JP2005187662A - 紫外線吸収性粘着剤および紫外線吸収性粘着シート - Google Patents
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Abstract
【課題】蛍光増白剤を配合した紫外線吸収剤ではカットできない約380〜410nmの波長の光を効率よくカットすることができ、しかも高温多湿環境下に保存しても、外観が透明性を保持することができる紫外線吸収性粘着剤および紫外線吸収性粘着シートを提供する。
【解決手段】モノマー成分として、アルキル基部分の炭素数が2〜12のアルキル(メタ)アクリレートモノマーと紫外線吸収性モノマーとを共重合した共重合体組成物に、蛍光増白剤を配合する。
【選択図】 図1
【解決手段】モノマー成分として、アルキル基部分の炭素数が2〜12のアルキル(メタ)アクリレートモノマーと紫外線吸収性モノマーとを共重合した共重合体組成物に、蛍光増白剤を配合する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、紫外線吸収性粘着剤および紫外線吸収性粘着シートに関し、さらに詳しくは、410nm以下の波長の光の遮蔽性が優れ、かつ長期に亘って透明性が優れた紫外線吸収性粘着剤および紫外線吸収性粘着シートに関する。
実生活において自然光は理想的な光源といわれているが、一方自然光に含まれている紫外線は、可視光線に比べてエネルギーが高いため、日常生活において、物品の退色、例えば絵画、写真などの色相の退色の原因となるため、自然光の中から有害な紫外線のみを除去する種々の工夫がなされている。例えば、透明なフイルムに紫外線吸収剤を配合する方法等により、透明で且つ紫外線のみの透過を防止する保護フイルムが汎用されている。
具体的には、基材フイルムの一面に、メチルメタクリレート主体のアクリル共重合体に紫外線吸収剤を添加した耐候層を積層し、他面に、粘着剤層などを積層した耐候性粘着ラミネート材(特許文献1)、樹脂フイルムの片面に、反応型紫外線吸収剤と不飽和単量体とからなる紫外線吸収性コポリマーを含有する粘着剤が積層された被覆材(特許文献2)、片面に分子内に紫外線吸収性残基を有する(メタ)アクリルモノマーを重合もしくは共重合して得られるアクリル系樹脂のコーティング層及び/又は他面に分子内に紫外線吸収性残基を有する(メタ)アクリルモノマーを重合もしくは共重合して得られるアクリル系粘着剤を軟質フイルム基材に積層した装飾用粘着シート(特許文献3)など、紫外線吸収剤や紫外線吸収性モノマーを使用したものが開示されている。
また、透明樹脂成分に蛍光増白剤を含有させて410nm以下の波長の紫外線をカットさせる紫外線吸収塗料(特許文献4)、および蛍光増白剤と紫外線吸収剤とバインダーとを含有する蛍光増白剤層を有する紫外線吸収フィルム(特許文献5)が提案されている。
上記の特許文献1から3に記載された紫外線吸収剤を使用したものは、その紫外線吸収範囲は通常380nm以下であり、未だ化学的作用が強い波長の光を十分カットすることが出来ない。かかる380nmよりさらに長い380〜410nmの波長の光をカットする性能を有する塗料、粘着剤およびフイルムが上記の文献4および5に記載されている。
一般に、蛍光増白剤は、約320〜約410nmの波長の光を吸収して、約410〜約500nmの波長の光を放射する性質を有しており、例えば、これらの蛍光増白剤で染められた織物は、黄色い反射光の他に、蛍光増白剤により発光される約410〜約500nmの波長の青紫色光が付加されるため反射光は白色になって可視光のエネルギーが増加するため結果として増白されたことになる。
しかしながら、上記の文献4および5に記載の蛍光増白剤は一般に結晶性が高いため、これらの蛍光増白剤を添加した粘着剤やフイルムは、特に高温多湿環境下に置かれると、経時的に再結晶化がすすみ、例えば、蛍光増白剤を溶解して添加した粘着剤を使用した粘着シートを他の透明な被着体に貼合した場合、当初は透明性を呈するが、高温多湿環境下に保持すると徐々に結晶が析出し、いわばあばた状を呈し、透明性が損なわれるという問題点があった。
本発明の課題とするところは、上記の問題点を解決することであり、蛍光増白剤を配合した紫外線吸収剤ではカットできない約380〜約410nmの波長の光を効率よくカットすることができ、しかも高温多湿環境下に保存しても外観が透明性を保持することができる紫外線吸収性粘着剤および紫外線吸収性粘着シートを提供することにある。
