JP2005187152A - フォトプリンタ - Google Patents

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    • G03B29/00Combinations of cameras, projectors or photographic printing apparatus with non-photographic non-optical apparatus, e.g. clocks or weapons; Cameras having the shape of other objects

Abstract

【課題】 カール矯正機構といった別機構を設ける必要がなく、かつ極めて簡単な構成で排出された記録紙(成果物)のカールを矯正する。
【解決手段】 印字ヘッド6によりロール紙2のシアン感熱発色層を発色させた後、3回目の後進bにより、印画部分のロール紙(印画ロール紙)2aがロール紙本体1に再び巻き取られるまで上流側に搬送し、印画ロール紙2aの先端部2a1がメインローラ4とピンチローラ5とのニップ部Pに挟持される位置まで搬送すると停止し、この状態で一定時間(例えば、3秒等)停止後に、4回目の前進aを行って印画ロール紙2aを排出ローラ11側に搬送する。この後、印画ロール紙2の印画領域の先端部分及び後端部分をそれぞれカッター11で切断後、切断された印画ロール紙(成果物)2aを搬送ローラ11により外部に排出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えばカラー感熱印画紙や感熱紙などのロール状の記録紙に印字ヘッドによりカラー画像を印画するフォトプリンタに関する。
この種のフォトプリンタの一例として、図6に示す構成のものがある(例えば、特許文献1参照)。
このフォトプリンタは、サーマルヘッド102とプラテンローラ103とが対向配置され、このプラテンローラ103を回転可能に支持する駆動軸4にそのプラテンローラ3を間に挟んで左右一対のキャプスタンローラ105が固定され、サーマルヘッド102の支持体2Aに突設した支持機構106に左右一対のキャプスタンローラ107が回転可能に配置され、サーマルヘッド102の前方(下流側)及び後報(上流側)にカラー定着用紫外線ランプ108,109が配置された構成となっている。
上記構成において、左右一対のキャプスタンローラ105とピンチローラ107とでカラー感熱印画紙101の両側縁部を挟持した状態で駆動軸104を回転駆動させることにより、そのカラー感熱印画紙101を前進(下流方向)a及び後進(上流方向)bさせてサーマルヘッド102とプラテンローラ103との間を通過させ、その1回目の前進a時に、サーマルヘッド102によりカラー感熱印画紙101のイエロー感熱発色層を発色させるとともに、イエロー用紫外線ランプ108を発光させてイエローを定着させ、2回目の前進a時に、サーマルヘッド102によりカラー感熱印画紙101のマゼンタ感熱発色層を発色させるとともに、マゼンタ用紫外線ランプ109を発光させてマゼンタを定着させ、3回目の前進a時に、サーマルヘッド102によりカラー感熱印画紙101のシアン感熱発色層を発色させるようになっている。
ところで、このような構成のフォトプリンタにおいて、カラー感熱印画紙101がロール状に巻かれた記録紙(ロール紙)である場合、ロール紙本体からロール紙を引き出しながら画像データを印画すると、発色時の加熱等によってロール紙がカールする。具体的には、印画面の反対方向にロール紙がカールする。そのため、このまま排出したのでは、排出したロール紙(画像が印画された成果物)がカールして品位を損なうばかりでなく、実際の取り扱いにおいてもアルバムへの貼り付けやファイリングなどに対して扱いづらいといった問題があった。
そこで、このようなロール紙のカールを矯正する手段を備えた画像記録装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この画像記録装置によれば、カール矯正機構を別途構築することで、ロール紙のカールを矯正するようになっている。また、この画像記録装置は、搬送ローラ対のニップ部にロール紙の先端を挟持した状態で所定時間停止することで、ロール紙の先端を逆方向に強制的にカールさせる構成となっている。
特開平11−208001号公報(図8等) 特開平9−278243号公報
