JP2005195776A - トンネル用防音ハウス - Google Patents
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Abstract
【課題】設置及び撤去作業が簡便で充分な防音効果が得られるトンネル用防音ハウスを提供する。
【解決手段】このトンネル用防音ハウス1は、トンネルの坑口前に設置されるユニット式の遮音壁3で囲われた仮設構造物である。中空断面を形成してその外側に遮音壁3が貼り付けられた骨組み部と、トンネルの坑口側の遮音壁3に坑口の形状に沿って形成された連通口と、連通口が形成された遮音壁3の反対側の遮音壁3に形成された搬入口と、搬入口を塞ぐように取り付けられた開閉扉7とを備えている。前記遮音壁3の室内側の面に、弾性を有する防音剤を塗布するようにした。
【選択図】図1
【解決手段】このトンネル用防音ハウス1は、トンネルの坑口前に設置されるユニット式の遮音壁3で囲われた仮設構造物である。中空断面を形成してその外側に遮音壁3が貼り付けられた骨組み部と、トンネルの坑口側の遮音壁3に坑口の形状に沿って形成された連通口と、連通口が形成された遮音壁3の反対側の遮音壁3に形成された搬入口と、搬入口を塞ぐように取り付けられた開閉扉7とを備えている。前記遮音壁3の室内側の面に、弾性を有する防音剤を塗布するようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、トンネルを構築する時に発生する騒音を防止するトンネル用防音ハウスに関する。
従来より、各種トンネル工事に伴う騒音に対して、トンネルの坑口前に防音扉を設置する防音対策がとられていた。ところが、トンネル工事において最も騒音を発する発破工法による掘削を行う場合に、爆風はもとより発破によって飛散する石がこの防音扉に激しく衝突することから、防音扉の設置には40m以上の掘削が必要となり、設置作業や撤去作業が大掛かりになるという問題があった。
そこで、設置及び撤去が容易な防音対策として、トンネルの坑口前にユニット式の遮音壁に囲われた防音ハウスを仮設する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
そこで、設置及び撤去が容易な防音対策として、トンネルの坑口前にユニット式の遮音壁に囲われた防音ハウスを仮設する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記のトンネル用防音ハウスでは、発破などによる振動が遮音壁の室内側の面に直接伝わり、振動が遮音壁全体に伝搬する。この伝搬した振動に伴う振動音が、遮音壁の室外側の面から発生する場合があり、従来の防音ハウスでは、充分な防音効果を得ることができなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、設置及び撤去作業が簡便で充分な防音効果が得られるトンネル用防音ハウスを提供することを目的とする。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、設置及び撤去作業が簡便で充分な防音効果が得られるトンネル用防音ハウスを提供することを目的とする。
本発明は、トンネルの坑口前に設置されるユニット式の遮音壁で囲われた仮設構造のトンネル用防音ハウスであって、中空断面を形成してその外側に前記遮音壁が貼り付けられた骨組み部と、前記トンネルの坑口側の遮音壁に前記坑口の形状に沿って形成された連通口と、前記連通口が形成された遮音壁の反対側の前記遮音壁に形成された搬入口と、前記搬入口を塞ぐように取り付けられた開閉扉とを備え、前記遮音壁の室内側の面には、弾性を有する防音剤が塗布されていることを特徴とする。
上記のように構成されたトンネル用防音ハウスにおいては、遮音壁の室内側の面に弾性を有する防音剤が塗布されているので、発破などによる振動が遮音壁へ直接伝わるのを防ぐとともに、その振動を吸収して減衰させることができる。従って、発破などによる振動が遮音壁に伝搬するのを緩和することができるので、遮音壁の振動に伴うビビリ音などの振動音の発生を防止することができる。
上記のように構成されたトンネル用防音ハウスにおいては、遮音壁の室内側の面に弾性を有する防音剤が塗布されているので、発破などによる振動が遮音壁へ直接伝わるのを防ぐとともに、その振動を吸収して減衰させることができる。従って、発破などによる振動が遮音壁に伝搬するのを緩和することができるので、遮音壁の振動に伴うビビリ音などの振動音の発生を防止することができる。
