JP2005194075A - エレベータ制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 各子局に対する識別アドレスの割り当てを効率的に行うことができるエレベータ制御システムを提供する。
【解決手段】 親局2が、識別アドレスを記憶するアドレス記憶部29と、アドレス取り込み要求を生成する取り込み要求生成部26と、伝送路6及び7を介して各子局3に識別アドレスを送信するアドレス送信制御部27とからなり、子局3が、伝送路8を介して伝送されたアドレス取り込み要求に基づいて識別アドレスの取り込みを行うアドレス取り込み制御部35と、この識別アドレスの取り込みに基づいて、アドレス取り込み応答を生成する取り込み応答生成部36と、新たなアドレス取り込み要求を生成し、伝送路8を介して次の子局に送信する取り込み要求生成部34とからなり、アドレス送信制御部27が、アドレス取り込み応答に基づいて次の子局に割り当てる識別アドレスの送信を行うように構成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、エレベータ制御システムに係り、さらに詳しくは、エレベータ乗り場に設置される複数の子局と、各子局とデータ通信を行う親局とを備え、全ての子局に共通の伝送路を介して親局から各子局に識別アドレスを伝送するエレベータ制御システムの改良に関する。
エレベータかごを動作制御するエレベータ制御盤(親局)は、階床ごとのエレベータ乗り場に設置される複数の乗り場制御装置(子局)とデータ通信を行っている。このデータ通信は、親局を各子局に接続する全ての子局に共通の伝送路を介して行われ、エレベータ乗り場に設けられた呼びスイッチの操作入力に基づく呼び要求や、エレベータかごの位置情報などが伝送される。各種データは時分割多重化されて伝送されるので、全ての子局には識別のためのアドレスが予め割り当てられている。
従来、この様な識別アドレスの割り当ては、各子局に設けられた入力スイッチの操作入力や、ジャンパーピン(jumper pin)による素子間の電気的接続の変更、アドレス入力済みのICの装着などによって子局ごとに行われていた。このため、識別アドレスの割り当てに多大な手間を要するとともに、入力ミスなどの設定ミスが発生し易く、識別アドレスの割り当てに設定ミスが生じると、エレベータ据え付け時において原因を究明するのに多大な時間を要してしまうという問題があった。
従来のエレベータ制御システムとしては、例えば、特許文献1に記載のものがある。この特許文献1に記載のエレベータ制御システムでは、エレベータ乗り場における呼びスイッチの操作入力に基づいて子局によりアドレス設定要求が出力され、このアドレス設定要求に基づいて当該子局に割り当てる識別アドレスが親局により出力される。この識別アドレスを取り込むことにより当該子局に対する識別アドレスの割り当てが終了するので、子局ごとの呼びスイッチを順次に操作入力すれば、識別アドレスの割り当てを順次に行うことができる。しかし、据え付け作業者がエレベータ乗り場に出向いて呼びスイッチを操作入力しなければならないなど、識別アドレスの割り当てを行う子局ごとに呼びスイッチを操作入力しなければならないので、多大な手間を要するという問題があった。
そこで、各子局をシリアルに親局に接続する伝送路を新たに設け、この伝送路を介してアドレス取り込み要求を順次に伝送することによって、各子局に対する識別アドレスの割り当てを順次に行うエレベータ制御システムが提案されている(例えば、特許文献2)。
図8は、従来のエレベータ制御システムの構成を示した図であり、全ての子局に共通の伝送路103と、各子局をシリアルに親局101に接続する伝送路104とが示されている。伝送路103は、親局101を各子局に接続する共通の信号線であり、識別アドレスなどが伝送される。伝送路104は、各子局をシリアルに親局101に接続する信号線であり、親局101を第1の子局102aに接続するとともに、各子局を順次に接続している。
親局101は、各子局に割り当てる識別アドレスを順次に伝送路103に出力するとともに、各子局に識別アドレスの取り込みを指示するためのアドレス取り込み要求を識別アドレスごとに伝送路104に出力している。
