JP2005202019A - 撮像レンズ - Google Patents

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JP2005202019A JP2004006564A JP2004006564A JP2005202019A JP 2005202019 A JP2005202019 A JP 2005202019A JP 2004006564 A JP2004006564 A JP 2004006564A JP 2004006564 A JP2004006564 A JP 2004006564A JP 2005202019 A JP2005202019 A JP 2005202019A
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Shigeo Furukawa
成男 古川
Jiyunji Sato
準士 佐藤
Mitsuaki Horimoto
光昭 堀本
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Abstract

【課題】固体撮像素子に適した3枚構成のレンズ系において、小型でありながら広角かつ高性能の撮像レンズを提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明にかかる撮像レンズは、第1レンズ11で光軸付近の球面収差を良好に補正し、前記第2レンズ12および第3レンズ13の周辺部の歪曲収差、コマ収差を補正することが可能となると同時に構成枚数が3枚であり、レンズ全長を短くすることが容易となるため、小型化が図れる。
【選択図】図1

Description

本発明は主にデジタルカメラ、携帯電話用カメラおよび監視カメラのようにCCDあるいはCMOSなどの固体撮像素子を用いた撮像装置用の撮像レンズに関するものであり、特に高性能かつ広角でありながら3枚レンズ構成で小型化を図った撮像レンズに関するものである。
近年、デジタルスチルカメラや携帯電話用カメラなどのように、CCDやCMOSといった固体撮像素子を用いた携帯性に優れたカメラの需要が著しく高まっている。このようなカメラ用のレンズは限られたスペースに搭載する必要があるため、従来の銀塩カメラ用レンズと比較して小型である必要がある。
従来の撮影レンズとしては、図9に示すものがある。
図9は従来の撮像レンズの構成を示す配置図である。図9に示すように最も物体側に開口絞り1を配し、以降物体側より順に正の屈折率を有する第1のレンズ2、負の屈折率を有する第2のレンズ3、正の屈折率を有する第3のレンズ4、および負の屈折率を有する第4のレンズ5を配置して構成される。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2002−365530号公報
小型な撮像レンズを実現するための手段の一つとして、従来レンズの枚数を1枚ないし2枚のレンズ系が用いられてきた。しかし2枚以下のレンズ構成では近年の固体撮像素子の高解像度化に対応するための性能を実現するのが困難である。
そのため、銀塩カメラでは古くから種々の光学系レンズが開発されてきている3枚以上のレンズを用いたレンズ系により高画質、高解像度化に対応する試みがなされている。
しかしながら、銀塩カメラにおいては像面でのフィルム面積が固体撮像素子と比較して大きいためレンズ系も大きくなっている。したがって銀塩カメラのレンズ系をそのまま縮小して固体撮像素子用に適用しようとした場合、レンズの中心厚、エッジ厚が薄くなりすぎて製造不可能になるといった問題が生じ、銀塩カメラ用のレンズ系をそのまま固体撮像用に適用することは不可能であった。
そして、固体撮像素子用のレンズ系には像側のテレセントリック性が求められる。像側のテレセントリック性とは最も像側に位置するレンズの像側面から出た光束の主光線について、前記レンズの像側面上の主光線射出点と像面上の到達点を結ぶ直線が、光軸とほぼ水平になり、かつ像面上の各点について前記の現象が再現されることが求められる。その理由はCCDの各受光素子での感度が受光素子面と入射光がなす角度が90度の場合に最大となり前記角度が小さくなるほど低下することに起因している。
