JP2005198389A - 小型モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 一対の接続ピンの間隔および植設深さを十分に確保でき、かつ膨出部がフランジ部から径の増大する外方に突出する量を小さく抑えることにある。
【解決手段】 フランジ部31の外周縁部から当該外周縁部の接線Lt方向の一方に延出し、かつフランジ部31の外周縁部からボビン30の軸線方向におけるボビン30から離れる方向に延出すべく形成された端子台(膨出部)32を設け、一対の接続ピン19,19は、端子台32における接線Lt方向の一方に寄った位置に、軸線方向に間隔をおいて植設した構成になっている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、カメラなどの小型精密機器に用いて好適な小型モータに関するものである。
この種の小型モータとしては、励磁コイルが巻回されるボビンにおけるフランジ部の外周縁部に、励磁コイルの各端部を接続する一対の接続ピンが植設された端子台(膨出部)を有するステッピングモータが知られている。なお、上記端子台を有するボビンは、ステッピングモータのケース内に2つ組み込まれることになる。また、ボビンの端子台に植設された接続ピンは、配線基板などを介してステッピングモータのコントローラに接続されることになる。
従来、このような小型モータにおいて、ボビンのフランジ部に設けられた端子台は、当該フランジ部の外周縁部から周方向に延在するように形成され、一対の接続ピンも周方向に間隔をおいて植設されていた。
しかし、このような従来の小型モータにおいては、ボビンの小径化に伴い、必然的に、フランジ部の周方向にずれて植設される一対の接続ピンの間隔が狭くなってしまうことになるので、各接続ピンに励磁コイルや配線基板が接続しにくくなり、作業性が悪化すると共に、接続不良を招くおそれがあった。
しかも、接続ピンの植設深さを十分確保するため端子台を厚く形成した場合には、端子台がフランジ部から径の増大する外方に突出する量が大きくなるので、モータの小型化を図る上で不利となるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、一対の接続ピンの間隔および植設深さを十分に確保することができ、かつ膨出部がフランジ部から径の増大する外方に突出する量を小さく抑えることのできる小型モータを提供することにある。
本発明の請求項1に記載の小型モータは、励磁コイルが巻回されるボビンのフランジ部に、前記励磁コイルの各端部を接続するための一対の接続ピンが植設された膨出部を有する小型モータにおいて、前記膨出部は、前記フランジ部の外周縁部から当該外周縁部の接線方向の一方に延出し、かつ前記フランジ部の外周縁部から前記ボビンの軸線方向における当該ボビンから離れる方向に延出すべく形成され、前記一対の接続ピンは、前記膨出部における前記接線方向の一方に寄った位置に、前記軸線方向に間隔をおいて植設されていることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の小型モータは、請求項1において、前記ボビンの外周部を覆うケースに、当該ケースから前記膨出部を突出させる切り欠き部を設け、前記ケースにおける切り欠き部の縁部に、前記膨出部における前記フランジ部の外周縁部から延出する端部を支持し、当該膨出部を前記ケースの内方に変位させる力に対して抗力を発するストッパー部を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の小型モータは、請求項1または2において、前記膨出部には、当該膨出部から突出し、前記一対の接続ピンに接続される配線基板と接する座面部を設けてなり、前記座面部は、前記励磁コイルの一部を案内することが可能な高さの外周面を有していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、ボビンのフランジ部に設けた膨出部を軸線方向に延在させ、かつ一対の接続ピンを軸線方向に間隔をおいて植設しているので、モータの小型化に伴ってボビンを小径化した場合にも、それらの接続ピンの間隔を広く設定することができる。したがって、作業性の向上および接続不良の低減を図ることができる。
しかも、膨出部が軸線方向におけるボビンから離れる方向に延在しているので、膨出部が励磁コイルをボビンに巻回する際の妨げとなることがない。
