JP2005201709A - 時間測定回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な回路および低消費電力で、基準クロックで定まる分解能よりも高精度に被測定信号の時間測定を行うことができる時間測定回路を提供する。
【解決手段】本発明の時間測定回路は、被測定信号のパルスがアクティブ状態の期間の時間測定を行うもので、既知の周期を持つシステムクロックよりも、短い周期を持つ自走クロックを生成する自走クロック生成回路と、被測定信号のパルスがアクティブ状態の期間、自走クロックのクロック数をカウントし、そのカウント結果である第1のカウンタ値を出力する第1のカウンタと、システムクロックの少なくとも1周期の期間、自走クロックのクロック数をカウントし、そのカウント結果である第2のカウンタ値を出力する第2のカウンタとを備える。被測定信号のパルスの時間は、第1のカウンタのカウンタ値と、第2のカウンタのカウンタ値から算出される自走クロックの周期との積算により算出することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、測距等で必須になる時間測定を行う時間測定回路に関するものである。
例えば、被測定信号のハイレベルのパルス幅の時間を測定する場合を例に挙げて説明する。時間測定には一般にカウンタが用いられ、被測定信号のパルスがハイレベルである期間、カウンタがイネーブル状態とされることにより、被測定信号のハイレベルのパルス幅の時間は、カウンタ値(カウンタの計数値)として求められる。すなわち、求められたカウンタ値とそのクロック周期との積が測定時間となる。
被測定信号が、時間測定に用いられるクロックと非同期である場合、求められたカウンタ値には最大±1クロックの誤差が生じる。このため、時間測定に用いられるクロックの1周期分の時間の誤差が不可避である。また、クロック周期自身にも誤差が存在する。従って、時間測定の精度は、±(A×q+1)×Tで表される。ここで、Aは求められたカウンタ値、qはクロック精度、Tはクロック周期である。
一般に、カウンタの精度は、数ppm〜数10ppmである。また、例えば携帯電話の移動局などのシステムでは、AFC(自動周波数制御)機能により、移動局のLO(ローカル・オシレータ)の周波数を、非常に正確な基地局のLOの発振周波数に対して±0.1ppm未満に引き込むことも可能であるので、クロック精度は0.1ppm未満を達成することも可能である。
なお、高精度の時間測定を行う従来の技術として、例えば特許文献1,3のように、周波数の異なる2つのクロックを用いる方法や、特許文献2のように、基準クロックの位相をずらした複数のクロックを用いる方法などが知られているが、これらはシステムの複雑さや消費電力の増大という問題を内包している。
特開平5−52884号公報 特開平5−249260号公報 特開平10−73682号公報
高精度(高分解能)の時間測定を行うためには、高速のクロックをシステム外部から入力するか、システム内部で比較的低速の基準クロックをPLLにより逓倍して生成する必要があるが、PLLを用いると回路面積、消費電力が増加する上に、低消費電力を目指して発振停止機構を応用する場合にも発振が安定するまでのロック時間という制約が残る。また、基準クロックの位相をずらす場合には正確に位相をシフトする回路が必要であるが、それを達成するには素子や配線の遅延時間の問題という技術的な障壁が高いことに加えて、位相シフト数に比例して複数のカウンタが並列に必要であるために位相シフト数を増すほどに回路が複雑になるという問題がある。
本発明の目的は、前記従来技術に基づく問題点を解消し、簡単な回路および低消費電力で、基準クロックで定まる分解能よりも高精度に被測定信号の時間測定を行うことができる時間測定回路を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1形態は、被測定信号のパルスがアクティブ状態の期間の時間測定を行う時間測定回路であって、
既知の周期を持つシステムクロックよりも、短い周期を持つ自走クロックを生成する自走クロック生成回路と、前記被測定信号のパルスがアクティブ状態の期間、前記自走クロックのクロック数をカウントし、そのカウント結果である第1のカウンタ値を出力する第1のカウンタと、前記システムクロックの少なくとも1周期の期間、前記自走クロックのクロック数をカウントし、そのカウント結果である第2のカウンタ値を出力する第2のカウンタとを備えることを特徴とする時間測定回路を提供するものである。
