JP2005186338A - 対象物保持脱着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象物の取付及び取り外しの作業性を向上させる対象物保持脱着装置を提供する。
【解決手段】対象物1を保持する対象物搭載装置100と、対象物1を脱着させる脱着アシスト装置200とをもつ。この装置100は、対象物1の被係合部14に係合する係合部23と位置決め孔32とを有する可動体3,4をもつ。脱着アシスト装置200は、可動体3の位置決め孔32に嵌合可能な嵌合突起54をもつ揺動体50をもつ。揺動体50の揺動量を嵌合位置に調整した状態で、脱着アシスト装置200の揺動体50の嵌合突起54と対象物搭載装置100の可動体4の位置決め孔32とを嵌合させる。その後揺動体50の揺動量を脱着位置に調整し、可動体4の係合部23と対象物1の被係合部14との係合度を緩めるように可動体3,4を位置決めし、装置100から対象物1を脱着可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は板状をなすスクリーン等の対象物の保持及び脱着を行う対象物保持脱着装置に関する。
ボード基板等の作製において、スクリーン印刷用の板状をなす対象物を基体の設置面に設置させる場合を例にとって従来技術を説明する。スクリーン印刷用の板状をなす対象物を基体の設置面に保持するにあたっては、板状をなす対象物を手作業で両手で持ち上げ、そして、対象物の一辺側を下げて、対象物の一辺側の透孔を基体の係止ピンに押し込み、更に、対象物の他の辺側を下げて、対象物の他の一辺側の透孔を基体の別の係止ピンに押し込み、これにより板状をなす対象物を基体の設置面に固定させることにしている。
上記した技術によれば、対象物の取付及び取り外しの作業性は、必ずしも充分ではない。本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、対象物の取付及び取り外し作業性を向上させた対象物保持脱着装置を提供することを課題とするにある。
本発明に係る対象物保持脱着装置は、凹または凸状の被係合部を有する対象物を保持する対象物搭載装置と、対象物搭載装置に対して分離して設けられ対象物搭載装置から対象物を脱着させる脱着アシスト装置とを具備しており、
対象物搭載装置は、対象物の被係合部に脱着可能に係合する凸または凹状の係合部と脱着アシスト装置により位置決めされる位置決め孔とを有する可動体を備えており、
脱着アシスト装置は、対象物搭載装置の可動体の前記位置決め孔に嵌合可能な嵌合位置と対象物を脱着させる脱着位置との間で揺動可能な嵌合突起をもつ揺動体を備えており、
揺動体の嵌合突起を嵌合位置に揺動した状態で、脱着アシスト装置の揺動体の嵌合突起と対象物搭載装置の可動体の位置決め孔とを嵌合させ、その後、
前記揺動体の前記嵌合突起を前記脱着位置に揺動することにより、前記可動体の係合部と前記対象物の被係合部との係合度を緩めるように前記可動体を位置決めし、前記対象物搭載装置から前記対象物を脱着可能とすることを特徴とするものである。
本発明に係る対象物保持脱着装置によれば、通常の状態では、対象物を保持する対象物搭載装置は脱着アシスト装置から分離されている。対象物搭載装置が対象物を保持しているとき、対象物搭載装置の可動体の凸または凹状の係合部は、対象物の凹または凸状の被係合部と係合することにより、対象物は対象物搭載装置に保持されている。
対象物を保持した状態の対象物搭載装置から対象物を取り外すときには、脱着アシスト装置の揺動体の嵌合突起を嵌合位置に揺動させる。この状態で、脱着アシスト装置の揺動体の嵌合突起と対象物搭載装置の可動体の位置決め孔とを実際に嵌合させる。
その後、揺動体の嵌合突起と可動体の位置決め孔とが嵌合している状態において、揺動体の嵌合突起を脱着位置に揺動させることにより、可動体の係合部と対象物の被係合部との係合度を緩めるように可動体を位置決めする。すると、可動体の係合部と対象物の被係合部との係合度が緩むので、対象物搭載装置から対象物を取り外すことができる。
また、対象物を保持していない状態の対象物搭載装置に対象物を取り付けるときには、脱着アシスト装置の揺動体の嵌合突起を嵌合位置に揺動させる。この状態で、脱着アシスト装置の揺動体の嵌合突起と対象物搭載装置の可動体の位置決め孔とを実際に嵌合させる。
その後、揺動体の嵌合突起と可動体の位置決め孔とが嵌合している状態において、揺動体の嵌合突起を脱着位置に揺動させる。この結果、可動体の係合部の位置と対象物の被係合部の位置とが整合し、係止部と被係止部とは互いに係合可能となる。その後、可動体の係合部と対象物の被係合部とを互いに係合させれば、対象物搭載装置に対象物を取り付けることができる。
本発明に係る対象物保持脱着装置によれば、脱着アシスト装置の揺動体の嵌合突起を脱着位置に揺動させれば、対象物を保持している対象物搭載装置から対象物を取り外すことができる。また、脱着アシスト装置の揺動体の嵌合突起を脱着位置に揺動させれば、対象物を保持していない対象物搭載装置に対象物を取り付けることができる。
