JP2005195442A - バッテリ電圧チェック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 最小限のLED使用個数で簡単なバッテリ電圧チェッカー回路を形成して、常時バッテリの電源電圧の状態をLEDの点消灯状態を視認して監視する。
【解決手段】 バッテリの実用使用状態時におけるバッテリ5の電源電圧を第1基準値とするとき、第1基準値以上にあるか否かをチェックする第1チェック機能素子15と、電源電圧が第1基準値と同第1基準値よりも低い第2基準値との間にあるか否かをチェックする第2チェック機能素子16と、第1チェック機能素子15により電源電圧が第1基準値以上にあることをチェックされた場合に第1LED14aを発光させ、第2チェック機能素子16により電源電圧が第1基準値と第2基準値との間にあることをチェックされた場合に第1LED14aが消灯して第2LED14bを発光させるスイッチ機能素子17とで形成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電気負荷に接続されたバッテリの電源電圧が所定の実用使用状態における基準値を満たしているか否かを、LED(発光ダイオード)の点消灯制御による発光で表示するようにしたバッテリ電圧チェック装置に関する。
従来、バッテリの残量容量をチェックする技術として、例えば実用新案登録第3067931号公報記載のものがある。同公報に記載された技術は、バッテリの残存容量表示装置に関するもので、残存容量表示回路に残存容量に対応した複数のLEDを設けて、バッテリ容量が満充電の場合には全部のLEDを点灯させ、残存容量が減じていくに応じて点灯するLEDの数を減少させるようにレベル表示し、かつ、上記複数のLEDとは別に、バッテリ放電電圧が終止電圧を下回った場合に点灯させて最下位バッテリ残存容量を表示するようにした最下位バッテリ残存容量用LEDを設けたものである。これにより、レベル表示バッテリの電源電圧が終止電圧を下回って、上記複数のレベル表示用のLEDが消灯した場合でも、最下位バッテリ残存容量用LEDだけを点灯させることにより、バッテリが放電した状態を見逃さないようにしたものである。
実用新案登録第3067931号公報
しかしながら、上記従来の技術にあっては、バッテリ電源電圧の残量容量に応じてLEDを点灯してレベル表示するため、レベル表示LEDから最下位バッテリ残存容量表示用LEDまでを含めたLEDの使用個数が多くなり、それだけ回路が複雑となって製造コストが嵩張り、また、バッテリ残存容量表示回路はバッテリの正極下流の電気回路にスイッチを介して接続して使用するため、スイッチをON操作した状態でのみLEDが表示されるものであるため、スイッチのON,OFF操作に関係なく常時レベル表示を行うことができない等の問題がある。
本発明は、上記問題点を解消することを目的として工夫されたものであり、スイッチのON,OFFに関係なく、最小限のLED使用個数で簡単なバッテリ電圧チェッカー回路を形成して、常時バッテリの電源電圧の状態をLEDの点消灯状態を視認するだけで、容易且つ確実にバッテリの実用使用状態における電源電圧基準値にあるか、基準値から低下した不足気味状態にあるか、あるいは電圧が実用使用できないバッテリ交換をすべき状態にあるかをチェックするようにしたバッテリ電圧チェック装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明は、電気負荷に接続されたバッテリの正極と負極との間にバッテリの電源電圧に応じて第1LEDおよび同第1LEDと異なる色で発光する第2LEDを発光制御するバッテリ電圧チェッカー回路を設けたものであって、前記バッテリ電圧チェッカー回路を、バッテリの実用使用状態時における電源電圧を第1基準値とするとき、同第1基準値以上にあるか否かをチェックする第1チェック機能素子と、前記電源電圧が前記第1基準値と同第1基準値よりも低い第2基準値との間にあるか否かをチェックする第2チェック機能素子と、前記第1チェック機能素子により電源電圧が第1基準値以上にあることをチェックされた場合に前記第1LEDを発光させ、前記第2チェック機能素子により電源電圧が前記第1基準値と前記第2基準値との間にあることをチェックされた場合に前記第1LEDが消灯して前記第2LEDを発光させるスイッチ機能素子とで形成したことを特徴とする。
