JP2005187100A - 搬送装置および搬送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造の複雑化、設置調整工数の増大を防止する。
【解決手段】 複数の三日月状の搬送プレート31をチェーン本体33にて連結して構成したクレセントコンベア1上に、ワークを吊り下げ保持して搬送する搬送ユニット45の受け部47を載せる。搬送ユニット45は、受け部47に上部が連結されてクレセントコンベア1の下方でワークを保持する保持アーム53を備えている。受け部47は、搬送方向前後に一対備え、クレセントコンベア1の両側部に沿って設けたガイド棒59にガイドされて移動する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ワークを吊り下げ保持して搬送する搬送装置および搬送方法に関する。
ワークを保持した状態で搬送する搬送装置としては、例えば下記特許文献1に記載されたものがある。
このうような搬送装置として、搬送ライン上に複数のワークを待機させることが可能な、いわゆるアキュームレート式搬送装置がある。搬送ライン上に複数のワークを待機させておくことで、例えば前加工工程の加工装置の故障などで、ワークを搬送装置に供給できない状態であっても、待機中のワークを後加工工程に供給して加工を継続して行うことができる。
特開2002−96917号公報
しかしながら、上記した従来のアキュームレート式搬送装置は、ワークを保持して搬送する搬送ユニットが、搬送ラインに沿って移動させる駆動部と、搬送ラインに沿って移動する際のガイド部とをそれぞれ備えていることから、構造が複雑化し、また設置調整工数が多大なものとなっている。
そこで、本発明は、構造の複雑化、設置調整工数の増大を防止することを目的としている。
本発明は、複数の三日月状の搬送プレートをチェーンにて連結して構成したクレセントコンベア上に、ワークを保持して搬送する搬送ユニットを載せ、この搬送ユニットは、前記クレセントコンベア上に載置する受け部と、この受け部に連結されて前記クレセントコンベアの下方でワークを保持する保持部とをそれぞれ備え、前記クレセントコンベアの両側部に沿って設けたガイド部材にガイドされる被ガイド部を、クレセントコンベアによって移動する前記受け部の移動方向前後の両側に設けたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、ワークをクレセントコンベアの下方位置にて保持する搬送ユニットは、その受け部をクレセントコンベア上に載せた状態で移動し、その移動の際には、受け部の移動方向前後の両側に設けた被ガイド部が、クレセントコンベアの両側部に沿って設けたガイド部材にガイドされるので、搬送ユニットをクレセントコンベアに追従させて確実に移動させることができるとともに、搬送ユニットをその移動方向前方側で遮ることで稼働中のクレセントコンベア上で停止させることができ、これにより搬送ユニットは自身の駆動部が不要となって構造が簡素化し、また搬送ユニットを単にクレセントコンベア上に載せるだけでよいので、設置調整工数が低減する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す搬送装置の平面図、図2は同正面図、図3は図2の右側面図である。図1に示すようにほぼ長方形状に循環移動するクレセントコンベア1は、コンベアフレーム3によって支持されている。
コンベアフレーム3は、図2,図3に示すように、設置面5に平行に配置する4本の底部フレーム7と、底部フレーム7の一方の端部から上方に延びる4本の縦フレーム9と、縦フレーム9の上端から底部フレーム7と平行に延びる4本の上部フレーム11と、2本の上部フレーム11相互を縦フレーム9近傍にて連結する2本の連結フレーム13と、上部フレーム11の先端側にて2本ずつ下方に延びる支持フレーム15と、2本の支持フレーム15相互をその下端で連結する4本の下部連結フレーム17と、をそれぞれ備えている。
そして、この4本の下部連結フレーム17のそれぞれの両端上に、これら4本の下部連結フレーム17相互を連結するようにして前記したクレセントコンベア1を設置している。
また、底部フレーム7の縦フレーム9と反対側の端部と、縦フレーム9の上下方向ほぼ中央部とを、補強フレーム19で連結し、補強フレーム19の上端近傍と、前記した下部連結フレーム17の長手方向中央部の下面とを、屈曲フレーム21で連結している。
図4は、図3の要部を拡大した図で、クレセントコンベア1は、その搬送経路に沿った形状を呈するフレーム部23を備えている。このフレーム部23は、中空でかつ上部に開口部23aを備え、開口部23aの両側のフランジ部23b上に、摩擦係数の小さい樹脂製(例えばポリエチレン)のライナ25をねじ27により固定している。
