JP7024656B2 - モータ - Google Patents

モータ Download PDF

Info

Publication number
JP7024656B2
JP7024656B2 JP2018149117A JP2018149117A JP7024656B2 JP 7024656 B2 JP7024656 B2 JP 7024656B2 JP 2018149117 A JP2018149117 A JP 2018149117A JP 2018149117 A JP2018149117 A JP 2018149117A JP 7024656 B2 JP7024656 B2 JP 7024656B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
winding
wiring board
outer peripheral
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018149117A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020025417A (ja
Inventor
祥夫 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec America Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP2018149117A priority Critical patent/JP7024656B2/ja
Publication of JP2020025417A publication Critical patent/JP2020025417A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7024656B2 publication Critical patent/JP7024656B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

本発明は、配線基板を介してコイルに給電するモータに関する。
モータケースにステータおよびロータを収容したモータにおいて、ステータコアの突極に巻かれたコイルの巻線および給電用のリード線を配線基板に接続し、配線基板上の配線パターンを介してコイルへの給電を行うものがある。特許文献1には、この種のモータが開示されている。特許文献1のモータでは、配線基板の穴にピン端子を通し、ピン端子に巻線を絡げることによって配線基板に対する巻線の接続を行う。
高出力のモータや印加電圧が低いモータは、巻線径が太いため、ピン端子に巻線を絡げることができない。従って、ピン端子を用いて巻線を配線基板に接続する構造を採用できない。特許文献2には、ピン端子を用いずに巻線を配線基板に接続する構造が開示されている。特許文献2のモータでは、配線基板の外周端に溝状の駆動コイル挿通部が設けられ、巻線を溝(駆動コイル挿通部)に通して配線基板に半田付けする。溝は径方向に直線状に延びており、巻線は溝から内周側のランドまで延びてランドに半田付けされている。
特許第3804398号公報 特開平9-322497号公報
特許文献2のモータにおいて、コイルから引き出される巻線は、ステータの外周端部においてステータの軸線方向に引き出されて、配線基板の溝(駆動コイル挿通部)に通される。配線基板への巻線の接続作業を行うときは、まず、ステータの外周端部から配線基板が配置される側へ引き出した巻線を外周側へ倒して、配線基板を配置するスペースを確保する。そして、配線基板を配置した後に巻線を起こして溝に通し、半田付けする。
このような方法で巻線を接続する場合には、巻線を外周側に倒すことによって、巻線に倒れた形状に戻ろうとする癖が付いてしまう。そのため、巻線を起こして溝に入れても、巻線が外周側へ戻ろうとするため、巻線が溝から外れやすい。特に、巻線径が太い場合には、倒れた形状に戻ろうとする応力が強いため、巻線が溝から外れやすい。従って、巻線を押さえて半田付けしなければならず、作業性が悪い。また、半田付け後に巻線がランドから外れるおそれがある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ピンを用いることなく、配線基板に巻線を接続することができ、且つ、配線基板に巻線を接続する作業が容易なモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、複数の突極を備えたステータコア、および、インシュレータを介して各突極に巻かれるコイルを備えたステータと、前記コイルに供給される駆動電流が流れる給電線と前記コイルの巻線とを接続する配線基板と、を有し、前記配線基板には、前記巻線が係止される係止部、および、前記巻線が半田付けされるランドが設けられ、前記係止部は、前記配線基板の外周端から内周側へ向かって切り欠いた第1
貫通溝と、前記第1貫通溝の内周側の端部と繋がる第2貫通溝と、を備え、前記第2貫通溝の少なくとも一部は、第1貫通溝と繋がる位置の側とは反対側へ向かうに従って前記配線基板の外周側へ向かう方向へ延びていることを特徴とする。
本発明によれば、巻線を配線基板の係止部に係止した状態でランドに半田付けする。従って、端子ピンに巻線を絡げる必要がないので、巻線径が太い巻線であっても配線基板を用いてコイルと給電線とを接続できる。また、係止部は、配線基板の外周端から内周側へ延びる第1貫通溝、および、第1貫通溝の内周側の端部と繋がる第2貫通溝を備え、第2貫通溝の少なくとも一部は、第1貫通溝と繋がる位置の側とは反対側へ向かうに従って配線基板の外周側へ向かう方向へ延びている。このように、第2貫通溝の少なくとも一部が配線基板の外周側へ向かう形状であれば、巻線を第2貫通溝へ入れることによって係止部から巻線が外れることを抑制できる。すなわち、巻線に外周側へ倒れようとする癖が付いている場合には、第1貫通溝と繋がる位置とは反対側へ巻線が付勢されるので、第1貫通溝へ巻線が戻ることが抑制される。また、巻線に外周側へ倒れようとする癖が付いていない場合においても、第2貫通溝内において巻線の周方向の移動が抑制される。従って、巻線が第2貫通溝内で移動しにくいので、第1貫通溝へ巻線が戻ることが抑制される。よって、係止部から巻線が外れるおそれが少ないので、半田付けの作業が容易であり、配線基板に巻線を接続する作業が容易である。例えば、複数の巻線を係止部に係止した後に、まとめて半田付けを行うことができる。従って、複数の巻線の半田付けを効率的に行うことができる。