第1の子局102aは、親局101から伝送路104を介してアドレス取り込み要求が伝送されると、識別アドレスが未登録の場合、このアドレス取り込み要求に基づいて識別アドレスの取り込みを行う。識別アドレスが登録済みである場合には、親局101からのアドレス取り込み要求に基づいて新たなアドレス取り込み要求が生成され、伝送路104を介して第2の子局102bに伝送される。他の子局は、前の子局から伝送路104を介してアドレス取り込み要求が伝送されると、識別アドレスが未登録の場合、このアドレス取り込み要求に基づいて識別アドレスの取り込みを行う。識別アドレスが登録済みである場合には、前の子局からのアドレス取り込み要求に基づいて新たなアドレス取り込み要求が生成され、伝送路104を介して次の子局に伝送される。つまり、伝送路104を介してアドレス取り込み要求を順次に伝送することによって、識別アドレスが未登録である子局に対して識別アドレスの取り込みを順次に指示することができる。
図9は、図8のエレベータ制御システムにおける識別アドレスの割り当て動作を示した図であり、親局101からのアドレス取り込み要求105に基づいて識別アドレスa及びbが子局ごとに順次に取り込まれる様子が示されている。親局101は、第1の子局102aに割り当てる識別アドレスaの出力終了から一定時間T1経過後にアドレス取り込み要求105の出力を開始する。第1の子局102aは、このアドレス取り込み要求105に基づいてアドレス取り込み106aを行う。次に、親局101は、第2の子局102bに割り当てる識別アドレスbを出力し、その出力終了から一定時間経過後に次のアドレス取り込み要求105の出力を開始する。第1の子局102aは、このアドレス取り込み要求105に基づいて新たなアドレス取り込み要求を生成し、伝送路104を介して第2の子局102bに伝送する。第2の子局102bは、この新たなアドレス取り込み要求に基づいてアドレス取り込み106bを行う。
この様にすれば、各子局に識別アドレスを自動的に割り当てることができる。しかし、このエレベータ制御システムでは、各子局に識別アドレスを取り込ませようとするごとに親局101からアドレス取り込み要求105を順次に伝送させなければならないので、効率が良くないという問題があった。例えば、各子局1,2,3,…に識別アドレスを割り当てる場合、子局3にアドレス取り込みを行わせようとすると、伝送路104を介してアドレス取り込み要求を親局から子局1に伝送し、次に子局1から子局2に伝送し、さらに子局2から子局3に伝送する必要があった。
特公平8−25697号公報 特開平7−23473号公報
上述した通り、従来のエレベータ制御システムでは、各子局に識別アドレスを取り込ませるのにアドレス取り込みごとに親局からアドレス取り込み要求を順次に伝送させなければならず、効率が良くないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、各子局に対する識別アドレスの割り当てを効率的に行うことができるエレベータ制御システムを提供することを目的としている。また、アドレス取り込み要求や識別アドレスの伝送エラーなどのアドレス割り当てエラーを検出することができるエレベータ制御システムを提供することを目的としている。
本発明によるエレベータ制御システムは、エレベータ乗り場に設置される2以上の子局と、各子局とデータ通信を行う親局とを備え、全ての上記子局に共通の第1の伝送路を介して親局から各子局に識別アドレスを伝送するとともに、上記各子局をシリアルに上記親局に接続する第2の伝送路を介してアドレス取り込み要求を伝送するエレベータ制御システムであって、上記子局が、上記第2の伝送路を介して伝送されたアドレス取り込み要求に基づいて、識別アドレスの取り込みを行うアドレス取り込み手段と、この識別アドレスの取り込みに基づいて、アドレス取り込み応答を生成する取り込み応答生成手段と、上記識別アドレスの取り込みに基づいて新たなアドレス取り込み要求を生成し、上記第2の伝送路を介して次の子局に送信する取り込み要求送信手段とからなり、上記親局が、上記第1の伝送路を介して伝送された上記アドレス取り込み応答に基づいて、次の子局に割り当てる識別アドレスを送信するアドレス送信手段からなるように構成される。