対象物は、対象物搭載装置に保持できるものであれば、形状、構造、材質等は特に限定されない。対象物としては薄板等の板状、ブロック状を例示することができる。例えば、対象物としてはスクリーン印刷等で使用する透孔を有する薄板状のスクリーンを採用することができる。
対象物搭載装置は可動体をもつ。可動体は、対象物搭載装置の保持されている対象物の外側に位置するように対象物の回りに間隔を隔てて複数個設けられていることが好ましい。可動体の数は対象物の形状、サイズ等に応じて適宜選択でき、2〜6個を例示できる。可動体は、対象物の凹状または凸状の被係合部に脱着可能に係合する凸または凹状の係合部と、位置決め孔とを有する。位置決め孔は複数個設けることができる。係合部としては、対象物の凹状または凸状の被係合部に脱着可能に係合できるものであれば、その構造は特に限定されない。
対象物搭載装置において、可動体は、第1可動体と、第2可動体と、第1可動体及び第2可動体を連動させる連動部材とを有する実施形態を採用することができる。この場合、第1可動体が動作すると、その動作は連動部材を介して第2可動体に伝達されるので、第1可動体及び第2可動体は連動する。連動部材としては、第1可動体の動作を第2可動体に伝達することができるものであれば、特に限定されず、ピン等を例示できる。
対象物搭載装置において、対象物搭載装置に保持されている対象物に張力を与える付勢部材が設けられている実施形態を採用することができる。付勢部材としては、コイルバネ、板バネ、皿バネ、発泡体等を例示することができる。付勢部材は第1可動体と第2可動体との間に設けられ、第1可動体と第2可動体との間の間隔を広げる方向に付勢する実施形態を採用することができる。
また、脱着アシスト装置は嵌合突起をもつ揺動体を備えている。嵌合突起は、対象物搭載装置の可動体の位置決め孔に嵌合可能な嵌合位置と、対象物を脱着させる脱着位置との間で揺動可能とされている。揺動体としてはガイドピン状のものを例示できる。揺動体としては、対象物の周りに複数個設けることができる。更に、揺動体の揺動量を調整する作動機構が設けられていることが好ましい。作動機構は揺動体の揺動量を調整できるものであれば、構造等は特に限定されない。
脱着アシスト装置において、手作業または駆動源で操作され操作に伴い作動機構を作動させる操作部が設けられている実施形態を採用することができる。操作部を操作させる駆動源としては、油圧、空気圧等で作動するシリンダ装置、モータ装置等を例示できる。更に、揺動体の嵌合突起を嵌合位置に設定するための一のストッパと、揺動体の嵌合突起を脱着位置に設定するための他のストッパとが設けられている形態を採用することができる。
脱着アシスト装置において、作動機構は、脱着アシスト装置に第1枢支具により揺動可能に枢支された揺動盤と、揺動盤と揺動体とに連結され揺動盤の動作を揺動体に伝達する連結部材とを有する実施形態を採用することができる。この場合、連結部材の一端部は揺動盤に第2枢支具により揺動可能に枢支され、連結部材の他端部は揺動体に連結されている実施形態を採用することができる。揺動体は第3枢支具により脱着アシスト装置に揺動可能に枢支されている実施形態を採用することができる。これにより揺動体の揺動が良好に確保される。
脱着アシスト装置において、揺動体の揺動量が脱着位置に設定されているとき、揺動体を脱着位置に維持する脱着位置維持手段が脱着アシスト装置に設けられている実施形態を採用することができる。この場合、第1枢支具と第3枢支具とを直線的に結ぶ仮想線を規定したとき、揺動盤が作動機構の初期位置から対象物脱着方向に揺動すると、第2枢支具の軸芯は、仮想線に交差する方向に沿って変位して仮想線を越えるように移動する実施形態を採用することができる。これにより揺動体の嵌合突起が脱着位置に設定されているとき、揺動体の嵌合突起を脱着位置に良好に維持できる脱着位置維持手段が実現される。
以下、本発明の実施例1を図面を参照して具体的に説明する。本実施例に係る対象物保持脱着装置は、図1に示すように、対象物1を保持する対象物搭載装置100と、対象物搭載装置100から対象物1を脱着させる脱着アシスト装置200とを具備する。通常の状態では、図1に示すように、対象物搭載装置100及び脱着アシスト装置200は、互いに分離されている。
図2は対象物搭載装置100の平面図を示す。図2に示すように、対象物搭載装置100に搭載されている対象物1は、基本的には四角形状をなしている。対象物1は薄板状のスクリーンであり、複数の透孔12が所定の位置に設けられている。透孔12は、スクリーン印刷等で使用するクリーム半田等の流動物を透過させるものである。対象物搭載装置100を使用するとき、あるいは、対象物搭載装置100を保管するときには、対象物搭載装置100は対象物1を保持した状態で、脱着アシスト装置200から分離されている。
対象物1は、基本的には四角形状をなしており、対象物1の長辺及び短辺は補強部10で強化されている。更に、対象物1の角部には面取り状に斜辺面11が設けられている。対象物1の長辺側及び短辺側の補強部10には、凹状をなす複数の被係合孔14(被係合部)が並設されている。