本発明において、前記ランドは、前記第2貫通溝の縁に設けられ、前記第2貫通溝の内面に設けられた導通部と繋がっていることが好ましい。このようにすると、巻線を倒すことによって容易に巻線をランドに接触させることができる。また、導通部を介して、配線基板の各層に設けられたパターンと巻線とを電気的に接続できる。従って、電流許容量を増やすことができる。また、ランドだけでなく第2貫通溝の内面に対しても巻線を半田付けできるため、巻線の固定強度を向上させることができる。
本発明において、前記配線基板は、前記係止部を囲む領域に形成されたスルーホールを備えることが好ましい。このようにすると、スルーホールを介して配線基板における各層のパターンと巻線とを電気的に接続できる。従って、電流許容量を増やすことができる。
本発明において、前記第1貫通溝と前記第2貫通溝とが繋がる位置は、前記ステータの軸線方向から見て、前記コイルから前記巻線が引き出される引き出し位置と重なる位置であることが好ましい。このようにすると、第2貫通溝に巻線を容易に入れることができる。従って、第2貫通溝に巻線を保持させやすい。また、巻線が第1貫通溝の入り口側へ戻りにくい。従って、巻線が係止部から外れにくい。よって、半田付けの作業が容易であり、配線基板に巻線を接続する作業が容易である。
本発明において、前記インシュレータは、前記コイルの外周側に配置される壁部を備え、前記壁部は、前記壁部の外周側へ引き出される前記巻線が配置される凹溝を備え、前記凹溝は、前記軸線方向から見て前記第1貫通溝と重なることが好ましい。このようにすると、巻線を外周側へ倒して配線基板を配置する際に、インシュレータと巻線とが干渉することを回避できる。また、凹溝と第1貫通溝とが軸線方向から見て重なっているので、巻線を容易に第1貫通溝に入れることができる。
本発明において、前記巻線は、前記第2貫通溝の先端側に倒され、前記第2貫通溝内において前記第2貫通溝の延在方向に延在し、前記ランドの少なくとも一部は、前記第2貫通溝の先端側に設けられることが好ましい。このようにすると、第2貫通溝内において巻線が配線基板の板厚方向に対して傾いた状態で配置されるので、巻線をランドに接触させ
るために巻線を略直角に曲げる必要はなく、鈍角に曲げる程度でよい。従って、巻線に加わる応力が少ないので、半田付けした巻線が外れにくい。また、第2貫通溝の内面に導通部を設けた場合には、第2貫通溝内で巻線を傾けることによって導通部との接触面積を大きくすることができる。さらに、第2貫通溝内で第2貫通溝の延在方向に巻線が延在するので、第2貫通溝は、巻線によって塞がれる範囲が大きい。従って、第2貫通溝からステータ側へ半田が垂れるおそれが少ない。
本発明において、前記配線基板には、前記係止部および前記ランドを備えた巻線接続部が複数設けられ、各巻線接続部において、前記第1貫通溝に対して前記第2貫通溝が位置する側は、周方向の一方側で隣り合う前記巻線接続部の前記第1貫通溝と、周方向の他方側で隣り合う前記巻線接続部の前記第1貫通溝のうちで周方向の距離が遠い側の前記第1貫通溝が位置する側であることが好ましい。このようにすると、周方向で隣り合うランドの距離を大きくすることができる。従って、第2貫通溝に配置した巻線をランドに半田付けした際に、当該巻線接続部のランドだけでなく、隣り合う巻線接続部のランドまで半田がはみ出して隣り合う巻線接続部のランド同士が導通してしまうという事態を回避できる。
本発明によれば、端子ピンに巻線を絡げる必要がないので、巻線径が太い巻線であっても配線基板を用いてコイルと給電線とを接続できる。また、第2貫通溝の少なくとも一部が配線基板の外周側へ向かう形状であるため、巻線を第2貫通溝へ入れることによって係止部から巻線が外れることを抑制できる。すなわち、巻線に外周側へ倒れようとする癖が付いている場合には、第1貫通溝と繋がる位置とは反対側へ巻線が付勢されるので、第1貫通溝へ巻線が戻ることが抑制される。また、巻線に外周側へ倒れようとする癖が付いていない場合においても、第2貫通溝内において巻線の周方向の移動が抑制される。従って、巻線が第2溝内で移動しにくいので、第1貫通溝へ巻線が戻ることが抑制される。よって、係止部から巻線が外れるおそれが少ないので、半田付けの作業が容易であり、配線基板に巻線を接続する作業が容易である。
本発明に係るモータの断面図である。 ステータおよび配線基板の斜視図である。 ステータの平面図である。 配線基板の平面図である。 巻線接続部の斜視図である。 第2貫通溝および巻線の断面図である。 係止部の変形例を示す説明図である。
(全体構成)
以下に、図面を参照して、本発明を適用したモータの実施形態を説明する。図1は本発明に係るモータ1の断面図である。本明細書において、モータ1の軸線方向Lの一方側と他方側のうち、モータ1の出力軸100が突出している側を出力側L1とし、出力軸100が突出している側とは反対側を反出力側L2とする。モータ1の出力軸100は、モータ1の中心において軸線方向Lに延在する回転軸10の出力側L1の端部に設けられる。
モータ1は、回転軸10の出力側L1から反出力側L2に向かって、モータ部2、電磁ブレーキ3、およびエンコーダ4がこの順に配列される。モータ部2および電磁ブレーキ3はモータケース5に収容される。エンコーダ4は、モータケース5の反出力側L2の端面に取り付けられるエンコーダカバー6の内側に収容される。なお、本発明が適用される