また、本発明の第2形態は、被測定信号のパルスがアクティブ状態の期間の時間測定を行う時間測定回路であって、
既知の周期を持つシステムクロックよりも、短い周期を持つ自走クロックを生成する自走クロック生成回路と、前記被測定信号のパルスがアクティブ状態となる第1のタイミングを検出する第1の検出手段と、前記被測定信号のパルスが非アクティブ状態となる第2のタイミングを検出する第2の検出手段と、前記システムクロックの立上りまたは立下りのタイミングを検出する第3の検出手段と、前記被測定信号のパルスの第1のタイミングから次の前記システムクロックの立上りまたは立下りのタイミングまでの期間、前記自走クロックのクロック数をカウントし、そのカウント結果である第1のカウンタ値を出力する第1のカウンタと、前記被測定信号のパルスの第2のタイミングから次の前記システムクロックの立上りまたは立下りのタイミングまでの期間、前記自走クロックのクロック数をカウントし、そのカウント結果である第2のカウンタ値を出力する第2のカウンタと、前記被測定信号のパルスの第1のタイミングから第2のタイミングまでの期間、前記システムクロックの立上りまたは立下りのクロック数をカウントし、そのカウント結果である第3のカウンタ値を出力する第3のカウンタと、前記システムクロックの少なくとも1周期の期間、前記自走クロックのクロック数をカウントし、そのカウント結果である第4のカウンタ値を出力する第4のカウンタとを備えることを特徴とする時間測定回路を提供する。
本発明の時間測定回路によれば、システムクロックよりも周期の短い自走クロックで時間の測定を行うため、システムクロックの周期より高精度の時間測定が可能である。また、自走クロックを使用するため、高速の安定したクロックをシステム外部から入力したり、システム内部でPLLにより生成する必要がないという利点もある。また、回路構成が簡単で、しかもPLLを使用しないので低消費電力を実現することができることに加えて、発振の開始及び停止は自由自在であり無駄な電力消費を避けることができる。また、第2形態の時間測定回路であれば、第1形態の時間測定回路よりもさらに時間の測定精度を向上させることができる。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明の時間測定回路を詳細に説明する。
図1は、本発明の時間測定回路の第1の実施形態の構成概略図である。同図に示す時間測定回路10は、被測定信号のパルス(以下、被測定パルスという)が、アクティブ状態であるハイレベルの期間の時間を測定するもので、自走クロック生成回路12と、第1および第2のカウンタ14,16とを備えている。なお、言うまでもなく、被測定パルスは、アクティブ状態がローレベルのものを用いることもできる。また、時間測定前後でのカウンタ値を読み取りその変化量を計算する機構があればよいので、第1および第2のカウンタ14,16にはリセット機構は必須ではないが、以下では説明を簡単化するためにリセット信号を用いる場合について説明をする。
自走クロック生成回路12は、後述するシステムクロックよりも短い周期を持つ自走クロックを生成する。自走クロック生成回路12には発振イネーブル信号が入力されており、自走クロック生成回路12からは自走クロックが出力される。
自走クロック生成回路12は、図2に一例を示すリングオシレータ構成のもので、NAND回路40と、複数個(偶数個)のインバータ42とを備えている。すなわち、NAND回路40と複数のインバータ42を含めた全部の個数は奇数個である。
NAND回路40の一方の入力端子には発振イネーブル信号が入力されている。NAND回路40の出力信号は初段のインバータ42に入力され、以下順次前段のインバータ42の出力信号が後段のインバータ42に入力され、最終段のインバータ42の出力信号、すなわちこの自走クロック生成回路12の出力信号は、自走クロックとして出力されるとともに、NAND回路40の他方の入力端子にも入力される。
自走クロック生成回路12では、発振イネーブル信号がディスエーブル状態であるローレベルの期間は、NAND回路40の出力信号がハイレベルとなり、自走クロック生成回路12の出力信号もハイレベルに固定される。すなわち、時間測定回路10において、被測定パルスのアクティブ状態のパルス幅の時間測定を行わない期間は、発振イネーブル信号をディスエーブル状態とすれば、自走クロックがハイレベルに固定されるため、無駄な電力消費がない。