本発明の第1の要旨は、アルキル基部分の炭素数が2〜12のアルキルアクリレートモノマー及び/又はアルキルメタクリレートモノマーを含む主モノマー混合物65〜95質量部と、分子量が2000以下の紫外線吸収性モノマー5〜35質量部からなる合計100質量部の全共重合モノマー成分を共重合して得られる共重合体組成物に、下記一般式
(式中、R1 およびR4 は水素原子、炭素数が1〜8のアルキル基または炭素数が1〜8のアルコキシ基を表し、R2 およびR3 は炭素数が1〜16のアルキル基を表し、[A]は置換アリールまたはエテニル基を表す。)で表わされる蛍光増白剤0.1〜5質量部を配合してなることを特徴とする紫外線吸収性粘着剤に存する。
また、本発明の第二の要旨は、前記の紫外線吸収性粘着剤を基材層の片面もしくは両面に積層して成る紫外線吸収性粘着シートに存する。
本発明の紫外線吸収性粘着剤および紫外線吸収性粘着シートは、特定の共重合体組成物に蛍光増白剤を配合しているため紫外線吸収範囲が広く、例えば汎用の紫外線吸収剤ではカットできない380〜410nmの波長の光をも効率よくカットすることができる。この理由は明確ではないが、粘着剤を構成する共重合体が、例えば、ベンゾトリアゾール環などの環構造を含有している場合、蛍光増白剤の環構造と上記の共重合体に含有されている環構造とが類似しているため、相互間の親和性により蛍光増白剤の粘着層内の移動が共重合体の環構造の位置に拘束され、蛍光増白剤が可視大の結晶を形成するほどの量の集中が生じないことによるものと推測される。
本発明の共重合体組成物は、アルキルアクリレートモノマー及び/又はアルキルメタクリレートモノマー(以下、アクリレート及び/又はメタクリレートを纏めて(メタ)アクリレートと略記する。)を含む主モノマー混合物と、紫外線吸収性モノマーからなる全共重合モノマー成分を共重合して得られる共重合体組成物である。
上記のアルキル(メタ)アクリレートとしては、通常アクリル系粘着剤の製造に使用されるものを使用することができ、具体的には、好ましい粘着性を発現させるという観点から、通常そのアルキル基部分の炭素数が2〜12のものが挙げられ、炭素数が3〜8のものがより好ましく挙げられる。かかるモノマーとしては、具体的には、例えば、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートなどを挙げることができ、これらの2種以上を併用してもよい。かかるアルキル(メタ)アクリレートモノマーの配合量は、通常全共重合モノマー成分100質量部の内、通常65〜95質量部とされ、好ましくは75〜93質量部とされる。
なお、本発明においては、上記の主モノマー混合物65〜95質量部の一部を、本発明の目的を損なわず、且つ、粘着剤溶液のポットライフの観点から、10質量部以下、好ましくは7質量部以下の範囲で、その他の添加モノマーに置き換えることが出来る。かかるその他の添加モノマーとしては、ヒドロキシル基含有(メタ)アクリルモノマー、カルボキシル基含有モノマー、及びその他の共重合可能なモノマーを挙げることができる。
上記のヒドロキシル基含有(メタ)アクリルモノマーとしては、アルキル基部分の炭素数が1〜12のものが好ましく、例えば、(メタ)アクリル酸−1−ヒドロキシメチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸−4−ヒドロキシブチル、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、ペンタエリスリトールトリアクリレート等が挙げられる。
上記のカルボキシル基含有モノマーとしては、特に制限されないが、入手容易性や、重合反応性の観点から、通常、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、無水マレイン酸、フマル酸などが挙げられる。
