JP2005184485A - 撮像装置、撮像装置の動作制御方法及びプログラム - Google Patents
撮像装置、撮像装置の動作制御方法及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】他者に迷惑をかけてしまうことを確実且つ容易に防止する。
【解決手段】撮像時の補助光を発生するストロボ発光部6と、撮像動作に関連した動作音を含む音声を発生する音声処理部40及びスピーカ部11と、マナーモードを指定するマナーモードキー14を含むキー入力部39と、マナーモードキー14の操作により補助光と動作音の発生を一括して禁止する制御部32とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】撮像時の補助光を発生するストロボ発光部6と、撮像動作に関連した動作音を含む音声を発生する音声処理部40及びスピーカ部11と、マナーモードを指定するマナーモードキー14を含むキー入力部39と、マナーモードキー14の操作により補助光と動作音の発生を一括して禁止する制御部32とを備える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、特に音声付きの動画撮影や音楽再生が可能なデジタルスチルカメラ等に好適な撮像装置、撮像装置の動作制御方法及びプログラムに関する。
一般に広く普及しているデジタルスチルカメラ(以下「デジタルカメラ」と称する)では、擬似的なシャッタ音や各種キー操作音等をユーザの好みに応じて個々の設定することができ、消音を含む複数の候補の中から1つを選択することができるようになっているものが多い。
また、銀塩フィルムを用いたカメラ(以下「銀塩カメラ」と称する)等のような機械的動作音の比較的大きい装置の動作音を低減または消音し、あるいはデジタルカメラ等のような機械的動作音の非常に小さい装置の動作音を強調するべく、動作音を集音してその逆位相あるいは同位相の音声を発生し、拡声放音するような技術も考えられている。(例えば、特許文献1)
特開2000−020074号公報
しかしながら、上記デジタルカメラで個々の動作音を全て消音設定するためには、大変煩雑なキー操作が必要となるので現実的ではなく、且つ1つの動作音の消音設定を忘れてしまった場合でも、なんらかの動作音が発生してしまう可能性がある。
また、上記特許文献1の技術は、集音回路と音声信号のプロセス回路、及びある程度の音圧を有する発音体とその駆動回路が必要となり、全体として回路規模が大きく複雑なものとなってしまう。
ところで、携帯電話機の分野では、最も基本的な機能の1つであるマナーモード機能として、公衆の場所で他人に迷惑をかけることがないように、通話の着信音等の動作音の発生を抑止する機能が搭載されている。
しかしながら、例えばカメラ付きの携帯電話機でのカメラ撮影時に必ずシャッタ音が出され、必要に応じて補助光も発光されるなど、携帯電話機のマナーモード機能でもすべての動作音等が抑制されるように設定されるのではなく、不用意に周囲に迷惑をかけてしまう可能性は常にある。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、他者に迷惑をかけてしまうことを確実且つ容易に防止することが可能な撮像装置、撮像装置の動作制御方法及びプログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、被写体を撮像して得られる画像データを記録する撮像装置において、撮像時の補助光を発生する補助光発生手段と、撮像動作に関連した動作音を含む音声を発生する音声発生手段と、マナーモードを指定する指定キーと、この指定キーの操作により上記補助光発生手段及び上記音声発生手段の動作を一括して禁止するマナー動作制御手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記マナー動作制御手段は、上記指定キーの操作がなされる毎に上記補助光発生手段及び上記音声発生手段の動作の一括禁止状態の設定と解除とを切換えることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、任意のキーを上記マナーモードを指定するキーに割当て設定する設定手段をさらに具備し、上記マナー動作制御手段は、上記設定手段で割当て設定されたキーの操作によっても上記補助光発生手段及び上記音声発生手段の動作を一括して禁止することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記マナー動作制御手段によるマナーモード動作の識別表示を行なう表示手段をさらに具備したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、音声を入力する音声入力手段と、この音声入力手段で入力された音声がマナーモードの指定である場合にこれを認識する音声認識手段とをさらに具備し、上記マナー動作制御手段は、上記音声認識手段でマナーモード指定の音声を認識した際も上記補助光発生手段及び上記音声発生手段の動作を一括して禁止することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