そして、このライナ25上に、クレセントチェーン29を移動可能に設置している。クレセントチェーン29は、図5(a)にその一部を表面側から見た斜視図として示すとともに、図5(b)に同裏面から見た斜視図として示すように、複数直列に配列した三日月状の搬送プレート31をその裏面側にてチェーン本体33で環状に連結したものである。
チェーン本体33のリンクプレート35相互を連結するピン37を、搬送プレート31にそれぞれ連結し、これにより環状に循環させるクレセントチェーン29を構成する。
上記した搬送プレート31は、搬送方向前方側に凸となる円弧形状部31aを備える一方、搬送方向後方側に凹となる円弧形状部31bを備える。凸の円弧形状部31aを隣接する凹の円弧形状部31bに整合させつつ直列に配列することで、搬送方向に沿ってほぼ連続する平面状の搬送面が形成される。
そして、上記したクレセントチェーン29の搬送プレート31上に、搬送ユニット45を、搬送方向に沿って複数載せる。
搬送ユニット45は、図6(a)に正面図(図4の左側面図に相当)、図6(b)に図6(a)の平面図として示すように、搬送プレート31上に載置する円柱状の受け部47を備えている。受け部47は、前記したライナ25と同様にポリエチレンなどの摩擦係数の小さい樹脂で構成し、円柱状に形成した円柱部分として搬送方向に沿って一対備えている。この一対の受け部47上に、間隔保持部材としてのバンパ49をねじ51によって固定する。
バンパ49は、各受け部47から搬送方向両側に突出し、その先端を下方に屈曲させて当接部49aを形成する。複数の受け部47は、隣接するもの同士の受け部49aが互いに当接することで、搬送ユニット45相互の間隔を所定に保持する。
一対の受け部47相互間におけるバンパ49上には、保持部としての保持アーム53を連結する。
保持アーム53は、図4に示すように、バンパ49の上面に溶接により固定されて搬送方向と直交する方向に延びる取付部53aと、取付部53aに対しクレセントコンベア1の外側の端部から下方に向けて延びるアーム上部53bと、アーム上部53bの下端からクレセントコンベア1の内側に向けて屈曲する屈曲部53cと、屈曲部53cの端部から下方に延びるアーム下部53dと、アーム下部53dの下端に設けられ、図3に示すワークWを吊り下げ支持するフック部53eとを、それぞれ備える。
上記したアーム下部53dの中心軸線は、受け部47をクレセントチェーン29に載せた状態で、クレセントチェーン29(ピン37)の中心軸線とほぼ一致した位置にある。
次に、クレセントコンベア1が搬送ユニット45を移動させる際のガイド機構について説明する。
図4に示すように、クレセントコンベア1のフレーム部23の両側部には、ガイド支持部材55をねじ57により固定している。このガイド支持部材55は、フレーム部23の延長方向に沿って適宜間隔をおいて複数設けてあり、上部が外側に屈曲してその先端が受け部47の側面に向けて突出している。この突出端部にガイド部材としての断面円形のガイド棒59を固定している。
受け部47の両側の各ガイド棒59は、ほぼ長方形状に循環移動するクレセントコンベア1の移動方向に沿って設置してあり、受け部47がクレセントコンベア1の幅方向中心位置にある状態で、受け部47に対して所定の隙間を備えている。
上記したガイド棒59は、搬送ユニット45がクレセントコンベア1によって移動する際に、一対の受け部47をガイドするものであり、したがって、クレセントコンベア1の両側部に沿って設けたガイド部材(ガイド棒59)にガイドされる被ガイド部47aを、クレセントコンベア1によって移動する受け部47の移動方向前後2箇所の両側に設けたことになる。
また、図7に示すように、円柱状に形成した受け部47の外周面を形成する円形の半径rを、搬送プレート31の搬送方向前後両側に形成してある凸および凹の各円弧形状部31a,31bの曲率半径Rより小さくしている。さらに、一対の受け部47相互間のピッチPは、搬送プレート31相互間のピッチQの約1.5倍として、これら両者のピッチを互いに異ならせている。
ここでのクレセントコンベア1は、図1中で矢印Aで示す反時計回り方向に、例えば8m/minの定速度で循環移動するが、図1中で左側の位置Bから右側の位置Cに向けて移動する間の搬送区間Lにおいて、ワークWを搬送し、それ以外の非搬送区間では、搬送ユニット45はワークWを保持せず空のまま移動する。
搬送区間Lの両端近傍には、前記した非搬送区間に含まれるコーナ部C1,C2をそれぞれ備え、これら各コーナ部C1,C2に隣接してコーナ部C3,C4をそれぞれ備えている。
そして、搬送区間Lの下流側の端部近傍のコーナ部C1に対して一つ先のコーナ部C3に、駆動モータ39によって回転するチェーン駆動部としての駆動スプロケット41を、前記したクレセントチェーン29のチェーン本体33に噛み合うよう配置する。また、他の3箇所のコーナ部C1,C2,C4には、図8に模式的に示すように、円弧状のコーナガイド部43を設置する。
