JP6843426B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ブラシレスモータに関する。
モータの内部への塵等の侵入を防止するため、ロータとステータを覆うカバー部材が配されたブラシレスモータがある。
このようなブラシレスモータを取り付け装置に固定する際には、取り付け装置に応じて、モータの端子に接続されるリード線(電路部材)が、モータの回転軸と平行な軸方向に引き出されたり、モータの回転軸と垂直な径方向に引き出されたりする場合がある。この場合、モータの端子の突出方向を変えたモータをそれぞれ用意すれば、モータを取り付け装置に取り付けられるものの、モータの種類が増加してしまう課題があった。
これを解決する1つとして、例えば、特許文献1では、モータケースの外周方向と軸方向の両方に端子片(ランド)を突出させて、この端子片を打抜金型のパンチダイで一方の端子片を切除して、端子の突出方向の異なるモータを選択的に製造したモータの端子突出装置が記載されている。このモータでは、モータの種類が増加することなく、端子片の突出方向の異なるモータを提供できる。
特開昭57−071245号公報
しかしながら、特許文献1では、端子片を打抜金型のパンチダイで一方の端子片を切除して端子突出方向の異なるモータを製造するため、モータの種類は増加しないものの、端子片に変形が生じやすく品質が低下する恐れがあった。
そこで、本発明は、モータの種類が増加せずに端子に変形が生じにくいモータを提供するものである。
上記の課題を解決するため、本発明では、
ロータと、
前記ロータと対向するステータと、
筒部と、前記筒部の上端に設けられた蓋部を有し、前記ロータと前記ステータを覆うカバー部材と、
前記筒部の開口端に固定された保持板と、
前記保持板の上面に固定されて、外部回路から前記ロータの回転のための電力を供給する電路部材が接続された回路基板と、
を備えるブラシレスモータであって、
前記回路基板には、上面のランドと下面のランドが形成されており、
前記上面のランドは、前記筒部の径方向内方に配置されており、
前記下面のランドは、前記保持板の下面より軸方向上方に配置されており、
前記筒部には、第1切欠部が形成されており、前記電路部材を径方向に引き出す際には、前記電路部材は、前記第1切欠部を介して、前記上面のランドに半田付けされて固定され、
前記保持板には、第2切欠部が形成されており、前記電路部材を前記保持板の下面から軸方向下方引き出す際には、前記電路部材は、前記第2切欠部を介して、前記下面のランドに半田付けされて固定されることを特徴とする。
上記の第1の課題を解決するため、本発明は、更なる特徴として、
「前記第1切欠部は、前記筒部の開口端に形成されており、
前記第2切欠部は、前記保持板の外縁に形成されており、
前記第1切欠部と前記第2切欠部が周方向に重なるように配置されていること」、
「前記回路基板の外縁には、径方向に突出する突出部が形成されており、
前記突出部の幅は、前記第1切欠部の幅より小さく形成されており、
前記突出部は、前記第2切欠部に対して、周方向に重なるように配置されており、
前記突出部が前記第1切欠部に挿入されており、
軸方向上方から見た際に、前記突出部は、前記カバー部材の前記筒部から突出しないこと」、
「径方向に引き出される前記電路部材は径方向に同じ高さで連続して形成されており、
前記上面のランドの上方向には、前記ロータが配置されており、
前記上面のランドから前記第1切欠部の上端までの軸方向の高さは、前記上面のランドから前記ロータの下端までの軸方向の高さより低いこと」、
を含むものである。
また、上記の第2の課題を解決するため、本発明は、更なる特徴として、
「径方向から見た際に、前記電路部材の外形は、前記第1切欠部の形より小さく、
軸方向下方から見た際に、前記突出部の先端中央と、前記筒部との間に隙間が形成されていること」、
を含むものである。
本発明によれば、従来例のような打抜金型を使用せずに、電路部材の突出方向の異なるモータを製造できるため、ランドに変形が生じにくくなり、品質を向上できる。
本発明の第1実施形態に係るブラシレスモータであり、正面図(a)、底面図(b)、(a)のA−A線の矢視図(c)である。 図1(a)のB−B線の矢視断面図。 図1のブラシレスモータに電路部材を径方向に導出した側面図(a)、図1のブラシレスモータに電路部材を軸方向下方から導出した側面図(b)である。 本発明の第2実施形態に係るブラシレスモータの断面図である。
