JP2005192136A - ミキシング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
ミキシング装置に備えられたフェーダーの操作ノブの移動することができる範囲の一端及び他端を設定することができ、入力されるオーディオ信号の出力レベルを設定した移動範囲内で調節することができるミキシング装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
オーディオ信号の出力レベルの調節を指示する調節部指示は、抵抗部と、抵抗部に接続され抵抗部上を移動する操作ノブ部と、操作ノブ部が移動する範囲の一端及び他端を定める一対のストッパー部とを有し、操作ノブ部が一端に位置するときの抵抗値をオーディオ信号の出力レベルの上限値とし、操作ノブ部が他端に位置するときの抵抗値をオーディオ信号の出力レベルの下限値として、操作ノブ部が一対のストッパー部により定められる範囲内で位置する抵抗部の抵抗値に応じてオーディオ信号の出力レベルを調節する制御をする制御部を備える。
【選択図】 図1
ミキシング装置に備えられたフェーダーの操作ノブの移動することができる範囲の一端及び他端を設定することができ、入力されるオーディオ信号の出力レベルを設定した移動範囲内で調節することができるミキシング装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
オーディオ信号の出力レベルの調節を指示する調節部指示は、抵抗部と、抵抗部に接続され抵抗部上を移動する操作ノブ部と、操作ノブ部が移動する範囲の一端及び他端を定める一対のストッパー部とを有し、操作ノブ部が一端に位置するときの抵抗値をオーディオ信号の出力レベルの上限値とし、操作ノブ部が他端に位置するときの抵抗値をオーディオ信号の出力レベルの下限値として、操作ノブ部が一対のストッパー部により定められる範囲内で位置する抵抗部の抵抗値に応じてオーディオ信号の出力レベルを調節する制御をする制御部を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、入力される複数のオーディオ信号の出力レベルの調節をし、選択した2つのオーディオ信号の出力レベルを切り替えるミキシング装置に関する。
従来のミキシング装置は、オーディオ信号を入力する複数の入力端子を備えている。一般に、第n番目の入力端子に入力したオーディオ信号は、第nチャンネルのオーディオ信号と呼ばれる。ミキシング装置には、オーディオ信号の出力レベルを調節するチャンネルフェーダーが各チャンネル毎に設けられている。また、入力される複数のオーディオ信号から2つのオーディオ信号を選択するチャンネル選択ボタン、チャンネル選択ボタンにより選択された2つのオーディオ信号の出力レベル増減しながら切り替える(以下、クロスフェードという)クロスフェーダーを備えている(例えば、特許文献1参照。)。
ミキシング装置に備えられているチャンネルフェーダー、クロスフェーダーなどのフェーダーは、可変抵抗体及びその抵抗値を可変させる操作ノブを備えている。可変抵抗体は、操作ノブと電気的に接続され、操作ノブの位置に応じて可変抵抗体の抵抗値が変化する。図4は、操作ノブの移動量に対する可変抵抗体の抵抗値の変化比率を示した図である。操作ノブの移動量は、操作ノブの移動範囲の一端を0%とし他端を100%としたとき、一端からの移動量を表す。可変抵抗体の抵抗値の変化率は、操作ノブの位置に応じた可変抵抗体の抵抗値a(≠0)を可変抵抗体の全抵抗値bに対する百分率(a/b×100)で表す。ここで、抵抗値aと全抵抗値bがa≪bである場合、可変抵抗体の抵抗値の変化率(=a/b×100)を0%とする。ミキシング装置では、チャンネルフェーダー、クロスフェーダーの操作ノブの移動量に伴う可変抵抗体の抵抗値の変化比率に応じてオーディオ信号の出力レベルを調節する。例えば、図4に示すように、チャンネルフェーダーの操作ノブの移動量が50%であり、そのときの可変抵抗体の抵抗値の変化比率が50%であるとき、オーディオ信号の出力レベルは、最大出力レベルの50%に減衰される。また、クロスフェーダーの操作ノブの移動量が50%であり、可変抵抗体の抵抗値の変化比率が50%であるとき、選択した一方のオーディオ信号の出力レベルを50%とし、選択した他方のオーディオ信号の出力レベルを50%として混合出力する。
