JP2005349979A - 車両用のエアカーテン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 雨天走行時に雨の浸入を阻止するサイドバイザを不要にする。
【解決手段】 車両1に開閉可能に設けられたウインドウ3の開口縁が接する車両ボディの窓枠部分に設けられたエアカーテン形成用のノズル4と、ノズル4に圧縮空気を供給するエアポンプと、ノズル4と前記エアポンプとを接続する空気用配管5と、前記エアポンプに制御信号を出力する制御手段とを備える。
【選択図】 図3
【解決手段】 車両1に開閉可能に設けられたウインドウ3の開口縁が接する車両ボディの窓枠部分に設けられたエアカーテン形成用のノズル4と、ノズル4に圧縮空気を供給するエアポンプと、ノズル4と前記エアポンプとを接続する空気用配管5と、前記エアポンプに制御信号を出力する制御手段とを備える。
【選択図】 図3
Description
本発明は車両用のエアカーテン装置に係り、特に、サイドバイザの代わりに使用できるエアカーテン装置に関する。
車両に搭載するエアカーテン装置として、例えば下記特許文献1記載のものがある。このエアカーテン装置は、車両の乗降用ドアの内側または外側の上縁に沿って乗降口の上方向に向けたノズルを設けておき、乗降用ドアが少し開けられたとき、ノズルからエアを吹き出して雨を吹き払うようになっている。これにより、雨天でドアを開けたときドアと乗降口との間に雨が落ちなくなり、その間に乗員は傘を開閉することが可能となる。
しかしながら、従来のエアカーテン装置は、ドアの開閉でエア吹き出しのオンオフ制御を行っているに過ぎず、ドアの窓を開閉したときには何の機能も果たしていない。
雨天での車両走行で、換気のために窓を少し開けると、そこから雨が車室内に吹き込むため、この雨の車室内への吹き込みを防止するために、従来から窓枠の上縁に沿ってサイドバイザを取り付けることができる様になっている。しかし、このサイドバイザは、晴天時の走行では無用な存在であり、しかも、車両外部に突起物として設けるため、車両の外観美を損ねるという問題がある。
本発明の目的は、サイドバイザの代わりに使用でき車両の外観美を損ねることのない車両用のエアカーテン装置を提供することにある。
本発明の車両用のエアカーテン装置は、車両に開閉可能に設けられたウインドウの開口縁が接する車両ボディの窓枠部分に設けられたエアカーテン形成用のノズルと、前記ノズルに圧縮空気を供給するエアポンプと、前記ノズルと前記エアポンプとを接続する空気用配管と、前記エアポンプに制御信号を出力する制御手段とを備えることを特徴とする。
この構成により、雨天走行時にウインドウを換気の為に開けても、ノズルからエアカーテンを吹き出すことで、雨が車室内に浸入するのを防止でき、このため、サイドバイザが不要となる。
本発明の車両用のエアカーテン装置の前記ノズルは、前記開口縁に沿う方向に長手の開口を有することを特徴とする。
この構成により、ウインドウを開けた開口部を良好にカバーするエアカーテンの形成が容易となる。
本発明の車両用のエアカーテン装置の前記ノズルは、前記開口縁に沿う方向に複数個配列されていることを特徴とする。
この構成により、更に、ウインドウを開けた開口部を良好にカバーするエアカーテンの形成が容易となる。
本発明の車両用のエアカーテン装置は、前記ノズルから吹き出されるエアカーテンの吹き出し方向が斜め下方向となる様に前記ノズルが形成されていることを特徴とする。
この構成により、より効率的に雨の落下方向をエアカーテンの風圧でウインドウの外側に変更可能となる。
本発明の車両は、上述したいずれかに記載の車両用のエアカーテン装置を搭載したことを特徴とする。
この構成により、外観美の優れた車両を提供することができる。
本発明によれば、雨天走行時に換気のためにウインドウを開けても雨の車室内への浸入を阻止可能となり、サイドバイザを車両に取り付ける必要がなくなる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るエアカーテン装置を搭載した車両の要部外観図であり、図2は、図1のII―II線断面図である。この車両1の左フロントドア2の窓枠となる天井ボディの側面部には、左フロントドア2に上下方向に開閉自在に取り付けられたパワーウインドウ3の開口縁、この例では上縁に沿うノズル4が複数個配列形成されている。各ノズル4の開口は、上記の上縁に沿う方向に長手に形成されている。
車両1の天井ボディ内には、図2に示す様に、複数本の空気用配管5が引き回されており、各空気用配管5の一端に上記のノズル4が連設され、各空気用配管5の他端側は1本に集約されて、図示しないエアポンプに接続される。各ノズル4から吹き出されるエアカーテン6の吹き出し方向は、水平よりも下方に向けられており、雨の落下方向を、より少ない風圧でウインドウ3の外側に移動させることができるようになっている。
図3は、上述したエアカーテン装置の動作説明図である。雨天走行時に、ウインドウ3が換気のために若干開けられて隙間7がウインドウ3の上縁部と天井ボディの窓枠部との間に形成されると、上記のエアポンプが起動して、圧縮空気が空気用配管5に圧送される。この圧縮空気は各ノズル4から車室外に吹き出され、隙間7の上縁に沿ってエアエーテン6が形成される。隙間7内に浸入する方向に落下してくる雨8は、このエアカーテン6の風圧を受けることで、その落下方向が車室外方向に変更され、車室内への雨の浸入が阻止される。