図1,図2に示すように、対象物搭載装置100は、対象物1の外側に位置するように対象物1の回りに間隔を隔てて複数個設けられ開き方向(矢印A1方向)及び閉じ方向(矢印A2方向)に移動可能な複数(4個)の第1可動体3(3a,3b,3c,3d)と、隣り合う第1可動体3間に配置された直辺状の第2可動体4とを有する。
図2,図3に示すように、第1可動体3は、対象物1の斜辺面11に対面する斜辺面30をもつ。第1可動体3の斜辺面30は対象物1の斜辺面11と整合するように斜辺状とされている。図1,図2に示すように、第1可動体3aと第1可動体3bとは、対象物1を対角的に挟むように設けられており、互いに対向するように配置されている。第1可動体3cと第1可動体3dとは、対象物1を対角的に挟むように設けられており、互いに対向するように配置されている。
図2に示すように、第1可動体3は対象物1の4つの角部の斜辺面11に対面するように設けられている。第1可動体3には、必要な硬度及び強度を有する円筒形状の位置決め部材31が埋設されている。図4に示すように、位置決め部材31は上下方向に開口しており、上面開口32u及び下面開口32dをもつ円筒形状の位置決め孔32を区画している。
図2に示すように、第2可動体4は、対象物1の長辺及び短辺に対面する対向面40をもつ。第2可動体4は、対象物搭載装置100のうち互いに対向する長辺側に対応する第2可動体4aと、対象物搭載装置100のうち互いに対向する短辺側に対応する第2可動体4bとで形成されている。図3に示すように、第2可動体4の上面には、凸状をなす係合突起23(係合部)が複数並設されている。係合突起23は、被係合孔14に嵌合可能なように、被係合孔14の内径よりも小さな外径をもつ。凸状をなす係合突起23は、対象物1の凹状をなす被係合孔14に対して整合する位置に設けられている。即ち、係合突起23のピッチK(図3参照)は、被係合孔14のピッチと整合する。従って、対象物1を対象物搭載装置100に載せたとき、凸状をなす係合突起23の位置と凹状をなす被係合孔14の位置とを整合できるようになっている。整合していれば、係合突起23と被係合孔14とを容易に嵌めて係合させることができる。
対象物搭載装置100において、第1可動体3及び第2可動体4は、互いに接近可能または離間可能に設けられている。図4に示すように、第1可動体3と第2可動体4とは接続要素45で接続されている。接続要素45は、第1可動体3及び第2可動体4の相対変位を許容しつつ、第1可動体3及び第2可動体4を接続するものである。図4に示すように、接続要素45は、第1可動体3の外壁面と第2可動体4の外壁面との間に架設されるように第2可動体4に取付具により固定された架設部材47と、架設部材47の長孔48に嵌合していると共に長孔48の長さ方向に沿って変位可能なスライド部49とを有する。スライド部49は第1可動体3の壁面に固定されている。接続要素45がこのような構造を有するため、第1可動体3と第2可動体4との接続が図られつつ、第1可動体3と第2可動体4とは互いに相対変位することができる。
図3に示すように、対象物搭載装置100において、第1可動体3と第2可動体4との間には、第1可動体3の動作を第2可動体4に伝達するピン状の連動部材44が設けられている。この場合、ピン状の連動部材44により第1可動体3の動作を第2可動体4に伝達することができ、第1可動体3及び第2可動体4の動作を連動させることができる。このため第1可動体3が閉じ方向(矢印A2方向)に動作するとき、第2可動体4を閉じ方向(矢印B2方向)に動作させることができる。また第1可動体3が開き方向(矢印A1方向)に動作するとき、第2可動体4を開き方向(矢印B1方向)に動作させることができる。
更に図3に示すように、対象物搭載装置100において、第1可動体3と第2可動体4との間には、第1可動体3と第2可動体4との間隔42を広げる付勢力を発揮する付勢部材43が設けられている。付勢部材43はコイルバネで形成されている。付勢部材43の付勢力により第1可動体3と第2可動体4との間隔42を広げるようにする。このため第1可動体3が開き方向(矢印A1方向)に動作するとき、第2可動体4を開き方向(矢印B1方向)に効果的に動作させることができる。
ここで、脱着アシスト装置200から分離されている対象物搭載装置100が対象物1を保持している通常状態では、対象物搭載装置100の第1可動体及び第2可動体4は付勢部材43により互いに離れる方向に付勢されている。この結果、第1可動体3は開き方向(矢印A1方向)に移動していると共に、第1可動体3に連動する第2可動体4は開き方向(矢印B1方向)に移動している。この場合、図3から理解できるように、第2可動体4の係合突起23は対象物1の被係合孔14に嵌合した状態において、係合突起23は開き方向(矢印B1方向)に付勢されているため、係合突起23は対象物1の被係合孔14の内壁面に付勢力で当たる。この結果、対象物搭載装置100上の薄板状の対象物1に張力を与え、対象物1を良好に保持している。