ミキシング装置を操作してオーディオ信号を再生するDJ(Disc Jockey)は、チャンネルフェーダー、クロスフェーダーなどのフェーダーを頻繁に操作する。フェーダーを操作する回数が多くなると、操作ノブの移動を停止させるストッパー部材が摩耗することによって、操作ノブの移動範囲が大きくなる場合がある。図4に示すように、可変抵抗体には、操作ノブの移動範囲の一端又は他端において、抵抗値の変化比率が0%又は100%で一定となり可変抵抗体の抵抗値が変化しない抵抗値不変部がある。従来のミキシング装置は、初期状態では、図4に示すA又はBの位置で操作ノブの移動が停止するように、上記ストッパー部材が取り付けられている。操作ノブの頻繁な操作によりこのストッパー部材が摩耗すると、操作ノブの停止位置が図に示すA又はBの位置となり、抵抗値不変部の範囲が広くなり操作に違和感が生じる。
また、DJにとって、オーディオ信号の出力レベルの調節などに多様性のある操作をすることができるミキシング装置が求められている。多様性のある操作として、例えば、オーディオ信号の出力レベルを速く調節したい場合、オーディオ信号の出力レベルを微調節したい場合等がある。出力レベルを速く調節する場合は、操作ノブの移動範囲が小さく、操作ノブの移動量に対する出力レベルの調節量が大きいフェーダーのほうが良い。また、出力レベルを微調節する場合は、操作ノブの移動範囲が大きく、操作ノブの移動量に対する出力レベルの調節量が小さいフェーダーのほうが良い。しかし、従来のミキシング装置では、フェーダーの操作ノブの移動範囲が一定であり、操作ノブの移動量に対するオーディオ信号の出力レベルの調節量が常に一定の割合であった。
本発明は、ミキシング装置に備えられたフェーダーの操作ノブの移動範囲を可変に設定することができ、操作ノブが設定した一端に位置するときの抵抗値の変化比率において、オーディオ信号の出力レベルを下限値とし、操作ノブが設定した他端に位置するときの抵抗値の変化比率において、オーディオ信号の出力レベルを上限値として、入力されるオーディオ信号の出力レベルを調節することができるミキシング装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本願の請求項1記載の発明は、複数のオーディオ信号を入力する入力部と、前記入力部から入力されるオーディオ信号の出力レベルの調節指示をする調節指示部と、前記調節指示部により調節指示される出力レベルでオーディオ信号を出力する出力部とを備えたミキシング装置において、前記調節指示部は、抵抗部と、前記抵抗部に接続され前記抵抗部の抵抗値を可変するために移動する操作ノブ部と、前記操作ノブ部が移動する範囲の一端及び他端の位置を定める一対のストッパー部とを有し、前記操作ノブ部が前記一端に位置するときの抵抗値をオーディオ信号の出力レベルの下限値とし、前記操作ノブ部が前記他端に位置するときの抵抗値をオーディオ信号の出力レベルの上限値として、前記操作ノブ部が前記一対のストッパー部により定められる範囲内に位置する前記抵抗部の抵抗値に応じてオーディオ信号の出力レベルを調節する制御をする制御部を備えることを特徴とする。
また、本願の請求項2記載の発明は、請求項1に記載のミキシング装置において、前記抵抗部の抵抗値をアナログデジタル変換するAD変換部と、前記抵抗部の一端及び他端の抵抗値を前記AD変換部により変換したデジタルデータを記憶する記憶部を備えることを特徴とする。
本発明のミキシング装置によれば、フェーダーの操作ノブの移動範囲の一端及び他端を可変に設定することができ、操作ノブが設定した一端に位置するときの抵抗値の変化比率において、オーディオ信号の出力レベルを下限値とし、操作ノブが設定した他端に位置するときの抵抗値の変化比率において、オーディオ信号の出力レベルを上限値として、入力されるオーディオ信号の出力レベルを調節することができるミキシング装置を提供することができる。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例のミキシング装置の構成を示すブロック図である。