一方、発振イネーブル信号がイネーブル状態であるハイレベルの期間は、自走クロック生成回路12から、NAND回路40と複数のインバータ42を含めた全部の回路の遅延時間の2倍の時間の周期で発振する自走クロックが出力される。
なお、発振イネーブル信号は、イネーブル状態がローレベルのものでもよい。この場合、自走クロック生成回路12の構成は、発振イネーブル信号の極性に応じて適宜変更すればよい。また、自走クロック生成回路12は、図示例のものに限定されず、前述の通り、システムクロックよりも短い周期を持つ自走クロックを生成するものであればよく、例えばLC発振回路などを利用することも可能である。
続いて、第1のカウンタ14は、被測定パルスがアクティブ状態であるハイレベルの期間、自走クロックのクロック数をカウントし、そのカウント結果である第1のカウンタ値を出力する。第1のカウンタ14のクロック入力端子には自走クロック生成回路12から出力される自走クロックが入力され、そのイネーブル入力端子ENABLEには被測定パルスが入力され、そのリセット入力端子RESET ̄にはリセット信号 ̄が入力される。また、第1のカウンタ14の出力端子COUNTからは第1のカウンタ値が出力される。
第2のカウンタ16は、システムクロック測定パルスがアクティブ状態であるハイレベルの期間、自走クロックのクロック数をカウントし、そのカウント結果である第2のカウンタ値を出力する。第2のカウンタ16のクロック入力端子には自走クロックが入力され、そのイネーブル入力端子ENABLEにはシステムクロック測定パルスが入力され、そのリセット入力端子RESET ̄にはリセット信号 ̄が入力される。また、第2のカウンタ16の出力端子COUNTからは、第2のカウンタ値が出力される。
ここで、システムクロックは、時間測定回路10が搭載されるシステムに対して外部から入力され、そのシステム内で使用される基準クロックであり、従って、その周期が既知のものである。また、リセット信号 ̄は、第1および第2のカウンタ14,16を初期化するもので、本実施形態では、リセット信号 ̄がローレベルになると、第1および第2のカウンタ14,16から出力される第1および第2のカウンタ値はともに初期化される。
なお、本実施形態の時間測定回路10では、第1および第2のカウンタ14,16は、リセット信号 ̄により、第1および第2のカウンタ値がオール0に初期化され、その後、自走クロックが入力される毎に、そのカウンタ値がアップするアップカウンタであるが、第1および第2のカウンタ14,16はダウンカウンタでもよい。従って、その初期値もオール0でもオール1でもよいし、あるいは特定の値であってもよい。
また、システムクロック測定パルスは、既知の周期を持つシステムクロックから生成されるもので、そのアクティブ状態であるハイレベルが、システムクロックの周期の1〜複数クロック分のパルス幅を持つ。すなわち、システムクロック測定パルスは、そのアクティブ状態のパルス幅の時間が既知のものであればどのような信号であってもよい。なお、システムクロック測定パルスは、アクティブ状態がローレベルのものを用いることもできる。
時間測定回路10において、被測定パルスのアクティブ状態であるハイレベルのパルス幅の時間を測定する場合、まず、リセット信号 ̄がローレベルとされる。これにより、第1および第2のカウンタ14,16から出力される第1および第2のカウンタ値はともにオール0に初期化される。
次に、リセット信号 ̄がハイレベルとされる。これにより、第1のカウンタ14では、被測定パルスがアクティブ状態であるハイレベルの期間、自走クロック生成回路12から出力される自走クロックのクロック数がアップカウントされ、そのカウント結果である第1のカウンタ値が出力される。すなわち、被測定パルスのハイレベルのパルス幅の時間が、第1のカウンタ14から出力される第1のカウンタ値として計測される。
また、第2のカウンタ16では、システムクロック測定パルスがアクティブ状態であるハイレベルの期間、同じく自走クロックのクロック数がアップカウントされ、そのカウント結果である第2のカウンタ値が出力される。すなわち、システムクロック測定パルスのハイレベルのパルス幅の時間が、第2のカウンタ16から出力される第2のカウンタ値として計測される。
自走クロックの発振周期は、様々な要因により変動し、その発振周期は不確定である。このため、被測定パルスのハイレベルのパルス幅の時間を算出するためには、自走クロックの発振周期を求める必要がある。第2のカウンタ16は自走クロックの発振周期を求めるためのもので、システムクロック測定パルスがアクティブ状態であるハイレベルの期間の自走クロック数をカウントすることにより、自走クロックの発振周期を求めることができる。