すなわち、子局は、第2の伝送路を介して伝送されたアドレス取り込み要求に基づいて識別アドレスの取り込みを行うとともに、識別アドレスの取り込みに基づいてアドレス取り込み応答及び新たなアドレス取り込み要求を生成する。この新たなアドレス取り込み要求が第2の伝送路を介して次の子局に伝送されるとともに、アドレス取り込み応答に基づいて次の子局に割り当てる識別アドレスが親局によって送信される。従って、第2の伝送路を介して親局がある子局にアドレス取り込み要求を送信すると、当該子局は識別アドレスを取り込み、アドレス取り込み応答が第1の伝送路を介して親局に伝送されるとともに、第2の伝送路を介して次の子局に新たなアドレス取り込み要求が伝送される。この新たなアドレス取り込み要求が伝送された子局は、親局がアドレス取り込み応答に基づいて送信した識別アドレスを取り込み、アドレス取り込み応答を送信するとともに、さらに次の子局に新たなアドレス取り込み要求を送信する。このため、識別アドレスの伝送ごとに親局からアドレス取り込み要求を順次に伝送することなく、識別アドレスの取り込みが1つ前の子局から伝送されるアドレス取り込み要求に基づいて行われるので、各子局に対する識別アドレスの割り当てを効率的に行うことができる。
本発明によるエレベータ制御システムは、上記構成に加え、上記アドレス送信手段が、アドレス取り込み要求の送信開始後に識別アドレスの送信を開始するように構成される。この様な構成によれば、各子局がアドレス取り込み要求に基づいて識別アドレスの取り込みに備えることができるので、全ての子局をアドレス取り込みに対して予め待機させておくことなく、効果的にアドレス取り込みを行うことができる。
また、本発明によるエレベータ制御システムは、上記構成に加え、上記親局が、上記第1の伝送路を介して伝送される各子局からのデータ受信を監視するデータ受信監視手段を備え、上記アドレス送信手段が、上記第1の伝送路を介して伝送される各子局へのデータ送信終了から所定の監視期間の経過後に識別アドレスの送信を開始し、上記データ受信監視手段が、上記監視期間中にデータ受信が終了しなかった場合、エラー情報を出力するように構成される。この様な構成によれば、所定の監視期間中にデータ受信が終了しなかった場合、エラー情報が出力されるので、アドレス取り込み要求の伝送エラーにより各子局からのデータ受信が終了しないなどのアドレス割り当てエラーを検出することができる。
また、本発明によるエレベータ制御システムは、上記構成に加え、上記アドレス送信手段が、識別アドレスの送信開始から所定の応答待ち期間が経過するまでに上記子局からのアドレス取り込み応答がない場合、エラー情報を出力するように構成される。この様な構成によれば、所定の応答待ち期間が経過するまでにアドレス取り込み応答がない場合、エラー情報が出力されるので、識別アドレスの伝送エラーや取り込みエラーにより子局からアドレス取り込み応答が伝送されないなどのアドレス割り当てエラーを検出することができる。
本発明によるエレベータ制御システムによれば、親局からアドレス取り込み要求を順次に伝送することなく、識別アドレスの取り込みが1つ前の子局から伝送されるアドレス取り込み要求に基づいて行われるので、各子局に対する識別アドレスの割り当てを効率的に行うことができる。
また、所定の監視期間中にデータ受信が終了しなかった場合や、所定の応答待ち期間が経過するまでにアドレス取り込み応答がない場合にエラー情報が出力されるので、アドレス取り込み要求の伝送エラーにより各子局からのデータ受信が終了しなかったり、識別アドレスの伝送エラーや取り込みエラーにより子局からアドレス取り込み応答が伝送されないなどのアドレス割り当てエラーを検出することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1によるエレベータ制御システムの概略構成の一例を示した図である。本実施の形態によるエレベータ制御システム1は、アドレス取り込み要求を順次に伝送することによって、各子局3に対するアドレス割り当てを順次に行うアドレス伝送システムであり、エレベータかごの動作制御などを行う親局2と、階床ごとのエレベータ乗り場に設置される2以上の子局A1〜ANと、エレベータかごの位置や移動方向を表示するためのインジケータ4と、エレベータかごを呼ぶための呼びスイッチ5と、全ての子局A1〜ANに共通の伝送路6及び7と、各子局A1〜ANをシリアルに親局2に接続する伝送路8とからなる。
伝送路6及び7は、親局2を各子局A1〜ANに接続する共通の信号線である。伝送路8は、各子局A1〜ANを直列に親局2に接続する信号線であり、親局2を第1の子局A1に接続するとともに、各子局A1〜ANを順次に接続している。すなわち、伝送路8に関して、子局A1は、親局2と接続しているとともに第2の子局A2と接続している。また、2≦n≦N−1として、子局Anは、子局An−1及びAn+1とそれぞれ接続している。また、子局ANは、子局AN−1と接続している。