上記した搬送区間Lにおける位置B付近には、図示していないが、ワークWの前加工工程としてワークWを加工する加工装置があり、この加工装置で加工後のワークWを図示しない例えばロボットなどのワーク搬入装置によって、ワークWをクレセントコンベア1に搬入する。すなわち、前記した図3に示すように、ワークWを搬送ユニット45の下端のフック部53eにワークWを吊り下げ保持させる。
一方、搬送区間Lにおける位置Cにて、図示しない例えばロボットなどのワーク搬出装置によって、搬送ユニット45に吊り下げられているワークWを搬出する。搬出後のワークWは、図示していないが、位置C付近に配置するワークWの後加工工程としてワークWを加工する加工装置に投入し、この加工装置でワークWの後加工を行う。
前記図1に示したワーク搬入位置Bおよびワーク搬出位置Cには、クレセントコンベア1の稼働時での搬送ユニット45の移動を停止させるフックストッパ75を、クレセントコンベア1の内側に設けてある。フックストッパ75は、図9に示すように、クレセントコンベア1のフレーム部23の側部に取付ブラケット77を介して取り付けている。なお、このフックストッパ75を設けた位置には、ガイド棒59との干渉を避けるために、ガイド棒59を設けていない。
上記したフックストッパ75は、流体圧シリンダで構成してあり、そのシリンダ本体79を取付ブラケット77に固定し、シリンダ本体79から搬送ユニット45の受け部47に向けて進退移動するピストンロッド81の先端にローラ83を回転可能に設けている。
ローラ83は、図9中で上下方向の支持軸を中心として回転可能であり、図9中で実線で示す進出位置において、受け部47の上下方向ほぼ中央部でかつ、受け部47の移動方向と直交する方向(図9中で左右方向)の中心から側方にずれた外周面に接触可能である。したがって、この受け部47がクレセントコンベア1によって移動している途中で、フックストッパ75の先端のローラ83を受け部47に接触させて停止させると、受け部47はフックストッパ75と反対側のガイド棒59に押し付けられた状態となる。
上記したワーク搬入位置Bにはさらに、図2に示すように、フックストッパ75によって停止した状態の搬送ユニット45の揺れを防止するフックキャッチャ61を設けてある。フックキャッチャ61は、図10に示すように、前記した下部連結フレーム17の下部にてワーク搬送方向(図10中で紙面に直交する方向)に沿って延びるフックキャッチャ取付フレーム63の下部に、取付ブラケット65を介して取り付けてある。
取付ブラケット65は、フックキャッチャ取付フレーム63の下部から搬送ユニット45側に向けて突出し、この突出端部の下部にフックキャッチャ61の基端部67を固定している。基端部67の前方には、搬送ユニット45におけるアーム下部53dを把持する把持部69を備えている。
把持部69は、フックキャッチャ61の平面図である図11に示すように、基端部67に対し回転支持ピン71を中心として、実線で示す把持状態と二点鎖線で示す解放状態との間を回転移動可能な一対の把持爪73を備えている。把持爪73先端の把持状態での互いに対向する位置には、アーム下部53dを把持するための凹部73aを備えている。
ワーク搬出位置Cの上流側近傍にも、他のフックストッパ75を配置し、このフックストッパ75によって搬送ユニット45を停止させることで、ワークWを待機させている。
この待機状態の搬送ユニット45と、その下流側のワーク搬出位置Cのフックストッパ75によって停止した状態の搬送ユニット45とは、バンパ49の当接部49a相互が離れた状態にある。また、上記待機状態の搬送ユニット45の上流側には、ワーク搬入位置BにてワークWが搬入された搬送ユニット45が順次搬送されて待機状態となる。図1では、三つの搬送ユニット45が待機状態となっている。
この待機状態の搬送ユニット45の下流側端部の位置Dと、同上流側端部の位置Eとの間が、ワークWを待機させる待機(アキュームレート)区間Mとなる。この待機区間Mで待機している各搬送ユニット45は、バンパ49先端の当接部49aが相互に当接しており、各搬送ユニット45が吊り下げ保持しているワークW相互の間隔を所定に保持している。
フックストッパ75は、上記したほかに、コーナ部C4より上流側近傍にも設置してあり、このフックストッパ75によって、ワークWを把持していない空の搬送ユニット45を待機させるようにしている。
次に作用を説明する。図1に示す駆動モータ39の作動によって駆動スプロケット41が回転し、これに伴い図5に示したクレセントチェーン29が図1中で矢印A方向に移動してクレセントコンベア1が稼働する。ここで、搬送ユニット45の受け部47を、クレセントコンベア1の搬送プレート31に載せることで、搬送ユニット45はクレセントチェーン29の移動に伴い移動する。