さらに、固体撮像素子用のレンズ系においては大きなバックフォーカスが必要である。その理由としては最も像側のレンズと固体撮像素子との間にさまざまな光学素子を挿入する必要があるためである。これらの光学素子としては赤外光カット用フィルタ(以下、IRカットフィルタ)、あるいはオプチカルローパスフィルタ(以下、OLPF)があり、前者は固体撮像素子の感度の波長依存性を人間の目のそれに近づけるために必要であり、後者は固体撮像素子の周期構造に起因して周期構造を有する被写体を撮影した際に生じるモアレ現象を防止するために必要である。
本発明は固体撮像素子に適した3枚構成のレンズ系において、小型でありながら広角かつ高性能の撮像レンズを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有する。
本発明の請求項1に記載の発明は、物体側から像側へ向かって、絞り、少なくとも像側に凸面かつ非球面が形成された正のパワーを有する第1レンズ、少なくとも物体側に凹面かつ非球面が形成された負のパワーを有するメニスカスレンズとしての第2レンズ、少なくとも像側に凹面かつ非球面が形成された正のパワーを有するメニスカスレンズとしての第3レンズを配置した撮像レンズであり、第1レンズで光軸付近の球面収差を良好に補正し、前記第2レンズおよび第3レンズの周辺部の歪曲収差、コマ収差を補正することが可能となると同時に構成枚数が3枚であり、レンズ全長を短くすることが容易となるため、小型化が図れる。
請求項2に記載の発明は、レンズ全系の合成焦点距離をf、第1レンズの焦点距離をf1、第2レンズの焦点距離をf2、第1レンズのアッベ数をν1、第2レンズのアッベ数をν2とし、(数9)〜(数11)を満足する請求項1に記載の撮像レンズであり、これにより大きなパワーを持つ第1および第2レンズで色収差補正を行いつつ軸上付近の球面収差、コマ収差を補正しつつ、前記第3レンズにて歪曲収差を周辺部で補正し、同時に像側テレセントリック性を良好に保つことができる。
Figure 2005202019
Figure 2005202019
Figure 2005202019
請求項3に記載の発明は、第1レンズの物体側面の曲率半径をr1、第1レンズの像側面の曲率半径をr2、第2レンズの像側面の曲率半径をr4、第3レンズの像側面の曲率半径をr6とし、(数12)〜(数14)を満足する請求項2に記載の撮像レンズであり、色収差、歪曲収差、テレセントリック性等の特性劣化を抑制することができる。
Figure 2005202019
Figure 2005202019
Figure 2005202019
請求項4に記載の発明は、第1レンズをガラス材料で構成し、第1レンズのアッベ数をν1、第2レンズのアッベ数をν2とし、(数15)を満足する請求項1〜3のいずれか1つに記載の撮像レンズであり、第1レンズにガラスを用いることにより、屈折率、アッベ数ともにプラスチックレンズよりも広い範囲の中から選択することが可能となると共に高屈折率材料を用いることによってレンズの曲率を小さなものにすることが可能となり、周辺部の収差を低減することができ、高アッベ数の材料を用いることにより第1レンズのアッベ数と前記第2レンズのアッベ数の差を大きくすることが可能となり、色消しを容易に行うことが可能となる。
Figure 2005202019
請求項5に記載の発明は、少なくとも第2レンズまたは第3レンズを樹脂材料で構成し、レンズ全系の合成焦点距離をf、第2レンズと第3レンズの合成焦点距離をf23とし、(数16)を満足する請求項1〜3のいずれか1つに記載の撮像レンズであり、樹脂材料を用いることによって非球面形状を容易に実現することが可能となり、周辺部の歪曲収差を補正し、そのためにレンズが中心から周辺にかけて特殊な形状になりがちな前記第2あるいは第3レンズに樹脂材料を用いるということはレンズ成型性の観点では利点となるが、樹脂材料を用いた場合にはその屈折率の温度依存性および線膨張係数がガラス材料と比べて約10倍と大きいために、温度変動によるレンズの形状変化、また、それに伴う性能変動が問題となり、特にプラスチックレンズが大きなパワーを持つ場合にはその影響が大きくなるため、たとえプラスチックレンズであってもそのパワーが小さい場合、レンズの両面間が互いに平行に近い形状とし、温度変動によるレンズの性能変動を小さく抑えることができる。
Figure 2005202019
以上のように本発明は、第1レンズで光軸付近の球面収差を良好に補正し、前記第2レンズおよび第3レンズの周辺部の歪曲収差、コマ収差を補正することが可能となると同時に構成枚数が3枚であり、レンズ全長を短くすることが容易となるため、小型化が図れる。
各実施例において使用している非球面について(数17)に示す。