上記従来の画像記録装置によれば、カール矯正機構を設けることで、全体のカール量を低減できるようになっている。しかしながら、そのためにはロール紙の搬送機構とは別にカールを矯正するためのカール矯正機構を設けなければならず、部品点数が増加するとともに、製造コストも増加し、また装置の小型化が難しいといった問題があった。
また、上記従来の画像記録装置によれば、このようなカール矯正機構を設けず、搬送ローラ対のニップ部にロール紙の先端を挟持した状態で所定時間停止することで、ロール紙の先端を強制的に逆方向にカールさせる技術も提案されているが、これはあくまでロール紙の先端のみを逆方向にカールさせて矯正することで、ロール紙の先端がその後の搬送経路のローラに引っ掛かり、ジャムやスキュー等を誘発させてしまうことを防止するものであり、明細書の段落番号[0038]にも記載されているように、画像が印画された記録紙全体のカールを矯正できるものではなかった。そのため、上記したよな問題、すなわち、排出された記録紙(画像が印画された成果物)がカールして品位を損なうばかりでなく、実際の取り扱いにおいてもアルバムへの貼り付けやファイリングなどに対して扱いづらいといった問題は依然残されたままとなっていた。
本発明はかかる実情に鑑みて創案されたもので、その目的は、カール矯正機構といった別機構を設ける必要がなく、かつ極めて簡単な構成で排出された記録紙(成果物)のカールを矯正することのできるフォトプリンタを提供することにある。
本発明のフォトプリンタは、装填されたロール紙本体からロール紙を引き出して下流側に搬送する搬送経路上の上流側から順番に、前記ロール紙を引き出すピックアップローラと、引き出されたロール紙を挟持して搬送方向に往復移動させるメインローラ及びピンチローラと、印字ヘッドと、定着用の蛍光管と、印画後のロール紙を切断するカッターと、切断後の印画紙を排出する排出ローラとが配置されるとともに、これら各ローラ及び印字ヘッドを制御してロール紙に所定の画像データを印画する印画制御手段を備えたフォトプリンタにおいて、前記印画制御手段は、前記印字ヘッドにより引き出されたロール紙に画像データを印画後、この印画部分のロール紙が前記ロール紙本体に再び巻き取られるまで上流側に搬送するとともに、ロール紙の先端部が前記メインローラとピンチローラとのニップ部まで搬送されると停止し、一定時間停止後に再び下流側に搬送し、前記カッターにて所定位置を切断した後、前記排出ローラにて切断後の印画紙を排出することを特徴とする。
この場合、前記ロール紙は、印画面を内側にしてロール紙本体に巻き取られているものとする。また、前記ロール紙本体と前記メインローラ及びピンチローラとの配置距離は、引き出されたロール紙の先端部が前記メインローラとピンチローラとのニップ部で挟持された状態で、ロール紙の印画部分が前記ロール紙本体に巻き取られる距離に設定されている。
このような構成のフォトプリンタによれば、ロール紙の先端部がメインローラとピンチローラとのニップ部で挟持された状態で一定時間停止している間、印画部分のロール紙がロール紙本体に再び巻き取られた状態となることによって、印画によるカール方向と反対方向に強制的にカールされ、印画によるカールが矯正されることになる。従って、この一定時間後にロール紙を再び下流側に引き出すと、印画部分のロール紙全体のカールが矯正された状態で、カッターにより所定位置で切断され、切断後のロール紙(画像が印画された成果物)は、カールが矯正された状態で排出されることになる。なお、このようなカール矯正効果は、成果物のサイズが長いほどより効果的である。例えば、いわゆるLサイズといわれるものよりも、その2倍の長さがあるパノラマサイズの方が、印画部分がより多くロール紙本体に巻き取られるため、より効果がある。これにより、成果物としての品位を損なうことなく、実際の取り扱いにおいてもアルバムへの貼り付けやファイリングなどに対して扱いが容易となる。
この場合、前記印画制御手段は、前記一定時間停止後、ロール紙を再び下流側に搬送するときの搬送速度を、それまでの印画動作時の搬送速度よりも遅い速度で搬送するようにしてもよい。これにより、ロール紙は、再び引き出されるときにテンションがかけられるため、印画動作時と同じ速度で引き出す場合に比べて、カールがより矯正されることになり、成果物としての品位がより向上するものである。ただし、引き出し速度が遅いまま排出まで行うと、印画動作を開始してから成果物を排出し終わるまでに時間がかかりすぎる場合もあるため、ロール紙本体に巻き取られていた印画部分の後端部が前記ニップ部を通過した後は、搬送速度を遅い速度から印画動作時の搬送速度に戻してその後の搬送を行うようにしてもよい。