また、上記のトンネル用防音ハウスにおいて、防音剤には、弾性を有する小片材が混在しているのが好ましい。
この場合には、防音剤に混在する弾性を有する小片材によって、発破などによる振動を吸収してより一層減衰させることができる。つまり、振動が遮音壁に伝搬するのをより一層緩和することができる。従って、遮音壁の振動に伴う振動音の発生をさらに防止することができる。
この場合には、防音剤に混在する弾性を有する小片材によって、発破などによる振動を吸収してより一層減衰させることができる。つまり、振動が遮音壁に伝搬するのをより一層緩和することができる。従って、遮音壁の振動に伴う振動音の発生をさらに防止することができる。
また、上記のトンネル用防音ハウスにおいて、前記遮音壁は、複数の遮音壁ユニット同士が幅方向で連結されて構成され、前記各遮音壁ユニットは、複数枚の遮音パネルと、前記各遮音パネルを面一に並設するための鋼製フレームとを備えているのが好ましい。
この場合には、各遮音壁ユニットが、複数枚の遮音パネルとこれらの遮音パネルを面一に並設するための鋼製フレームとから構成されているので、複数枚の遮音パネルを一度に骨組み部に貼り付け固定することができる。従って、各遮音パネルを個々に貼り付け固定する場合に比べて、現場での設置及び撤去作業を簡便にすることができる。
この場合には、各遮音壁ユニットが、複数枚の遮音パネルとこれらの遮音パネルを面一に並設するための鋼製フレームとから構成されているので、複数枚の遮音パネルを一度に骨組み部に貼り付け固定することができる。従って、各遮音パネルを個々に貼り付け固定する場合に比べて、現場での設置及び撤去作業を簡便にすることができる。
本発明のトンネル用防音ハウスによれば、設置及び撤去作業が簡便で充分な防音効果を得ることができるトンネル用防音ハウスを構成することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態のトンネル防音ハウス1を工事中のトンネルTに設置した状態の正面を示し、図2,図3及び図4は、それぞれ上記防音ハウス1の背面、左側面及び平面を示している。なお、防音ハウス1の右側面は、左側面と対象であるので省略する。
図1は、本実施形態のトンネル防音ハウス1を工事中のトンネルTに設置した状態の正面を示し、図2,図3及び図4は、それぞれ上記防音ハウス1の背面、左側面及び平面を示している。なお、防音ハウス1の右側面は、左側面と対象であるので省略する。
図1〜4に示すように、トンネル用防音ハウス1は、工事中のトンネルTの坑口2前に設置されるユニット式の遮音壁3で囲われた仮設構造物である。
この防音ハウス1は、中空断面を形成してその外側に遮音壁3が貼り付けられた骨組み部4と、トンネルTの坑口2側の遮音壁3に坑口2の形状に沿って形成された連通口5と、連通口5が形成された遮音壁3の反対側の遮音壁3に形成された搬入口6と、搬入口6を塞ぐように取り付けられた開閉扉7とを備えている。
この防音ハウス1は、中空断面を形成してその外側に遮音壁3が貼り付けられた骨組み部4と、トンネルTの坑口2側の遮音壁3に坑口2の形状に沿って形成された連通口5と、連通口5が形成された遮音壁3の反対側の遮音壁3に形成された搬入口6と、搬入口6を塞ぐように取り付けられた開閉扉7とを備えている。
遮音壁3は、トンネルTの坑口2側に設けられる後面壁8と、後面壁8の両端からトンネルTの縦断方向に延びる左右の側壁9L,9Rと、左右の側壁9L,9Rの端部に連結された前面壁10と、後面壁8と側壁9L,9Rと前面壁10とから形成される上部の開口を塞ぐ天井壁11とを有している。これらの遮音壁3は、複数の遮音壁ユニット12同士が幅方向で連結されて構成されており、それぞれの遮音壁ユニット12が骨組み部4の外側に貼り付け固定されている。
また、前面壁10の左側壁9L側には、人が出入り可能な出入口22が形成されており、この出入口22には、開閉可能な出入口扉23が設けられている。
また、前面壁10の左側壁9L側には、人が出入り可能な出入口22が形成されており、この出入口22には、開閉可能な出入口扉23が設けられている。
連通口5は、トンネルT内部と防音ハウス1の内部とを連通するアーチ状の開口であり、後面壁8の幅方向略中央に形成されている。
搬入口6は、トンネル工事で使用する資材や施工機械などを搬入、搬出するための矩形状の開口であり、前面壁10の幅方向略中央に形成されている。