Figure 2005202019
ただし、ここで、光軸方向にz軸、光軸と直交する方向にx軸、y軸をそれぞれ直交する方向に取っている。さらに各パラメータは次の諸量を表す。
Figure 2005202019
r:近軸曲率半径、k:コニカル定数、
p(p=4,6,8,10,12,14):高次の非球面係数
なお、表中のKおよびApの表記において、「Eとそれに続く数字」は「10の累乗」を表し、その数値が直前の数値にかけられる。たとえば、「6.023456E−4」は
6.023456×10-4を表す。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態1における撮像レンズの構成を示す配置図である。
図1に示すように物体側から像側に向かって絞り10、第1レンズ11、第2レンズ12、第3レンズ13、平板レンズ14が順に配置されており、これにより撮像レンズが構成されている。なお平板レンズ14は光学フィルタの特性を有している。
第1レンズ11は少なくとも像側に凸面が形成され、少なくとも一方の面が非球面で正のパワーを有するレンズ、第2レンズ12は物体側に凹面が形成され、少なくとも一方の面が非球面で負のパワーを有するメニスカスレンズ、第3レンズ13は像側に凹面が形成され、少なくとも一方の面が非球面で正のパワーを有するメニスカスレンズとなっている。
また、本発明の撮像レンズはレンズ全系の合成焦点距離をf、第1レンズの焦点距離をf1、第2レンズの焦点距離をf2、第1レンズのアッベ数をν1、第2レンズのアッベ数をν2とし、上記(数9)〜(数11)を満足している。
上記(数9)は第1レンズのパワーに関する条件式である。(数9)の上限を越えた場合には第1レンズのパワーが過剰になり、球面収差、色収差の補正が困難になる。(数9)の下限を越えた場合には、レンズ系が長くなりすぎてしまうという問題が生じる。
上記(数10)は第2レンズのパワーに関する条件式である。(数10)の上限を越えた場合には第2レンズのパワーが過剰になり、色収差の補正が過剰となる。また(数10)の下限界を越えた場合には色収差補正が不十分になると共に球面収差、コマ収差の補正も不十分となる。
上記(数11)は大きなパワーを有する第1および第2レンズ間での色消し条件であるこの下限を越えると第1および第2レンズに大きなパワーを持たせる必要があり、単色収差の増大あるいはレンズ加工成型が困難になるという問題が生じる。
また、レンズ全系の合成焦点距離をf、第1レンズ11の物体側面の曲率半径をr1、第1レンズ11の像側面の曲率半径をr2、第2レンズ12の像側面の曲率半径をr4、第3レンズ13の像側面の曲率半径をr6とし、上記(数12)〜(数14)を満たされるのが望ましい。
上記(数12)は第1レンズ11の物体側面、像側面の形状に関するものである。上限を越えると第1レンズの物体側面で球面収差が大きくなり、下限を越えると像側面で球面収差が大きくなる。
上記(数13)は第2レンズ12の形状に関するものである。第2レンズ12は物体側面が凹のメニスカス形状であり、負のパワーを持つことによって第1レンズ11とあわせて色収差の補正を行うと共に軸外収差の補正を行うものである。(数13)の上限を越えるとパワーが足りなくなるために第2レンズ12の像側面から射出される主光線角度が低くなる。そのため第3レンズ13で主光線を十分に高い位置に持ち上げることが不可能となり、第3レンズ13の像面側から像面15に至る主光線のテレセントリック性が劣化することとなる。(数13)の下限を越えると、周辺部でのコマ収差が増加するため、性能が劣化することとなる。
上記(数14)は第3レンズ13の形状に関する条件を示しており、像側のテレセントリック性を良好に保ち、歪曲収差を低く抑えるための条件となっている。したがって、この条件から外れた場合には像側のテレセントリック性および歪曲収差が劣化する。
また、第1レンズ11をガラスレンズとし、第1レンズのアッベ数をν1、第2レンズ12のアッベ数をν2とし、上記(数15)を満たされるのが望ましい。
第1レンズ11にガラスを用いることにより、屈折率、アッベ数ともにプラスチックレンズよりも広い範囲の中から選択することが可能となる。高屈折率材料を用いることによってレンズの曲率を小さなものにすることが可能となり、周辺部の収差を低減することが可能となる。さらに高アッベ数の材料を用いることにより第1レンズ11のアッベ数と第2レンズ12のアッベ数の差を大きくすることが可能となり、色消しを容易に行うことが可能となる。
