JP4362652B2 - 撮像装置、キー操作状態表示方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、キー操作状態表示方法及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特にデジタルスチルカメラに好適な撮像装置、キー操作状態表示方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に多くのカメラでは、銀塩フィルムを用いる銀塩カメラとCCD等の電子撮像素子を用いるデジタルスチルカメラの別によらず、撮影タイミングを決定するためのシャッタキーが2段階のストロークで動作するようになっている。
【0003】
具体的には、シャッタキーを1段目、所謂「半押し」と呼ばれる状態まで操作するとAF(自動合焦)動作及びAE(自動露出)動作を実行してそれぞれの値をロックし、2段目、所謂「全押し」と呼ばれる状態まで操作された時点で上記ロックされた値の条件に従って撮影を実行する。
【0004】
シャッタキーの半押し状態で、AF動作を行なって非合焦の場合や合焦してもセンサーパララックスの保証外の場合には合焦の場合とは異なる色でフレーム枠を表示する例が記載されている。(例えば、特許文献1参照。)
【0005】
【特許文献1】
特開2000−092354号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、2段階のストロークで動作するシャッタキーの特に「半押し」の操作感は、そのカメラの製造メーカ、機種及び個々の個体によっても異なるものであり、そのカメラをある程度使い込むことで習熟する、言われる「慣れ」による部分がきわめて大きい。したがって、はじめて使用するカメラで短時間のうちにシャッタキーの半押し状態を把握するのはきわめて困難であった。
【0007】
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、はじめて使用する場合でも微妙なキー操作感を客観的に把握することが可能な撮像装置、キー操作状態表示方法及びプログラムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、撮影時に押圧操作することで撮影タイミングを決定するシャッタキーと、このシャッタキーが押圧操作されているストローク量を段階的に検出する検出手段と、この検出手段で検出されたシャッタキーのストローク量を表示する表示手段と、上記検出手段によって各段階のストローク量が検出される毎に撮影を行なう撮影制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、さらに、上記検出手段により検出される複数段階のストローク量の各々に対して異なる撮影条件を割当てる割当手段をさらに備え、上記撮影制御手段は、上記検出手段によって各段階のストローク量が検出される毎に、該ストローク量に対応して上記割当手段により割当てられた撮影条件で撮影を行なうことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、さらに、上記表示手段は、上記検出手段で検出されたシャッタキーのストローク量を段階的に表示することを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、さらに、上記表示手段は、シャッタキーのストローク量を棒状の表示体の数により段階的に表示することを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、さらに、上記表示手段は、シャッタキーのストローク量を表示体の数と表示色により段階的に表示することを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の発明は、さらに、上記割当手段は、上記検出手段により検出される複数段階のストローク量の各々に対して、露出条件が異なる複数の撮影条件を割当て、上記撮影制御手段は、上記検出手段によって各段階のストローク量が検出される毎に、露出条件を変化させながら撮影を行なうことを特徴とする。
【0014】
請求項7記載の発明は、さらに、上記割当手段は、上記検出手段により検出される複数段階のストローク量の各々に対して、ストローク量が増すに従って所定の露出条件の値が徐々に増加または減少するような複数の撮影条件を割当て、上記撮影制御手段は、上記検出手段によって各段階のストローク量が検出される毎に、上記所定の露出条件の値を徐々に増加または減少させながら撮影を行なうことを特徴とする。
【0015】
請求項8記載の発明は、さらに、上記検出手段により検出される複数段階のストローク量を、撮影準備段階のグループと撮影段階のグループとに分類して割当て、上記撮影制御手段は、上記検出手段によって上記撮影準備段階のグループに対応するストローク量が検出されている場合には撮影準備動作を実行し、上記検出手段によって上記撮影段階のグループに対応するストローク量が検出されている場合には、各段階のストローク量が検出される毎に撮影を行なうことを特徴とする。
【0016】
請求項9記載の発明は、さらに、上記検出手段により検出される複数段階のストローク量を、撮影準備段階のグループと撮影段階のグループとに分類して割当て、上記撮影制御手段は、上記検出手段によって上記撮影準備段階のグループに対応するストローク量が検出されている場合には撮影準備動作を実行し、上記検出手段によって上記撮影段階のグループに対応するストローク量が検出されている場合には、各段階のストローク量が検出される毎に、該ストローク量に対応して上記割当手段により割当てられた撮影条件で撮影を行なうことを特徴とする。
【0017】
請求項10記載の発明は、さらに、上記撮影制御手段は、上記検出手段によって上記撮影準備段階のグループに対応するストローク量が検出されている場合には、オートフォーカス調整または自動露出調整を含む撮影準備動作を実行することを特徴とする。
【0019】
請求項11記載の発明は、撮影時に押圧操作されているシャッタキーのストローク量を段階的に検出する検出工程と、この検出工程で検出されたシャッタキーのストローク量を表示する表示工程と、上記検出工程によって各段階のストローク量が検出される毎に撮影を行なう撮影制御工程とを有したことを特徴とする。
【0020】