この請求項1記載の発明の作用は次の通りである。すなわち、バッテリの電源電圧が実用使用状態時における第1基準値以上にある場合には、バッテリ電圧チェッカー回路に設けた第1チェック機能素子が第1基準値以上にあることをチェックし、そのチェック結果によりバッテリ電圧チェッカー回路に設けたスイッチ素子が作動して第1LEDを発光(例えば、緑色発光)させることで電源電圧が実用使用状態にあることを知らせることができる。また、バッテリの電源電圧が低下して、バッテリ電圧チェッカー回路に設けた第2チェック素子が第1基準値と第2基準値との間にあることをチェックした場合には、それまで発光していた第1LEDを消灯させ、代わりに第2LEDを発光(例えば、赤色発光)させることでバッテリ電圧が実用使用状態時における電源電圧以下に低下していることを知らせることができる。したがって、例えば、バッテリ電圧チェック装置を自動車のエンジンルームに設置したバッテリに接続して使用する場合には、バッテリの電源電圧をエンジンが停止している状態でも、常にチェックできるので、バッテリが実用使用状態にあるかをチェックでき、充電を行うべきか、バッテリ液を補充すべきか、さらにはバッテリ交換を行うべきかを視認することでバッテリの保守・整備等の管理を容易に行える。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のバッテリ電圧チェック装置に係り、前記スイッチ機能素子は、前記第2チェック機能素子により電源電圧が前記第2基準値に満たないことをチェックされた場合には、前記第2LEDを消灯するように形成されることを特徴とする。
この請求項2記載の発明では、バッテリ電源電圧がさらに低下して第2基準値に満たなくなったことを第2チェック機能素子がチェックしたとき、スイッチ機能素子によってそれまで発光していた第2LEDが消灯するので、バッテリが使用不能状態にあることを知らせ、バッテリ交換を促すことができる。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のバッテリ電圧チェック装置に係り、前記バッテリ電圧チェッカー回路に、前記バッテリの電源電圧を安定させるコンデンサ素子を用いた蓄電回路を接続したことを特徴とする。
この請求項3記載の発明では、バッテリ電圧チェッカー回路に蓄電回路を接続しているので、バッテリ電圧が降下した場合には、蓄電回路のコンデンサ素子に蓄電された充電電流が放電され、バッテリの電圧降下による瞬間的な電流不足を補償してバッテリに接続される電気負荷にスムーズな電流供給を行え、バッテリ電圧を安定できる作用を有する。この場合、蓄電回路に設けるコンデンサ素子の個数、応答速度の速い種類のもの(例えば、有機半導体アルミ固体コンデンサ、セラミックコンデンサ等)を用途、車両の車格等により適宜選択することができる。
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のバッテリ電圧チェック装置に係り、前記バッテリ電圧チェッカー回路に、前記第1LEDおよび前記第2LEDを点滅発光させるタイマー回路を設けたことを特徴とする。
この請求項4記載の発明では、バッテリ電圧チェッカー回路に設けたタイマー回路によって、第1LEDおよび第2LEDが点滅して発光するので、視認性および装飾性(ドレスアップ)を向上できるようになる。また、点滅間隔をタイマー回路によって適宜設定することで、好みに合った点滅間隔とすることができる。
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のバッテリ電圧チェック装置に係り、前記第1、第2両LEDは、異なる発光色で発光する2色型のLEDで形成されていることを特徴とする。
