JP2007277885A - 遮音壁構造 - Google Patents

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Satoru Yoshiki
覚 吉木
Masahito Emura
雅人 江村
Katsuhiro Nozaki
克博 野崎
Shiro Kageyama
士郎 陰山
Wataru Moriwaki
渉 森脇
Akira Tanizawa
亮 谷澤
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Abstract

【課題】設置時に溶接やコンクリートの吹付けが不要な上、解体時に手間がかからず、コンクリートの産業廃棄物も生じず、さらには、扉を機械を用いず容易に開閉することのできる遮音壁構造を提供する。
【解決手段】遮音壁14と、遮音壁14に設けられた出入り口32に回動可能に設けられる遮音扉16とを有する遮音壁構造10において、遮音壁14は、両側部に長さ方向に連続した差込み部を有し、所定の間隔で立設される複数の支柱18と、支柱18の差込み部に両端が差し込み支持されて積み重ねられた複数枚のコンクリート製または鉄製の遮音パネル20とを有し、遮音扉16は、厚さ方向で分割された2枚の扉体48から構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、遮音壁構造に関し、特に、トンネル掘削工事の発破時に発生する圧力波を遮断低減するのに適した遮音壁構造に関する。
トンネル工事における発破音対策として、本願出願人は、先に、防音壁及び防音扉本体を厚肉の鋼材からなる覆工材により構成し、この覆工材をH型鋼からなる柱の間に溶接固定するすると共に、覆工材の背面に吹付けコンクリートをライニングすることで、全体の鉛直、水平方向の剛性を高め、かつ、ある程度の重量を持たせて、遮音効果を高め、コンクリートによる密閉性、面密度を高めて、さらに遮音性を向上させた防音扉構造を提案した(特許文献1参照)。
特開2000−179300号公報
このような防音扉構造にあっては、設置時に溶接やコンクリートの吹付け等の手間がかかり、また台車を坑内に入れるために防音扉を解体する際、溶接しているために解体に手間取り、吹付けコンクリート等の産業廃棄物がでることとなり、さらには、防音扉本体が重量物であるため開閉に油圧ジャッキが必要となり、油圧ジャッキに不備が生じて開閉不能になるとトンネル掘削の工程に影響がでる等の改善すべき点があった。
本発明の目的は、設置時に溶接やコンクリートの吹付けが不要な上、解体時に手間がかからず、繰り返し使用が可能で、コンクリート等の産業廃棄物も生じず、さらには、扉を機械を用いず容易に開閉することのできる遮音壁構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の遮音壁構造は、遮音壁と、前記遮音壁に設けられた出入り口に回動可能に設けられる遮音扉とを有する遮音壁構造において、
前記遮音壁は、両側部に長さ方向に連続した差込み部を有し、所定の間隔で立設される複数の支柱と、前記支柱の差込み部に両端が差し込み支持されて積み重ねられた複数枚のコンクリート製または鉄製の遮音パネルとを有し、
前記遮音扉は、厚さ方向で分割された2枚の扉体から構成されることを特徴とする。
本発明によれば、遮音壁は、設置時に、支柱の差込み部にコンクリート製または鉄製の遮音パネルの両端を差し込んで支持させ、積み重ねるようにしているため、溶接やコンクリートの吹付けが不要であり、解体時にも、遮音パネルを支柱から引き抜くだけでよく、手間がかからず、繰り返し使用が可能で、コンクリート等の産業廃棄物も生じることがなく、しかも、遮音パネルはコンクリート製または鉄製なので十分に重量があり、遮音効果も十分に有することとなる。
また、遮音扉は、厚さ方向で分割された2枚の扉体から構成されるため、1枚の扉体は半分の重量となり、人力での開閉が可能で、機械の不具合による開閉不能状態を生じることがなく、トンネル掘削工程に影響を与えることもない。
本発明においては、前記遮音壁は、トンネルの遮音に用いられ、前記遮音壁の坑内側には、内部に空気を封入した多数の気泡体からなる遮音材が設けられるようにすることができる。
このような構成とすることにより、多数の気泡体からなる遮音材により、トンネル工事の発破時における低周波領域の音を有効に遮音可能となる。
本発明においては、前記遮音壁はトンネルの坑口外側に前記坑口を閉塞可能に設けられるようにすることができる。
このような構成とすることにより、トンネルの遮音用に用いられた場合にも、設置及び解体を容易に行うことができる。
本発明においては、前記支柱の坑外側には、控え材が設けられるようにすることができる。
このような構成とすることにより、控え材の設置によって、トンネル工事の発破時における爆風に十分に耐えられる強度を持たせることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1〜図5は、本発明の一実施の形態にかかる遮音壁構造を示す図である。
図1は本実施の形態にかかる遮音壁構造の正面図、図2は図1の平面図、図3は図2の右側から見た側面図である。
この遮音壁構造10は、図1に示すように、トンネルの坑口12の外側に坑口12の全体を閉塞するように設けられたもので、遮音壁14と、遮音扉16とを有している。