モータは、モータ部2、電磁ブレーキ3、およびエンコーダ4を備えたモータ1に限定されるものではなく、電磁ブレーキ3およびエンコーダ4を備えていなくてもよい。
モータケース5はアルミニウム等の金属からなる。モータケース5は、モータ部2の外周側を囲む角筒状のコアホルダ51と、コアホルダ51の出力側の端部に取り付けられる肉厚の軸受ホルダ52と、電磁ブレーキ3の外周側および反出力側L2を囲むブレーキケース53を備える。回転軸10は、軸受ホルダ52の中央に形成された凹部に保持される出力側軸受11、および、ブレーキケース53の底部中央に形成された凹部に保持される反出力側軸受12によって回転可能に支持される。出力側軸受11および反出力側軸受12は、内輪と外輪との間に転動可能なボールが保持されたボールベアリングである。ブレーキケース53は、反出力側軸受12を保持する肉厚の底部54と、底部54の外周縁からコアホルダ51に向けて立ち上がる筒状部55を備える。
回転軸10は、軸受ホルダ52から出力側L1へ突出する出力軸100を備えるモータ側回転軸13と、モータ側回転軸13の反出力側L2の端部に固定されるエンコーダ側回転軸14を備える。エンコーダ側回転軸14は、ブレーキケース53の底部54からエンコーダカバー6の内側に突出する。モータ側回転軸13は磁性材料からなり、エンコーダ側回転軸14は非磁性材料からなる。なお、モータ側回転軸13とエンコーダ側回転軸14は、同一素材で一体に形成されていてもよい。
モータ部2は、モータ側回転軸13の外周面にマグネット21が固着されたロータ22と、ロータ22の外周側を囲む筒状のステータ23を備える。ステータ23は、積層コアからなるステータコア24と、ステータコア24に設けられた複数の突極241のそれぞれにインシュレータ25を介して巻回されたコイル26を備える。ステータ23の反出力側L2には、コイル26の巻線が接続される配線基板8が配置される。配線基板8には、モータケース5に形成された配線取り出し部56からモータケース5の内側へ引き回されるリード線27が接続される。リード線27は給電線であり、リード線27から配線基板8を介してコイル26に駆動電流が供給される。
エンコーダ4は磁気式エンコーダであり、エンコーダ側回転軸14の先端にマグネットホルダ41を介して固定されるエンコーダマグネット42と、エンコーダマグネット42に対して反出力側L2で対向するMR素子等の感磁素子43を備える。エンコーダマグネット42は、感磁素子43と対向する着磁面にN極とS極が1極ずつ着磁されている。感磁素子43が搭載されるセンサ基板44は、基板ホルダ45を介してブレーキケース53の底部54に固定される。なお、磁気式エンコーダに代えて光学式エンコーダを用いることもできる。
電磁ブレーキ3は、モータ側回転軸13と一体に回転する円環状の摩擦板31と、摩擦板31に反出力側L2で対向する円環状のアーマチュア32と、摩擦板31に出力側L1で対向する円環状のプレート33と、アーマチュア32の反出力側L2に配置された円筒状のソレノイド34を備える。ソレノイド34は、ボルトによってブレーキケース53に固定される。ソレノイド34に対する給電用のリード線35は、モータ部2に接続されるリード線27と共に配線取り出し部56からモータケース5の外部へ引き出される。配線取り出し部56は、コアホルダ51の反出力側L2の端縁を出力側L1に切り欠いた切り欠き561と、切り欠き561を覆うようにコアホルダ51の外周面に固定されたホルダ562を備える。
電磁ブレーキ3は、アーマチュア32を摩擦板31へ向けて付勢する図示しないトルクスプリングを備える。電磁ブレーキ3は、ソレノイド34に通電しない非通電時(非励磁時)においては、トルクスプリングによって摩擦板31がアーマチュア32とプレート3
3との間に挟まれるため、摩擦力によってモータ側回転軸13に回転負荷が加えられ、ブレーキ力が発生する。また、ソレノイド34に通電した通電時(励磁時)においては、アーマチュア32がトルクスプリングに抗してソレノイド34に吸引されるため、アーマチュア32と摩擦板31との間に隙間が発生する。従って、モータ側回転軸13に摩擦による回転負荷が加えられないので、ブレーキ力が作用しない状態となる。
(ステータ)
図2はステータ23および配線基板8の斜視図であり、図3はステータ23の平面図である。ステータ23は12本の突極241(図1参照)を備えており、コイル26が配置されるスロット数Nは12である。また、ロータ22のマグネット21は、外周面を8極に分割してN極とS極を周方向に交互に着磁した8極着磁マグネットである。つまり、本形態のモータ部2は、8極12スロットである。なお、ステータ23のスロット数とマグネット21の着磁極数は、8極12スロット以外でもよい。例えば、6極9スロットや、4極6スロットであってもよい。
ステータコア24の各突極241に取り付けられるインシュレータ25の径方向の両端には鍔部が形成されている。コイル26の径方向外側に配置される鍔部は、図1、図2に示すように、ステータコア24の反出力側L2の端面を覆う反出力側鍔部251、および、ステータコア24の出力側L1の端面を覆う出力側鍔部252を備える。本形態では、コイル26が巻回される突極241およびインシュレータ25の数は12であるため、12箇所の反出力側鍔部251が円環状に配置される。
モータ部2はACサーボモータであり、ステータ23は3相のコイル26を備える。図2に示すように、12個のコイル26のうちの4個はU相コイル26Uであり、残りの8個のうちの4個はV相コイル26Vであり、残りの4個はW相コイル26Wである。U相コイル26UとV相コイル26VとW相コイル26Wとは、周方向においてこの順番に配列されている。なお、U相、V相、W相の配列順はこのような順番に限定されるものではなく、他の配列順であってもよい。
