JP2005187731A - ポリエステルエラストマ樹脂組成物および成形体 - Google Patents

ポリエステルエラストマ樹脂組成物および成形体 Download PDF

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Abstract

【課題】 柔軟で弾力性に富み、耐摩耗性に優れて磨り減りにくく、耐マーキング性に優れて床に対する擦り跡が付着しにくく、耐スクラッチ性に優れて傷がつきにくく、破断強さや破断伸度などの機械的物性が高くて耐久性が良く、溶融時の流動性に優れて射出成形性が良好で、表層剥離やブリードアウトのない表面外観に優れ、布やプラスチックとの接着性も高い成形品を与えるポリエステルエラストマ樹脂組成物、およびそれを射出成形してなる成形体の提供。
【解決手段】ポリエステルブロック共重合体に、可塑剤、およびシリコーンオイルを配合する。さらに、それを射出成形する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、柔軟で弾力性に富み、耐摩耗性に優れて磨り減りにくく、耐マーキング性に優れて床に擦り跡が付着しにくく、耐スクラッチ性に優れて傷がつきにくく、破断強さや破断伸度などの機械的物性が高くて耐久性が良く、溶融時の流動性に優れて射出成形性が良好で、表層剥離やブリードアウトのない表面外観に優れた成形体を与えることができ、布や各種樹脂との接着力も十分に高いポリエステルエラストマ樹脂組成物、およびそれを使用した成形体に関するものである。
ポリブチレンテレフタレート単位のような結晶性芳香族ポリエステル単位をハードセグメントとし、ポリ(アルキレンオキシド)グリコールのような脂肪族ポリエーテル単位および/またはポリラクトンのような脂肪族ポリエステル単位をソフトセグメントとするポリエステルブロック共重合体は、破断強伸度、耐衝撃性、弾性回復性、柔軟性などの機械的性質や、低温・高温特性、耐油・耐薬品性などに優れ、さらに熱可塑性で成形加工が容易であることから、自動車部品および電気・電子部品、繊維、フィルムなどに用途を拡大している。
そして、このように優れた物性を有するポリエステルブロック共重合体であるが、成形品の耐摩耗性が不十分なため、適用できる用途に制限を受けるという現実もあった。特に、靴や上靴等の靴底に適用しようとすると、耐摩耗性が不足していて短い時間で磨り減ってしまったり、耐マーキング性が不足していて強い力が加わった際に木製や塩化ビニル製の床に擦り跡が付着して残ってしまうという問題があった。また、電子・電機機器のグリップに使用される場合、傷がつきやすかったり、充電器に出し入れされることが繰り返される際などに、グリップが磨り減ってしまうという問題があった。さらに、耐摩耗性が必要な用途によっては、柔軟性が十分ではなく感触が硬かったり、成形機によっては、溶融粘度が高めで流動性が足らず成形しにくいこともあった。
そこで、ポリエステルブロック共重合体の耐摩耗性を改良する試みとして、ポリエステルエラストマにシリコーン樹脂を配合した樹脂組成物(例えば、特許文献1参照)、熱可塑性ポリエステルエラストマと分子量10,000以上のシリコーン樹脂および/または反応性シリコーンオイルからなる樹脂組成物(例えば、特許文献2参照)、ポリエステルエラストマと有機ポリイソシアネート化合物とシリコーン化合物からなる樹脂組成物(例えば、特許文献3参照)、ポリエステルエラストマと有機ポリイソシアネート化合物とシリコーン化合物とポリエポキシ化合物と滑剤からなる樹脂組成物(例えば、特許文献4参照)がすでに提案されている。
これらの樹脂組成物によれば、確かに従来のポリエステルブロック共重合体に比べて耐摩耗性の良好な樹脂組成物を得ることができるが、これらの技術をもってしても限界があり、特に、床に擦り跡が残らない成形体を得ることのできる耐マーキング性に優れた樹脂組成物、柔軟であっても傷がつきにくい樹脂組成物、および耐摩耗性が高くかつ布や各種樹脂に対する接着力も高い樹脂組成物については、いまだに提案されておらず、その実現がしきりに望まれていた。
なお、ブロックポリエーテルエステル共重合体にシリコーンオイルを配合した成形性や表面光沢や機械物性の優れた樹脂組成物(例えば、特許文献5参照)についてもすでに知られているが、これも要求特性を満たすものではなかった。
一方、ポリエステルブロック共重合体にベンゾエート系可塑剤を配合した樹脂組成物(例えば、特許文献6参照)、ポリエステルエラストマにトリメリット酸エステル系可塑剤や、ピロメリット酸エステル系可塑剤を配合した樹脂組成物(例えば、特許文献7参照)についても知られているが、これらも要求特性を満たすものではなかった。