また、少なくとも第2レンズ12または第3レンズ13を樹脂材料で構成し、レンズ全系の合成焦点距離をf、第2レンズ12と第3レンズ13の合成焦点距離をf23とし、上記(数16)を満たされるのが望ましい。
上記(数16)においては、レンズ全系のパワーに比して、第2レンズ12および第3レンズ13の合成パワーが小さいために、温度変動による性能劣化を低減することが可能となり、樹脂材料の利点のみを活用できるようになる。その結果、低価格化も同時に実現できることとなる。
以下、具体的な実施例を挙げて本発明の撮像レンズについて詳細に説明する。
(実施例1)
図2(a)〜(c)に本発明の実施例1における撮像レンズの収差性能図を示す。図2(a)は球面収差、図2(b)は非点収差、図2(c)は歪曲収差である。
本実施例1における撮像レンズをf/f1=1.4094、f/|f2|=1.2470、ν1−ν2=33.81、|r2/r1|=0.4692、r4/f=0.4929、|r6|/f=1.3315、|f23|/f=4.6540に設定している。
本実施例1における撮像レンズの具体的な数値例を(表1)に示す。
Figure 2005202019
(表1)において、fはレンズ全系の焦点距離、FNOはFナンバー、2θはレンズの全画角、bfはバックフォーカスを示している。またバックフォーカスbfは第3レンズ13の像側面から像面15までの空気換算距離、rは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、ndはd線の屈折率、νdはd線のアッベ数を示す。そして非球面を有する面は上記(数17)によって定義される。
図2(a)に示す球面収差において、一点鎖線はF線、実線はd線、破線はC線を示している。また図2(b)に示す非点収差において、一点鎖線はサジタル像面湾曲、実線はメリディオナル像面湾曲を示している。
図2(a)〜(c)の収差性能図から明らかなように本実施例1の撮像レンズは良好な収差性能を示すことが分かる。
(実施例2)
図3(a)〜(c)に本発明の実施例2における撮像レンズの収差性能図を示す。図3(a)は球面収差、図3(b)は非点収差、図3(c)は歪曲収差である。
本実施例2における撮像レンズをf/f1=1.4152、f/|f2|=1.2209、ν1−ν2=38.31、|r2/r1|=0.4923、r4/f=0.5029、|r6|/f=2.3540、|f23|/f=6.1110に設定している。
本実施例2における撮像レンズの具体的な数値例を(表2)に示す。
Figure 2005202019
(表2)において、fはレンズ全系の焦点距離、FNOはFナンバー、2θはレンズの全画角、bfはバックフォーカスを示している。またバックフォーカスbfは第3レンズ13の像側面から像面15までの空気換算距離、rは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、ndはd線の屈折率、νdはd線のアッベ数を示す。そして非球面を有する面は上記(数17)によって定義される。
図3(a)に示す球面収差において、一点鎖線はF線、実線はd線、破線はC線を示している。また図3(b)に示す非点収差において、一点鎖線はサジタル像面湾曲、実線はメリディオナル像面湾曲を示している。
図3(a)〜(c)の収差性能図から明らかなように本実施例2の撮像レンズは良好な収差性能を示すことが分かる。
(実施例3)
図4(a)〜(c)に本発明の実施例3における撮像レンズの収差性能図を示す。図4(a)は球面収差、図4(b)は非点収差、図4(c)は歪曲収差である。
本実施例3における撮像レンズをf/f1=1.3641、f/|f2|=1.1529、ν1−ν2=41.31、|r2/r1|=0.2078、r4/f=0.5264、|r6|/f=1.5406、|f23|/f=9.5143に設定している。
本実施例3における撮像レンズの具体的な数値例を(表3)に示す。
Figure 2005202019
(表3)において、fはレンズ全系の焦点距離、FNOはFナンバー、2θはレンズの全画角、bfはバックフォーカスを示している。またバックフォーカスbfは第3レンズ13の像側面から像面15までの空気換算距離、rは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、ndはd線の屈折率、νdはd線のアッベ数を示す。そして非球面を有する面は上記(数17)によって定義される。