請求項12記載の発明は、撮像装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、撮影時に押圧操作されているシャッタキーのストローク量を検出する検出ステップと、この検出ステップで検出されたシャッタキーのストローク量を表示する表示ステップと、上記検出ステップによって各段階のストローク量が検出される毎に撮影を行なう撮影制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下本発明をデジタル(スチル)カメラに適用した場合の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0027】
図1は、その外観構成を示すもので、図1(A)が主に前面の、図1(B)が主に背面の構成を示す斜視図である。
【0028】
このデジタルカメラ1は、略矩形の薄板状ボディの前面に、撮影レンズ2、セルフタイマランプ3、光学ファインダ窓4、マイクロホン部5、ストロボ発光部6、及びラバーグリップ7を配設し、上面の(ユーザにとって)右端側には電源キー8及びシャッタキー9を配する。
【0029】
ラバーグリップ7は、ユーザが撮影時にデジタルカメラ1を右手で筐体右側面側から把持した場合に右手中指、薬指、及び小指が確実に該筐体を把持できるように配設されたゴム製の帯状突起である。
【0030】
また、電源キー8は、電源のオン/オフ毎に操作するキーであり、シャッタキー9は、記録モード時に撮影タイミングを決定する。
【0031】
また、デジタルカメラ1の背面には、モードスイッチ(SW)10、スピーカ部11、メニューキー12、十字キー13、セットキー14、光学ファインダ15、ストロボチャージランプ16、及び表示部17を配する。
【0032】
モードスイッチ10は、例えばスライドキースイッチにより構成され、基本モードである記録モード「R」と再生モード「P」とを切換える。
【0033】
メニューキー12は、各種メニュー項目等を選択させる際に操作する。
【0034】
十字キー13は、上下左右各方向へのカーソル移動用のキーが一体に形成されたものであり、表示されているメニュー項目等を移動させる際に操作する。
【0035】
セットキー14は、上記十字キー13の中心位置に配置され、その時点で選択されているメニュー項目内容等を設定するために操作する。
【0036】
ストロボチャージランプ16は、光学ファインダ15に近接して配設されたLEDランプでなり、このデジタルカメラ1のユーザが光学ファインダ15を覗いている場合と表示部17を見ている場合のいずれであってもストロボのチャージ状態等をユーザに視認させる。
【0037】
表示部17は、バックライト付きのカラー液晶パネルで構成されるもので、記録モード時には電子ファインダとしてスルー画像のモニタ表示を行なう一方で、再生モード時には選択した画像等を再生表示する。
【0038】
なお、図示はしないがデジタルカメラ1の底面には、記録媒体として用いられるメモリカードを着脱するためのメモリカードスロットや、外部のパーソナルコンピュータ等と接続するためのシリアルインタフェースコネクタとして、例えばUSB(Universal Seriual Bus)コネクタ等が設けられるものとする。
【0039】
次いで図2により上記デジタルカメラ1の電子回路構成を説明する。
【0040】
同図で、基本モードである記録モードにおいては、モータ(M)21の駆動により合焦位置や絞り位置が移動される、上記撮影レンズ2を構成するレンズ光学系22の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD23が、タイミング発生器(TG)24、垂直ドライバ25によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
【0041】
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)26でサンプルホールドされ、A/D変換器27でデジタルデータに変換され、カラープロセス回路28で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行なわれて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Crが生成され、DMA(DirectMemory Access)コントローラ29に出力される。
【0042】
DMAコントローラ29は、カラープロセス回路28の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、同じくカラープロセス回路28からの複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DMAコントローラ29内部のバッファに書込み、DRAMインタフェース(I/F)30を介してバッファメモリとして使用されるDRAM31にDMA転送を行なう。
【0043】
制御部32は、CPUと、後述する記録モード時のシャッタキー9の操作に対する処理を含む該CPUで実行される動作プログラムを固定的に記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成され、このデジタルカメラ1全体の制御動作を司るもので、上記輝度及び色差信号のDRAM31へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインタフェース30を介してDRAM31より読出し、VRAMコントローラ33を介してVRAM34に書込む。
【0044】
デジタルビデオエンコーダ35は、上記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ33を介してVRAM34より定期的に読出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生して上記表示部17に出力する。
【0045】
この表示部17は、上述した如く記録モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ35からのビデオ信号に基づいた表示を行なうことで、その時点でVRAMコントローラ33から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに表示することとなる。
【0046】
このように表示部17にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されている状態で、静止画撮影を行ないたいタイミングで上記シャッタキー9を操作すると、トリガ信号を発生する。
【0047】