各コイル26からは、巻き始め側および巻き終り側の2本の巻線261の端末部が引き出されて、配線基板8に接続される。巻線261は、コイル26の外周側端部から軸線方向Lへ引き出される。図2に示すように、巻線261の端末部は、反出力側鍔部251の径方向内側から軸線方向Lの他方側L2へ引き出される。反出力側鍔部251は、径方向内側の縁から反出力側L2へ立ち上がる壁部253を備える。壁部253には、出力側L1へ凹んだ凹溝254が周方向に離間した2箇所に形成されている。図3に示すように、2箇所の凹溝254は、反出力側鍔部251の周方向の中心を通る中心線Qから等距離の位置にある。中心線Qは、コイル26の周方向の中心を通りステータ23の径方向の中心を通る直線である。図3では、コイル26の中心線を24箇所のコイル26(26U、26V、26W)のうちの1箇所のみ図示し、他は図示を省略している。
本形態では、各壁部253に設けられた2箇所の凹溝254の周方向の位置は、巻き始め側と巻き終り側の2本の巻線261の端末部が引き出される引き出し位置Rと略一致する。従って、図3において破線で示すように、巻き始め側と巻き終り側の2本の巻線261を凹溝254に配置して外周側へ倒すことができる。なお、図3では、外周側へ倒した巻線261を4本のみ図示しているが、配線基板8と巻線261とを接続する際には、24本の巻線261を全て同様に外周側へ倒す。
(配線基板)
図4は配線基板8の平面図である。図2、図4に示すように、配線基板8は円環状である。配線基板8は、インシュレータ25の反出力側鍔部251の壁部253に当接するこ
とにより、軸線方向Lに位置決めされる。本形態では、上記のように、ステータ23から軸線方向Lに引き出した巻線261を外周側へ倒すことによって、ステータ23の反出力側L2に配線基板8を配置するスペースを確保することができる。これにより、巻線261と配線基板8との干渉を回避することができる。
配線基板8は、コイル26の巻線261が接続される巻線接続部80を備える。上記のように、本形態ではコイル26の数は12であるため、巻き始め側の端末部と巻き終り側の端末部の2本の巻線261が12組引き出される。従って、ステータ23からは24本の巻線261が引き出され、巻線接続部80は24箇所に設けられる。巻線接続部80は、配線基板8の外周縁に設けられる。各巻線接続部80は、配線基板8の外周縁に形成された係止部81と、係止部81に係止された巻線261が半田付けされるランド82を備える。
図4に示すように、配線基板8の外周縁には、各係止部81を囲む領域に複数のスルーホール83が形成される。また、配線基板8の基板面には、給電用のリード線27を接続するためのランド84が3箇所に形成される。3箇所のランド84には、それぞれ、リード線27の芯線が半田付けされる。各ランド84は、配線基板8の基板面に形成された結線用配線パターン85の上に配置され、結線用配線パターン85に接続されている。
配線基板8は、絶縁層を介して4層の配線層が積層された4層基板である。4層のうちの3層は、U相コイル26Uが接続されるU相配線パターンが形成されたU相配線層と、V相コイル26Vが接続されるV相配線パターンが形成されたV相配線層と、W相コイル26Wが接続されるW相配線パターンが形成されたW相配線層である。また、他の1層は、ランド84および結線用配線パターン85が形成された表面層である。
図4は、表面層の側から見た配線基板8の平面図である。スルーホール83の一部は、結線用配線パターン85の形成領域に配置される。従って、各配線層のパターンと表面層のパターンは、スルーホール83の内面に形成された導通部を介して電気的に導通する。また、巻線接続部80の一部は、結線用配線パターン85の形成領域に配置される。従って、巻線接続部80にコイル26の巻線261を接続することによって、スルーホール83および結線用配線パターン85を介して3相のコイル26が結線されるとともに、結線用配線パターン85上のランド84を介して3相のコイル26に給電用のリード線27から駆動電流が供給される。
図5は巻線接続部80の斜視図であり、配線基板8の部分拡大図である。各巻線接続部80の係止部81は、配線基板8を貫通する溝状の切り欠きである。係止部81は、配線基板8の外周端から内周側へ延びる第1貫通溝811と、第1貫通溝811の内周側の端部と繋がる第2貫通溝812を備える。第1貫通溝811は、配線基板8の内周側へ向かって直線状に延びている。第2貫通溝812は、第1貫通溝811と鋭角をなすように繋がっている。第2貫通溝812は、第1貫通溝811と第2貫通溝812とが繋がる位置である接続位置Pとは反対側へ向かうに従って、配線基板8の外周側へ向かう方向へ延びている。言い換えれば、第2貫通溝812は、第2貫通溝812の先端側へ向かうに従って配線基板8の外周側へ向かう方向へ延びている。
同一のコイル26から引き出された2本の巻線261は、周方向で隣り合う2箇所の巻線接続部80に接続される。図4、図5に示すように、同一のコイル26から引き出される巻線261が接続される2箇所の巻線接続部80のうち、周方向の一方側を巻線接続部80CWとし、周方向の他方側を巻線接続部80CCWとする。巻線接続部80CWは、図4に示す表面層の側から見て(すなわち、反出力側L2から見て)時計回り方向CWに位置し、巻線接続部80CCWは、表面層の側から見て反時計回り方向CCWに位置する
。本形態では、配線基板8に巻線接続部80CW、80CCWの組が12組設けられている。
巻線接続部80CWの係止部81と、巻線接続部80CCWの係止部81は、巻線接続部80CW、80CCWに接続されるコイル26の中心線Qを基準として線対称な形状である。すなわち、巻線接続部80CWの第1貫通溝811と、巻線接続部80CCWの第1貫通溝811は、中心線Qから周方向で等距離の位置に配置され、且つ、中心線Qと平行に延びている。また、巻線接続部80CW、80CCWの一方に設けられた第2貫通溝812と、他方に設けられた第2貫通溝812とは、周方向で互いに反対側へ向かって延びている。巻線接続部80CWの第2貫通溝812は、第1貫通溝811に対して中心線Qとは反対側(すなわち、時計回り方向CW)に位置する。また、巻線接続部80CCWの第2貫通溝812は、第1貫通溝811に対して中心線Qとは反対側(すなわち、反時計回り方向CCW)に位置する。