特開平3−229753号公報 特開平8−208951号公報 特開平9−136934号公報 特開平10−101761号公報 特開昭61−195154号公報 特開平2−43251号公報 特開平3−220258号公報
本発明は、上述した従来技術における問題点の解決を課題とするものであり、その目的とするところは、柔軟で弾力性に富み、耐摩耗性に優れて磨り減りにくく、耐マーキング性に優れて床に対する擦り跡が付着しにくく、耐スクラッチ性に優れて傷がつきにくく、破断強さや破断伸度などの機械的物性が高くて耐久性が良く、溶融時の流動性に優れて射出成形性が良好で、表層剥離やブリードアウトのない表面外観に優れた成形体を与えることができ、布や各種樹脂との接着力も十分に高いポリエステルエラストマ樹脂組成物、およびそれを使用した成形体に関するものである。
本発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意検討した結果、ポリエステルブロック共重合体に、可塑剤およびシリコーンオイルを配合したポリエステルエラストマ樹脂組成物により、上記の目的が効果的に達成されることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、上記の目的を達成するために、本発明によれば、
主として結晶性芳香族ポリエステル単位からなる高融点結晶性重合体セグメント(a1)と、主として脂肪族ポリエーテル単位および/または脂肪族ポリエステル単位からなる低融点重合体セグメント(a2)とを主たる構成成分とするポリエステルブロック共重合体(A)100重量部に対し、可塑剤(B)1〜100重量部、およびシリコーンオイル(C)0.1〜20重量部を配合してなるポリエステルエラストマ樹脂組成物、
が提供される。
本発明のポリエステルエラストマ樹脂組成物においては、
前記可塑剤(B)が、ベンゾエート系可塑剤、フタル酸エステル系可塑剤、トリメリット酸エステル系可塑剤、およびピロメリット酸エステル系可塑剤から選ばれる1種以上の化合物であること、
前記シリコーンオイル(C)が、25℃における粘度が10,000センチストークス(CS)よりも低いものから選ばれる1種以上の化合物であること、
前記シリコーンオイル(C)が、エポキシ変性シリコーンオイルから選ばれる1種以上の化合物であること、
前記シリコーンオイル(C)が、ポリジメチルシロキサンの側鎖にエポキシ基を導入したものから選ばれる1種以上の化合物であること、
が、好ましい条件であり、この条件を適用することにより、一層優れた効果の取得を期待することができる。
また、本発明の成形体は、上記のポリエステルエラストマ樹脂組成物を射出してなることを特徴とし、
靴底であること、
グリップであること、
が、いずれも好ましい条件として挙げられる。
本発明によれば、以下に説明するとおり、柔軟で弾力性に富み、耐摩耗性に優れて磨り減りにくく、耐マーキング性に優れて床に対する擦り跡が付着しにくく、耐スクラッチ性に優れて傷がつきにくく、破断強さや破断伸度などの機械的物性が高くて耐久性が良く、溶融時の流動性に優れて射出成形性が良好で、表層剥離やブリードアウトのない表面外観に優れた成形体を与えることができ、布や各種樹脂との接着力も十分に高いポリエステルエラストマ樹脂組成物が得られる。しかも、本発明のポリエステルエラストマ樹脂組成物は、靴底やグリップに成形して使用することができる。
以下、本発明について詳述する。
本発明に用いられるポリエステルブロック共重合体(A)の高融点結晶性重合体セグメント(a1)は、芳香族ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体と脂肪族ジオールとから形成されるポリエステルであり、好ましくはテレフタル酸および/またはジメチルテレフタレートと1,4−ブタンジオールとから誘導されるポリブチレンテレフタレートであるが、この他に、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、ジフェニル−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、5−スルホイソフタル酸、あるいはこれらのエステル形成性誘導体などのジカルボン酸成分と、分子量300以下のジオール、例えば、エチレングリコール、トリメチレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、デカメチレングリコールなどの脂肪族ジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、トリシクロデカンジメチロールなどの脂環式ジオール、キシリレングリコール、ビス(p−ヒドロキシ)ジフェニル、ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]プロパン、ビス[4−(2−ヒドロキシ)フェニル]スルホン、1,1−ビス[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]シクロヘキサン、4,4’−ジヒドロキシ−p−タ−フェニル、4,4’−ジヒドロキシ−p−クオ−タ−フェニルなどの芳香族ジオールなどとから誘導されるポリエステル、あるいはこれらのジカルボン酸成分およびジオール成分を2種以上併用した共重合ポリエステルであっても良い。