図4(a)に示す球面収差において、一点鎖線はF線、実線はd線、破線はC線を示している。また図4(b)に示す非点収差において、一点鎖線はサジタル像面湾曲、実線はメリディオナル像面湾曲を示している。
図4(a)〜(c)の収差性能図から明らかなように本実施例3の撮像レンズは良好な収差性能を示すことが分かる。
(実施例4)
図5(a)〜(c)に本発明の実施例4における撮像レンズにおける収差性能図を示す。図5(a)は球面収差、図5(b)は非点収差、図5(c)は歪曲収差である。
本実施例4における撮像レンズをf/f1=1.6046、f/|f2|=1.6962、ν1−ν2=25.43、|r2/r1|=0.5343、r4/f=0.4279、|r6|/f=3.8892、|f23|/f=9.5143に設定している。
本実施例4における撮像レンズの具体的な数値例を(表4)に示す。
Figure 2005202019
(表4)において、fはレンズ全系の焦点距離、FNOはFナンバー、2θはレンズの全画角、bfはバックフォーカスを示している。またバックフォーカスbfは第3レンズ13の像側面から像面15までの空気換算距離、rは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、ndはd線の屈折率、νdはd線のアッベ数を示す。そして非球面を有する面は上記(数17)によって定義される。
図5(a)に示す球面収差において、一点鎖線はF線、実線はd線、破線はC線を示している。また図5(b)に示す非点収差において、一点鎖線はサジタル像面湾曲、実線はメリディオナル像面湾曲を示している。
図5(a)〜(c)の収差性能図から明らかなように本実施例4の撮像レンズは良好な収差性能を示すことが分かる。
(実施例5)
図6(a)〜(c)に本発明の実施例5における撮像レンズの収差性能図を示す。図6(a)は球面収差、図6(b)は非点収差、図6(c)は歪曲収差である。
本実施例5における撮像レンズをf/f1=1.5987、f/|f2|=1.6244、ν1−ν2=25.43、|r2/r1|=0.4923、r4/f=0.5029、|r6|/f=2.3533、|f23|/f=3.1511に設定している。
本実施例5における撮像レンズの具体的な数値例を(表5)に示す。
Figure 2005202019
(表5)において、fはレンズ全系の焦点距離、FNOはFナンバー、2θはレンズの全画角、bfはバックフォーカスを示している。またバックフォーカスbfは第3レンズ13の像側面から像面15までの空気換算距離、rは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、ndはd線の屈折率、νdはd線のアッベ数を示す。そして非球面を有する面は上記(数17)によって定義される。
図6(a)に示す球面収差において、一点鎖線はF線、実線はd線、破線はC線を示している。また図6(b)に示す非点収差において、一点鎖線はサジタル像面湾曲、実線はメリディオナル像面湾曲を示している。
図6(a)〜(c)の収差性能図から明らかなように本実施例5の撮像レンズは良好な収差性能を示すことが分かる。
(実施例6)
図7(a)〜(c)に本発明の実施例6における撮像レンズの収差性能図を示す。図7(a)は球面収差、図7(b)は非点収差、図7(c)は歪曲収差である。
本実施例6における撮像レンズをf/f1=1.3814、f/|f2|=1.2192、ν1−ν2=42.10、|r2/r1|=0.1906、r4/f=0.5334、|r6|/f=1.5884、|f23|/f=8.7514に設定している。
本実施例6における撮像レンズの具体的な数値例を(表6)に示す。
Figure 2005202019
(表6)において、fはレンズ全系の焦点距離、FNOはFナンバー、2θはレンズの全画角、bfはバックフォーカスを示している。またバックフォーカスbfは第3レンズ13の像側面から像面15までの空気換算距離、rは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、ndはd線の屈折率、νdはd線のアッベ数を示す。そして非球面を有する面は上記(数17)によって定義される。
図7(a)に示す球面収差において、一点鎖線はF線、実線はd線、破線はC線を示している。また図7(b)に示す非点収差において、一点鎖線はサジタル像面湾曲、実線はメリディオナル像面湾曲を示している。
