JP2005186335A - 画像形成装置 - Google Patents

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智志 坂田
Kazumichi Yamauchi
一道 山内
Hiroyuki Watanabe
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Abstract

【課題】複数の要因によって生じる画像形成位置の不整合を補正して、表面/裏面の位置精度を向上させる。
【解決手段】画像形成装置1は、転写紙の紙種の特性を示す指標及び紙種毎に転写紙が格納されるトレイに応じて、倍率、先端タイミング、片寄り等の調整データを操作表示部12から入力させて、入力された調整データを調整ファイル11fに設定する。そして、画像形成を行う際に、転写紙の紙種の特性を示す指標及びトレイに応じて調整データを調整ファイル11fから取得して、調整データに基づいて画像形成を行わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の紙種の転写紙の両面に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、プリンタや複写機等の高機能化が実現されるに伴い、用途に応じて多種類の転写紙に画像形成を行う画像形成装置が種々開発されている。画像形成に用いられる転写紙は、紙種に応じてその特性が変化する。そこで、普通紙、トレーシングペーパ、OHPフィルム等の紙種の異なる転写紙に画像データの倍率を変化させて画像形成を行う場合、定型的な倍率設定だけでなく、紙種に応じた補正倍率を設定して画像形成を行う画像形成装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−119598号公報
しかしながら、近年の画像形成装置の高機能化に伴い、転写紙の動きや転写紙に与えられる外部要因が複雑化し、倍率を補正するだけでは、紙種の特性に拠る画像形成の不整合を補正しきれないという問題があった。例えば、転写紙の表/裏の両面に画像形成を行う場合、最初に表面への画像形成が行われると、表面の定着時の加熱により転写紙に含まれる水分が蒸発し、転写紙の収縮が生じる。その後、転写紙が収縮した状態のまま裏面への画像形成が行われると、裏面の画像形成終了後、転写紙が吸湿して収縮が戻ることにより、転写紙に画像形成された画像が拡大する。すなわち、表面と裏面の画像サイズが異なるという問題があった。この場合、画像の倍率の補正だけでは、表面画像と裏面画像との位置ズレや片寄りを調整することができず、位置精度を向上させることができなかった。
また、上述したように同一の紙種であっても、表/裏に応じて補正値に違いが生じるため、紙種に応じた補正だけではなく、JOBモードに応じた補正も必要となる。さらに、定着時の加熱による転写紙の収縮は、紙種の微差によっても生じるため、普通紙、トレーシングペーパ、OHPといった大別的な分類では対応しきれず、より詳細な材質、紙のスキ方向、重さ、厚さ等の複数の要因に応じて紙種を分類する必要がある。
本発明の課題は、複数の要因によって生じる画像形成位置の不整合を補正して、表面/裏面の位置精度を向上させることが可能な画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
複数の紙種の特性を示す指標の転写紙に画像形成する画像形成部を備える画像形成装置であって、
前記複数の紙種の特性を示す指標に応じて調整データを書き換え可能に記憶する調整ファイルと、
転写紙の紙種の特性を示す指標に応じた調整データに基づいて、画像形成部に画像形成を行わせる制御部と、
を備えることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、
前記調整データを設定するための設定画面を表示し、当該設定画面において調整データを紙種の特性を示す指標に応じて入力させる操作表示部を備え、
前記調整ファイルは、前記設定画面において入力された調整データを紙種の特性を示す指標に応じて記憶することを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、
前記操作表示部は、縦/横倍率、先端タイミング及び片寄りのうち少なくとも一以上の調整データを転写紙の表面及び裏面に応じて入力させ、
前記調整ファイルは、入力された縦/横倍率、先端タイミング及び片寄りのうち少なくとも一以上の調整データを転写紙の表面及び裏面に応じて記憶することを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の画像形成装置において、
