JP2005204210A - カメラ付き携帯型情報端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シャッターボタンの押下操作後にカメラモジュールの設定を変更して撮影を行い、プレビュー画像を表示する機能を有する端末において、画像の切り替わりの際の違和感を低減し、画面のちらつき感を無くす。
【解決手段】 シャッターボタン46の押下操作後にカメラモジュール44のレジスタ43の設定値を変更するカメラ付き携帯電話端末である。この端末にて撮影を行った場合、シャッターボタン46の押下操作直前の撮影画像と、その押下操作後で且つレジスタ43の設定変更がなされた後の撮影画像との間に、シャッターボタン46の押下操作直前の撮影画像を画像加工部36にて加工した画像を挿入してディスプレイ38上に表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カメラ機能を備えた携帯電話端末やPDA(Personal Digital Assistant)等に好適なカメラ付き携帯型情報端末に関する。
近年の携帯電話端末やPDA等の各種携帯型情報端末は、ディジタルカメラ機能を搭載することが一般的になりつつある。それら各種携帯型情報端末のうち、特に最近の携帯電話端末は、撮像素子の有効画素数が100万画素を越えるカメラモジュールを搭載したものも登場してきており、このような高画素化の流れは今後も続くと考えられている。また、最近の携帯電話端末においては、上述した高画素のカメラモジュールにより撮影された画像を、その品質を損なわずに表示するためなどの理由から、高精細で且つ大画面のディスプレイを搭載している。
以下、ディジタルカメラ機能を搭載した従来の携帯電話端末において、使用者によりシャッターボタンが押下操作されてから実際の撮影画像がディスプレイ上に表示されるまでの一連の流れを、図7を参照しながら説明する。
先ず、携帯電話端末がカメラ撮影モードとなされた後で且つシャッターボタンが押下操作される前のディスプレイには、予め設定されているフレームレートでカメラモジュールが連続的に撮影している動画像が表示されている。なお、当該カメラ撮影モードにおいて、シャッターボタンが押下操作される前のカメラモジュールは、内部CPU(中央処理装置)等の処理負担を考慮しつつ、ユーザが許容できるフレームレートの動画像をディスプレイへ表示させるために、撮像素子の有効画素数よりも少ない画素数(例えばディスプレイの表示画素数)にて撮影した動画像を表示する動画表示モードに設定されている。
図7において、図中のg1〜g6で示す各絵は、実時間上における、或る一定時間毎の被写体の様子を示している。また、図中の画像G2は、シャッターボタンが押下操作された時点Pにおいてディスプレイ上に表示されていた画像(絵g2に対応する画像)を示している。
ここで、カメラ撮影モードにおいて、シャッターボタンが押下操作された時、携帯電話端末は、予め設定されているフレームレートで連続的に撮影された動画像をディスプレイに表示させる動画表示モードから、例えば撮像素子の有効画素数にて静止画像を撮影する静止画撮影モードへカメラモジュールの設定を変更する。動画表示モードから静止画撮影モードへの設定変更は、カメラモジュールに設けられている設定レジスタの値を、内部CPUが動画表示モード用の値から静止画撮影モード用の値へ変更することにより行われている。
そして、携帯電話端末は、上述のようなカメラモジュールの設定変更完了後に、当該カメラモジュールにて実際に静止画像の撮影を行い、さらに、その撮影された静止画像からプレビュー画像を生成して、そのプレビュー画像をディスプレイ上に表示させる。図7中の画像G4は、実際にカメラモジュールにて撮影された静止画像(絵g4に対応する画像)から生成されてディスプレイ上に表示されたプレビュー画像を示している。すなわち、当該携帯電話端末によれば、実際に絵g4の被写体像の撮影がなされるのは、上記シャッターボタンが押下操作された時点Pから、内部CPUによるカメラモジュールの設定変更が完了した後(図7中の時間T1が経過した後)となる。さらに、携帯電話端末において、ディスプレイ上にプレビュー画像G4が表示されるのは、上記カメラモジュールにて静止画像が撮影されてから、プレビュー画像の生成が完了した後(図7中の時間T2が経過した後)となる。
