JP2005192384A - ブラシレスモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 クロポール形のステータを備え、構成が簡単で、且つ、製造コストを低減することができる連続回転用のブラシレスモータを提供する。
【解決手段】 軸方向に延出する極歯21aを有するクロポール形の2つのヨーク21が極歯21aを周方向に交互に配置するようにして向き合わされ、2つのヨーク21の間に環状に巻装された2相の巻線25a,25bが配設されたステータ20と、極歯21aと相対するロータマグネット12を有するロータ10と、ロータ10の回転位置を検出して位置検出信号を送出する1つのホールIC31と、を備え、2相の巻線25a,25bには位置検出信号に基づいて半波電流が交互に供給されてなる。また、極歯21aは、非対称な形状もしくは周方向にシフトしたように形成された。
【選択図】 図1

Description

本発明はブラシレスモータに係り、特にクロポール形のステータを備えるブラシレスモータに関する。
従来、板金加工により磁極歯列が形成されたクロポール形構造のステータと、このステータと対向するように配設された永久磁石を有するロータとを備えたステッピングモータが知られている。ステータの内部には、巻線が巻装されたコイルボビンが、軸方向に複数積層されて配設される(例えば、特許文献1参照)。クロポール形構造のステッピングモータは、板金加工により磁極歯列を形成することができるので製造コストが低く抑えられ、そのうえ巻線もコイルボビンにオープン巻することができるという利点を有している。
特許文献1のステッピングモータはアウターロータ形であり、巻線が巻装されたコイルボビンが軸方向に積層され、コイルボビンの径方向の外側面を覆うようにステータの外ヨークが配設されている。なお、この外ヨークは、板状の磁性材料をリング状に加工したものであり、側面にスリットが形成され、このスリットによって磁極歯列が形成されている。そして、この外ヨークの径方向の外側には、リング状の永久磁石が同軸的に配設され、この永久磁石の内側の磁極面と外ヨークの磁極歯列とがわずかなギャップをあけて相対している。
一般に、クロポール形構造のステッピングモータでは、各コイルボビンが、板金加工によって磁極歯列が形成された2つの板金部品によって軸方向から挟み込まれるような構造である。このとき、2つの板金部品は、磁極歯列が周方向に交互に並ぶように向かい合わされてコイルボビンを間に挟み込むようになっている。これに対し、特許文献1に記載のステッピングモータは、2つのコイルボビンの外周面をリング状の磁性材料で覆う構成であるので構成が簡単となる。
しかし、上記ステッピングモータは、電動ファンモータのように連続回転させるための回転駆動源として用いると、脱調してしまうおそれがあり、これは特に1000rpm以上といった高速回転になるとより顕著になるという問題があった。このような問題を回避するために、積層型のステッピングモータに位置センサを配設して、閉ループで回転制御する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2のステッピングモータによれば、積層されたコイルボビンにそれぞれ巻線が施され、これらのコイルボビンはそれぞれ磁性材料で形成されたヨークによって挟持された構成となっている。また、位置センサとしてのホール素子が、インナーロータの永久磁石の端面と軸方向で対向する位置であって、所定の周方向位置に2箇所配設されている。このような構成により、高精度な位相検出を行うことができ、脱調を起こすことを防止することができる。
実用新案登録第2559692号公報(第1−3頁、図1−4) 特開2001−78392号公報(第2−5頁、図1−10)
しかしながら、特許文献2に記載のステッピングモータは、500rpm以下での低速高精度にて所定角度だけ回転させる用途に用いられ、複数のコイルボビンが半ピッチ分ずれて、それぞれ一対のヨークによって挟持されると共に、半ピッチ分のずれを検出するためホール素子が2箇所に配設されており、構成が複雑であり製造コストが掛かってしまうという問題があった。例えば、特許文献2に記載のステッピングモータを電動ファンモータのように位置精度が要求されないモータに使用した場合には、電動ファン装置の製造コスト増に繋がる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、クロポール形のステータを備え、構成が簡単で、且つ、製造コストを低減することができる連続回転用のブラシレスモータを提供することにある。