前記操作表示部は、転写紙の材質、坪量、製造方法、銘柄、サイズ、スキ方向、表面粗さのうち少なくとも一以上の紙種の特性を示す指標又はこれらを組み合わせた紙種の特性を示す指標に応じて前記調整データを入力させ、
前記調整ファイルは、転写紙の材質、坪量、製造方法、銘柄、サイズ、スキ方向、表面粗さのうち少なくとも一以上の紙種の特性を示す指標又はこれらを組み合わせた紙種の特性を示す指標に応じて前記調整データを記憶し、
前記制御部は、前記転写紙の紙種の特性を示す指標に応じた調整データに基づいて、画像形成部に画像形成を行わせることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
複数の紙種毎に転写紙を格納する複数のトレイを備え、
前記調整ファイルは、前記紙種及びトレイのうち少なくとも一方に対応付けて調整データを記憶し、
前記制御部は、紙種及びトレイのうち少なくとも一方に応じた調整データに基づいて、画像形成部に画像形成を行わせることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像形成装置において、
前記調整ファイルは、予め設定された調整データの基準値を記憶し、
前記制御部は、紙種及びトレイのうち少なくとも一方に応じた調整データが前記調整ファイルに記憶されていない場合、前記予め設定された調整データの基準値に基づいて、画像形成部に画像形成を行わせることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5又は6記載の画像形成装置において、
前記調整ファイルは、JOBモードに対応付けて調整データを記憶し、
前記制御部は、JOBモードに応じた調整データに基づいて、画像形成部に画像形成を行わせることを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載画像形成装置において、
前記制御部は、実行すべきJOBのうち少なくとも一部のJOBを実行させた後に、前記調整ファイルの調整データを書き換える調整モードを設定することを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、調整ファイルに記憶された調整データを複数の紙種の特性を示す指標に応じて取得し、当該調整データに基づいて最適な画像形成を行うことができるため、品質のよい画像を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、ユーザにより設定された調整データを調整ファイルに記憶し、適宜最適な調整データを取得して、画像形成を行うことができるため、画像形成毎に調整データを設定する必要がなく、容易に最適な調整データに基づいて、画像形成を行うことができる。また、調整データの微調整を行うことにより、より品質のよい画像を提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、転写紙の紙種の特性を示す指標、転写紙の表面/裏面に応じて、縦/横倍率、先端タイミング、片寄り等の調整データをユーザにより設定可能となるため、ユーザの使用目的に応じて最適な調整を行うことができ、精度良く転写紙の表面及び裏面に画像形成することができる。
請求項4記載の発明によれば、複数の紙種(例えば、材質、坪量、銘柄、製造方法、サイズ、スキ方向、表面粗さ等)に応じて、調整データを設定することができるため、詳細な転写紙の性質に応じて調整データを設定できる。これにより、紙種の微差によって生じる位置ズレや片寄りを精度よく補正することができる。
請求項5記載の発明によれば、紙種を意識することなくトレイの種類に応じて、最適な調整データに基づいて画像形成を行うことができる。これにより、ユーザは、複雑な紙種をそれぞれ把握する必要がなく、紙種の選択ミス等を防止することができる。
請求項6記載の発明によれば、紙種、トレイに対応する調整データがない場合に、調整データの基準値に基づいて画像形成を行うことができる。これにより、調整データを設定していない場合であっても、基準値に基づいて精度よく画像形成を行うことができる。
請求項7記載の発明によれば、設定されたJOBモードに応じて、最適な調整データを取得させて画像形成を行わせることができる。これにより、例えば、JOBモードに応じて、表面/裏面への画像形成の有無を制御することができ、最適な調整データに基づいて画像形成を行うことができる。
請求項8記載の発明によれば、例えば、JOBの一部を実行して出力された画像確認を行う場合に、画像確認後に調整モードが設定され、調整データの設定、登録を行わせることができる。これにより、画像確認後に、調整データの再設定を行うことができ、転写紙に形成される画像の倍率や画像位置を微調整して高精度に画像を形成することができる。