なお、従来の携帯電話端末において、ディスプレイ上の表示画像を上記G2からG4へ切り替える際には、例えば、図8に示すように画像G2からプレビュー画像G4へそのまま切り替える方式や、図9に示すように、画像G2とプレビュー画像G4の間に例えば「保存中」の文字が中央に配された黒画像GBを挟んでから切り替える方式などが採用されている。
その他、特開平7−87439号の公開特許公報(特許文献1)には、ディジタルカメラにおいて、撮影者がレリーズ操作を行った瞬間の被写体像を撮影可能とするために、撮影者がレリーズ操作を行うよりも以前の被写体像をカメラ内に保持しておき、撮影者によるレリーズ操作がなされた時、その保持しておいた被写体像を記録できるようにしたディジタルカメラが開示されている。
特開平7−87439号公報(第1図)
従来の携帯型情報端末のディジタルカメラ機能においては、上述したように、シャッターボタンを押下操作した時にディスプレイ上に表示されていた画像G2とカメラモジュールにて撮影されてディスプレイ上に表示されるプレビュー画像G4との間、さらには、ディスプレイ上に表示されたプレビュー画像G4とその時点における実時間上の実際の被写体の様子(絵g6)との間には、かなりの内容的なズレが生じている。これは、シャッターボタンが押下操作されてからディスプレイ上にプレビュー画像G4が表示されるまでの間に、実時間に対して、上記内部CPUによるカメラモジュールの設定変更の完了から静止画像が撮影されるまでの時間T1分のズレと、当該撮影された静止画像からプレビュー画像G4が生成されてディスプレイ上に表示されるまでの時間T2分のズレがあるためである。なお、従来の携帯型情報端末の場合、例えば、上記時間T1は600ms程度となっており、また、上記時間T2も600ms程度となっている。
このようなことから、ユーザは、当該携帯型情報端末を用いて撮影を行った際に、シャッターボタンの押下操作時のディスプレイ表示画像G2とのその後のプレビュー画像G4への切り替わりの際の画像内容のズレと、さらには、プレビュー画像G4と実時間上の被写体の様子(絵g6)との間の内容のズレに、大きな違和感を覚えることになってしまう。特に、携帯電話端末のように、見易い大画面モニタへ撮影画像を表示するような機器において、図8に示したように画像G2からプレビュー画像G4へそのまま切り替える方式が採用されている場合、ユーザは、画像G2からプレビュー画像G4への画像切り替え時に大きな違和感を覚えることになる。
一方、図9に示したように画像G2とプレビュー画像G4の間に黒画像GBを挟んでから切り替える方式が採用されている場合、画像G2とプレビュー画像G4の間にいきなり黒画像GBが表示され、ディスプレイ画面が激しく切り替わることになるため、ユーザは、画面がちらついているような印象を受けてしまうことになる。また、この方式の場合、画像G2とプレビュー画像G4の間に黒画像GBが挟まれることで、それら画像G2とプレビュー画像G4との間の表示内容のズレについての違和感は多少軽減されるものの、黒画像GBが一瞬挟まれるだけでは、ユーザはやはり画像G2とプレビュー画像G4との間の表示内容のズレを感じてしまう。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、シャッターボタンの押下操作後にカメラモジュールの設定を変更して撮影を行い、プレビュー画像を表示するディジタルカメラ機能を備えている場合において、画像の切り替わりの際の違和感を低減し、また、画面のちらつき感を無くすことを可能にした、カメラ付き携帯型情報端末を提供することを目的とする。