親局2は、エレベータ制御部9及びデータ伝送制御部10からなり、各子局A1〜ANに接続する伝送路6及び7を介して、各子局A1〜ANから伝送された呼び要求の受信や、エレベータかごの位置情報の送信などのデータ通信を時分割多重化により行っている。この親局2は、アドレス割り当て時に、各子局A1〜ANに割り当てる識別アドレスを伝送路6に出力するとともに、識別アドレスの取り込みを指示するためのアドレス取り込み要求を伝送路8に出力している。
子局3(A1〜AN)は、乗り場制御部11及びデータ伝送制御部12からなり、エレベータ乗り場に設置された呼びスイッチ5の操作入力に基づく呼び要求の送信や、親局2から伝送された位置情報を受信し、位置情報に基づくインジケータ4の駆動制御などを行っている。ここでは、エレベータが設置されている建物における最上階のエレベータ乗り場の子局を子局A1とし、次の階以降を順次にA2,…として、最下階の子局を子局ANとしている。
各子局A1〜ANは、伝送路8を介して親局2又は前の子局からアドレス取り込み要求が伝送されると、このアドレス取り込み要求に基づいて識別アドレスの取り込みを行うとともに、取り込み終了を親局2に通知するためのアドレス取り込み応答を伝送路7に出力する。また、識別アドレスの取り込みに基づいて、新たなアドレス取り込み要求が伝送路8に出力され、次の子局に伝送される。親局2では、子局A1〜ANからのアドレス取り込み応答に基づいて次の子局に割り当てる識別アドレスの送信を開始する。
この様にして、親局2からアドレス取り込み要求を順次に伝送することなく、識別アドレスの取り込みが1つ前の子局から伝送されるアドレス取り込み要求に基づいて行われるので、各子局A1〜ANに対する識別アドレスの割り当てを効率的に行うことができる。
図2は、図1のエレベータ制御システムにおける親局の詳細構成例を示したブロック図である。エレベータ制御部9は、かご動作制御部21、呼び子局識別処理部22、かご位置情報生成部23、操作入力部24、表示部25、取り込み要求生成部26、アドレス送信制御部27、データ受信監視部28及びアドレス記憶部29により構成される。
データ伝送制御部10には、子局A1へアドレス取り込み要求を送信するための出力端子(Atx)と、各子局A1〜ANへ識別アドレスなどを送信するための出力端子(Tx)と、各子局A1〜ANからアドレス取り込み応答などを受信するための入力端子(Rx)とが設けられている。エレベータ制御部9の各部21〜28及びデータ伝送制御部10はバスを介して接続されている。また、出力端子(Atx)は、ドライバ15を介して伝送路8に接続され、出力端子(Tx)及び入力端子(Rx)は、それぞれドライバ16を介して伝送路6及び7に接続されている。
かご動作制御部21は、エレベータかごの動作制御を行っている。呼び子局識別処理部22は、伝送路7を介して伝送された呼び要求に基づいて、呼びスイッチ5の操作入力が行われた子局の識別を行っている。この子局の識別結果に基づいてエレベータかごの動作制御が行われる。
かご位置情報生成部23は、エレベータかごの位置や移動方向などの位置情報の生成を行っている。操作入力部24は、各子局A1〜ANに割り当てる識別アドレスの入力や、識別アドレスの割り当て動作の開始を指示するための操作入力などが行われる。表示部25は、操作入力結果や、エラー情報などの表示を行っている。
取り込み要求生成部26は、アドレス割り当てが完了していない場合や、割り当て動作の開始を指示する操作入力が行われた場合に、子局に識別アドレスの取り込みを指示するためのアドレス取り込み要求を生成する。ここでは、全ての子局A1〜ANについてアドレス割り当て済みであるか否かを示すアドレス割り当て済みフラグが予め記憶されているものとする。
アドレス送信制御部27は、伝送路6を介して各子局A1〜ANに識別アドレスを送信している。この識別アドレスは、アドレス記憶部29に子局ごとに予め記憶されており、伝送路7を介して伝送されたアドレス取り込み応答に基づいて、次の子局に割り当てる識別アドレスの送信が開始される。このアドレス送信制御部27は、アドレス取り込み要求の送信開始後に識別アドレスの送信を開始する。また、伝送路6を介して伝送される各子局A1〜ANへのデータ送信開始から所定の監視期間経過後に識別アドレスの送信が開始される。また、識別アドレスの送信終了から所定の応答待ち期間が経過するまでに子局からのアドレス取り込み応答がない場合、エラー情報が出力される。