図1において、1は第1チャンネル(以下、CH1という)のオーディオ信号が入力される入力端子、2は第2チャンネル(以下、CH2という)のオーディオ信号が入力される入力端子、3及び4はAD(Analog to Digital)変換部、5はDSP(Digital Signal Processor)、6はDA(Digital to Analog)変換部、7は出力端子、8は制御部、9は操作部、9aはCH1フェーダー、9bはCH2フェーダー、9cはクロスフェーダー、9dは上限設定ボタン、9eは下限設定ボタン、10、11及び12はAD(Analog to Digital)変換部、13は表示部、14はメモリ、21は操作ノブ、22可変抵抗部、23はフェーダー筐体部を示す。本実施例は、2つのオーディオ信号を入力することができるミキシング装置として説明する。
図1は、本発明の一実施例のミキシング装置の構成を示すブロック図である。
図1において、1は第1チャンネル(以下、CH1という)のオーディオ信号が入力される入力端子、2は第2チャンネル(以下、CH2という)のオーディオ信号が入力される入力端子、3及び4はAD(Analog to Digital)変換部、5はDSP(Digital Signal Processor)、6はDA(Digital to Analog)変換部、7は出力端子、8は制御部、9は操作部、9aはCH1フェーダー、9bはCH2フェーダー、9cはクロスフェーダー、9dは上限設定ボタン、9eは下限設定ボタン、10、11及び12はAD(Analog to Digital)変換部、13は表示部、14はメモリ、21は操作ノブ、22可変抵抗部、23はフェーダー筐体部を示す。本実施例は、2つのオーディオ信号を入力することができるミキシング装置として説明する。
本実施例のミキシング装置の入力端子1及び入力端子2には、アナログレコードプレーヤやCD(Compact Disc)プレーヤ等のオーディオ信号出力端子と接続されたケーブルが接続されている。入力端子1から入力されるCH1のアナログオーディオ信号は、AD変換部3によりデジタルオーディオ信号に変換されてDSP5に入力される。また、入力端子2から入力されるCH2のアナログオーディオ信号は、AD変換部4によりデジタルオーディオデータに変換されてDSP5に入力される。DSP5は、制御部8の制御により出力端子7から出力端子7と接続されたアンプに出力するCH1及びCH2のアナログオーディオ信号の出力レベルの調節、音程の調節、CH1とCH2のデジタルオーディオデータのクロスフェード処理などの音響効果処理を施す。DA変換部6は、DSP5から入力されるデジタルオーディオデータをアナログオーディオ信号に変換する。DA変換部6により変換されたアナログオーディオ信号は、出力端子7から出力される。
操作部9は、CH1のデジタルオーディオデータの出力レベルを調節するCH1フェーダー9a、CH2のデジタルオーディオデータの出力レベルを調節するCH2フェーダー9b、CH1とCH2のデジタルオーディオデータの出力レベルを調節しクロスフェードの操作をするクロスフェーダー9c等のフェーダーを備えている。また、操作部9は、後述する上限設定ボタン9d、下限設定ボタン9eを備えている。表示部13は、フェーダーの操作により調節される各CHのデジタルオーディオデータの出力レベルをパーセント数値等により表示する。図4に示すように、抵抗値の変化比率が0%であるとき、表示部13にデジタルオーディオデータの出力レベルが「0%」として表示され、抵抗値の変化比率が100%であるとき、表示部13にデジタルオーディオデータの出力レベルが「100%」として表示される。操作部9及び表示部13は、本実施例のミキシング装置の上面に設けられている。