また、通常、ボビンを軸線方向に2つ隣接させて設置することになるが、一方のボビンの膨出部を他方のボビンの外周側に位置させるべく、各ボビンを設置することにより、モータの軸線方向の長さが増加するのを防止することができる。
さらに、膨出部をボビンの外周縁部における接線方向の一方に延出すべく形成しているので、当該一方に向かって膨出部の厚さを厚くすることができる。したがって、上記一方に寄った位置に設置される一対のピンの植設深さを、膨出部の全体の厚さを増加させることなく十分確保することができる。即ち、膨出部がフランジ部から径の増大する外方に突出する量を小さく抑えることができるので、モータの小型化を図る上で極めて有利である。
請求項2に記載の発明は、膨出部のケース内方への変位をストッパー部によって抑制することができるので、安定した状態で励磁コイルの端部を各接続ピンに半田付け等によって接続することができる。
しかも、各接続ピンを接続する例えば配線基板に、膨出部を介してモータを確実かつ安定的に設置することができる。したがって、モータの生産性および信頼性の向上を図ることができる。
請求項3に記載の発明は、膨出部に配線基板に当接する座面部を設けているので、膨出部における座面部以外の部分と配線基板との間に所定の間隔を設けることができる。
このため、モータを配線基板に設置する際に、各接続ピンに接続された励磁コイルが配線基板によって切断されたり、過剰な張力が作用した状態になるのを防止することができる。したがって、モータの生産性および信頼性の向上をより一層図ることができる。
また、座面部の外周面が励磁コイルの一部を案内することが可能な高さに形成されているので、例えば励磁コイルの一方または双方の端部の近傍部分を座面部の外周面に沿わせるなどにより、例えば励磁コイルの一方の端部の近傍部分を他方の接続ピンから充分離れた位置に配線して、その一方の端部を一方の接続ピンに対応する位置に配置することができると共に、励磁コイルの他方の端部の近傍部分を一方の接続ピンから充分離れた位置を迂回させながら配線して、その他方の端部を他方の接続ピンに対応する位置に配置することができる。
このため、例えば他方の接続ピンに励磁コイルの他方の端部を半田付け等により接続する際の熱が励磁コイルの一方の端部やその近傍部分に影響することがほとんどないので、上記熱の影響によって励磁コイルにおける一方の端部やその近傍部分の絶縁被覆が溶融して絶縁不良となり、当該励磁コイルがショートするのを確実に防止することができる。
したがって、この点からもモータの生産性および信頼性の向上を図ることができる。
しかも、励磁コイルの各端部の間隔を広げることが可能になることから、例えば励磁コイルを、一方の接続ピンの位置からボビンに巻回し、さらに他方の接続ピンの位置に引き出す作業を巻線機で行う際に、当該巻線機における励磁コイルを吐出するノズルが接続ピン等に接触するのを防止することもできる。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態における小型モータは、ステッピングモータとしての適用例である。
本例のモータ10のシャフト11には、ナット部材51が螺合する雄ねじ部11Aが形成されており、シャフト11の回転に応じて、ナット部材51をプレート52のガイド溝52Aに沿って図1および図2中の左右方向にスライドさせる構成となっている。そのナット部材51の移動によって、カメラなどに組み込まれた小型精密機器を駆動することができる。
モータ10のケース20は、図3および図4に示すように、円筒状の外周面部21Bの一端に端面部21Cを設けた2つのケース部材21によって構成されており、各ケース部材21の他端の開口部21Aを突き合わせてレーザ溶接等で連結することによって一体化されている。
各ケース部材21には、外周面部21Bに、その開口部21Aから当該外周面部21Bの軸線方向(モータ10が組み立てられた状態における後述するボビン30の中心線Loの延在する方向と同一の方向)に沿って側面視で四角形状の第1及び第2の切り欠き部(切り欠き部)21D、21Eが周方向に隣接して形成されている。第1の切り欠き部21Dは、開口部21Aから軸線方向に深く形成され、第2の切り欠き部21Eは同開口部21Aから同方向に浅く形成されている。また、各切り欠き部21D、21Eの最奥縁部は、軸線方向に直角に延在している。
ケース20には、一方のケース部材21の端面部21Cの軸心部に、シャフト11の一端部を回転自在に支持する軸受け13が設けられている。