データ受信監視部28は、伝送路7を介して伝送される各子局A1〜ANからのデータの受信の監視を行っている。このデータ受信の監視では、伝送路6を介して伝送される各子局A1〜ANへのデータ送信の終了から監視期間が経過するまでに、データ受信が終了しなかった場合、エラー情報が出力される。
図3は、図1のエレベータ制御システムにおける子局の詳細構成例を示したブロック図である。乗り場制御部11は、インジケータ駆動制御部31、呼び要求生成部32、入力制御部33、取り込み要求生成部34、アドレス取り込み制御部35、取り込み応答生成部36及びアドレス記憶部37により構成される。データ伝送制御部12には、親局2又は前の子局からのアドレス取り込み要求を受信するための入力端子(Arx)と、次の子局へアドレス取り込み要求を送信するための出力端子(Atx)と、親局2から識別アドレスなどを受信するための入力端子(Rx)と、親局2へアドレス取り込み応答などを送信するための出力端子(Tx)とが設けられている。
乗り場制御部11の各部31〜36及びデータ伝送制御部12はバスを介して接続されている。入力端子(Arx)は、伝送路8に接続され、出力端子(Atx)は、ドライバ15を介して伝送路8に接続されている。入力端子(Arx)の入力側には、電気抵抗を介して定電圧源に接続されている。また、入力端子(Rx)及び出力端子(Tx)は、それぞれドライバ16を介して伝送路6及び7に接続されている。
インジケータ駆動制御部31は、伝送路6を介して伝送された位置情報に基づいて、インジケータ4の駆動制御を行っている。呼び要求生成部32は、呼びスイッチ5の操作入力に基づいて、自局に割り当てられた識別アドレスを含む呼び要求の生成を行っている。入力制御部33は、呼びスイッチ5の操作入力に基づく制御を行っている。
取り込み要求生成部34は、識別アドレスの取り込みに基づいて、新たなアドレス取り込み要求の生成を行っている。アドレス取り込み制御部35は、伝送路8を介して親局2又は前の子局から伝送されるアドレス取り込み要求に基づいて、受信した識別アドレスの取り込みを行っている。識別アドレスの取り込みは、受信した識別アドレスをアドレス記憶部37に格納することにより完了する。取り込み応答生成部36は、識別アドレスの取り込みに基づいて、アドレス取り込み応答の生成を行っている。
図4は、図1のエレベータ制御システムにおける識別アドレスの割り当て動作の一例を示した図であり、親局2及び子局A1〜ANから順次に送信されるアドレス取り込み要求41〜44と、子局A1〜ANから順次に送信されるアドレス取り込み応答45〜47とが示されている。
親局2は、アドレス取り込み要求41の送信を開始すると、子局A1に割り当てる識別アドレス1を送信する。子局A1は、アドレス取り込み要求41を受信すると、アドレス取り込みモードとなり、受信した識別アドレス1の取り込みを行う。このアドレス取り込みが終了すると、アドレス取り込み応答45が送信される。アドレス取り込み応答の送信終了後、新たなアドレス取り込み要求42が次の子局A2へ送信される。
子局A2は、親局2がアドレス取り込み応答45に基づいて送信した識別アドレス2をアドレス取り込み要求42に基づいて取り込む。この様にして、アドレス取り込み要求41〜44が順次に伝送されることによって、識別アドレスの取り込みを順次に行わせることができる。ここでは、全ての子局A1〜ANにおいてアドレス取り込みが終了すると、親局2によるアドレス取り込み要求41の出力が停止され、この出力停止に基づいて子局A1におけるアドレス取り込みモードが解除されるものとする。また、このアドレス取り込みモードの解除に基づいてアドレス取り込み要求42の出力も停止され、子局A2におけるアドレス取り込みモードが解除される。これにより、全ての子局A1〜ANにおけるアドレス取り込みモードを解除することができる。
図5及び図6のステップS101〜S117は、図2の親局における識別アドレスの割り当てに関する動作の一例を示したフローチャートである。まず、エレベータ制御部9は、起動時にアドレス割り当て済みフラグをチェックし、全ての子局A1〜ANについて識別アドレスが割り当て済みであるか否かを判別する(ステップS101)。その結果、識別アドレスが割り当て済み(アドレス割り当て済みフラグ=1)であり、しかも、ユーザの操作入力によるアドレス割り当ての指示がない場合は、伝送路6及び7による通常のデータ通信が行われる(ステップS114,S115)。