この請求項5記載の発明では、第1LEDおよび第2LEDを2色型のLEDで形成しているので、その設置スペースを小さくしてバッテリ電圧チェック装置をコンパクトな形状にできる。
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のバッテリ電圧チェック装置に係り、前記バッテリ電圧チェッカー回路の負極に、エンジンルーム内の複数のアースポイントにアース接続されたアース線を集約して纏めるように接続されたことを特徴とする。
請求項6記載の発明では、アースポイントに接続された複数のアース線を、バッテリ電圧チェック装置を利用して、バッテリ電圧チェッカー回路のマイナス側に纏めるようにして接続するため、これらアース線をバッテリの負極端子に個別に接続するのを回避でき、例えば、エンジンルーム内のワイヤーハーネスの配線を簡素にしてドレスアップ効果を高めることができるようになる。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、例えば、バッテリ電圧チェック装置を自動車のエンジンルームに設置したバッテリに接続して使用する場合には、バッテリの電源電圧を第1LEDあるいは第2LEDのいずれが発光しているかを視ることによりバッテリ電圧をチェックできるので、バッテリが実用使用状態時の電源電圧にあるか、充電を行うべきか時期に来ているか、さらにはバッテリが劣化して交換を行うべき時期にあるか否かを容易に監視チェックできる効果がある。また、本バッテリ電圧チェック装置をスイッチ素子を介することなくバッテリの正極と負極とに直接に接続しているので、エンジンが停止、稼働しているかどうかに関係なく常時チェックでき、しかもエンジンルーム内で夜間でも発光しているので、夜間時でもチェックでき、かつ、ドレスアップ効果が高められる効果をも奏する。
また、請求項2記載の発明によれば、スイッチ機能素子によってそれまで発光していた第2LEDが消灯する(第1LEDも消灯している)ことにより、バッテリが第2基準値以下に低下した使用不能状態(バッテリ上がり状態)にあることを知らせ、バッテリ交換をドライバに促すことができる便利である。
また、請求項3記載の発明によれば、エンジン回転数を急激に上昇させるようなアクセル操作に対してバッテリ電圧が瞬間的に降下しても、蓄電回路のコンデンサ素子に蓄電された充電電流がバッテリに放電されるので、エンジン点火プラグ等の点火系、オーディオ装置、ヘッドライト等の照明装置、カーナビゲーションシステム、空調装置といった電気負荷に安定的に定格電流を供給することで性能低下を招来することを未然に回避できる効果を奏する。また、係る蓄電回路を設けることでバッテリ電圧チェック装置を全体としてコンパクトに設計することが可能となり、ひいてはエンジンルーム内の設置スペースを小さくできる効果を奏する。
また、請求項4記載の発明によれば、タイマー回路によって第1LEDと第2LEDとを点滅発光するようにしているので、エンジンルーム内での視認性と装飾性によるドレスアップ効果を格段に向上できる効果を奏する。
また、請求項5記載の発明によれば、第1LEDおよび第2LEDを2色型の一個のLED素子で形成しているので、バッテリ電圧チェッカー回路等を格納するケーシングに形成するLEDのための小孔を一個だけ穿って設けるだけで済み、孔開けに要する機械加工や回路基板へのハンダ工程を簡素化でき、ひいては製造コストを低減できるばかりか、その設置スペースを小さくしてバッテリ電圧チェック装置を全体としてコンパクトな形状にできる効果を奏する。
また、請求項6記載の発明によれば、バッテリ電圧チェック装置のバッテリ電圧チェッカー回路を利用して、複数のアース線端部を纏めて一カ所に集約して電気接続するようにしているため、バッテリの負極端子に個別に接続する煩雑さを回避でき、エンジンルーム内のアース線の配線作業を簡素に行うことができ、しかもエンジンルーム内のスペースを有効活用しつつ配線をすっきりした形でドレスアップを高めることができるといった効果を奏する。
本発明に係るバッテリ電圧チェック装置の実施形態を、自動車エンジンルームに設置したバッテリに接続した場合を例に挙げ、図1〜図4に基づいて詳述する。