、上記請求項5記載の発明において、上記音声認識手段は、予め登録しておいた音声と上記音声入力手段で入力された音声との比較によりマナーモードの指定を認識することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、被写体を撮像して得られる画像データを記録する撮像装置の動作制御方法であって、マナーモードを指定する指定キーの操作に伴って、撮像時の補助光の発生と撮像動作に関連した動作音を含む音声の発生とを一括して禁止するマナー制御工程を有したことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、被写体を撮像して得られる画像データを記録する撮像装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、マナーモードを指定する指定キーの操作に伴って、撮像時の補助光の発生と撮像動作に関連した動作音を含む音声の発生とを一括して禁止するマナー制御ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、マナーモードの指定キー操作により音と光の発生を一括して抑制できるため、他者に迷惑をかけてしまうことを確実且つ容易に防止できる。
請求項2記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、マナーモードの設定と解除とを同一のキー操作により容易に切換えることができる。
請求項3記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、ユーザが任意にマナーモードの指定キーを設定することができ、より使い勝手を向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、マナーモードの設定状態を容易に視認できる。
請求項5記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、キー操作ができない状態でも音声によりマナーモードを設定できる。
請求項6記載の発明によれば、上記請求項5記載の発明において、ユーザが任意にマナーモード指定の音声を登録することができ、装置側は登録されている音声と入力された音声との近似度を判断するのみでマナーモードの指定を判定できるので、処理の負担を軽減しながらも認識率を向上させることができる。
請求項7記載の発明によれば、マナーモードの指定キー操作により音と光の発生を一括して抑制できるため、他者に迷惑をかけてしまうことを確実且つ容易に防止できる。
請求項8記載の発明によれば、マナーモードの指定キー操作により音と光の発生を一括して抑制できるため、他者に迷惑をかけてしまうことを確実且つ容易に防止できる。
(第1の実施の形態)
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、その外観構成を示すもので、図1(A)が主に前面の、図1(B)が主に背面の構成を示す斜視図である。
このデジタルカメラ1は、略矩形の薄板状ボディの前面に、撮影レンズ2、セルフタイマランプ3、光学ファインダ窓4、マイクロホン部5、ストロボ発光部6、及びバーグリップ7を配設し、上面の(ユーザにとって)右端側には電源キー8及びシャッタキー9を配する。
バーグリップ7は、ユーザが撮影時にデジタルカメラ1を右手で筐体右側面側から把持した場合に右手中指、薬指、及び小指が確実に該筐体を把持できるように配設された金属製の帯状突起である。
また、電源キー8は、電源のオン/オフ毎に操作するキーであり、シャッタキー9は、撮影モード時に撮影を指示する一方で、メニュー選択等では設定/実行を指示する実行キーとしても機能するものとする。
また、デジタルカメラ1の背面には、モードスイッチ(SW)10、スピーカ部11、メニューキー12、十字キー13、マナーモードキー14、光学ファインダ15、ストロボチャージランプ16、及び表示部17を配する。
モードスイッチ10は、例えばスライドキースイッチにより構成され、基本モードである記録モード「R」と再生モード「P」とを切換える。
メニューキー12は、各種メニュー項目等を選択させる際に操作する。
十字キー13は、上下左右各方向へのカーソル移動用のキーが一体に形成されたものである。
マナーモードキー14は、マナーモードの設定と解除とを指定する際に操作する。
光学ファインダ15は、表示部17を使用せずに被写体像を視認する際に使用する。
ストロボチャージランプ16は、ストロボの発光動作状態をその色及び点滅/点灯等のパターンにより表示する。
表示部17は、バックライト付きのカラー液晶パネルで構成されるもので、記録モード時には電子ファインダとしてスルー画像のモニタ表示を行なう一方で、再生モード時には選択した画像を再生表示する。
なお、図示はしないがデジタルカメラ1の底面には、記録媒体として用いられるメモリカードを着脱するためのメモリカードスロットや、外部のパーソナルコンピュータ等と接続するためのシリアルインタフェースコネクタとして、例えばUSB(Universal Seriual Bus)コネクタ等が設けられるものとする。
