JP2005199862A - 車両用オーバヘッドモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 オーバーヘッドモジュールに温度上昇の抑制機構を設けることで、通信機器等の耐熱性の低い機器をも搭載可能とする。
【解決手段】 車両のルーフ外板S1の内側にオーバヘッドモジュールケース101、102、103を装着し、内部に空調装置3に接続するルーフダクト105を設ける。車両走行時は、空調装置3からの冷気でルーフダクト105内の搭載機器106を冷却した後、吹き出し口120から車室内へ吹き出す。車両停止時は、シャッタ123を閉じてルーフダクト105を密閉し、内部の温度を低く維持して搭載機器106の温度上昇を抑制する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用オーバーヘッドモジュールに関し、詳しくは、炎天下放置時等における温度上昇を抑制する機構を備える車両用オーバーヘッドモジュールに関する。
近年、車両用オーバーヘッドモジュールに、通信機器等の耐熱温度の低い機器(例えば、60〜70℃程度)を搭載するニーズがある。ところが、従来のオーバーヘッドモジュールは、搭載されているマップランプやサングラスケース等の耐熱温度が高く(通常、100℃以上)、これまで温度上昇を抑制できるような構成にはなっていなかった。このため、炎天下放置時のオーバーヘッドモジュールの温度上昇を抑制する必要が生じている。
ここで、従来のオーバーヘッドモジュールに関する技術としては、例えば、特許文献1等が挙げられ、コネクタ構造や配線に関する記載はあるが、熱対策はなされていない。また、他の車両用デバイスとして、特許文献2には、インナーミラーに関して背面に日射を防ぐ遮熱板を設けることが、特許文献3には通気口を設けることが記載されているが、これら技術では効果が十分ではない。
特開2000−272409号公報 特開平9−188196号公報 特開平9−188195号公報
なお、車両全体として日射による車室内温度上昇を抑える技術が多数提案されており、例えば、特許文献4には、天井とフロントガラスとリアガラスとからなる屋根を中空の二重構造として、選択的に真空状態等とすることが開示されている。しかしながら、この技術はオーバーヘッドモジュールの温度上昇抑制を目的とするには大掛かりでコスト高となるという問題がある。一方、車両ルーフ部に空調装置の吹き出し口を設けたものが知られ(例えば、特許文献5等)、このような既存の車両用空調装置を利用して構成を簡素にすることが期待されるが、未だ実現されていない。
特開平7−25359号公報 特開2000−80344号公報
以上のように、従来、オーバーヘッドモジュールに通信機器等を搭載することは耐熱性の問題から難しかった。そこで、本発明は、オーバーヘッドモジュールに温度上昇の抑制機構を設けることで、通信機器等の耐熱性の低い機器をも搭載可能とし、かつ構成を極力簡素にして低コスト化を図ることを目的とする。
本発明請求項1記載の車両用オーバヘッドモジュールは、車室の天井部近傍に配設したオーバヘッドモジュールケース内に、車室内への吹き出し口を有するルーフダクトを備え、該ルーフダクト内に収容した機器に冷却用空気を送り込むための送風手段と、前記吹き出し口に設けたシャッタと、該シャッタを開閉駆動するアクチュエータと、車両駐車時に前記アクチュエータを作動させて前記シャッタを閉じることにより前記機器の温度上昇を抑制する制御手段を設けたものである。
上記構成によれば、オーバヘッドモジュールケース内に設けたルーフダクトに冷却用空気を送り込むことによって、ルーフダクト内に収容した機器の温度上昇を抑制することができる。ルーフダクトへ送り込まれた冷却用空気は吹き出し口から車室内へ吹き出される。さらに、炎天下に放置した場合には、吹き出し口のシャッタを閉じることで、ルーフダクト内を長時間にわたって低温に維持できる。従って、従来、耐熱温度の低い電子機器等をオーバヘッドモジュールに搭載可能とし、例えば既存の空調装置を利用して構成を簡易にすることで、低コスト化を図ることができる。
請求項2記載の発明では、前記ルーフダクトが前記送風手段となるブロワファンおよびエバポレータを備える車両用空調装置に接続されている。
具体的には、既存の空調装置を接続し、ブロワファンによって吸い込まれた空気をエバポレータで冷却して前記ルーフダクトに送出することで、上記効果が容易に得られる。そして、ルーフに設けたダクトによって空調装置の使い勝手が向上するするとともに、このルーフダクトを利用して各種機器を効果的に冷却できる。