本発明のカメラ付き携帯型情報端末は、カメラモジュールにて撮影を行い、その撮影された画像をディスプレイ上に表示する機能を備えた携帯型情報端末であり、撮影指示の入力前には第1の設定値にてカメラモジュールに撮影を行わせ、撮影指示の入力後には第1の設定値から第2の設定値へ変更してカメラモジュールに撮影を行わせるカメラ設定制御手段と、少なくとも、撮影指示の入力直前にカメラモジュールにて撮影された第1の画像に対して、所定の加工処理を施す画像加工手段と、撮影指示の入力直前にカメラモジュールにて撮影された第1の画像と撮影指示の入力直後で且つ第2の設定値への変更がなされたカメラモジュールにて撮影された第2の画像との間に、画像加工手段からの加工画像を挿入してディスプレイへ出力する画像挿入手段とを有することにより、上述した課題を解決する。
すなわち、本発明において、撮影指示の入力直前にカメラモジュールにて撮影された第1の画像と、撮影指示の入力直後で且つ第2の設定値への変更がなされたカメラモジュールにて撮影された第2の画像との間に挿入される加工画像は、撮影指示の入力直前にカメラモジュールにて撮影された第1の画像を加工した画像である。つまり、当該加工画像は、撮影指示の入力直前にカメラモジュールにて撮影された第1の画像に近い成分を有する画像となっている。したがって、本発明のように、第1の画像と第2の画像との間に、第1の画像を加工した画像を挿入した場合、ユーザは、ディスプレイ上で第1の画像から第2の画像へ画像が切り替わることによる違和感を感じ難くなる。
本発明によれば、第1の画像と第2の画像との間に、第1の画像を加工した画像を挿入することにより、画像の切り替わりの際の違和感を低減でき、また、画面のちらつき感を無くすことができる。
以下、図面を参照しながら、本発明実施形態のカメラ付き携帯型情報端末について説明する。なお、本実施形態では、本発明のカメラ付き携帯型情報端末が適用される一例としてカメラ付き携帯電話端末を挙げて説明する。
〔本実施形態のカメラ付き携帯電話端末の構成〕
図1には、本発明実施形態のカメラ付き携帯電話端末を正面側から観た概略外観図を示し、図2には、背面側から観た概略外観図を示す。
本実施の形態のカメラ付き携帯電話端末は、例えば、第1の筐体1と、その第1の筐体1に対して折り重なるように二つ折りになされる第2の筐体2とを有した、いわゆる折り畳み型の携帯電話端末であり、図1,図2は、当該折り畳み型の携帯電話端末を開いた状態を示している。
第1の筐体1には、例えば液晶により構成されたディスプレイ3や受話用のスピーカ5等が備えられている。第2の筐体2には、携帯電話端末の主要な回路構成が内蔵されている。また、この第2の筐体2の上面(折り畳んだ際に第1の筐体1のディスプレイ面と対向する面)には、電話番号等を入力するためのダイヤルボタンであるテンキーや、発話キー、終話/電源キー、モード入力キー、クリアキー、メールキーなどの各キー、撮影時にユーザが撮影開始の指示を入力する際に操作されるシャッターボタン(撮影ボタン)7、ジョグダイヤル等からなる操作部4と、送話用のマイクロホン6等が設けられている。なお、携帯電話端末が通常備えているその他の構成については省略する。
また、本実施形態のカメラ付き携帯電話端末は、図2に示すように、例えば第1の筐体1の背面側上部に、レンズ系及びそのレンズのフォーカス合わせ等を行うための駆動系、撮像素子等などからなるカメラ部8と、撮影時の照明光を発光するライト部9とが設けられている。
〔携帯電話端末の内部構成〕
次に、図3には、図1,図2に示した本発明実施形態のカメラ付き携帯電話端末の概略的な内部構成を示す。
アンテナ32は、例えば内蔵アンテナであり、信号電波の送受信を行う。通信回路33は、送受信信号の周波数変換、変調と復調、スペクトラム拡散と逆拡散、送受信されたデータが通話音声データかそれ以外のデータかの弁別等を行う。なお、通話音声データ以外のデータとは、画像データ(カメラモジュールにて撮影した画像データも含む)や、電子メール、プログラムデータ、その他の各種データである。