搬送ユニット45はクレセントコンベア1上に複数載せてあり、図1におけるワーク搬入位置Bに達した空の搬送ユニット45は、図9に示したフックストッパ75によって停止する。さらに停止状態の搬送ユニット45に対し、図10に示したフックキャッチャ61により、アーム下部53dを図10のように把持し、ワーク搬入位置Bまで搬送される際に発生していた揺れを抑える。
フックストッパ75は、そのピストンロッド81を突出させて先端のローラ83を受け部47の側面に接触させる。これにより、受け部47は、反対側のガイド棒59に押し付けられた状態で、移動するクレセントチェーン29に対して相対的に摺動しつつ停止した状態となる。
ここで、受け部47の搬送プレート31に対する接触面は、摩擦係数の小さい樹脂で構成しているので、移動中の搬送プレート31に対して受け部47を容易に停止させることができる。
また、例えば、移動中の搬送ユニット45が作業者などに触れた際にも、上記した理由により受け部47が搬送プレート31に対して相対的に摺動することで、搬送ユニット45が容易に停止する。従来では、このような場合、搬送ユニットに設けたモータなどの駆動部を停止させる必要があり、そのための安全装置などを設ける必要があって設備費の増大を招く。
また、搬送ユニット45を停止させたときに、受け部47を反対側のガイド棒59に押し付けることで、停止状態の搬送ユニット45が搬送プレート31の移動によって左右に蛇行することを防止できる。
ワーク搬入位置Bにて搬送ユニット45を停止させたときには、これより上流側の空の搬送ユニット45は、コーナ部C4の上流側に設置してあるフックストッパ75によって停止させておく。
ワーク搬入位置Bで停止状態の搬送ユニット45に対し、図示しないロボットなどによって、前加工工程での加工後のワークWを、図3に示されているように、下端のフック部53eに吊り下げ保持させる。このとき、フックキャッチャ61により搬送ユニット45の揺れを抑えているので、保持させる作業が容易となる。
ワークWを搬送ユニット45に保持させた後は、フックキャッチャ61による搬送ユニット45の把持動作を解除するとともに、フックストッパ75による停止状態も解除し、これによりワークWを保持した状態の搬送ニット45は、クレセントコンベア1によって前方へ移動搬送される。
このときワークWをフック部53eによる1点吊りによって吊り下げ保持しているので、その真下にワークWの重心Gが位置し、これにより、受け部47をクレセントコンベア1に単に載せた状態であっても、安定した搬送動作を行うことができる。
また、ワーク搬送時には、受け部47が、両側のガイド棒59に前後の被ガイド部47aを介してガイドされるので、搬送ユニット45は、回転することなくクレセントチェーン29の移動方向に追従して移動し、直進部およびコーナ部のいずれにおいても安定した状態でワークWを搬送することができる。
このようにして、ワーク搬入位置Bから前方へ移動する搬送ユニット45は、ワーク搬出位置Cより上流側のフックストッパ75によって停止して待機状態となる。
一方、ワーク搬入位置Bでの搬送ユニット45の停止状態を解除したら、その上流のフックストッパ75による空の搬送ユニット45の停止動作を解除し、この搬送ユニット45をワーク搬入位置Bに向けて移動させ、このワーク搬入位置Bでフックストッパ75により再度搬送ユニット45を停止させるとともにフックキャッチャ61により搬送ユニット45を把持し、この搬送ユニット45に対してワークWの搬入を行った後、前方へ送り出す。
このようにして、ワークWを保持した搬送ユニット45をワーク搬入位置Bから順次前方へ送り出すことで、待機区間Mには、複数の搬送ユニット45が待機状態となる。
ここで、図7に示したように、受け部47の半径rを搬送プレート31の凸および凹の円弧形状部31a,31bの曲率半径Rより小さくするとともに、一対の受け部47相互間のピッチPを、搬送プレート31相互間のピッチQの約1.5倍として、これら両者のピッチを互いに異ならせている。これにより、上記した待機状態の搬送ユニット45の受け部47が、移動する搬送プレート31を乗り越える動作がスムーズとなり、待機時での振動低減に寄与することができる。また、このとき、受け部47の搬送プレート31に対する接触面を摩擦係数の小さい樹脂で構成しているので、待機状態が安定したものとなる。
待機区間Mより前方のワーク搬出位置Cには、先行する搬送ユニット45がフックストッパ75によって停止している。この搬送ユニット45に対し、その保持しているワークWを図示しないロボットなどの搬出装置によって搬出し、図示しない後加工工程の加工装置に投入する。
ワークWを搬出して空となった搬送ユニット45は、ワーク搬出位置Cにおけるフックストッパ75の停止解除によって前方へ送り、駆動スプロケット41を通過した後、そのさらに下流側にあるフックストッパ75によって停止し、待機状態となる。
ワーク搬出位置Cにおけるワーク搬出後の搬送ユニット45が前方へ送られた後は、その上流側のフックストッパ75を解除して待機区間Mで待機中の搬送ユニット45を、ワーク搬出位置Cに移動させてここでフックストッパ75によって停止させ、上記と同様にしてワークWの搬出を行う。