また、上記のその他の共重合可能なモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリロニトリル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、アクリロイルモルフォリン、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチルエステル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチルエステル、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、スチレン、酢酸ビニルなどのビニルモノマー等が挙げられる。
また、前記の分子量が2000以下の紫外線吸収性モノマーは、上記のアルキル(メタ)アクリレート、ヒドロキシル基含有(メタ)アクリルモノマー、カルボキシル基含有ビニルモノマー及びその他の共重合可能なモノマーと共重合可能であり、且つベンゾトリアゾール環、ベンゾフェノン環またはそれらと類似の環構造を有するモノマーが好適に使用される。かかるモノマーの具体例としては、下記一般式(化4)で表わされるモノマー及び一般式(化5)で表わされるモノマーが挙げられる。
上記一般式(化4)で表わされるモノマーとしては、具体的には、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メタクリロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−〔2′−ヒドロキシ−5′−メタクリロイルオキシエチル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2′−ヒドロキシ−5′−メタクリロイルオキシエチル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2′−ヒドロキシ−5′−メタクリロイルオキシプロピル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2′−ヒドロキシ−5′−メタクリロイルオキシヘキシル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メタクリロイルオキシエチル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2′−ヒドロキシ−5′−t−ブチル−3′−メタクリロイルオキシエチル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2′−ヒドロキシ−5′−メタクリロイルオキシエチル)フェニル〕−5−クロロベンゾトリアゾール、2−〔2′−ヒドロキシ−5′−メタクリロイルオキシエチル)フェニル〕−5−メトキシベンゾトリアゾール、2−〔2′−ヒドロキシ−5′−メタクリロイルオキシエチル)フェニル〕−5−シアノベンゾトリアゾール、2−〔2′−ヒドロキシ−5′−メタクリロイルオキシエチル)フェニル〕−5−t−ブチルベンゾトリアゾール、2−〔2′−ヒドロキシ−5′−メタクリロイルオキシエチル〕フェニル〕−5−ニトロベンゾトリアゾール等を例示できる。
また、上記一般式(化5)で表わされるモノマーとしては、具体的には2−ヒドロキシ−4−メタクリルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−アクリルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロイルオキシ)エトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−(2−メチル−2−メタクリロイルオキシ)エトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−(2−メタクリロイルオキシ)エトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロイルオキシ)エトキシ−4′−メトキシベンゾフェノン、4′−t−ブチル−2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロイルオキシ)エトキシベンゾフェノン等を例示できる。
さらに、上記の紫外線吸収性モノマーの配合量は、共重合して得られる粘着剤に期待される紫外線吸収能および後工程で添加される蛍光増白剤の量により適宜増減され、全共重合モノマー成分100質量部の内、通常、5〜35質量部、好ましくは10〜20質量部とされる。