本明細書では、モータの回転軸方向における図1(a)、図1(c)、図2、図3、図4の上方向側を単に「上方向」と呼び、下方向を単に「下方向」と呼ぶ。なお、上下方向は、実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を示すものではない。また、回転軸に平行な方向を「軸方向」と呼び、回転軸を中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、回転軸を中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態に係るブラシレスモータ1Aの構成を図1ないし図3により説明する。第1実施形態では、カバー部材60を被せたアウターロータ型のブラシレスモータ1Aに関して説明する。
本実施形態のブラシレスモータ1Aは、図2に示すように、ロータ10と、ステータ20と、軸受32と、軸受ホルダ35と、回路基板40と、保持板50と、カバー部材60を備えている。
ロータ10は、ロータケース13と、ロータマグネット17を備えている。
ステータ20は、ステータコア21と、コイル22を備えている。
軸受32は、回転軸11のラジアル方向の支持を行うものであり、滑り軸受である円筒状の含油焼結体からなる。
軸受ホルダ35は、有底円筒状からなり、筒部36と底部37を有する。軸受ホルダ35の底部37の上面には、回転軸11の荷重を受けるスラスト受材38が配置されている。軸受ホルダ35の筒部36の内周面には、軸受32が固定されている。
回転軸11は、軸受32と軸受ホルダ35により上下方向を中心に回転可能に軸支されるものであり、金属製で細長い円柱状に形成されている。
ロータケース13は、回転軸11と一体に回転するものである。ロータケース13は、有蓋円筒状に形成されており、筒部15と、筒部15の上端に設けられた円板状の蓋部14を有し、筒部15の内周面に駆動用のロータマグネット17が固定されている。ロータマグネット17の下端とロータケース13の筒部15の下端は軸方向に同じ高さに配置されている。ロータケース13の蓋部14の中央には絞り加工によるバーリング部16が上方向に立ち上げられており、回転軸11がバーリング部16に圧入されて固定されている。
このロータ10はフィンを有さず、ロータ10の回転時に風切り音が生じない。つまり、ロータ10の回転により気流を意図的に生じさせる構造ではない。
ステータ20は、ロータマグネット17に径方向に対向して配置されている。具体的には、ステータ20は、軸受ホルダ35の筒部36の外周面に固定されたステータコア21を有し、ロータマグネット17の内周面と径方向に対向して配置されている。
ステータコア21は、コイル22が通電されたときに磁束を強めるものである。ステータコア21は、コア板を複数枚積層されて形成されており、外周に等間隔に複数の突極を有している。各突極には、それぞれコイル22が巻回されている。
ロータマグネット17は、ステータコア21の突極と対向して配置されており、ロータ10の回転力を発生させるものである。ロータマグネット17は、リング状に形成されており、周方向にN極とS極が交互に着磁されている。
保持板50は、後述のカバー部材60の開口端(下端)を閉塞する部材である。保持板50は、金属製であり、後述の第2切欠部51により一部を切り欠いた変形円板状に形成されている。保持板50は、軸受ホルダ35の底部37から径方向外方へと広がって形成されており、保持板50の外径は、ロータ10を構成するロータケース13の筒部15の外径より大きく形成されている。
カバー部材60は、ロータ10とステータ20を上方向から覆っており、モータの内部に塵等の侵入を防止するものである。カバー部材60は、硬質材で有蓋円筒状に形成されており、筒部62と、筒部62の上端に設けられた円板状の蓋部61を有している。そして、保持板50が筒部62の開口端に挿入されると、保持板50の外周が筒部62の開口端に固定される。
カバー部材60の筒部62の開口端には、電路部材70を径方向に引き出すための第1切欠部63が形成されている。径方向から見た際、第1切欠部63は四角状で幅W2に形成されている。この幅W2は、軸方向下方から見た際、回転軸11の中心から約80度の開角に相当する。