図1はバッテリ電圧チェック装置の外観斜視図、図2は図1の2−2線におけるケーシングの矢視拡大断面図、図3はバッテリ電圧チェック装置の電気回路構成を示す電気回路図、図4は図3のバッテリ電圧チェッカー回路を拡大して示した要部拡大回路図である。以下では、先ずバッテリ電圧装置のケーシングとそれに格納される電気回路との概要を説明し、その後に、当該電気回路の構成を説明していくこととする。
バッテリ電圧チェック装置は、図1,図2に示すように、ケーシング1に格納された回路基板Aを有し、その回路基板Aにはバッテリ電圧チェック装置の電気回路が実装され、底蓋4で蓋をしてエンジンルームの適宜箇所に固定される。ケーシング1の一方側には、バッテリ5(図3参照)の正極端子5aに接続される正極線6および負極5bに接続される負極線7が防水グロメット6a,7aを介して取り付けられることで、電気回路2に電気接続される。また、ケーシング1の他方側には、端子台1aが形成され、これに例えば、ダイレクト・イグニッション・システム型(DIS型)点火プラグの金属製プラグキャップ等のように点火プラグのマイナス端子側に接続されたプラグアース線や、シリンダブロック、吸気マニホールド、スロットル装置のバルブボデー、吸気マニホールド、あるいはエンジンルームを区画して形成するフェンダーパネル部材やストラットタワー、ヘッドライト等の照明装置といった各箇所に接続されたアース線8がビス1b等により集約して纏めるようにして締結して接続される(図2では、これらアース線の図示は省略)。なお、符号1cは、端子台カバーを示し、アース線8を露呈しないようにして短絡を防止している。
次に、バッテリ電圧チェック装置の電気回路2の構成を説明する。当該電気回路2は、回路基板A(図2参照)に実装され、図3、図4に示されるように、保護回路(ヒューズ)10、逆接防止回路11,蓄電回路12、およびバッテリ電圧チェッカー回路13からなる。保護回路10はバッテリ5の正極端子に接続される。
逆接防止回路11は、一対のリレーと、それらリレーにより開閉する一対の可動スイッチと、逆接続検出用ダイオード11aおよびダイオード11bとを具備する。バッテリ5に接続されていない状態の非通電状態では、一対の可動スイッチは、図3に図示した状態の位置にある。正極線6(図1参照)がバッテリ5の正極端子5a(図3参照)に、負極線7が負極端子5bに接続して通電されると、上記ダイオード11a、11bが通電し、後述するバッテリ電圧チェッカー回路13の第1LED14aあるいは第2LED14bが点滅することで正常に接続されていることを表示する。反対に、極性を誤って上記とは逆にして接続された場合には、ダイオード11a,11bが通電しないことにより、第1LED14a、第2LED14bのいずれもが消灯することとなり、正極線6および負極線7がバッテリ5に逆接続されている状態にあることを知ることができるようになっており、これにより後述する蓄電回路12中のコンデンサ素子の早期劣化、損傷を未然に防止できるようにしている。
上記蓄電回路12は、上記逆接防止回路11に並列に接続され、各電装部品や点火系への供給電圧を安定させ、車両の有する潜在能力を引き出すためのチューニング機能を具備する回路であり、電圧変化における周波数応答特性に優れている、例えば0,1μFの容量を有する電解コンデンサ素子、つまり有機半導体アルミ固体コンデンサ(本実施形態の設置数は5個)12aと、セラミックコンデンサ(設置数は5個)12bとを並列接続している。なお、有機半導体アルミ固体コンデンサ12aは回路基板Aの表面側に実装し、これに対してセラミックコンデンサ12bを回路基板Aを挟んで裏面側に対峙するようにして三次元的に集約した実装構造とすることで、抵抗損失を最小限にし、放電効果をアップして応答性を高めるようにしつつ、回路基板A上での設置スペースを小さくし、全体としての回路基板Aを小型化できて有利となるようにしている。