以下、図1〜図7を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1は、本実施の形態における画像形成装置1の機能的構成を示すブロック図である。図1に示すように、画像形成装置1は、制御部11、操作表示部12、読込部13、画像形成部14、エンジン制御部15、駆動部16、センサ部17等から構成されている。
制御部11は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、RAM(Random AccessMemory)11c、I/O11d、不揮発メモリ11e等により構成される。CPU11aは、ROM11bに記憶された各種制御プログラムをRAM11cの記憶領域に展開し、当該プログラムに基づいて画像形成装置1全体の制御や各部への指示等の各種処理を行う。例えば、CPU11aは、ROM11bから登録処理プログラム、調整データ設定処理プログラムを読み出して、後述する登録処理(図4参照)、調整データ設定処理(図5参照)を実行する。なお、各処理の詳細は後述する。
また、I/O11dは、CPU11aと、操作表示部12、読込部13、画像形成部14等との間でデータの入出力を行うインターフェースである。不揮発メモリ11eは、電気的に書き換え可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やHDD(Hard Disc Drive)から構成され、各種処理プログラム及び処理プログラムで処理されたデータ等を格納している。例えば、不揮発メモリ11eは、後述する登録処理において登録された調整データ等を格納する調整ファイル11fを記憶している。
図3を参照して、不揮発メモリ11eに格納される調整ファイル11fについて説明する。図3は、調整ファイル11fのデータ構成例を示す図である。図3に示すように、調整ファイル11fは、登録名、トレイ、紙種1(材質)、紙種2(坪量)、紙種3(銘柄)を含む設定条件と、倍率(表面/裏面)、先端タイミング(表面/裏面)、片寄り(表面/裏面)を含む調整データとを格納するレコード11g〜11nにより構成される。
まず、設定条件が格納されるレコード11g〜11kについて説明する。
登録名のレコード11gには、後述する調整データ設定画面においてユーザから入力される登録名のテキストデータが、例えば、「ファイル1(PPC)」として格納されている。トレイのレコード11hには、画像形成部14に備えられる複数のトレイの中から選択されたトレイの種類を示すデータが、例えば、「トレイ1」として格納されている。紙種1(材質)のレコードには、紙種の特性を示す指標のうち材質を示すデータが、例えば、「PPC用紙縦目」として格納されている。紙種2(坪量)のレコード11jには、転写紙の面積当たりの重量を示す坪量の数値データが、例えば、「〜60g/m2」として格納されている。紙種3(銘柄)のレコード11kには、転写紙の銘柄(名称)を示すテキストデータが、例えば、「○○紙」として格納されている。
次に調整データが格納されるレコード11l〜11nについて説明する。なお、調整データは、転写紙の表面/裏面に対応付けてそれぞれ記憶されており、上段が表面に対応するデータであり、下段が裏面に対応するデータである。
倍率のレコード11lには、転写紙の表面/裏面の倍率を設定するための調整データが、例えば「0.1%,−0.1%」として格納されている。先端タイミングのレコード11mには、転写紙の表面/裏面への書き出しタイミングを設定するための調整データが、「0.1mm,0.2mm」として格納されている。片寄りのレコード11nには、転写紙の表面/裏面の幅に対する片寄りを補正するための調整データが、例えば、「0.2mm,0.1mm」として格納されている。
なお、調整ファイル11fに格納される紙種1〜3は一例であり、その他種々の紙種の特性を示す指標(例えば、サイズ、製造方法、スキ方向、表面粗さ等)が記憶されている構成であってもよい。また、調整ファイル11fに紙種及びトレイの少なくとも一方が記憶されていればよく、どちらか一方に基づいて調整データが取得可能な構成であればよい。或いは、登録名、トレイ、紙種1〜3の組み合わせに応じて調整データが取得される構成であってもよい。
さらに、調整ファイル11fは、JOBモードに対応付けて調整データが記憶されていてもよい。例えば、両面印刷を行うJOBモードには、表面/裏面の調整データが対応付けて記憶され、その他のJOBモードには、一面のみの調整データが記憶される構成であっても良い。これにより、選択されたJOBモードに応じて調整ファイル11fから調整データが取得され、JOBモードの応じた画像形成を行うことができる。