また、3官能以上の多官能カルボン酸成分、多官能オキシ酸成分および多官能ヒドロキシ成分などを5モル%以下の範囲で共重合することも可能である。
これらのジカルボン酸およびその誘導体またはジオール成分を2種以上併用してもよい。そして好ましい高融点結晶性重合体セグメント(a)の例は、テレフタル酸および/またはジメチルテレフタレートと1,4−ブタンジオールとから誘導されるポリブチレンテレフタレート単位である。また、テレフタル酸および/またはジメチルテレフタレートから誘導されるポリブチレンテレフタレート単位と、イソフタル酸および/またはジメチルイソフタレートと1,4−ブタンジオールとから誘導されるポリブチレンイソフタレート単位からなるものも好ましく用いられる。
本発明に用いられるポリエステルブロック共重合体(A)の低融点重合体セグメント(a2)は、脂肪族ポリエーテルおよび/または脂肪族ポリエステルである。脂肪族ポリエーテルとしては、ポリ(エチレンオキシド)グリコール、ポリ(プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール、ポリ(ヘキサメチレンオキシド)グリコール、これらグリコールのエチレンオキシド付加物、エチレンオキシドとプロピレンオキシドの共重合体、ポリ(プロピレンオキシド)グリコールのエチレンオキシド付加重合体、およびエチレンオキシドとテトラヒドロフランの共重合体グリコールなどが挙げられる。また、脂肪族ポリエステルとしては、ポリ(ε−カプロラクトン)、ポリエナントラクトン、ポリカプリロラクトン、ポリブチレンアジペート、およびポリエチレンアジペートなどが挙げられる。
これらの脂肪族ポリエーテルおよび/または脂肪族ポリエステルのなかでも、得られるポリエステルブロック共重合体の弾性特性から、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール、ポリ(プロピレンオキシド)グリコールのエチレンオキシド付加物、エチレンオキシドとテトラヒドロフランの共重合体グリコール、ポリ(ε−カプロラクトン)、ポリブチレンアジペート、およびポリエチレンアジペートなどの使用が好ましく、これらの中でも特に、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール、ポリ(プロピレンオキシド)グリコールのエチレンオキシド付加物、およびエチレンオキシドとテトラヒドロフランの共重合体グリコールの使用が好ましい。また、これらの低融点重合体セグメントの数平均分子量としては共重合された状態において300〜6000程度であることが好ましい。
本発明に用いられるポリエステルブロック共重合体(A)は、公知の方法で製造することができる。例えば、ジカルボン酸の低級アルコールジエステル、過剰量の低分子量グリコールおよび低融点重合体セグメント成分を触媒の存在下エステル交換反応せしめ、得られる反応生成物を重縮合する方法、ジカルボン酸と過剰量のグリコールおよび低融点重合体セグメント成分を触媒の存在下エステル化反応せしめ、得られる反応生成物を重縮合する方法、あらかじめ高融点結晶性セグメントを作っておき、これに低融点セグメント成分を添加してエステル交換反応によりランダム化せしめる方法、および高融点結晶性セグメントと低融点重合体セグメントを鎖連結剤でつなぐ方法などが挙げられ、さらにポリ(ε−カプロラクトン)を低融点重合体セグメントに用いる場合は、高融点結晶性セグメントにε−カプロラクトンモノマを付加反応させる方法などのいずれの方法をとってもよい。
