JP2005153719A - 車載用機器冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車載用機器を冷却するための車載用機器冷却装置を、施工を複雑化させることなく、簡単に車両に装着できるようにする。
【解決手段】 スライディングルーフ5aのハウジング5b内に溜まった水を路上に排出するための排水用チューブ35a、bが排水用チューブ35a、bの途中に位置する分岐部材41にて分岐されており、車室外の空気を冷却対象装置21近傍まで導くための導風用チューブ35cが車両下部に配置された排水用チューブ35bの開口部43から流入する車室外の空気を導入可能に分岐部材41に連通されている。そして、導風用チューブ35c近傍には、導風用チューブ35cを介して導かれた空気を冷却対象装置21に送り、冷却対象装置21を冷却するための送風機17が配置されている。したがって、簡単に車両に装着できると共に、良好に冷却対象装置21を冷却することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車室内に備えられた車載用機器を冷却する車載用機器冷却装置に関する。
従来より、車両(自動車)の天井部であって、運転者が容易に触れられる位置に配置され、ルームランプ等のランプ類や、小物入れ等を有するオーバーヘッドコンソールと呼ばれるユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−150879号公報
ところで近年では、車両の多機能化に伴い、上述のオーバーヘッドコンソールのようなユニットに、通信装置や制御装置等の各種電子機器が配置されるようになった。しかしながら、車両の天井部付近は直射日光を受けると高温になり易いため、高温に耐えられない機器は、オーバーヘッドコンソールのような天井部付近の位置に配置することできないという問題点があった。
また、この問題点を解決するためには、例えば、天井部や窓ガラス等に車両外部に直結する送風用のファンを設置し、外気を導入すればよいが、このようにすると、外気導入のための配管の引き回しや、雨水が入らないようにするための防水加工が必要となり、その施工が複雑になるため面倒である。
そこで、このような問題点を鑑み、車載用機器を冷却するための車載用機器冷却装置を、施工を複雑化させることなく、簡単に車両に装着できるようにすることを本発明の目的とする。
かかる目的を達成するために成された請求項1に記載の車載用機器冷却装置においては、車室外の空気を前記車載用機器近傍まで導くための導風路が、車両下部に配置された排水路の開口部から流入する車室外の空気を導入可能に排水路の経路途中に連通されている。そして、導風路近傍には、導風路を介して導かれた空気を車載用機器に送り、車載用機器を冷却するための送風手段が配置されている。
つまり、高温になる車室内の車載用機器を冷却するために、車両周辺で比較的低温となる車両下部の空気を車室内に導入するのであるが、車両下部まで延びる排水路を有する車両においては、排水路とは別に専用の導風路を設けずに、排水路の経路途中に導風路を連通し、排水路を空気を導入するための経路として共用するよう構成しているのである。
したがって、このような車載用機器冷却装置(請求項1)であれば、排水路を使用して、車両下部から比較的温度の低い空気を車載用機器に送ることができるので、比較的簡単に装着することができ、車室内に備えられた車載用機器を良好に冷却することができる。
なお、本発明(請求項1)でいう送風手段の具体例としては、例えば、モータにより駆動される羽車(送風機)や、電磁石により駆動されるエアポンプ等が考えられる。
ところで、送風手段は、導風路近傍に備えられていれば、例えば導風路の途中に配置されていてもよいが、より好ましくは請求項2に記載のように、導風路の車載用機器側に配置されていることが望ましい。
このような車載用機器冷却装置(請求項2)であれば、排水路を流れる水が導風路に流入した場合であっても、送風手段は排水路からより遠い位置に配置されているため、流入する水を送風手段まで到達し難くすることができ、延いては、送風手段が水による悪影響を受けることを防止することができる。
また、請求項3に記載のように、導風路には、水の通過を遮断するフィルタを備えていることが好ましい。