制御部32は、このトリガ信号に応じてその時点でCCD23から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM31へのDMA転送の終了後、直ちにCCD23からのDRAM31への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
【0048】
この記録保存の状態では、制御部32がDRAM31に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインタフェース30を介してY,Cb,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読出してJPEG(Joint Photograph coding Experts Group)回路36に書込み、このJPEG回路36でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
【0049】
そして、得た符号データを1画像のデータファイルとして該JPEG回路36から読出し、このデジタルカメラ1の記録媒体として着脱自在に装着されるメモリカード37か、またはこのデジタルカメラ1に固定的に内蔵される内蔵メモリ38のいずれか一方に書込む。
【0050】
そして、1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及びメモリカード37または内蔵メモリ38への全圧縮データの書込み終了に伴なって、制御部32はCCD23からDRAM31への経路を再び起動する。
【0051】
上記シャッタキー9は、他の操作キーとは異なり、複数ストローク、例えば5段階のストローク量を検出可能なストローク量センサあるいは多段スイッチを並設しており、その押圧操作に対するストローク量も検出され、検出信号が上記制御部32に直接送出される。
【0052】
また、制御部32にはさらに、キー入力部39、音声処理部40、USBインタフェース(I/F)41、及びストロボ駆動部42が接続される。
【0053】
キー入力部39は、上述したシャッタキー9を除く、上記電源キー8、モードスイッチ10、メニューキー12、十字キー13及びセットキー14等から構成され、それらのキー操作に伴なう信号は直接制御部32へ送出される。
【0054】
音声処理部40は、PCM音源等の音源回路を備え、音声の録音時には上記マイクロホン部(MIC)5より入力された音声信号をデジタル化し、所定のデータファイル形式、例えばMP3(MPEG−1 audio layer 3)規格にしたがってデータ圧縮して音声データファイルを作成してメモリカード37または内蔵メモリ38へ送出する一方、音声の再生時にはメモリカード37または内蔵メモリ38から送られてきた音声データファイルの圧縮を解いてアナログ化し、上記スピーカ部(SP)11を駆動して、拡声放音させる。
【0055】
USBインタフェース41は、USBコネクタを介して有線接続されるパーソナルコンピュータ等の他の情報端末装置との間で画像データその他の送受を行なう場合の通信制御を行なう。
【0056】
ストロボ駆動部42は、静止画像撮影時に図示しないストロボ用の大容量コンデンサを充電した上で、制御部32からの制御に基づいて上記ストロボ発光部6を閃光駆動する。
【0057】
しかるに、静止画像ではなく動画像の撮影時においては、シャッタキー9が操作され続けている間、上述した静止画像データをJPEG回路36でデータ圧縮した静止画データファイルのメモリカード37または内蔵メモリ38への記録を時間的に連続して実行し、該シャッタキー9の操作が終わるか、または所定の制限時間、例えば30秒が経過した時点でそれら一連の静止画データファイルを一括してモーションJPEGのデータファイルとして設定し直す。
【0058】
また、基本モードである再生モード時には、制御部32がメモリカード37または内蔵メモリ38に記録されている画像データを選択的に読出し、JPEG回路36で記録モード時にデータ圧縮した手順と全く逆の手順で圧縮されている画像データを伸長し、伸長した画像データをDRAMインタフェース30を介してDRAM31に保持させた上で、このDRAM31の保持内容をVRAMコントローラ33を介してVRAM34に記憶させ、このVRAM34より定期的に画像データを読出してビデオ信号を発生し、上記表示部17で再生出力させる。
【0059】
選択した画像データが静止画像ではなく動画像であった場合、選択した動画像ファイルを構成する個々の静止画像データの再生を時間的に連続して実行し、すべての静止画像データの再生を終了した時点で、次に再生の指示がなされるまで先頭に位置する静止画像データのみを用いて再生表示する。
【0060】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
【0061】
なお、以下に示す各処理は、基本的に制御部32が予め固定記憶されたプログラムに基づいて実行するものである。
【0062】
図3は、記録モード時のシャッタキー9の操作に対する処理内容を示すもので、その当初にはキー入力部36の全5段階のストローク量を有するシャッタキー9が最も弱い押圧操作状態である第1ストロークとなるのを待機する(ステップA01)。
【0063】
そして、シャッタキー9が少なくとも第1ストロークまで操作されたと判断した時点で、表示部17のシャッタストロークメータの第1バーを点灯駆動させる(ステップA02)と同時に、第2ストロークの押圧操作状態となっているか否かを判断する(ステップA03)。
【0064】
図4(A)は記録モード時に表示部17の左下端部に表示されるシャッタストロークメータSSMを例示するものである。同図(B)に示すようにシャッタストロークメータSSMは、左側に位置する長さが最も短い第1バーB1乃至右側に位置する長さが最も長い第5バーB5の計5本の表示バーでなり、その点灯表示本数でシャッタキー9の押圧操作されているストローク量を示すものとする。
【0065】
これら5本の表示バーB1〜B5は、シャッタキー9をまったく押圧操作していない状態ではその枠線のみが表示される一方で、シャッタキー9が押圧操作された場合にはそのストローク量に応じて第1バーB1側から適切な本数分だけが例えば赤色で点灯表示されるものとする。
【0066】
加えて、シャッタストロークメータSSMの第1乃至第3バーB1〜B3が点灯表示される状態で所謂半押し状態としてAF処理とAE処理とを実行してそれらの値をロックし、第1乃至第5バーB1〜B5がすべて点灯表示されるフルストローク状態で所謂全押し状態として静止画の撮影とメモリカード37または内蔵メモリ38への記録を実行するものとする。
