JP2005194049A - エレベータの戸の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 エレベータのかご内の戸開押し釦のON故障、乗場の呼び押し釦のON故障等の軽微故障状況の時には、戸開状況のままで運行停止することのないエレベータの戸の制御装置を得る。
【解決手段】 エレベータのかご1が呼びに応答して目的階に到着した後、戸開し所定時間後に戸閉するとともに、戸開釦2aが押されると、戸開延長を行うようにしたものにおいて、戸開釦2aが所定時間を超えて押されたままの状態にあることを検出した時、戸開釦2aによる戸開機能を一時的に無効にする。また、乗場押し釦5が押されていると、戸開延長を行うようにしたものにおいて、乗場押し釦5が押された状態で、所定時間を超えて戸開が継続したことを検出した時、乗場押し釦5による戸開機能を一時的に無効にする。
【選択図】 図1
【解決手段】 エレベータのかご1が呼びに応答して目的階に到着した後、戸開し所定時間後に戸閉するとともに、戸開釦2aが押されると、戸開延長を行うようにしたものにおいて、戸開釦2aが所定時間を超えて押されたままの状態にあることを検出した時、戸開釦2aによる戸開機能を一時的に無効にする。また、乗場押し釦5が押されていると、戸開延長を行うようにしたものにおいて、乗場押し釦5が押された状態で、所定時間を超えて戸開が継続したことを検出した時、乗場押し釦5による戸開機能を一時的に無効にする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、エレベータのかご内の戸開押し釦のON故障、乗場の呼び押し釦のON故障等の軽微故障状況の時には、戸開状況のままで運行停止することのないエレベータの戸の制御装置に関するものである。
エレベータのかご内の戸開釦を押すと、エレベータの戸は戸開状態を継続する。この戸開釦が故障でON故障した場合も戸開状態が継続し、戸が自動的に閉まることはないので、エレベータのサービスができなくなる。
また、エレベータの乗場釦を押すと、エレベータがその階まで走行し、戸を開いて乗客を乗せてサービスするが、乗場の呼び押し釦を押し続けると、戸が閉まることができず、エレベータのサービスができなくなる。この乗場の呼び押し釦が故障でON故障した状態になっても戸開状態が継続し、戸が自動的に閉まることはないので、エレベータのサービスができなくなる。
また、荷物の出し入れ等で、エレベータの戸を長時間開けておきたい場合には、かご内の操作盤に戸開釦とは、別に戸開延長釦が設置されている場合もある。この戸開延長釦が押されると、戸開した時点で数分間、戸開状態を保持する。
また、保守会社によっては、戸開のままエレベータがサービスできないことを検出して、故障と認識し、通信装置を通して故障状態の発報を監視センターに行うことも実施されている。
更にまた、エレベータの戸の制御装置に関する従来技術として、戸開延長釦が押された後の時限を短縮するか、戸開延長時間をキャンセルする機能を持たせたものが多く提案されている(例えば、特許文献1〜8参照)。
また、エレベータの乗場釦を押すと、エレベータがその階まで走行し、戸を開いて乗客を乗せてサービスするが、乗場の呼び押し釦を押し続けると、戸が閉まることができず、エレベータのサービスができなくなる。この乗場の呼び押し釦が故障でON故障した状態になっても戸開状態が継続し、戸が自動的に閉まることはないので、エレベータのサービスができなくなる。
また、荷物の出し入れ等で、エレベータの戸を長時間開けておきたい場合には、かご内の操作盤に戸開釦とは、別に戸開延長釦が設置されている場合もある。この戸開延長釦が押されると、戸開した時点で数分間、戸開状態を保持する。
また、保守会社によっては、戸開のままエレベータがサービスできないことを検出して、故障と認識し、通信装置を通して故障状態の発報を監視センターに行うことも実施されている。
更にまた、エレベータの戸の制御装置に関する従来技術として、戸開延長釦が押された後の時限を短縮するか、戸開延長時間をキャンセルする機能を持たせたものが多く提案されている(例えば、特許文献1〜8参照)。