ワークWの搬出後は、上記と同様にしてフックストッパ75を解除して前方へ送り、これを繰り返すことで、空ユニット待機区間Nに複数の空の搬送ユニット45が待機した状態となる。
上記したように、ワークWをクレセントコンベア1の下方位置にて保持する搬送ユニット45は、その受け部47をクレセントコンベア1に載せた状態で移動し、その移動の際には、受け部の47移動方向前後2箇所の両側に設けた被ガイド部47aが、クレセントコンベア1の両側部に沿って設けたガイド棒59にガイドされるので、搬送ユニット45の移動を確実に行えるとともに、搬送ユニット45をその移動方向前方側で遮ることでクレセントコンベア1上で停止させることができ、これにより搬送ユニット45には駆動部が不要となって構造が簡素化し、また搬送ユニット45を単にクレセントコンベア1に載せるだけでよいので、設置調整工数が低減する。
また、クレセントチェーン29を駆動する駆動スプロケット41を、ワークWの搬送区間Lの下流端のコーナ部C1より一つ先のコーナ部C3に設置しているので、駆動スプロケット41の駆動によるクレセントチェーン29との間で発生するチェーンの蛇行現象が、その上流側のコーナ部C1で抑えられ、搬送区間Lへの影響を防止することができる。
なお、上記した実施形態では、受け部47を摩擦係数の小さい樹脂で構成しているが、その代わりに搬送プレート31を同様の樹脂で構成してもよく、また受け部47と搬送プレート31の双方を摩擦係数の小さい樹脂で構成してもよい。
図12は、前記図10,11に示したフックキャッチャ61に代わる他のフックキャッチャ85の例を示している。前記図10に示したものと同様に樹脂で形成している受け部47は、使用環境温度によって上下に伸縮し、また受け部47およびそれに接触する部分の摩耗によって、保持アーム87が上下に移動し、これに対応して保持アーム87下端のワークを保持するフック部87eの位置も上下に変位する。このようなフック部87eのワークを保持させる上下位置を常に一定となるようにしたのが本例である。
この例における保持アーム87は、前記図10に示したものと同様に、バンパ49の上面に溶接により固定されて搬送方向と直交する方向に延びる取付部87aと、取付部87aに対しクレセントコンベア1の外側(図12中で左側)の端部から下方に向けて延びるアーム上部87bと、アーム上部87bの下端からクレセントコンベア1の内側に向けて屈曲する屈曲部87cと、屈曲部87cの端部から下方に延びるアーム下部89dと、アーム下部89dの下端に設けられ、図3に示すワークWを吊り下げ支持するフック部87eとをそれぞれ備えている。
図10のものと異なる点は、上記したアーム下部87dの屈曲部87c近傍で、図13に示すように、受け部47に連結される上部側の固定部89と下部側の可動部91とに分割し、円柱状に形成した上部の固定部89を、円筒状に形成した可動部91内に移動可能に挿入している。
そして、固定部89と可動部91とは、上下二本の水平方向に配置される支持ピン93,95によって連結している。上部の支持ピン93の両端には被押圧部としてのローラ97を設けている。上部の支持ピン93は、可動部91に設けた支持ピン93の外径とほぼ同寸法の内径を有する貫通孔91aおよび、固定部89に設けた上下方向に長い長孔89aに、それぞれ水平方向に挿入する。一方下部の支持ピン95は、可動部91に設けた支持ピン95の外径とほぼ同寸法の内径を有する貫通孔91bおよび、固定部89に設けた上下方向に長い長孔89bに、それぞれ水平方向に挿入する。これにより、図14に示すように固定部89と可動部91とを連結する。
上記した連結状態では、可動部91の自重により、各支持ピン93,95が長孔89a,89bの下端に位置して可動部91が固定部89に対して最下部に位置する。このときの可動部91下端のフック部87eの位置は、図示しないワーク搬入用のロボットによりプログラムされた正規の上下方向の搬入位置に対し、前記した使用環境温度による受け部47の上下の伸縮や受け部47などの摩耗によるフック部87eの上下位置の変位を勘案しても、下方位置となるようにする。
フックキャッチャ85は、前記したコンベアフレーム3における下部連結フレーム17の下部にてワーク搬送方向(図12中で紙面に直交する方向)に沿って延びるフックキャッチャ取付フレーム63の下部に、取付ブラケット98を介して取り付けてある。
取付ブラケット98の下面には、前記図14に斜視図、図15に平面図として示してある固定部材99を取り付け、固定部材99に対し、回転支持軸101を中心として回転可能な一対のクランプアーム103を設ける。
クランプアーム103は、先端に把持部105を互いに対向した状態で備えている。把持部105は、図14に示すように、上下方向に延びるV字形状の凹部105aを備え、この凹部105aを把持部本体部として前記した保持アーム87の可動部91を収容して保持する。また、把持部105の上記した凹部105aの両側には、保持アーム87の可動部91に設けてあるローラ97を収容する押圧作動部としての凹状の曲面部105bを設けてある。