前記課題は、軸方向に延出する複数の極歯を有するクロポール形の一対のヨークが前記極歯を周方向に交互に配置するようにして向き合わされ、前記一対のヨークの間に環状に巻装された2相の巻線が配設されたステータと、前記極歯と相対するロータマグネットを有するロータと、該ロータの回転位置を検出して位置検出信号を送出する1つの位置検出部と、を備え、前記2相の巻線には前記位置検出信号に基づいて半波電流が交互に供給されてなることにより解決される。
このように本発明のブラシレスモータは、クロポール形の一対のヨークに2相の巻線を収容させてステータを構成して、構成を簡単として製造コストを低減している。また、ロータの回転位置を検出して位置検出信号を送出する1つの位置検出部を備え、この位置検出部からの位置検出信号に基づいて2相の巻線には半波電流が時間的に交互に供給される構成となっている。本発明は、2相の巻線に半波電流を時間的に交互に重ならないように供給する構成であり、1つの位置検出部の位置検出信号によって供給電流のスイッチング制御が可能である。このように、簡単な構成でクロポール形の永久磁石型ステッピングモータを連続回転可能なブラシレスモータとして実現することができる。
また、前記位置検出部からの位置検出信号に基づいて前記2相の巻線への半波電流の供給を制御する制御部をさらに備える構成とすることができる。
また、前記一対のヨークの極歯の数と、前記ロータマグネットの極数とは同じであり、前記極歯のうち少なくとも1つは、軸中心に対して非対称な形状であるかもしくは周方向に所定角度シフトされてなるように構成すれば好適である。2つのヨークの極歯の数と、ロータのロータマグネットの極数とが同じであると、磁気的にバランスが取れた状態となるため、巻線に電流が供給されたときに回転する起動力が生じないことがあるが、本発明では、極歯にその極歯の形状が非対称であるもの、もしくは、周方向に所定角度シフトされたものを含むように構成されているので、ロータの周方向に磁気的にアンバランスな部分が生じて一方向に起動力を発生させることができる。
また、前記非対称な形状である極歯は、一部を切り欠くかもしくは一部を薄く形成してなるものとすることができる。このように、極歯を一部切り欠くか薄く形成することにより簡単な構成でロータの一方向の起動性を生じさせることができる。
また、前記位置検出部は、前記一対のヨークのうち、一方のヨークの極歯の先端部と他方のヨークとの間に形成される軸方向の隙間に面するように配設されれば好適である。このように一方のヨークの極歯の先端部と他方のヨークとの間に形成される軸方向の隙間に面するように位置検出部を配設することにより、位置検出部は径方向の磁気を効率的に検出することができる。また、上記隙間に面するように配設するので、ロータの回転に寄与する磁束が損失してしまう程度が低減される。
また、前記ステータには、前記2相の巻線が互いに逆向きに巻装され、該2相の巻線は、同じ方向から半波電流が供給されることにより互いに逆向きの磁束を発生するように構成すると好適である。このように同じ方向から半波電流を供給することによって互いに逆向きの磁束を発生させることができるので、駆動電流の供給回路を非常に簡単な構成とすることができる。
また、前記ヨークの極歯の周方向の幅と前記ロータマグネットの磁極の周方向の幅は、略同じ幅に設定されていると好適である。このように、極歯の周幅とロータマグネットの周幅が略同じ幅に設定されると、磁束を最も有効に利用できる。
また、前記ヨークの極歯と前記ロータマグネットの磁極とが相対して径方向に重なる面積が最も大きくなる前記ロータの回転位置において、前記2相の巻線への半波電流の供給が切り替えられるように制御されてなると好適である。このように構成すると、2相の巻線への半波電流の供給が、極歯とロータマグネットとの間の磁気作用が最大となるロータの回転位置で切り替えられるので、回転駆動力を最大とすることができる。
また、前記ヨークの極歯の周方向の両端部は、軸方向に対して傾斜し、前記ロータマグネットの各磁極の周方向の両端部は、軸方向と略平行であると好適である。このように構成すると、極歯とロータマグネットの磁極との間の磁気作用の大きさをロータの回転に伴って徐々に変化させることができるので、回転時のトルクリップルを低減することが可能である。