以上の主モノマー混合物、紫外線吸収性モノマーからなる全共重合モノマー成分を共重合して共重合体組成物が得られる。上記の重合方法は、例えば溶液重合、懸濁重合、乳化重合等の任意の方法を採用できるが、この中でも溶液重合が実用的であり、以下、溶液重合の場合を例に挙げて、重合方法を説明する。上記の共重合は、所定の全共重合モノマー成分を溶媒に溶解し、重合開始剤、さらに必要により連鎖移動剤などを添加した後、加熱することにより進行する。
上記の溶媒としては、例えば酢酸エチル等のエステル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン等のケトン類等が単独で又は混合して使用できる。かかる溶剤を使用したときの反応系の共重合モノマー成分の濃度は、通常20〜70質量%とされ、好ましくは30〜50質量%とされる。また、上記の重合開始剤としては、例えばベンゾイルパーオキシド等の過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル等の各種アゾ系化合物が単独で又は混合して使用できる。これら開始剤の使用量は、通常、共重合モノマー全量に対して0.05〜0.5モル%の割合とされる。上記の連鎖移動剤としては例えばチオカルコール20(花王株式会社製)が挙げられる。
上記の重合反応は、通常、温度計、攪拌装置および窒素置換環境下に還流が可能な装置を使用して行われ、攪拌しつつ溶媒の沸点程度の還流下で、通常、1〜15時間、実用的には3〜13時間程度反応が継続される。その時間は、目的とする粘着剤の粘度等を考慮して適宜設定されるが、通常、得られる共重合体の質量平均分子量が3000〜300万となるように好ましくは5000〜150万となるように調節される。
本発明の紫外線吸収性粘着剤は、上記のようにして得られた共重合体組成物に蛍光増白剤を配合して製造される。このようにして製造された紫外線吸収性粘着剤は、それ自体が粘着性を有し、そのまま粘着剤として使用することができるが、凝集力改善効果、保持力、耐熱接着力などを高めるために、さらに、例えば、多官能イソシアネート系、多官能メラミン系、多官能エポキシ系、多価金属キレート化合物、及び/又は多官能アジリジン化合物などの架橋剤を添加することができる。
上記の多官能イソシアネート系架橋剤は、大きく分けると、脂肪族系と芳香族系に分けられ、芳香族系のものには、一部水素添加したものも含まれるが、本発明においては、それらのいずれも使用することができる。かかる多官能イソシアネート系架橋剤としては、例えば、2,4−TDI(トリレンジイソシアネート)、2,6−TDI(トリレンジイソシアネート)、TDI−TMPアダクト、HMDI(ヘキサメチレンジイソシアネート)、HMDI−ビューレットタイプ、HMDI−トリマー、MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)、XDI(キシリレンジイソシアネート)、IPDI(イソホロンジイソシアネート)、TMDI(トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート)などのトリイソシアネート化合物等が挙げられる。
また、上記の多官能メラミン系架橋剤としては、例えば、メチロール化メラミン、アルコール変性メラミン、尿素・アルコール変性メラミン樹脂、メラミン・ベンゾグアナミン樹脂などが挙げられる。また、ベンゾグアナミン樹脂、尿素樹脂などもメラミン系架橋剤の同等物として同様に使用することができる。
上記の多官能エポキシ系架橋剤としては、エピクロルヒドリン型エポキシ樹脂、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ジグリシジルアニリン、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、N,N,N´,N´−テトラグリシジル−m−キシレンジアミン等を挙げることができる。
上記の多価金属キレート化合物としては、例えば、アルミニウム、鉄、錫、亜鉛、チタンなどの多価金属がアセチルアセトンやアセト酢酸エステルに配位している化合物を挙げることができる。また、上記の多官能アジリジン化合物としては、N,N´−ヘキサメチレン−1,6−ビス−(1−アジリジンカルボキシアミド)及びトリメチロールプロパン−トリ−β−アジリジニルプロピオネートを挙げることができる。