また、図14,図15に示すように、クランプアーム103の外側面には、シリンダ連結用ブラケット107を突出して設け、このブラケット107に、図12に示すように、クランプアーム103を回転駆動するための駆動シリンダ109のピストンロッド109aを連結する。駆動シリンダ109は、図示していないが、ピストンロッド109a側の端部を固定部材99に図12中で上下方向に延びる支持ピンを介して回転可能に支持している。
次に、上記した図12〜図15に示したフックキャッチャ85の動作を説明する。
前記図1に示したワーク搬入位置Bでフックストッパ75によって停止状態の搬送ユニット45に対し、図示しないロボットなどによって、前加工工程での加工後のワークWを、前記図3に示されているものと同様に、保持アーム87の下端のフック部87eに、ロボットなどのワーク搬入装置によって、吊り下げ保持させる。
このとき、駆動シリンダ109を作動させてピストンロッド109aを前進させ、一対のクランプアーム103を互いに接近させるべく、回転支持軸101を中心として回転させて、図15の把持状態とする。図16は、把持状態での図12のS−S断面図である。
図15の把持状態となる際には、まず、把持部105の凹状の曲面部105bによりローラ97を挟み込むが、可動部91はロボットによる正規の搬入位置より下方にあるので、ローラ97も正規位置より下方にあり、したがってこのローラ97を凹状の曲面部105bによって挟み込み収容することで、ローラ97が上方に移動し、これとともに可動部91も上方に移動し、下端のフック部87eも上昇してロボットによる正規の搬入位置となる。
これにより、受け部47が、使用環境温度によって上下に伸縮し、また受け部47およびそれに接触する部分の摩耗によって、保持アーム87が上下に移動しても、ロボットによりワークをフック部87eに搬入させるときには、フック部87eは常にロボットによりプログラムされた正規の上下位置となり、ロボットのプログラムをその都度修正する必要がなくなり、作業性が向上する。
本発明によれば、搬送ユニットの保持部は、ワークを1点吊りによって吊り下げ保持するようにしたので、その真下にワークの重心が位置し、これにより、受け部をクレセントコンベアに単に載せた状態であっても、安定した搬送動作を行うことができる。
前記搬送ユニットの受け部と搬送プレートとの互いの接触面の少なくとも一方を樹脂で構成したので、移動中の搬送ユニットが作業者などに触れた際に、受け部が搬送プレートに対して容易に摺動し、搬送ユニットを容易に停止することができ、搬送ユニットにその駆動停止を行わせる駆動部や、駆動部を停止させるための安全装置などが不要となり、設備費を低減することができる。
前記クレセントコンベアに、ワークを搬送する搬送区間と搬送しない非搬送区間とをそれぞれ設け、クレセントコンベアを駆動するチェーン駆動部を、搬送区間から外れた非搬送区間に設定したので、チェーン駆動部により発生するチェーンの蛇行現象が、搬送区間に影響しにくくなり、搬送動を安定して行うことができる。
前記クレセントコンベアは、搬送区間の両端近傍に非搬送区間に含まれるコーナ部を備え、この各コーナ部から外れた位置の他のコーナ部に前記チェーン駆動部を設定したので、チェーン駆動部により発生するチェーンの蛇行現象が、その上流側のコーナ部で抑えられ、搬送区間への蛇行現象の影響を防止することができる。
前記チェーン駆動部を、搬送区間下流側の端部近傍のコーナ部に対して一つ先のコーナ部に設定したので、チェーン駆動部により発生するチェーンの蛇行現象が、その上流側のコーナ部で抑えられ、搬送区間への影響を防止することができる。
前記受け部を円柱状に形成し、この円柱状の受け部の外周面を形成する円形の半径を、三日月状の搬送プレートの搬送方向前後両側に形成してある凸および凹の各円弧形状部の曲率半径より小さくしたので、停止状態の搬送ユニットは、移動する搬送プレートを乗り越える動作がスムーズとなり、停止時での振動低減に寄与することができる。
前記受け部は、円柱状に形成した円柱部分をクレセントコンベアの搬送方向前後に一対備え、この一対の円柱部分相互間のピッチと、搬送プレート相互間のピッチとを、互いに異ならせたので、停止状態の搬送ユニットは、移動する搬送プレートを乗り越える動作がスムーズとなり、停止時での振動低減に寄与することができる。
前記受け部に、互いに隣接する受け部相互の間隔を所定に保持する間隔保持部材を設けたので、搬送ユニット相互が接触した状態にあっても、間隔保持部材によって搬送ユニット相互の間隔が所定に確保され、保持しているワーク相互の干渉を防止することができる。