すなわち、システムクロックの周期をT、システムクロック測定パルスのシステムクロック数をn、第2のカウンタ値をAとすると、測定された自走クロックの周期は、n・T/Aとなる。従って、被測定パルスがアクティブ状態であるハイレベルのパルス幅の時間は、自走クロックの周期×第1のカウンタ値によって算出することができる。
なお、被測定パルス、システムクロック、および自走クロックがそれぞれ非同期である場合、第1および第2のカウンタ14,16によりカウントされた第1および第2のカウンタ値には±1の誤差が不可避である。システムクロックの周期の精度をqとすると、A<<1/qであれば事実上1/Aが自走クロックの周期の精度である。つまり、Aが大きいほど測定された自走クロック周期の精度は良い。また、被測定パルスの測定誤差は、自走クロック周期の誤差が第2のカウンタ値だけ積算されたものとなる。
時間測定回路10では、システムクロックよりも周期の短い自走クロックで時間の測定を行うため、システムクロックの周期より高精度の時間測定が可能である。また、自走クロックを使用するため、高速の安定したクロックをシステム外部から入力したり、システム内部でPLLにより生成する必要がないという利点もある。また、時間測定回路10は、その回路構成が簡単で、しかもPLLを使用しないので低消費電力を達成できる。
次に、本発明の時間測定回路の第2の実施形態について説明する。
図3は、本発明の時間測定回路の第2の実施形態の構成概略図である。同図に示す時間測定回路20は、被測定パルスのアクティブ状態であるハイレベルのパルス幅の時間を測定する場合に、そのシステムクロックの整数倍の部分はシステムクロックを使用して計測し、その測定開始時および測定終了時に生じるシステムクロックの1周期に満たない部分は自走クロックで計測するものである。同様に、被測定パルスは、アクティブ状態がローレベルのものを用いることもできる。
本実施形態の時間測定回路20は、図3に示すように、自走クロック生成回路22と、被測定パルス検出回路24と、システムクロック検出回路26と、第1〜第4のカウンタ28,30,32,34とを備えている。なお、時間測定前後でのカウンタ値を読み取りその変化量を計算する機構があればよいので、第1〜第4のカウンタ28,30,32,34にはリセット機構は必須ではないが、以下では説明を簡単化するためにリセット信号を用いる場合について説明をする。
自走クロック生成回路22は、システムクロックよりも短い周期を持つ自走クロックを生成するもので、時間測定回路10の場合と同様に、図2に示すものを用いることができる。
被測定パルス検出回路24は、被測定パルスがアクティブ状態であるハイレベルとなる立上りのタイミング、および非アクティブ状態であるローレベルに戻る立下りのタイミングを検出する。被測定パルス検出回路24には、被測定パルス、および自走クロック生成回路22から出力される自走クロックが入力されており、被測定パルス検出回路24からは、被測定パルスの立上り検出パルス、および立下り検出パルスが出力される。
被測定パルス検出回路24は、図4に一例を示す構成のもので、3つのD型フリップフロップ44a、44b、44cと、2つのAND回路46a、46bとを備えている。
D型フリップフロップ44aのデータ入力端子Dには被測定パルスが入力されている。D型フリップフロップ44aのデータ出力端子Qから出力される信号は、D型フリップフロップ44bのデータ入力端子Dに入力され、同様にD型フリップフロップ44bの出力端子Qから出力される信号は、D型フリップフロップ44cのデータ入力端子Dに入力される。また、D型フリップフロップ44a、44b、44cのクロック入力端子には自走クロックが入力される。
また、AND回路46aには、D型フリップフロップ44bのデータ出力端子Qから出力される信号と、D型フリップフロップ44cの反転データ出力端子Q ̄から出力される信号が入力されており、AND回路46aからは、被測定パルスの立上り検出パルスが出力される。また、AND回路46bには、D型フリップフロップ44bの反転データ出力端子Q ̄から出力される信号と、D型フリップフロップ44cのデータ出力端子Qから出力される信号が入力されており、AND回路46bからは、被測定パルスの立下り検出パルスが出力される。