シャフト11は、ケース20の内外に延在し、その一端部が軸受け13によって回転自在に支持され、他端部がプレート52の折曲部52Bに設けられた軸受け12によって回転自在に支持されている。
シャフト11におけるケース20内の外周面には、ネオジ等のロータ14が取り付けられ、そのロータ14の外周側には、ステータ15,16、17,18が設けられている。ステータ15,16、17,18には、ロータ14の外周面に対して所定のエアギャップを介して配置される三角形状の極歯15A,16A、17A,18Aが設けられている。
軸受け13は、シャフト11の一端部をケース20と同軸状に維持すると共に、極歯17A,18Aにおける内周面をシャフト11と同軸状に維持するようになっている。
ケース20内には、極歯15A,16Aと、他の極歯17A,18Aのそれぞれの外周側にボビン30,30が組み込まれており、一方にはA相、他方にはB相の励磁コイルCがそれぞれ巻回されている。これらのボビン30,30は、図4に示すように、同一形状のものであり、左右の向きを逆にして、即ち向かい合わせにして組み込まれている。
ボビン30には、図5および図6のように、円筒状に形成された筒部33と、この筒部33の中心線Loの延在する方向と同一の方向である軸線方向の両端部に形成された薄板状のフランジ部31、31とによって一体に形成されている。各フランジ部31は、筒部33の各端部から半径方向の外方にほぼ円形に拡径すべく形成されている。
また、一方のフランジ部31には、ボビン30、30をケース20内に収容した状態において、各ケース部材21における第1及び第2の切り欠き部21D、21Eから半径方向の外方に突出する端子台(膨出部)32が設けられている。
この端子台32は、図5および図6のように、フランジ部31の外周縁部から当該外周縁部の接線Lt方向の一方に延出し、かつ前記フランジ部31の外周縁部から前記ボビン30の軸線方向における当該ボビン30から離れる方向(外方)に延出すべく形成されている。
即ち、端子台32は、フランジ部31における半径方向の外方に位置する外表面32C(図5および図6において同図中の下方を向く面)が当該フランジ部31の接線Lt方向の一方の側に延在すべく平面状に形成されている。しかも、外表面32Cは、ケース20における外周面部21Bの外周面に接する接平面とほぼ面一状(この実施形態では、図3に示すように、接平面より外周面部21Bの外側にわずかに突出した状態)に構成されている。なお、外表面32Cは、上記接平面と面一状、あるいは当該接平面より外周面部21Bの内方に位置すべく構成することも可能である。
さらに、外表面32Cは、図5のように、ボビン30の軸線方向に平行にかつボビン30から離れる方向(同図中の右方)に延出すべく平面状に形成されている。
これにより、端子台32の上記接線Lt方向の一方の端部(図6中右側の端部)は、外表面32Cに直交する方向の高さHが大きく形成された厚肉部分(図7参照)となっている。また、この高さHの厚肉部分は、図5のように、ボビン30の軸線方向に延在している。
また、端子台32は、図3および図4のように、モータ10の側面視において、軸線方向に延在する平行な2つの側縁部および当該軸線方向に直交する2つの端縁部によって四角形状に形成されている。そして、この端子台32には、上記厚肉部分に、四角柱の2本の接続ピン19,19が植設されている。
これらの接続ピン19,19は、図7のように、端子台32の外表面32Cから当該外表面32Cに直交する方向に深く植設され、かつ、図5のように、ボビン30の軸線方向に互いに間隔をおいて植設されている。特にこの実施形態における各接続ピン19,19は、その最深端がケース20における外周面部21Bの外周面より当該外周面部21Bの内方に位置すべく、深く植設されている。
接続ピン19,19には、図4のように、励磁コイルCの端部C1,C2が接続されている。この励磁コイルCの各端部C1,C2の近傍部分は、端子台32の外表面32Cに突出形成された座面部32Aの外周面に沿わせられることにより、当該外周面によってガイドされるようになっている。即ち、座面部32Aの外周面は、励磁コイルCの各端部C1,C2の何れか一方または双方の近傍部分が巻回等の可能な高さに形成されている。
座面部32Aは、図3のように、端子台32の外表面32Cから突出すると共に、接続ピン19,19が間隔をおいて配置される方向(軸線方向)に延在し、当該接続ピン19,19に接続される配線基板Pの裏面(図3中のシャフト11側)に接するように形成されている。配線基板Pはステッピングモータのコントローラに接続される。この配線基板Pはフレキシブル配線基板であってもよい。