図7(a)〜(c)の収差性能図から明らかなように本実施例6の撮像レンズは良好な収差性能を示すことが分かる。
(実施例7)
図8(a)〜(c)に本発明の実施例7における撮像レンズの収差性能図を示す。図8(a)は球面収差、図8(b)は非点収差、図8(c)は歪曲収差である。
本実施例7における撮像レンズをf/f1=1.3044、f/|f2|=0.9691、ν1−ν2=32.40、|r2/r1|=0.5403、r4/f=0.5861、|r6|/f=1.3779、|f23|/f=13.3759に設定している。
本実施例7における撮像レンズの具体的な数値例を(表7)に示す。
Figure 2005202019
(表7)において、fはレンズ全系の焦点距離、FNOはFナンバー、2θはレンズの全画角、bfはバックフォーカスを示している。またバックフォーカスbfは第3レンズ13の像側面から像面15までの空気換算距離、rは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、ndはd線の屈折率、νdはd線のアッベ数を示す。そして非球面を有する面は上記(数17)によって定義される。
図8(a)に示す球面収差において、一点鎖線はF線、実線はd線、破線はC線を示している。また図8(b)に示す非点収差において、一点鎖線はサジタル像面湾曲、実線はメリディオナル像面湾曲を示している。
図8(a)〜(c)の収差性能図から明らかなように本実施例7の撮像レンズは良好な収差性能を示すことが分かる。
以上の結果から明らかなように、本実施例に関する数値は(数9)〜(数16)を満たしており、各収差が良好に補正されている。
本発明にかかる撮像レンズは、固体撮像素子に適した3枚構成のレンズ系において、小型でありながら広角かつ高性能の撮像レンズに有用である。
本発明の一実施の形態における撮像レンズの構成を示す配置図 本発明の実施例1における撮像レンズの収差性能図 本発明の実施例2における撮像レンズの収差性能図 本発明の実施例3における撮像レンズの収差性能図 本発明の実施例4における撮像レンズの収差性能図 本発明の実施例5における撮像レンズの収差性能図 本発明の実施例6における撮像レンズの収差性能図 本発明の実施例7における撮像レンズの収差性能図 従来の撮像レンズの構成を示す配置図
符号の説明
10 絞り
11 第1レンズ
12 第2レンズ
13 第3レンズ
14 平板レンズ
15 像面

Claims (5)

  1. 物体側から像側へ向かって、絞り、少なくとも像側に凸面かつ非球面が形成された正のパワーを有する第1レンズ、少なくとも物体側に凹面かつ非球面が形成された負のパワーを有するメニスカスレンズとしての第2レンズ、少なくとも像側に凹面かつ非球面が形成された正のパワーを有するメニスカスレンズとしての第3レンズを配置した撮像レンズ。
  2. レンズ全系の合成焦点距離をf、第1レンズの焦点距離をf1、第2レンズの焦点距離をf2、第1レンズのアッベ数をν1、第2レンズのアッベ数をν2とし、(数1)〜(数3)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
    Figure 2005202019
    Figure 2005202019
    Figure 2005202019
  3. 第1レンズの物体側面の曲率半径をr1、第1レンズの像側面の曲率半径をr2、第2レンズの像側面の曲率半径をr4、第3レンズの像側面の曲率半径をr6とし、(数4)〜(数6)を満足する請求項2に記載の撮像レンズ。
    Figure 2005202019
    Figure 2005202019
    Figure 2005202019
  4. 第1レンズをガラス材料で構成し、第1レンズのアッベ数をν1、第2レンズのアッベ数をν2とし、(数7)を満足する請求項1〜3のいずれか1つに記載の撮像レンズ。
    Figure 2005202019
  5. 少なくとも第2レンズまたは第3レンズを樹脂材料で構成し、レンズ全系の合成焦点距離をf、第2レンズと第3レンズの合成焦点距離をf23とし、(数8)を満足する請求項1〜3のいずれか1つに記載の撮像レンズ。
    Figure 2005202019
JP2004006564A 2004-01-14 2004-01-14 撮像レンズ Pending JP2005202019A (ja)

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