開閉扉7は、観音開き式のもので、鋼板からなる矩形状の左右一対の扉13L,13Rと、左右の扉13L,13Rを施錠するための三連の閂棒14とを具備している。また、開閉扉7の周囲には、複数本のH形鋼を枠組みしてなる補強フレーム15が連結されており、前面壁10を貫通して骨組み部4に接続されている。この補強フレーム15によって、搬入口6を形成することによる構造強度の低下を補っている。
搬入口6は、トンネル工事で使用する資材や施工機械などを搬入、搬出するための矩形状の開口であり、前面壁10の幅方向略中央に形成されている。
開閉扉7は、観音開き式のもので、鋼板からなる矩形状の左右一対の扉13L,13Rと、左右の扉13L,13Rを施錠するための三連の閂棒14とを具備している。また、開閉扉7の周囲には、複数本のH形鋼を枠組みしてなる補強フレーム15が連結されており、前面壁10を貫通して骨組み部4に接続されている。この補強フレーム15によって、搬入口6を形成することによる構造強度の低下を補っている。
図5に、本実施形態の防音ハウス1における骨組み4の構成を示す。
図5に示すように、骨組み部4は、例えばH型綱からなるもので、主としてトンネルTの坑口2前に立設される複数本の柱16と、各柱16の上端部を連結する複数本の梁17と、各柱16をトンネルTの縦断方向に連結する複数本の横桟18とが組み合わされて構成されている。また、各柱16と各梁17とがなす角部には方づえ19が設けられ、各柱10には、互いのねじれを調整する筋違い(図示せず)が設けられている。さらに、各柱16の下端部には、地面GLに載置されるプレート20が設けられており、各柱16の下端部の上方から脚部21がこのプレート20に向かって末広がり状に傾斜して設けられている。
図5に示すように、骨組み部4は、例えばH型綱からなるもので、主としてトンネルTの坑口2前に立設される複数本の柱16と、各柱16の上端部を連結する複数本の梁17と、各柱16をトンネルTの縦断方向に連結する複数本の横桟18とが組み合わされて構成されている。また、各柱16と各梁17とがなす角部には方づえ19が設けられ、各柱10には、互いのねじれを調整する筋違い(図示せず)が設けられている。さらに、各柱16の下端部には、地面GLに載置されるプレート20が設けられており、各柱16の下端部の上方から脚部21がこのプレート20に向かって末広がり状に傾斜して設けられている。
図6に、本実施形態の防音ハウス1における遮音壁ユニット12と骨組み部4との関係を室外側から見た部分斜視図を示す。
図6に示すように、遮音壁ユニット12は、複数枚の遮音パネル25と、各遮音パネル25を面一に並設するための長方形状の鋼製フレーム26とを有している。
各遮音パネル25は、高速道路などに設置される遮音壁に用いられるもので、アルミからなる中空断面を有する矩形状のケース27と、ケース27の一方の面に突出状に切り起こされた複数のルーバー28と、ケース27内に設けられた吸音材29とを有している。
ルーバー28は、ケース27内に音を導く開口であり、このルーバー28から入る音がケース27内に設けられる吸音材29である、例えばグラスウールによって吸音されるようになっている。
図6に示すように、遮音壁ユニット12は、複数枚の遮音パネル25と、各遮音パネル25を面一に並設するための長方形状の鋼製フレーム26とを有している。
各遮音パネル25は、高速道路などに設置される遮音壁に用いられるもので、アルミからなる中空断面を有する矩形状のケース27と、ケース27の一方の面に突出状に切り起こされた複数のルーバー28と、ケース27内に設けられた吸音材29とを有している。
ルーバー28は、ケース27内に音を導く開口であり、このルーバー28から入る音がケース27内に設けられる吸音材29である、例えばグラスウールによって吸音されるようになっている。
鋼製フレーム26は、平行する左右一対の縦枠30L,30Rと、左右の縦枠30L,30Rの上下端を連結する一対の横枠31とを具備している。
左右の縦枠30L,30Rは、それぞれ断面L字状の2本のアングル32からなり、互いのアングル32の刃先が突き合わされて断面がC型綱状になるように構成されている。また、左右の縦枠30L,30Rの溝部33L,33Rは、互いが内側に向かい合うように配置されている。
左右の縦枠30L,30Rの溝部33L,33Rの反対面には、複数の固定部34が設けられており、これらの固定部34によってアングル32同士が固定され、それぞれの縦枠30L,30Rが形成されている。
左右の縦枠30L,30Rは、それぞれ断面L字状の2本のアングル32からなり、互いのアングル32の刃先が突き合わされて断面がC型綱状になるように構成されている。また、左右の縦枠30L,30Rの溝部33L,33Rは、互いが内側に向かい合うように配置されている。