巻線接続部80CW、80CCWのいずれにおいても、第1貫通溝811と第2貫通溝812とが繋がる接続位置Pは、コイル26から巻線261が引き出される引き出し位置R(図3参照)と軸線方向Lから見て重なる位置である。接続位置Pと引き出し位置Rとが軸線方向Lから見て重なる位置であれば、コイル26から引き出した巻線261を外周側へ倒すと、外周側へ倒された巻線261と第1貫通溝811とが軸線方向Lから見て重なる状態となる。また、本形態では、インシュレータ25の壁部253には、外周側へ倒した巻線261を配置可能な凹溝254が形成され、凹溝254の周方向の位置は引き出し位置Rと一致するから、凹溝254は、軸線方向Lから見て第1貫通溝811と重なる。従って、凹溝254に配置して外周側へ倒しておいた巻線261を再び反出力側L2に立ち上げることによって、簡単に第1貫通溝811へ巻線261を入れることができる。そして、巻線261を配線基板8に対して略垂直となるように立ち上げると、第1貫通溝811と第2貫通溝812との接続位置Pに巻線261が配置される。従って、簡単に巻線261を第2貫通溝812に入れることができる。
本形態では、図3に示すように、同一のコイル26から引き出される2本の巻線261の周方向の間隔D1と、異なるコイル26から引き出される2本の巻線261の周方向の間隔D2とが異なっており、D1はD2より小さい。上記のように、配線基板8は、第1貫通溝811の周方向の位置と、当該第1貫通溝811に配置される巻線261の引き出し位置Rとが一致するように構成されている。従って、図4に示すように、同一のコイル26に接続される隣り合う2箇所の巻線接続部80は、第1貫通溝811の周方向の間隔がD1であり、異なるコイルに接続される隣り合う2箇所の巻線接続部80は、第1貫通溝811の周方向の間隔がD2である。
ランド82は、第2貫通溝812の縁に設けられている。本形態では、第1貫通溝811に対して第2貫通溝812が位置する方向は、周方向で隣り合うランド82の間隔が大きくなる方向である。すなわち、第1貫通溝811に対して第2貫通溝812が位置する側は、周方向で隣り合う第1貫通溝811のうちで遠い側の第1貫通溝811が位置する側である。言い換えれば、周方向の一方側で隣り合う巻線接続部80の第1貫通溝811と、周方向の他方側で隣り合う巻線接続部80の第1貫通溝811のうちで周方向の距離が遠い側の第1貫通溝811が位置する側である。
本形態では、上記のように、D1<D2であるため、周方向で隣り合う第1貫通溝811のうちで遠い側の第1貫通溝811が位置する側は、コイル26の中心線Qと同じ側でなく、中心線Qとは周方向で反対側である。従って、第1貫通溝811に対して中心線Qとは反対側に第2貫通溝812が位置する。これにより、第1貫通溝811に対して中心線Qと同じ側に第2貫通溝812が位置する場合よりも、周方向で隣り合う第2貫通溝8
12の間隔を大きくすることができる。従って、周方向で隣り合うランド82の間隔を大きくすることができる。
図5に示すように、各巻線接続部80において、巻線261が半田付けされるランド82は、第2貫通溝812の先端部の縁に設けられている。ランド82は、第2貫通溝812の先端部を中心とする円形である。第2貫通溝812の内面には導通部86が設けられている。導通部86は導電性の金属層であり、第2貫通溝812の内面の少なくとも一部に設けられている。本形態では、導通部86は第2貫通溝812の縁まで拡がっており、ランド82と繋がっている。導通部86は、多層基板である配線基板8の各層のパターン、および、配線基板8の表面層に設けられたランド82と電気的に導通する。
巻線接続部80に巻線261を接続するときは、外周側へ倒した巻線261を凹溝254から起こして、図5の矢印Aで示すように、配線基板8の外周端部で開口する第1貫通溝811に巻線261を入れる。そして、第1貫通溝811と第2貫通溝812との接続位置Pを経由して第2貫通溝812に巻線261を入れて、係止部81に巻線261を係止する。しかる後に、図5において破線で示すように、第2貫通溝812の先端側に向けて巻線261の端末部を倒して、ランド82に巻線261の端末部を接触させて半田付けする。
一旦外周側へ倒された巻線261には、外周側へ倒れる癖が付いており、巻線261に外周側へ倒れる方向の応力が発生する。従って、巻線261は、この応力によって第2貫通溝812の先端側へ付勢される。従って、簡単にランド82の上に巻線261を倒すことができるので、半田付けが容易である。
図6は、第2貫通溝812および巻線261の断面図であり、図5のB-B位置の部分断面図である。図5、図6に示すように、巻線261は、第2貫通溝812に配置された部分が第2貫通溝812の延在方向に沿って延在し、且つ、軸線方向Lに対して傾斜した方向に延在する。図6に示すように、巻線261を第2貫通溝812の先端側へ倒すことによって、巻線261の端末部は、第2貫通溝812の先端部の縁との接触位置の近傍において鈍角をなすように屈曲して、ランド82の表面に沿って延在する状態となる。この状態で、ランド82に対して巻線261を半田9で固定する。
図5に示すように、巻線接続部80の近傍に配置されるスルーホール83は、第1貫通溝811に対して周方向で第2貫通溝812とは反対側の領域から、第1貫通溝811および第2貫通溝812よりも内周側の領域にかけて配置されている。スルーホール83を囲む円形の縁部、および、スルーホール83の内面は導電性の金属からなる。配線基板8に設けられた各層のパターン、および、表面層に設けられた結線用配線パターン85は、スルーホール83を介して電気的に導通する。
(本形態の主な効果)