制御部11は、上述した調整ファイル11fに記憶される調整データを取得し、画像形成部14、エンジン制御部15を制御して、転写紙に画像データの画像形成を行わせる。具体的に、制御部11は、倍率を調整データに基づいて補正する場合、主走査方向にあっては、画像書込みクロック周波数を可変することにより調整し、副走査方向にあっては、感光体と転写紙の速度を可変することにより調整する。また、先端タイミングを調整データに基づいて補正する場合、副走査方向の画像書き出しタイミングを可変することにより調整するか、感光体への転写紙進入タイミングを可変することにより調整する。さらに、片寄りを補正する場合、主走査方向の書き出しタイミングを可変することにより調整する。なお、制御部11は、上記制御を表面/裏面に応じて独立に制御して調整を行う。
操作表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部11から入力される表示信号の指示に従って表示画面上に各種操作ボタンや装置の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。LCDの表示画面上は、透明電極を格子状に配置して構成された感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネルに覆われており、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として制御部11に出力する。また、操作表示部12は、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、ボタン操作による操作信号を制御部11に出力する。なお、操作表示部12は、操作部と表示部とが別体として構成されていてもよい。
読込部13は、光源、ミラー群、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)等により構成される。読込部13は、制御部11の制御に応じて光源から原稿へ照明走査した光をミラー群により反射させ、反射光をレンズにより結像してCCDにより光電変換して原稿画像を読み取り、読み取った画像データを画像形成部14に出力する。
書込部14は、LD(Laser Diode)、感光ドラム、複数の紙種毎に転写紙を格納する複数のトレイ、画像形成後の転写紙を排出する排紙部等を備えて構成される。書込部14は、画像信号に基づいてLDを駆動制御して、感光ドラム表面に静電潜像を形成する。さらに、感光ドラム表面の静電潜像を含む領域にトナーを付着させ、給紙部から搬送される転写紙にトナーを転写して定着させた後、排出部から排出する。
エンジン制御部15は、制御部11の制御により、調整データと、センサ部17から入力されるデータとに基づいて、各駆動部16を制御する。駆動部16は、モータ等からなり、エンジン制御部15の制御に応じて駆動される。センサ部17は、例えば、温度センサ、バイパスセンサ、通過検知センサ、排紙センサ等により構成され、検出信号をエンジン制御部15に出力する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
なお、動作説明の前提として、以下のフローチャートに記述されている各処理を実現するためのプログラムは、画像形成装置1のCPU11aが読み取り可能なプログラムコードの形態でROM11bに格納されており、CPU11aは、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
図4を参照して、調整ファイル11fに調整データの登録を行う登録処理について説明する。図4は、画像形成装置1のCPU11aにより実行される登録処理を示すフローチャートである。図4に示すように、CPU11aは、操作表示部12を介して、ユーザから調整データの設定指示が入力されたか否かを判別し(ステップS1)、調整データの設定指示が入力された場合(ステップS1;YES)、調整モードを設定し、操作表示部12に調整データ設定画面を表示させる(ステップS2)。ここで、図6を参照して、調整データ設定画面について説明する。
図6は、調整データ設定画面121の一例を示す図である。図6に示すように、調整画面121には、登録名を入力する項目121a、表面の調整データを入力する領域121b、裏面の調整データを入力する領域121c、確定の指示を入力する確定ボタン121d、登録の指示を入力する登録ボタン121eが設けられている。また、領域121bには、倍率の調整データを表示する領域121f、倍率の調整データを入力するボタン121g、先端タイミングの調整データを表示する領域121h、先端タイミングの調整データを入力するボタン121i、片寄りの調整データを表示する領域121j、片寄りの調整データを入力するボタン121kが設けられている。