このような車載用機器冷却装置(請求項3)であれば、フィルタにより流入した水が車載用機器にかからないようにすることができるので、車載用機器が水により悪影響を受けることを防止することができる。
さらに、請求項4に記載のように、導風路の排水路との接続部分は、排水路側から水が入らないように、排水路側から空気を上向きに導くよう構成されていることが望ましい。
このような車載用機器冷却装置(請求項4)であれば、導風路に水が入り難くすることができるので、車載用機器が水により悪影響を受けることを防止することができる。
ところで、請求項1〜請求項4の何れかに記載の車載用機器冷却装置を構成する送風手段は、車両の搭乗者が送風手段を駆動させるためのスイッチを操作することにより、運転動作の切り替えが行われてもよいし、車載用機器を使用する際に車載用機器のスイッチと連動して運転動作の切り替えが行われてもよいし、さらに、送風手段は、常時運転するようにしてもよいが、より好ましくは、請求項5に記載のように、温度検知手段により検知された温度が予め設定された温度よりも高い場合に、送風制御手段により送風手段を駆動することが望ましい。
このような車載用機器冷却装置(請求項5)であれば、車載用機器を冷却する必要がある温度になった場合のみ、送風手段を駆動することができるため、送風手段を駆動するためのエネルギを節約することができる。
また、請求項5に記載の車載用機器冷却装置において、送風制御手段は、請求項6に記載のように、送風制御手段は、送風手段を駆動する際に、まず、空気を車載用機器とは反対方向に送り、その後、車室外の空気を車載用機器に送るよう送風手段を制御することが望ましい。
つまり、排水路内に水が溜まっている状態で、送風制御手段が送風手段に車載用機器方向に送風させると、導風路内に水が入り易くなってしまうため、本発明(請求項6)の送風制御手段は、一旦、送風手段に車載用機器の方向とは逆方向に送風させ、排水路内に溜まった水を排除し、その後、送風手段に車載用機器方向に送風させるのである。
このような車載用機器冷却装置(請求項6)であれば、導風路に水滴が溜まっていたとしても、車両下部の方向に送風することにより排水することができるので、車載用機器および送風手段が水により悪影響を受けることを防止することができる。
さらに、車室内が非常に高温となるのは、炎天下に車両を放置しているときであって、その状況のときは、車両は太陽光を受けていることが想定されるため、送風手段の駆動用電源としては、請求項7に記載のように、太陽光発電装置を備えていることが好ましい。
このような車載用機器冷却装置(請求項7)であれば、車両の駐車中に送風手段を駆動させる場合であっても、日射を受けて車載用機器が高温になる際に太陽光発電装置により発電を行うことができるので、バッテリ上がりを防止することができる。
また、導風路および排水路は、例えば車両本体部に水や空気が流れる流路を直接形成してもよいが、より好ましくは、請求項8に記載のように、車両本体部とは別部材からなる管状部材により構成されていることが望ましい。
このような車載用機器冷却装置(請求項8)であれば、導風路および排水路のメンテナンスを容易にすることができる。
前記車載用機器は、車室内における天井部に備えられたことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載の車載用機器冷却装置。
さらに、車載用機器は、車室内であれば何れの位置に配置されていてもよいが、請求項9に記載のように、車室内における天井部に配置されていれば、より優れた効果が得られる。
例えば、車両が炎天下に放置された場合、その車室内は全体的に高温になるが、特に高温になるのは天井部であるため、本発明の車載用機器冷却装置(請求項9)であれば、車載用機器の温度をより効果的に下げることができる。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。図1(A)は、本発明が適用された車載用機器冷却装置1の概略位置を示す斜視図である。
車載用機器冷却装置1は、車両3の天井部3a(図1(B)参照)に設けられた冷却対象装置21(本発明でいう車載用機器)を冷却するためのものであって、図1(A)に示すように、冷却対象装置21の近傍には、送風機17(本発明でいう送風手段)が配置されている。また、冷却対象装置21と、送風機17とは、車室内にあるルームミラー近傍に近接して配置されている。