上記のエアポンプの起動信号、停止信号は、乗員の手操作入力指示によってエアカーテン装置の制御装置がエアポンプに制御信号として出力する構成でもよいが、制御装置が自動的にエアポンプを制御する機能を車両に搭載することでもよい。これは、制御装置に、雨滴検出センサまたは雨量検出センサとウインドウ3の開量すなわち隙間7の開量を検出するセンサを接続し、制御装置がこれらのセンサ検出値を取り込んで、エアポンプの起動、停止を判断することで可能となる。更に、エアポンプの回転数制御を行って風圧制御も併せて行うのがよい。
制御装置としては、エアカーテン装置専用のワンチップマイコンを設けても良いが、他の車両制御装置、例えばカーエアコン制御装置をマルチタスクで動作させ、そのタスクの一つでエアカーテン装置を制御させる構成でも良い。
尚、図1、図2、図3では、左フロントドア上縁に設けたノズルのみを説明したが、右フロントドアや左、右のリアドアの天井ボディ側面部にも夫々エアカーテン用のノズルを設けると共に、各ドア用に別個にセンサやエアポンプを設け、夫々独立に制御するのが良い。
図4は、エアカーテン装置の制御装置が行う制御手順を示すフローチャートである。制御装置は、ウインドウ3が所定開量以下、例えば5cm以下だけ開けられているか否かを開量検出センサの検出信号によって判定し(ステップS1)、次に、雨滴検出センサの検出信号によって雨が降っているか否かを判定する(ステップS2)。
そして、ウインドウ3が所定開量以下だけ開けられており且つ雨が降っていると判定したときは、エアポンプを起動してエアカーテンを形成する(ステップS3)。これにより、ウインドウ3を開けた隙間から雨が浸入するのが防止される。ウインドウ3が全閉あるいは所定開量以上開けられているとき、または、雨が降っていないときはこのエアカーテン装置の制御は行わない。
ウインドウが例えば1cm程度開けられているときと、5cm程度開けられているときでは、雨の落下方向を移動させるのに必要な風圧は異なってくる。また、そのときの雨の強さによっても必要な風圧は異なってくる。そこで、開量検出センサが検出したウインドウの開量検出値と、雨滴検出センサまたは雨量検出センサが検出した検出値とに応じて、最適な風圧のエアカーテンが形成されるようにエアポンプの回転数制御を行う。
このとき、ウインドウの開量が広すぎて、最大風圧にしても雨がウインドウから入ってくると判定できるときは、自動的にウインドウの開量を狭くするようにパワーウインドウ駆動モータを自動的に制御する様にすることも可能である。
本発明に係る車両用のエアカーテン装置は、換気のためにウインドウを少し開けても雨はエアカーテンによって吹き飛ばされ車室内に浸入しないため、サイドバイザの代わりに使用できるエアカーテン装置として有用である。
1 車両
2 ドア
3 ウインドウ
4 ノズル
5 空気用配管
6 エアカーテン
7 隙間
8 雨
2 ドア
3 ウインドウ
4 ノズル
5 空気用配管
6 エアカーテン
7 隙間
8 雨
Claims (5)
- 車両に開閉可能に設けられたウインドウの開口縁が接する車両ボディの窓枠部分に設けられたエアカーテン形成用のノズルと、前記ノズルに圧縮空気を供給するエアポンプと、前記ノズルと前記エアポンプとを接続する空気用配管と、前記エアポンプに制御信号を出力する制御手段とを備えることを特徴とする車両用のエアカーテン装置。
- 前記ノズルは、前記開口縁に沿う方向に長手の開口を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用のエアカーテン装置。
- 前記ノズルは、前記開口縁に沿う方向に複数個配列されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用のエアカーテン装置。
- 前記ノズルから吹き出されるエアカーテンの吹き出し方向が斜め下方向となる様に前記ノズルが形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用のエアカーテン装置。
- 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の車両用のエアカーテン装置を搭載したことを特徴とする車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004173749A JP2005349979A (ja) | 2004-06-11 | 2004-06-11 | 車両用のエアカーテン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004173749A JP2005349979A (ja) | 2004-06-11 | 2004-06-11 | 車両用のエアカーテン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005349979A true JP2005349979A (ja) | 2005-12-22 |
Family
ID=35584799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004173749A Pending JP2005349979A (ja) | 2004-06-11 | 2004-06-11 | 車両用のエアカーテン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005349979A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2004
- 2004-06-11 JP JP2004173749A patent/JP2005349979A/ja active Pending
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