また、前記ヨークの極歯の周方向の両端部は、軸方向に対して傾斜し、前記ロータマグネットの各磁極の周方向の両端部は、軸方向に対して傾斜していると好適である。このように構成すると、極歯とロータマグネットの磁極との間の磁気作用の大きさをロータの回転に伴ってさらに緩やかに変化させることができるので、回転時のトルクリップルをより低減することが可能である。
また、前記ヨークの極歯は、周方向に展開した状態で径方向から見たときに軸方向の他方のヨークに向かって先端側が幅狭となるように略台形形状に形成されてなると好適である。このように構成すると、極歯がお互い先細であるので一対のヨークを軸方向に組み付けるときに極歯同士が邪魔にならず組み付け性が良好となる。
また、前記ロータマグネットは、周方向に展開した状態で径方向から見たときに略矩形状に形成されてなり、該ロータマグネットの周方向の長さは、前記ヨークの極歯の幅狭に設定された先端側の辺よりも大きく設定されていると好適である。このように構成すると、ロータが回転するときに、ロータマグネットの磁極と極歯の傾斜した部分とが徐々に径方向に重なっていくので、極歯とロータマグネットの磁極との間の磁気作用の大きさを徐々に変化させることができるので、回転時のトルクリップルを低減することが可能である。
また、前記ロータマグネットは4の磁極を有すると共に、前記ステータは4の極歯を有するように構成すると好適である。このように構成すると、極数を最小となって極歯の突出数を少なくすることができるので、ステータの構成を簡単にすることできる。
本発明によれば、円環状の2相の巻線を内部に有するクロポール形のステータを備えた構成のブラシレスモータであって、ロータの回転位置を検出する位置検出部を備え、2相の巻線は位置検出部からの位置検出信号に基づいて半波電流が交互に供給されるようにすることにより、構成が簡単で、且つ、製造コストを低減することができる連続回転用のブラシレスモータを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。図1〜図7は本発明の一実施形態に係るものであり、図1はブラシレスモータの断面説明図、図2はロータの正面図、図3はシャフトと軸受を備えたステータの分解斜視図、図4はヨークの極歯の部分拡大図、図5は制御回路の構成図、図6はステータの巻線への給電方式の説明図、図7はヨークとロータマグネットの展開図である。
図8〜図12は本発明の他の実施形態に係るものであり、図8は極歯の部分拡大図、図9はホールICの配置を示す説明図、図10〜図12はヨークとロータマグネットの展開図である。
以下に本発明のブラシレスモータMを、1000rpm以上である3000rpmとする高速連続回転で使用する車両用の電動ファンの回転駆動部に適用した例を示す。図1に示すように本例のブラシレスモータMは、アウターロータ型のモータであって、ロータ10と、ロータ10の内部に配設されたステータ20とを備えて構成されている。ロータ10は、円形状の平面部11a及び平面部11aの縁部から延出する円筒状の周面部11bを備えたケース11と、平面部11aの中央部に形成された貫通孔に挿入されて固定されたシャフト13と、周面部11bの内周面に取付けられた永久磁石(ロータマグネット)12とから構成されている。また、シャフト13の先端部にはファン5が取着されており、ロータ10の回転に伴ってファン5が一方向へ回転可能に構成されている。
図2に示すように、ロータマグネット12は薄板の円弧状に形成されたものであり、径方向に磁束が向くように磁化されている。本例のロータ10は4極構成であり、それぞれ独立した4つのロータマグネット12が、周面部11bの内周面に固着されている。そして、極性の異なるロータマグネット12が周方向に交互に配設され、隣合うロータマグネット12の磁束の向きが回転中心に対して反対になるように構成されている。
なお、本例のロータ10は複数の独立したロータマグネット12を有して構成されているが、これに限らず、円環状のロータマグネットをケース11内に圧入して固定するように構成してもよい。この場合、円環状のロータマグネットは、周方向の所定角度範囲毎(本例のように4極の場合は略90度毎)に磁束の向きが径方向に交互に反転するように磁化される。