このカバー部材60の蓋部61は、ブラシレスモータ1Aが取り付けられるモータ駆動装置への取り付け面となっており、カバー部材60の蓋部61には取り付け螺子用の孔(不図示)が設けられている。
回路基板40は、平板状に形成されており、カバー部材60の外径より若干小さく、一部を切り欠いた変形円形部43と、変形円形部43の外縁から径方向に突出する突出部45を有する。軸方向下方から見た際、突出部45は四角状であり幅W1を有する。
回路基板40の突出部45の幅W1は、カバー部材60の第1切欠部63の幅W2より小さく形成されている。
回路基板40が保持板50の上面に固定されると、突出部45は保持板50の外周から径方向外方に突出する。
回路基板40と保持板50は、略中央に、軸受ホルダ35の外周面と同一の円形の貫通孔を有しており、この貫通孔に軸受ホルダ35の底部37が固定されている。
回路基板40は、公知のプリント基板(PWB、PCB等)からなり、上面のランド41と下面のランド42を有する。上面のランド41あるいは下面のランド42のどちらか一方にのみ後述の電路部材70が固定される。
上面のランド41と下面のランド42は、各々5個、回路基板40に対向して形成されており、上下方向に貫通する不図示のスルーホールによって電気的に接続されている。
この5個のランドは、例えば、接地端子、電源電圧端子、回転数信号端子、パルス幅変調信号端子、ロータ10の正転逆転信号端子であり、回路基板40の上面に固定されたモータの制御回路48と電気的にそれぞれ接続されている。
上面のランド41は、軸方向上方から見た際、カバー部材60の筒部62の径方向内方に配置されている。
上面のランド41から第1切欠部63の上端までの軸方向の高さH1は、上面のランド41からロータ10の下端までの軸方向の高さH2より低い。
カバー部材60の蓋部61の中央には貫通孔が形成されており、回転軸11がこの貫通孔を介して上方向に突出している。上方向に突出した回転軸11には、例えば、不図示の駆動ギヤ等が固定されている。回転軸11は蓋部61に接触しない。
回路基板40の上面には、ロータ10の回転位置を検出するためのホールICである検出素子49がロータ10と対向して固定されており、検出素子49の出力端子がモータの制御回路48に接続されている。
また、モータの制御回路48の出力端子がコイル22の端末と接続されている。
次に、保持板50の外縁には、電路部材70を軸方向下方に引き出すための四角状の第2切欠部51が形成されている。第2切欠部51は、下面のランド42より大きく形成されている。軸方向下方から見た際、第2切欠部51の幅W3は、回転軸11の中心から約80度の開角に相当する。回路基板40が保持板50の上面に接して固定されると、第2切欠部51は、下面のランド42と重なって配置される。軸方向下方から見た際に、下面のランド42が、第2切欠部51により、モータの外部に露出する。この下面のランド42は、保持板50の下面より軸方向上方に配置されている。
また、回路基板40を固定した保持板50がカバー部材60の筒部62の開口端に固定されている。このとき、突出部45の先端両端47が第1切欠部63に挿入されている。ただし、軸方向上方から見た際に、突出部45の先端両端47は、カバー部材60の筒部62から突出しない。
また、軸方向下方から見た際に、第1切欠部63と第2切欠部51が周方向に重なって配置されている。軸方向下方から見た際に、突出部45の先端中央46と、カバー部材60の筒部62との間に第1隙間80が形成されて、この第1隙間80からモータの内部が見える。
電路部材70は、両端に導電性の接続端子を有する絶縁皮膜からなるリード線であり、モータの制御回路48と外部回路(不図示)の端子部とを接続するためのものである。
電路部材70は、上面のランド41あるいは下面ランド42のどちらか一方にのみ半田付けされて固定されている。
仮に、電路部材70を径方向に引き出すには、図3(a)のように、電路部材70は、第1切欠部63を介して、上面のランド41に固定されて、非折曲状態でモータの外部に導出されている。この電路部材70は、径方向に同じ高さで連続して形成されている。つまり、この場合の電路部材70は、引き出し方向に同一直径で連続して形成されている。
また、径方向から見た際に、電路部材70の外形は、第1切欠部63の形より小さく形成されており、電路部材70の外形と第1切欠部63との間には第2隙間が形成されて、この第2隙間からモータの内部が見える。