上記の架橋剤の添加量は、必要に応じて決定されるが、通常、前記の共重合体組成物中の共重合体100質量部に対し、イソシアネート系架橋剤は、通常、5質量部以下、実用的には、0.3〜3質量部以下とされる。また、他の架橋剤は、上記の共重合体100質量部当たり5質量部以下とされ、実用的には、通常0.05〜3質量部とされる。
前記の蛍光増白剤としては、下記の一般式(化6)で表される蛍光増白剤が挙げられる。
(式中、R1およびR4は水素原子、アルキル基またはアルコキシ基を表し、R2およびR3はアルキル基を表す。[A]は置換アリールまたは置換エテニル基を表す。)
上記のR1およびR4が表すアルキル基は、炭素数が1〜8のアルキル基であり、更に詳しくは、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−オクチル、イソプロピル、イソブチル、2−エチルヘキシル、t−ブチル、t−アミル、t−オクチル、シクロペンチルもしくはシクロヘキシル等のアルキル基であり、また、上記のR1 およびR4が表すアルコキシ基は、炭素数が1〜8のアルコキシ基であり、さらに詳しくは、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、n−ブトキシ、n−オクチルオキシ、イソプロポキシ、イソブトキシ、2−エチルヘキシルオキシ、t−ブトキシもしくはシクロヘキシルオキシ等のアルコキシ基である。
また、上記のR2およびR3が表すアルキル基は、炭素数が1〜16のアルキル基であり、かかるアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−オクチル、n−ヘキサデカニル(セチル)、イソプロピル、イソブチル、2−エチルヘキシル、t−ブチル、t−アミル、t−オクチル、シクロペンチルもしくはシクロヘキシルが挙げられる。中でも、R2としてはメチル、イソプロピル、t−ブチルまたはシクロヘキシルなどの基が好ましく、さらに、t−ブチル基またはシクロヘキシル基が特に好ましい。また、R3としてはメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルまたは2−エチルヘキシルなどの基が好ましく、さらに、メチル基、n−ブチル基、n−オクチル基または2−エチルヘキシル基が特に好ましい。
また、上記の[A]は置換アリール基または置換エテニル基を表すが、詳しくは炭素数が6〜40の置換アリール基または炭素数が8〜40の置換エテニル基を表す。かかる置換アリールまたは置換エテニル基としては、例えば、以下に一般式(化7)〜(化18)に示すものが挙げられる。
mは1ないし5の整数を表す。また、上記のXおよびYは、例えば、水酸基;メチル、エチル、イソプロピル、t−ブチルまたはシクロヘキシル等のアルキル基;フェニル、トリルまたはナフチル等のアリール基;メトキシ、エトキシまたはイソプロポキシ等のアルコキシ基;アミノ、アミノメチル、エチルアミノ、オクチルアミノ、ジメチルアミノ等のアルキルアミノ基;アニリノ、4−トリルアミノまたはN−メチルアニリノ等のアリールアミノ基であることができ、中でも、アリール、アルコキシまたはアニリノ基であるのが好ましい。
上記のR1およびR4が表すアルキル基は、炭素数が1〜8のアルキル基であり、更に詳しくは、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−オクチル、イソプロピル、イソブチル、2−エチルヘキシル、t−ブチル、t−アミル、t−オクチル、シクロペンチルもしくはシクロヘキシル等のアルキル基であり、また、上記のR1 およびR4が表すアルコキシ基は、炭素数が1〜8のアルコキシ基であり、さらに詳しくは、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、n−ブトキシ、n−オクチルオキシ、イソプロポキシ、イソブトキシ、2−エチルヘキシルオキシ、t−ブトキシもしくはシクロヘキシルオキシ等のアルコキシ基である。