次に、上記バッテリ電圧チェッカー回路13を説明する。バッテリ電圧チェッカー回路13は、上記蓄電回路12に並列に接続され、以下の構成要素で構成されている。すなわち、バッテリ電圧チェッカー回路13には、緑色発光の第1LED14aおよび赤色発光の第2LED14bを一体化した2色型LED14と、ツェナーダイオードである第1チェック機能素子15と、ツェナーダイオードで形成された第2チェック機能素子16と、上記第1、第2両LED14a、14bの発光をスイッチング制御する第1トランジスタ17a、第2トランジスタ17b、第3トランジスタ17c、および第4トランジスタ17dでなるスイッチ機能素子17と、ICで形成したタイマー回路18とが設けられる。
上記第1チェック機能素子15は、バッテリ5の実用使用状態時における電源電圧が、例えば12ボルト以上であるとされる場合に、この12ボルトを第1基準値とし、第1基準値以上にあるか否かをチェックするようになっている。すなわち、第1チェック機能素子15に第1基準値以上の電圧が作用したときには、第2トランジスタ17bはONし、第1基準値よりも小さな電圧が作用した場合にはOFFするように形成される。
第2チェック機能素子16は、バッテリの電源電圧が、第1基準値(12ボルト)よりも低い第2基準値(例えば11ボルト)以上で作動するが、それ以下では作動しないように形成される。すなわち、バッテリ電圧が第1基準値(11ボルト)と第2基準値(12ボルト)の間に低下した場合には、第2チェック機能素子16が作動して第4トランジスタ17dをONするが、第2チェック機能素子16に作用するバッテリの端子電圧が第2基準値(11ボルト)未満になった場合には、第4トランジスタ17dをOFFするようになっている。
上記スイッチ機能素子17における第1トランジスタ17aは、そのコレクタが第1、第2両LED14a、14bの出力側に接続され、第2トランジスタ17bのコレクタは第2LED14b(赤色LED)の入力側に接続され、第3トランジスタ17cのコレクタは第1LED14a(緑色LED)の入力側に接続され、第2トランジスタ17bのベースに第1チェック機能素子15の出力側に接続され、第4トランジスタ17dのベースに第2チェック機能素子16の出力側に接続されている。
上記タイマー回路18は、例えば、第1LED14aと第2LED14bの発光周期を制御するもので、GND用の1番ピン、トリガ用の2番ピン、出力用の3番ピン、リセット用の4番ピン、電圧コントロール用の5番ピン、スレッシュホールド用の6番ピン、抵抗用の7番ピン、およびVcc用の8番ピンを有する8ピン構造で、3番ピンを第1トランジスタ17aのベース端子に接続し、また4番ピン(リセット用)を第4トランジスタ17dのコレクタに接続している。
また、電気回路2のアース側回路には、ケーシング1の端子台1aに設けられる各種のアース線8(図1参照)が電気接続されるようになっている。
なお、図中の符号R1〜R10は、電気回路2に設けられた抵抗を、20および21はノイズ取り用のコンデンサを、22は第1、第2両LED14a、14dの点滅周期を決定するコンデンサを、23は回路保護用のツェナーダイオードをそれぞれ示す。
こうして、上記保護回路10、逆接防止回路11,蓄電回路12およびバッテリ電圧チェッカー回路13を有する電気回路2を回路基板Aに実装し、かつ、当該回路基板Aに正極線6および負極線7をビスBにより電気接続して、ケーシング1に組み込み、底蓋4でビス等(図示されない)の締結具を用いて密封することで、図1に示すようなバッテリ電圧チェック装置が完成する。
次に、本実施形態がバッテリ電圧のチェックを行う作用を、図3,図4に基づいて説明する。
(電源電圧が12ボルト以上の場合)
バッテリ電圧チェック装置の正極線6および負極線7をバッテリ5の所定の正極端子5aと負極端子5bとに接続する。第1チェック機能素子15は通電して第2トランジスタ17bはONになり、これにより第3トランジスタ17cはOFFになる。一方、第2チェック機能素子16もこれに作用する電圧が13ボルト以上であるので、通電し、第4トランジスタ17dがONの状態になり、これにより4番ピンに電圧が作用し、タイマー回路18がON状態(非リセット状態)となり、3番ピンから出力信号が第1トランジスタ17aに印加されてON作動する。こうして、タイマー回路18から周期的に出力される信号により第1トランジスタ17aがONしたとき,第1LED14aは緑色に発光し、OFFすることで消灯するので、第1トランジスタ17aのON、OFFの繰り返し作動により、第1LED14aは緑色点滅し、バッテリの電源電圧が実用使用電圧レベルの12ボルト以上にあって正常であることを知ることができる。
