32,33と、牽引チェーン34a,34bと、モータ35とに対応し、
流体吐出向き変更手段は、支持枠28a,38と、レール28cと、モータ28dと、ギャ28e,38bとに対応し、
切れ目付設向き変更手段は、移動部45aと、レール45bとに対応し、
切れ目付設移動手段は、モータ47,49と、可動台46と、支持台48とに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えばレーザー発振器45を、例えばX軸方向及びY軸方向に移動可能に設けて、幅方向及び長さ方向に変形するネギAの分離開始部Adに切れ目Afを付設することもできる。
本発明の農作物皮剥ぎ装置1は、例えば略垂直姿勢又は略斜め姿勢に保持されたネギAの表皮Aeを分離する作業にも利用することができる。
A…ネギ
Ab…茎部
Ac…葉部
Ad…分離開始部
Ae…表皮
Af…切れ目
W…レーザー光線
G…エアー
1…農作物皮剥ぎ装置
2…搬送コンベア
18…分離開始部検出装置
22…判定制御装置
25…皮剥ぎ装置
28…皮剥ぎユニット
36…支持アーム
37…エアー吐出部
37a,37b…吐出ノズル
44…切れ目付設装置
45…レーザー発振器
Ab…茎部
Ac…葉部
Ad…分離開始部
Ae…表皮
Af…切れ目
W…レーザー光線
G…エアー
1…農作物皮剥ぎ装置
2…搬送コンベア
18…分離開始部検出装置
22…判定制御装置
25…皮剥ぎ装置
28…皮剥ぎユニット
36…支持アーム
37…エアー吐出部
37a,37b…吐出ノズル
44…切れ目付設装置
45…レーザー発振器
Claims (6)
- 流体吐出手段から吐出される流体を農作物外面に吹付け、該農作物を覆っている不要及び食用に供し得ない表皮を分離する農作物皮剥ぎ装置であって、
上記流体吐出手段から吐出される流体が吹き付けられる農作物の分離開始部に、上記表皮を分離するのに適した切れ目を付設する切れ目付設手段を備えた
農作物皮剥ぎ装置。 - 流体吐出手段から吐出される流体を農作物外面に吹付け、該農作物を覆っている不要及び食用に供し得ない表皮を分離する農作物皮剥ぎ装置であって、
上記農作物の分離開始部を検出する分離開始部検出手段と、
上記分離開始部検出手段から出力される検出情報に基づいて、上記表皮が剥ぎ取り開始される切れ目を付設する切れ目付設位置を決定する切れ目付設位置決定手段と、
上記切れ目付設位置決定手段による判定に基づいて、上記農作物の表皮を分離するのに適した切れ目を該農作物の分離開始部に付設する切れ目付設手段と、
上記切れ目付設位置決定手段による判定に基づいて、上記農作物の切れ目付設位置と上記流体吐出手段とが対峙される位置に、該農作物及び流体吐出手段を相対移動する流体吐出移動手段とを備えた
農作物皮剥ぎ装置。 - 上記農作物の軸芯を中心として、上記切れ目と対向する状態に上記流体吐出手段の向きを変更する流体吐出向き変更手段を備えた
請求項1又は2記載の農作物皮剥ぎ装置。 - 上記農作物の軸芯を中心として、上記分離開始部の所望する部分と対向する状態に上記切れ目付設手段の向きを変更する切れ目付設向き変更手段を備えた
請求項1又は2記載の農作物皮剥ぎ装置。 - 上記農作物の分離開始部と上記切れ目付設手段とが対峙される位置に、該農作物及び切れ目付設手段を相対移動する切れ目付設移動手段を備えた
請求項1又は2記載の農作物皮剥ぎ装置。 - 上記切れ目を、上記農作物の表皮が所望する枚数だけ分離するのに適した大きさに設定した
請求項1又は2記載の農作物皮剥ぎ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004016630A JP2005204606A (ja) | 2004-01-26 | 2004-01-26 | 農作物皮剥ぎ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004016630A JP2005204606A (ja) | 2004-01-26 | 2004-01-26 | 農作物皮剥ぎ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005204606A true JP2005204606A (ja) | 2005-08-04 |
Family
ID=34901721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004016630A Pending JP2005204606A (ja) | 2004-01-26 | 2004-01-26 | 農作物皮剥ぎ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005204606A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6424262B1 (ja) * | 2017-08-18 | 2018-11-14 | 株式会社馬場鐵工所 | 表皮除去装置及び表皮除去方法 |