従来のエレベータの戸の制御装置では、戸開釦を押しっぱなしにしている場合は、他階への走行ができなくなり、他の乗客の迷惑となる。また、戸開釦のON故障(押されぱなしと同様な故障)の場合にも、同様な状況となりエレべータが走行できなくなり、利用者の迷惑となるという問題があった。また、従来技術に記載されたものは、いずれも戸開延長釦が押された後の時限を短縮するか、戸開延長時間をキャンセルするに留まるものであり、それ以上のことは行わないものである。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、エレベータのかご内の戸開押し釦のON故障、乗場の呼び押し釦のON故障等の軽微故障状況の時には、戸開状況のままで運行停止することのないエレベータの戸の制御装置を提供するものである。
この発明に係るエレベータの戸の制御装置は、エレベータのかごが呼びに応答して目的階に到着した後、戸開し所定時間後に戸閉するとともに、戸開釦が押されると、戸開延長を行うようにしたものにおいて、戸開釦が所定時間を超えて押されたままの状態にあることを検出した時、戸開釦による戸開機能を一時的に無効にするものである。
また、エレベータのかごが呼びに応答して目的階に到着した後、戸開し所定時間後に戸閉するとともに、乗場押し釦が押されていると、戸開延長を行うようにしたものにおいて、乗場押し釦が押された状態で、所定時間を超えて戸開が継続したことを検出した時、乗場押し釦による戸開機能を一時的に無効にするものである。
また、戸開釦又は乗場押し釦が所定時間を超えて押された状態にある時、乗客に注意を喚起する案内を行った後、戸閉を行い戸開釦又は乗場押し釦による戸開機能を無効にするものである。
また、戸開釦又は乗場押し釦による戸開機能の無効動作が所定の回数を超えた時、監視センターに故障通報を行うものである。
この発明は、戸開釦が所定時間を超えて押されたままの状態にあることを検出した時、戸開釦による戸開機能を一時的に無効にするので、戸開釦を押している場合には、ブザー、オートアナウンスのメッセージにより、戸開釦を離すことにより、サービスを開始可能となる。また、ON故障の場合にも、一時的に戸開釦の機能が解除されるので、戸閉することができることによりエレベータはサービスを開始することができる。この効果は乗場押し釦に関しても同様である。したがって、戸開釦や乗場押し釦が、乗客による故意の操作で押されぱなしの状態になった場合は、ブザーと注意アナウンスで、回避することが可能で、ON故障の場合についても、所定の時間以上に戸開の状態を継続することを回避することができ、エレベータが停止したまま、走行できないという故障状態を防止することができる。併せて、保守会社の監視センターに通報することが可能であり、早期の故障修理が期待できる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの戸の制御装置の全体構成を示すシステム構成図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの戸の制御装置の戸開釦の故障回避処理手順を示すフローチャート、図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの戸の制御装置の乗場呼び押し釦の故障回避処理手順を示すフローチャートである。
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの戸の制御装置の全体構成を示すシステム構成図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの戸の制御装置の戸開釦の故障回避処理手順を示すフローチャート、図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの戸の制御装置の乗場呼び押し釦の故障回避処理手順を示すフローチャートである。
図1において、この発明のエレベータの戸の制御装置の全体システムについて説明する。
エレベータのかご1は、昇降路を上下に走行する。かご1の中には、かご操作盤2が設けられ、このかご操作盤2には戸開釦2aが設置されている。かご1内には、乗客の有無を検出するかご乗客検出装置7が設置されている。また、かご1内にはオートアナウンス装置3、ブザー6が設置されている。