D型フリップフロップ44a、44bは、被測定パルスと自走クロックが非同期である場合のメタステーブル防止用である。これにより、被測定パルスは自走クロックに同期化され、図6のタイミングチャートに示すように、D型フリップフロップ44bからは、自走クロックに同期化された被測定パルス(同期化被測定パルス)が出力される。D型フリップフロップ44bから出力される同期化被測定パルスは、D型フリップフロップ44cにより自走クロックの1周期分遅延される。
そして、AND回路46a、46bにより、同期化被測定パルスと自走クロックの1周期分遅延された同期化被測定パルスとのAND論理が取られ、同期化被測定パルスの立上りおよび立下りが検出される。その結果、AND回路46a、46bからは、図6のタイミングチャートに示すように、それぞれ同期化被測定パルスの立上りおよび立下りのタイミングで、被測定パルスの立上りおよび立下り検出パルスとして、自走クロックの1周期分のハイレベルのパルスが出力される。
続いて、システムクロック検出回路26は、システムクロックがハイレベルとなる立上りのタイミングを検出する。システムクロック検出回路26には、システムクロックおよび自走クロックが入力されており、システムクロック検出回路26からは、システムクロックの立上り検出パルスが出力される。なお、システムクロック検出回路26は、システムクロックがローレベルとなる立下りのタイミングを検出するようにしてもよい。
システムクロック検出回路26は、図5に一例を示す構成のもので、3つのD型フリップフロップ48a、48b、48cと、AND回路50とを備えている。なお、システムクロック検出回路26の構成は、AND回路46bが存在しない点を除いて、被測定パルス検出回路24と同様であるから、その説明は省略する。また、システムクロック検出回路26の作用も被測定パルス検出回路24と同様であるから、その詳細説明も省略する。
すなわち、D型フリップフロップ48a、48bにより、システムクロックは自走クロックに同期化され、D型フリップフロップ48cによりさらに自走クロックの1周期分遅延される。そして、AND回路50により、同期化システムクロックと自走クロックの1周期分遅延された同期化システムクロックとのAND論理が取られ、同期化システムクロックの立上りが検出される。その結果、AND回路50からは、図6のタイミングチャートに示すように、同期化システムクロックの立上りのタイミングで、システムクロックの立上り検出パルスとして、自走クロックの1周期分のハイレベルのパルスが出力される。
続いて、第1のカウンタ28は、測定開始時に生じる被測定パルスのシステムクロックの1周期に満たない部分の時間を計測するもので、被測定パルス検出回路24により検出される、被測定パルスがアクティブ状態であるハイレベルとなるタイミングから、システムクロック検出回路26により検出される、次のシステムクロックの立上りのタイミングまでの期間、自走クロックのクロック数をアップカウントし、そのカウント結果である第1のカウンタ値を出力する。なお、システムクロックの立下りのタイミングを使用することも可能である。
第1のカウンタ28のクロック入力端子には自走クロックが入力され、そのスタート入力端子STARTには被測定パルスの立上り検出パルスが入力され、ストップ入力端子STOPにはシステムクロックの立上り検出パルスが入力され、リセット入力端子RESET ̄にはリセット信号 ̄が入力される。また、第1のカウンタ28の出力端子COUNTからは第1のカウンタ値が出力される。
第2のカウンタ30は、測定終了時に生じる被測定パルスのシステムクロックの1周期に満たない部分の時間を計測するもので、被測定パルス検出回路24により検出される、被測定パルスが非アクティブ状態であるローレベルとなるタイミングから、システムクロック検出回路26により検出される、次のシステムクロックの立上りのタイミングまでの期間、自走クロックのクロック数をアップカウントし、そのカウント結果である第2のカウンタ値を出力する。同様に、システムクロックの立下りのタイミングを使用することも可能である。
第2のカウンタ30のクロック入力端子には自走クロックが入力され、そのスタート入力端子STARTには被測定パルスの立下り検出パルスが入力され、ストップ入力端子STOPにはシステムクロックの立上り検出パルスが入力され、リセット入力端子RESET ̄にはリセット信号 ̄が入力される。また、第2のカウンタ30の出力端子COUNTからは第2のカウンタ値が出力される。