本発明のフォトプリンタによれば、ロール紙の先端部がメインローラとピンチローラとのニップ部で挟持された状態で一定時間停止している間、印画部分のロール紙がロール紙本体に再び巻き取られた状態となることによって、印画によるカール方向と反対方向に強制的にカールされ、印画によるカールが矯正されることになる。従って、この一定時間後にロール紙を再び下流側に引き出すと、印画部分のロール紙全体のカールが矯正された状態で、カッターにより所定位置で切断され、切断された成果物であるロール紙は、カールが矯正された状態で排出されることになる。そのため、成果物としての品位を損なうことなく、実際の取り扱いにおいてもアルバムへの貼り付けやファイリングなどに対して扱いが容易となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態のフォトプリンタの搬送機構部分を示す概略構成図である。
本実施形態のフォトプリンタの搬送機構部は、図示しないプリンタ本体に装填されたロール紙本体1からカラー感熱印画紙であるロール紙2を引き出して下流側に搬送する搬送経路S上の上流側から順番に、前記ロール紙2を引き出すピックアップローラ3と、引き出されたロール紙2を挟持して搬送方向(図中、前進a方向及び後進b方向)に往復移動させるメインローラ4及びピンチローラ5と、サーマルヘッドである印字ヘッド6と、この印字ヘッド6に対向配置されたプラテンローラ7と、定着用であるマゼンタ用蛍光管8及びイエロー用蛍光管9と、印画後のロール紙2を切断するカッター10と、切断後のロール紙(成果物)を排出する上下一対の排出ローラ11(11a,11b)とが順次配置されている。
また、ピックアップローラ3とメインローラ4との間に、引き出されたロール紙2の先端を検出するエンドセンサ12が配置されており、ピンチローラ5と印字ヘッド6との間に、引き出されたロール紙2の先端を検知して印画タイミングを取るためのトップセンサ13が配置されており、印字ヘッド6とマゼンタ用蛍光管8との間に、引き出されたロール紙2の幅を検出するためのCCDセンサ14が配置されている。なお、図中の符号15は補助ローラである。
ロール紙2は、その印画面を内側にした状態でロール紙本体1に巻き取られている。すなわち、図1では、引き出されたロール紙2の下面側が印画面となっている。
なお、ロール紙本体1の駆動、各ローラ3,4,5,7,11の駆動、印字ヘッド6の駆動、及び各蛍光管8,9のオン/オフ動作は、図示は省略しているが、CPU、ROM、RAM等からなる印画制御手段によって制御されている。
次に、上記構成のフォトプリンタの印画時の基本動作について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、入力された1枚のカラー画像(画像データ)を印刷するときの動作について説明する。
カラー画像の印刷を行っていな待機時、ロール紙2はロール紙本体1に完全に巻き取られた状態となっている。印画制御手段は、入力された1枚のカラー画像について印刷の要求があると、ロール紙2を画像形成位置まで前進a方向(下流方向)に繰り出し(1回目の前進a)、ロール紙2の搬送を停止する(図1に示す状態)。この画像形成位置は、今回カラー画像を印刷するロール紙2の後端部が印字ヘッド6よりも排紙側(下流側)に位置するところに設定されている(ステップS1)。
次に、印画制御手段は、ロール紙2をロール紙本体1に巻き取るように後進b方向(上流側)に引き戻しながら(1回目の後進b)、印字ヘッド6による感熱温度をイエローの感熱発色層に画像形成する第1の温度(マゼンタ及びシアンの感熱発色層が発色しない温度)にして、ロール紙2にイエロー画像を形成する(ステップS2)。
印画制御手段は、イエロー画像の形成が完了すると、ロール紙2の搬送を停止し、その後ロール紙2を下流側に再び繰り出す(2回目の前進a)。そして、ロール紙2をイエロー画像の定着位置まで繰り出すと、ロール紙2の搬送を停止する(ステップS3)。このイエロー画像の定着位置は、今回カラー画像を印刷するロール紙2の後端部がイエロー用蛍光管9の露光領域よりも排紙側に位置するところに設定されている。このとき、図示しないシャッタが、イエロー用蛍光管9が収納されたリフレクタの上面全体を覆っている。