【0067】
しかるに、上記ステップA03で第2ストロークの押圧操作状態となっていないと判断した場合には、上記ステップA01からの処理に戻る一方、シャッタキー9が少なくとも第2ストロークまで操作されたと判断した場合には、表示部17のシャッタストロークメータSSMの第1バーB1及び第2バーB2を共に点灯駆動させる(ステップA04)と同時に、第3ストロークの押圧操作状態となっているか否かを判断する(ステップA05)。
【0068】
ここで第3ストロークの押圧操作状態となっていないと判断した場合には、上記ステップA01からの処理に戻る一方、シャッタキー9が少なくとも第3ストロークまで操作されたと判断した場合には、表示部17のシャッタストロークメータSSMの第1バーB1乃至第3バーB3の計3本を共に点灯駆動させ(ステップA06)、併せてAF処理とAE処理とを実行して、得た合焦値及び露出値に基づいてレンズ光学系22の一部を構成するフォーカスレンズ位置と絞り値及びシャッタ速度をロックする(ステップA07)と同時に、第4ストロークの押圧操作状態となっているか否かを判断する(ステップA08)。
【0069】
第4ストロークの押圧操作状態となっていると判断した場合には、表示部17のシャッタストロークメータSSMの第1バーB1乃至第4バーB4の計4本を共に点灯駆動させる(ステップA09)と同時に、第5ストロークの押圧操作状態、所謂全押しの状態となっているか否かを判断する(ステップA10)。
【0070】
このステップA10で第5ストロークの押圧操作状態とはなっていないと判断した場合、あるいは上記ステップA08で第4ストロークの押圧操作状態とはなっていると判断した場合には、続いて上記第3ストロークの押圧操作状態が保たれているか否かを判断する(ステップA11)。
【0071】
ここで、シャッタキー9が第3ストロークの押圧操作状態で保たれていると判断した場合には、表示部17のシャッタストロークメータSSMの第1バーB1乃至第3バーB3の計3本を共に点灯駆動させ(ステップA12)、再び上記ステップA08からの処理に戻って、上記合焦状態及び露出状態をロックしながら、シャッタキー9が全押しの状態となるのを待機する。
【0072】
また、ステップA11でシャッタキー9が第3ストロークの押圧操作状態とはなっていないと判断した場合には、シャッタキー9の半押し状態が解除されたものとして、ロックしていた合焦状態及び露出状態を解除した後(ステップA13)、再び上記ステップA01からの処理に戻る。
【0073】
また、上記ステップA10でシャッタキー9が第5ストロークの押圧操作状態、所謂全押しの状態となったと判断した場合には、あらためてシャッタストロークメータSSMの第1バーB1乃至第5バーB5の全5本を共に点灯駆動させ(ステップA14)、上記ロックした合焦値及び露出値に基づく撮影を実行して(ステップA15)、得た画像データを圧縮した後にメモリカード37または内蔵メモリ38に記録し(ステップA16)、以上で一連の静止画撮影に関する処理を一旦終了して、次の撮影に備えるべく上記ステップA01からの処理に戻る。
【0074】
このように、シャッタキー9の操作ストローク量を検出して段階的に表示することにより、ユーザがはじめてこのデジタルカメラ1のシャッタキー9を押圧操作する場合でも、その微妙な操作量を視認することで客観的に把握しながら正確に撮影操作できる。
【0075】
この場合、特に他の操作キーではなく、撮影条件を決定するシャッタキー9の半押し状態までのストローク量を含めて段階的に表示することで、適正な合焦、露出状態を得ることができ、ユーザが意図する静止画を確実に撮影できる。
【0076】
また、表示部17ではシャッタキー9の操作ストローク量をシャッタストロークメータSSMとして第1バーB1乃至第5バーB5の計5本の棒状の表示体の数により段階的に表示するものとしたので、シャッタキー9のストローク量を視覚的に非常に理解し易い形で表示できる。
【0077】
なお、上述した如くシャッタストロークメータSSMで点灯駆動するバーの数によりシャッタキー9のストローク量を段階的に表示するものとしたが、ただ単に同一色により点灯駆動するのではなく、例えば第1バーB1及び第2バーを緑色で、第3バーB3及び第4バーを黄色で、そして第5バーを赤色で、というように、バーの位置に対応して点灯色を段階的に異ならせて表示するものとすれば、シャッタキー9の操作ストローク量を視覚的により理解し易い形で表示できる。
【0078】
(第2の実施の形態)
以下本発明をデジタル(スチル)カメラに適用した場合の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0079】
なお、その外観構成に関しては上記図1と、カメラの電子回路構成に関しては上記図2とそれぞれ基本的に同様であるものとし、同一部分には同一符号を付加してその図示及び説明は省略するものとする。
【0080】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
【0081】
なお、以下に示す各処理は、基本的に制御部32が予め固定記憶されたプログラムに基づいて実行するものである。
【0082】
図5及び図6は、記録モード時のシャッタキー9の操作に対する処理内容を示すもので、その当初にはキー入力部36の全9段階のストローク量を有するシャッタキー9が最も弱い押圧操作状態である第1ストロークとなるのを待機する(ステップB01)。
【0083】
そして、シャッタキー9が少なくとも第1ストロークまで操作されたと判断した時点で、表示部17のシャッタストロークメータの第1バーを点灯駆動させる(ステップB02)と同時に、第2ストロークの押圧操作状態となっているか否かを判断する(ステップB03)。
【0084】
図7は、記録モード時に表示部17の左下端部に表示されるシャッタストロークメータSSM′を例示するものである。シャッタストロークメータSSM′は、左側に位置する長さが最も短い第1バーB1乃至右側に位置する長さが最も長い第9バーB9の計9本の表示バーでなり、その点灯表示本数でシャッタキー9の押圧操作されているストローク量を示すものとする。
【0085】
これら9本の表示バーB1〜B9は、シャッタキー9をまったく押圧操作していない状態ではその枠線のみが表示される一方で、シャッタキー9が押圧操作された場合にはそのストローク量に応じて第1バーB1側から適切な本数分だけが例えば赤色で点灯表示されるものとする。
【0086】