受信された通話音声データは、データラインを介して制御部31へ送られる。制御部31は、CPU(中央処理装置)からなり、通話音声データを復号化し、その復号化後の音声データをデータラインを介してスピーカ40へ送る。
スピーカ40は、受話用のスピーカ5に相当し、ディジタル/アナログ変換器と増幅器を含み、音声データをディジタル/アナログ変換及び増幅した後、出力する。これにより、通話音声が得られることになる。
一方、マイクロホン41は、送話用のマイクロホン6に相当し、アナログ/ディジタル変換器と増幅器を含む。このマイクロホン41を介して入力された通話音声信号は、増幅器により所定のレベルに増幅された後、アナログ/ディジタル変換器によりディジタル音声データに変換され、データラインを介して制御部31へ送られて符号化された後、通信回路33へ送られる。
メインメモリ34は、ROMとRAMを含む。ROMは、制御部31が各部を制御するための制御プログラムや各種の初期設定値、当該携帯電話端末の電話番号、フォントデータ、辞書データ、本実施形態のディジタルカメラ機能を実現するためのアプリケーションを含む各種のアプリケーション用のプログラムコード、当該携帯電話端末の識別情報(ID)などを記憶している。このROMは、EEPROMのような書き換え可能なROMを含み、電子メールデータ、ユーザにより設定される電話帳や電子メールアドレス、撮影した写真画像データ、ダウンロードされた画像データや着信音データ、文字データや予測変換の候補単語の登録データや予測変換の学習データ、その他、各種のユーザ設定値等を保存することも可能となされている。RAMは、制御部31が各種のデータ処理を行う際の作業領域として、随時データを格納する。
画像用メモリ35は、カメラモジュール44により撮影された画像データや、後述する画像加工部36での加工途中の画像データ、ディスプレイ38上に表示される表示画像データ(プレビュー画像も含む)等を、一時的に格納するための書き換え可能なメモリである。
ディスプレイ38は、第1の筐体1のディスプレイ3に相当する。なお、本実施形態では図示を省略しているが、ディスプレイ38は、主表示用のディスプレイ3の他に、副表示用ディスプレイを含んでいても良い。当該副表示用ディスプレイは、一例として、図1の携帯電話端末において、主表示用のディスプレイ3が配されている第1の筐体1の主面部に相対応する背面側の筐体表面上に設けることができる。
ディスプレイコントローラ37は、例えば液晶からなるディスプレイ38に画像を表示させるため駆動回路である。本実施形態の場合、当該ディスプレイコントローラ37は、後述する画像の加工処理を行うための画像加工部36も備えている。
カメラモジュール44は、前記カメラ部8とライト部9を含み、カメラ部8のレンズ系及びそのレンズのフォーカス合わせ等を行うための駆動系と撮像素子、ライト部9の発光ダイオードとそれを駆動するための駆動回路などを備えている。また、当該カメラモジュール44には、カメラ撮影モードにおいて、シャッターボタン7(46)が押下操作される前、予め設定されているフレームレートで連続的に撮影した動画像をディスプレイ38に表示させる動画表示モード用の設定値(本発明の第1の設定値に相当する値)や、シャッターボタン7が押下操作された後、フレームレートを落として撮像素子の有効画素数にて静止画像を撮影する静止画撮影モード用の設定値(本発明の第2の設定値に相当する値)を保持するためのレジスタ43をも備えている。このレジスタ43の設定値は、カメラコントローラ42を介して制御部31にて書き換えられる。
カメラコントローラ42は、制御部31からの要求に応じて、カメラモジュール44の動作を制御するための構成である。
操作部45は、第2の筐体2の操作部4に相当し、各種キーやジョグダイヤルと、それらの操作に応じた操作信号を発生するキー操作信号発生部を有している。シャッターボタン46は、前記第2の筐体2に設けられているシャッターボタン7に相当する。