印画制御手段は、この状態でイエロー用蛍光管9を点灯させ、ロール紙2を上流側に引き戻す(2回目の後進b)。ロール紙2における今回カラー画像を印刷する領域の後端部が、シャッタの排紙側の端部に達すると、シャッタがロール紙2とともに上流側に移動する。これにより、ロール紙2における今回イエロー画像が形成された領域がイエロー用蛍光管9により露光され、イエロー画像が定着される(ステップS4)。シャッタは、マゼンタ用蛍光管8が収納されたリフレクタの上面全体を覆った状態に達すると、その位置で停止する。印画制御手段は、ロール紙2における今回イエロー画像が形成された全領域をイエロー用蛍光管9で露光すると、ロール紙2の上流側への搬送を停止するとともに、イエロー用蛍光管9を消灯する。
次に、印画制御手段は、ロール紙2を画像形成位置まで再び繰り出し(3回目の前進a)、ロール紙2の搬送を停止する(ステップS5)。そして、ロール紙2をロール紙本体1に巻き取るように上流側に引き戻しながら(3回目の後進b)、印字ヘッド6による感熱温度をマゼンタの感熱発色層に画像形成する第2の温度(シアンの感熱発色層が発色しない温度)にして、ロール紙2にマゼンタ画像を形成する(ステップS6)。第2の温度は、第1の温度よりも高温である。
印画制御手段は、マゼンタ画像の形成が完了すると、ロール紙2の搬送を停止する。そして、マゼンタ用蛍光管8を点灯させ、ロール紙2を下流側に再び繰り出し(4回目の前進a)、ロール紙2における今回マゼンタ画像を形成した領域をマゼンタ用蛍光管8により露光し、マゼンタ画像を定着する(ステップS7)。このとき、シャッタは排紙側(下流側)に移動され、イエロー用蛍光管9が収納されたリフレクタの上面全体を覆った状態に達すると、その位置で停止する。
印画制御手段は、ロール紙2をマゼンタ画像定着終了位置まで繰り出すと、ロール紙2の搬送を停止する。そして、ロール紙2の搬送停止後、所定時間経過すると、マゼンタ用蛍光管8を消灯する。このマゼンタ画像定着終了位置は、今回カラー画像を印刷するロール紙2の後端部がマゼンタ用蛍光管8の露光領域に入った位置かつ、ロール紙2において今回カラー画像を印刷しない領域がほとんどマゼンタ用蛍光管8により露光されない位置である。
印画制御手段は、ロール紙2を上流側に再び引き戻しながら(4回目の後進b)、印字ヘッド6による感熱温度をシアンの感熱発色層に画像形成する第3の温度にして、ロール紙2にシアン画像を形成する(ステップS8)。第3の温度は、第2の温度よりも高温である。
印画制御手段は、シアン画像の形成が完了すると、ロール紙2の搬送を停止する。そして、ロール紙2を再び下流側(排紙側)に繰り出し(5回目の前進a:ステップS9)、今回カラー画像を印刷した領域の後端部が、カッター10によるカット位置よりも排紙側に位置すると、ロール紙2の搬送を停止し、カッター10をロール紙2の幅方向に移動させて、今回カラー画像を印刷した領域をロール紙2から切り離す(ステップS10)。ここで切り離された部分は、排紙ローラ11により排紙される(ステップS11)。その後、印画制御手段は、ロール紙2を上流側に引き戻し、ロール紙本体1に完全に巻き取った状態まで引き戻すと(ステップS12)、本動作を停止する。
以上が、フォトプリンタの印画時の基本動作である。
本実施形態では、上記基本動作に加え、画像データを印画した後のロール紙のカールを矯正するための矯正動作を追加している。以下、矯正動作の実施例について説明する。
図4は、本実施例1の処理動作の要部を示すフローチャートである。
本実施例1では、図4のステップS8で4回目の後進bを行って、印字ヘッド6によりロール紙2のシアン感熱発色層を発色させた後、5回目の前進aを行っている(ステップS9)が、その4回目の後進b時に、図2に示すように、印画部分のロール紙(図中太線で示している)2aがロール紙本体1に再び巻き取られるまで上流側に搬送し、ロール紙(以下、「印画ロール紙」という。)2aの先端部2a1がメインローラ4とピンチローラ5とのニップ部Pに挟持される位置まで搬送すると停止する(ステップS21)。そして、この状態で一定時間(例えば、3秒等)停止後に(ステップS22)、図4のステップS9に戻って5回目の前進aを行い、印画ロール紙2aを排出ローラ11側に搬送する。この後、印画ロール紙2の所定位置(印画領域の先端部分及び後端部分)をカッター11で切断後(ステップS10)、切断された印画ロール紙(成果物)2aを搬送ローラ11により排紙する(ステップS11)。