また、仮に、電路部材70を軸方向下方に引き出す際、図3(b)のように、電路部材70は、第2切欠部51を介して、下面のランド42に固定されて、非折曲状態でモータの外部に導出される。この電路部材70は軸方向に同じ厚みで連続して形成されている。つまり、この場合の電路部材70は、引き出し方向に同一直径で連続して形成されている。
次に、実施形態のブラシレスモータ1Aの組み立て方法について説明する。
回転軸11と、ロータケース13と、ロータマグネット17を用意する。
まず、回転軸11がロータケース13のバーリング部16に圧入されて固定される。回転軸11を固定したロータケース13の筒部15の内周面に、下方向から、ロータマグネット17が固定されて、回転軸11を有するロータ10となる(第1組立体)。
次に、ステータコア21と、コイル22と、軸受32と、軸受ホルダ35と、スラスト受材38と、回路基板40と、保持板50と、電路部材70を用意する。
スラスト受材38が、単体の軸受ホルダ35の底部37に配される。そして、軸受32が、この軸受ホルダ35の開口に圧入されて軸受ホルダ35の内周面に固定される。
コイル22がステータコア21の突極に巻回されて、ステータ20となる。
軸受ホルダ35の筒部36の外周面には、上方向から、ステータ20が固定される。
そして、保持板50の上面に回路基板40が固定される。軸方向下方から見た際に、第2切欠部51により、下面のランド42が保持板50の下面に露出する。
仮に、電路部材70を径方向に引き出す際には、電路部材70を上面のランド41に半田付けする。あるいは、仮に、電路部材70を軸方向下方に引き出す際には、電路部材70を下面のランド42に半田付けする。
そして、軸受ホルダ35の底部37に、下方向から、回路基板40を有する保持板50が固定される(第2組立体)。
次に、カバー部材60を用意する(第3組立体)。
第2組立体の軸受32に、上方向から、第1組立体の回転軸11が挿入されて、回転軸11が軸受32に軸支されて、第1組立体と第2組立体が組み合わされる。この状態で、第3組立体のカバー部材60が、ロータ10とステータ20を上方向から覆い、カバー部材60の筒部62の開口端が第2組立体の保持板50の外周に固定される。この際、保持板50の上面に固定された回路基板40の突出部45が第1切欠部63に挿入され、カバー部材60は保持板50に容易に組み込みできる。軸方向下方から見ると、第1切欠部63が第2切欠部51に周方向に全て重なるように配置される。そして、回転軸11がカバー部材60から上方向に突出して、ブラシレスモータ1Aとなる。
外部回路から電路部材70を介してモータの制御回路48に電力が供給されると、コイル22が励磁されて、ロータマグネット17が力を受けてロータ10が回転して、このブラシレスモータ1Aは、例えば、減速機構付きの電動モータ等として適用できる。
このように構成された本実施形態のブラシレスモータ1Aは、以下のような構成を有する。
上面のランド41は、回路基板40の上面に形成されており、下面のランド42は、回路基板40の下面に形成されている。
上面のランド41は、カバー部材60の筒部62の径方向内方に配置されており、軸方向上方から見た際に、上面のランド41は、カバー部材60により隠れて見えず、カバー部材60の筒部62から径方向外方に突出しない。
下面のランド42は、保持板50の下面より軸方向上方に配置されており、保持板50の下面より突出しない。
カバー部材60の筒部62には、径方向から見て、第1切欠部63が形成されている。
保持板50には、軸方向下方から見て、第2切欠部51が形成されている。
電路部材70は、上面のランド41あるいは下面のランド42のどちらか一方にのみ固定されている。つまり、電路部材70を径方向に引き出す際には、電路部材70は、第1切欠部63を介して、上面のランド41に固定されており、電路部材70を軸方向下方から引き出す際には、電路部材70は、第2切欠部51を介して、下面のランド42に固定されている。
以上のようなブラシレスモータ1Aでは、このブラシレスモータ1Aが取り付けられるモータ駆動装置に応じて電路部材70を上面のランド41あるいは下面のランド42の一方のみから引き出して突出方向の異なる電路部材70を固定できると共に、電路部材70を固定しない他方のランドは、保持板50の下方に突出しない、あるいは、カバー部材60の筒部62から径方向外方に突出しない構成となる。