識別アドレスが割り当て済みでない(アドレス割り当て済みフラグ=0)か、又は、アドレス割り当ての指示がある場合には、伝送路6に対するデータ出力を停止する(ステップS102)。次に、伝送路8に対してアドレス取り込み要求が出力され、所定の監視期間中に各子局A1〜ANからのデータ受信が終了するか否かが監視される(ステップS103,S104)。
データ受信監視部28は、監視期間中にデータ受信が終了しなかった場合、アドレス取り込み要求の伝送エラーなどのアドレス割り当てエラーが生じたものとしてエラー情報を出力し、このエラー情報が表示部25に表示される(ステップS116)。この場合、アドレス割り当て済みフラグを0として、この割り当て動作が終了する(ステップS117)。
一方、監視期間中にデータ受信が終了した場合には、この監視期間経過後にアドレス送信制御部27が、Y=1として、子局AYに割り当てる識別アドレス(Y)の送信を開始する(ステップS105〜S107)。アドレス送信制御部27は、識別アドレス(Y)の送信開始から所定の応答待ち期間が経過するまでにアドレス取り込み応答が受信するか否かを監視し(ステップS108,S109)、受信がなければ、識別アドレス(Y)の伝送エラーや識別アドレス(Y)の取り込みエラーなどのアドレス割り当てエラーが生じたものとしてエラー情報を出力する。この場合、エラー情報が表示されるとともに、アドレス割り当て済みフラグを0として、この割り当て動作が終了する(ステップS116,S117)。
アドレス送信制御部27は、アドレス取り込み応答が応答待ち期間中に受信すると、Y=Y+1として、次の子局(Y)に割り当てる識別アドレス(Y)の送信を開始する(ステップS110,S111)。そして、アドレス取り込み応答が全ての子局A1〜ANから伝送されると、アドレス割り当て済みフラグを1として、アドレス取り込み要求の出力が停止され、この割り当て動作が終了する(ステップS112,S113)。
図7のステップS201〜S206は、図3の子局における識別アドレスの取り込み動作の一例を示したフローチャートである。まず、乗り場制御部11は、親局2又は前の子局からのアドレス取り込み要求を受信すると、伝送路6及び7を介して行われる通常のデータ通信の動作を停止し、アドレス取り込みモードに移行する(ステップS201)。
アドレス取り込み制御部35は、親局2から識別アドレスが受信すると、この識別アドレスの取り込みを行う(ステップS202,S203)。次に、乗り場制御部11は、識別アドレスの取り込みが終了すると、アドレス取り込み応答の送信を開始する(ステップS204)。そして、このアドレス取り込み応答の送信が終了すると、次の子局に対するアドレス取り込み要求の送信が開始される(ステップS205)。親局2又は前の子局からのアドレス取り込み要求の入力が停止すれば、次の子局に対するアドレス取り込み要求の出力も停止され、このアドレス取り込み動作が終了する。
本実施の形態によれば、親局2からアドレス取り込み要求を順次に伝送することなく、識別アドレスの取り込みが1つ前の子局から伝送されるアドレス取り込み要求に基づいて行われるので、各子局に対する識別アドレスの割り当てを効率的に行うことができる。
また、所定の監視期間中にデータ受信が終了しなかった場合や、所定の応答待ち期間が経過するまでにアドレス取り込み応答がない場合にエラー情報が出力されるので、アドレス取り込み要求の伝送エラーにより各子局A1〜ANからのデータ受信が終了しなかったり、識別アドレスの伝送エラーや取り込みエラーにより子局からアドレス取り込み応答が伝送されないなどのアドレス割り当てエラーを検出することができる。
本発明の実施の形態1によるエレベータ制御システムの概略構成の一例を示した図である。 図1のエレベータ制御システムにおける親局の詳細構成例を示したブロック図である。 図1のエレベータ制御システムにおける子局の詳細構成例を示したブロック図である。 図1のエレベータ制御システムにおける識別アドレスの割り当て動作の一例を示した図である。図2の親局における識別アドレスの割り当てに関する動作の一例を示したフローチャートである。 図2の親局における識別アドレスの割り当てに関する動作の一例を示したフローチャートである。 図2の親局における識別アドレスの割り当てに関する動作の一例を示したフローチャートである。 図3の子局における識別アドレスの取り込み動作の一例を示したフローチャートである。 従来のエレベータ制御システムの構成を示した図である。 図8のエレベータ制御システムにおける識別アドレスの割り当て動作を示した図である。