図5,図7は、脱着アシスト装置200の基板202の裏面203を示す。図6は脱着アシスト装置200の要部の断面を示す。脱着アシスト装置200の基板202には、前記した第1可動体3を閉じ方向及び開き方向に作動させるための作動機構5が設けられている。この作動機構5は、図6に示すように、脱着アシスト装置200の基板202の角部208の裏面203に設けた取付具21に第3枢支具53(ガイドピン50用の枢支具)を介して揺動可能に枢支されたロッド状のガイドピン50を有する。このガイドピン50は、脱着アシスト装置200の基板202の角部208において対角方向に沿って延設された長溝22内に揺動可能に挿通されている。このガイドピン50は、第3枢支具53によりシーソ方式で矢印C1方向(内側方向),矢印C2方向(外側方向)に揺動可能とされている。従って、このガイドピン50は、長溝22の延設方向に沿って、つまり、第1可動体3の開き方向(矢印A1方向)及び閉じ方向(矢印A2方向)に沿って揺動可能とされている。なお、第3枢支具53は脱着アシスト装置200の基板202の裏面203側に配置されている。
図6に示すように、ガイドピン50の一端部50aは、凸状つまり球状の嵌合突起54とされている。嵌合突起54は、摩擦抵抗を低減させるべく球状面54mをもつ。図6に示すように、ガイドピン50の嵌合突起54は、脱着アシスト装置200の基板202の表面204から上方に向けて突出している。ガイドピン50の他端部50bは、脱着アシスト装置200の基板202の裏面203よりも下方に突出している。
ガイドピン50の嵌合突起54が嵌合位置M1に設定されると、ガイドピン50の嵌合突起54は、対象物搭載装置100の第1可動体3の位置決め孔32に嵌合可能とされている。即ち、嵌合突起54が嵌合位置M1に設定されているときには、図1に示すように、長辺側で隣設する2個のガイドピン50の間隔L1は、長辺側で隣設する2個の位置決め孔32の間隔L1’に相当するように設定されている(L1=L1’,L1≒L1’)。また、短辺側で隣設する2個のガイドピン50の間隔L2は、短辺側で隣設する2個の位置決め孔32の間隔L2’に相当するように設定されている(L2=L2’,L2≒L2’)。
ここで、図6から理解できるように、ガイドピン50の他端部50bが第3枢支具53を中心として長溝22に沿って外側方向(矢印C2方向)に移動すると、第3枢支具53を介して、ガイドピン50の嵌合突起54は閉じ方向(矢印A2方向,対象物1に接近する方向)へ移動する。これに対して、ガイドピン50の他端部50bが第3枢支具53を中心として長溝22に沿って内側方向(矢印C1方向)に移動すると、第3枢支具53を介して、ガイドピン50の嵌合突起54は開き方向(矢印A1方向,対象物1から遠ざかる方向)へ移動する。このようにロッド状のガイドピン50の嵌合突起54の移動方向と、ガイドピン50の他端部50bとの移動方向は、逆とされている。ガイドピン50は第3枢支具53によりシーソ式で枢支されているためである。
図5に示すように、脱着アシスト装置200には作動機構5が設けられている。この作動機構5はガイドピン50を矢印C1,C2方向に揺動させるための揺動機構6を有する。この揺動機構6は、脱着アシスト装置200の基板202の裏面203の中央域において基板202の面方向(矢印R1,R2方向)に沿って第1枢支具51により揺動可能に設けられた揺動盤60と、揺動盤60とガイドピン50の他端部50bとを連結する複数(4個)の連結部材としての連結ロッド61とを有する。揺動盤60は板状であり、基板202と平行に配設されているため、厚み方向における作動機構5の薄形化を図り得る。図5に示すように、揺動盤60は基本的には四角形状をなし、脱着アシスト装置200の基板202よりもサイズが小さく設定されており、互いに対向する長辺60aと、互いに対向する短辺60bとを有する。揺動盤60の長辺60aは脱着アシスト装置200の基板202の長辺に対面すると共に、揺動盤60の短辺60bは脱着アシスト装置200の基板202の短辺に対面する。
図5に示すように、揺動盤60の中央域は、第1枢支具51により脱着アシスト装置200の基板202において揺動可能に枢支されている。揺動盤60は、複数(4個)の連結ロッド61に対して共通に設けられている。複数の連結ロッド61は所要の曲げ剛性を有し、第1枢支具51の周りで放射状に配置されている。図6に示すように、連結ロッド61の一端部61eは揺動盤60の角部に第2枢支具52により揺動可能に枢支されている。連結ロッド61の他端部61fはガイドピン50の他端部50bに連結具62により上下方向に揺動可能に連結されている。
更に、図5,図7に示すように、揺動機構6においては、揺動盤60を矢印R1,R2方向に手動で揺動させる操作部70が脱着アシスト装置200の基板202に設けられている。操作部70は、脱着アシスト装置200の基板202の裏面203側に位置するように揺動盤60に接続された第1操作アーム71と、第1操作アーム71を作動させる第2操作アーム72とを有する。第2操作アーム72は使用者の手作業で操作される。
