JP2005186990A - 即席麺用容器の容器本体並びにこれの製造装置および製造方法 - Google Patents

即席麺用容器の容器本体並びにこれの製造装置および製造方法 Download PDF

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Kazuhiro Okegawa
和裕 桶川
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Abstract

【課題】即席麺用容器の容器本体において、風合いがあって見栄えが良く、断熱性にも優れること。
【解決手段】容器本体1はカップ形状のPS(ポリスチレン)の発泡体の外表面にPSの非発泡体からなるシートを被覆してなる。容器本体1の少なくとも胴部4の外面に、多数の不規則形状の凸部9を所定の配列パターンで形成する。凸部9の高さは0.1〜0.35mmである。容器本体1を成形するための成形型のキャビティの内面には、凸部9を形成するための凹部が化学エッチング処理により形成される。容器本体1の製造用中間体として、PSの発泡シートにPSの非発泡シートを積層した積層シートを用い、上記の成形型によりシート成形する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、即席麺用容器の容器本体並びにこれの製造装置および製造方法に関する。
従来より、この種の即席麺用容器として、カップ形状の容器本体と、容器本体の開口縁部のフランジ部に貼り付けられた密封シートとを備えたものがある(例えば特許文献1)。
また、密封シートに代えて、合成樹脂製の蓋を容器本体の開口に被せる即席麺用容器もある。
特開平2003−311778号公報
しかしながら、容器本体の外面は平滑な面に形成されている。このため、視覚的(ビジュアル的)に見ると、無機的な素材感であり、風合いというものが感じられないという問題があった。
一方で、容器本体の外面が平滑であると、これを手で持ったときに指の腹の全面が容器本体の外面に密接することになり、指の腹に熱が伝わり易いという問題がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、風合いがあって見栄えが良く、しかも断熱性にも優れた即席麺用容器並びにこれの製造装置および製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、カップ形状に形成された樹脂成形品を含む、即席麺用容器の容器本体において、少なくとも胴部の外面に多数の不規則形状の凸部が所定の配列パターンで形成され、凸部の高さは少なくとも0.1mmであることを特徴とする即席麺用容器の容器本体を提供する。本発明では、容器本体の少なくとも胴部の外面に多数の不規則形状の0.1mm以上の高さの凸部が所定の配列パターン(例えばランダムな配列パターン)で形成されているので、陶器の表面のような風合いを得ることができ、非常に質感を高めたビジュアル効果を得ることができ、見栄えが良い。また、容器本体の胴部の外面を指の腹で持ったときに、胴部の外面と指の腹との間に部分的に空隙を設けることができるので、指の腹に熱が伝わり難く、断熱性に優れている。さらに、多数の凸部があると、指が滑り難いという利点もある。
また、本発明は、上記即席麺用容器の容器本体を製造する装置であって、キャビティを有する成形型を備え、成形型のキャビティの内面に、上記容器本体の凸部の配列パターンに対応する凹凸パターンが設けられたことを特徴とする。
また、本発明は、上記即席麺用容器の容器本体を製造する方法であって、上記容器本体の凸部の配列パターンに対応する凹凸パターンをキャビティの内面に有する成形型内での成形により、少なくとも胴部の外面に上記多数の凸部が形成された容器本体を得ることを特徴とする。
上記の製造方法および製造装置であれば、成形型の内面形状の転写により容器本体の少なくとも胴部の外面に上記の多数の凸部を容易に得ることができる。
また、上記成形型のキャビティの内面の凹凸パターンは化学エッチング処理により形成されてなる場合がある。この場合、成形型のキャビティの要所に、通常の機械加工ができないような凹凸パターンを容易に形成することができる。
本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施の形態の即席麺用容器の斜視図である。本即席麺用容器は、容器本体1の上面を密封シート2で封止して構成されている。本実施の形態では、密封シートを用いる場合に則して説明するが、密封シートに代えて、合成樹脂製の嵌合蓋を用いる場合もある。
密封シート2は、例えばPE(ポリエチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)およびPP(ポリプロピレン)等の合成樹脂、又は合成紙からなる。また、密封シート2は、紙、アルミニウムおよび合成樹脂のシートの少なくとも2つの貼り合わせからなる場合もある。
容器本体1は、カップ形状に形成された樹脂成形品により構成され、上向きに開放する開口3と、胴部4と、底部5とを備える。容器本体1は開口3よりも底部5の径を小さくしたテーパ状をなしている。容器本体1の平面形状は円形であっても良いし方形であっても良い。容器本体1の開口3の縁部には、外向きに環状フランジ6が設けられており、この環状フランジ6に上記の密封シート2が取り剥がし可能に被着されるようになっている。
容器本体1は、カップ形状のPS(ポリスチレン)の発泡体7の外表面7aに、例えば厚み0.2mm〜0.35mmのPSの非発泡体からなるシート8を被覆してなる。
容器本体1の少なくとも胴部5の外面には、多数の不規則形状の凸部9が所定の配列パターンで形成される。凸部9の高さは、0.1mm〜0.35mmの範囲に設定される。0.1mm未満では、質感のある風合いが出難く、また、0.35mmを超えると、成形型からの離型性が悪くなる等の不具合があるので、凸部9の高さを上記の範囲に設定した。
多数の凸部9の高さは揃えられていてほぼ一定である。例えば、平均高さが0.2mmに設定され、高さの寸法交差がプラスマイナス0.05mmに設定される場合がある。この場合、凸部9の高さは0.15〜0.25mmの範囲になる。
多数の凸部9の大部分(例えば80%以上)は、容器本体1の概ね周方向に長い形状をなし、全体として、横方向に流れる感じがかもし出されている。
容器本体1の外面において、凸部9は台地状に形成されており、その頂部は平滑面からなっている。一方、容器本体1の外面において、凸部9を除く凹部10の底面も平滑面からなる。凸部9には、隣接する凸部9と連続しているものと、隣接する凸部9から独立しているものとが含まれている。
次いで、上記の容器本体1を製造する方法について説明する。
まず、図3に示すようにして、容器本体1を成形するための成形型20を準備する。成形型20を準備する工程においては、成形型20のキャビティ21の内面22に、容器本体1の凸部9を形成するための凹凸パターンを形成する。
成形型20のキャビティ21の内面22に、容器本体1の凸部9の配列パターンに相当する開口23の配列パターンを有するマスクシート24を接着剤等を用いて貼り付ける。このとき、カップ状のマスクシート24を1枚もので貼り付けることは困難なので、マスクシート24を複数枚(例えば4枚や6枚)の分割シート24aに分割し、これらを順次に貼り付けていく。分割シート24aの隣接する端部同士が互いに重ならないように手作業でカッティングする。
次いで、図4(a)に示すように、マスクシート24が貼られた成形型20のキャビティ21の内面22に対して、酸系の腐食液を用いた湿式のエッチング処理を施し、図4(b)に示すように、マスクシート24の開口23に対応するキャビティ21の内面22を腐食させて凹部25を形成する。凹部25の形成後、マスクシート24を剥がし、図4(c)に示すように、成形型20の準備が完了する。
一方、容器本体1を成形するための製造用中間体としての積層シート30を準備する。すなわち、PS(ポリスチレン)の発泡シート31の一方の表面31aに同じくPSの非発泡シート32が積層された積層シート30を形成する。
この積層シート30を予備加熱し、図6に示すように、上記準備された成形型20とコア型(図示せず)を用いてキャビティ21内で成形してカップ形状に形成する。このとき、非発泡シート32が容器本体1の外面のシート8となる。これにより、容器本体1の少なくとも胴部4の外面に、成形型30のキャビティ31の内面32の凹部25に対応した凸部9が形成されることになる。
本実施の形態によれば、容器本体1の少なくとも胴部4の外面に多数の不規則形状の凸部9が所定の配列パターン(例えばランダムな配列パターン)で形成されているので、陶器の表面のような風合いを得ることができ、非常に質感を高めたビジュアル効果を得ることができ、見栄えが良い。
また、容器本体1の胴部4の外面を指の腹で持ったときに、胴部4の外面と指の腹との間に部分的に空隙を設けることができるので、指の腹に熱が伝わり難く、断熱性に優れている。さらに、多数の凸部9があると、指が滑り難いという利点もある。
上記の製造方法および製造装置であれば、成形型20の内面形状の転写により容器本体1の少なくとも胴部4の外面において上記の多数の凸部9を容易に得ることができる。
特に、上記成形型を準備する工程において、凹凸パターンを化学エッチング処理により形成する場合、成形型20のキャビティ21の要所に、通常の機械加工ができないような多数の凹部25を容易に形成することができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、上記の実施の形態では、容器本体の発泡体の外面に非発泡のシートを積層したが、これを廃止することもできる。 また、発泡体に用いる合成樹脂として、ポリスチレンに代えて、例えばポリプロピレンを用いることもできる。また、シート成形を用いずに、成形型内で発泡させるようにしても良い。
本発明の一実施の形態の即席麺用容器の一部破断分解側面図である。 容器本体の要部の概略断面図である。 容器本体のための成形型を準備する工程においてマスクシートを貼る工程を示す概略斜視図である。 (a)〜(c)は成形型を準備する工程においてエッチング処理の流れを示す成形型の概略断面図である。 容器本体の製造用中間体としての積層シートの概略断面図である。 積層シートから容器本体をシート成形する工程を示す模式図である。
符号の説明
1 容器本体
2 密封シート
3 開口
4 胴部
5 底部
6 環状フランジ
7 発泡体
8 シシート
9 凸部
20 成形型
21 キャビティ
22 内面
23 開口
24 マスクシート
24a 分割シート
25 凹部
30 積層シート(製造用中間体)
31 発泡シート
32 非発泡シート