(電源電圧が11ボルトと12ボルトの間に低下した場合)
この場合には、第1チェック機能素子15はOFFする。これにより、第2トランジスタ17bはOFF、第3トランジスタ17cはONになり、第1LED14aは消灯する。他方、第2チェック機能素子16はON状態を続行しているので、第1LED14aに切り替わって第2LED14bが赤色発光しながら点滅する。これにより、バッテリ端子電圧が11ボルトから12ボルトの間に低下している状態にあることを知らせる。
(電源電圧が11ボルト未満になった場合)
この場合には、第2チェック機能素子16が非通電となり、第4トランジスタ17dはOFFとなる。すると、タイマー回路18はリセットされて出力はゼロとなり、第1トランジスタ17aはOFFになる。これにより、第1、第2両LED14a、14bは共に消灯した状態となり、バッテリの端子電圧が11ボルト未満であり、バッテリ上がりとなっていること知らせる。
(電源電圧が急激に降下した場合)
本実施形態では、バッテリ電圧チェッカー回路13と並列して蓄電回路12を接続しているので、上記バッテリ電圧のチェックを行っている最中においても、バッテリ電圧に急激な電圧降下が起きて電流不足を生じた場合には、蓄電回路13で蓄電された充電電流がバッテリ5を介して点火系や電装品に供給されるため、車両の有する潜在能力を引き出すことができ、ひいてはバッテリ電圧を安定させることができるようになる。
本実施形態によれば、第1LED14aがONして緑色に点滅発光していることでバッテリ5が正常な状態にあり、第1LEDが消灯して第2LED14bが赤色に点滅発光することで、バッテリ上がりの近いことを知ることができ、バッテリを充電したり、電解液の補充やバッテリ交換等の点検・管理を行え、ひいては円滑な車両の安全運行を確保できる効果がある。
また、エンジンルーム内に本実施形態に係るバッテリ電圧チェック装置をバッテリにスイッチ素子を介さずして直接に接続しているので、エンジンの稼働・停止に拘わらず、かつ、バッテリが上がっていない限り常時LEDの発光状態を視認することで環視することができ、また、エンジンルーム内部のドレスアップ効果を著しく高めることができる利点がある。
さらに、蓄電回路12によって、バッテリ電圧が降下した場合には、バッテリの電圧降下による瞬間的な電流不足を補償してバッテリに接続される電気負荷にスムーズな電流供給を行え、バッテリ電圧のチェックを行いながらバッテリ電圧の安定化を図れる効果を有する。
さらにまた、第1LED14aおよび第2LED14bを2色型のLED14で形成しているので、LED14を外部に臨ませる小孔をケーシング1に一個だけ穿って形成することで済ませることができ、また、回路基板Aに対するハンダ工程を少なくでき、製造コストを安価にでき、さらに、その設置スペースを小さくしてバッテリ電圧チェック装置をコンパクトな形状にできる効果がある。また、基板を小型化したため(基板の)負荷電流が小さくなりバッテリの負荷が低減される。
また、各種アース線8を電気回路2のアース側回路の端子台1aに纏めて接続することが可能であるため、バッテリの負極端子に個別にアース線を接続するのを回避でき、したがって、エンジンルーム内のワイヤーハーネスの配線をドレスアップを図りながら簡素に行える利点がある。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施形態では、タイマー回路18を設けてLED14を点滅して発光させるようにしたが、図5の変形例に示すように、タイマー回路を省略したバッテリ電圧チェッカー回路130に形成することも可能である。この変形例により、第1LED14aおよび第2LED14bを点滅ではなく点灯するようにできる。
また、実施形態では、自動車に適用した場合について説明したが、二輪車、モーターボート、スノー車両等にも適用できるものである。