ステータ20は、合成樹脂等の非磁性材料からなる円筒状のスペーサ22と、軸方向に延出してロータマグネット12と相対する極歯21aを有しスペーサ22の外周に配設されたヨーク21と、極歯21aの径方向の内側に配設され巻線25a,25bが巻装された非磁性体からなるコイルボビン24とを備えて構成されている。スペーサ22は中央に貫通孔22aが形成されており、スペーサ22の一方の端部には軸受2が圧入して固定されている。また、スペーサ22の他方の端部はエンドプレート1に固定されており、このエンドプレート1には軸受3が配設されている。そして、これらの軸受2,3は貫通孔22aに挿入されたシャフト13を回転自在に支承している。
本例のステータ20では、2つのコイルボビン24が軸方向に積層された構成となっている。また、2つのコイルボビン24には、それぞれA相電流の巻線25a,B相電流の巻線25bが環状に巻装されている。なお、巻線25a,25bは逆向きに巻装され、同じ方向から電流が供給されるように構成されているので、通電したときには、逆向きの磁界が生ずるようになっている。これらの積層されたコイルボビン24は、一対のヨーク21に挟持された状態でステータ20に固定される。
ヨーク21は磁性材料にて形成されており、コイルボビン24の径方向の外周面を覆う外ヨークとしての極歯21aと、コイルボビン24の径方向の内周面を覆う円環状の内ヨーク21bと、極歯21aと内ヨーク21bとを連結すると共にコイルボビン24の軸方向の側面を覆う環状の円環部21cとを備えている。また、一対のヨーク21は、内ヨーク21b同士が嵌合して同軸上に一体に連結されるように構成されている。本例のヨーク21には、板金加工にて位相を略180度ずらして円環部21cの縁部から2つの極歯21aが軸方向に延出するように形成されている。また、極歯21aは対向するヨーク21の円環部21cに向かって先端程幅狭(先細)となるように形成されている。この極歯21aの磁極面は、ロータマグネット12の極幅と略同じ幅に設定され、展開し径方向から見ると略台形形状であり、円環部21c側が長い辺であり先端側が短い辺となっている(図7参照)。そして、極歯21aは、ロータマグネット12と相対して配置され、磁気相互作用を及ぼすようになっている。また、極歯21aが先端程幅狭な台形状に設定されているので、2つのヨーク21を軸方向に組み付ける際に、極歯21a同士が邪魔にならず組み付け性が良好となる。
図3に示すように、ステータ20は、一方のヨーク21の内部に巻線25a,25bが巻装されたコイルボビン24を挿入して配設し、他方のヨーク21を極歯21aの位相を略90度ずらして互いに向き合うようにして同軸上に配置した後、一対のヨーク21にスペーサ22を圧入することにより一体に形成することができる。このように、本例のステータ20は4極の極歯21aを有する。なお、本例のブラシレスモータMは、1000rpm以上の高速連続的な回転状態で使用するものであるから、ステップ角を細かく設定する必要がなく構成が簡単となる。
また、図4に示すように、少なくとも1つの極歯21aはロータマグネット12と相対する磁極面が軸中心Lに対して非対称に形成されている。本例では、周方向の一方の端部には、端部が略三角形状に切り欠かれたようにして切欠部21aaが形成されている。本例のブラシレスモータMはロータマグネット12の極数と極歯21aの極数がどちらも4極で同一である。極数が同数であると、停止時にロータマグネット12と極歯21aとが磁気的にバランスした状態となる場合がある。このため、ステータ20の巻線25a,25bに電流が供給されても回転する起動力が生じなくなってしまう。
本例のステータ20では、少なくとも1つの極歯21aを軸中心Lに対してわずかに非対称に形成することによって、通電されたときにロータ10のロータマグネット12が、ステータ20の極歯21aからわずかに周方向にシフトした状態となる。これにより、ステータ20に通電されたときに、一方向へ起動力が向いてロータ10は回転することが可能となる。つまり、極歯21aは周方向に略等間隔に配置されるが、切欠部21aaを形成することにより、非対称な形状の極歯21aは他の極歯21aと異なりロータマグネット12との磁気作用が一部において弱まり、ステータ20の周方向の一部が他の部位と比べて磁気的にアンバランスとなって、ロータ10には一方向に回転力が生じる。