第3のカウンタ32は、被測定パルスのシステムクロックの整数倍の部分の時間を計測するもので、被測定パルス検出回路24により検出される、被測定パルスがアクティブ状態であるハイレベルとなるタイミングから、非アクティブ状態であるローレベルとなるタイミングまでの期間、システムクロックの立上りのクロック数をアップカウント(図3に示す例では、システムクロックの立上り検出パルスがイネーブル状態であるハイレベルの時に自走クロックのクロック数をアップカウント)し、そのカウント結果である第3のカウンタ値を出力する。同様に、システムクロックの立下りのタイミングを使用することも可能である。
第3のカウンタ32のクロック入力端子には自走クロックが入力され、そのスタート入力端子STARTには被測定パルスの立上り検出パルスが入力され、ストップ入力端子STOPには被測定パルスの立下り検出パルスが入力され、イネーブル入力端子ENABLEにはシステムクロックの立上り検出パルスが入力され、リセット入力端子RESET ̄にはリセット信号 ̄が入力される。また、第3のカウンタ32の出力端子COUNTからは第3のカウンタ値が出力される。
第4のカウンタ34は、システムクロック測定パルスがアクティブ状態であるハイレベルの期間、自走クロックのクロック数をアップカウントし、そのカウント結果である第4のカウンタ値を出力する。本実施形態では、システムクロック測定パルスとして、図6のタイミングチャートに示すシステムクロック周期測定期間C1,C2において、システムクロックの1周期分のハイレベルのパルスが出力される。第4のカウンタ34は、図1に示す第2のカウンタ16と同様の構成および作用のものである。
第4のカウンタ34のクロック入力端子には自走クロックが入力され、そのイネーブル入力端子ENABLEにはシステムクロック測定パルスが入力され、そのリセット入力端子RESET ̄にはリセット信号 ̄が入力される。また、第4のカウンタ34の出力端子COUNTからは、第4のカウンタ値が出力される。
なお、システムクロック測定パルスは、上記システムクロック周期測定期間C1,C2にアクティブ状態となることに限定されず、他の任意のタイミングで、システムクロックの1周期分以上の期間アクティブ状態としてもよい。また、本実施形態の時間測定回路20では、第1〜第4のカウンタ28,30,32,34はアップカウンタであるが、ダウンカウンタを用いてもよい。従って、その初期値もオール0でもオール1でもよいし、あるいは特定の値であってもよい。
時間測定回路20において、被測定パルスのアクティブ状態であるハイレベルのパルス幅の時間を測定する場合、まず、リセット信号 ̄がローレベルとされる。これにより、第1〜第4のカウンタ28,30,32,34から出力される第1〜第4のカウンタ値はともにオール0に初期化される。
次に、リセット信号 ̄がハイレベルとされる。これにより、まず、第1のカウンタ28において、被測定パルスがアクティブ状態であるハイレベルとなるタイミングから、次のシステムクロックの立上りのタイミングまでの期間、自走クロックのクロック数がアップカウントされ、そのカウント結果である第1のカウンタ値が出力される。
また、第4のカウンタ34において、システムクロック測定パルスがアクティブ状態であるハイレベルの期間(システムクロック周期測定期間C1)、自走クロックのクロック数がアップカウントされ、そのカウント結果である第4のカウンタ値が出力される。これにより、自走クロックの周期を求め、図6のタイミングチャートに示す、測定開始時に生じる被測定パルスのシステムクロックの1周期に満たない部分の時間A(=第1のカウンタ値×自走クロック周期)を算出することができる。
続いて、第3のカウンタ32において、被測定パルスがアクティブ状態であるハイレベルとなるタイミングから、非アクティブ状態であるローレベルとなるタイミングまでの期間、システムクロックの立上りのクロック数がアップカウントされ、そのカウント結果である第3のカウンタ値が出力される。
続いて、第2のカウンタ30において、被測定パルスが非アクティブ状態であるローレベルとなるタイミングから、次のシステムクロックの立上りのタイミングまでの期間、自走クロックのクロック数がアップカウントされ、そのカウント結果である第2のカウンタ値が出力される。
また、第4のカウンタ34において、システムクロック測定パルスがアクティブ状態であるハイレベルの期間(システムクロック周期測定期間C2)、自走クロックのクロック数がアップカウントされ、そのカウント結果である第4のカウンタ値が出力される。これにより、自走クロックの周期を求め、図6のタイミングチャートに示す、測定終了時に生じる被測定パルスのシステムクロックの1周期に満たない部分の時間B(=第2のカウンタ値×自走クロック周期)を算出することができる。