また、車両3の天井部3aには、天井部3aの一部分を開閉するためのスライディングルーフ5aが備えられており、スライディングルーフ5a内のハウジング5b(図1(B)参照)溜まった雨水等は、ビニールチューブ35(管状部材)内に流入するよう構成されている。そして、このビニールチューブ35に流入した水は、スライディングルーフ5a付近から、フロントガラスを側面から保持する支柱部3cの内部を通り、車両3の下部まで伸びるビニールチューブ35を介して車外に排出される。
また、このビニールチューブ35は、途中の分岐部材41(図1(B)参照:本発明でいう分岐点)にて分岐されており、分岐された一端は送風機17に接続されている。
なお、冷却対象装置21には、後述する通信装置25やCCDカメラ27b等が含まれている。
次に、ビニールチューブ35について図1(B)を用いてさらに詳しく説明する。図1(B)は、車載用機器冷却装置1の構成を模式的に示す断面図である。
図1(B)に示すように、ビニールチューブ35は、スライディングルーフ5aの外周部付近から分岐部材41までを接続する排水用チューブ35a(排水路)と、分岐部材41から車両下部まで延びる排水用チューブ35b(排水路)と、分岐部材41から羽車33までを接続する導風用チューブ35c(導風路)との3本のチューブ35a〜cから構成されている。
スライディングルーフ5aのハウジング5bから分岐部材41までを接続する排水用チューブ35aは、一方がハウジング5bの一部分に形成された接続部材5cに嵌合されると共に、他方が分岐部材41と一体形成された接続部材41a(図2(A)参照)に嵌合されている。
また、分岐部材41から送風機17までを接続する導風用チューブ35cは、分岐部材41近傍にて、分岐部材41側が低くなるよう傾斜して接続部材41c(図2(A)参照)に嵌合されている。そして、この導風用チューブ35cの途中には、水が冷却対象装置21まで浸入しないようにするためのフィルタ45が配設されている。
次に、分岐部材41およびフィルタ45について図2を用いて説明する。図2(A)は分岐部材41を示す断面図、図2(B)はフィルタ45を模式的に示す斜視図である。
図2(A)に示すように、分岐部材41は、3方向に各チューブ35a〜cに嵌挿するための接続部材41a〜cを備え、その各接続部材41a〜cを支持部材41dが接続して構成されている。そして、スライディングルーフ5aの方向に延びる排水用チューブ35aが接続される接続部材41aは、他の接続部材41b、cよりも内径が小さく構成されている。
つまり、羽車33が回転した際に、空気を吸い出すと、吸い出された空気を補うように開口部43(図1(B)参照)およびスライディングルーフ5a近傍の接続部材5cから空気が流入するが、この際、スライディングルーフ5a近傍の接続部材5cから空気が流入する空気の量が少なくし、より温度の低い空気を多く流入させるようにしているのである。
また、図2(B)に示すフィルタ45は、箱形状のケース45bの内部にフェルト45aが敷き詰められて構成されている。このため、導風用チューブ35cに水が浸入したとしても、フェルト45aが吸収するので、冷却対象装置21に水がかかることはない。
次に、図3は、本実施形態における車載用機器冷却装置1を構成する各機器の結合関係を示すブロック図である。
車載用機器冷却装置1には、送風機17の他に、図3に示すように、車両3のボデーの上部3b(図1参照)に配置された太陽電池パネル11(配置については図1(B)参照:本発明でいう太陽光発電装置)と、冷却対象装置21付近に配置された温度センサ13(本発明でいう温度検知手段)とを備えている。また、冷却対象装置21に組み込まれて構成された、モータ制御装置23a(本発明でいう送風制御手段)と、モータ駆動回路23bとを備えている。
送風機17は、モータ31と、モータ31の回転に連動して回転する羽車33とから構成されている。つまり、モータ31が正転駆動すると羽車33も正転し、モータ31が逆転駆動すると羽車33も逆転するよう構成されており、モータ31が正転駆動した際に、冷却対象装置21に送風されるよう設定されている。
温度センサ13は、前述の通り、冷却対象装置21付近に配置されており、冷却対象装置21近傍の温度を検知し、温度検知信号を後述するモータ制御装置23aに送る。