図5,図7に示すように、第1操作アーム71の揺動量を制限する第1ストッパ81、第2ストッパ82が脱着アシスト装置200の基板202の裏面203側において設けられている。第1ストッパ81及び第2ストッパ82は、第1操作アーム71を挟むように互いに対向するように設けられている。なお、脱着アシスト装置200の基板202の裏面203側には、脱着アシスト装置200の基板202を床面に載せて支持するための複数の脚83が設けられている。
ところで、図5は、脱着アシスト装置200において作動機構5の初期位置S1を示す。図5に示すように、この初期位置S1によれば、第1操作アーム71は第1ストッパ81に当接している。また、第1枢支具51の軸芯51pと第3枢支具53の枢支点53pとを直線的に仮想的に結ぶ仮想線80を規定すると、この初期位置S1によれば、第2枢支具52の軸芯52pは、仮想線80に対して仮想線80と交差する方向の一方側FAに位置している(図12参照)。
また、図7は、脱着アシスト装置200において作動機構5の初期位置S1から進行した途中位置S2を示す。この途中位置S2は、後述するように連結ロッド61等の作用機構5に作用する反力が最大値Fmaxを示す位置である。この途中位置S2によれば、第1枢支具51の軸芯51pと第3枢支具53の枢支点53pとを仮想的に直線的に結ぶ仮想線80を規定したとき、仮想線80上に第2枢支具52の軸芯52pが存在する。即ち、図7に示すように、第1枢支具51の軸芯51p、第2枢支具52の軸芯52p、第3枢支具53の枢支点53pは、直線的な仮想線80上に存在する。
次に、対象物1を保持している状態の対象物搭載装置100から対象物1を取り外す場合について説明を加える。前述したように、通常の状態においては、図1に示すように、対象物1を保持する対象物搭載装置100は、脱着アシスト装置200から分離されている。対象物1を対象物搭載装置100から取り外す場合には、使用者が操作部70の第2操作アーム72を操作することにより、図5に示すように、第1操作アーム71を矢印T2方向(嵌合位置設定方向)に揺動させ、第1操作アーム71を第1ストッパ81(嵌合位置設定用のストッパ)に当て、ひいては、揺動盤60を第1枢支具51を中心として矢印R2方向(嵌合位置設定方向)に揺動させる。この結果、図8に示すように、連結ロッド61の他端部61f、ガイドピン50の他端部50bを矢印C1方向(嵌合位置設定方向)に移動させる。これによりガイドピン50の嵌合突起54を矢印A1方向(開き方向,嵌合位置設定方向)に移動させ、嵌合突起54を嵌合位置M1に設定する。
この嵌合位置M1では、図8に示すように、ガイドピン50の中心線αは基板202の法線βに対して角度θ1傾斜する。この嵌合位置M1では、長辺側で隣設する2個のガイドピン50の間隔L1は、図1に示すように、長辺側で隣設する2個の位置決め孔32の間隔L1’に相当する。また、短辺側で隣設する2個のガイドピン50の間隔L2は、短辺側で隣設する2個の位置決め孔32の間隔L2’に相当する。
その後、図8に示すように、脱着アシスト装置200に対して分離している対象物搭載装置100を脱着アシスト装置200の上方に配置し、対象物搭載装置100を矢印Y1方向に下降させる。これにより、脱着アシスト装置200のガイドピン50の嵌合突起54と、対象物搭載装置100の第1可動体3の位置決め孔32とを実際に嵌合させる(図9参照)。
その後、使用者が操作部70の第2操作アーム72を操作することにより、第1操作アーム71を矢印T1方向(図5参照,脱着位置設定方向)に揺動させ、第1操作アーム71を第2ストッパ82に当て、ひいては、揺動盤60を第1枢支具51を中心として矢印R1方向(脱着位置設定方向)に揺動させる。この結果、図10に示すように、連結ロッド61の他端部61fを矢印C2方向に移動させ、ガイドピン50の他端部50bを矢印C2方向(脱着位置設定方向)に揺動させ、ガイドピン50の嵌合突起54を矢印A2方向(閉じ方向,脱着位置設定方向)に移動させ、ガイドピン50の嵌合突起54を脱着位置M3に設定する。
このようにガイドピン50の嵌合突起54が脱着位置M3に設定されているときには、図10に示すように、ガイドピン50の中心線αの傾きは基板202の法線βに近づき、この法線βに対して角度θ2(θ2<θ1)傾斜し、更に、第1可動体3は閉じ方向(矢印A2方向)に移動し、ひいては、第1可動体3に連動する第2可動体4が閉じ方向(矢印B2方向)に移動する。この結果、第2可動体4の係合突起23が閉じ方向(矢印B2方向)に移動し、係合突起23が対象物に与える張力が緩み、係合突起23と対象物1の被係合孔14との係合度が緩む。このように係合度が緩むため、対象物搭載装置100から対象物1を良好且つ簡便に取り外すことができる。