操作部9に備えられたCH1フェーダー9aにおいて、操作ノブ21は、抵抗値が変化する可変抵抗部22と電気的に接続されている。可変抵抗部22は、フェーダー筐体部23の中に備えられている。可変抵抗部22の抵抗値は、図4に示すように、操作ノブ21の移動量に応じて変化する。可変抵抗部22に一定の値の電圧が印加されると、AD変換部12に可変抵抗部22の抵抗値に対応した電圧が入力される。AD変換部12は、入力される電圧をデジタルデータに変換する。制御部8は、AD変換部12から入力されるデジタルデータから、CH1フェーダー9aの操作ノブ21の移動量を検出する。同様にして、制御部8は、AD変換部11から入力されるデジタルデータから、CH2フェーダー9bの操作ノブ21の移動量を検出し、AD変換部10から入力されるデジタルデータから、クロスフェーダー9cの操作ノブ21の移動量を検出する。
図2は、本実施例のミキシング装置のフェーダーの構成を示す図である。図2において、図2(a)は、フェーダーの平面図を示し、図2(b)は、フェーダーの側断面図を示す。図2に示すように、フェーダー筐体部23は、フェーダー筐体固定ネジ26により本実施例のミキシング装置の筐体部27の上面に取り付けられている。開口部28は、操作ノブ21の移動方向と平行にフェーダー筐体部23の両側に位置する筐体部27に設けられている。一対のストッパー部24a、24bは、両端に図示しないネジ穴が設けられている。図2に示すように、ストッパー部24a及びストッパー部24bは、操作ノブ21の移動方向と直交するように配置され、ストッパー固定ネジ25により筐体部27に固定される。図2に示す矢印X方向に操作ノブ21を移動させストッパー部24aに当接すると、操作ノブ21は、その当接位置から矢印X方向に移動することができなくなる。同様に、矢印Y方向に操作ノブ21を移動させストッパー部24bに当接すると、操作ノブ21は、その当接位置から矢印Y方向に移動することができなくなる。このため、一対のストッパー部24a、24bは、操作ノブが移動する範囲の一端及び他端の位置を定めることができる。
本発明のミキシング装置の第1の実施例について説明する。第1の実施例では、CH1フェーダー9aの操作ノブ21の移動範囲の一端が可変抵抗部22の抵抗値の変化比率が0%となる位置にストッパー部24aを固定し、また、操作ノブ21の移動範囲の他端が可変抵抗部22の抵抗値の変化比率が100%となる位置にストッパー部24bを固定する。本実施例では、操作ノブ21を図2に示す矢印X方向に移動すると可変抵抗部22の抵抗値の変化比率が0%へ減少し、矢印Y方向に移動すると抵抗値の変化比率が100%へ増加するものとして説明する。
本実施例のミキシング装置の使用者は、一対のストッパー部24a及びストッパー部24bを固定するストッパー固定ネジ25を緩めて、ストッパー部24が移動できるようにする。そして、表示部13にデジタルオーディオデータの出力レベルの数値を示す「0%」が表示されるまで、CH1フェーダー9aの操作ノブ21を矢印X方向に移動させる。表示部13に「0%」が表示されたときの位置を操作ノブ21の移動範囲の一端とするために、ストッパー部24aをその位置に移動させてストッパー固定ネジ25を締めて固定させる。操作ノブ21が一端に位置し表示部13に「0%」が表示されているとき、使用者は、操作部9に備えられた下限設定ボタン9eを押す。下限設定ボタン9eが押されると、制御部8は、AD変換部12から入力される操作ノブ21が定めた一端に位置しているときの可変抵抗部22の抵抗値に対応した電圧を示すデジタルデータ(以下、下限データという。)をメモリ14に記憶する制御をする。
また、使用者は、CH1フェーダー9aの操作ノブ21を矢印Y方向に移動させる。表示部13にデジタルオーディオデータの出力レベルの数値を示す「100%」が表示されたときの位置を操作ノブ21の移動範囲の他端とするために、ストッパー部24bをその位置に移動させてストッパー固定ネジ25を締めて固定させる。操作ノブ21が他端に位置し表示部13に「100%」が表示されているとき、使用者は、操作部9に備えられた上限設定ボタン9dを押す。上限設定ボタン9dが押されると、制御部8は、AD変換部12から入力される操作ノブ21が定めた他端に位置しているときの可変抵抗部22の抵抗値に対応した電圧を示すデジタルデータ(以下、上限データという。)をメモリ14に記憶する制御をする。