また、一対のボビン30は、図2に示すように、一方のボビン30の端子台32を他方のボビン30の外周側に位置させるべく互いに設置されていると共に、各端子台32における軸線方向に平行な一方の側縁部の一部を互いに当接させた状態にして同軸状に設置されるようになっている。
即ち、各端子台32は、図2および図4のように、その一方の側縁部の一部を互いに当接させた状態で、各ケース部材21の第1及び第2の切り欠き部21D、21Eから突出されている。また、各ケース部材21の開口部21Aは、各端子台32における一方の側縁部の一部が互いに当接する部分に配置されている。
また、第1の切り欠き部21Dは、一方の端子台32の左右の側縁部を支持するように形成されており、第2の切り欠き部21Eは、第1の切り欠き部21Dと共同して、互いに当接した状態の双方の端子台32、32の最外位置の各側縁部を支持するように形成されている。これにより、第1および第2の切り欠き部21D、21Eは、端子台32およびこの端子台32が一体に形成されたボビン30がケース20に対して周方向に変位するのを防止するようになっている。
さらに、端子台32には、図2および図3のように、ケース部材21における第1の切り欠き部21Dの縁部であって上述した最奥縁部上に重なる被支持部32Bが形成されている。この被支持部32Bと重なるケース部材21における第1の切り欠き部21Dの最奥縁部は、端子台32がケース20の内方へ変位することを阻止するストッパー部を構成している。即ち、ストッパー部は、端子台32をケース20の内方に変位させる力に対して抗力を発するようになっている。
このように構成されるモータ10は、配線基板Pを介して接続されるコントローラによって、回転駆動されることになる。
また、このようなモータ10の構成においては、接続ピン19,19を端子台32の高さHの大きな厚肉部分に深く植設することができるので、それらの接続ピン19,19の先端部にコイルCの端部C1,C2および配線基板Pを半田付けなどによって接続する際に、それらの接続ピン19,19が傾いたり抜けたりすることがない。即ち、接続ピン19,19を強固に端子台32に固定することができる。
しかも、端子台32の全体の厚さを増加させることなく、接続ピン19,19の植設深さを十分確保することができる。したがって、端子台32がフランジ部31における半径方向の外方に突出する量を小さく抑えることができるので、モータ10の小型化を図る上で極めて有利である。
さらに、端子台32が軸線方向におけるボビン30から離れる方向に延在しているので、端子台32が励磁コイルCをボビン30に巻回する際の妨げとなることがない。
また、一方のボビン30の端子台32を他方のボビン30の外周側に配置すべく、当該各ボビン30を軸線方向に隣接させて設置することにより、モータ10の軸線方向の長さが端子台32によって増加するのを防止することができる。
また、接続ピン19,19をボビン30の軸線方向に間隔をおいて設置しているので、モータ10の小型化に伴ってボビン30を小径化した場合にも、それらの接続ピン19,19の間隔を広くとることができる。したがって、それらの接続ピン19,19に対してコイルCおよび配線基板Pを容易かつ確実に接続することができる。
さらに、端子台32の内方への変位をケース部材21の周縁部分のストッパー部によって防止することができるので、励磁コイルCの各端部C1,C2を各接続ピン19,19に半田付け等で接続する場合や、各接続ピン19,19を配線基板Pに接続する際に、当該接続ピン19,19が不本意に変位することがない。なお、各接続ピン19,19に対する励磁コイルCの各端部C1,C2の接続は、通常、ボビン30に励磁コイルCを巻回した後の当該ボビン30をケース20に組み込む前の段階で行われる。
また、座面部32Aが配線基板Pに当接することによって、端子台32における座面部32A以外の部分(例えば外表面32C)と配線基板Pとの間に所定の間隔を設けることができる。
このため、モータ10を配線基板Pに設置する際に、各接続ピン19,19に接続された励磁コイルCの各端部C1,C2が配線基板によって切断されたり、過剰な張力が作用した状態になるのを防止することができる。したがって、モータ10の生産性および信頼性の向上をより一層図ることができる。