次に、対象物1を保持していない状態の対象物搭載装置100に対象物1を取り付ける場合について説明を加える。この場合においても、対象物1を保持していない対象物搭載装置100は脱着アシスト装置200から分離されている。そして、対象物搭載装置100では、付勢部材43により第1可動体3と第2可動体4との間隔42が広がるようにされており、第1可動体3は開き方向(矢印A1方向)に移動していると共に、第2可動体4も開き方向(矢印B1方向)に移動している。従って、このままでは、第2可動体4の係合突起23は開き方向(矢印B1方向)に移動しているため、第2可動体4の係合突起23の位置と対象物1の被係合孔14との位置が充分に整合しておらず、第2可動体4の係合突起23に対象物1の被係合孔14を良好且つ簡便に係合させることができない。
そこで、使用者が操作部70の第2操作アーム72を操作することにより、第1操作アーム71を矢印T2方向(嵌合位置設定方向)に揺動させ、第1操作アーム71を第1ストッパ81に当て、ひいては揺動盤60を第1枢支具51を中心として矢印R2方向(嵌合位置設定方向)に揺動させ、連結ロッド61の他端部61fを矢印C1方向に移動させ、ガイドピン50の嵌合突起54を嵌合位置M1に設定する。この嵌合位置M1では、前述したように、長辺側で隣設するガイドピン50の間隔L1は、長辺側で隣設する位置決め孔32の間隔L1’に相当する。また、短辺側で隣設するガイドピン50の間隔L2は、短辺側で隣設する位置決め孔32の間隔L2’に相当する。
その後、図8から理解できるように、脱着アシスト装置200に対して分離している対象物搭載装置100を脱着アシスト装置200の上方に配置し、対象物搭載装置100を矢印Y1方向に下降させることにより、脱着アシスト装置200のガイドピン50の嵌合突起54と対象物搭載装置100の第1可動体3の位置決め孔32とを実際に嵌合させる(図9参照)。
その後、使用者が操作部70の第2操作アーム72を操作することにより、第1操作アーム71を矢印T1方向(脱着位置設定方向)に揺動させ、第1操作アーム71を第2ストッパ82に当て、ひいては、揺動盤60を第1枢支具51を中心として矢印R1方向(脱着位置設定方向)に揺動させる。この結果、図10に示すように、連結ロッド61の他端部61f、ガイドピン50の他端部50bを矢印C1方向に移動させ、ガイドピン50の嵌合突起54を矢印A2方向(脱着位置設定方向)へ揺動させ、嵌合突起54を脱着位置M3に設定する。
このようにガイドピン50の嵌合突起54が脱着位置M3に設定されると、第1可動体3が閉じ方向(矢印A2方向)に移動するため、第1可動体3と連動する第2可動体4が閉じ方向(矢印B2方向)に移動される。この結果、第2可動体4の凸状の係合突起23が閉じ方向(矢印B2方向)に移動するため、凸状の係合突起23の位置と凹状の被係合孔14の位置とが整合するようになる。即ち、対象物1の凹状の被係合孔14を第2可動体4の係合突起23に嵌めて係合できるようになる。そこで、対象物1の被係合孔14を第2可動体4の係合突起23に嵌めて係合し、対象物1を第2可動体4に載せる。
その後、使用者が操作部70の第2操作アーム72を操作することにより、第1操作アーム71を矢印T1方向(嵌合位置設定方向)に揺動させ、第1操作アーム71を第2ストッパ82に当て、ひいては揺動盤60を第1枢支具51を中心として矢印R1方向(嵌合位置設定方向)に揺動させ、連結ロッド61を介してガイドピン50の嵌合突起54を嵌合位置M1に設定する。この状態では、第1可動体3が開き方向(矢印A1方向)に変位し、第1可動体3と連動する第2可動体4が開き方向(矢印B1方向)に変位し、ひいては第2可動体4の係合突起23が開き方向(矢印B1方向)に変位するため、第2可動体4の係合突起23が対象物1の被係合孔14に開き方向(矢印B1方向)に張力を与え、係合突起23と被係合孔14との係止度が高まる。これにより対象物1は対象物搭載装置100に良好に保持される。
そして、図8から理解できるように、脱着アシスト装置200に結合している対象物搭載装置100を矢印Y2方向に上昇させ、脱着アシスト装置200のガイドピン50の嵌合突起54から対象物搭載装置100の第1可動体3の位置決め孔32を外すと共に、対象物搭載装置100を脱着アシスト装置200から分離させる。場合によっては、図10に示す状態から、対象物搭載装置100を上昇させ、脱着アシスト装置200のガイドピン50の嵌合突起54から対象物搭載装置100の第1可動体3の位置決め孔32を外すと共に、対象物搭載装置100を脱着アシスト装置200から分離させることにしても良い。
以上の説明から理解できるように本実施例によれば、脱着アシスト装置200を用いることにより、対象物1を対象物搭載装置100に取り付けたり、あるいは、対象物1を対象物搭載装置100から取り外したりすることができる。
さて、本実施例によれば、ガイドピン50の嵌合突起54が脱着位置M3に設定されているとき、ガイドピン50の嵌合突起54を脱着位置M3に良好に維持するための脱着位置維持手段が設けられている。脱着位置維持手段について更に説明を加える。