制御部8は、メモリ14に記憶された下限データ及び上限データに基づいて、操作部21が定めた一端と他端の間に位置するときに入力される可変抵抗部22の抵抗値を示すデジタルデータ(以下、入力データという。)から、CH1の出力レベルを調節する制御をする。図1に示すAD変換部10乃至12の分解能が8ビットであるとき、制御部8は、次式(1)を用いて一端と他端の間の操作ノブ21の移動量を示す値を算出する。
本実施例では、操作ノブ21の移動範囲である一端と他端の間において、操作ノブの位置を0〜255(8ビット)であらわすことができる。制御部8は、上式(1)より算出した操作ノブ21の移動量を示す値に基づいて、DSP5にCH1の出力レベルを調節する制御をする。操作ノブ21が定めた一端に位置したとき、上式(1)より操作ノブ21の移動量を示す値が0となり、制御部8は、DSP5にCH1の出力レベルを下限値にする制御をする。操作ノブ21が定めた他端に位置したとき、操作ノブ21の移動量を示す値が255となり、制御部8は、DSP5にCH1の出力レベルを上限値にする制御をする。制御部8は、上式(1)から操作ノブ21の移動量を示す値を示す値を算出し、この算出した値に応じてDSP5にCH1の出力レベルを調節する制御をする。したがって、第1の実施例のミキシング装置では、操作ノブ21の移動範囲の一端と他端が可変抵抗部22の抵抗値の変化比率が0%と100%となるように、ストッパー部24a及びストッパー部24bを定めることによって、CH1の出力レベル値の下限値及び上限値を設定することができる。なお、上述した第1の実施例は、CH2フェーダー9b及びクロスフェーダー9cについても適用することができる。
本実施例では、操作ノブ21の移動範囲である一端と他端の間において、操作ノブの位置を0〜255(8ビット)であらわすことができる。制御部8は、上式(1)より算出した操作ノブ21の移動量を示す値に基づいて、DSP5にCH1の出力レベルを調節する制御をする。操作ノブ21が定めた一端に位置したとき、上式(1)より操作ノブ21の移動量を示す値が0となり、制御部8は、DSP5にCH1の出力レベルを下限値にする制御をする。操作ノブ21が定めた他端に位置したとき、操作ノブ21の移動量を示す値が255となり、制御部8は、DSP5にCH1の出力レベルを上限値にする制御をする。制御部8は、上式(1)から操作ノブ21の移動量を示す値を示す値を算出し、この算出した値に応じてDSP5にCH1の出力レベルを調節する制御をする。したがって、第1の実施例のミキシング装置では、操作ノブ21の移動範囲の一端と他端が可変抵抗部22の抵抗値の変化比率が0%と100%となるように、ストッパー部24a及びストッパー部24bを定めることによって、CH1の出力レベル値の下限値及び上限値を設定することができる。なお、上述した第1の実施例は、CH2フェーダー9b及びクロスフェーダー9cについても適用することができる。
本発明のミキシング装置の第2の実施例について説明する。図3は、第2の実施例のフェーダーの操作について説明する図である。第2の実施例では、図3に示すように、CH1フェーダー9aの操作ノブ21の移動範囲の一端及び他端を任意の位置にストッパー部24a、24bで固定する。
本実施例のミキシング装置の使用者は、一対のストッパー部24a及びストッパー部24bを固定するストッパー固定ネジ25を緩めて、ストッパー部24が移動できるようにする。そして、CH1フェーダー9aの操作ノブ21の移動範囲の一端として、ストッパー部24aを任意の位置移動させてストッパー固定ネジ25を締めて固定させる。使用者は、操作ノブ21を固定したストッパー部24aに当接するように移動させた後、操作部9の下限設定ボタン9eを押す。下限設定ボタン9eが押されると、制御部8は、AD変換部12から入力される操作ノブ21が定めた一端に位置しているときの可変抵抗部22の抵抗値に対応した電圧のデジタルデータ(下限データ)をメモリ14に記憶する制御をする。