加えて、シャッタストロークメータSSM′の第1乃至第3バーB1〜B3が点灯表示される状態で所謂半押し状態としてAF処理とAE処理とを実行してそれらの値をロックし、第1乃至第5バーB1〜B5が点灯表示される状態で所謂全押し状態として1枚目の静止画の撮影とメモリカード37または内蔵メモリ38への記録を実行するものとする。
【0087】
さらに、第1乃至第7バーB1〜B7が点灯表示される状態で2枚目の静止画の撮影とメモリカード37または内蔵メモリ38への記録を、第1乃至第9バーB1〜B9がすべて点灯表示されるフルストローク状態で3枚目の静止画の撮影とメモリカード37または内蔵メモリ38への記録をそれぞれ実行するものとする。
【0088】
このように、本実施の形態では、シャッタキー9が9段階中の4段階の操作ストロークでそれぞれ割り当てられた動作を実行するものとして、その9段階の操作ストロークを表示部17で表示するものとする。
【0089】
しかるに、上記ステップB03で第2ストロークの押圧操作状態となっていないと判断した場合には、上記ステップB01からの処理に戻る一方、シャッタキー9が少なくとも第2ストロークまで操作されたと判断した場合には、表示部17のシャッタストロークメータSSMの第1バーB1及び第2バーB2を共に点灯駆動させる(ステップB04)と同時に、第3ストロークの押圧操作状態となっているか否かを判断する(ステップB05)。
【0090】
ここで第3ストロークの押圧操作状態となっていないと判断した場合には、上記ステップB01からの処理に戻る一方、シャッタキー9が少なくとも第3ストロークまで操作されたと判断した場合には、表示部17のシャッタストロークメータSSM′の第1バーB1乃至第3バーB3の計3本を共に点灯駆動させ(ステップB06)、併せてAF処理とAE処理とを実行して、得た合焦値及び露出値に基づいてレンズ光学系22の一部を構成するフォーカスレンズ位置と絞り値及びシャッタ速度をロックする(ステップB07)と同時に、第4ストロークの押圧操作状態となっているか否かを判断する(ステップB08)。
【0091】
第4ストロークの押圧操作状態となっていると判断した場合には、表示部17のシャッタストロークメータSSM′の第1バーB1乃至第4バーB4の計4本を共に点灯駆動させる(ステップB09)と同時に、第5ストロークの押圧操作状態となっているか否かを判断する(ステップB10)。
【0092】
このステップB10で第5ストロークの押圧操作状態とはなっていないと判断した場合、あるいは上記ステップB08で第4ストロークの押圧操作状態とはなっていると判断した場合には、続いて上記第3ストロークの押圧操作状態が保たれているか否かを判断する(ステップB11)。
【0093】
ここで、シャッタキー9が第3ストロークの押圧操作状態で保たれていると判断した場合には、表示部17のシャッタストロークメータSSM′の第1バーB1乃至第3バーB3の計3本を共に点灯駆動させ(ステップB12)、再び上記ステップB08からの処理に戻って、上記合焦状態及び露出状態をロックしながら、シャッタキー9が第5ストロークの押圧操作状態となるのを待機する。
【0094】
また、ステップB11でシャッタキー9が第3ストロークの押圧操作状態とはなっていないと判断した場合には、シャッタキー9の半押し状態が解除されたものとして、ロックしていた合焦状態及び露出状態を解除した後(ステップB13)、再び上記ステップB01からの処理に戻る。
【0095】
また、上記ステップB10でシャッタキー9が第5ストロークの押圧操作状態となったと判断した場合には、あらためてシャッタストロークメータSSM′の第1バーB1乃至第5バーB5の5本を共に点灯駆動させ(ステップB14)、上記ロックした合焦値及び露出値に基づく1枚目の静止画撮影を実行して(ステップB15)、得た画像データを圧縮した後にメモリカード37または内蔵メモリ38に記録する(ステップB16)。
【0096】
その後、さらにシャッタキー9が第6ストロークの押圧操作状態となっているか否か判断し(ステップB17)、なっている場合にはシャッタストロークメータSSM′の第1バーB1乃至第6バーB6の6本を共に点灯駆動させた上で(ステップB18)、シャッタキー9が第7ストロークの押圧操作状態となっているか否か判断する(ステップB19)。
【0097】
シャッタキー9が第7ストロークの押圧操作状態となっている場合には、シャッタストロークメータSSM′の第1バーB1乃至第7バーB7の7本を共に点灯駆動させ(ステップB20)、併せて上記ロックした合焦値及び露出値に基づく2枚目の静止画撮影を実行して(ステップB21)、得た画像データを圧縮した後にメモリカード37または内蔵メモリ38に記録する(ステップB22)。
【0098】
その上で、さらにシャッタキー9が第8ストロークの押圧操作状態となっているか否か判断し(ステップB23)、なっている場合にはシャッタストロークメータSSM′の第1バーB1乃至第8バーB8の8本を共に点灯駆動させた上で(ステップB24)、シャッタキー9が第9ストロークの押圧操作状態となっているか否か判断する(ステップB25)。
【0099】
シャッタキー9が第9ストロークの押圧操作状態となっている場合には、シャッタストロークメータSSM′の第1バーB1乃至第9バーB9の全9本を共に点灯駆動させ(ステップB26)、併せて上記ロックした合焦値及び露出値に基づく3枚目の静止画撮影を実行して(ステップB27)、得た画像データを圧縮した後にメモリカード37または内蔵メモリ38に記録する(ステップB28)。
【0100】
以上で一連の静止画撮影に関する処理を一旦終了して、次の撮影に備えるべく上記ステップB01からの処理に戻る。
【0101】
なお、上記ステップB17でシャッタキー9が第6ストロークの押圧操作状態となっていないと判断した場合、上記ステップB19で同第7ストロークの押圧操作状態となっていないと判断した場合、上記ステップB23で同第8ストロークの押圧操作状態となっていないと判断した場合、及び上記ステップB25で同第9ストロークの押圧操作状態となっていないと判断した場合には、いずれもそのまま次の撮影に備えるべく上記ステップB01からの処理に戻る。
【0102】
このように、シャッタキー9の操作ストローク量を半押しと全押しの単なる2段階とせずに、さらなる押圧操作により所定の撮影機能、例えば2枚目と3枚目の撮影を即時実行できるように計4段階有するものとしたことで、シャッタキーを操作するストローク量を変えるだけの簡単な力の加減により静止画を連続して撮影する枚数を制御できるため、シャッタチャンスを逃さず確実に意図する静止画を連続して撮影できる。