エレベータの乗場には、乗場呼び押し釦5が設置されており、呼びの登録ができる。また、乗場には、乗客の有無を検出するための乗場乗客検出装置4が各々設置されている。
エレベータ制御装置12は、各外部装置へのインターフェース回路8、演算回路9、プログラム登録回路10、演算結果の記録装置11等から構成されている。
エレベータ制御装置12には、電話回線を通して外部に通報する通信装置13が接続されており、エレベータの保守会社の監視センター14に故障を通報できるシステムとなっている。
エレベータのかご1は、昇降路を上下に走行する。かご1の中には、かご操作盤2が設けられ、このかご操作盤2には戸開釦2aが設置されている。かご1内には、乗客の有無を検出するかご乗客検出装置7が設置されている。また、かご1内にはオートアナウンス装置3、ブザー6が設置されている。
エレベータの乗場には、乗場呼び押し釦5が設置されており、呼びの登録ができる。また、乗場には、乗客の有無を検出するための乗場乗客検出装置4が各々設置されている。
エレベータ制御装置12は、各外部装置へのインターフェース回路8、演算回路9、プログラム登録回路10、演算結果の記録装置11等から構成されている。
エレベータ制御装置12には、電話回線を通して外部に通報する通信装置13が接続されており、エレベータの保守会社の監視センター14に故障を通報できるシステムとなっている。
次に、図2により戸開釦の故障回避処理手順について説明する。
通常は、戸開釦2aが押されていると、戸は戸開状態となり、戸は閉まることはできない。他階で呼びができても、戸が閉まることができないので、エレベータは戸の開いた階から動けないことになるが、この発明ではその不具合を解消することができる。
先ず、スタートすると、ステップS1にて戸が規定の時間(ここでは120秒とした)を経過すると、ステップS2に進み、他の階で呼びがあるかを判断する。ステップS2にて他の階に呼びが発生、またはかご内に他階への呼びが発生した場合には、エレベータを利用したい乗客が発生したと判断する。次のステップS3にてこの際に戸開釦2aが押されているかをチェックする。誰かが荷物の積み下ろしなどで戸開釦2aを押している場合があるからである。ステップS4にて安全面を配慮して、実際に乗客が居るのかを判断する。これにはかご1内に設置したかご乗客検出装置7、およびエレベータが停止している階の乗場に設置されている乗場乗客検出装置4の出力を確認して判断を行う。ステップS4にて乗客が検出された場合には、乗客が戸開釦2aを押していると判断して、ステップS5に進み、エレベータの戸を早く閉めるように注意を促す。注意喚起としてまず、ブザー6を数秒(約1〜2秒)鳴動させ、次にオートアナウンス装置3より、注意を喚起するように例えば、「戸が開放状態になっており、他の乗客の迷惑となっております」とアナウンスする。ステップS4にて乗客が検出されない場合にも、ブザー6を一瞬(0.5秒程度)鳴動させ、注意を促す。その後、オートアナウンス装置6より「戸閉致しますのでご注意願います」のアナウンスを行う。ステップS7にて乗客が戸開釦2aを押していた場合には、押釦から手を離すことで戸閉される。もし、戸開釦2aのON故障の場合には、戸閉めができないことになる。ステップS8では、エレベータ制御のプログラムにおいて、戸開釦2aの入力信号を一定時間、例えば10秒間は取り込みを停止する処理を行う。ステップS8にて一定時間(10秒間)、戸開釦2aの信号取り込みを停止すると、ステップS9にてエレベータは戸閉を完了できるので、ステップS10に進み、他階の呼びに応答して走行することができる。また、ステップS8で戸開釦2aの入力信号の取り込みを10秒間停止処理しても、ステップS9にて戸閉を検出できない場合は、エレベータはどこにも走行できない状況となっていると判断し、ステップS11にて保守会社の監視センター14に対して、戸閉め不能故障として、通信装置13を経由して故障通報する。また、ステップS10にて他階に走行できても、戸開釦2aが故障でON故障している場合には、次に停止した階でも同様に戸開状態のままとなってしまうので、エレベータ制御装置12のプログラムのチェックにかかり、同様な処理で、ステップS10の他階への走行を繰り返すことになる。この他階への走行を5回繰り返した時点で、ステップS12にて戸開釦2aの故障と判断して、ステップS11に進み、保守会社の監視センター14へ故障通報する。