本例のブラシレスモータMでは、このように簡単な構成でロータ10が一方向へ回転し始めることができるように構成されている。なお、本例のブラシレスモータMはロータ10及びステータ20が共に4極であり、このように極数を最小とすることにより構成が簡単となるので好適である。また、4極に限らず、共に2n極(ただし、nは2以上の自然数)とすることができる。また、切欠部21aaの形状は、略三角形状に限らず矩形状,円弧状等の任意の形状でよい。
また、図1に示すように、エンドプレート1の内側面にはプリント基板30が配設されており、このプリント基板30には位置検出部としてのホールIC31が配設されている。ホールIC31は、ロータマグネット12の軸方向の端面と相対するように所定のギャップをあけて配設されており、ロータ10が回転することにより、ロータマグネット12からの磁気を検知して、制御部40(図5参照)へロータ10の回転位置を示す位置検出信号を出力している。ホールIC31が検知する磁気の切り替わり位置が、ロータ10のロータマグネット12の切り替わり位置となる。これを受けて制御部40は、位置検出信号に基づいてプリント基板30の制御回路へ所定のタイミングで制御信号を送出し、ブラシレスモータMが所定の回転速度で回転するように制御している。
プリント基板30には、図5に示すように、制御回路としてのトランジスタ32a,32bが配設されており、トランジスタ32aはA相の巻線25aに,トランジスタ32bはB相の巻線25bにそれぞれ接続されている。そして、トランジスタ32a,32bのベース端子に、制御部40から制御信号としてのパルス信号が入力されることにより、巻線25a,25bに所定の電流が流れ磁界を発生させるようになっている。本例のステータ20には、図6に示すように、A相とB相で相互に重ならないようにそれぞれ一方向の矩形状の半波電流が供給されるように構成されている。このように半波電流を供給する構成であるので電気回路構成が簡単となる。
また、上述のように巻線25a,25bは逆向きに巻装されているので、A相,B相に半波電流が交互に供給されると、極歯21aは、隣合う極歯21a同士は逆の極性であって、時間的にN極とS極に交互に切替わりながら、ロータマグネット12と磁気作用を及ぼす。そして、制御部40からの制御信号が所定のタイミングでプリント基板30に供給されることにより、ロータ10は一定方向に連続して回転することが可能となる。
図7は、極歯21aおよびロータマグネット12を周方向に展開し、径方向から見た展開図である。このように極歯21aは、展開すると円環部21c側が長く、先端側が短い略台形形状である。また、極歯21aの磁極面の平均幅は、ロータマグネット12の極幅と略同程度に設定されている。このように極歯21aの磁極面の平均幅とロータマグネット12の極幅とが略同程度に設定されていると、磁束を最も有効に利用することができる。
図7は、各極歯21aとロータマグネット12とが正対し、径方向に重なる面積が最も大きくなった状態を表している。この場合、ロータマグネット12の周方向の中心位置が極歯21aの周方向の中心位置と径方向で一致している。
ホールIC31は、一対のヨーク21の極歯21aの周方向の隙間付近に配置されている。詳しくは、極歯21aとロータマグネット12との径方向の重なりが最大となるようなロータ10の回転位置においてロータマグネット12の周方向の端部と軸方向に略一致するように配設されている。
このように配置されることにより、ロータ10が回転して、極歯21aとロータマグネット12が径方向に重なる面積が最大となったとき、すなわち極歯21aとロータマグネット12との間で最も大きな磁気作用が働くとき(すなわち、最大の吸引反発力が発生するとき)に、ホールIC31は磁気の切り替わりを検知し、制御部40へロータマグネット12の切り替わりを表す信号を送出する。制御部40は、この信号を受けて切り替わり時期を判別することができる。制御部40は、この切り替わり時期(特に、ホールIC31での磁束変化の立ち上がり時)に、半波電流をA相とB相の間で切り替えている。
このように、本例のブラシレスモータMでは、極歯21aとロータマグネット12との間で最も大きな磁気作用が働く回転位置で半波電流の供給を切り替えるので、最も効率よく大きな駆動力を生起させることができる。