次いで図2により上記デジタルカメラ1の電子回路構成を説明する。
同図で、基本モードである撮影モードにおいては、所定のビデオレート、1/30[秒]毎にモータ(M)21の駆動により合焦位置や絞り位置が移動される、上記撮影レンズ2を構成するレンズ光学系22の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD23が、タイミング発生器(TG)24、垂直ドライバ25によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
同図で、基本モードである撮影モードにおいては、所定のビデオレート、1/30[秒]毎にモータ(M)21の駆動により合焦位置や絞り位置が移動される、上記撮影レンズ2を構成するレンズ光学系22の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD23が、タイミング発生器(TG)24、垂直ドライバ25によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)26でサンプルホールドされ、A/D変換器27でデジタルデータに変換され、さらにカラープロセス回路28で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行なわれて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Crが生成され、DMA(Direct Memory Access)コントローラ29に出力される。
DMAコントローラ29は、カラープロセス回路28の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、同じくカラープロセス回路28からの複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DMAコントローラ29内部のバッファに書込み、DRAMインタフェース(I/F)30を介してバッファメモリとして使用されるDRAM31にDMA転送を行なう。
制御部32は、CPUと、後述する撮影モード時のシャッタキー9の操作に対する処理を含む該CPUで実行される動作プログラムを固定的に記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成され、このデジタルカメラ1全体の制御動作を司る。
しかして制御部32は、上記輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインタフェース30を介してDRAM31より読出し、VRAMコントローラ33を介してVRAM34に書込む。
デジタルビデオエンコーダ35は、上記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ33を介してVRAM34より定期的に読出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生して上記表示部17に出力する。
この表示部17は、上述した如くデジタルカメラ1の背面側に設けられるもので、撮影モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能し、デジタルビデオエンコーダ35からのビデオ信号に基づいた表示を行なうことで、その時点でVRAMコントローラ33から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに表示することとなる。
このように表示部17にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されている、所謂スルー画像の表示状態で、静止画撮影を行ないたいタイミングで上記シャッタキー9を操作すると、トリガ信号を発生する。
制御部32は、このトリガ信号に応じてその時点でCCD23の上記ビデオレートにしたがった駆動を停止した後、自動合焦処理及び自動露出処理を実行して適正な合焦位置及び露出値を得、得た内容に基づいてレンズ光学系22の位置、絞り、及びCCD23の露光時間を制御してあらためて撮像を実行させる。
こうして得られた1フレーム分の画像データがDRAM31にDMA転送されて書込まれた後、制御部32がDRAM31に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインタフェース30を介してY,Cb,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読出してJPEG(Joint Photograph coding Experts Group)回路36に書込み、このJPEG回路36でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
そして、得た符号データを1画像のデータファイルとして該JPEG回路36から読出し、このデジタルカメラ1の記録媒体として着脱自在に装着されているメモリカード37か、メモリカード37が装着されていない場合はこのデジタルカメラ1に固定的に内蔵される内蔵メモリ38に書込む。