通常は、戸開釦2aが押されていると、戸は戸開状態となり、戸は閉まることはできない。他階で呼びができても、戸が閉まることができないので、エレベータは戸の開いた階から動けないことになるが、この発明ではその不具合を解消することができる。
先ず、スタートすると、ステップS1にて戸が規定の時間(ここでは120秒とした)を経過すると、ステップS2に進み、他の階で呼びがあるかを判断する。ステップS2にて他の階に呼びが発生、またはかご内に他階への呼びが発生した場合には、エレベータを利用したい乗客が発生したと判断する。次のステップS3にてこの際に戸開釦2aが押されているかをチェックする。誰かが荷物の積み下ろしなどで戸開釦2aを押している場合があるからである。ステップS4にて安全面を配慮して、実際に乗客が居るのかを判断する。これにはかご1内に設置したかご乗客検出装置7、およびエレベータが停止している階の乗場に設置されている乗場乗客検出装置4の出力を確認して判断を行う。ステップS4にて乗客が検出された場合には、乗客が戸開釦2aを押していると判断して、ステップS5に進み、エレベータの戸を早く閉めるように注意を促す。注意喚起としてまず、ブザー6を数秒(約1〜2秒)鳴動させ、次にオートアナウンス装置3より、注意を喚起するように例えば、「戸が開放状態になっており、他の乗客の迷惑となっております」とアナウンスする。ステップS4にて乗客が検出されない場合にも、ブザー6を一瞬(0.5秒程度)鳴動させ、注意を促す。その後、オートアナウンス装置6より「戸閉致しますのでご注意願います」のアナウンスを行う。ステップS7にて乗客が戸開釦2aを押していた場合には、押釦から手を離すことで戸閉される。もし、戸開釦2aのON故障の場合には、戸閉めができないことになる。ステップS8では、エレベータ制御のプログラムにおいて、戸開釦2aの入力信号を一定時間、例えば10秒間は取り込みを停止する処理を行う。ステップS8にて一定時間(10秒間)、戸開釦2aの信号取り込みを停止すると、ステップS9にてエレベータは戸閉を完了できるので、ステップS10に進み、他階の呼びに応答して走行することができる。また、ステップS8で戸開釦2aの入力信号の取り込みを10秒間停止処理しても、ステップS9にて戸閉を検出できない場合は、エレベータはどこにも走行できない状況となっていると判断し、ステップS11にて保守会社の監視センター14に対して、戸閉め不能故障として、通信装置13を経由して故障通報する。また、ステップS10にて他階に走行できても、戸開釦2aが故障でON故障している場合には、次に停止した階でも同様に戸開状態のままとなってしまうので、エレベータ制御装置12のプログラムのチェックにかかり、同様な処理で、ステップS10の他階への走行を繰り返すことになる。この他階への走行を5回繰り返した時点で、ステップS12にて戸開釦2aの故障と判断して、ステップS11に進み、保守会社の監視センター14へ故障通報する。
次に、図3により乗場の呼び押し釦の故障回避処理手順について説明する。
通常は、乗場の呼び押し釦5が押されていると、戸は戸開状態となり、戸は閉まることはできない。他階で呼びができても、戸が閉まることができないので、エレベータは戸の開いた階から動けないことになるが、この発明ではその不具合を解消することができる。
先ず、スタートすると、ステップS1にて戸が規定の時間(ここでは120秒とした)を経過すると、ステップS2に進み、他の階で呼びがあるかを判断する。ステップS2にて他の階に呼びが発生、またはかご内に他階への呼びが発生した場合には、エレベータを利用したい乗客が発生したと判断する。次に、ステップS13にてこの際に当該の階の乗場呼び押し釦5が押されているかをチェックする。誰かが荷物の積み下ろしなどで乗場押し釦5を押している場合があるからである。ステップS4にて安全面を配慮して、実際に乗客が居るのかを判断する。これには当該の階に設置した乗場乗客検出装置4、およびかご1内に設置したかご乗客検出装置7の出力を確認して判断を行う。