以上のように、本形態のモータ1は、ステータ23のコイル26に対して、配線基板8を介して駆動電流を供給する。コイル26の巻線261は、配線基板8の係止部81に係止された状態でランド82に半田付けされる。従って、端子ピンに巻線261を絡げる必要がないので、巻線径が太い巻線261であっても配線基板8を用いてコイル26とリード線27とを接続できる。また、係止部81は、配線基板8の外周端から内周側へ延びる第1貫通溝811、および、第1貫通溝811と繋がる第2貫通溝812を備え、第2貫通溝812の少なくとも一部は、第1貫通溝811と繋がる接続位置Pの側とは反対側へ向かうに従って配線基板8の外周側へ向かう方向へ延びている。このように、第2貫通溝812の少なくとも一部が配線基板8の外周側へ向かう形状であれば、巻線261を第2貫通溝812へ入れることによって係止部81から巻線261が外れることを抑制できる
。すなわち、巻線261に外周側へ倒れようとする癖が付いている場合には、接続位置Pとは反対側へ巻線261が付勢されるので、第1貫通溝811へ巻線261が戻ることが抑制される。なお、巻線261に外周側へ倒れようとする癖が付いていない場合においても、第2貫通溝812内において巻線261の周方向の移動が抑制される。従って、巻線261が第2貫通溝812内で移動しにくいので、第1貫通溝811へ巻線261が戻ることが抑制される。よって、係止部81から巻線261が外れるおそれが少ないので、半田付けの作業が容易であり、配線基板8に巻線261を接続する作業が容易である。
本形態では、巻線接続部80のランド82は、第2貫通溝812の縁に設けられ、第2貫通溝812の内面に設けられた導通部86と繋がっている。従って、巻線261を倒すことによって容易にランド82と巻線261とを接触させることができる。また、導通部86を介して、配線基板8の各層に設けられたパターンと巻線261とを電気的に接続できる。従って、電流許容量を増やすことができる。また、ランド82だけでなく第2貫通溝812の内面に対しても巻線261を半田付けできるため、巻線261の固定強度を向上させることができる。
本形態の配線基板8は、係止部81を囲む領域にスルーホール83が形成されている。従って、スルーホール83を介して配線基板8における各層のパターンと巻線261とを電気的に接続できる。従って、電流許容量を増やすことができる。
本形態では、第1貫通溝811と第2貫通溝812とが繋がる接続位置Pは、コイル26から巻線261が引き出される引き出し位置Rと軸線方向Lから見て重なる位置である。従って、第2貫通溝812の入り口まで巻線261を入れやすいので、第2貫通溝812に巻線261を係止させやすい。また、巻線261が第1貫通溝811の入り口側へ戻りにくい。従って、巻線261が係止部81から外れにくい。よって、半田付けの作業が容易であり、配線基板8に巻線261を接続する作業が容易である。例えば、全ての巻線261を切り欠きに配置した後に、まとめて半田付けを行うことができる。従って、複数の巻線261の半田付けを効率的に行うことができる。
本形態では、インシュレータ25にコイル26の外周側に配置される壁部253が設けられ、壁部253は、壁部253の外周側へ引き出される巻線261が配置される凹溝254を備え、凹溝254は、軸線方向Lから見て第1貫通溝811と重なっている。これにより、巻線261を外周側へ倒して配線基板8を配置する際に、インシュレータ25と巻線261とが干渉することを回避できる。また、凹溝254と第1貫通溝811とが軸線方向Lから見て重なっているので、巻線261を容易に第1貫通溝811に入れることができる。
本形態では、巻線261は第2貫通溝812内で第2貫通溝812の先端側に倒されており、第2貫通溝812内で第2貫通溝812の延在方向に延在する。ランド82の少なくとも一部は、第2貫通溝812の先端側に設けられているので、第2貫通溝812の先端側へ倒した巻線261はランド82の上に配置される。このように、本形態では、第2貫通溝812の先端側へ巻線261が倒されて、第2貫通溝812内において巻線261が配線基板8の板厚方向に対して傾斜した状態になっている。従って、巻線261をランド82に接触させるために巻線261を略直角に曲げる必要はなく、鈍角に曲げる程度でよい。よって、巻線261に加わる応力が少ないので、半田付けした巻線261がランド82から外れにくい。また、第2貫通溝812の内面に導通部86を設けた場合には、導通部86との接触面積を大きくすることができる。さらに、第2貫通溝812内で第2貫通溝812の延在方向に巻線261が延在するので、第2貫通溝812は、巻線261によって塞がれる範囲が大きい。従って、第2貫通溝812からステータ23側へ半田が垂れるおそれを少なくすることができる。
本形態の配線基板8には、係止部81およびランド82を備えた巻線接続部80が複数設けられ、各巻線接続部80において、第1貫通溝811に対して第2貫通溝812が位置する側は、周方向の一方側で隣り合う巻線接続部80の第1貫通溝811と、周方向の他方側で隣り合う巻線接続部80の第1貫通溝811のうちで周方向の距離が遠い側の第1貫通溝811が位置する側である。これにより、周方向で隣り合うランド82との距離が大きくなる側に第2貫通溝812を配置できる。従って、第2貫通溝812に配置した巻線261をランド82に半田付けした際に、当該巻線接続部80のランド82だけでなく、隣り合う巻線接続部80のランド82まで半田がはみ出してしまい、隣り合う巻線接続部80のランド82同士が導通してしまうという事態を回避できる。
(変形例)
(1)図7は、係止部の変形例を示す説明図である。図7(a)は、径方向に延びる直線状の第1貫通溝811と、半円形の第2貫通溝812Aとを備えた係止部81Aである。図7(b)は、径方向に延びる直線状の第1貫通溝811と、第1貫通溝811の内周側の端部と繋がる第2貫通溝812Bとを備えた係止部81Bである。第2貫通溝812Bは、第1貫通溝811の内周側の端部から周方向へ延びる第1部分813と、第1部分813から外周側へ屈曲して延びる第2部分814を備える。図7(c)は、径方向に対して傾斜した方向へ延びる直線状の第1貫通溝811Cと、第1貫通溝811に対して鈍角をなすように繋がる第2貫通溝812Cを備えた係止部81Cである。図7(a)~(c)のいずれにおいても、第2貫通溝812A、812B、812Cの少なくとも一部は、第1貫通溝811と繋がる位置の側とは反対側へ向かうに従って外周側へ延びている。従って、上記形態と同様に、第1貫通溝811、811Cへ巻線261が戻ることを抑制でき、係止部81A、81B、81Cから巻線261が外れることを抑制できる。従って、半田付けの作業が容易であり、配線基板8に巻線261を接続する作業が容易である。