制御部31は、上述した通話音声データの符号化や復号化の他、制御ラインを介して当該携帯電話端末の各構成要素の制御等、各種の演算処理を行う。また、本実施形態の制御部31は、カメラ撮影モードの際に、シャッターボタン46(7)の押下操作に応じて、レジスタ43の設定値を動画表示モード用の値から静止画撮影モード用の値へ書き換えるカメラ設定制御と、後述するように、シャッターボタンの押下操作前の画像と押下操作後の画像の間に加工画像を挿入させる制御を行う機能も備えている。
その他、図3には図示を省略しているが、本実施形態の携帯電話端末は、各部に電力を供給する電源回路や、音楽の録音や再生を行うための音楽録音再生部、ブラウザ機能、例えば外部メモリ等の外部記憶装置と端末本体とを接続するためのインターフェイス、外部リモートコントローラの接続端子、近距離で様々な情報を無線により通信(赤外線通信等も含む)するための近距離無線通信部、携帯電話端末の現在位置を検出するための測位デバイスであるGPS(Global Positioning System)部などを備えている。
〔シャッターボタン押下操作時の画像処理〕
ここで、カメラ撮影モード時における本実施形態のカメラ付き携帯電話端末は、シャッターボタン7(46)が押下操作される前には動画表示モードとなっており、シャッターボタン7が押下操作されると、動画表示モードから静止画撮影モードへの切り替え設定が行われ、さらに、当該静止画撮影モードで撮影した静止画像からプレビュー画像を生成してディスプレイ3(38)に表示するようになされている。
特に、本実施形態のカメラ付き携帯電話端末は、シャッターボタン7が押下操作された時にディスプレイ3上に表示されていた画像(本発明の第1の画像に相当する)と、カメラモジュール44にて撮影されてディスプレイ3上に表示されるプレビュー画像(本発明の第2の画像に相当する)との間に、以下のような加工処理を施した画像(本発明の加工画像に相当する)を挿入することにより、ディスプレイ3上での画像の切り替わりによる違和感を低減すると共に、ディスプレイ3の画面のちらつき感を無くしている。
以下、前述した図7の例と、図4〜図6を参照しながら、本実施形態における画像加工処理と当該画像加工処理後の画像の挿入処理について説明する。
〔画像処理の第1の実施形態〕
先ず、図4を用いて本発明の第1の実施形態を説明する。
本発明の第1の実施形態では、シャッターボタン7が押下操作された時にディスプレイ3上に表示されていた画像G2と、カメラモジュール44にて撮影されてディスプレイ3上に表示されるプレビュー画像G4との間に、上記画像G2をユーザの記憶から消す機能を有すると共に画像の変化を緩やかにする機能を備えた加工画像G2aとG4aを挿入する。
ここで、加工画像G2aは、シャッターボタン7が押下操作された時にディスプレイ3上に表示されていた画像G2が平滑化フィルタにより暈かし処理された画像であり、加工画像G4aは、シャッターボタン7が押下操作された後に撮影された静止画像(プレビュー画像G4に対応する画像)が平滑化フィルタにより暈かし処理された画像である。なお、平滑化フィルタは、画像G2と画像G4の高周波成分を除去し、低周波成分のみを抽出する、いわゆるローパスフィルタである。すなわち、加工画像G2aは、直前にディスプレイ3上に表示されていた画像G2を暈かした画像であり、画像G2と似た性質を持つ画像となっている。同様に、加工画像G4aは、シャッターボタン7の押下操作後にプレビュー画像として表示される画像G4を暈かした画像であり、プレビュー画像G4と似た性質を持つ画像となっている。
また、当該第1の実施形態の場合、加工画像G2aは画像G2から低周波成分のみを抽出した画像であり、加工画像G4aは画像G4から低周波成分のみを抽出した画像である。すなわち、人間の視覚特性上、画像の低周波成分は、人間がその画像の形状の大まかな特徴を捉えるのに利用されており、加工画像G2a及びG4aには、人間がその画像の詳細な形状を把握する際に利用するエッジ等の高周波成分が無いため、それら低周波成分のみからなる加工画像G2a,G4aを画像G2とプレビュー画像G4の間に挿入すれば、画像G2からプレビュー画像G4への切り替え時の違和感を大幅に軽減することができると共に、ディスプレイ画面のちらつき低減の効果も期待できることになる。