即ち、図12に模式的に示すように、第1枢支具51の軸芯51pと第3枢支具53の枢支点53pとを仮想的に且つ直線的に結ぶ仮想線80を規定する。揺動盤60が矢印R1,R2方向に揺動したとき、第2枢支具52の軸芯52pは、軸芯51pを中心とする円弧軌跡RAに沿って移動する。このとき、作動機構5の初期位置S1においては、第2枢支具52の軸芯52pは、前述したように、仮想線80に対して、仮想線80に交差する方向91の一方側FAに位置している。そしてガイドピン50の嵌合突起54を脱着位置M3に設定したときには、第2枢支具52の軸芯52pは、仮想線80を越えるように、仮想線80に交差する方向91に沿って変位し、脱着位置Sf(嵌合突起54の脱着位置M3に相当)に移行する。
このように第2枢支具52の軸芯52pが脱着位置Sfに存在しているとき、上記したように対象物1の取付または取り外しが行われている。ここで、第2枢支具52の軸芯52pが仮想線80上に存在するとき、連結ロッド61の他端部61fは開き方向(矢印C2方向)の最も外側に位置する。換言すると、ガイドピン50の嵌合突起54及び第1可動体3は閉じ方向(矢印A2方向)の最も内側に位置しており、最も対象物1寄りに位置する。このため付勢部材43の付勢力から第1可動体3及びガイドピン50を介して連結ロッド61が受ける反力(作動機構5が受ける反力)は最大であり、Fmaxとして示される。
また第2枢支具52の軸芯52pが脱着位置Sf(嵌合突起54の脱着位置M3に相当)に存在するとき、ガイドピン50の嵌合突起54は反力最大位置のときよりも開き方向(矢印A1方向)に移動しているため、付勢部材43の付勢力から第1可動体3及びガイドピン50を介して連結ロッド61が受ける反力(作動機構5が受ける反力)はF1として示される。ここで、F1はFmaxよりも小さい(F1<Fmax)。また第2枢支具52の軸芯52pが初期位置S1に存在するときには、付勢部材43の付勢力から連結ロッド61が受ける反力(作動機構5が受ける反力)はF2であり、同様に、F2はFmax(F2<Fmax)よりも小さい。
従って、上記したようにガイドピン50の嵌合突起54が脱着位置M3に存在するときには、第2枢支具52の軸芯52pが脱着位置Sfから仮想線80を越えて仮想線80に交差する方向94に沿って変位して初期位置S1に戻るためには、連結ロッド61が受ける反力は、上記した反力の最大値Fmaxを越えるように外力を連結ロッド61に与える必要がある。ここで、前述したようにF1<Fmaxの関係であるため、多少の外力が加わっただけでは、反力の最大値Fmaxを越えることができず、第2枢支具52の軸芯52pは脱着位置Sf(嵌合突起54の脱着位置M3に相当)にそのまま維持される。このため上記した対象物1の取付及び取り外し作業を良好に行うことができる。即ち、対象物1の取付及び取り外し作業の途中において、係合突起23が開き方向(矢印B1方向)に過剰に動くことが抑えられる。
なお、第2枢支具52の軸芯52pを脱着位置Sfから反力Fmaxを越えて初期位置S1に戻すためには、使用者が操作部70の第2操作アーム72を操作して第1操作アーム71を矢印T1方向(嵌合位置設定方向)に強制的に揺動させる必要がある。
本実施例によれば、ガイドピン50の嵌合突起54は球状面54mで規定された球状とされており、第1可動体3に埋設されている位置決め部材31に揺動可能に係合される。このようにガイドピン50の嵌合突起54は球状であるため、第1可動体3の位置決め部材31の位置決め孔32を区画する内壁面32fに対して接触面積を少なくでき、摩擦抵抗を低減でき、ガイドピン50の駆動力を第1可動体3に効率よく伝達させ得るためである。
(その他)
上記した実施例によれば、第1可動体3は対象物1の回りに合計4個設けられているが、これに限られるものではなく、対象物1の回りに合計3個、あるいは5個等設けることにしても良い。対象物1はスクリーン印刷で用いるスクリーンに限定されるものではなく、他のものでも良い。上記した実施例によれば、係合突起23は凸状をなすと共に被係合孔14は凹状をなすが、これに限らず、係合突起23は凹状をなすと共に被係合孔14は凸状をなす構成としても良い。係合突起23は第2可動体4に設けられているが、これに限らず、第1可動体3に設けることにしても良い。本発明は上記し且つ図面に示した実施例のみに限定されるものではなく、必要に応じて適宜変更して実施できる。
本発明は対象物の取付及び取外しを行うための対象物保持脱着装置に利用することができる。
対象物搭載装置と脱着アシスト装置とを分離して示す斜視図である。 対象物搭載装置の平面図である。 対象物搭載装置の第1可動体と第2可動体とが接続されている部分を示す平面図である。 対象物搭載装置の第1可動体と第2可動体とが接続されている部分を示す側面図である。 作動機構をもつ脱着アシスト装置の裏面を示すと共に作動機構の初期位置を示す底面図である。 脱着アシスト装置のガイドピン付近の断面図である。 作動機構をもつ脱着アシスト装置の裏面を示し、第1枢支具、第2枢支具、第3枢支具とを結ぶ仮想線が一直線となるときにおける底面図である。 脱着アシスト装置のガイドピンの嵌合突起に対象物搭載装置の位置決め孔を嵌合する直前の状態を示す断面図である。 脱着アシスト装置のガイドピンの嵌合突起に対象物搭載装置の位置決め孔を嵌合している状態を示す断面図である。 脱着アシスト装置のガイドピンの嵌合突起に対象物搭載装置の位置決め孔を嵌合すると共に、ガイドピンの嵌合突起を脱着位置に設定している状態を示す断面図である。 脱着アシスト装置のガイドピンの嵌合突起に対象物搭載装置の位置決め孔を嵌合していると共に、第1枢支具、第2枢支具、第3枢支具とを結ぶ仮想線が一直線となるときの状態を示す断面図である。 脱着位置維持手段の機構を模式的に示す説明図である。