ステップS4にて乗客が検出された場合には、乗客が戸開釦を押していると判断して、ステップS5に進み、エレベータの戸を早く閉めるように注意を促す。注意喚起としてまず、ブザー6を数秒(約1〜2秒)鳴動させ、次にオートアナウンス装置3より、注意を喚起するように例えば、「戸が開放状態になっており、他の乗客の迷惑となっております」とアナウンスする。ステップS4にて乗客が検出されない場合にも、ブザー6を一瞬(0.5秒程度)鳴動させ、注意を促す。その後、オートアナウンス装置6より「戸閉致しますのでご注意願います」のアナウンスを行う。ステップS7にて乗客が乗場押し釦5を押していた場合には、押釦から手を離すことで戸閉される。もし、乗場押し釦5のON故障の場合には、戸閉めができないことになる。ステップS14では、エレベータ制御のプログラムにおいて、当該の乗場押し釦5の入力信号を一定時間、例えば10秒間は取り込みを停止する処理を行う。ステップS14にて一定時間(10秒間)、乗場押し釦5の信号取り込みを停止すると、ステップS9にてエレベータは戸閉を完了できるので、ステップS10に進み、他階の呼びに応答して走行することができる。また、ステップS14で乗場押し釦5の入力信号の取り込みを10秒間停止処理しても、ステップS9にて戸閉を検出できない場合は、エレベータはどこにも走行できない状況となっていると判断し、ステップS11にて保守会社の監視センター14に対して、戸閉め不能故障として、通信装置13を経由して故障通報する。また、ステップS10にて他階に走行できても、乗場押し釦5が故障でON故障している場合には、次に同じ乗場階に到着した場合には、同様に戸開状態のままとなってしまうので、エレベータ制御装置12のプログラムのチェックにかかり、同様な処理で、ステップS10の他階への走行を繰り返すことになる。この他階への走行を5回繰り返した時点で、ステップS15にて乗場押し釦5の故障と判断して、ステップS11に進み、保守会社の監視センター14へ故障通報する。
通常は、乗場の呼び押し釦5が押されていると、戸は戸開状態となり、戸は閉まることはできない。他階で呼びができても、戸が閉まることができないので、エレベータは戸の開いた階から動けないことになるが、この発明ではその不具合を解消することができる。
先ず、スタートすると、ステップS1にて戸が規定の時間(ここでは120秒とした)を経過すると、ステップS2に進み、他の階で呼びがあるかを判断する。ステップS2にて他の階に呼びが発生、またはかご内に他階への呼びが発生した場合には、エレベータを利用したい乗客が発生したと判断する。次に、ステップS13にてこの際に当該の階の乗場呼び押し釦5が押されているかをチェックする。誰かが荷物の積み下ろしなどで乗場押し釦5を押している場合があるからである。ステップS4にて安全面を配慮して、実際に乗客が居るのかを判断する。これには当該の階に設置した乗場乗客検出装置4、およびかご1内に設置したかご乗客検出装置7の出力を確認して判断を行う。ステップS4にて乗客が検出された場合には、乗客が戸開釦を押していると判断して、ステップS5に進み、エレベータの戸を早く閉めるように注意を促す。注意喚起としてまず、ブザー6を数秒(約1〜2秒)鳴動させ、次にオートアナウンス装置3より、注意を喚起するように例えば、「戸が開放状態になっており、他の乗客の迷惑となっております」とアナウンスする。ステップS4にて乗客が検出されない場合にも、ブザー6を一瞬(0.5秒程度)鳴動させ、注意を促す。その後、オートアナウンス装置6より「戸閉致しますのでご注意願います」のアナウンスを行う。ステップS7にて乗客が乗場押し釦5を押していた場合には、押釦から手を離すことで戸閉される。もし、乗場押し釦5のON故障の場合には、戸閉めができないことになる。ステップS14では、エレベータ制御のプログラムにおいて、当該の乗場押し釦5の入力信号を一定時間、例えば10秒間は取り込みを停止する処理を行う。ステップS14にて一定時間(10秒間)、乗場押し釦5の信号取り込みを停止すると、ステップS9にてエレベータは戸閉を完了できるので、ステップS10に進み、他階の呼びに応答して走行することができる。