また、使用者は、CH1フェーダー9aの操作ノブ21の移動範囲の他端として、ストッパー部24bを任意の位置移動させてストッパー固定ネジ25を締めて固定させる。使用者は、操作ノブ21を固定したストッパー部24bに当接するように移動させた後、操作部9の上限設定ボタン9dを押す。上限設定ボタン9dが押されると、制御部8は、AD変換部12から入力される操作ノブ21が定めた他端に位置しているときの可変抵抗部22の抵抗値に対応した電圧のデジタルデータ(上限データ)をメモリ14に記憶する制御をする。
制御部8は、メモリ14に記憶された下限データ、上限データ及び入力される可変抵抗部22の抵抗値を示すデジタルデータ(入力データ)を用いて、上述した操作ノブ21の移動量を示す値を求める式(1)から一端と他端の間における操作ノブ21の移動量を示す値を算出する。制御部8は、算出した操作ノブ21の移動量を示す値に基づいて、DSP5にCH1の出力レベルを調節する制御をする。操作ノブ21が定めた一端に位置したとき、上式(1)より操作ノブ21の移動量を示す値が0となり、制御部8は、DSP5にCH1の出力レベルを下限値にする制御をする。操作ノブ21が定めた他端に位置したとき、操作ノブ21の移動量を示す値が255となり、制御部8は、DSP5にCH1の出力レベルを上限値にする制御をする。制御部8は、上式(1)から操作ノブ21の移動量を示す値を算出し、この算出した値に応じてDSP5にCH1の出力レベルを調節する制御をする。したがって、第2の実施例のミキシング装置では、予め定められた操作ノブ21の移動範囲から、ストッパー部24a及びストッパー部24bにより操作ノブ21の移動範囲の一端及び他端を設定することができ、設定した操作ノブ21の移動範囲の間で、CH1の出力レベル値を下限値から上限値まで調節することができる。なお、上述した第2の実施例は、CH2フェーダー9b及びクロスフェーダー9cについても適用することができる。
1…入力端子、2…入力端子、3…AD変換部、4…AD変換部、5…DSP、6…DA変換部、7…出力端子、8…制御部、9…操作部、9a…CH1フェーダー、9b…CH2フェーダー、9c…クロスフェーダー、9d…上限設定ボタン、9e…下限設定ボタン、10…AD変換部、11…AD変換部、12…AD変換部、13…表示部、14…メモリ、21…操作ノブ、22…可変抵抗部、23…フェーダー筐体部、24a…ストッパー部、24b…ストッパー部、25…ストッパー固定ネジ、26…フェーダー筐体固定ネジ、27…筐体部、28…開口部
Claims (2)
- 複数のオーディオ信号を入力する入力部と、前記入力部から入力されるオーディオ信号の出力レベルの調節を指示する調節指示部と、前記調節指示部により指示される出力レベルでオーディオ信号を出力する出力部とを備えたミキシング装置において、
前記調節指示部は、抵抗部と、前記抵抗部に接続され前記抵抗部の抵抗値を可変するために移動する操作ノブ部と、前記操作ノブ部が移動する範囲の一端及び他端の位置を定める一対のストッパー部とを有し、前記操作ノブ部が前記一端に位置するときの抵抗値をオーディオ信号の出力レベルの下限値とし、前記操作ノブ部が前記他端に位置するときの抵抗値をオーディオ信号の出力レベルの上限値として、前記操作ノブ部が前記一対のストッパー部により定められる範囲内に位置する前記抵抗部の抵抗値に応じてオーディオ信号の出力レベルを調節する制御をする制御部を備えることを特徴とするミキシング装置。 - 請求項1に記載のミキシング装置において、
前記抵抗部の抵抗値をアナログデジタル変換するAD変換部と、前記抵抗部の一端及び他端の抵抗値を前記AD変換部により変換したデジタルデータを記憶する記憶部を備えることを特徴とするミキシング装置。
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WO2010138091A3 (en) * | 2009-05-27 | 2011-01-20 | Ali Turan | Electronic potentiometer |
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