また、上記のR2およびR3が表すアルキル基は、炭素数が1〜16のアルキル基であり、かかるアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−オクチル、n−ヘキサデカニル(セチル)、イソプロピル、イソブチル、2−エチルヘキシル、t−ブチル、t−アミル、t−オクチル、シクロペンチルもしくはシクロヘキシルが挙げられる。中でも、R2としてはメチル、イソプロピル、t−ブチルまたはシクロヘキシルなどの基が好ましく、さらに、t−ブチル基またはシクロヘキシル基が特に好ましい。また、R3としてはメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルまたは2−エチルヘキシルなどの基が好ましく、さらに、メチル基、n−ブチル基、n−オクチル基または2−エチルヘキシル基が特に好ましい。
以上に説明した蛍光増白剤の配合量は、目標とする紫外線吸収性能に応じて適宜調節されるが、通常、上記の共重合体100質量部に対して、0.1〜5質量部、実用的には0.5〜4質量部である。蛍光増白剤の配合量が前記の紫外線吸収性モノマーの添加量との割合から見て過量な場合は、保存条件によっては結晶状異物が発生しやすくなる。
上記のようにして得られる粘着剤には、本発明の目的を阻害しない範囲で、希望によりさらに光安定剤、酸化防止剤、可塑剤、軟化剤、充填剤、顔料、染料などの添加剤を添加することができる。
本発明の第二の要旨の紫外線吸収性粘着シートは、上記の粘着剤層を基材の片面もしくは両面に積層することにより得ることができる。
本発明の粘着剤シートの使用目的は、紫外線を遮蔽し、可視光を透過することであるので、上記の基材は、透明性があり、薄くかつ可撓性がある材料が好適に使用される。かかる材料としては、例えば、ポリエステルフイルム、ポリアミドフイルム、ポリオレフィンフイルム、ポリイミドフイルム、セロファン等、通常フイルム又はシートと呼ばれるものが具体的に挙げられ、これらの基材自体が紫外線遮蔽性を有するものであってもよく、さらに、用途によっては、透明性がある材料であればよく、例えば、アクリル樹脂板、ガラス板であってもよく、透明性がある限りこれらに制限されるものではない。上記の基材の粘着剤組成物を塗布する表面には、必要により、コロナ処理、化学処理などにより接着性を強化することができる。
上記の基材に塗布される粘着剤の厚さは、必要により適宜調節することができるが、通常、1〜200μmとされ、実用的には5〜100μmとされる。また、上記の粘着剤を基材に塗布する方法は、公知の方法を採用することができ、たとえば、コンマコーター、リバースコーター、メイヤーバーコーター、ブレードコーターなどのコーターを使用する方法のほか、刷毛などを利用して人力で塗布することができる。
また、粘着剤の塗布層の加熱・乾燥条件は、当該粘着剤に含まれている溶媒成分、添加されている多官能イソシアネート系架橋剤、多官能メラミン系架橋剤及び/又は多官能エポキシ系架橋剤の種類、配合量、塗布層厚さにより適宜調節されるが、通常、80〜120℃において0.5〜10分程度である。
上記のようにして得られた紫外線吸収性粘着シートの粘着層表面には、希望により離型紙を被覆することができる。かかる離型紙としては公知のものを使用することができ、例えば、離型性シリコーン、フッ素樹脂など離型性材料を紙、プラスチックフイルムの表面に被覆したものが挙げられる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明は以下に示す実施例により制限されるものではない。
なお、以下の実施例および比較例により作製された紫外線吸収性粘着シートの特性は、次の基準により評価した。
(1)
耐久性試験:、紫外線吸収性粘着シートを厚さ1.1mmのソーダガラスに貼合し、次に示す条件下に保存した後の、紫外線吸収性粘着シートの透過面の結晶状の異物の有無を目視で観察し、結晶状の異物が認められなかったものを○、認められたものを×と評価した。
イ.23℃・65%RH × 1000時間
ロ.90℃ × 1000時間
ハ.60℃・95%RH × 1000時間
ニ.−20℃ × 1000時間
(2)
紫外線透過率測定:紫外可視分光高度計(島津製作所製 UV−160A)を使用して測定した。
なお、以下の実施例および比較例により作製された紫外線吸収性粘着シートの特性は、次の基準により評価した。
(1)