なお、第1の実施形態において、画像G2とプレビュー画像G4の間に挿入される加工画像は、加工画像G2aのみであっても良いし、また、画像G2とプレビュー画像G4の間に二つの加工画像G2a,G2a、若しくは、二つの加工画像G4a,G4aを挿入するようにしても良い。
図5には、第1の実施形態の画像加工処理とその加工画像の挿入処理を実行する際の、図3の内部構成における動作の流れを示す。
図5において、カメラ撮影モード時、シャッターボタン46が押下操作される前、カメラモジュール44のレジスタ43の設定値は、動画表示モード用の設定値となっており、当該カメラモジュール44からは所定のフレームレートの各画像データが出力されている。このとき、制御部31は、ステップS1の処理として、上記カメラモジュール44から出力された各画像データを、ディスプレイコントローラ37へ送ることでディスプレイ38に表示させつつ、画像用メモリ35に一時記憶させる。また、当該動画表示モードの際、制御部31は、ステップS2の処理として、操作部45からの信号を見ており、シャッターボタン46が押下操作されたか否かを監視している。
そして、シャッターボタン46の押下操作に応じた操作信号が操作部45から供給されると、制御部31は、ステップS2からステップS3の処理へ進み、カメラコントローラ42を介して、カメラモジュール44のレジスタ43の値を静止画撮影モード用の設定値に書き換える。
次に、静止画撮影モード用の設定値への書き換えが完了すると、制御部31は、ステップS4の処理として、カメラコントローラ42を介してカメラモジュール44を制御して、静止画像を撮影させると共に、当該撮影により得られた静止画像のデータを画像用メモリ35に一時記憶させる。制御部31は、ステップS4の処理後はステップS5の処理に進む。
ステップS5の処理に進むと、制御部31は、シャッターボタン46の押下操作直前に画像用メモリ35に一時記憶した画像データを画像加工部36に転送させ、次いで、シャッターボタン46の押下操作時に画像用メモリ35に一時記憶した静止画像のデータを画像加工部36に転送させる。画像加工部36は、平滑化フィルタにより構成されており、したがって、当該画像加工部36からは、上記平滑化フィルタ処理(ローパスフィルタ処理)が施された二つの画像(G2a、G4a)が得られることになる。
そして、制御部31は、ステップS6にて、ディスプレイコントローラ37を制御し、上記当該平滑化フィルタ処理後の加工画像G2a、G4aをディスプレイ38に表示させる。
その後、制御部31は、ステップS7の処理として、ディスプレイコントローラ37を制御し、上記画像用メモリ35に一時記憶されている静止画像のデータからプレビュー画像G4を生成させ、次いで、ステップS8の処理として、当該プレビュー画像G4をディスプレイ38に表示させる。すなわち、この時の制御部31は、画像G2とプレビュー画像G4との間に、加工画像G2a、G4aを挿入させている。このステップS8の処理の後はステップS1へ戻る。
〔画像処理の第2の実施形態〕
次に、図6を用いて本発明の第2の実施形態を説明する。
本発明の第2の実施形態では、平滑化フィルタ処理後の加工画像間を更に補間することで、画像G2からプレビュー画像G4への切り替え時の変化を、上述の第1の実施形態の例よりも小さくすると共に、各加工画像に対して例えば黒枠を付加することにより、徐々にシャッターが閉じるような特殊効果を実現可能としている。