左右の縦枠30L,30Rの溝部33L,33Rの反対面には、複数の固定部34が設けられており、これらの固定部34によってアングル32同士が固定され、それぞれの縦枠30L,30Rが形成されている。
左右の縦枠30L,30Rの溝部33L,33Rには、遮音パネル25が厚さ方向に2枚重ねにされて嵌め込まれている。2枚重ねされる遮音パネル25は、ルーバー28が設けられる面が遮音壁ユニット12の表面に配置されるように互いに背中合わせで重ねられている。
上記のように構成された遮音壁ユニット12は、左右の縦枠30L,30Rの溝部33L,33Rの反対面に設けられた断面L字状の複数の固定ブラケット35が、柱16のフランジ部36にボルト・ナット37で固定されることで、当該遮音壁ユニット12が骨組み部4に貼り付け固定されている。
上記のように構成された遮音壁ユニット12は、左右の縦枠30L,30Rの溝部33L,33Rの反対面に設けられた断面L字状の複数の固定ブラケット35が、柱16のフランジ部36にボルト・ナット37で固定されることで、当該遮音壁ユニット12が骨組み部4に貼り付け固定されている。
図7に、本実施形態の防音ハウス1における遮音壁ユニット12と骨組み部4との関係を室内側から見た部分斜視図を示す。
図7に示すように、遮音壁3を構成する遮音壁ユニット12の室内側の面38には、弾性を有する防音剤40が塗布されており、この防音剤40には、弾性を有する小片材41が混在している。なお、図7において、塗布された防音剤40は、最下段の遮音パネル25のみに示しており、それ以外は図示を省略している。
図7に示すように、遮音壁3を構成する遮音壁ユニット12の室内側の面38には、弾性を有する防音剤40が塗布されており、この防音剤40には、弾性を有する小片材41が混在している。なお、図7において、塗布された防音剤40は、最下段の遮音パネル25のみに示しており、それ以外は図示を省略している。
防音剤40は、弾性を有する、例えばアクリル樹脂系エマルジョンからなるもので、遮音パネル25のケース27に塗布されている。この防音剤40は、ケース27側に塗布された下塗り防音層40aと、下塗り防音層40aを覆うように塗布された上塗り防音層40bとを有している。
小片材41は、例えば数ミリの大きさのゴムチップであり、下塗り防音層40aが設けられた上から小片材41がまぶされるように配設されている。この小片材41が配設された下塗り防音層40aの上から上塗り防音層40bが覆うように設けられており、小片材41が遮音パネル25に定着されている。
なお、この防音剤40を塗布する作業は、工場などで遮音壁ユニット12を予め組み立てる時に行ってもよく、現場で遮音壁ユニット12を骨組み部4に固定した後に行ってもよい。
小片材41は、例えば数ミリの大きさのゴムチップであり、下塗り防音層40aが設けられた上から小片材41がまぶされるように配設されている。この小片材41が配設された下塗り防音層40aの上から上塗り防音層40bが覆うように設けられており、小片材41が遮音パネル25に定着されている。
なお、この防音剤40を塗布する作業は、工場などで遮音壁ユニット12を予め組み立てる時に行ってもよく、現場で遮音壁ユニット12を骨組み部4に固定した後に行ってもよい。
ここで、防音ハウス1の組み立てについて説明する。
まず、工事が行われるトンネルTの坑口2前を整地し、骨組み部4を構築する。この時、搬入口6を補強する補強フレーム15も同時に組み付ける。そして、予め工場で組み立てられた遮音壁ユニット12を骨組み部4に貼り付け固定し、搬入口6を塞ぐように開閉扉7を組み付ける。次に、遮音壁ユニット12の室内側の面38に下塗り防音層40aを設け、下塗り防音層40aに小片材41をまぶすように配設し、その上から上塗り防音層40bを設けて完成する。
まず、工事が行われるトンネルTの坑口2前を整地し、骨組み部4を構築する。この時、搬入口6を補強する補強フレーム15も同時に組み付ける。そして、予め工場で組み立てられた遮音壁ユニット12を骨組み部4に貼り付け固定し、搬入口6を塞ぐように開閉扉7を組み付ける。次に、遮音壁ユニット12の室内側の面38に下塗り防音層40aを設け、下塗り防音層40aに小片材41をまぶすように配設し、その上から上塗り防音層40bを設けて完成する。
上記のように構成されたトンネル用防音ハウス1によれば、遮音壁3の室内側の面38に弾性を有する防音剤40が塗布されているので、発破などによる振動が遮音壁3へ直接伝わるのを防ぐとともに、その振動を吸収して減衰させることができる。つまり、発破などによる振動が遮音壁3に伝搬するのを緩和することができるので、遮音壁3の振動に伴うビビリ音などの振動音の発生を防止することができる。