耐久性試験:、紫外線吸収性粘着シートを厚さ1.1mmのソーダガラスに貼合し、次に示す条件下に保存した後の、紫外線吸収性粘着シートの透過面の結晶状の異物の有無を目視で観察し、結晶状の異物が認められなかったものを○、認められたものを×と評価した。
イ.23℃・65%RH × 1000時間
ロ.90℃ × 1000時間
ハ.60℃・95%RH × 1000時間
ニ.−20℃ × 1000時間
(2)
紫外線透過率測定:紫外可視分光高度計(島津製作所製 UV−160A)を使用して測定した。
[実施例1]
冷却管、窒素導入管、温度計、攪拌機、加熱装置(ウォーターバス)を備えた反応容器に、溶媒として酢酸エチル100質量部、ブチルアクリレート85質量部、2−(2′−ヒドロキシ−5′メタクリロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール(以下、MHBと略す)(商品名RUVA−93、大塚化学株式会社製)15質量部を投入し、30分攪拌しながら系内を窒素ガス置換した後、重合開始触媒として、有機過酸化物(カヤエステルO、化薬アクゾ株式会社製)0.07質量部および連鎖移動剤としてチオカルコール20(花王株式会社製)0.04質量部を投入し、77℃で10時間攪拌しながら共重合して粘着性共重合組成物を得、最終的に不揮発分が約45質量%になるように調整した。
冷却管、窒素導入管、温度計、攪拌機、加熱装置(ウォーターバス)を備えた反応容器に、溶媒として酢酸エチル100質量部、ブチルアクリレート85質量部、2−(2′−ヒドロキシ−5′メタクリロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール(以下、MHBと略す)(商品名RUVA−93、大塚化学株式会社製)15質量部を投入し、30分攪拌しながら系内を窒素ガス置換した後、重合開始触媒として、有機過酸化物(カヤエステルO、化薬アクゾ株式会社製)0.07質量部および連鎖移動剤としてチオカルコール20(花王株式会社製)0.04質量部を投入し、77℃で10時間攪拌しながら共重合して粘着性共重合組成物を得、最終的に不揮発分が約45質量%になるように調整した。
上記のようにして得た粘着性共重合組成物に、その不揮発分100質量部あたり、蛍光増白剤(ユビテックスOB(化10に相当):チバ・スペシャルティ・ケミカルス社製品)1質量部をトルエンに溶解して添加し、均一に混合して紫外線吸収性粘着剤を得た。
上記のアクリル系粘着剤組成物を厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート製フイルムの片面に、乾燥後の厚さが40μmとなるように塗布し、120℃の熱風中で1分間乾燥し、さらにその粘着剤層の表面に離型性シート(SP−PET−O1−25BU、東セロ株式会社製)を貼り合わせて、離型層を含む、紫外線吸収性粘着シートを得た。
上記の粘着シートについて前記の条件に従って耐久性試験を行い、その結果を、粘着剤の組成と共に、表1に示した。また、この粘着シートについて、前記の装置を使用して分光透過率を測定し、図1および表2に示した。表2の値から、410nmにおける透過率は、8.22%であり、9割以上の紫外線がカットされていた。
[実施例2]
実施例1において、ブチルアクリレート83質量部、アクリル酸2質量部としたこと以外は、実施例1の場合と同様にして粘着性共重合組成物を得、最終的に不揮発分が約45質量%になるように調整した。
実施例1において、ブチルアクリレート83質量部、アクリル酸2質量部としたこと以外は、実施例1の場合と同様にして粘着性共重合組成物を得、最終的に不揮発分が約45質量%になるように調整した。
上記のようにして得た粘着性共重合組成物に、その不揮発分100質量部あたり、多官能イソシアネート系架橋剤(CK−101、日本カーバイド工業株式会社製)1質量部、多官能メラミン系架橋剤(スーパーベッカミンJ−820、大日本インキ化学工業株式会社製)2質量部、および蛍光増白剤(ユビテックスOB(化10に相当):チバ・スペシャルティ・ケミカルス社製品)1質量部をトルエンに溶解して添加し、均一に混合して紫外線吸収性粘着剤を得た。