また、第1および第2の切り欠き部21D、21Eによって、端子台32およびボビン30がケース20に対して周方向に変動するのを防止することができるので、更に端子台32の振動や外部負荷による劣化を防ぐことができると共に、接続ピン19,19の位置を安定化させることができる。
さらに、座面部32Aの外周面が励磁コイルCの一部を案内することが可能な高さに形成されているので、励磁コイルCの端部C1,C2の一方または双方の近傍部分を座面部32Aの外周面に沿わせるなどにより、例えば一方の端部C1の近傍部分を他方の接続ピン19から充分離れた位置を迂回させながら配線して、その一方の端部C1を一方の接続ピン19に対応する位置に配置することができると共に、他方の端部C2の近傍部分を一方の接続ピン19から充分離れた位置に配線して、その他方の端部C2を他方の接続ピン19に対応する位置に配置することができる。
このため、例えば他方の接続ピン19に他方の端部C2を半田付け等により接続する際の熱が一方の端部C1やその近傍部分に影響することがほとんどないので、上記熱の影響によって一方の端部C1やその近傍部分の絶縁被覆が溶融して絶縁不良となり、励磁コイルCがショートするのを確実に防止することができる。
したがって、この点からもモータの生産性および信頼性の向上を図ることができる。
しかも、励磁コイルCの各端部C1,C2の間隔を広げることが可能になることから、例えば励磁コイルCを、一方の接続ピン19の位置からボビン30に巻回し、さらに他方の接続ピン19の位置に引き出す作業を巻線機で行う際に、当該巻線機における励磁コイルCを吐出するノズル等が接続ピン19,19に接触するのを防止することもできる。
なお、本発明は、上記ステッピングモータとは異なる構造の種々のステッピングモータ、および他の駆動方式の小型モータに対しても広く適用することができる。要は、励磁コイルが巻回されるボビンのフランジ部に、励磁コイルの両端に接続される一対の接続ピンが植設可能な端子台を有するモータであればよい。
また、接続ピンはボビンの端子台に植設された形態であればよく、ボビンの成形後に端子台の穴に植設したり、あるいはボビンの成形と同時に接続ピンの基端部を端子台に埋設してもよい。
本発明の一実施形態の小型モータの側面図である。 図1のII矢視図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 図2におけるケース部材とボビンの分解図である。 図4のV矢視図である。 図5のVI矢視図である。 図5のVII−VII線に沿う部分断面図である。
符号の説明
10 モータ
11 シャフト
12,13 軸受け
14 ロータ
15,16,17,18 ステータ
19 接続ピン
20 ケース
21 ケース部材
21D 第1の切り欠き部(切り欠き部)
21E 第2の切り欠き部(切り欠き部)
30 ボビン
31 フランジ部
32 端子台(膨出部)
32A 座面部
32B 被支持部
C 励磁コイル
Lt 接線
Lo 中心線(軸線)

Claims (3)

  1. 励磁コイルが巻回されるボビンのフランジ部に、前記励磁コイルの各端部を接続するための一対の接続ピンが植設された膨出部を有する小型モータにおいて、
    前記膨出部は、前記フランジ部の外周縁部から当該外周縁部の接線方向の一方に延出し、かつ前記フランジ部の外周縁部から前記ボビンの軸線方向における当該ボビンから離れる方向に延出すべく形成され、
    前記一対の接続ピンは、前記膨出部における前記接線方向の一方に寄った位置に、前記軸線方向に間隔をおいて植設されている
    ことを特徴とする小型モータ。
  2. 前記ボビンの外周部を覆うケースに、当該ケースから前記膨出部を突出させる切り欠き部を設け、
    前記ケースにおける切り欠き部の縁部に、前記膨出部における前記フランジ部の外周縁部から延出する端部を支持し、当該膨出部を前記ケースの内方に変位させる力に対して抗力を発するストッパー部を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の小型モータ。
  3. 前記膨出部には、当該膨出部から突出し、前記一対の接続ピンに接続される配線基板と接する座面部を設けてなり、
    前記座面部は、前記励磁コイルの一部を案内することが可能な高さの外周面を有している
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の小型モータ。
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