請求項3記載の発明では、前記ルーフダクト内壁面を覆う断熱材を備える。
上記構成に加えて断熱材を併用すれば、温度上昇を抑制する効果が向上する。
請求項4記載の発明では、前記ルーフダクト内に温度センサを備え、前記制御手段は、前記温度センサの測定温度が所定の温度に達したときに前記シャッタを開けるとともに前記送風手段または前記空調装置を作動させる制御を行う。
車両駐車が長時間にわたった場合には、ルーフダクト内温度が徐々に上昇して耐熱温度近傍に達するおそれがある。そこで、好ましくは、ルーフダクト内温度をモニタし、所定の温度に達した場合には、再度、吹き出し口のシャッタを開けて送風することで、搭載機器の温度を下げることができる。
以下、図面に基づいて本発明の車両用オーバヘッドモジュールを詳細に説明する。図1〜4は本発明の第1の実施形態で、図1は車両上方から、図2は車両前方から見たオーバヘッドモジュールの全体構成を示す。図3(a)、(b)はそれぞれ図1のA−A断面図、B−B断面図である。図1、2のように、本実施形態のオーバヘッドモジュールは、各種機器106を収容するルーフダクト105を備えたオーバヘッドモジュール本体(以下、OHM本体と称する)1と、空気を冷却してルーフダクト105内に送風する空調装置3と、OHM本体1と空調装置3とを連結するダクト21、22、 23、24と、制御手段としての制御機構4よりなる。OHM本体1は、車両Sのルーフ外板S1の内側、車室天井部の近傍に装着され、空調装置3は、車両前部のエンジンルーム内に設置される。
図3(a)において、OHM本体1は、外側ケース101と断熱ケース102とルーフ側断熱プレート103からなるオーバヘッドモジュールケースと、ルーフ接続治具104、オーバヘッドモジュールケース内に設けられるルーフダクト105、ルーフダクト105内に搭載される各種機器(以下、OHM搭載機器と称する)106よりなる。オーバヘッドモジュールケースは、上端開口の容器状の外側ケース101内に、ほぼ同形状の断熱ケース102を嵌合固定し、これらケース101、102の開口部を閉鎖するように断熱プレート103を覆着してなり、車両ルーフ外板S1の内張りS2に空けられた穴に嵌め込まれ、接続治具104によってルーフ外板S1の内壁面に固定されている。
断熱ケース102は、外側ケース101の内壁面に密着するように設置され、その内部をルーフダクト105として、OHM搭載機器106を収容している。ルーフダクト105内に収容されるOHM搭載機器106は、従来は車室天井付近に設置されない耐熱温度が低いデバイスであり、ここでは、白線認識用カメラ106aとレンズ106b、カメラ用制御回路106c、通信モジュール106dとアンテナ106eを、車両前後方向に配置している。これらOHM搭載機器106は、断熱プレート103の下面に密着するように固定されている。このような機器をOHM本体1内に搭載することで、例えば、通信モジュール106dの基板とアンテナ106eを一体化し、かつアンテナを車両ルーフ外板S1近傍の通信に有利な位置に配置できる利点がある。
断熱材(断熱ケース102、断熱プレート103)は、必ずしも必要ではないが、十分な性能を得るためには、断熱材を併用するのが望ましい。断熱ケース102は、車幅方向の中央部で外側ケース101よりも前後方向の長さがやや短く形成してあり、耐熱温度が高いデバイス(ここでは、マップランプ107やスイッチ108)は、断熱ケース102の後方の外側ケース101内に置かれている(図1、図3(a)参照)。これは、本発明の構成による温度上昇抑制効果が得られる部位を限定することで、必要な部位に、より長時間効果を与えるための工夫である。
図1において、空調装置3は公知の構成で、送風手段であるブロワファン31とブロワファン31によって吸い込まれた空気を冷却するエバポレータ32を備える。ブロワファン31に吸い込まれる空気は内気または外気のいずれでもよく、エバポレータ32で冷却された空気は、ダッシュボード内のダクト21、前席左右ドア内のダクト22、センターピラー内のダクト23、車両ルーフ外板S1と内張りS2の間に設けられたルーフ内の連結ダクト24を通り、ルーフダクト1に設けた取り込み口241から内部へ送り込まれる。なお、ここでは図示しないが、エバポレータ32下流に温調のためのヒータコアを配置する構成としてもよい。