また、極歯21aの周方向の両端部は、軸方向に対して周方向にそれぞれ傾斜している。そして、本例のロータマグネット12の各磁極は、その周方向の両端部が軸方向と略平行になるように配設されている。これにより、本例のブラシレスモータMでは、ロータ10が所定方向に回転すると、極歯21aとロータマグネット12との間に働く磁気作用の大きさを徐々に変化させることができ、回転時に発生するトルクリップルを低減することが可能となる。
また、ロータマグネット12の周方向の長さは、極歯21aの幅狭な先端側の辺よりも大きく設定され、幅広な基端部側(円環部21c側)の辺よりも小さく設定されている。これにより、ロータ10が回転したときに、極歯21aとロータマグネット12とが径方向に相対する面積が極歯21aの周方向の両端部において徐々に変化する。したがって、極歯21aとロータマグネット12との間に働く磁気作用が急激に変化しないことにより、回転時に発生するトルクリップルを低減することが可能となる。
このように本発明のブラシレスモータMは、円周状に巻線25a,25bが巻装されたコイルボビン24が同軸上に積層され、これらコイルボビン24を軸方向から挟持するようにヨーク21が配設されたステータ20を備えている。そして、ステータ20は、ヨーク21の径方向の縁部から2相のコイルボビン24の径方向の外周面を覆うように極歯21aが延出するクロポール形構造を有している。このように、本例のブラシレスモータMのステータ20は、各コイルボビン24を磁極歯列が形成された2つのヨークで挟持する構成ではなく、積層された2つのコイルボビン24を2つのヨーク21でまとめて挟持する構成であり、即ち、極歯21a,21bは2相のコイルボビン24をまたいで構成されるので、部品点数が少なく簡単な構成とし、製造コストを低減することができる。また、巻線25a,25bには半波電流が供給される構成であるので、制御回路が簡単となる。
また、2相の巻線25a,25bには半波電流が供給され、ホールIC31によってロータ10の回転位置を検出して制御部40に位置検出信号を出力して制御部40によって回転制御される構成としたので、脱調することなく連続回転させることができる。そして、2相の巻線25a,25bに半波電流を交互に供給するために、ホールIC31は、ロータ10の周方向に1箇所のみ配設すればよいので構成が簡単となる。
また、本例のブラシレスモータMは、ステータ20及びロータ10の極数を同数(本例では4極)としているが、ステータ20の極歯21aのうち少なくとも1つを軸中心に対して非対称に形成して始動性を向上させている。このように簡単な構成で始動性を向上することができる。
なお、本発明の実施の形態は、以下のように変更してもよい。
上記実施形態では、極歯21aを軸中心に対して非対称とするのに、極歯21aの周方向の一方の端部を切り欠いた構成としているが、これに限らず、図8に示すような形状としてもよい。同図(A)の極歯21aでは、周方向の一方の端部付近にスリット21dを形成することにより、磁気的なアンバランスを生じさせることができる。同図(B)の極歯21aは、周方向の一方の端部をわずかに径方向に湾曲させた湾曲部21eが形成された構成である。同図(C)の極歯21aは、周方向の一方の端部を大きく切り欠いた切欠部21fが形成された構成である。同図(D)の極歯21aは、周方向の一方の端部を薄く形成した薄肉部21gが形成された構成である。同図(E)の極歯21aは、左右対称な形状ではあるが、他の極歯21aよりも幅が狭く形成されており、中心が図中左方向に所定角度シフトした構成となっている。以上のように構成しても、極歯21aは軸中心に対して周方向に磁気的に非対称となるので、始動性を向上させることが可能である。なお、図8(A)乃至(E)に例示する非対称形状を有する極歯21aを少なくとも1つ含むようにして全体としてロータ10に対して周方向に磁気的に非対称とすればよい。
また、上記実施形態では、ホールIC31は、ロータマグネット12の軸方向の端面と相対するように配設されていたが、これに限らず、図9のように配設してもよい。図9では、一方のヨーク21の極歯21aの先端部と、他方のヨーク21の円環部21cとの間の軸方向の隙間に面するようにホールIC31が配設されている。このように配設することにより、ホールIC31は径方向の磁束を検出することができる。これにより、軸方向と異なり大きな磁気を検出するので位置検出精度が向上する。また、ホールIC31は、2つのヨーク21の隙間に位置するように配設されるので、ロータ10の回転に寄与する磁束が、ホールIC31によって損失される程度を低くすることができる。