【0103】
なお、上記実施の形態では、シャッタキー9が全9段階のストロークに対応して動作し、そのうちの4段階で順次割り当てられた動作を実行するものとした。
【0104】
しかしながら、その3段階以上の動作の割り当ては上記実施の形態に限るものではなく、例えば1段階目でAF/AE処理、2段階目で静止画撮影を行なうものとしながらに、さらに3段階目で音声記録の開始や、動画撮影の開始、あるいは撮影により記録した静止画像のキャンセル操作等を行なうものとしてもよく、さらにはこのデジタルカメラ1のユーザがカスタム設定により予め用意された選択肢の中から任意に選択して設定することが可能であるものとしてもよい。
【0105】
(第3の実施の形態)
以下本発明をデジタル(スチル)カメラに適用した場合の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0106】
なお、その外観構成に関しては上記図1と、カメラの電子回路構成に関しては上記図2とそれぞれ基本的に同様であるものとし、同一部分には同一符号を付加してその図示及び説明は省略するものとする。
【0107】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
【0108】
なお、以下に示す各処理は、基本的に制御部32が予め固定記憶されたプログラムに基づいて実行するものである。
【0109】
図8及び図9は、記録モード時のシャッタキー9の操作に対する処理内容を示すもので、その当初にはキー入力部36の全9段階のストローク量を有するシャッタキー9が最も弱い押圧操作状態である第1ストロークとなるのを待機する(ステップC01)。
【0110】
そして、シャッタキー9が少なくとも第1ストロークまで操作されたと判断した時点で、表示部17のシャッタストロークメータの第1バーを点灯駆動させる(ステップC02)と同時に、第2ストロークの押圧操作状態となっているか否かを判断する(ステップC03)。
【0111】
図10は、記録モード時に表示部17の左下端部に表示されるシャッタストロークメータSSM″を例示するものである。シャッタストロークメータSSM″は、左側に位置する長さが最も短い第1バーB1乃至右側に位置する長さが最も長い第9バーB9の計9本の表示バーでなり、その点灯表示本数でシャッタキー9の押圧操作されているストローク量を示すものとする。
【0112】
これら9本の表示バーB1〜B9は、シャッタキー9をまったく押圧操作していない状態ではその枠線のみが表示される一方で、シャッタキー9が押圧操作された場合にはそのストローク量に応じて第1バーB1側から適切な本数分だけが例えば赤色で点灯表示されるものとする。
【0113】
加えて、シャッタストロークメータSSM″の第1乃至第3バーB1〜B3が点灯表示される状態で所謂半押し状態としてAF処理とAE処理とを実行してそれらの値をロックし、第1乃至第5バーB1〜B5が点灯表示される状態で所謂全押し状態として1枚目の静止画の撮影とメモリカード37または内蔵メモリ38への記録を実行するものとする。
【0114】
さらに、第1乃至第7バーB1〜B7が点灯表示される状態でAE処理により得られる適正露出値に対して「+1EV(EV:露出値)」と「−1EV」の露出補正を施した2枚目と3枚目の静止画の連続撮影とメモリカード37または内蔵メモリ38への記録を、第1乃至第9バーB1〜B9がすべて点灯表示されるフルストローク状態で「+2EV(EV:露出値)」と「−2EV」の露出補正を施した4枚目と5枚目の静止画の連続撮影とメモリカード37または内蔵メモリ38への記録をそれぞれ実行するものとする。
【0115】
このように、本実施の形態では、シャッタキー9が9段階中の4段階の操作ストロークでそれぞれ割り当てられた動作を実行するものとして、その9段階の操作ストロークを表示部17で表示するものとする。
【0116】
しかるに、上記ステップC03で第2ストロークの押圧操作状態となっていないと判断した場合には、上記ステップC01からの処理に戻る一方、シャッタキー9が少なくとも第2ストロークまで操作されたと判断した場合には、表示部17のシャッタストロークメータSSM″の第1バーB1及び第2バーB2を共に点灯駆動させる(ステップC04)と同時に、第3ストロークの押圧操作状態となっているか否かを判断する(ステップC05)。
【0117】
ここで第3ストロークの押圧操作状態となっていないと判断した場合には、上記ステップC01からの処理に戻る一方、シャッタキー9が少なくとも第3ストロークまで操作されたと判断した場合には、表示部17のシャッタストロークメータSSM″の第1バーB1乃至第3バーB3の計3本を共に点灯駆動させ(ステップC06)、併せてAF処理とAE処理とを実行して、得た合焦値及び露出値に基づいてレンズ光学系22の一部を構成するフォーカスレンズ位置と絞り値及びシャッタ速度をロックする(ステップC07)と同時に、第4ストロークの押圧操作状態となっているか否かを判断する(ステップC08)。
【0118】
第4ストロークの押圧操作状態となっていると判断した場合には、表示部17のシャッタストロークメータSSM″の第1バーB1乃至第4バーB4の計4本を共に点灯駆動させる(ステップC09)と同時に、第5ストロークの押圧操作状態となっているか否かを判断する(ステップC10)。
【0119】
このステップC10で第5ストロークの押圧操作状態とはなっていないと判断した場合、あるいは上記ステップC08で第4ストロークの押圧操作状態とはなっていると判断した場合には、続いて上記第3ストロークの押圧操作状態が保たれているか否かを判断する(ステップC11)。
【0120】
ここで、シャッタキー9が第3ストロークの押圧操作状態で保たれていると判断した場合には、表示部17のシャッタストロークメータSSM″の第1バーB1乃至第3バーB3の計3本を共に点灯駆動させ(ステップC12)、再び上記ステップC08からの処理に戻って、上記合焦状態及び露出状態をロックしながら、シャッタキー9が第5ストロークの押圧操作状態となるのを待機する。
【0121】
また、ステップC11でシャッタキー9が第3ストロークの押圧操作状態とはなっていないと判断した場合には、シャッタキー9の半押し状態が解除されたものとして、ロックしていた合焦状態及び露出状態を解除した後(ステップC13)、再び上記ステップC01からの処理に戻る。
【0122】