そして、1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及びメモリカード37または内蔵メモリ38への全圧縮データの書込み終了に伴なって、制御部32はビデオレートに基づいたCCD23からDRAM31を経由して表示部17でスルー画像を表示させる駆動を再開する。
また、制御部32には、キー入力部39、音声処理部40、及びストロボ駆動部41が接続される。
キー入力部39は、上述した電源キー8、シャッタキー9、モードスイッチ10、メニューキー12、十字キー13、及びマナーモードキー14等から構成され、それらのキー操作に伴なう信号は直接制御部32へ送出される。
音声処理部40は、PCM音源等の音源回路を備え、音声の録音時には上記マイクロホン部(MIC)5より入力された音声信号をデジタル化し、所定のデータファイル形式、例えばMP3(MPEG−1 audio layer 3)規格にしたがってデータ圧縮して音声データファイルを作成して上記メモリカード37または内蔵メモリ38へ送出する一方、音声の再生時にはメモリカード37または内蔵メモリ38から送られてきた音声データファイルの圧縮を解いてアナログ化し、上記スピーカ部(SP)11を駆動して、拡声放音させる。
さらに音声処理部40は、制御部32からの制御に基づいて各種動作音、例えば上記シャッタキー9の操作に伴う擬似的なシャッタ音、他のキーの操作に伴うビープ音等も発生してスピーカ部11より拡声放音させる。
また、音声処理部40は音声認識部40aを内蔵する。この音声認識部40aは、電源が投入されて且つ音声の録音時ではない場合に、マイクロホン部5から一定の音圧以上で入力される音声に対する認識処理を実行して、その音声が予め登録しておいた音声と近似しているか否かを判定する。
ストロボ駆動部41は、静止画像撮影時に図示しないストロボ用の大容量コンデンサを充電した上で、制御部32からの制御に基づいて上記ストロボ発光部6を閃光駆動する。
しかるに、静止画像ではなく動画像の撮影時においては、シャッタキー9が操作され続けている間、上述した静止画データをJPEG回路36でデータ圧縮した静止画データファイルのメモリカード37または内蔵メモリ38への記録を時間的に連続して実行し、該シャッタキー9の操作が終わるか、または所定の制限時間、例えば30秒が経過した時点でそれら一連の静止画データファイルを一括してモーションJPEGのデータファイル(AVIファイル)として設定し直す。
この時、音声付きの動画像の撮影が指定されている場合には、上述した如くマイクロホン部5からの入力により得た音声データファイルも関連付けて記録させる。
また、基本モードである再生モード時には、制御部32がメモリカード37または内蔵メモリ38に記録されている画像データを選択的に読出し、JPEG回路36で撮影モード時にデータ圧縮した手順と全く逆の手順で圧縮されている画像データを伸長し、伸長した画像データをDRAMインタフェース30を介してDRAM31に保持させた上で、このDRAM31の保持内容をVRAMコントローラ33を介してVRAM34に記憶させ、このVRAM34より定期的に画像データを読出してビデオ信号を発生し、上記表示部17で再生出力させる。
選択した画像データが静止画像ではなく動画像であった場合、選択した動画像ファイルを構成する個々の静止画データの再生を時間的に連続して実行し、すべての静止画データの再生を終了した時点で、次に再生の指示がなされるまで先頭に位置する静止画データのみを用いて再生表示する。
次に上記実施の形態の動作について説明する。
なお、以下に示す各処理は、基本的に制御部32が予め固定記憶したプログラムに基づいて実行するものである。
なお、以下に示す各処理は、基本的に制御部32が予め固定記憶したプログラムに基づいて実行するものである。
図3は、電源が投入されている状態で制御部32が常時実行する、マナーモードキー14の操作に対する処理内容を示すもので、その当所にマナーモードキー14が操作されたか否かを繰返し判断することでマナーモードキー14の操作がなされるのを待機する(ステップA01)。
しかして、マナーモードキー14が操作されたと判断すると、次にその時点ですでにマナーモードが設定されているか否かを判断し(ステップA02)、まだマナーモードが設定されていないと判断すると、あらためてマナーモードを設定するべく、音声処理部40によるスピーカ部11の駆動を停止させ、上記キー入力部39を構成するシャッタキー9の操作に伴うシャッタ音及びその他のキーの操作に伴うキー操作音と、音声付き動画ファイル及び音楽ファイルを再生する場合の再生音の出力を全てオフ設定すると共に、ストロボ駆動部41によるストロボ発光部6の駆動を停止させて、ストロボ発光部6での発光を強制的に禁止させる(ステップA03)。
これと共に、図4(B)に例示するように表示部17の画面の一端、例えば左上端部にマナーモードが設定されていることを示すマナーモードアイコンMMIを表示させて(ステップA04)、ユーザに容易に視認できるものとする。
その後、再度のマナーモードキー14の操作に備えて上記ステップA01からの処理に戻る。