また、上記実施形態では、ブラシレスモータMをアウターロータ型として説明したが、これに限らず、インナーロータ型としてもよい。また、ロータマグネット12は、4極、極歯21aも4つと設定したが、お互い偶数で同数であればよい。
また、上記実施形態では、A相電流の巻線25aとB相電流の巻線25bを別々のコイルボビン24,24に巻装しているが、これに限らず、1つのコイルボビン24に巻線25a,25bを巻装してもよい。
また、上記実施の形態では、ロータマグネット12は極歯21aと周方向の幅が略同程度かつ両端部が軸方向と略平行となるように設定されていたが、これに限らず、図10〜図12のように設定してもよい。
図10では、ロータマグネット12の極幅が極歯21aの周方向の幅よりも小さく設定された場合を示している。本例では、ロータマグネット12の極幅が、極歯21aの先端の幅と略等しく設定されている。図10に示すように、この場合もホールIC31は、極歯21aとロータマグネット12とが径方向に重なる面積が最大となったときに、ロータマグネット12の周方向の端部と軸方向に略一致するように配設されている。このようにホールIC31が配置されることにより、極歯21aとロータマグネット12との間で最も大きな磁気作用が働く回転位置を検出することができる。そして、この信号を受けて制御部40は、最も大きな駆動力を生起させるタイミングで半波電流を切り替えるように制御することができる。
また、図11は、ロータマグネット12を展開状態で略平行四辺形状に形成した例である。そして、図11では、このように周方向に傾斜(スキュー)させたロータマグネット12が、極歯21aと径方向に重なる面積が最大となった状態となっている。図11に示すように、本例ではホールIC31をロータマグネット12の周方向の端部(本例では、下端部)と軸方向に略一致するように配設することによって、ホールICは極歯21aとロータマグネット12との間で最も大きな磁気作用が働く回転位置を検出することができる。
また、図12は、図11の例においてロータマグネット12の極幅を最大とした場合を示している。この場合も、ホールIC31をロータマグネット12の周方向の端部と軸方向に略一致するように配設することによって、ホールICは極歯21aとロータマグネット12との間で最も大きな磁気作用が働く回転位置を検出することができる。
図11,図12のようにホールIC31が配置されることにより、極歯21aとロータマグネット12との間で最も大きな磁気作用が働く回転位置を検出することができので、この信号を受けた制御部40は、最も大きな駆動力を生起させるタイミングで半波電流を切り替えるように制御することができる。
また、ロータマグネット12をスキューさせることにより、ロータ10の回転に伴って極歯21aとロータマグネット12との間の磁気作用の大きさを徐々に変化させることができるので、回転時に発生するトルクリップルを低減することが可能となる。
また、極歯21aの周方向端部の辺の傾斜角度よりもロータマグネット12の周方向端部の辺の傾斜角度を同方向で大きくするとよい。このように設定すると、トルクリップルがより低減されて回転を滑らかにすることができる。
本実施形態に係るブラシレスモータの断面説明図である。 本実施形態に係るロータの正面図である。 本実施形態に係るシャフトと軸受を備えたステータの分解斜視図である。 本実施形態に係るヨークの極歯の部分拡大図である。 本実施形態に係る制御回路の構成図である。 本実施形態に係るステータの巻線への給電方式の説明図である。 本実施形態に係るヨークとロータマグネットの展開図である。 他の実施形態に係る極歯の部分拡大図である。 他の実施形態に係るホールICの配置を示す説明図である。 他の実施形態に係るヨークとロータマグネットの展開図である。 他の実施形態に係るヨークとロータマグネットの展開図である。 他の実施形態に係るヨークとロータマグネットの展開図である。
符号の説明
1・・エンドプレート、2,3・・軸受、5・・ファン、10・・ロータ、
11・・ケース、11a・・平面部、11b・・周面部、12・・ロータマグネット、
13・・シャフト、20・・ステータ、21・・ヨーク、21a・・極歯、
21aa・・切欠部、21b・・内ヨーク、21c・・円環部、21d・・スリット、
21e・・湾曲部、21f・・切欠部、21g・・薄肉部、22・・スペーサ、