また、上記ステップC10でシャッタキー9が第5ストロークの押圧操作状態となったと判断した場合には、あらためてシャッタストロークメータSSM″の第1バーB1乃至第5バーB5の5本を共に点灯駆動させ(ステップC14)、上記ロックした合焦値及び露出値に基づく1枚目の静止画撮影を実行して(ステップC15)、得た画像データを圧縮した後にメモリカード37または内蔵メモリ38に記録する(ステップC16)。
【0123】
その後、さらにシャッタキー9が第6ストロークの押圧操作状態となっているか否か判断し(ステップC17)、なっている場合にはシャッタストロークメータSSM″の第1バーB1乃至第6バーB6の6本を共に点灯駆動させた上で(ステップC18)、シャッタキー9が第7ストロークの押圧操作状態となっているか否か判断する(ステップC19)。
【0124】
シャッタキー9が第7ストロークの押圧操作状態となっている場合には、シャッタストロークメータSSM″の第1バーB1乃至第7バーB7の7本を共に点灯駆動させ(ステップC20)、併せて上記ロックした合焦値及び露出値に基づいて「+1EV」と「−1EV」の露出補正を施した2枚目と3枚目の静止画の連続撮影を実行して(ステップC21)、得た画像データをそれぞれ圧縮した後にメモリカード37または内蔵メモリ38に記録する(ステップC22)。
【0125】
その上で、さらにシャッタキー9が第8ストロークの押圧操作状態となっているか否か判断し(ステップC23)、なっている場合にはシャッタストロークメータSSM″の第1バーB1乃至第8バーB8の8本を共に点灯駆動させた上で(ステップC24)、シャッタキー9が第9ストロークの押圧操作状態となっているか否か判断する(ステップC25)。
【0126】
シャッタキー9が第9ストロークの押圧操作状態となっている場合には、シャッタストロークメータSSM″の第1バーB1乃至第9バーB9の全9本を共に点灯駆動させ(ステップC26)、併せて上記ロックした合焦値及び露出値に基づいて「+2EV」と「−2EV」の露出補正を施した4枚目と5枚目の静止画の連続撮影を実行して(ステップC27)、得た画像データをそれぞれ圧縮した後にメモリカード37または内蔵メモリ38に記録する(ステップC28)。
【0127】
以上で一連の静止画撮影に関する処理を一旦終了して、次の撮影に備えるべく上記ステップC01からの処理に戻る。
【0128】
なお、上記ステップC17でシャッタキー9が第6ストロークの押圧操作状態となっていないと判断した場合、上記ステップC19で同第7ストロークの押圧操作状態となっていないと判断した場合、上記ステップC23で同第8ストロークの押圧操作状態となっていないと判断した場合、及び上記ステップC25で同第9ストロークの押圧操作状態となっていないと判断した場合には、いずれもそのまま次の撮影に備えるべく上記ステップC01からの処理に戻る。
【0129】
このように、シャッタキー9の操作ストローク量を変えるだけの簡単な力の加減により、オートブラケット機能の有無及びその撮影枚数を制御できるため、ユーザが意図する補正を行なうオートブラケット機能においては、シャッタキー9をその第7ストロークまで操作する状態で適正露出値に対して「±1EV」の2枚の静止画を、さらに第9ストロークまで操作する状態で適正露出値に対して「±2EV」の2枚の静止画をそれぞれ撮影して記録するものとして説明したが、この露出補正を行なう際のステップ幅「±xEV」や、具体的に露出補正を行なう場合の露出方法、例えば絞り優先露出、シャッタ速度優先露出、プログラム露出などはユーザの設定により任意に切り換えることが可能であるものとする。
【0130】
なお、上記第3の実施の形態では、シャッタキー9の操作ストローク量に応じて、単なる適正露出での静止画の撮影に加えてオートブラケット機能での撮影を行なうものとして説明したが、本実施の形態はこれに限るものではなく、複数の静止画を連続して撮影する連写撮影を行なうものとし、シャッタキー9の操作ストローク量に応じてその連写速度、例えば2コマ/[秒]、3コマ/[秒]、5コマ/[秒]等を切り換えるものとしてもよい。
【0131】
また、上記第1乃至第3の実施の形態ではいずれも、シャッタキー9の操作ストローク量をデジタルカメラ1の背面に設けられた液晶パネルでなる表示部17の端部でシャッタストロークメータSSM(SSM′,SSM″)として表示するものとして説明したが、本発明はこれに限らず、例えばデジタルカメラ1の全面、被写体に面した側に複数のLEDを配設してこれを操作ストローク量に応じて適宜個数だけ点灯表示することにより、撮影のタイミングを被写体に報知するものとしてもよい。
【0132】
このようにすることで、適宜シャッタ音も組み合わせて使用することにより、特に被写体の人物が比較的近距離にいる人物撮影を行なう際には、撮影タイミングをわかり易い状態で報知することもできる。
【0133】
さらに、上記第1乃至第3の実施の形態ではいずれも、操作キーとしてシャッタキー9の操作ストローク量を表示するものとして説明したが、本発明はこれに限らず、単なるオン/オフ操作を行なうのではなく、その操作ストローク量に応じてなんらかの撮影機能を設定することが可能な操作キー、例えば撮影レンズ系にズームレンズを有するカメラでそのズーム量を可変設定するズーム(レバー)キーなどに適用することも可能である。
【0134】
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
【0135】
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0136】
【発明の効果】
本発明によれば、シャッタキーを操作するストローク量を変えるだけの簡単な力の加減により静止画を連続して撮影する枚数を制御でき、且つ、操作キーのストローク量を検出して表示することにより、はじめて操作する場合でもその微妙な操作量を視認しながら所望の枚数を連続して撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラの外観構成を示す斜視図。
【図2】 同実施の形態に係るデジタルカメラの電子回路構成を示すブロック図。
【図3】 同実施の形態に係る記録モード時のシャッタキーの操作に対応する処理内容を示すフローチャート。
【図4】 同実施の形態に係る表示部に表示されるシャッタストロークメータを説明する図。
【図5】 本発明の第2の実施の形態に係る記録モード時のシャッタキーの操作に対応する処理内容を示すフローチャート。
【図6】 同実施の形態に係る記録モード時のシャッタキーの操作に対応する処理内容を示すフローチャート。
【図7】 同実施の形態に係る表示部に表示されるシャッタストロークメータを説明する図。
【図8】 本発明の第3の実施の形態に係る記録モード時のシャッタキーの操作に対応する処理内容を示すフローチャート。