本発明に用いられる可塑剤(B)としては、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート、ジエチルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジウンデシルフタレート、ジイソノニルフタレートなどのフタル酸エステル系可塑剤、トリクレジルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリ−2−エチルヘキシルホスフェート、トリメチルホスフェート、トリス−ジクロロプロピルホスフェートなどのリン酸エステル系可塑剤、トリメリット酸オクチルエステル、トリメリット酸イソノニルエステル、トリメリット酸イソデシルエステルなどのトリメリット酸エステル系可塑剤、ジペンタエリスリトールエステル類、ジオクチルアジペート、ジ−2−エチルヘキシルアジペート、ジイソブチルアジペート、ジブチルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジブチルジグリコールアジペート、ジ−2−エチルヘキシルアゼレート、ジオクチルセバケート、メチルアセチルリシノレートなどの脂肪酸エステル系可塑剤、ピロメリット酸オクチルエステルなどのピロメリット酸エステル類、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化脂肪酸アルキルエステルなどのエポキシ化可塑剤、アジピン酸エーテルエステル、ポリエーテルエステル、ポリエーテルなどのポリエーテル系可塑剤、およびジエチレングリコールジベンゾエート、ポリプロピレングリコールジベンゾエート、トリプロピレングリコールジベンゾエート、ジプロピレングリコールジベンゾエート、プロピレングリコールジベンゾエート、ジブチレングリコールジベンゾエート、ネオペンチルグリコールジベンゾエート、グリセリルトリベンゾエート、ペンタエリスリトールテトラベンゾエート、トリエチレングリコールジベンゾエート、ポリエチレングリコールジベンゾエート、トリメチロールエタントリベンゾエートなどのベンゾエート系可塑剤などを挙げることができ、これらの中でもベンゾエート系可塑剤、フタル酸エステル系可塑剤、トリメリット酸エステル系可塑剤、およびピロメリット酸エステル系可塑剤から選ばれた1種以上の化合物であることが好ましい。
本発明のポリエステルエラストマ樹脂組成物において、可塑剤(B)は、ポリエステルブロック共重合体(A)100重量部に対して1〜100重量部、好ましくは3〜50重量部を配合する。可塑剤(B)の配合量が上記の範囲に満たない場合は、柔軟性、溶融流動性、耐摩耗性や耐マーキング性の改良が十分でなく、可塑剤(B)の配合量が上記の範囲を越えると、ブリードアウトが発生するため好ましくない。
本発明に用いられるシリコーンオイル(C)としては、ポリジメチルシロキサンを主体とするオイルで、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイルおよび超高分子量シリコーンオイルなどを挙げることができ、これらの中でも25℃における粘度が10,000センチストークス(CS)よりも低いものから選ばれた1種以上の化合物であること、エポキシ変性シリコーンオイルから選ばれた1種以上の化合物であること、ポリジメチルシロキサンの側鎖にエポキシ基を導入したものから選ばれた1種以上の化合物であること、が好ましい。
本発明のポリエステルエラストマ樹脂組成物において、シリコーンオイル(C)は、ポリエステルブロック共重合体(A)100重量部に対して0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜15重量部、さらに好ましくは1〜10重量部を配合する。シリコーンオイル(C)の配合量が上記の範囲未満では、樹脂組成物の耐摩耗性と耐マーキング性が不十分となるため好ましくない。また、シリコーンオイル(C)の配合量が上記の範囲を越えると、成形体に層状剥離やブリードアウトが生じるうえ、布や各種樹脂に対する接着力も低下するので好ましくない。
本発明のポリエステルエラストマ樹脂組成物の製造方法は特に限定されるものではないが、例えば、ポリエステルブロック共重合体(A)ペレットと、可塑剤(B)、シリコーンオイル(C)と、必要に応じてその他の添加剤とを一緒に配合した原料をスクリュー型押出機に供給し溶融混練する方法、スクリュー型押出機にポリエステルブロック共重合体(A)を供給して溶融し、さらに他の供給口から可塑剤(B)、シリコーンオイル(C)、およびその他の添加剤を供給混練する方法、およびスクリュー型押出機にポリエステルブロック共重合体(A)を供給して溶融し、さらに他の供給口から、可塑剤(B)とシリコーンオイル(C)、およびその他の添加剤を供給混練する方法などが挙げられる。