また、上記ステップA02でマナーモードキー14が操作された時点ですでにマナーモードが設定されていると判断した場合には、このマナーモードキー14の操作によりマナーモードの設定を解除するべく、音声処理部40によるスピーカ部11の駆動を再開させ、上記キー入力部39を構成するシャッタキー9の操作に伴うシャッタ音及びその他のキーの操作に伴うキー操作音と、音声付き動画ファイル及び音楽ファイルを再生する場合の再生音の出力を全てオン設定すると共に、ストロボ駆動部41によるストロボ発光部6の駆動も再開させて、それまで設定されていたストロボ発光モードに基づいてストロボ発光部6での発光を有効であるものとさせる(ステップA05)。
これと共に、上記図4(B)で示した表示部17の画面の一端に表示させていたマナーモードアイコンMMIの表示を図4(A)に示すように停止させ(ステップA06)、以上でマナーモードの解除処理を終えて、再度のマナーモードキー14の操作に備えるべく、上記ステップA01からの処理に戻る。
このように、専用のマナーモードキー14の操作により、スピーカ部11から出力される音とストロボ発光部6での発光を一括して抑制できるため、周囲の他者に迷惑をかけてしまうことを確実且つ容易に防止できる。
加えて、すでにマナーモードが設定されている状態でさらにマナーモードキー14が操作された場合には、マナーモードの設定を即時解除するものとしたことにより、マナーモードの解除も設定と同様のキー操作が一括して実行させることができる。
さらに、モニタ画面となる表示部17ではマナーモードアイコンMMIの表示の有無によりマナーモードの設定状態を容易に視認できる。
(第2の実施の形態)
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、その外観構成については上記図1と、電子回路構成については上記図2と基本的に同様であるものとして、同一部分には同一符号を用いるものとし、それらの図示及び説明は省略する。
次に上記実施の形態の動作について説明する。
なお、以下に示す各処理は、基本的に制御部32が予め固定記憶したプログラムに基づいて実行するものである。
なお、以下に示す各処理は、基本的に制御部32が予め固定記憶したプログラムに基づいて実行するものである。
図5は、電源が投入されている状態で制御部32が常時実行する、マナーモードキー14の操作その他に対する処理内容を示すもので、その当所に専用のマナーモードキー14が操作されたか否か(ステップB01)、ユーザ設定のマナーモードキーが操作されたか否か(ステップB02)、ユーザのカスタム設定モードによりマナーモードキーのユーザ設定が指定されたか否か(ステップB03)を繰返し判断することで、これらのいずれかの操作入力を待機する。
上記ステップB03でマナーモードキーのユーザ設定が指定されたと判断した場合、これは上記メニューキー12の操作によりユーザのカスタム設定モードが指定され、その後の項目選択によりマナーモードキー14と同一の機能を他の任意の操作キーにも割り当てるものとして指定されたことになるので、例えば表示部17に
「マナーモードキー以外の
お好きなキーを操作してください」
のようなガイドメッセージを表示させた上でキー入力部39を構成する他のキー操作を受付け、操作されたキーをマナーモードキー14と同一の機能を実行するものとして登録した上で(ステップB04)、再び上記ステップB01からの処理に戻る。
「マナーモードキー以外の
お好きなキーを操作してください」
のようなガイドメッセージを表示させた上でキー入力部39を構成する他のキー操作を受付け、操作されたキーをマナーモードキー14と同一の機能を実行するものとして登録した上で(ステップB04)、再び上記ステップB01からの処理に戻る。
しかして、上記ステップB01でマナーモードキー14が操作されたと判断した場合、及び上記ステップB02で上記ステップB04での処理による登録されたキーがマナーモードキー14の代わりに操作されたと判断した場合には、次にその時点ですでにマナーモードが設定されているか否かを判断し(ステップB05)、まだマナーモードが設定されていないと判断すると、あらためてマナーモードを設定するべく、音声処理部40によるスピーカ部11の駆動を停止させ、上記キー入力部39を構成するシャッタキー9の操作に伴うシャッタ音及びその他のキーの操作に伴うキー操作音と、音声付き動画ファイル及び音楽ファイルを再生する場合の再生音の出力を全てオフ設定すると共に、ストロボ駆動部41によるストロボ発光部6の駆動を停止させて、ストロボ発光部6での発光を強制的に禁止させる(ステップB06)。
これと共に、上記図4(B)に例示したように表示部17の画面の一端、例えば左上端部にマナーモードが設定されていることを示すマナーモードアイコンMMIを表示させて(ステップB07)、ユーザに容易に視認できるものとする。
その後、再度のマナーモードキー14の操作に備えて上記ステップB01からの処理に戻る。