そのため、従来例のような打抜金型を使用せずに、電路部材70の突出方向の異なるモータを製造できて、電路部材70を固定するランドに変形が生じにくくなり、品質を向上できる。
また、第1切欠部63は、カバー部材60の筒部62の開口端に形成されており、第2切欠部51は、保持板50の外縁に形成されている。
また、軸方向下方から見た際に、第1切欠部63と第2切欠部51が周方向に重なるように配置されている。
よって、第1切欠部63と第2切欠部51を見ながらカバー部材60と保持板50を組み立てることにより、モータの組み立てが容易にできる。
また、回路基板40の外縁には、径方向に突出する突出部45が形成されている。
また、突出部45の幅W1は、第1切欠部63の幅W2より小さく形成されている。
また、突出部45は、第2切欠部51に対して、周方向に重なるように配置されている。
また、突出部45が、第1切欠部63に挿入されている。
また、軸方向上方から見た際に、突出部45は、カバー部材60の筒部62から突出しない。
よって、突出部45が第1切欠部63へのガイドになり、モータの組み立てが容易になる。
また、径方向に引き出される電路部材70は径方向に同じ高さで連続して形成されている。
また、上面のランド41の上方向には、ロータ10が配置されている。
また、上面のランド41から第1切欠部63の上端までの軸方向の高さH1は、上面のランド41からロータ10の下端までの軸方向の高さH2より低く形成されている。
よって、径方向に引き出される電路部材70は径方向に同じ高さで連続して形成されていることにより、上面のランド41に固定された電路部材70は、ロータに接触しない。
つまり、上面のランド41から第1切欠部63の上端までの軸方向の高さが、上面のランド41からロータ10の下端より高いと、上面のランド41に固定された電路部材70がロータ10の下端に接触して動作不良になることがあり、その結果、品質の低下を招いてしまう。
一方、上面のランド41から第1切欠部63の上端までの軸方向の高さH1は、上面のランド41からロータ10の下端までの軸方向の高さH2より低く形成されているため、第1切欠部63で高さを制限した電路部材70のみをモータの内部に組み込めて、電路部材70が、回転するロータに接触せずにすみ、品質を向上できる。
また、径方向から見た際に、電路部材70の外形は、第1切欠部63の形より小さい。
よって、電路部材70が、第1切欠部63を介して、上面のランド41に固定された際、径方向から見て、電路部材70の外形は、第1切欠部63の形より小さいため、上述の第2隙間からモータの内部の熱をモータの外部に確実に逃がすことができる。
また、軸方向下方から見た際に、突出部45の先端中央46と、カバー部材60の筒部62との間に第1隙間80が形成されている。
よって、電路部材70が、第2切欠部51を介して、下面のランド42に固定された際、軸方向下方から見て、突出部45の先端中央46と、カバー部材60の筒部62との間に第1隙間80が形成されているため、少なくともこの第1隙間80からモータの内部の熱をモータの外部に確実に逃がすことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るブラシレスモータ1Bの構成を図4により説明する。
図4において、図1ないし図3の部材と同一の部材には同一の符号を付しており、これらの部材については説明を省略する。
第2実施形態では、ロータの構成が第1実施形態と異なる。つまり、第1実施形態では、カバー部材60を被せたアウターロータ型のブラシレスモータであるが、第2実施形態では、カバー部材60を被せたインナーロータ型のブラシレスモータとなる。
具体的に、第1実施形態では、ロータマグネット17は、ロータケース13の筒部15の内周面に固定されており、ステータ20は、軸受ホルダ35の筒部36の外周面に固定されたステータコア21を有し、ステータコア21は、ロータマグネット17の内周面と径方向に対向して配置されている。
第2実施形態では、ロータマグネット117は、ロータケース113の筒部115の外周面に固定されており、ステータ120は、カバー部材60の筒部62の内周面に固定されたステータコア121を有し、ステータコア121は、ロータマグネット117の外周面と径方向に対向して配置されている。なお、検出素子149は、回路基板40にロータマグネット117と対向する位置に配置される。