また、本発明のポリエステルエラストマ樹脂組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で、種々の添加剤を添加することができる。例えば公知のヒンダードフェノール系、ホスファイト系、チオエーテル系、芳香族アミン系などの酸化防止剤、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、ヒンダードアミン系などの耐光剤、顔料、染料などの着色剤、帯電防止剤、導電剤、難燃剤、および補強剤などを任意に含有せしめることができる。発泡剤や発泡剤マスターバッチ等を含有せしめたのち成形して、発泡した成形体を得ることもできる。
本発明のポリエステルエラストマ樹脂組成物は、射出成形により成形され、柔軟で弾力性に富み、耐摩耗性に優れて磨り減りにくく、耐マーキング性に優れて床に対する擦り跡が付着しにくく、耐スクラッチ性に優れて傷がつきにくく、破断強さや破断伸度などの機械的物性が高くて耐久性が良く、溶融時の流動性に優れて射出成形性が良好で、表層剥離やブリードアウトがなく表面外観に優れ、布や各種樹脂との接着性に優れた成形体を与える。したがって、本発明のポリエステルエラストマ樹脂組成物から得られる成形品は、自動車、電子・電気機器、精密機器、一般消費財用途の各種成形品などに使用することができるが、特に靴底に有用である。
また、本発明のポリエステルエラストマ樹脂組成物は、硬質樹脂との接着力も十分に高い成形体を与えるので、硬質樹脂層と積層させてなる複合成形品を得ることも有用である。硬質樹脂層を構成する樹脂としては、複合成形品の剛性を保持し、目的の機械的強度を有する樹脂であれば、特に限定されるものではない。具体的には、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ABS樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエチレン樹脂、およびポリプロピレン樹脂などが挙げられ、これらの中でもポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、PBT樹脂、PCTA樹脂、およびポリブロピレン樹脂が好ましい。複合積層体は、共押出成形法や二色成形をはじめとする多色射出成形法、インサート成形法によるオーバーモールドなどによって製造される。本発明の熱可塑性エラストマ樹脂組成物は、これらの硬質樹脂との接着性に優れていることから、これらの硬質樹脂との複合成形体は、各種筐体、アンテナカバー、コネクター、ローラー、キャスターなどに使用することができるが、特に、グリップに有用である。
以下に実施例によって本発明の効果を説明する。なお、実施例中の%および部とは、ことわりのない場合すべて重量基準である。また、例中に示される物性は次のように測定した。
[融点]
差動走査熱量計(Du Pont社製DSC−910型)を使用して、窒素ガス雰囲気下、10℃/分の昇温速度で加熱した時の融解ピークの頂上温度を測定した。
[溶融粘度指数(MFR)]
ASTM D−1238にしたがって温度220℃、荷重2160gで測定した。
[硬度(デュロメーターA)]
ASTM D−2240にしたがって測定した。
[機械的特性]
JIS K7113にしたがって、引張破断強度と引張破断伸度を測定した。
[反発弾性率]
BS規格903にしたがって測定した。
[耐摩耗性]
JIS K7204にしたがって測定した。摩耗輪としてCS17を用い、荷重9.8Nで1000回回転させた場合の摩耗量を測定した。
[耐マーキング性]
80℃で3時間乾燥したペレットを、温度200℃で射出成形することによって、長さ125mm、幅75mm、厚さ2mmの角板成形品を得た。この成形品の角を三井物産ハウステクノ(株)オプション指定床材HTP30045(ビーチ)の表面に強く押しつけ、そのまま長さ15cmの線を描くように素早く動かした後、床材に樹脂の擦り跡が残っているかどうかを肉眼で観察するとともに、擦り跡を手で触って観察し、結果を以下のように判定した。
二重丸:ほとんど跡がつかない。
○:わずかに跡がつくが、その跡を指で触っても消しゴムの消しカスのようなものは生 じない。
△:跡がはっきりつくが、その跡は均一線状で、指で擦ると消しゴムの消しカスのよう なものを生じる。
×:跡がはっきりとつき、その跡が均一線状ではなく、すでに消しゴムの消しカス状に なっていることがはっきりわかる。
[耐スクラッチ性]
80℃で3時間乾燥したペレットを、温度200℃で射出成形することによって、長さ125mm、幅75mm、厚さ2mmの角板成形品を得た。この成形品の表面に指先の爪を立てて、表面を強く擦りつつ3cmの距離を5回往復した後、目視で擦り跡を観察し、結果を以下のように判定した。
○:跡が残らない。
△:跡は残るが目立たない。
×:跡が目立つ。
[表層剥離]
80℃で3時間乾燥したペレットを、温度200℃で射出成形することによって、長さ345mm、幅100mm、厚さ2mmの長尺成形品を得た。成形品の表面に表層剥離が発生していないかどうかを肉眼で観察した。