符号の説明
図中、1は対象物、23は係合突起(係合部)、3は第1可動体、32は位置決め孔、4は第2可動体、42は間隔、43は付勢部材、44は連動部材、45は接続要素、5は作動機構、50はガイドピン(揺動体)、51は第1枢支具、52は第2枢支具、53は第3枢支具、54は嵌合突起、6は揺動機構、60は揺動盤、61は連結ロッド(連結部材)、62は連結具、80は仮想線、81は第1ストッパ、82は第2ストッパ、M1は嵌合位置、M3は脱着位置を示す。

Claims (11)

  1. 凹または凸状の被係合部を有する対象物を保持する対象物搭載装置と、前記対象物搭載装置に対して分離して設けられ前記対象物搭載装置から前記対象物を脱着させる脱着アシスト装置とを具備しており、
    前記対象物搭載装置は、前記対象物の前記被係合部に脱着可能に係合する凸または凹状の係合部と前記脱着アシスト装置により位置決めされる位置決め孔とを有する可動体を備えており、
    前記脱着アシスト装置は、前記対象物搭載装置の前記可動体の前記位置決め孔に嵌合可能な嵌合位置と前記対象物を脱着させる脱着位置との間で揺動可能な嵌合突起をもつ揺動体を備えており、
    前記揺動体の前記嵌合突起を前記嵌合位置に揺動した状態で、前記脱着アシスト装置の前記揺動体の前記嵌合突起と前記対象物搭載装置に前記対象物搭載装置の前記可動体の前記位置決め孔とを嵌合させ、その後、
    前記揺動体の前記嵌合突起を前記脱着位置に揺動することにより、前記可動体の係合部と前記対象物の被係合部との係合度を緩めるように前記可動体を位置決めし、前記対象物搭載装置から前記対象物を脱着可能とすることを特徴とする対象物保持脱着装置。
  2. 請求項1において、前記対象物は、流動物を透過させる透孔をもつ板状をなすことを特徴とする対象物保持脱着装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記対象物搭載装置において保持されている前記対象物に張力を与える付勢部材が前記対象物搭載装置に設けられていることを特徴とする対象物保持脱着装置。
  4. 請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項において、前記可動体は、第1可動体と、第2可動体と、前記第1可動体及び前記第2可動体を連動させる連動部材とを有することを特徴とする対象物保持脱着装置。
  5. 請求項3または請求項4において、前記付勢部材は、前記第1可動体と前記第2可動体との間に設けられており、前記第1可動体と前記第2可動体との間の間隔を広げる方向に付勢していることを特徴とする対象物保持脱着装置。
  6. 請求項1〜請求項5のうちのいずれか一項において、手作業または駆動源で操作され操作に伴い前記作動機構を作動させる操作部が設けられていることを特徴とする対象物保持脱着装置。
  7. 請求項1〜請求項6のうちのいずれか一項ににおいて、前記揺動体の嵌合突起を嵌合位置に設定するための一のストッパと、前記揺動体の嵌合突起を脱着位置に設定するための他の第2ストッパとが設けられていることを特徴とする対象物保持脱着装置。
  8. 請求項1〜請求項7のうちのいずれ一項において、前記作動機構は、前記脱着アシスト装置に第1枢支具により揺動可能に枢支された揺動盤と、前記揺動盤と前記揺動体とに連結され前記揺動盤の動作を前記揺動体に伝達する連結部材とを有しており、
    前記連結部材の一端部は前記揺動盤に前記第2枢支具により揺動可能に枢支され、前記連結部材の他端部は前記揺動体に連結されていることを特徴とする対象物保持脱着装置。
  9. 請求項1〜請求項8のうちのいずれ一項において、前記揺動体は第3枢支具により前記脱着アシスト装置に揺動可能に枢支されていることを特徴とする対象物保持脱着装置。
  10. 請求項1〜請求項9のうちのいずれ一項において、前記揺動体の揺動量が脱着位置に設定されているとき、前記揺動体を脱着位置に維持する脱着位置維持手段が前記脱着アシスト装置に設けられていることを特徴とする対象物保持脱着装置。
  11. 請求項10において、前記第1枢支具と前記第3枢支具とを直線的に結ぶ仮想線を規定したとき、前記作動機構の初期位置から前記揺動盤が対象物脱着方向に揺動すると、前記第2枢支具の軸芯は前記仮想線に交差する方向に沿って変位して前記仮想線を越えることを特徴とする対象物保持脱着装置。
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