前記受け部の移動を、稼働中のクレセントコンベアに対して摺動状態で停止させるストッパを設け、このストッパは、受け部を、クレセントコンベアの両側部に沿って設けたガイド部材の一方側に押し付けるようにして停止させるので、停止状態の搬送ユニットが搬送プレートの移動によって左右に蛇行することを防止できる。
前記受け部を円柱状に形成し、前記ストッパは、円柱状に形成した受け部の移動方向と直交する方向の中心部より側方にずれた位置の外周面に接触するようにしたので、受け部を、クレセントコンベアの両側部に沿って設けたガイド部材の一方側に確実に押し付けることができる。
前記搬送ユニットの保持部は、下方に垂下されるロッド状を呈してその下部でワークを保持し、前記保持部の下部にて前記ワークを保持させる際に、前記保持部を把持してその揺れを阻止する把持部を設け、前記保持部のロッド状部分を、前記受け部に連結される固定部と、この固定部に対して上下動可能な可動部とに分割するとともに、この可動部に被押圧部を設け、前記把持部は、前記ロッド状部分を把持する把持部本体部と、前記被押圧部を押圧して前記可動部を前記固定部に対して上昇させる押圧作動部とを、それぞれ備えるようにしたので、受け部が、使用環境温度によって上下に伸縮したり、受け部およびそれに接触する部分の摩耗によって、保持部全体が上下に移動しても、ロボットによりワークを保持部に搬入して保持させるときには、保持部の下部が、押圧動作部によって被押圧部を押圧して可動部を固定部に対して上昇させることで、常にロボットによりプログラムされた正規の上下位置とすることができ、ロボットのプログラムをその都度修正する必要がなくなり、作業性が向上する。
前記固定部と前記可動部とのいずれか一方を中空状に形成し、この中空部に他方を移動可能に挿入し、前記可動部に支持ピンを水平方向に貫通して設けてその両端に前記被押圧部を設け、前記支持ピンを、前記固定部に設けた上下方向に長い長孔に挿入して移動可能としたので、可動部の被押圧部を把持部の押圧作動部が押圧することで、支持ピンが固定部の長孔内を上方に移動し、可動部を固定部に対して上昇させることができる。
前記把持部は、回転支持軸を中心として回転可能な一対のクランプアームの先端にそれぞれ設けられ、前記把持部本体部を、前記可動部を収容する凹部としたので、この凹部によって可動部を確実に固定把持して搬送ユニットの保持部の揺れを防止することができる。
前記被押圧部を回転可能なローラで構成し、前記押圧作動部を、前記ローラを収容する凹状の曲面部で構成したので、ローラが回転しながら凹状の曲面部に入り込み、可動部を固定部に対して容易に上昇させることができる。
本発明の一実施形態を示す搬送装置の平面図である。 図1の搬送装置の正面図である。 図2の右側面図である。 図3の要部を拡大した図である。 (a)はクレセントチェーンの一部を表面から見た斜視図、(b)は同裏面から見た斜視図である。 (a)は搬送ユニットの正面図、(b)は同平面図である。 搬送ユニットをクレセントコンベアに載せた状態を示す平面図である。 クレセントチェーンの搬送経路を示す模式図である。 搬送ユニットの受け部を停止させるフックストッパの側面図である。 搬送ユニットを把持しているフックキャッチャの側面図である。 フックキャッチャの動作を示す平面図である。 図10,11に示したフックキャッチャに代わる他の例によるフックキャッチャを示す側面図である。 図12のフックキャッチャに対応する保持アームの一部を示す分解斜視図である。 図13の保持アームおよびクランプアームを示す斜視図である。 図14のクランプアームにより保持アームを保持している状態を示す平面図である。 図12のS−S断面図である。
符号の説明
W ワーク
L 搬送区間
1 クレセントコンベア
31 搬送プレート
31a 凸の円弧形状部
31b 凹の円弧形状部
33 チェーン本体(チェーン)
41 駆動スプロケット(チェーン駆動部)
45 搬送ユニット
47 受け部
47a 被ガイド部
49 バンパ(間隔保持部材)
53 保持アーム(保持部)
59 ガイド棒(ガイド部材)
75 フックストッパ(ストッパ)
89 固定部
89a,89b 固定部に設けた長孔
91 可動部
93 支持ピン
97 ローラ(被押圧部)
103 クランプアーム
105 把持部
105a 凹部(把持部本体部)
105b 凹状の曲面部(押圧作動部)

Claims (16)

  1. 複数の三日月状の搬送プレートをチェーンにて連結して構成したクレセントコンベア上に、ワークを保持して搬送する搬送ユニットを載せ、この搬送ユニットは、前記クレセントコンベア上に載置する受け部と、この受け部に連結されて前記クレセントコンベアの下方でワークを保持する保持部とをそれぞれ備え、前記クレセントコンベアの両側部に沿って設けたガイド部材にガイドされる被ガイド部を、クレセントコンベアによって移動する前記受け部の移動方向前後の両側に設けたことを特徴とする搬送装置。