上記のアクリル系粘着剤組成物を厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート製フイルムの片面に、乾燥後の厚さが40μmとなるように塗布し、120℃の熱風中で1分間乾燥し、さらにその粘着剤層の表面に離型性シート(SP−PET−O1−25BU、東セロ株式会社製)を貼り合わせて、離型層を含む、紫外線吸収性粘着シートを得た。得られた紫外線吸収性粘着シートについて、実施例1の場合と同様にして耐久性試験を行い、その結果を、粘着剤組成物のモノマー組成とともに、表1に示した。
[比較例1]
実施例2において、共重合時のモノマー組成を、ブチルアクリレート95.5質量部、MHBを2.5質量部としたこと以外は、実施例2の場合と同様にして粘着性共重合組成物を得、紫外線吸収性粘着剤を得、紫外線吸収性粘着シートを得た。得られた紫外線吸収性粘着シートについて、実施例1の場合と同様にして耐久性試験を行い、その結果を、粘着剤組成物のモノマー組成とともに、表1に示した。
実施例2において、共重合時のモノマー組成を、ブチルアクリレート95.5質量部、MHBを2.5質量部としたこと以外は、実施例2の場合と同様にして粘着性共重合組成物を得、紫外線吸収性粘着剤を得、紫外線吸収性粘着シートを得た。得られた紫外線吸収性粘着シートについて、実施例1の場合と同様にして耐久性試験を行い、その結果を、粘着剤組成物のモノマー組成とともに、表1に示した。
[比較例2]
実施例2において、共重合時のモノマー組成を、ブチルアクリレート95質量部、アクリル酸5質量部とし、MHBを併用しなかったこと以外は、実施例2の場合と同様にして粘着性共重合組成物を得、紫外線吸収性粘着剤を得、紫外線吸収性粘着シートを得た。得られた紫外線吸収性粘着シートについて、実施例1の場合と同様にして耐久性試験を行い、その結果を、紫外線吸収性粘着剤のモノマー組成と共に、表1に示した。
実施例2において、共重合時のモノマー組成を、ブチルアクリレート95質量部、アクリル酸5質量部とし、MHBを併用しなかったこと以外は、実施例2の場合と同様にして粘着性共重合組成物を得、紫外線吸収性粘着剤を得、紫外線吸収性粘着シートを得た。得られた紫外線吸収性粘着シートについて、実施例1の場合と同様にして耐久性試験を行い、その結果を、紫外線吸収性粘着剤のモノマー組成と共に、表1に示した。
[比較例3]
実施例2において、紫外線吸収性粘着剤を調製する際に蛍光増幅剤の添加量を10質量部に増加したこと以外は、実施例2の場合と同様にして粘着性共重合組成物を得、紫外線吸収性粘着剤を得、紫外線吸収性粘着シートを得た。得られた紫外線吸収性粘着シートについて、実施例1の場合と同様にして耐久性試験を行い、その結果を、粘着剤組成物のモノマー組成と共に、表1に示した。
実施例2において、紫外線吸収性粘着剤を調製する際に蛍光増幅剤の添加量を10質量部に増加したこと以外は、実施例2の場合と同様にして粘着性共重合組成物を得、紫外線吸収性粘着剤を得、紫外線吸収性粘着シートを得た。得られた紫外線吸収性粘着シートについて、実施例1の場合と同様にして耐久性試験を行い、その結果を、粘着剤組成物のモノマー組成と共に、表1に示した。
本発明の紫外線吸収性粘着剤および紫外線吸収性粘着シートは、蛍光増白剤を配合しているため、汎用の紫外線吸収剤ではカットできない380〜410nmの波長の光を効率よくカットすることができる。上記のように結晶性の高い蛍光増白剤を配合しているにもかかわらず、粘着剤を構成する共重合体に環構造が組み込まれているため、蛍光増白剤が経時的に結晶化するのが抑制され、長時間の経時後においても、蛍光増白剤の可視大の結晶が生成せず、透明性が優れた紫外線吸収性粘着剤および紫外線吸収性粘着シートを得ることができ、産業上の効果は大である。
Claims (5)
- 主モノマー混合物が、アルキル基部分の炭素数が2〜12のアルキルアクリレートモノマー及び/又はアルキルメタクリレートモノマー55〜94.5質量部と、カルボキシル基含有モノマー0.5〜10質量部を混合することを特徴とする請求項1または2に記載の紫外線吸収性粘着剤。
- 請求項1から3のいずれかに記載の紫外線吸収性粘着剤を基材層の片面もしくは両面に積層して成る紫外線吸収性粘着シート。
- 410nm以下の波長の光を90%以上カットすることを特徴とする請求項4に記載の紫外線吸収性粘着シート。
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