また、上記ステップB05ですでにマナーモードが設定されていると判断した場合には、マナーモードキー14またはマナーモードキー14に代えてユーザ設定した他のキーの操作によりマナーモードの設定を解除するべく、音声処理部40によるスピーカ部11の駆動を再開させ、上記キー入力部39を構成するシャッタキー9の操作に伴うシャッタ音及びその他のキーの操作に伴うキー操作音と、音声付き動画ファイル及び音楽ファイルを再生する場合の再生音の出力を全てオン設定すると共に、ストロボ駆動部41によるストロボ発光部6の駆動も再開させて、それまで設定されていたストロボ発光モードに基づいてストロボ発光部6での発光を有効であるものとさせる(ステップB08)。
これと共に、上記図4(B)で示した表示部17の画面の一端に表示させていたマナーモードアイコンMMIの表示を上記図4(A)に示したように停止させ(ステップB09)、以上でマナーモードの解除処理を終えて、再度のマナーモードキー14またはマナーモードキー14に代わる他のキーの操作またはそのユーザ設定に備えるべく、上記ステップB01からの処理に戻る。
このように、マナーモードの設定と解除を行なうキーとして専用のマナーモードキー14だけでなく、ユーザが任意にマナーモードキー14と同等の機能を有するキーを設定することができ、デジタルカメラ1の使い勝手をより向上させることができる。
(第3の実施の形態)
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、その外観構成については上記図1と、電子回路構成については上記図2と基本的に同様であるものとして、同一部分には同一符号を用いるものとし、それらの図示及び説明は省略する。
次に上記実施の形態の動作について説明する。
なお、以下に示す各処理は、基本的に制御部32が予め固定記憶したプログラムに基づいて実行するものである。
なお、以下に示す各処理は、基本的に制御部32が予め固定記憶したプログラムに基づいて実行するものである。
図6は、電源が投入されている状態で制御部32が常時実行する、マナーモードキー14の操作その他に対する処理内容を示すもので、その当所に専用のマナーモードキー14が操作されたか否か(ステップC01)、予め登録されたマナーモードを指定する音声入力がなされたか否か(ステップC02)、ユーザのカスタム設定モードによりマナーモードを指定するための音声入力が指定されたか否か(ステップC03)を繰返し判断することで、これらのいずれかの入力を待機する。
上記ステップC03でマナーモードを指定するための音声入力が指定されたと判断した場合、これは上記メニューキー12の操作によりユーザのカスタム設定モードが指定され、その後の項目選択によりマナーモードの指定となる音声の登録が指定されたことになるので、例えば表示部17に
「マナーモードキーを設定/解除する音声を
マイクに向かって入力してください」
のようなガイドメッセージを表示させた上でマイクロホン部5からの音声入力を受付け、入力された音声データをファイル化して例えば制御部32の内部メモリに登録した上で(ステップC04)、再び上記ステップC01からの処理に戻る。
「マナーモードキーを設定/解除する音声を
マイクに向かって入力してください」
のようなガイドメッセージを表示させた上でマイクロホン部5からの音声入力を受付け、入力された音声データをファイル化して例えば制御部32の内部メモリに登録した上で(ステップC04)、再び上記ステップC01からの処理に戻る。
また、上記ステップC02でマイクロホン部5から所定の音圧以上で音声が入力され、且つその入力された音声が予め登録されたマナーモード指定の音声データと比較して近似していると判断された場合、及び上記ステップC01でマナーモードキー14が操作されたと判断した場合には、次にその時点ですでにマナーモードが設定されているか否かを判断し(ステップC05)、まだマナーモードが設定されていないと判断すると、あらためてマナーモードを設定するべく、音声処理部40によるスピーカ部11の駆動を停止させ、上記キー入力部39を構成するシャッタキー9の操作に伴うシャッタ音及びその他のキーの操作に伴うキー操作音と、音声付き動画ファイル及び音楽ファイルを再生する場合の再生音の出力を全てオフ設定すると共に、ストロボ駆動部41によるストロボ発光部6の駆動を停止させて、ストロボ発光部6での発光を強制的に禁止させる(ステップC06)。
これと共に、上記図4(B)に例示したように表示部17の画面の一端、例えば左上端部にマナーモードが設定されていることを示すマナーモードアイコンMMIを表示させて(ステップC07)、ユーザに容易に視認できるものとする。
その後、再度のマナーモードキー14の操作に備えて上記ステップC01からの処理に戻る。
また、上記ステップC05ですでにマナーモードが設定されていると判断した場合には、マナーモードキー14またはマナーモードキー14に代えてユーザ設定した音声入力によりマナーモードの設定を解除するべく、音声処理部40によるスピーカ部11の駆動を再開させ、上記キー入力部39を構成するシャッタキー9の操作に伴うシャッタ音及びその他のキーの操作に伴うキー操作音と、音声付き動画ファイル及び音楽ファイルを再生する場合の再生音の出力を全てオン設定すると共に、ストロボ駆動部41によるストロボ発光部6の駆動も再開させて、それまで設定されていたストロボ発光モードに基づいてストロボ発光部6での発光を有効であるものとさせる(ステップC08)。