OHM本体1の底面には、左右二箇所に車室内への吹き出し口120が設けられている。図3(b)のように、各吹き出し口120は、それぞれルーフダクト105内へ突出する筒状の吹き出し口ダクト121と、吹き出し口ダクト121の下端部に設けた吹き出し口ルーバー122と、吹き出し口ダクト121の上端部に設けた吹き出し口シャッタ123を有している。吹き出し口シャッタ123は、アクチュエータであるシャッタ駆動装置125と連結ジグ126によって繋がれ、制御機構4からの信号によって開閉駆動されるようになっている。
次に、上記構成の車両用オーバヘッドモジュールの作動について説明する。
車両走行中は、ブロワファン31によって吸い込まれエバポレータ32で冷却された空気(一般に5℃程度)が、ダクト21、22、23、24を通り、取り込み口241からルーフダクト105内に導入される。ルーフダクト105に入った冷気は、OHM搭載機器106を冷却した後、吹き出し口120を通って車室内に吹き出される。吹き出す方向は、吹き出し口ルーバー122によって変えることができる。なお、図示はしていないが、吹き出し口ルーバー122に駆動用のモータを設けて自動で方向が変わる構成としたり、横方向へ空気流れを変えるルーバーを設けてもよい。
上記構成において、空調装置3の吹き出し口120から車室内に吹き出る冷風は、乗員の頭頂部から吹き下ろされるため、快適な空調とすることができる。また。冷風が通過する際に、ルーフダクト105内に設けられたOHM搭載機器106も冷風にさらされるため、低温に冷却することができる。
一方、車両駐停車時には、制御機構4によりルーフダクト105内が密閉されるように制御する。例えば、イグニッションスイッチをOFFにすると、制御機構4がこれを検知して、シャッタ駆動装置125を駆動し、吹き出し口シャッタ123を閉じる。これにより、ルーフダクト105が密閉されて、低温に維持されるので、内部に収容されるOHM搭載機器106の温度上昇が抑制される。このとき、さらに効果を高めるために、ダクト24とルーフダクト105を接続する取り込み口部241にもシャッタを設けた構成としてもよい。
図4に、制御機構4による制御の一例をフローチャートで示す。図4(a)において、制御機構4は、まず、ステップS101でイグニッションキーがONかどうかを判定し、イグニッションキーがOFFであれば、停車中と判断して、ステップS102でシャッタ駆動装置125により吹き出し口シャッタ123を閉じる。次回、ステップS101でイグニッションキーがONであれば、ステップS103で吹き出し口シャッタ123を開とし、ステップS101に戻って、ONの間はシャッタ開を維持する。このとき、車両作動をイグニッションキー等により検出したときには吹き出し口シャッタ123を開け、通常の空調装置3として作動させる。
図4(b)のように、イグニッションキーの代わりにパーキングブレーキを用いて駐停車を判定することもできる。この場合には、パーキングブレーキが入っても乗員が降車するとは限らず、空調装置3が作動している可能性があるため、これらの信号から一定の時間をおいて作動するように、タイマ機能を用いる。まず、ステップS201でパーキングブレーキがONかどうかを判定し、パーキングブレーキがOFFであれば、ステップS202でタイマの作動を開始する。パーキングブレーキがONであれば、ステップS203で吹き出し口シャッタ123を開とし、ステップS201に戻ってこれを繰り返す。
ステップS204では、タイマの作動から所定時間経過したかどうかを判定し、経過するまでこれを繰り返す。経過していれば停車中と判断して、ステップS204でシャッタ駆動装置125により吹き出し口シャッタ123を閉じる。なお、パーキングブレーキ以外にも、ミッションレバー、ATセレクトレバーを利用したり、乗員が任意に押すスイッチを設けてもよい。
一般に、車両Cを炎天下に放置すると、太陽からの輻射熱(例えば、最大1000W/m2 程度と想定される)によってルーフ外板S1が加熱されるため、熱対策がなされない場合には、ルーフ外板S1の内側に装着されたオーバヘッドモジュールの温度も上昇し、内部の温度が100℃を超えるおそれがある。これに対し、本発明では、ルーフ部に空調装置3のダクトを追加することで、空調装置3の使い勝手を向上するとともに、このルーフダクト105を利用してOHM搭載機器106を収容し、走行中のOHM搭載機器106冷却と駐車中の断熱保冷の両方の効果を得ることができる。