【図9】 同実施の形態に係る記録モード時のシャッタキーの操作に対応する処理内容を示すフローチャート。
【図10】 同実施の形態に係る表示部に表示されるシャッタストロークメータを説明する図。
【符号の説明】
1…デジタルカメラ、2…撮影レンズ、3…セルフタイマランプ、4…光学ファインダ窓、5…マイクロホン部、6…ストロボ発光部、7…ラバーグリップ、8…電源キー、9…シャッタキー、10…モードスイッチ(SW)、11…スピーカ部、12…メニューキー、13…十字キー、14…セットキー、15…光学ファインダ、16…ストロボチャージランプ、17…表示部、21…モータ(M)、22…レンズ光学系、23…CCD、24…タイミング発生器(TG)、25…垂直ドライバ、26…サンプルホールド回路(S/H)、27…A/D変換器、28…カラープロセス回路、29…DMAコントローラ、30…DRAMインタフェース(I/F)、31…DRAM、32…制御部、33…VRAMコントローラ、34…VRAM、35…デジタルビデオエンコーダ、36…JPEG回路、37…メモリカード、38…内蔵メモリ、39…キー入力部、40…音声処理部、41…USBインタフェース(I/F)、42…ストロボ駆動部、SSM,SSM′,SSM″…シャッタストロークメータ、B1〜B9…バー。

Claims (12)

  1. 撮影時に押圧操作することで撮影タイミングを決定するシャッタキーと、
    このシャッタキーが押圧操作されているストローク量を段階的に検出する検出手段と、
    この検出手段で検出されたシャッタキーのストローク量を表示する表示手段と、
    上記検出手段によって各段階のストローク量が検出される毎に撮影を行なう撮影制御手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  2. 上記検出手段により検出される複数段階のストローク量の各々に対して異なる撮影条件を割当てる割当手段をさらに備え、
    上記撮影制御手段は、上記検出手段によって各段階のストローク量が検出される毎に、該ストローク量に対応して上記割当手段により割当てられた撮影条件で撮影を行なう
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 上記表示手段は、上記検出手段で検出されたシャッタキーのストローク量を段階的に表示することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 上記表示手段は、シャッタキーのストローク量を棒状の表示体の数により段階的に表示することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  5. 上記表示手段は、シャッタキーのストローク量を表示体の数と表示色により段階的に表示することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  6. 上記割当手段は、上記検出手段により検出される複数段階のストローク量の各々に対して、露出条件が異なる複数の撮影条件を割当て、
    上記撮影制御手段は、上記検出手段によって各段階のストローク量が検出される毎に、露出条件を変化させながら撮影を行なう
    ことを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  7. 上記割当手段は、上記検出手段により検出される複数段階のストローク量の各々に対して、ストローク量が増すに従って所定の露出条件の値が徐々に増加または減少するような複数の撮影条件を割当て、
    上記撮影制御手段は、上記検出手段によって各段階のストローク量が検出される毎に、上記所定の露出条件の値を徐々に増加または減少させながら撮影を行なう
    ことを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  8. 上記検出手段により検出される複数段階のストローク量を、撮影準備段階のグループと撮影段階のグループとに分類して割当て、
    上記撮影制御手段は、上記検出手段によって上記撮影準備段階のグループに対応するストローク量が検出されている場合には撮影準備動作を実行し、上記検出手段によって上記撮影段階のグループに対応するストローク量が検出されている場合には、各段階のストローク量が検出される毎に撮影を行なう
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  9. 上記検出手段により検出される複数段階のストローク量を、撮影準備段階のグループと撮影段階のグループとに分類して割当て、
    上記撮影制御手段は、上記検出手段によって上記撮影準備段階のグループに対応するストローク量が検出されている場合には撮影準備動作を実行し、上記検出手段によって上記撮影段階のグループに対応するストローク量が検出されている場合には、各段階のストローク量が検出される毎に、該ストローク量に対応して上記割当手段により割当てられた撮影条件で撮影を行なう
    ことを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  10. 上記撮影制御手段は、上記検出手段によって上記撮影準備段階のグループに対応するストローク量が検出されている場合には、オートフォーカス調整または自動露出調整を含む撮影準備動作を実行することを特徴とする請求項8または9記載の撮像装置。
  11. 撮影時に押圧操作されているシャッタキーのストローク量を段階的に検出する検出工程と、
    この検出工程で検出されたシャッタキーのストローク量を表示する表示工程と、
    上記検出工程によって各段階のストローク量が検出される毎に撮影を行なう撮影制御工程と
    を有したことを特徴とするキー操作状態表示方法。
  12. 撮像装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
    撮影時に押圧操作されているシャッタキーのストローク量を検出する検出ステップと、
    この検出ステップで検出されたシャッタキーのストローク量を表示する表示ステップと、
    上記検出ステップによって各段階のストローク量が検出される毎に撮影を行なう撮影制御ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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