モータ制御装置23aは、公知のマクロコンピュータにより構成されており、温度センサ13からの温度検知信号、および予め格納されたプログラム等に基づいて、モータ31の動作を制御する。具体的には、例えば、後述するモータ駆動制御(図4参照)を実行する。また、モータ制御装置23aには、モータ駆動制御を実行するための初期値(設定温度Ta、Tb、モータ31を逆転駆動する時間等)が予め記憶されている。
そして、モータ駆動回路23bは、モータ制御装置23aからの指令に基づいて、モータ31に供給する電力を制御する。
なお、モータ駆動回路23bがモータ31に供給する電力は、主に太陽電池パネル11から供給されるよう設定されており、太陽電池パネル11から供給される電力が不足した場合のみ、不足した電力を補うようにバッテリ15から電力の供給を受けるよう構成されている。また、モータ制御装置23aはバッテリ15から電力の供給を受けるよう構成されている。
また、冷却対象装置21には、例えば、運転者が車外と通信を行うための通信装置25と、車室内を撮像するCCDカメラ27bと、CCDカメラ27bを制御するCCDカメラ制御装置27aとが備えられている。
ところで、冷却対象装置21に含まれる各装置は、車両3の天井部3a付近に配置されることが望ましい装置である。より具体的に述べると、冷却対象装置21として搭載される装置には、例えば、通信装置25やCCDカメラ27b等が挙げられる。
つまり、通信装置25には、外部と通信を行うための電波を発信するためのアンテナ(図示省略)を備える必要があり、そのアンテナの設置位置は、より良好な通信を行うために、車両3のボデーの上部3bに設定することが望ましいため、通信装置25本体も車両3のボデーの上部3bから近い位置である天井部3a付近に配置されることが望ましいのである。
また、CCDカメラ27bは、例えば、居眠り運転の警告を与えるために、運転者の視線や表情を捉えるため等に用いられるが、この場合、最も運転者の表情を捉え易い運転者の正面の位置には、ハンドルやメータ類を配置する必要があるため、CCDカメラ27bの設置位置としては、天井部3a付近の領域しか空いていないことが想定される。このため、CCDカメラ27bは天井部3a付近に配置される。
次に、モータ31の駆動動作について、図4を用いて説明する。図4はモータ制御装置23aが実行するモータ駆動制御を示すフローチャートである。
図4に示すモータ駆動制御は、まず、S110にて温度センサ13により検知された温度が、予め設定された設定温度Ta(例えば80℃)以上であるか否かを判定する。検知された温度が設定温度Ta未満であると判定すればS110の処理を繰り返し、検知された温度が設定温度Ta以上であると判定すればS120に移行する。
次に、S120では、モータ31を逆転駆動させ、S130に移行する。
そして、S130では、モータ31の逆転駆動を開始してから、予め定められた設定時間(例えば5秒から10秒程度)が経過したか否かを判定する。設定時間が経過していないと判定すれば、モータ31を逆転駆動させたままの状態で、S130の処理を繰り返す。また、設定時間が経過したと判定すれば、S140に移行する。
S140では、モータ31を逆転駆動から正転駆動に切り替え、S150に移行する。
そして、S150では、温度センサ13により検知された温度が設定温度Tb(例えば60℃)未満であるか否かを判定する。検知された温度が設定温度Tb以上であると判定すれば、モータ31を正転駆動させた状態でS150の処理を繰り返す。また、検知された温度が設定温度Tb未満であると判定すれば、S160に移行する。
そして、S160では、モータ31の駆動を停止させ、モータ駆動制御を終了する。
このようにして、モータ駆動制御では、冷却対象装置21の温度が異常に上昇しないよう制御しているので、冷却対象装置21を良好に動作させることができる。
以上のように詳述した車載用機器冷却装置1においては、車室内または車室外に溜まった水を路上に排出するための排水用チューブ35a、bが排水用チューブ35a、bの途中に位置する分岐部材41にて分岐されており、車室外の空気を冷却対象装置21近傍まで導くための導風用チューブ35cが、車両下部に配置された排水用チューブ35bの開口部43から流入する車室外の空気を導入可能に排水用チューブ35a、bの分岐部材41に連通されている。そして、導風用チューブ35c近傍には、導風用チューブ35cを介して導かれた空気を冷却対象装置21に送り、冷却対象装置21を冷却するための送風機17が配置されている。