22a・・貫通孔、24・・コイルボビン、25a,25b・・巻線、
30・・プリント基板、32a,32b・・トランジスタ、31・・ホールIC、
40・・制御部、M・・ブラシレスモータ

Claims (13)

  1. 軸方向に延出する複数の極歯を有するクロポール形の一対のヨークが前記極歯を周方向に交互に配置するようにして向き合わされ、前記一対のヨークの間に環状に巻装された2相の巻線が配設されたステータと、
    前記極歯と相対するロータマグネットを有するロータと、
    該ロータの回転位置を検出して位置検出信号を送出する1つの位置検出部と、を備え、
    前記2相の巻線には前記位置検出信号に基づいて半波電流が交互に供給されてなることを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 前記位置検出部からの位置検出信号に基づいて前記2相の巻線への半波電流の供給を制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 前記一対のヨークの極歯の数と、前記ロータマグネットの極数とは同じであり、前記極歯のうち少なくとも1つは、軸中心に対して非対称な形状であるかもしくは周方向に所定角度シフトされてなることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。
  4. 前記非対称な形状である極歯は、一部を切り欠くかもしくは一部を薄く形成してなることを特徴とする請求項3に記載のブラシレスモータ。
  5. 前記位置検出部は、前記一対のヨークのうち、一方のヨークの極歯の先端部と他方のヨークとの間に形成される軸方向の隙間に面するように配設されたことを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。
  6. 前記ステータには、前記2相の巻線が互いに逆向きに巻装され、
    該2相の巻線は、同じ方向から半波電流が供給されることにより互いに逆向きの磁束を発生することを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。
  7. 前記ヨークの極歯の周方向の幅と前記ロータマグネットの磁極の周方向の幅は、略同じ幅に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。
  8. 前記ヨークの極歯と前記ロータマグネットの磁極とが相対して径方向に重なる面積が最も大きくなる前記ロータの回転位置において、前記2相の巻線への半波電流の供給が切り替えられるように制御されてなることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。
  9. 前記ヨークの極歯の周方向の両端部は、軸方向に対して傾斜し、
    前記ロータマグネットの各磁極の周方向の両端部は、軸方向と略平行であることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。
  10. 前記ヨークの極歯の周方向の両端部は、軸方向に対して傾斜し、
    前記ロータマグネットの各磁極の周方向の両端部は、軸方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。
  11. 前記ヨークの極歯は、周方向に展開した状態で径方向から見たときに軸方向の他方のヨークに向かって先端側が幅狭となるように略台形形状に形成されてなることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。
  12. 前記ロータマグネットは、周方向に展開した状態で径方向から見たときに略矩形状に形成されてなり、該ロータマグネットの周方向の長さは、前記ヨークの極歯の幅狭に設定された先端側の辺よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項10に記載のブラシレスモータ。
  13. 前記ロータマグネットは4の磁極を有すると共に、前記ステータは4の極歯を有することを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。
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