また、防音剤40に混在する弾性を有する小片材41によって、発破などによる振動を吸収してより一層減衰させることができる。つまり、振動が遮音壁3に伝搬するのをより一層緩和することができる。従って、遮音壁3の振動に伴う振動音の発生をさらに防止することができる。
また、各遮音壁ユニット12が、複数枚の遮音パネル25とこれらの遮音パネル25を面一に並設するための鋼製フレーム26とから構成されているので、複数枚の遮音パネル25を一度に骨組み部4に貼り付け固定することができる。従って、各遮音パネル25を個々に貼り付け固定する場合に比べて、現場での設置及び撤去作業を簡便にすることができる。
また、防音剤40に混在する弾性を有する小片材41によって、発破などによる振動を吸収してより一層減衰させることができる。つまり、振動が遮音壁3に伝搬するのをより一層緩和することができる。従って、遮音壁3の振動に伴う振動音の発生をさらに防止することができる。
また、各遮音壁ユニット12が、複数枚の遮音パネル25とこれらの遮音パネル25を面一に並設するための鋼製フレーム26とから構成されているので、複数枚の遮音パネル25を一度に骨組み部4に貼り付け固定することができる。従って、各遮音パネル25を個々に貼り付け固定する場合に比べて、現場での設置及び撤去作業を簡便にすることができる。
なお、本発明の方法は、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、小片材41は、弾性を有するものであれば良く、ゴムチップに限定するものではない。
例えば、小片材41は、弾性を有するものであれば良く、ゴムチップに限定するものではない。
1 防音ハウス
2 トンネルの坑口
3 遮音壁
4 骨組み部
5 連通口
6 搬入口
7 開閉扉
12 遮音壁ユニット
38 遮音壁の室内側の面
40 防音剤
41 小片材
T トンネル
2 トンネルの坑口
3 遮音壁
4 骨組み部
5 連通口
6 搬入口
7 開閉扉
12 遮音壁ユニット
38 遮音壁の室内側の面
40 防音剤
41 小片材
T トンネル
Claims (3)
- トンネルの坑口前に設置されるユニット式の遮音壁で囲われた仮設構造のトンネル用防音ハウスであって、
中空断面を形成してその外側に前記遮音壁が貼り付けられた骨組み部と、前記トンネルの坑口側の遮音壁に前記坑口の形状に沿って形成された連通口と、前記連通口が形成された遮音壁の反対側の前記遮音壁に形成された搬入口と、前記搬入口を塞ぐように取り付けられた開閉扉とを備え、
前記遮音壁の室内側の面には、弾性を有する防音剤が塗布されていることを特徴とするトンネル用防音ハウス。 - 前記防音剤には、弾性を有する小片材が混在していることを特徴とする請求項1に記載のトンネル用防音ハウス。
- 前記遮音壁は、複数の遮音壁ユニット同士が幅方向で連結されて構成され、
前記遮音壁ユニットは、複数枚の遮音パネルと、前記各遮音パネルを面一に並設するための鋼製フレームとを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のトンネル用防音ハウス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007277885A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Toda Constr Co Ltd | 遮音壁構造 |
JP2008208519A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Megatekku:Kk | 防音構造物 |
JP2009062760A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Techno Pro Kk | トンネル用防音ハウス |
JP2015025291A (ja) * | 2013-07-26 | 2015-02-05 | 株式会社大林組 | トンネル用消音装置及びトンネル用消音方法 |
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2004
- 2004-01-06 JP JP2004000938A patent/JP2005195776A/ja active Pending
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