したがって、排水用チューブ35bを使用して、車両下部から比較的温度が低い空気を冷却対象装置21に送ることができるので、コストアップすることなく車室内に備えられた冷却対象装置21を冷却することができる。また、比較的容易に車載用機器冷却装置1を車両3に装着することができる。
加えて、羽車33は排水用チューブ35a、bからより遠い位置である導風用チューブ35cの冷却対象装置21側に配置されているので、排水用チューブ35a、bを流れる水が導風用チューブ35cに流入した場合であっても流入する水を羽車33まで到達し難くすることができる。また、羽車33を含む送風機17が水による悪影響を受けることを防止することができる。
さらに、導風用チューブ35cには、水の通過を遮断するフィルタ45を備えているので、フィルタ45により流入した水が冷却対象装置21にかからないようにすることができ、冷却対象装置21が水により悪影響を受けることを防止することができる。
加えて、導風用チューブ35cは、排水用チューブ35a、bと接続された分岐部材41から水が入らないように、冷却対象装置21側が高くなるよう傾斜して構成されているので、導風用チューブ35cに水が入り難くすることができ、冷却対象装置21が水により悪影響を受けることを防止することができる。
また、羽車33は、温度センサ13が予め設定された温度よりも高い温度を検知した場合に、モータ制御装置23aにより羽車33を駆動させるので、冷却対象装置21を冷却する必要がある温度になった場合のみ、羽車33を駆動することができ、羽車33を駆動するためのエネルギを節約することができる。
さらに、モータ制御装置23aは、羽車33に、冷却対象装置21方向に送風させる前に、冷却対象装置21の方向とは逆方向に送風させるので、導風用チューブ35cに水滴が溜まっていたとしても、車両下部の方向に送風することにより排水することができ、冷却対象装置21および羽車33が水により悪影響を受けることを防止することができる。
また、羽車33の駆動用電源には、太陽電池パネル11とバッテリ15とが用いられているので、車両3の駐車中に羽車33を駆動させる場合であっても、日射を受けて冷却対象装置21が高温になる際に太陽電池パネル11により発電を行うことができ、延いては、バッテリ15上がりを防止することができる。
さらに、導風用チューブ35cおよび排水用チューブ35a、bは、車両本体部とは別部材からなるビニールチューブ35により構成されているので、導風用チューブ35cおよび排水用チューブ35a、bのメンテナンスを容易にすることができる。
また、冷却対象装置21は、特に高温になる天井部3a付近に配置されているので、車載用機器冷却装置1を使用すれば、より優れた冷却効果が得られる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、本実施形態にて説明した冷却対象装置21を構成する機器は、一構成例を示すものであるため、通信装置25や、CCDカメラ27b等が備えられていなくてもよく、別の機器が備えられていてもよい。
また、本実施形態において冷却対象装置21に送風するための手段としては、モータ31により駆動される羽車33(送風機17)を採用したが、特にこのような構成に限らず、例えば、電磁石により駆動されるエアポンプ等であってもよい。
さらに、本実施形態において羽車33の位置は、導風用チューブ35cの冷却対象装置21側に配置したが、導風用チューブ35c近傍に備えられていればよく、例えば導風用チューブ35cの途中に配置されていてもよい。
また、本実施形態の車載用機器冷却装置1は、モータ制御装置23aによりモータ駆動制御(図4参照)を自動的に制御を行うよう構成したが、特にこのように構成する必要はなく、例えば、モータ31は、車両3の搭乗者が羽車33を駆動させるためのスイッチを操作することにより、運転状態の切り替えが行われてもよいし、冷却対象装置21を使用する際に冷却対象装置21のスイッチと連動して運転状態の切り替えが行われてもよいし、さらに、モータ31は常時運転されるように構成してもよい。