調整設定画面121において、領域121bに設けられる各ボタン121g,121i,121kが指示されることにより、転写紙の表面における各種調整データが入力され、対応する表示領域121f,121h,121jに調整データが表示される。また、領域121cにも、領域121bと同様に、各調整データの表示領域及び入力ボタンが設けられ、対応するボタンが指示されることにより、転写紙の裏面における各種調整データが入力され、対応する表示領域に設定値が表示される。また、確定ボタン121dが指示されると、後述する設定条件入力画面が表示される。さらに、登録ボタン121eが指示されると、入力された各調整データが調整ファイル11fに格納されて登録が行われる。
図4に戻り、CPU11aは、操作表示部12に表示させた調整データ設定画面121において、調整データの設定を行う調整データ設定処理を実行する(ステップS3)。図5を参照して、調整データ設定処理について説明する。図5は、登録処理の一部として実行される調整データ設定処理を示すフローチャートである。
図5に示すように、CPU11aは、上述した調整データ設定画面121において、登録名を入力する項目が選択された場合(ステップS11;YES)、登録名を入力させる(ステップS12)。次いで、表面が選択され(ステップS13;YES)、倍率の項目が選択されると(ステップS14;YES)、倍率の調整データを入力させ(ステップS15)、先端タイミングの項目が選択されると(ステップS16;YES)、先端タイミングの調整データを入力させ(ステップS17)、片寄りの項目が選択されると(ステップS18)、偏りの調整データを入力させる(ステップS19)。
続いて、裏面が選択された場合(ステップS20;YES)、上述したステップS14〜S19の処理を繰り返して実行し、裏面の倍率、先端タイミング、片寄りの各調整データを入力させる。続いて、調整データ設定画面121において、確定ボタンが指示されたか否かを判別し(ステップS21)、確定ボタンが指示された場合(ステップS21;YES)、設定条件入力画面(図7参照)を表示させる(ステップS22)。
図7を参照して、設定条件入力画面について説明する。
図7は、設定条件入力画面122の一例を示す図である。図7に示すように、設定条件入力画面122には、登録名を表示する領域122a、トレイの種類を選択する項目122b、材質を選択する項目122c、坪量を選択する項目122d、銘柄を選択する項目122e、確定の指示を入力するボタン122fが設けられている。
領域122aには、調整データ入力画面121において、入力された登録名が表示される。項目122bには、画像形成装置1に備えるトレイの種類を選択入力するためトレイの種類が一覧表示されている。項目122cには、第1の紙種の特性を示す指標として、材質の種類が一覧表示されている。項目122dには、第2の紙種の特性を示す指標として、所定範囲に区分された坪量が一覧表示されている。項目122eには、第3の紙種の特性を示す指標として、転写紙の銘柄が一覧表示されている。
図5に戻り、CPU11aは、操作表示部12に表示させた設定条件入力画面122において設定条件を入力させ、入力された設定条件を取得する(ステップS23)。そして、設定条件入力画面122において、確定ボタンが指示されたか否かを判別し(ステップS24)、確定ボタンが指示された場合(ステップS24;YES)、設定条件入力画面を閉じて調整データ設定画面に戻り、調整データ設定画面において、登録ボタンが指示されたか否かを判別する(ステップS25)。そして、登録ボタンが指示された場合(ステップS25;YES)、本調整データ設定処理を終了して、登録処理に移行する。
続いて、図4に戻り、CPU11aは、調整データの設定を終了する指示がされた場合(ステップS4;YES)、調整データ及び設定条件を調整ファイル11fの所定のレコードに格納させる(ステップS5)。次いで、登録を終了するか否かを判別し(ステップS6)、登録を継続して行う指示が入力された場合(ステップS6;NO)、ステップS2に移行して上述した処理を繰り返して実行する。一方、登録を終了する指示が入力された場合(ステップS6;YES)、本登録処理を終了する。なお、ステップS4において、調整データ設定処理が正しく終了されず、エラー等が発生した場合(ステップS4;NO)、調整データ設定処理で設定されたデータによる調整ファイル11fの書き換えを行わずに本登録処理を終了する。