符号の説明
1 エレベータ制御システム、2 親局、3,A1〜AN 子局、4 インジケータ、
5 呼びスイッチ、6,7 伝送路(第1の伝送路)、8 伝送路(第2の伝送路)、
9 エレベータ制御部、10,12 データ伝送制御部、11 乗り場制御部、
15,16 ドライバ、21 かご動作制御部、22 呼び子局識別処理部、
23 かご位置情報生成部、24 操作入力部、25 表示部、
26 取り込み要求生成部、27 アドレス送信制御部、28 データ受信監視部、
29,37 アドレス記憶部、31 インジケータ駆動制御部、32 呼び要求生成部、
33 入力制御部、34 取り込み要求生成部、35 アドレス取り込み制御部、
36 取り込み応答生成部

Claims (6)

  1. エレベータ乗り場に設置される2以上の子局と、
    各子局とデータ通信を行う親局とを備え、
    全ての上記子局に共通の第1の伝送路を介して親局から各子局に識別アドレスを伝送するとともに、上記各子局をシリアルに上記親局に接続する第2の伝送路を介してアドレス取り込み要求を伝送するエレベータ制御システムにおいて、
    上記子局が、上記第2の伝送路を介して伝送されたアドレス取り込み要求に基づいて、識別アドレスの取り込みを行うアドレス取り込み手段と、
    この識別アドレスの取り込みに基づいて、アドレス取り込み応答を生成する取り込み応答生成手段と、
    上記識別アドレスの取り込みに基づいて新たなアドレス取り込み要求を生成し、上記第2の伝送路を介して次の子局に送信する取り込み要求送信手段とからなり、
    上記親局が、上記第1の伝送路を介して伝送された上記アドレス取り込み応答に基づいて、次の子局に割り当てる識別アドレスを送信するアドレス送信手段からなることを特徴とするエレベータ制御システム。
  2. 上記アドレス送信手段は、アドレス取り込み要求の送信開始後に識別アドレスの送信を開始することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御システム。
  3. 上記親局が、上記第1の伝送路を介して伝送される各子局からのデータ受信を監視するデータ受信監視手段を備え、
    上記アドレス送信手段は、上記第1の伝送路を介して伝送される各子局へのデータ送信終了から所定の監視期間の経過後に識別アドレスの送信を開始し、
    上記データ受信監視手段は、上記監視期間中にデータ受信が終了しなかった場合、エラー情報を出力することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御システム。
  4. 上記アドレス送信手段は、識別アドレスの送信開始から所定の応答待ち期間が経過するまでに上記子局からのアドレス取り込み応答がない場合、エラー情報を出力することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御システム。
  5. 上記子局が、エレベータ乗り場に設けられた呼びスイッチの操作入力に基づいて、自局に割り当てられた識別アドレスを含む呼び要求を生成する呼び要求生成手段を備え、
    上記親局が、上記第1の伝送路を介して伝送された上記呼び要求に基づいて、呼びスイッチの操作入力が行われた子局を識別する呼び子局識別手段と、
    この子局の識別結果に基づいてエレベータかごを動作制御するかご動作制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御システム。
  6. 上記親局が、エレベータかごの位置情報を生成するかご位置情報生成手段を備え、
    上記子局が、上記第1の伝送路を介して伝送された上記位置情報に基づいて、エレベータ乗り場に設けられたインジケータを駆動するインジケータ駆動手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御システム。
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JP2011026039A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの表示装置

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