さらに、本実施形態における水や空気が流れる流路は、ビニールチューブ35により構成したが、特にこのように構成する必要はなく、例えば、金属からなるパイプにより構成してもよいし、車両本体部に直接流路を形成してもよい。
また、冷却対象装置21は、天井部3a付近に配置されている必要はなく、車室内であれば何れの位置に配置されていてもよい。
さらに本実施形態における温度センサ13は、冷却対象装置21の外部に配置するよう構成したが、特にこのように構成する必要はなく、例えば、冷却対象装置21の内部に配置するよう構成してもよい。
車載用機器冷却装置の該略位置を示す斜視図(A)、車載用機器冷却装置の構成を模式的に示す断面図(B)である。 分岐部材を示す断面図(A)、フィルタを模式的に示す斜視図(B)である。 車載用機器冷却装置を構成する各機器の結合関係を示すブロック図である。 モータ制御装置が実行するモータ駆動制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1…車載用機器冷却装置、3…車両、5a…スライディングルーフ、11…太陽電池パネル、13…温度センサ、17…送風機、21…冷却対象装置、23a…モータ制御装置、23b…モータ駆動回路、31…モータ、33…羽車、35…ビニールチューブ、35a、b…排水用チューブ、35c…導風用チューブ、41…分岐部材、43…開口部、45…フィルタ。

Claims (9)

  1. 車両下部に開口した開口部を備え、車室内または車室外に溜まった水を前記開口部に導き路上に排出するための排水路、を有する車両において、該車両の車室内に備えられた車載用機器を冷却する車載用機器冷却装置であって、
    車室外の空気を前記車載用機器近傍まで導くための導風路と、
    該導風路に配置され、該導風路を介して車室外の空気を前記車載用機器に送り、前記車載用機器を冷却するための送風手段と、
    を備え、
    前記導風路は、前記車載用機器とは反対側が前記排水路の経路途中に連通されて、前記開口部から車室外の空気を導入可能に構成されていること
    を特徴とする車載用機器冷却装置。
  2. 前記送風手段は、前記導風路の車載用機器側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の車載用機器冷却装置。
  3. 前記導風路には、水の通過を遮断するフィルタを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車載用機器冷却装置。
  4. 前記導風路の前記排水路との接続部分は、前記排水路側から水が入らないように、前記排水路側から空気を上向きに導くよう構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の車載用機器冷却装置。
  5. 前記車載用機器の温度または前記車載用機器近傍の温度を検知する温度検知手段と、
    前記温度検知手段により検知された温度が予め設定された温度よりも高い場合に、前記送風手段を駆動する送風制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の車載用機器冷却装置。
  6. 前記送風制御手段は、前記送風手段を駆動する際に、まず、空気を前記車載用機器とは反対方向に送り、その後、車室外の空気を前記車載用機器に送るよう送風手段を制御することを特徴とする請求項5に記載の車載用機器冷却装置。
  7. 前記送風手段の駆動用電源として、太陽光発電装置を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載の車載用機器冷却装置。
  8. 前記導風路および前記排水路は、管状部材により構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載の車載用機器冷却装置。
  9. 前記車載用機器は、車室内における天井部に備えられたことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載の車載用機器冷却装置。
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