また、上記実施形態では、タイマー回路18を設けることで各LED14a、14bを点滅発光させたが、タイマー回路を省略して点灯させるだけの態様にすることもできる。
本発明の実施形態に係るバッテリ電圧チェック装置の外観斜視図である。 図1の2−2線におけるケーシングの矢視拡大断面図である。 上記実施形態におけるバッテリ電圧チェック装置の電気回路構成を示す電気回路図である。 図3のバッテリ電圧チェッカー回路を拡大して示した要部拡大回路図である。 上記実施形態の変形例における電気回路図である。
符号の説明
1 ケーシング
1a 端子台
2 電気回路
5 バッテリ
6 正極線
7 負極線
8 アース線
10 保護回路
11 逆接防止回路
12 蓄電回路
13 バッテリ電圧チェッカー回路
14a 第1LED
14b 第2LED
15 第1チェック機能素子
16 第2チェック機能素子
17 スイッチ機能素子
18 タイマー回路
130 バッテリ電圧チェッカー回路
A 回路基板

Claims (6)

  1. 電気負荷に接続されたバッテリの正極と負極との間にバッテリの電源電圧に応じて第1LEDおよび同第1LEDと異なる色で発光する第2LEDを発光制御するバッテリ電圧チェッカー回路を設けたものであって、前記バッテリ電圧チェッカー回路を、バッテリの実用使用状態時における電源電圧を第1基準値とするとき、同第1基準値以上にあるか否かをチェックする第1チェック機能素子と、前記電源電圧が前記第1基準値と同第1基準値よりも低い第2基準値との間にあるか否かをチェックする第2チェック機能素子と、前記第1チェック機能素子により電源電圧が第1基準値以上にあることをチェックされた場合に前記第1LEDを発光させ、前記第2チェック機能素子により電源電圧が前記第1基準値と前記第2基準値との間にあることをチェックされた場合に前記第1LEDが消灯して前記第2LEDを発光させるスイッチ機能素子とで形成したことを特徴とするバッテリ電圧チェック装置。
  2. 前記スイッチ機能素子は、前記第2チェック機能素子により電源電圧が前記第2基準値に満たないことをチェックされた場合には、前記第2LEDを消灯するように形成されることを特徴とする請求項1記載のバッテリ電圧チェック装置。
  3. 前記バッテリ電圧チェッカー回路に、前記バッテリの電源電圧を安定させるコンデンサ素子を用いた蓄電回路を接続したことを特徴とする請求項2記載のバッテリ電圧チェック装置。
  4. 前記バッテリ電圧チェッカー回路に、前記第1LEDおよび前記第2LEDを点滅発光させるタイマー回路を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のバッテリ電圧チェック装置。
  5. 前記第1、第2両LEDは、2色型のLEDで形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のバッテリ電圧チェック装置。
  6. 前記バッテリ電圧チェッカー回路の負極に、エンジンルーム内の複数のアースポイントにアース接続されたアース線を集約して纏めるように接続されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のバッテリ電圧チェック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009021376A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Nissin Electric Co Ltd 直流電源装置
KR101071940B1 (ko) 2009-11-27 2011-10-10 주식회사 케피코 배터리의 셀 전압 측정 장치
JP2016169984A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 河村電器産業株式会社 接続不良検出器

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