[ブリードアウト]
80℃で3時間真空乾燥した各ペレットを温度200℃でプレス成形して、厚さ2mmのシートを作成した。このシート上に上質紙を挟み、1平方cm当たり0.54Nの荷重をかけて40℃の恒温槽に100時間放置し、上質紙シートへの滲みだしの有無について確認した。
[参考例]
[ポリエステルブロック共重合体(A−1)の製造]
テレフタル酸208部、1,4−ブタンジオール228部、数平均分子量約2000のエチレンオキシドとテトラヒドロフランの共重合体(EO/THFモル比40/60)グリコール720部をチタンテトラブトキシド2部と共にヘリカルリボン型攪拌翼を備えた反応容器に仕込み、190〜225℃で3時間加熱して反応水を系外に留出しながらエステル化反応をおこなった。反応混合物に”イルガノックス”1010(チバガイギー社製ヒンダ−ドフェノ−ル系酸化防止剤)0.5部を添加した後、245℃に昇温し、次いで40分かけて系内の圧力を27Pの減圧とし、その条件下で2時間50分重合をおこなった。得られたポリマを水中にストランド状で吐出し、カッティングによりペレットとした。
[ポリエステルブロック共重合体(A−2)の製造]
テレフタル酸293部、イソフタル酸85部、1,4−ブタンジオール415部、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール(数平均分子量約1400)467部を、チタンテトラブトキシド1.5部およびトリメリット酸無水物3部と共にヘリカルリボン型攪拌翼を備えた反応容器に仕込み、210℃で2時間30分加熱して、理論メタノール量の95%のメタノールを系外に留出させた。反応混合物に”イルガノックス”1010 0.75部を添加した後、245℃に昇温し、次いで40分かけて系内の圧力を27Paの減圧とし、その条件下で2時間40分重合をおこなった。得られたポリマを水中にストランド状で吐出し、カッティングによりペレットとした。
[ポリエステルブロック共重合体(A−3)の製造]
ジメチルテレフタレート320部、ジメチルイソフタレート93部、1,4−ブタンジオール345部、エチレンオキシドで末端をキャッピングしたポリ(プロピレンオキシド)グリコール(数平均分子量2200、EO含量26.8%)550部を、チタンテトラブトキシド2部およびトリメリット酸無水物3部と共にヘリカルリボン型攪拌翼を備えた反応容器に仕込み、210℃で2時間30分加熱して、理論メタノール量の95%のメタノールを系外に留出させた。反応混合物に”イルガノックス”1010 0.75部を添加した後、245℃に昇温し、次いで、50分かけて系内の圧力を27Paの減圧とし、その条件下で1時間50分重合をおこなった。得られたポリマを水中にストランド状で吐出し、カッティングによりペレットとした。
表1にA−1、A−2、A−3の組成と物性を示す。なお、表中、低融点重合体セグメントの種類で、EO/THFはエチレンオキシドとテトラヒドロフランの共重合体を、PTMGはポリ(テトラメチレンオキシド)グリコールを、EO−PPGは末端をエチレンオキシドでキャッピングしたポリ(プロピレンオキシド)グリコールを表し、数字は数平均分子量を示す。
Figure 2005187731
[可塑剤]
下記実施例において使用した可塑剤(B−1)〜(B−3)の内容を表2に示す。
Figure 2005187731
[シリコーンオイル]
下記実施例において使用したシリコーンオイル(C−1)、(C−2)、(C−3)、(C−4)、(C−5)、(C−6)の内容を表3に示す。
Figure 2005187731
[実施例1〜6]
参考例で得られたポリエステルブロック共重合体(A−1)、(A−2)、(A−3)、可塑剤(B−1)、(B−2)、(B−3)、シリコーンオイル(C−1)、(C−2)、(C−3)、(C−4)、(C−5)、(C−6)を、表4に示す配合比率でV−ブレンダーを用いて混合し、直径45mmで3条ネジタイプのスクリューを有する2軸押出機を用いて、200℃で溶融混練し、ペレット化した。
これらのペレットを用いて、融点、溶融粘度指数(MFR)、硬度、引張破断強度、引張破断伸度、反発弾性率、摩耗量、耐マーキング性、耐スクラッチ性を評価した。結果を表5に示す。なお、いずれの実施例においても、表層剥離とブリードアウトは観察されなかった。
Figure 2005187731
Figure 2005187731
[比較例1〜12]
表4に示す配合比率で、実施例1〜6と同様に溶融混練し、ペレット化した。実施例1〜6と同様に物性を評価した結果を表5に示す。
[実施例7]