図5に、上記制御を行った場合の本発明の効果を示す。本発明を適応しない構成では、炎天下放置時間とOHM本体1内温度の関係は、線ABで示すようになり、車両停止時の車室内温度(A点、例えば25℃)からスタートした後、日射の影響で急激に温度が上昇し短時間で上限温度に達する(B点)。これに対し、本発明の構成とした場合は、空調装置3の吹き出し口120温度(C点、一般に5℃程度)からスタートする。その後、日射の影響で温度が徐々に上昇するが、OHM搭載機器106は制御機構4により密閉されたルーフダクト1の中にあり、断熱された状態のため温度上昇が抑制される。このように、本発明では、より低い温度からスタートし、かつ断熱された状態となるため所定の耐熱温度(例えば65℃)以下の温度を長時間維持することができる。
図6に本発明の第2の実施形態を示す。本実施形態の基本構成は、上記第1の実施形態と同様であり、以下、相違点を中心に説明する。上記第1の実施形態では、吹き出し口120に吹き出し口シャッタ123を設け、OHM搭載機器106が収容されるルーフダクト105全体を密閉する構成となっているが、吹き出し口シャッタ123は他の部分に設けてもよい。本実施形態は、ルーフダクト105の内部にシャッタを設けた例であり、OHM搭載機器106を囲うように複数の隔壁13を設け、これら隔壁13にそれぞれ通気口131とシャッタ132、シャッタ駆動機構133を設ける。
上記構成においても、車両走行中は、制御機構4によってシャッタ132を開き、冷気を吹き出し口121から吹き出すとともに、通気口131を通ってOHM搭載機器106の周囲に導入する。これにより、OHM搭載機器106は冷気にさらされ低温に維持される。車両停車時は、シャッタ駆動機構133によってシャッタ132が閉じられ、OHM搭載機器106は通気口13に囲まれた範囲内に密閉される。その結果、OHM搭載機器106を外部から断熱し、長時間所定温度以下を維持することができる。
このように、本発明では、車両停車時に密閉されたルーフダクト105の一部内にOHM搭載機器106が存在する構成となっていればよい。また、上記第1、第2の実施形態では、OHM本体1はルーフ前端付近に車両幅方向に設けられているが、前後方向に設けた形状としたり、車両中央や後方付近に設けた構成としてもよい。いずれも、OHM搭載機器106がルーフダクト105内を通過する吹き出し冷気中に置かれる構成となっていればよい。
図7に本発明の第3の実施形態を示す。本実施形態の基本構成は、上記第1の実施形態と同様であり、以下、相違点を中心に説明する。上記第1の実施形態では、空調装置3とルーフダクト105を連結するダクトが前席ドアからセンタピラーを通る構成となっているが、図7に示すように、ダッシュボード内のダクト21からフロントピラーを通るダクト22bを経て取り込み口241bへ接続する構成としてもよい。その他のピラーに設ける構成としても同様である。
図8に本発明の第3の実施形態を示す。本実施形態の基本構成は、上記第1の実施形態と同様であり、以下、相違点を中心に説明する。上記第1の実施形態では、車両前部のエンジンルーム内に設置した空調装置3のエバポレータ32からダクトで冷気を導く構成となっているが、図8に示すように、車両ルーフ部に、ルーフダクト105に直結させてブロワファン31b、エバポレータ32bを備える空調装置3bを設ける構成としてもよい。
図9に本発明の第4の実施形態を示す。本実施形態の基本構成は、上記第1の実施形態と同様であり、以下、相違点を中心に説明する。上記第1の実施形態では、車両停止後シャッタ123が閉じると、次に車両が動くまではそのままの状態を維持するが、図9の本実施の形態のように、ルーフダクト105内部もしくはOHM搭載機器106内部に温度センサ5を設け、検出される温度が所定の温度に達したときは、シャッタ123を開けて強制的に空気を送り込むようにしてもよい。
制御機構4は、シャッタ123を開けるとともに、空調装置3の制御装置(エアコンECU)によりブロワファン31を作動させて、ルーフダクト105に強制的に空気を送り込む。また、ブロワファン31のみを作動させる場合は、内外気を切り替えて外気導入とした方が有利であるので、内外気切り替えダンパーのアクチュエータ(図略)を動作させて導入した外気を送風する。
図10に本実施形態における作動のフローチャートを示す。図10において、制御機構4は、まず、ステップS301でイグニッションキーがONかどうかを判定し、イグニッションキーがOFFであれば、停車中と判断して、ステップS302でシャッタ駆動装置125により吹き出し口シャッタ123を閉じる。ステップS301でイグニッションキーがONであれば、ステップS303で吹き出し口シャッタ123を開とし、ステップS301に戻ってこれを繰り返す。