Claims (4)

  1. カップ形状に形成された樹脂成形品を含む、即席麺用容器の容器本体において、少なくとも胴部の外面に多数の不規則形状の凸部が所定の配列パターンで形成され、凸部の高さは少なくとも0.1mmであることを特徴とする即席麺用容器の容器本体。
  2. 請求項1記載の即席麺用容器の容器本体を製造する装置であって、キャビティを有する成形型を備え、成形型のキャビティの内面に、上記容器本体の凸部の配列パターンに対応する凹凸パターンが設けられたことを特徴とする即席麺用容器の容器本体の製造装置。
  3. 請求項2記載の即席麺用容器の容器本体を製造する装置であって、上記成形型のキャビティの内面の凹凸パターンは化学エッチング処理により形成されてなることを特徴とする即席麺用容器の容器本体の製造装置。
  4. 請求項1記載の即席麺用容器の容器本体を製造する方法であって、上記容器本体の凸部の配列パターンに対応する凹凸パターンをキャビティの内面に有する成形型内での成形により、少なくとも胴部の外面に上記多数の凸部が形成された容器本体を得ることを特徴とする即席麺用容器の容器本体の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015063326A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 中央化学株式会社 容器
JP2017154823A (ja) * 2017-06-16 2017-09-07 中央化学株式会社 容器および製造方法

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