以上のように、本実施の形態の画像形成装置1によれば、転写紙の紙種及び当該紙種毎に転写紙が格納されるトレイに応じて、縦/横倍率、先端タイミング、片寄り等の調整データを操作表示部12から入力させて、入力された調整データを調整ファイル11fに設定する。そして、画像形成を行う際に、転写紙の紙種及びトレイに応じて調整ファイル11fから調整データを取得し、調整データに基づく画像形成を行わせる。
したがって、転写紙の紙種の特性を示す指標、転写紙を格納するトレイ、転写紙の表面/裏面に応じて、縦/横倍率、先端タイミング、片寄り等の調整データをユーザにより設定可能となるため、ユーザの使用目的に応じて最適な調整を行うことができ、精度良く転写紙の表面及び裏面に画像を形成することができる。また、縦/横倍率、先端タイミング、片寄り等の調整データを設定することにより、転写紙に形成される画像の倍率補正、位置ズレや片寄りの補正を精度よく行うことができ、高品質な画像を提供することができる。
また、複数の紙種の特性を示す指標(例えば、材質、坪量、銘柄、製造方法、サイズ、スキ方向、表面粗さ等)に応じて、調整データを設定することができるため、詳細な転写紙の性質に応じて調整データを設定できる。これにより、紙種の微差によって生じる位置ズレや片寄りを精度よく補正することができる。
また、ユーザにより設定された調整データを複数調整ファイル11fに記憶させ、ユーザの設定又は紙種の特性を示す指標、トレイ等に応じて、適宜最適な調整データを取得して、画像形成を行うことができるため、画像形成毎に調整データを設定する必要がなく、容易に最適な調整データに基づいて、画像形成を行うことができる。
或いは、トレイ毎に調整データを設定可能としたため、紙種を意識することなくトレイの種類に応じて、最適な調整データに基づいて画像形成を行うことができる。これにより、ユーザは、複雑な紙種をそれぞれ把握する必要がなく、紙種の選択ミス等を防止することができる。
なお、上述した本実施の形態における記述は、本発明に係る好適な画像形成装置の一例であり、これに限定されるものではない。例えば、調整ファイル11fに記憶される調整データはJOBモードに対応付けて記憶される構成であってもよい。具体的に、両面印刷を行うJOBモードには、転写紙の表面/裏面に応じた調整データ記憶させ、両面印刷以外を行うJOBモードには、転写紙の一面に対応する調整データを記憶させることにより、設定されたJOBモードに応じて、最適な調整データを取得させて画像形成を行わせることができる。これにより、例えば、表面/裏面に応じて、画像形成時の条件が異なる場合に、最適な調整データに基づいて画像形成を行うことができる。
また、本実施の形態においては、ユーザの指示に応じて、調整モードを設定して、調整データの設定、登録を行う構成として説明を行ったが、これに限らない。例えば、JOBの一部を実行して出力された画像確認を行う場合に、画像確認後に調整モードが設定され、調整データの設定、登録が行われる構成であってもよい。これにより、画像確認後に、調整データの再設定を行うことができ、転写紙に形成される画像の倍率や画像位置を微調整して高精度な画像を提供することができる。
また、本実施の形態における紙種や調整データの種類は、上述した例に限定されない。例えば、紙種は、OHPシート、トレーシングペーパ、フィルム等を含む構成であってもよい。或いは、調整データは、紙送りの速度やドラムの回転速度等を含む構成であってもよい。
また、本実施の形態においては、ユーザにより設定された調整データに基づいて、画像形成を行う場合を例として説明したが、これに限らず、例えば、調整ファイル11fに、予め設定された調整データの基準値を記憶しておき、ユーザの指示に応じて又は紙種、トレイ、JOBモードに対応する調整データがない場合に、調整データの基準値に基づいて画像形成が行われる構成であってもよい。これにより、調整データを設定していない場合であっても、基準値に基づいて精度よく画像形成を行うことができる。或いは、基準値に基づいて、調整データを微調整することにより、最適な調整データを容易に設定することができる。
さらに、本実施の形態においては、調整データ入力画面において入力された調整データをトレイ、紙種の特性を示す指標等に基づいて調整ファイル11fに記憶する構成として説明を行ったが、調整ファイル11fに調整データを記憶せずにRAM11cに一時的に記憶させ、入力された調整データに基づいて画像形成を行なった後、RAM11cから調整データを消去する構成であってもよい。これにより、不必要な調整データを調整ファイル11fに記憶させることがなく、不揮発メモリ11eのデータ容量を効率良く使用することができる。