このように、本実施例1では、イエロー、マゼンタ、シアンの各色の印画を終了後、印画ロール紙2aを再びロール紙本体1に巻き取った状態で3秒間停止することにより、ロール紙本体1への巻き付き方向が印画ロール紙2aのカール方向と反対方向となるため、印画ロール紙2aのカールが矯正されることになる。従って、ロール紙本体1に巻き取られる長さが長いほど、カールの矯正効果が得られることになる。
そのため、本発明では、ロール紙本体1とメインローラ4及びピンチローラ5との配置距離を、印画ロール紙2aの先端部2a1がメインローラ4とピンチローラ5とのニップ部Pで挟持された状態で、印画ロール紙2aの印画部分がロール紙本体1に巻き取られる距離に設定されている。
具体的には、フォトプリンタでは、印画紙のサイズは基本的にLサイズを中心として、長尺方向にハイビジョンサイズ、ハガキサイズ、パノラマサイズの4種類が用意されており、Lサイズは127mm、パノラマサイズは254mmとなっている。従って、本実施例1では、Lサイズでほぼ半分程度がロール紙本体1に巻き取られるように、ロール紙本体1とメインローラ4及びピンチローラ5との配置距離を60〜70mmに設定している。
このような条件で実際に印画動作を行った結果、Lサイズの印画ロール紙2aの全体のカール量(図3参照)は約4mmであった。一方、従来の印画動作(上記の基本動作と同じ)を行った結果、Lサイズの印画ロール紙の全体のカール量は約8mmであり、本実施例1の印画動作により全体のカール量が大幅に軽減されていることが分かる。
上記実施例1では、5回目の前進a時の搬送速度については、それまでの印画動作時の前進a時及び後進b時の搬送速度と同じ速度で行っているが、本実施例2では、5回目の前進a時の搬送速度を工夫している。
すなわち、5回目の前進a時の搬送速度を、それまでの印画動作時の搬送速度よりも遅い速度で搬送している。具体的には、印画動作時の搬送速度を1とすると、5回目の前進a時の搬送速度を1/4〜1/2の範囲内の任意の速度に設定している。
このように、5回目の前進a時の搬送速度を遅くすることで、印画ロール紙2aの印画部分がより長くロール紙本体1に巻き取られていることになり、その分カールの矯正効果が得られるものである。
また、本実施例2では、このときロール紙本体1の回転駆動を、メインローラ4の回転駆動よりも若干遅くなるように制御する。これにより、ロール紙本体1とメインローラ4との間に位置する印画ロール紙2aにテンションがかかり、カールの矯正効果がより得られることになる。
ここで、5回目の前進a時の搬送速度を、印画動作時の搬送速度の1/2の速度として実際に印画動作を行った結果、Lサイズの印画ロール紙2aの全体のカール量は約3.5mmであった。すなわち、上記実施例1の場合に比べて、さらに0.5mm分カール量を低減することができた。
上記実施例2では、5回目の前進a時の搬送速度を、それまでの印画動作時の搬送速度よりも遅い速度で搬送しているが、この速度のままで印画ロール紙2aをカッター10で切断し、排出ローラ11で外部に排出するまでの動作を行うと、全体としての動作時間がかかり過ぎる場合もある。そこで、本実施例3では、ロール紙本体1に巻き取られていた印画ロール紙2aの印画領域の後端部がメインローラ4とピンチローラ5のニップ部Pを通過した後は、搬送速度を印画動作時の搬送速度に戻してその後の搬送を行い、カッター10にて印画ロール紙2aの先端部と後端部をそれぞれ切断した後、排出ローラ11にて切断後の印画ロール紙2aを排出するように構成する。これにより、印画動作時間が長くなることを最小限に抑えることができる。
なお、印画ロール紙2aの印画領域の後端部がメインローラ4とピンチローラ5のニップ部Pを通過するタイミングは、印画制御手段において演算により求めることができる。すなわち、印画制御手段では、どのサイズの印画を行っているかを認識しているので、トップセンサ13による印画ロール紙2aの先端部検出から、メインローラ4を駆動する駆動モータの回転数(例えば、ステッピングモータであればステップ数)をカウントすることにより、印画ロール紙2aの搬送距離が演算できるので、この演算によって、印画ロール紙2aの印画領域の後端部がニップ部Pを通過したタイミング(すなわち、搬送速度を切り換えるタイミング)を求めることができる。
本発明のフォトプリンタの搬送機構の一例を示す概略構成図である。 本発明のフォトプリンタの搬送機構の一例を示す概略構成図である。 カール量の測定基準を示す説明図である。 フォトプリンタの印画時の基本処理動作を示すフローチャートである。 本発明のフォトプリンタにおける実施例1の処理動作の要部を示すフローチャートである。 従来のフォトプリンタの搬送及び印画機構部の一構成例を示す説明図である。