(2)上記形態は、第2貫通溝812に入れた巻線261を外周側へ倒してランド82に半田付けする構成であったが、巻線261を倒さずに立てたままにしておき、巻線261を立てたままの状態で半田付けしてもよい。この場合には、第1貫通溝811および第2貫通溝812の内面において巻線261と接触可能な部位に導通部86を設け、この導通部86をランドとして、巻線261をランドに半田付けすればよい。
1…モータ、2…モータ部、3…電磁ブレーキ、4…エンコーダ、5…モータケース、6…エンコーダカバー、8…配線基板、9…半田、10…回転軸、11…出力側軸受、12…反出力側軸受、13…モータ側回転軸、14…エンコーダ側回転軸、21…マグネット、22…ロータ、23…ステータ、24…ステータコア、25…インシュレータ、26…コイル、26U…U相コイル、26V…V相コイル、26W…W相コイル、27…リード線、31…摩擦板、32…アーマチュア、33…プレート、34…ソレノイド、35…リード線、41…マグネットホルダ、42…エンコーダマグネット、43…感磁素子、44…センサ基板、45…基板ホルダ、51…コアホルダ、52…軸受ホルダ、53…ブレーキケース、54…底部、55…筒状部、56…配線取り出し部、80、80CW、80CCW…巻線接続部、81、81A、81B、81C…係止部、82…ランド、83…スルーホール、84…ランド、85…結線用配線パターン、86…導通部、100…出力軸、241…突極、251…反出力側鍔部、252…出力側鍔部、253…壁部、254…凹溝、261…巻線、561…切り欠き、562…ホルダ、811、811C…第1貫通溝、812、812A、812B、812C…第2貫通溝、813…第1部分、814…第2部分、CCW…反時計回り方向、CW…時計回り方向、D1…同一のコイルから引き出される2本の巻線261の周方向の間隔、D2…異なるコイルから引き出される2本の巻線261の周方向の間隔、L…軸線方向、L1…出力側、L2…反出力側、P…接続位置
、Q…コイルの中心線、R…巻線の引き出し位置

Claims (6)

  1. 複数の突極を備えたステータコア、および、インシュレータを介して各突極に巻かれるコイルを備えたステータと、
    前記コイルに供給される駆動電流が流れる給電線と前記コイルの巻線とを接続する配線基板と、を有し、
    前記配線基板には、前記巻線が係止される係止部、および、前記巻線が半田付けされるランドが設けられ、
    前記係止部は、前記配線基板の外周端から内周側へ向かって切り欠いた第1貫通溝と、
    前記第1貫通溝の内周側の端部と繋がる第2貫通溝と、を備え、
    前記第2貫通溝の少なくとも一部は、前記第1貫通溝と繋がる位置の側とは反対側へ向かうに従って前記配線基板の外周側へ向かう方向へ延び
    前記配線基板は、前記係止部を囲む領域に形成された複数のスルーホールを備え、
    前記複数のスルーホールは、前記第1貫通溝に対して周方向で前記第2貫通溝とは反対側の領域から、前記第1貫通溝および前記第2貫通溝よりも内周側の領域にかけて配置されていることを特徴とするモータ。
  2. 前記ランドは、前記第2貫通溝の縁に設けられ、前記第2貫通溝の内面に設けられた導通部と繋がっていることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記第1貫通溝と前記第2貫通溝とが繋がる位置は、前記ステータの軸線方向から見て、前記コイルから前記巻線が引き出される引き出し位置と重なる位置であることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ。
  4. 前記インシュレータは、前記コイルの外周側に配置される壁部を備え、
    前記壁部は、前記壁部の外周側へ引き出される前記巻線が配置される凹溝を備え、
    前記凹溝は、前記軸線方向から見て前記第1貫通溝と重なることを特徴とする請求項3に記載のモータ。
  5. 前記巻線は、前記第2貫通溝の先端側に倒され、前記第2貫通溝内において前記第2貫通溝の延在方向に延在し、
    前記ランドの少なくとも一部は、前記第2貫通溝の先端側に設けられることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のモータ。
  6. 前記配線基板には、前記係止部および前記ランドを備えた巻線接続部が複数設けられ、
    各巻線接続部において、前記第1貫通溝に対して前記第2貫通溝が位置する側は、周方向の一方側で隣り合う前記巻線接続部の前記第1貫通溝と、周方向の他方側で隣り合う前記巻線接続部の前記第1貫通溝のうちで周方向の距離が遠い側の前記第1貫通溝が位置する側であることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のモータ。
JP2018149117A 2018-08-08 2018-08-08 モータ Active JP7024656B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018149117A JP7024656B2 (ja) 2018-08-08 2018-08-08 モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018149117A JP7024656B2 (ja) 2018-08-08 2018-08-08 モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020025417A JP2020025417A (ja) 2020-02-13