従って、被測定パルスがアクティブ状態であるハイレベルのパルス幅の時間は、(第3のカウンタ値×システムクロック周期)+測定開始時の時間A−測定終了時の時間Bにより算出することができる。
なお、時間測定回路20では、被測定パルス検出回路24において、被測定パルスの同期化時に、最大自走クロックの1周期分の誤差が生じる。また、第3のカウンタ32において、システムクロックの整数倍の部分の計測時に、最大自走クロックの1周期分の誤差が生じる。すなわち、被測定パルスの時間測定時の最大誤差は、自走クロックの2周期分である。例えば、自走クロック周期がシステムクロック周期の1/100である場合、被測定パルスの時間測定精度はシステムクロック周期の2/100となる。
既に述べたように、図1に示す時間測定回路10では、被測定パルスの測定誤差は、自走クロック周期の誤差が第1のカウンタ値だけ積算される。これに対し、図3に示す本実施形態の時間測定回路20では、被測定パルスの測定誤差は、上記の通り最大自走クロックの2周期分だけである。このため、時間測定回路20は、時間測定回路10よりもさらに高精度に時間の測定を行うことが可能である。
本発明は、基本的に以上のようなものである。
以上、本発明の時間測定回路について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
本発明の時間測定回路の第1の実施形態の構成概略図である。 図1および図3に示す時間測定回路で用いられる自走クロック生成回路の構成回路図である。 本発明の時間測定回路の第2の実施形態の構成概略図である。 図3に示す時間測定回路で用いられる被測定パルス検出回路の構成概略図である。 図3に示す時間測定回路で用いられるシステムクロック検出回路の構成概略図である。 図3に示す時間測定回路の動作を表すタイミングチャートである。
符号の説明
10、20 時間測定回路
12、22 自走クロック生成回路
14、16、28,30,32,34 カウンタ
24 被測定パルス検出回路
26 システムクロック検出回路
40 NAND回路
42 インバータ
44a、44b、44c、48a、48b、48c D型フリップフロップ
46a、46b、50 AND回路

Claims (2)

  1. 被測定信号のパルスがアクティブ状態の期間の時間測定を行う時間測定回路であって、
    既知の周期を持つシステムクロックよりも、短い周期を持つ自走クロックを生成する自走クロック生成回路と、前記被測定信号のパルスがアクティブ状態の期間、前記自走クロックのクロック数をカウントし、そのカウント結果である第1のカウンタ値を出力する第1のカウンタと、前記システムクロックの少なくとも1周期の期間、前記自走クロックのクロック数をカウントし、そのカウント結果である第2のカウンタ値を出力する第2のカウンタとを備えることを特徴とする時間測定回路。
  2. 被測定信号のパルスがアクティブ状態の期間の時間測定を行う時間測定回路であって、
    既知の周期を持つシステムクロックよりも、短い周期を持つ自走クロックを生成する自走クロック生成回路と、前記被測定信号のパルスがアクティブ状態となる第1のタイミングを検出する第1の検出手段と、前記被測定信号のパルスが非アクティブ状態となる第2のタイミングを検出する第2の検出手段と、前記システムクロックの立上りまたは立下りのタイミングを検出する第3の検出手段と、前記被測定信号のパルスの第1のタイミングから次の前記システムクロックの立上りまたは立下りのタイミングまでの期間、前記自走クロックのクロック数をカウントし、そのカウント結果である第1のカウンタ値を出力する第1のカウンタと、前記被測定信号のパルスの第2のタイミングから次の前記システムクロックの立上りまたは立下りのタイミングまでの期間、前記自走クロックのクロック数をカウントし、そのカウント結果である第2のカウンタ値を出力する第2のカウンタと、前記被測定信号のパルスの第1のタイミングから第2のタイミングまでの期間、前記システムクロックの立上りまたは立下りのクロック数をカウントし、そのカウント結果である第3のカウンタ値を出力する第3のカウンタと、前記システムクロックの少なくとも1周期の期間、前記自走クロックのクロック数をカウントし、そのカウント結果である第4のカウンタ値を出力する第4のカウンタとを備えることを特徴とする時間測定回路。
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