符号の説明
1 ロール紙本体
2 ロール紙
2a 印画ロール紙
2a1 先端部
3 ピックアップローラ
4 メインローラ
5 ピンチローラ
7 プラテンローラ
8 マゼンタ用蛍光管
9 イエロー用蛍光管
10 カッター
11 排出ローラ
12 エンドセンサ
13 トップセンサ
14 CCDセンサ
15 補助ローラ

Claims (6)

  1. 装填されたロール紙本体から印画面を内側にして巻き取られているロール紙を引き出して下流側に搬送する搬送経路上の上流側から順番に、前記ロール紙を引き出すピックアップローラと、引き出されたロール紙を挟持して搬送方向に往復移動させるメインローラ及びピンチローラと、印字ヘッドと、定着用の蛍光管と、印画後のロール紙を切断するカッターと、切断後の印画紙を排出する排出ローラとが配置されるとともに、これら各ローラ及び印字ヘッドを制御してロール紙に所定の画像データを印画する印画制御手段を備えたフォトプリンタにおいて、
    前記ロール紙本体と前記メインローラ及びピンチローラとの配置距離が、引き出されたロール紙の先端部が前記メインローラとピンチローラとのニップ部で挟持された状態で、ロール紙の印画部分が前記ロール紙本体に巻き取られる距離に設定されており、
    前記印画制御手段は、前記印字ヘッドにより引き出されたロール紙に画像データを印画後、この印画部分のロール紙が前記ロール紙本体に再び巻き取られるまで上流側に搬送し、ロール紙の先端部が前記メインローラとピンチローラとのニップ部まで搬送されると停止し、この状態で一定時間停止後に再び下流側に搬送するとともに、このときの搬送速度をそれまでの印画動作時の搬送速度よりも遅い速度で搬送し、ロール紙本体に巻き取られていた印画部分の後端部が前記ニップ部を通過した後は、搬送速度を遅い速度から印画動作時の搬送速度に戻してその後の搬送を行い、前記カッターにて所定位置を切断した後、前記排出ローラにて切断後の印画紙を排出することを特徴とするフォトプリンタ。
  2. 装填されたロール紙本体からロール紙を引き出して下流側に搬送する搬送経路上の上流側から順番に、前記ロール紙を引き出すピックアップローラと、引き出されたロール紙を挟持して搬送方向に往復移動させるメインローラ及びピンチローラと、印字ヘッドと、定着用の蛍光管と、印画後のロール紙を切断するカッターと、切断後の印画紙を排出する排出ローラとが配置されるとともに、これら各ローラ及び印字ヘッドを制御してロール紙に所定の画像データを印画する印画制御手段を備えたフォトプリンタにおいて、
    前記印画制御手段は、前記印字ヘッドにより引き出されたロール紙に画像データを印画後、この印画部分のロール紙が前記ロール紙本体に再び巻き取られるまで上流側に搬送するとともに、ロール紙の先端部が前記メインローラとピンチローラとのニップ部まで搬送されると停止し、一定時間停止後に再び下流側に搬送し、前記カッターにて所定位置を切断した後、前記排出ローラにて切断後の印画紙を排出することを特徴とするフォトプリンタ。
  3. 前記ロール紙は、印画面を内側にしてロール紙本体に巻き取られていることを特徴とする請求項2に記載のフォトプリンタ。
  4. 前記ロール紙本体と前記メインローラ及びピンチローラとの配置距離が、引き出されたロール紙の先端部が前記メインローラとピンチローラとのニップ部で挟持された状態で、ロール紙の印画部分が前記ロール紙本体に巻き取られる距離に設定されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のフォトプリンタ。
  5. 前記印画制御手段は、前記一定時間停止後、ロール紙を再び下流側に搬送するときの搬送速度を、それまでの印画動作時の搬送速度よりも遅い速度で搬送することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のフォトプリンタ。
  6. 前記印画制御手段は、ロール紙本体に巻き取られていた印画部分の後端部が前記ニップ部を通過した後は、搬送速度を遅い速度から印画動作時の搬送速度に戻してその後の搬送を行うことを特徴とする請求項5に記載のフォトプリンタ。
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