すなわちこの第2の実施形態において、加工画像G2cとG2bは、シャッターボタン7が押下操作された時にディスプレイ3上に表示されていた画像G2に平滑化フィルタ処理が施された画像であると同時に、それら加工画像G2cとG2bには黒枠が付加される。また、加工画像G2cとG2bに付加される黒枠は、加工画像G2bの方が加工画像G2cよりも太い黒枠となされている。同様に、加工画像G4c,G4bは、シャッターボタン7が押下操作された後に撮影された静止画像G4に平滑化フィルタ処理が施された画像であると同時に、それら加工画像G4cとG4bには黒枠が付加される。また、加工画像G4cとG4bに付加される黒枠は、加工画像G4bの方が加工画像G4cよりも太い黒枠となされている。さらに、当該第2の実施形態の場合、加工画像G2bとG4bの間には、例えば「保存中」の文字が中央に配された黒画像GBが挿入されている。
この第2の実施形態によれば、加工画像G2c,G2b,G4b,G4cを画像G2とG4の間に挿入することで、第1の実施形態の場合よりも、画像切り替え時の違和感を大幅に軽減することができる。
また、当該第2の実施形態の場合、画像G2からG4への切り替えの際に、ディスプレイ画面上でシャッターが閉じるような特殊効果画像を表示することができるため、画像切り替えの違和感を無くすことのみならず、シャッターを切る感覚をユーザに与えることができるようになる。
なお、第2の実施形態において、画像G2とG4の間に挿入される加工画像は、それぞれ二つの加工画像G2c,G2bであっても、或いは、それぞれ二つの加工画像G4c,G4b画像であっても良い。
次に、当該第2の実施形態の画像加工処理と画像の挿入処理を実行する際の、図3の内部構成における動作の流れを、図5のフローチャートを流用して説明する。
第2の実施形態の場合、ステップS5において、制御部31は、シャッターボタン46の押下操作直前に画像用メモリ35に一時記憶した画像データを二回続けて画像加工部36に転送させ、次いで、シャッターボタン46の押下操作時に画像用メモリ35に一時記憶した静止画像のデータを二回続けて画像加工部36に転送させる。またそれと同時に、制御部31は、例えばメインメモリ35上に用意されている黒枠の画像データを、画像加工部36へ送る。当該第2の実施形態の場合、画像加工部36は、画像用メモリ35から読み出された画像データに平滑化フィルタ処理を施すと共に、当該平滑化処理後の画像に上記黒枠の画像データを加算する処理も行う。したがって、当該画像加工部36からは、図6に示したように、平滑化フィルタ処理が施された画像に黒枠が付けられた加工画像G2c,G2b,G4b,G4cが得られることになる。また、第2の実施形態の場合、メインメモリ35には黒画像GBのデータも用意されており、制御部31は、ステップS10の処理の際、加工画像G2bとG4bの間に当該黒画像GBを挿入させることも行う。
これにより、ディスプレイ38上には、図6に示したような画像が表示されることになる。
〔まとめ〕
以上説明したように、本発明の各実施形態によれば、シャッターボタン7の押下操作後にカメラモジュール44のレジスタ43の設定が変更され、その設定変更後に静止画像が撮影され、当該静止画像からプレビュー画像が生成されるような場合において、シャッターボタン7が押下操作された時にディスプレイ3上に表示されていた画像G2と、カメラモジュール44にて撮影されてディスプレイ3上に表示されるプレビュー画像G4との間に、それら画像G2或いはG4から生成された加工画像を挿入することにより、切り替え時の違和感を低減させ、また、画面のちらつきを無くすことが可能となっている。
なお、上述した実施の形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。例えば、本発明は、実施形態で用いた折り畳み型の携帯電話端末に限定されず、PDAやディジタルカメラ等にも適用可能である。
また、本発明において、シャッターボタンが押下操作された後に変更されるカメラモジュールの設定値は、上述したフレームレートや画素数の他に、ストロボ(ライト)の発光/非発光や明るさの設定値、露出の設定値、シャッタースピードの設定値、フォーカス位置の設定値であっても良い。