JP7300232B1 (ja) | 2022-08-16 | 2023-06-29 | 大星電機株式会社 | 玉ねぎの表皮除去方法及び玉ねぎの表皮除去装置 |
CN118592631A (zh) * | 2024-08-08 | 2024-09-06 | 文成县现代农业与康养产业研究院 | 一种糯米山药红外去皮除杂设备 |
-
2004
- 2004-01-26 JP JP2004016630A patent/JP2005204606A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6424262B1 (ja) * | 2017-08-18 | 2018-11-14 | 株式会社馬場鐵工所 | 表皮除去装置及び表皮除去方法 |
JP2019033705A (ja) * | 2017-08-18 | 2019-03-07 | 株式会社馬場鐵工所 | 表皮除去装置及び表皮除去方法 |
JP7300232B1 (ja) | 2022-08-16 | 2023-06-29 | 大星電機株式会社 | 玉ねぎの表皮除去方法及び玉ねぎの表皮除去装置 |
WO2024038728A1 (ja) * | 2022-08-16 | 2024-02-22 | 大星電機株式会社 | 玉ねぎの表皮除去方法及び玉ねぎの表皮除去装置 |
JP2024027080A (ja) * | 2022-08-16 | 2024-02-29 | 大星電機株式会社 | 玉ねぎの表皮除去方法及び玉ねぎの表皮除去装置 |
CN118592631A (zh) * | 2024-08-08 | 2024-09-06 | 文成县现代农业与康养产业研究院 | 一种糯米山药红外去皮除杂设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9486008B2 (en) | System for topping and tailing lettuce heads using a camera-guided servo-controlled water knife | |
KR20190039527A (ko) | 조합된 엑스레이 및 광학적 스캐닝을 이용한 절단/분할 | |
US20090217793A1 (en) | Automatic defect detector and rejecter | |
JP2013046631A (ja) | 屠殺された家禽の体部位の加工方法とデバイス | |
US20220061340A1 (en) | Apparatus for processing and grading food articles and related methods | |
JP2005204606A (ja) | 農作物皮剥ぎ装置 | |
KR20120042332A (ko) | 대파 탈피기 | |
JP4190429B2 (ja) | 農作物皮剥ぎ装置 | |
JP2005261261A (ja) | 農作物皮剥ぎ装置 | |
JP2005151944A (ja) | 農作物皮剥ぎ装置 | |
JP2004313055A (ja) | 農作物不要部分離装置 | |
JP2005137310A (ja) | 農作物皮剥ぎ装置 | |
JP2005211028A (ja) | 農作物皮剥ぎ装置 | |
JP2003199545A (ja) | 農作物皮剥ぎ装置 | |
JP3880853B2 (ja) | 農作物皮剥ぎ装置 | |
JP3498178B2 (ja) | 長葱の皮はぎ機および切断・皮はぎ連続処理機 | |
JP2002316115A (ja) | ボトルのラベル剥離方法及び装置 | |
JP2005087121A (ja) | 農作物皮剥ぎ装置 | |
JP3055282B2 (ja) | 二枚貝ボイルむき身の中腸腺除去方法およびその装置 | |
JP2003325155A (ja) | 農作物皮剥ぎ装置 | |
JP2003334052A (ja) | 農作物皮剥ぎ装置 | |
JP2003164273A (ja) | 農作物皮剥ぎ装置 | |
JP3892311B2 (ja) | 農作物整列供給装置 | |
JP3630659B2 (ja) | 農作物皮剥ぎ装置 | |
JP3866144B2 (ja) | 農作物整列供給装置 |