また、ステップS14で乗場押し釦5の入力信号の取り込みを10秒間停止処理しても、ステップS9にて戸閉を検出できない場合は、エレベータはどこにも走行できない状況となっていると判断し、ステップS11にて保守会社の監視センター14に対して、戸閉め不能故障として、通信装置13を経由して故障通報する。また、ステップS10にて他階に走行できても、乗場押し釦5が故障でON故障している場合には、次に同じ乗場階に到着した場合には、同様に戸開状態のままとなってしまうので、エレベータ制御装置12のプログラムのチェックにかかり、同様な処理で、ステップS10の他階への走行を繰り返すことになる。この他階への走行を5回繰り返した時点で、ステップS15にて乗場押し釦5の故障と判断して、ステップS11に進み、保守会社の監視センター14へ故障通報する。
1 エレベータのかご
2 かご操作盤
2a 戸開釦
3 オートアナウンス装置
4 乗場乗客検出装置
5 乗場呼び押し釦
6 ブザー
7 かご乗客検出装置
8 インターフェース回路
9 演算回路
10 プログラム登録回路
11 記録装置
12 エレベータ制御装置
13 通信装置
14 保守会社監視センター
2 かご操作盤
2a 戸開釦
3 オートアナウンス装置
4 乗場乗客検出装置
5 乗場呼び押し釦
6 ブザー
7 かご乗客検出装置
8 インターフェース回路
9 演算回路
10 プログラム登録回路
11 記録装置
12 エレベータ制御装置
13 通信装置
14 保守会社監視センター
Claims (6)
- エレベータのかごが呼びに応答して目的階に到着した後、戸開し所定時間後に戸閉するとともに、戸開釦が押されると、戸開延長を行うようにしたエレベータの戸の制御装置において、
前記戸開釦が所定時間を超えて押されたままの状態にあることを検出した時、前記戸開釦による戸開機能を一時的に無効にすることを特徴とするエレベータの戸の制御装置。 - 戸開釦が所定時間を超えて押された状態にある時、乗客に注意を喚起する案内を行った後、戸閉を行い前記戸開釦による戸開機能を無効にすることを特徴とする請求項1記載のエレベータの戸の制御装置。
- 戸開釦による戸開機能の無効動作が所定の回数を超えた時、監視センターに故障通報を行うことを特徴とする請求項1記載のエレベータの戸の制御装置。
- エレベータのかごが呼びに応答して目的階に到着した後、戸開し所定時間後に戸閉するとともに、乗場押し釦が押されていると、戸開延長を行うようにしたエレベータの戸の制御装置において、
前記乗場押し釦が押された状態で、所定時間を超えて戸開が継続したこと検出した時、前記乗場押し釦による戸開機能を一時的に無効にすることを特徴とするエレベータの戸の制御装置。 - 乗場押し釦が所定時間を超えて押された時、乗客に注意を喚起する案内を行った後、戸閉を行い前記乗場押し釦による戸開機能を無効にすることを特徴とする請求項4記載のエレベータの戸の制御装置。
- 乗場押し釦による戸開機能の無効動作が所定の回数を超えた時、監視センターに故障通報を行うことを特徴とする請求項4記載のエレベータの戸の制御装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018235156A1 (ja) * | 2017-06-20 | 2018-12-27 | 株式会社日立製作所 | エレベータ装置 |
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2004
- 2004-01-07 JP JP2004002312A patent/JP2005194049A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018235156A1 (ja) * | 2017-06-20 | 2018-12-27 | 株式会社日立製作所 | エレベータ装置 |
CN110678410A (zh) * | 2017-06-20 | 2020-01-10 | 株式会社日立制作所 | 电梯装置 |
CN110678410B (zh) * | 2017-06-20 | 2021-12-03 | 株式会社日立制作所 | 电梯装置 |
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