本発明実施の形態のカメラ付き携帯電話端末を正面側から観た概略的な外観図である。 本発明実施の形態のカメラ付き携帯電話端末を背面側から観た概略的な外観図である。 本発明実施の形態のカメラ付き携帯電話端末内部の主要部の構成例を示すブロック回路図である。 本発明の第1の実施形態の画像加工処理とその画像加工処理後の画像の挿入処理の説明に用いる図である。 本発明の第1と第2の実施形態の携帯電話端末において、画像加工処理と加工画像の挿入処理を実行する際の動作の説明に用いるフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の画像加工処理とその画像加工処理後の画像の挿入処理の説明に用いる図である。 ディジタルカメラ機能を搭載した従来の携帯電話端末において、使用者によりシャッターボタンが押下操作されてから実際の撮影画像がディスプレイ上に表示されるまでの一連の流れの説明に用いる図である。 ディスプレイ上の表示画像をシャッターボタン押下操作前の画像からプレビュー画像へそのまま切り替える方式の説明に用いる図である。 ディスプレイ上の表示画像をシャッターボタン押下操作前の画像からプレビュー画像へ切り替える際に黒画像を挿入する方式の説明に用いる図である。
符号の説明
1 第1の筐体、2 第2の筐体、3 ディスプレイ、4,45 操作部、5,40 スピーカ、6,41 マイクロホン、7,46 シャッターボタン、8 カメラ部、9 ライト、31 制御部、32 内蔵のアンテナ、33 通信回路、34 メインメモリ、35 画像用メモリ、36 画像加工部、37 ディスプレイコントローラ、38 ディスプレイ、42 カメラコントローラ、43 レジスタ、44 カメラモジュール、G2 撮影直前の画像、G4 プレビュー画像、G2a,G2b,G2c,G4a,G4b,G4c 加工画像

Claims (4)

  1. カメラモジュールにて撮影を行い、その撮影された画像をディスプレイ上に表示する機能を備えたカメラ付き携帯型情報端末において、
    撮影指示の入力前には第1の設定値にて上記カメラモジュールに撮影を行わせ、撮影指示の入力後には上記第1の設定値から第2の設定値へ変更して上記カメラモジュールに撮影を行わせるカメラ設定制御手段と、
    少なくとも、上記撮影指示の入力直前に上記カメラモジュールにて撮影された第1の画像に対して、所定の加工処理を施す画像加工手段と、
    上記撮影指示の入力直前に上記カメラモジュールにて撮影された第1の画像と、上記撮影指示の入力直後で且つ上記第2の設定値への変更がなされたカメラモジュールにて撮影された第2の画像との間に、上記画像加工手段からの加工画像を挿入して上記ディスプレイへ出力する画像挿入手段とを有する
    ことを特徴とするカメラ付き携帯型情報端末。
  2. 請求項1記載のカメラ付き携帯型情報端末であって、
    上記画像加工手段での画像加工処理は、上記カメラモジュールにて撮影された画像に平滑化フィルタ処理を施す画像加工処理であることを特徴とするカメラ付き携帯型情報端末。
  3. 請求項2記載のカメラ付き携帯型情報端末であって、
    上記画像加工手段は、上記第2の画像に対しても上記平滑化フィルタ処理を施し、
    上記画像挿入手段は、上記画像加工手段が上記第1の画像に平滑化フィルタ処理を施した第1の加工画像と、上記第2の画像との間に、上記画像加工手段が上記第2の画像に平滑化フィルタ処理を施した第2の加工画像を挿入することを特徴とするカメラ付き携帯型情報端末。
  4. 請求項3記載のカメラ付き携帯型情報端末であって、
    上記画像加工手段は、上記第1の画像に平滑化フィルタ処理を施した第1の加工画像に黒枠画像を付加すると共に、上記第2の画像に平滑化フィルタ処理した第2の加工画像に黒枠画像を付加し、
    上記画像挿入手段は、上記画像加工手段が上記第1の加工画像に黒枠画像を付加した画像と、上記画像加工手段が上記第2の加工画像に黒枠画像を付加した画像との間に、黒画像を挿入することを特徴とするカメラ付き携帯型情報端末。
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