次に、本実施形態のブラシレスモータ1Bの組み立て方法について説明する。
回転軸11と、ロータケース113と、ロータマグネット117を用意する。
まず、回転軸11がロータケース113に圧入されて固定される。回転軸11を固定したロータケース113の筒部115の外周面にロータマグネット117が固定されて、回転軸11を有するロータ110となる(第4組立体)。
次に、軸受32と、軸受ホルダ35と、スラスト受材38と、回路基板40と、保持板50と、電路部材70を用意する。
まず、スラスト受材38が軸受ホルダ35の底部37の上面に配される。そして、軸受32が軸受ホルダ35の開口に圧入されて軸受ホルダ35の内周面に固定される。
そして、保持板50の上面に回路基板40が固定される。すると、軸方向下方から見た際に、第2切欠部51により、下面のランド42が保持板50の下面に露出する。
仮に、電路部材70を径方向に引き出す際には、電路部材70を上面のランド41に半田付けする。あるいは、仮に、電路部材70を軸方向下方に引き出す際には、電路部材70を下面のランド42に半田付けする。
そして、軸受ホルダ35の底部37に、回路基板40を有する保持板50が固定される(第5組立体)。
次に、ステータコア121と、コイル122と、カバー部材60を用意する。
コイル122がステータコア121の突極に巻回されて、ステータ120となる。カバー部材60の筒部62の内周面には、下方向から、ステータ120が固定される(第6組立体)。
次に、第5組立体の軸受32に、上方向から、第4組立体の回転軸11が挿入されて、回転軸11は軸受32に軸支されて、第4組立体と第5組立体が組み合わされる。この状態で、第6組立体のカバー部材60が、ロータ110とステータ120を上方向から覆い、カバー部材60の筒部62の開口端が第5組立体の保持板50の外周に固定される。この際、第1切欠部63と第2切欠部51が周方向に重なるように配置されて、保持板50の上面に固定された回路基板40の突出部45が第1切欠部63へのガイドとなり、カバー部材60は保持板50に容易に組み込みできる。軸方向下方から見た際に、第1切欠部63が第2切欠部51に周方向に全て重なるように配置される。そして、回転軸11はカバー部材60から上方向に突出し、ブラシレスモータ1Bとなる。
第2実施形態は、第1実施形態と同様の作用効果を有すると共に、インナーロータであるため、アウターロータに比べて、ロータの起動時間を短くできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
カバー部材60の筒部62の開口端には、電路部材70を径方向に引き出すための第1切欠部63が形成されており、保持板50の外縁には、電路部材70を軸方向下方に引き出すための第2切欠部51が形成されているが、この形態に限らない。第1切欠部は、径方向から見て、筒部62の開口端に隣接しない貫通孔として形成されてもよいし、第2切欠部は、軸方向下方から見て、保持板50の外縁に隣接しない貫通孔として形成されてもよい。
上記の説明では、軸方向下方から見た際に、第1切欠部63と第2切欠部51が周方向に全て重なるように配置されているが、軸方向下方から見た際に、第1切欠部63と第2切欠部51は周方向に全て重ならずに配置されてもよい。
例えば、突出部45を形成しない円形の回路基板を用いて、上述のような第2組立体(あるいは第4組立体)を第3組立体(あるいは第6組立体)に対して周方向に180度回転させて、第1切欠部63と第2切欠部51が全く重ならずに配置されてもよい。
また、例えば、突出部45を形成しない円形の回路基板を用いて、上述のような第2組立体(あるいは第4組立体)を第3組立体(あるいは第6組立体)に対して周方向に僅かに(例えば10度)回転させて、第1切欠部63と第2切欠部51が一部重なるように配置されてもよい。
また、上記の説明では、ブラシレスモータ1A、1Bの組み立て途中に、電路部材70を上面のランド41あるいは下面のランド42に固定しているが、これに限らない。
例えば、ブラシレスモータ1A、1Bの組み立て完成後に、電路部材70を上面のランド41あるいは下面のランド42に固定してもよい。