その他、本実施の形態における画像形成装置1の構成部分の細部構成、及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明を適用した実施の形態における画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。 図1に示す制御部11の要部構成を示すブロック図である。 図2に示す調整ファイル11fのデータ構成例を示す図である。 図2に示すCPU11により実行される登録処理を示すフローチャートである。 図3に示す登録処理の一部として実行される調整データ設定処理を示すフローチャートである。 操作表示部12に表示される調整データ設定画面121の一例を示す図である。 操作表示部12に表示される設定条件入力画面122の一例を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
11 制御部
11a CPU
11b ROM
11c RAM
11d I/O
11e 不揮発メモリ
11f 調整ファイル
12 操作表示部
13 読込部
14 画像形成部
15 エンジン制御部
16 駆動部
17 センサ部

Claims (8)

  1. 転写紙に画像データを画像形成する画像形成部を備える画像形成装置であって、
    前記複数の紙種の特性を示す指標に応じて調整データを書き換え可能に記憶する調整ファイルと、
    転写紙の紙種の特性を示す指標に応じた調整データに基づいて、画像形成部に画像形成を行わせる制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記調整データを設定するための設定画面を表示し、当該設定画面において調整データを紙種の特性を示す指標に応じて入力させる操作表示部を備え、
    前記調整ファイルは、前記設定画面において入力された調整データを紙種の特性を示す指標に応じて記憶することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記操作表示部は、縦/横倍率、先端タイミング及び片寄りのうち少なくとも一以上の調整データを転写紙の表面及び裏面に応じて入力させ、
    前記調整ファイルは、入力された縦/横倍率、先端タイミング及び片寄りのうち少なくとも一以上の調整データを転写紙の表面及び裏面に応じて記憶することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記操作表示部は、転写紙の材質、坪量、製造方法、銘柄、サイズ、スキ方向、表面粗さのうち少なくとも一以上の紙種の特性を示す指標又はこれらを組み合わせた紙種の特性を示す指標に応じて前記調整データを入力させ、
    前記調整ファイルは、転写紙の材質、坪量、製造方法、銘柄、サイズ、スキ方向、表面粗さのうち少なくとも一以上の紙種の特性を示す指標又はこれらを組み合わせた紙種の特性を示す指標に応じて前記調整データを記憶し、
    前記制御部は、前記転写紙の紙種の特性を示す指標に応じた調整データに基づいて、画像形成部に画像形成を行わせることを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
  5. 複数の紙種毎に転写紙を格納する複数のトレイを備え、
    前記調整ファイルは、前記紙種及びトレイのうち少なくとも一方に対応付けて調整データを記憶し、
    前記制御部は、紙種及びトレイのうち少なくとも一方に応じた調整データに基づいて、画像形成部に画像形成を行わせることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記調整ファイルは、予め設定された調整データの基準値を記憶し、
    前記制御部は、紙種及びトレイのうち少なくとも一方に応じた調整データが前記調整ファイルに記憶されていない場合、前記予め設定された調整データの基準値に基づいて、画像形成部に画像形成を行わせることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記調整ファイルは、JOBモードに対応付けて調整データを記憶し、
    前記制御部は、JOBモードに応じた調整データに基づいて、画像形成部に画像形成を行わせることを特徴とする請求項5又は6記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、実行すべきJOBのうち少なくとも一部のJOBを実行させた後に、前記調整ファイルの調整データを書き換える調整モードを設定することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載画像形成装置。
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