実施例1で作った配合組成物No.1を80℃で3時間真空乾燥した後、200℃でプレス成形して、厚さ2mmのシートを作成した。このシート上にテトロン/綿の混紡繊維で織った厚さ約50ミクロンのT/Cブロードを重ね、1平方cm当たり4.9Nの荷重をかけて200℃で1分間の熱接着を行った。室温に24時間放置した後、幅1cmに切断し、その一端の接合界面を一定の長さだけ強制剥離し、その各々の端をテンシロン引張試験機の固定具にセットして引張り、剥離強度を測定した。剥離強度は27N/cmで、十分に高かった。
[実施例8]
軟質塩化ビニル製の厚さ2mmのシートを80mm角に裁断したものを一次側材料として、射出成形機に取り付けた金型の80mm角で深さ4mmのキャビティーに装着し、次いで、80℃で3時間真空乾燥した実施例1で作った配合組成物No.1を二次材料として用いて温度200℃で二次成形を行うことにより、平板状の複合成形品を成形した。この複合成形品を幅1cmに切断し、その一端の接合界面を一定の長さだけカッターナイフで強制剥離し、その各々の端をテンシロン引張試験機の固定具にセットして引張り、剥離強度を測定した。剥離強度は85N/cmで、十分に高かった。
[実施例9]
硬質樹脂としてABS樹脂(東レ(株)製”トヨラック”T−500)を用い、一次側成形品としての80mm角で厚さ2mmの角板を成形した。次に、この角板を80mm角で深さ4mmのキャビティーに装着し、実施例1で製造した配合組成物No.1を二次材料として用いて二次成形を行うことにより、平板状の複合成形品を成形した。この複合成形品の表面に表層剥離は観察されなかった。この複合成形品を幅1cmに切断し、その一端の接合界面を一定の長さだけカッターナイフで強制剥離し、その各々の端をテンシロン引張試験機の固定具にセットして引張り、剥離強度を測定した。剥離強度は120N/cmで十分に高かった。
本発明のポリエステルエラストマ樹脂組成物は、柔軟で弾力性に富み、耐摩耗性に優れて磨り減りにくく、耐マーキング性に優れて床に対する擦り跡が付着しにくく、耐スクラッチ性に優れて傷がつきにくく、破断強さや破断伸度などの機械的物性が高くて耐久性が良く、溶融時の流動性に優れて射出成形性が良好で、表層剥離やブリードアウトのない表面外観に優れた成形体を与え、布やプラスチックとの接着性も高いため、得られる成形品は、自動車、電子・電気機器、精密機器、一般消費財用途の各種成形品などに有用であり、特に、靴底に適している。
また、本発明の熱可塑性エラストマ樹脂組成物からなる層と硬質樹脂層とを積層させてなる複合成形品は、耐摩耗性に優れるうえ、両樹脂層の接着性にも優れていることから、各種筐体、アンテナカバー、コネクター、ローラー、キャスターなどに使用すもことができる。傷がつきにくく柔軟で感触が良いのでグリップにも適している。

Claims (8)

  1. 主として結晶性芳香族ポリエステル単位からなる高融点結晶性重合体セグメント(a1)と、主として脂肪族ポリエーテル単位および/または脂肪族ポリエステル単位からなる低融点重合体セグメント(a2)とを主たる構成成分とするポリエステルブロック共重合体(A)100重量部に対し、可塑剤(B)1〜100重量部、およびシリコーンオイル(C)0.1〜20重量部を配合してなるポリエステルエラストマ樹脂組成物。
  2. 前記可塑剤(B)が、ベンゾエート系可塑剤、フタル酸エステル系可塑剤、トリメリット酸エステル系可塑剤、およびピロメリット酸エステル系可塑剤から選ばれる1種以上の化合物である請求項1に記載のポリエステルエラストマ樹脂組成物。
  3. 前記シリコーンオイル(C)の25℃における粘度が10,000センチストークス(CS)よりも低いことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のポリエステルエラストマ樹脂組成物。
  4. 前記シリコーンオイル(C)が、エポキシ変性シリコーンオイルであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリエステルエラストマ樹脂組成物。
  5. 前記シリコーンオイル(C)が、ポリジメチルシロキサンの側鎖にエポキシ基を導入したものである請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリエステルエラストマ樹脂組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリエステルエラストマ樹脂組成物を射出成形してなる成形体。
  7. 靴底である請求項6に記載の成形体。
  8. グリップである請求項6に記載の成形体。
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