また、上記の説明では、電路部材70としてリード線を用いているが、上面のランド41や下面のランド42に固定される電路部材70として、両端に複数の接続端子を有する帯状のFFC(フレキシブルフラットケーブル)やFPC(フレキシブルプリント基板)や両端にコネクタ端子を備えたリード線を用いてもよい。コネクタ端子を備えたリード線を用いる場合、このコネクタ端子と係合されるコネクタが、上面のランド41や下面のランド42に予め固定される。
また、上記の説明では、モータの制御回路48が回路基板40に固定されてモータの内部に配置されているが、モータの制御回路48が、回路基板40に固定されずに、モータの外部回路として、モータの外部に配置された形態でもよい。
1A ブラシレスモータ
1B ブラシレスモータ
10 ロータ
11 回転軸
13 ロータケース
14 ロータケースの蓋部
15 ロータケースの筒部
16 バーリング部
17 ロータマグネット
20 ステータ
21 ステータコア
22 ステータコアのコイル
32 軸受
35 軸受ホルダ
36 軸受ホルダの筒部
37 軸受ホルダの底部
38 スラスト受材
40 回路基板
41 上面のランド
42 下面のランド
43 変形円形部
45 突出部
46 突出部の先端中央
47 突出部の先端両端
48 モータの制御回路
49 検出素子
50 保持板
51 保持板の第2切欠部
60 カバー部材
61 カバー部材の蓋部
62 カバー部材の筒部
63 カバー部材の第1切欠部
70 電路部材
80 第1隙間
110 ロータ
113 ロータケース
115 ロータケースの筒部
117 ロータマグネット
120 ステータ
121 ステータコア
122 ステータコアのコイル
149 検出素子

Claims (5)

  1. ロータと、
    前記ロータと対向するステータと、
    筒部と、前記筒部の上端に設けられた蓋部を有し、前記ロータと前記ステータを覆うカバー部材と、
    前記筒部の開口端に固定された保持板と、
    前記保持板の上面に固定されて、外部回路から前記ロータの回転のための電力を供給する電路部材が接続された回路基板と、
    を備えるブラシレスモータであって、
    前記回路基板には、上面のランドと下面のランドが形成されており、
    前記上面のランドは、前記筒部の径方向内方に配置されており、
    前記下面のランドは、前記保持板の下面より軸方向上方に配置されており、
    前記筒部には、第1切欠部が形成されており、前記電路部材を径方向に引き出す際には、前記電路部材は、前記第1切欠部を介して、前記上面のランドに半田付けされて固定され、
    前記保持板には、第2切欠部が形成されており、前記電路部材を前記保持板の下面から軸方向下方引き出す際には、前記電路部材は、前記第2切欠部を介して、前記下面のランドに半田付けされて固定されることを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 前記第1切欠部は、前記筒部の開口端に形成されており、
    前記第2切欠部は、前記保持板の外縁に形成されており、
    前記第1切欠部と前記第2切欠部が周方向に重なるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 前記回路基板の外縁には、径方向に突出する突出部が形成されており、
    前記突出部の幅は、前記第1切欠部の幅より小さく形成されており、
    前記突出部は、前記第2切欠部に対して、周方向に重なるように配置されており、
    前記突出部が前記第1切欠部に挿入されており、
    軸方向上方から見た際に、前記突出部は、前記カバー部材の前記筒部から突出しないことを特徴とする請求項2に記載のブラシレスモータ。
  4. 径方向に引き出される前記電路部材は径方向に同じ高さで連続して形成されており、
    前記上面のランドの上方向には、前記ロータが配置されており、
    前記上面のランドから前記第1切欠部の上端までの軸方向の高さは、前記上面のランドから前記ロータの下端までの軸方向の高さより低いことを特徴とする請求項3に記載のブラシレスモータ。
  5. 径方向から見た際に、前記電路部材の外形は、前記第1切欠部の形より小さく、
    軸方向下方から見た際に、前記突出部の先端中央と、前記筒部との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のブラシレスモータ。
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