JP7024656B2 true JP7024656B2 (ja) 2022-02-24

Family

ID=69619086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018149117A Active JP7024656B2 (ja) 2018-08-08 2018-08-08 モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7024656B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022085780A1 (ja) * 2020-10-23 2022-04-28 ミネベアミツミ株式会社 モータ
EP4354712A1 (de) * 2022-10-14 2024-04-17 maxon international ag Verfahren zur elektrischen kontaktierung einer litzendrahtwicklung an einer trägerplatte sowie litzendrahtwicklung

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007267535A (ja) 2006-03-29 2007-10-11 Mitsubishi Electric Corp 回転電機
JP2013135527A (ja) 2011-12-26 2013-07-08 Asmo Co Ltd ステータの製造方法、ステータの製造装置及びステータ
US20140183992A1 (en) 2012-12-27 2014-07-03 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd Motor and manufacturing method thereof
JP2016096678A (ja) 2014-11-14 2016-05-26 ダイキン工業株式会社 ステータおよびモータ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0314070Y2 (ja) * 1980-05-15 1991-03-28

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007267535A (ja) 2006-03-29 2007-10-11 Mitsubishi Electric Corp 回転電機
JP2013135527A (ja) 2011-12-26 2013-07-08 Asmo Co Ltd ステータの製造方法、ステータの製造装置及びステータ
US20140183992A1 (en) 2012-12-27 2014-07-03 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd Motor and manufacturing method thereof
JP2016096678A (ja) 2014-11-14 2016-05-26 ダイキン工業株式会社 ステータおよびモータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020025417A (ja) 2020-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6356005B1 (en) Wheel drum structure of inner stator portion with an inbuilt driving control circuit
JP6349719B2 (ja) インナーロータ型モータ
US11121596B2 (en) Stator of brushless motor, brushless motor, and method of manufacturing stator of brushless motor
JP2007049844A (ja) アウターロータ型モータ
CN108631477B (zh) 电动机
JP2012244842A (ja) 回転電機
CN108631473B (zh) 电动机
JP2007267565A (ja) コアレスモータ
WO2018151133A1 (ja) ブラシレスモータ
JP7024656B2 (ja) モータ
JP6847021B2 (ja) ブラシレスモータ
TW201431252A (zh) 軸流風扇
JP2009095139A (ja) モータ
US20190103781A1 (en) Motor
JP4535147B2 (ja) 回転電機の固定子及び回転電機
US11677290B2 (en) Motor
JP5866965B2 (ja) 超電導回転電機ステータ
JP6892953B2 (ja) モータ
JP7323435B2 (ja) ステータ、モータおよびステータの製造方法
EP1271748B1 (en) Wheel structure with inner stator and a drive circuit inside of the statorcore
JP6764373B2 (ja) モータ
US20200412182A1 (en) Motor
WO2021205653A1 (ja) 電動機のステータおよび電動機
US20230369931A1 (en) Coil winding portion structure for stator
JP6850683B2 (ja) モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220124

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7024656

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151