遮音壁14は、支柱18と、遮音パネル20とから主として構成されている。
支柱18は、坑口12の外側下部に打設した基礎コンクリート22下部を埋め込んだ状態で、その幅方向に所定間隔で複数本立設され、各支柱18が水平方向に配設した繋ぎ材24にて連結された状態となっている。
また、所定位置の支柱18、例えば外側から2本目の2本の支柱18坑外側には、図2及び図3に示すように、下部を打設した基礎コンクリート26に埋め込んだ控え材28にて支持されている。
さらに、各支柱18は、図4に示すように、両側部に長さ方向に連続した差込み部30を有し、これら差込み部30が対向するように立設配置されている。
この支柱18としては、例えばH型鋼を用いることができる。
遮音パネル20は、中実のコンクリート製または鉄製のもので、各支柱18缶の間隔に相応した長さの横長の長方形状に形成され、かつ、トンネル工事の発破時に生じる圧力波を遮断低減し得るに十分な厚さに形成されている。
そして、この複数枚の遮音パネル20を、支柱18の上端から、両端を支柱18の対向する差込み部30内に差し込んで、順次積み重ねて支柱18に支持させるようにしている。
また、中央の2本の支柱18間の下部側には、遮音パネル20が配設されずに、出入り口32として開口した状態にされている。
さらに、出入り口32の上方の遮音壁14には、図1、図3に示すように、送風管34が貫通して設けられ、この送風管34内には、図3に示すように、遮音ダンパー36が設けられ、発破時にはこの遮音ダンパー36を閉塞するようにしている。
また、遮音壁14の坑内側には、図5(1)に示すように、枠体38に収納された状態で、複数の遮音材40が密に配設された状態となっている。
この遮音材40は、図5(2)に示すように、内部に空気を封入した多数の気泡体42からなるシート状のものとなっており、このシート状の遮音材40を丸めた状態で枠体38に収納した状態となっている。
これによって、低周波領域の音を確実に遮音するようにしている。
また、枠体38は、グラスウールで被覆され、防火性能を持たせるようにしている。
遮音扉16は、左右一対のもので、出入り口32の両側の支柱にヒンジ44を介して観音開き状に連結されている。
また、各遮音扉16は、図2及び図3に示すように、厚さ方向で分割された内外2枚の扉体46、48から構成され、内側の扉体46は坑内側に、外側の扉体48は坑外側に開く状態となっている。
また、各扉体46、48には、閂錠50が設けられ、発破時の爆風に十分に耐えられるようになっている。
このように遮音壁構造10によれば、遮音壁14は、設置時に、支柱18の差込み部30にコンクリート製の遮音パネル20の両端を差し込んで支持させ、積み重ねるようにしているため、溶接やコンクリートの吹付けが不要であり、解体時にも、遮音パネル20を支柱18から引き抜くだけでよく、手間がかからず、コンクリートの産業廃棄物も生じることがない。
しかも、遮音パネル20は、中実のコンクリート製または鉄製なので十分に重量があり、遮音効果も十分に有することとなる。
また、支柱18は、控え材28によって支持されているので、発破時の爆風に対しても十分な強度を有することとなる。
また、遮音扉16は、厚さ方向で分割された2枚の扉体46、48から構成されるため、1枚の扉体46、48は半分の重量となり、人力での開閉が可能で、機械の不具合による開閉不能状態を生じることがなく、トンネル掘削工程に影響を与えることもない。
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形態に変形可能である。
前記実施の形態では、トンネル工事の発破時に生じる圧力波の遮断低減に用いているが、この例に限らず、例えばシールド工法における振動ふるいの周囲等に用いることも可能である。
本発明の一実施の形態にかかる遮音壁構造の正面図である。 図1の平面図である。 図2の右側から見た側面図である。 支柱と遮音パネルの関係を示す断面図である。 (1)は遮音壁への遮音材の配設状態を示す断面図、(2)は(1)の遮音材の拡大図である。
符号の説明
10 遮音壁構造
12 坑口
14 遮音壁
16 遮音扉
18 支柱
20 遮音パネル
28 控え材
30 差込み部
32 出入り口
40 遮音材
42 気泡体
46、48 扉体

Claims (4)

  1. 遮音壁と、前記遮音壁に設けられた出入り口に回動可能に設けられる遮音扉とを有する遮音壁構造において、
    前記遮音壁は、両側部に長さ方向に連続した差込み部を有し、所定の間隔で立設される複数の支柱と、前記支柱の差込み部に両端が差し込み支持されて積み重ねられた複数枚のコンクリート製または鉄製の遮音パネルとを有し、
    前記遮音扉は、厚さ方向で分割された2枚の扉体から構成されることを特徴とする遮音壁構造。
  2. 請求項1において、
    前記遮音壁は、トンネルの遮音に用いられ、
    前記遮音壁の坑内側には、内部に空気を封入した多数の気泡体からなる遮音材が設けられていることを特徴とする遮音壁構造。
  3. 請求項1または2において、
    前記遮音壁はトンネルの坑口外側に前記坑口を閉塞可能に設けられていることを特徴とする遮音壁構造。
  4. 請求項2または3のいずれかにおいて、
    前記支柱の坑外側には、控え材が設けられることを特徴とする遮音構造。
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