これと共に、上記図4(B)で示した表示部17の画面の一端に表示させていたマナーモードアイコンMMIの表示を上記図4(A)に示したように停止させ(ステップC09)、以上でマナーモードの解除処理を終えて、再度のマナーモードキー14またはマナーモードキー14に代わる音声入力またはそのユーザ設定に備えるべく、上記ステップC01からの処理に戻る。
このように、キー操作ができない状態でも音声によりマナーモードを設定できるだけでなく、ユーザが任意にマナーモード指定の音声を登録することができ、装置側は登録されている音声と入力された音声との近似度を判断するのみでマナーモードの指定を判定できるので、装置側の処理の負担を軽減しながらも入力音声の認識率を向上させることができる。
なお、上記第1乃至第3の実施の形態は、いずれも本発明をデジタルカメラに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限ることなく、例えばカメラ付きの携帯電話機、カメラ機能付きのパーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant:個人向け情報携帯端末))等でも同様に実施可能である。
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…デジタルカメラ、2…撮影レンズ、3…セルフタイマランプ、4…光学ファインダ窓、5…マイクロホン部(MIC)、6…ストロボ発光部、7…バーグリップ、8…電源キー、9…シャッタキー、10…モードスイッチ(SW)、11…スピーカ部(SP)、12…メニューキー、13…十字キー、14…マナーモードキー、15…光学ファインダ、16…ストロボチャージランプ、17…表示部、21…モータ(M)、22…レンズ光学系、23…CCD、24…タイミング発生器(TG)、25…垂直ドライバ、26…サンプルホールド回路(S/H)、27…A/D変換器、28…カラープロセス回路、29…DMAコントローラ、30…DRAMインタフェース(I/F)、31…DRAM、32…制御部、33…VRAMコントローラ、34…VRAM、35…デジタルビデオエンコーダ、36…JPEG回路、37…メモリカード、38…内蔵メモリ、39…キー入力部、40…音声処理部、40a…音声認識部、41…ストロボ駆動部、MMI…マナーモードアイコン。
Claims (8)
- 被写体を撮像して得られる画像データを記録する撮像装置において、
撮像時の補助光を発生する補助光発生手段と、
撮像動作に関連した動作音を含む音声を発生する音声発生手段と、
マナーモードを指定する指定キーと、
この指定キーの操作により上記補助光発生手段及び上記音声発生手段の動作を一括して禁止するマナー動作制御手段と
を具備したことを特徴とする撮像装置。 - 上記マナー動作制御手段は、上記指定キーの操作がなされる毎に上記補助光発生手段及び上記音声発生手段の動作の一括禁止状態の設定と解除とを切換えることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 任意のキーを上記マナーモードを指定するキーに割当て設定する設定手段をさらに具備し、
上記マナー動作制御手段は、上記設定手段で割当て設定されたキーの操作によっても上記補助光発生手段及び上記音声発生手段の動作を一括して禁止する
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 上記マナー動作制御手段によるマナーモード動作の識別表示を行なう表示手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 音声を入力する音声入力手段と、
この音声入力手段で入力された音声がマナーモードの指定である場合にこれを認識する音声認識手段とをさらに具備し、
上記マナー動作制御手段は、上記音声認識手段でマナーモード指定の音声を認識した際も上記補助光発生手段及び上記音声発生手段の動作を一括して禁止する
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 上記音声認識手段は、予め登録しておいた音声と上記音声入力手段で入力された音声との比較によりマナーモードの指定を認識することを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
- 被写体を撮像して得られる画像データを記録する撮像装置の動作制御方法であって、
マナーモードを指定する指定キーの操作に伴って、撮像時の補助光の発生と撮像動作に関連した動作音を含む音声の発生とを一括して禁止するマナー制御工程を有したことを特徴とする撮像装置の動作制御方法。 - 被写体を撮像して得られる画像データを記録する撮像装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
マナーモードを指定する指定キーの操作に伴って、撮像時の補助光の発生と撮像動作に関連した動作音を含む音声の発生とを一括して禁止するマナー制御ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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