次いで、ステップS304で温度センサ5を用いてOHM搭載機器105近傍の温度を検出し、ステップS305でその温度が所定温度以上かどうかを判定する。ここでは、OHM搭載機器105が耐熱限界温度を超えないように、所定温度を、例えば60℃に設定する。ステップS305で検出された温度が所定温度以上であれば、ステップS306へ進んで、シャッタ123を開けるとともに、ブロワファン31を作動させ、内外気切り替えダンパーを外気導入に切り替える。ステップS307で再度OHM搭載機器105近傍の温度を検出し、ステップS308でその温度が所定温度以下かどうかを判定する。所定温度は、ここでは、外気により冷却可能な温度、例えば50℃に設定する。ステップS307で検出された温度が所定温度を超えている場合は、ステップS307へ戻り、所定温度以下であれば、ステップS309へ進んで、シャッタ123を閉じるとともに、ブロワファン31を停止し、内外気切り替えダンパーを内気導入に切り替える。
本実施形態によれば、ファン作動機能を追加したことで、シャッタ123を閉じた後に内部の温度が上昇しても、外気を導入して所定温度以下に冷やすことができるので、温度上昇を抑制する効果が高い。このとき、ブロワファン31だけでなく、空調装置3全体を作動させてもよく、冷却効果がより高くなる。
以上、本発明においては、ルーフに設けたダクトによって空調装置の使い勝手が向上するするとともに、このルーフダクトを利用して各種OHM搭載機器105を冷却し長時間所定温度以下に維持することで、炎天下放置時のOHMの熱対策システムを構築することができる。
なお、上記実施の形態では、OHM搭載機器105として、白線認識用カメラ105aとレンズ105b、カメラ用制御回路105c、通信モジュール105dとアンテナ105eを示したが、これに限定されるものではなく、その他の通信モジュール(ETC、VICS、G−BOOKのような携帯電話のインフラを利用したデータ通信、カーナビゲーションシステム用機器等)、ナイトビュー用赤外線カメラ、侵入センサ(カメラで撮影して画像認識するものや、超音波式、電波式等)、レインセンサなどの種々の機器が搭載可能である。
本発明の第1の実施形態を示すオーバヘッドモジュールの全体構成図で車両上方視図である。 第1の実施形態のオーバヘッドモジュールの全体構成図で車両前方視図である (a)、(b)はそれぞれ図1のA−A断面図、B−B断面図である (a)、(b)は第1の実施形態における制御例を示すフローチャート図である。 本発明の効果を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態を示すオーバヘッドモジュールの主要部構成図である。 本発明の第3の実施形態を示すオーバヘッドモジュールの主要部構成図である。 本発明の第4の実施形態を示すオーバヘッドモジュールの主要部構成図である。 本発明の第5の実施形態を示すオーバヘッドモジュールの主要部構成図である。 本発明の第5の実施形態における制御のフローチャート図である。
符号の説明
1 オーバヘッドモジュール本体
101 外側ケース
102 断熱ケース(断熱材)
103 断熱プレート(断熱材)
104 接続治具
105 ルーフダクト
106 搭載機器
21、22、23、24 ダクト
3 空調装置
31 ブロワファン
32 エバポレータ
4 制御機構(制御手段)

Claims (4)

  1. 車室の天井部近傍に配設したオーバヘッドモジュールケース内に設けられ、車室内への吹き出し口を有するルーフダクトと、該ルーフダクト内に収容した機器に冷却用空気を送り込むための送風手段と、前記吹き出し口に設けたシャッタと、該シャッタを開閉駆動するアクチュエータと、車両駐車時に前記アクチュエータを作動させて前記シャッタを閉じることにより前記機器の温度上昇を抑制する制御手段を設けることを特徴とする車両用オーバヘッドモジュール。
  2. 前記ルーフダクトが、前記送風手段となるブロワファンおよびエバポレータを備える車両用空調装置に接続されていることを特徴とする請求項1記載の車両用オーバヘッドモジュール。
  3. 前記ルーフダクト内壁面を覆う断熱材を備えることを特徴とする請求項1または2記載の車両用オーバヘッドモジュール。
  4. 前記ルーフダクト内に温度センサを備え、前記制御手段は、前記温度センサの測定温度が所定の温度に達したときに前記シャッタを開けるとともに前記送風手段または前記車両用空調装置を作動させる制御を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の車両用オーバヘッドモジュール。
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