  2. 前記搬送ユニットの保持部は、前記ワークを1点吊りによって吊り下げ保持することを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
  3. 前記搬送ユニットの受け部と前記搬送プレートとの互いの接触面の少なくとも一方を樹脂で構成したことを特徴とする請求項1または2記載の搬送装置。
  4. 前記クレセントコンベアに、前記ワークを搬送する搬送区間と搬送しない非搬送区間とをそれぞれ設け、前記クレセントコンベアを駆動するチェーン駆動部を、前記搬送区間から外れた前記非搬送区間に設定したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の搬送装置。
  5. 前記クレセントコンベアは、前記搬送区間の両端近傍に前記非搬送区間に含まれるコーナ部を備え、この各コーナ部から外れた位置の他のコーナ部に前記チェーン駆動部を設定したことを特徴とする請求項4記載の搬送装置。
  6. 前記チェーン駆動部を、前記搬送区間下流側の端部近傍のコーナ部に対して一つ先のコーナ部に設定したことを特徴とする請求項5記載の搬送装置。
  7. 前記受け部を円柱状に形成し、この円柱状の受け部の外周面を形成する円形の半径を、前記三日月状の搬送プレートの搬送方向前後両側に形成してある凸および凹の各円弧形状部の曲率半径より小さくしたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項記載の搬送装置。
  8. 前記受け部は、円柱状に形成した円柱部分をクレセントコンベアの搬送方向前後に一対備え、この一対の円柱部分相互間のピッチと、前記搬送プレート相互間のピッチとを、互いに異ならせたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項記載の搬送装置。
  9. 前記受け部に、互いに隣接する受け部相互の間隔を所定に保持する間隔保持部材を設けたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項記載の搬送装置。
  10. 前記受け部の移動を、稼働中の前記クレセントコンベアに対して摺動状態で停止させるストッパを設け、このストッパは、前記受け部を、前記クレセントコンベアの両側部に沿って設けた前記ガイド部材の一方側に押し付けるようにして停止させることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項記載の搬送装置。
  11. 前記受け部を円柱状に形成し、前記ストッパは、前記円柱状に形成した受け部の移動方向と直交する方向の中心部より側方にずれた位置の外周面に接触することを特徴とする請求項10記載の搬送装置。
  12. 前記搬送ユニットの保持部は、下方に垂下されるロッド状を呈してその下部でワークを保持し、前記保持部の下部にて前記ワークを保持させる際に、前記保持部を把持してその揺れを阻止する把持部を設け、前記保持部のロッド状部分を、前記受け部に連結される固定部と、この固定部に対して上下動可能な可動部とに分割するとともに、この可動部に被押圧部を設け、前記把持部は、前記ロッド状部分を把持する把持部本体部と、前記被押圧部を押圧して前記可動部を前記固定部に対して規定位置まで上昇させる押圧作動部とを、それぞれ備えることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項記載の搬送装置。
  13. 前記固定部と前記可動部とのいずれか一方を中空状に形成し、この中空部に他方を移動可能に挿入し、前記可動部に支持ピンを水平方向に貫通して設けてその両端に前記被押圧部を設け、前記支持ピンを、前記固定部に設けた上下方向に長い長孔に挿入して移動可能としたことを特徴とする請求項12記載の搬送装置。
  14. 前記把持部は、回転支持軸を中心として回転可能な一対のクランプアームの先端にそれぞれ設けられ、前記把持部本体部を、前記可動部を収容する凹部とすることを特徴とする請求項12または13記載の搬送装置。
  15. 前記被押圧部を回転可能なローラで構成し、前記押圧作動部を、前記ローラを収容する凹状の曲面部で構成したことを特徴とする請求項12ないし14のいずれか1項記載の搬送装置。
  16. 複数の三日月状の搬送プレートをチェーンにて連結して構成したクレセントコンベア上に、搬送ユニットの受け部を載せ、この受け部に連結されて前記クレセントコンベアの下方に位置する保持部によりワークを保持した状態で、前記クレエセントコンベアの移動に伴う前記搬送ユニットの移動により前記ワークを搬送し、このワーク搬送時に、クレセントコンベアによって移動する前記受け部の移動方向前後の両側に設けた被ガイド部が、クレセントコンベアの両側部に沿って設けたガイド部材にガイドされることを特徴とする搬送方法。
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